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VAIO SX12(2020年モデル)の実機レビュー

更新日:2020年1月23日

後継機種が発売されました

詳細はこちら

↓↓↓↓↓↓↓

VAIO SX12(2022年モデル)のレビュー

CPU Core i7-10710U
Core i5-10210U
Core i3-10110U
Celeron 5205U
メモリ 4G~16GB
(オンボード)
ストレージ SATA / PCIe SSD
液晶サイズ 12.5型
液晶種類 FHD 広視野角
質量 888~910g
バッテリー 最大約14.5時間 (35Wh)
LTE 対応モデルあり
価格[税込] 15万円台~ ※

※VAIOストアでの価格

小型モバイルノートの最強モデル

VAIO SX12は、モバイルノートの中では小さい部類に入る12.5型ノートPCです。カバンに入りやすいので、頻繁にPCを携帯する方におすすめです。

小型でもフルキーピッチのキーボードを搭載しており、タイピングのしやすさも損なわれていません。

2020年モデルでは、6コアのCore i7-10710Uを搭載できるようになり、処理性能が大きく向上しました。

最近は、海外PCメーカーの傘下に入ったメーカーが多くなってきましたが、VAIOは純国内メーカーです。日本を応援する意味でも、おすすめの製品です。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i7-10710U、16GBメモリ、256GB PCIe SSD、LTEモデル

 

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目次

お忙しい方は、「VAIO SX12の特徴」のみお読みください。

 

VAIO SX12の特徴

小型のモバイルノート

VAIO SX12は、モバイルノートPCとしては小さめの12.5型液晶を搭載し、持ち運びに便利な製品です。14型のVAIO SX14と比較すると大きさがかなり違うことが分かると思います。

コンパクト・ボディ

 

900gを切る軽さ

VAIO SX12は、構成にもよりますが、888~910gという軽さです。モバイルノートの中でもかなり軽い部類です。長時間携帯しても疲れにくいです。女性にもおすすめです。

900gを切る質量

 

コンパクトでもフルキーピッチ

12型クラスのコンパクトなノートPCは、キーピッチが狭く、タイピングすると窮屈に感じることがあります。しかし、VAIO SX12は、横幅ギリギリまでキーボードを配置し、フルキーピッチを実現しています。このサイズのモバイルノートとしては、かなり打ちやすいキーボードだと思います。

コンパクトでもフルキーピッチ

 

6コアのCore i7-10710Uを選択可能

VAIO SX12 2020年モデルでは、第10世代Coreプロセッサー等を搭載しています。CPUはいくつかラインナップされていますが、その中でも6コアのCore i7-10710Uの性能が非常に高く、従来モデルのVAIO SX12のCore i7-8565Uと比較すると、約1.4倍のベンチマークスコアが出ています。

従来モデルとのベンチマークスコアの比較
Core i7-10710U 2059 [VAIO SX12 2020年モデルで計測]
Core i7-8565U 1472 [VAIO SX12 2019年モデルで計測]
CINEBENCH R20 マルチコア

 

82gの純正Type-C充電器(オプション)

VAIO SX12 2020年モデルの発売と同時に、82gの軽量Type-C充電器(45W)がオプションで発売されました。非常に軽いため、携帯用のセカンドACアダプターとして便利です。他社製のType-C充電器を使ってPCが故障しても保証は受けられませんが、純正品であれば保証が受けられるため安心です。

 

VAIOオリジナルSIMならLTE接続が安定している

LTE対応のノートパソコンは数多くありますが、接続が切れて繋がらなくなったり、MVNOとの相性があったりと、意外にトラブルが多いです。

VAIOでは、自社で「VAIOオリジナル LTEデータ通信SIM」を提供しており、VAIOのノートパソコンとの相性が非常によく、筆者も1年使用しましたが、LTE関連のトラブルは1度もありませんでした。もしトラブルが派生しても、SIMカードが悪いのか、LTEモジュールが悪いのか、OSが悪いのかを、ワンストップで調査してくれるはずです。頻繁にLTEへ接続するなら、「VAIOのノートPC+VAIOのSIM」はおすすめです。

LTE対応

 

