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清潔感のあるカラーのdynabook CZ/MYの実機レビュー

CPU | Core i7-1355U |
---|---|
メモリ | 16GB / 32GB |
SSD | 512GB |
画面サイズ | 16型 16:10 |
画面種類 | 1920×1200 非光沢 |
質量 | 約1.85kg |
バッテリー | 42.51Wh |
価格[税込] | 13万円台~ ※ |
※ シークレットサイト価格
dynabook CZ/MYは、シルバーとホワイトの清潔感のあるカラーのノートPCです。リビングなどで使うときに、よくマッチすると思います。
dynabookブランドということで安心感もあります。
自分でバッテリー交換ができる点も特徴です。
第13世代のCoreプロセッサーを搭載し、性能は普通ですが、家庭用ノートPCとしては十分でしょう。
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は、以下の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Core i7-1355U、32GBメモリ、512GB SSD
このページをご覧の方だけに
当サイト経由で以下のDynabookシークレットサイトへアクセスすると、パソコンが割引価格で購入できます。Dynabook製品をご購入の際は、是非ご活用下さい。
目次
お忙しい方は、「dynabook CZ/MYの特徴」のみお読みください。
dynabook CZ/MYの特徴
清潔感のあるカラー
dynabook CZ/MYは、キーボード面と天板がシルバーで、底面がホワイトとなっており、清潔感のあるカラーです。リビングなどで使うときに、よくマッチすると思います。
なお、先日、dynabook PZ/MYをレビューしましたが、この機種はボディーカラーが異なるだけで、それ以外はほぼ一緒です。デザインにこだわりがなければ、dynabook PZ/MYのほうが安く購入することができます。

バッテリー交換が可能
本製品は、自分で簡単にバッテリーを交換することができます。バッテリーがヘタったときに、わざわざメーカーまで送って交換してもらう必要がありません。

大きなディスプレイ
本製品は、16型の大きめのディスプレイを搭載しているので、ご年配の方でも文字が見やすいです。また、今回のモデルから、ディスプレイの画面比が16:10になり、従来の16:9より縦方向の比率が上がりました。Webページなどの縦長のコンテンツが見やすくなっています。

メモリ交換がしやすい
dynabook CZ/MYの底面には、小さなカバーがあり、そこを開けるとメモリスロットがあります。底面カバーを全て外さなくても、メモリの交換ができるので便利です。
なお、16GBメモリのモデルは、メモリが1枚しか搭載されていません。シングルチャネルとなるため、メモリの帯域が狭いです。32GBメモリのモデルであれば、2枚搭載されています。

ポート類が充実
ポート類はかなり充実しています。Thunderbolt4やHDMIはもちろん、LANポート、SDカードスロットまで搭載しています。ビジネス用途でも困ることはないでしょう。


やや残念な点
やや残念な点としては、キーボードバックライトがない点、顔認証および指紋認証に対応していない点です。ただ、このあたりは、不要な方も多いでしょう。
また、CPUが、1つ前の機種から変わっていません。世代の古いCPUなので性能はそこまで高くありません。ただ、家庭で使う分には問題ないと思います。
各用途の快適度
各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても変わってきますので、参考程度にご覧下さい。
用途 | 快適度 | コメント |
Web閲覧 Office作業 |
◎ | CPU性能は高くありませんが、問題なく使えるでしょう。 |
---|---|---|
動画鑑賞 | ○ | ディスプレイがあまり色鮮やかではありませんが、スペック面では十分です。スピーカー音は普通です。 |
RAW現像 画像編集 |
△ | 色域が狭いので画像編集向きではありません。 |
動画編集 | △ | あまり動画編集向きのPCではありません。 |
ゲーム | △ | グラフィックス性能がそこまで高くないので、ゲーム向きのPCではありません。 |
ディスプレイのチェック
ディスプレイは、仕事で使うには問題ありませんが、色域が狭いので、画像や映像はそこまで綺麗ではありません。詳細については、以下のタブをクリックしてご覧ください。
なお、液晶は、パネルの特性や製造工程により、各製品で色合いが異なる場合があります。
- 色域・輝度
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき - フリッカー
色域は狭いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は61%でした。最大輝度は、当サイトの計測では309cd/m2とやや高めです。

ガンマ補正曲線を確認すると、青と赤がやや強めに発色しているのが分かります。

視野角は広いです。

非光沢液晶であるため、画面への映り込みは低減されています。ギラつきは、ほとんど感じません。

PWM調光によるフリッカーはありませんでした。

※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測
キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードの打ちやすさは普通です。
キーストロークは割とあり、キーピッチも十分あり、「Backspace」キーや「Enter」キーが大きい点は良かったです。テンキーも十分なキーサイズです。
ただし、キーを押したときにやや衝撃を感じます。もう少し底付きの衝撃が軽減されていると良かったです。また、「半角/全角」キーが小さいので押しにくいです。
キーボードバックライトは搭載されていません。