豊富なポート類

小型のVAIO SX12ですがポートの種類は豊富です。USB Type-Cはもちろん、HDMI、LAN、SDカードスロット、VGAまで搭載しています。多くのビジネスシーンでも困ることはないでしょう。また、USB Type-Cは、DisplayPort、Power Deliveryにも対応しています。ただし、Thunderbolt 3 には対応していません。

豊富なポートの種類

 

指紋および顔認証対応

VAIO SX12 2020年モデルは、指紋認証および顔認証の2つの生体認証に対応しています(ただしCeleronモデルは顔認証装置は非搭載)。外出先でPINやパスワードを入力すると覗き見られる可能性がありますが、生体認証であれば安心です。

指紋および顔認証対応

 

特別感のある2つのカラー

VAIO SX12では、ピンク、シルバー、ブラック、ブラウンの他に、「RED」、「ALL BLACK」というプレミアム感のあるカラーも取りそろえています。

RED EDITION

RED EDITIONは、数量限定で発売されるカラーです。VAIO SX12の中で、唯一光沢感のある天板で、天板、パームレストともに時間をかけて塗装を施しており、プレミアム感があります。「オレ専用PC」といった特別感のあるカラーです。

鮮やかな光沢感のあるレッド
3層塗装による手間をかけた色付け

 

また、RED EDITIONを購入した方のみ購入できる、イタリア・トスカーナ産植物タンニンなめし革を使ったレザーPCケースもオプションで用意されています。

レザーPCケース

 

ALL BLACK EDITION

ロゴまでブラックで統一した「ALL BLACK EDITION」も用意されています。

ロゴも黒いオールブラックエディション(VAIO SX14の画像)

 

従来のALL BLACK EDITIONには、キートップに何も印字されていない「無刻印」キーボードというオプションがありましたが、実用上敷居が高かったため、2020年モデルでは、うっすらと刻印が見える「隠し刻印キーボード」へ変更になりました。なお、「隠し刻印キーボード」のオプションはRED EDITIONでも選択できます。

ただし、隠し刻印は、キーボードバックライト点灯時に刻印が光らないので見にくいという欠点があります。

隠し刻印
隠し刻印は、キーボードバックライトを点灯しても、暗い場所では見にくい

 

VAIO SX14との比較

14型のVAIO SX14と比較すると、VAIO SX12は小型で質量が軽いという点がメリットです。また、VAIO SX12のみピンクのカラーがあります。

ただし、液晶の色域がやや狭く、画面サイズも小さいというデメリットがあります。また2020年モデルのVAIO SX14のFHDは、省電力液晶になったため、最大のバッテリー駆動時間が大きく伸びています。一方、VAIO SX12は省電力液晶ではないため、FHDのVAIO SX14 よりも仕様上はバッテリー駆動時間が劣ります。ただし、バッテリー駆動時間の優劣は使い方によって変わってくるので、VAIO SX12のほうが長くなるケースもあると思います。

兄弟機種の比較
  VAIO SX12 VAIO SX14
画像
液晶サイズ 12.5型 14型
液晶解像度 FHD FHD、4K
液晶色域 やや狭い 広い
質量 888~910g 999g~
バッテリー 最大約14.5時間 FHDモデル:最大約20.5時間
4Kモデル:最大約8.5時間
カラー ピンク
ブラック
ブラウン
シルバー
ALL BLACK
RED
ブラック
ブラウン
シルバー
ALL BLACK
RED
サイズ [幅]287.8
[奥行]203.3
[高さ]15.7~18.0
[幅]320.4
[奥行]222.7
[高さ]15.0~17.9

 

各用途の快適度

VAIO SX12の各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
やや画面サイズが小さいかもしれませんが、処理スピード自体は速く快適です。
動画鑑賞 液晶の色鮮やかさはやや物足りなく、スピーカーもそれほどいい音ではありませんが、処理性能は十分です。
RAW現像
画像編集
Core i7-10710Uを搭載すれば処理は速いですが、液晶の色域が狭いので、画像を扱う用途には向いていません。外部モニターに接続したほうがいいと思います。
動画編集 動画編集をするにはグラフィック性能が物足りないです。ただし、家庭向け動画編集ソフトでライトに編集するくらいなら問題ないです。
ゲーム 外部グラフィックスを搭載していないためゲーム向きのPCではありません。ただし、軽めのPCゲームやブラウザゲームならプレイ可能です。

 

液晶ディスプレイのチェック

VAIO SX12は、フルHDの非光沢液晶を搭載しており普通の見やすさです。最大輝度は当サイトの計測では304cd/m2と比較的高いです。以下詳細を記載します。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 画素・
    ギラつき
  • 映り込み
  • フリッカー

色域はやや狭いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は69.5%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、やや青と緑が強く発色していることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

画素形状です。ギラつきはほとんど感じません。

画面拡大

非光沢液晶ですので、映り込みは低減されています。

画面への映り込み

輝度を下げるとフリッカーが確認できました。

フリッカーのテスト
※カメラのシャッタースピードを1/2000秒にして撮影したときの画面

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

キーピッチは横:19mm、縦:18.5mmで、キーストロークは約1.2mmとなっています。キーストロークはやや浅いですが、十分なキーピッチがあり、打ちやすいと思います。「半角/全角」キーがやや小さいですが、それ以外は特に小さいキーもありません。

また、キートップには「フッ素含有UV硬化塗装」が施されており、印字消えやテカリを防いでいます。さらにタイピング音も静かです。

キーボード全体図(隠し刻印)
キーの拡大図

 

VAIO SX12は、チルトアップヒンジを採用ししており、キーボードに傾斜が出来き、タイピングしやすくなっています。

チルトアップヒンジ

 

英語キーボードを選択できる点もメリットです。

英語キーボード

 

キーボードバックライトも搭載しています。ただし、隠し刻印キーボードの場合、バックライトを点灯しても文字が光らないので見にくいです。

隠し刻印 / キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPU

第10世代CoreプロセッサーおよびCeleron 5205Uを搭載できます。Celeron 5205Uについては使ったことがないため、性能は分かりません。最上位のCore i7-10710Uは前述したとおり、非常に高性能です。

CPU性能の目安
~ CINEBENCH R20 マルチコア ~
Core i7-10710U
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-9980HK 3552
Core i7-9750H 2640
Core i7-10710U 2059 [レビュー機で計測]
Core i5-9300H 1880
Core i7-10510U 1459
Core i5-10210U 1418
Core i7-8565U 1268
Core i5-8265U 1252
Core i3-10110U 922
Celeron 3867U 294
※緑色のバーが、本製品で選べるCPUです
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です

 

ストレージ

ストレージは、PCIe SSDまたはSATA SSDを搭載しており高速です。

ストレージ性能
~ CrystalDiskMark ~
256GB PCIe SSD
他のストレージとの比較(Seq Q32T1 Read [MB/s] )
PCIe SSD 3524 [レビュー機で計測]
SATA SSD 550
HDD 140
※緑色のバーが、本製品で選べるストレージです
※[レビュー機で計測]と書かれたストレージ以外は、他のPCで計測した代表値です

 

実際のソフトで計測した処理時間

次に、実際のソフトウェアで計測した各種処理時間を掲載します。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間
Core i7-9700
16GBメモリ
69秒
Core i9-9980HK
16GBメモリ
79秒
Core i7-9750H
16GBメモリ
86秒
Core i7-10710U
16GBメモリ
99秒 [レビュー機で計測]
Core i7-10510U
16GBメモリ
109秒
Core i7-8565U
16GBメモリ
136秒
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測。
※「Lightroomにおすすめノートパソコン」の記事も興味があればご覧ください。
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間
Core i7-9750H/16GB
RTX 2070 Max-Q
42秒
Core i7-9750H/16GB
GTX 1660Ti
47秒
Core i5-9300H/8GB
GTX 1650
103秒
Core i7-8565U/16GB
GeForce MX250
147秒
Core i7-10710U/16GB
Intel UHD
417秒 [レビュー機で計測]
Core i7-8650U/16GB
Intel UHD 620
473秒
※ 4K動画(約2分)に、「テキスト(ブラー付)」+「RGBカーブ補正」+「シャープ」+「自然な彩度」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 1080p HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるエンコード時間
  エンコード時間
x265でエンコード (※1) 20分28秒
NVENCでエンコード (※2)
QSVでエンコード (※3) 2分55秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
x265でのエンコード時間
Core i9-9980HK 12分25秒
Core i7-8700 12分27秒
Core i7-9750H 15分37秒
Core i7-10710U 20分28秒 [レビュー機で計測]
Core i7-10510U 28分32秒
Core i5-10210U 28分53秒
Core i7-8565U 31分50秒
Core i5-8265U 32分07秒
Core i3-8130U 45分24秒
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です
x265でエンコード時間中のCPUクロック