※画像をクリックすると拡大できます

パフォーマンスのチェック
dynabook CZ/MYのパフォーマンスのチェックです。
CPU
CPUは、インテル第13世代 Coreプロセッサーを搭載しています。2世代前のCPUなので、性能はそれほど高くありません。
ただ、ウェブ閲覧や、Officeの使用くらいの用途であれば、問題なくこなせる性能です。

:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。
グラフィックス
グラフィックス性能はそこまで高くありません。ただ、家庭で行うような用途であれば、問題なくできる性能です。
~ グラフィックス性能の評価 ~

:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
NPU
NPUは搭載されていません。
ストレージ
ストレージは、まずまずの速さです。
~ ストレージ性能の評価 ~

SDカードスロット
フルサイズのSDカードスロットを搭載しています。カード挿入後の出っ張りはほとんどありません。ただし、スロットのアクセス速度は遅いです。
~ SDカードスロット性能 ~


質量のチェック
dynabook CZ/MYの質量は、下表の通りです。16型ノートPCとしてはやや軽いですが、外へ持ち運ぶのに適した重さではありません。
質量 | |
PC本体 | 1.832kg |
ACアダプター+電源ケーブル | 262g |
バッテリー駆動時間のチェック
dynabook CZ/MYのバッテリー容量は42.51Whとなっており、少なめの容量です。

バッテリー駆動時間は以下の通りで、短めです。
バッテリー駆動時間 | |
(1) JEITA3.0(アイドル時) | 約8.0時間 |
(2) JEITA3.0(動画再生時) | 約5.0時間 |
(3) 動画編集ソフトでプレビュー再生 | 3時間24分 |
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生させたとき。画面輝度は約120cd/m2
パーツの温度のチェック
Prime95実行時のCPU温度
Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。
CPU電力は、プロセッサーのベースパワー通りの約15Wで推移しており、標準的なパフォーマンスは出ていることが分かります。このときのCPU温度は低めでした。安心して使えます。

静音性のチェック
アイドル時は静かですが、ちょっとした負荷でも、動作音が上がりやすいです。全体的に普通の騒音値かなと思います。
アイドル時 | 低負荷時 [YouTube再生] |
中負荷時 [動画編集] |
高負荷時 [エンコード] |
約21dB | 約24~29dB | 約34dB | 約42dB |
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
アイドル時:アイドル時
低負荷時:1080pのYouTube動画再生時
中負荷時:Premiere Proで、編集中の1080pの動画をプレビュー再生した時
高負荷時:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコード(x265)した時
表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手のひらを置くパームレストの温度変化は重要です。
温度は低めなので、問題ありません。

※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。
消費電力も低めです。
アイドル時 | 低負荷時 [YouTube再生] |
中負荷時 [動画編集] |
高負荷時 [エンコード] |
7W | 11W | 22W | 28W |
※PCの状態は「表面温度のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています
外観のチェック
dynabook CZ/MYの外観のチェックです。
前述の通り清潔感のある外観です。

天板はシルバーです。指紋なども目立ちません。

背面は丸みを帯びています。ボディは比較的薄いです。


スピーカーは正面側に配置されています。音質は、ノートPC基準で、10点満点で採点すると5点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

Webカメラにはシャッターが搭載しているので、カメラを物理的に隠すことができます。Webカメラの有効画素数は、約200画素(フルHD)となっており、dynabook PZ/MYよりもやや画素数が多いです。ただ、色味がやや薄かったです。


※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影
前述の通り、ポート類は豊富です。


ヒンジが開く最大の角度は下図の通りです。180度は開きません。

底面です。前述したように、バッテリー交換が可能です。また右上の小さいカバーを開けるとメモリ交換も可能です。

内部はご覧の通りです。CPU冷却ファンは1つ、ヒートパイプも1つです。SSDは換装することができるでしょう。空いているM.2スロットはありません。なお、パーツの交換についてはメーカー保証対象外となります。もしパーツ交換を行う場合は自己責任でお願いします。

ACアダプターは、65Wです。

まとめ
以上が、dynabook CZ/MYのレビューでした。
シルバー&ホワイトの清潔感のあるカラーです。リビングなどにも合いますし、指紋などが目立たないので実用性も高いです。
旧TOSHIBAの時からノートPCはdynabookを使い続けているという方や、国内で知名度の高いメーカーのノートPCがいいという方にもいいでしょう。
また、バッテリーを自分で交換することもできます。バッテリーがヘタったときに自分で交換できるのは便利です。メモリ交換もしやすいです。
ディスプレイの色域が狭いのはやや残念です。画像や映像がややくすんで見えます。
また、CPUの世代が古いので、パフォーマンスはそれほど高くありません。ただ、家庭で使う分には、問題ないと思います。
清潔感のあるカラー
dynabook CZ/MY

特徴
- シルバー&ホワイトの清潔感のあるカラー
- 安心のdynabookブランド
- バッテリー交換やメモリ交換がしやすい
こんなあなたに
- 清潔感のあるカラーがいい方
- 国内有名メーカーのノートPCの方が安心できる方
- 価格13万円台~
このページをご覧の方だけに
当サイト経由で以下のDynabookシークレットサイトへアクセスすると、パソコンが割引価格で購入できます。Dynabook製品をご購入の際は、是非ご活用下さい。

1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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