 

LTEの通信テスト

VAIO SX12に搭載されているLTEモジュールは「Telit LN940」で、対応バンドは下表の通りです。ドコモ、au、ソフトバンクの主要なバンド(下のピンク色のセル)に対応しています。

対応しているLTEバンド
1 2 3 4 5 6 7 8 11 12
13 17 18 19 20 21 25 26 28 29
30 38 39 40 41 42 66      
     
特に重要なバンドは次の通り
ドコモ回線の重要なバンド・・・バンド1、3、19
au回線の重要なバンド・・・バンド1、18(26)
ソフトバンク回線の重要なバンド・・・バンド1、3、8

 

今回、VAIOオリジナルSIMを使って、LTE接続してみましたが、トラブルはありませんでした。

また、VAIOオリジナルSIMにて、通信速度を計測した結果が下の通りです。たまたま空いていたのか、設備を増強したのか分かりませんが、最も混雑する平日のお昼ごろでも約30Mbpsの速度が出ていました。

平日12時30分頃(筆者宅)
VAIOオリジナルSIM
※Speedtest by OoklaのWindowsアプリで計測

 

なお、モダンスタンバイには対応していないので、常時LTEに接続されているわけではありません。しかし、スリープ復帰後のLTEに接続するまでの時間を調べたところ、約12秒と高速でした。ログインしている間にすぐに12秒くらい経つので、ほとんど待たされず、すぐにWebページの閲覧、メールチェックなどが可能です。

スリープ復帰後、 LTE接続するまでの時間
  時間
VAIOオリジナルSIM 12秒
※3回計測した平均値

 

カードリーダー/ライターのチェック

内蔵カードリーダー/ライターのチェックです。  

フルサイズのSDカードに対応しています。カード挿入後の出っ張りもほとんどありません。


SDカード挿入後の画像

 

SDカードリーダー/ライターの速度は普通です。

CrystalDiskMark 7(SDカード)
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

USB Type-C 充電器 / ドックの動作テスト

USB Type-Cポートの動作チェックです。

Thunderbolt 3には対応していません。Power Deliveryおよび映像出力には対応しています。

充電に関しては、PowerDelivery対応充電器はもちろん、スマホ用の5V充電器でも充電することができます。また、前述した通り、純正の小型Type-C充電器が発売されたので、セカンドACアダプターとして使用する場合は、こちらをおすすめします。

相性の問題のせいか、ThinkPad USB Type-C ドックは、充電はできるものの、有線LANが認識されませんでした。VAIOからType-Cドッキングステーションが発売されたので、ドックを使いたい場合はそちらを使うといいと思います。

充電器/ドックとの互換性
  充電できるか? 外部モニター /
有線LANの拡張
ドック ThinkPad USB Type-C ドック 有線LAN NG
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック ×
PD充電器
※1
ZHOULX 充電器(65W)
AUKEY 充電器(46W)
cheero 充電器(18W)
5V充電器
※2
ANKER 充電器(5V/2.4A)
AUKEY 充電器(5V/2.4A)
その他 USB C-DPケーブルで外部モニター接続
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 スマホやタブレット向けの5Vの充電器

 

質量のチェック

メーカー仕様値では888~910gです。当サイトの計測値は下表の通りです。

ACアダプターは普通です。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  LTEモデル
PC本体 910g
ACアダプター 231g

 

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー容量は約35Whです。モバイルノートとしてはやや少なめです。

バッテリー駆動時間は下の通りです。今回、6コアの高い性能のCore i7-10710Uを搭載しているため、負荷が高めの処理だと、バッテリー駆動時間が短くなりやすいです。

バッテリー駆動時間
  Core i7-10710Uモデル
(1) JEITA2.0 最大 約14時間
(2) PCMark 10 Modern Office 7時間14分
(3) 動画再生時 5時間49分
(4) PCMark 8 Work 2時間9分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) 文書作成、ブラウジング、ビデオ会議といった事務作業。アイドル時も多く軽めの処理
(3) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(4) ブラウザでのショッピング/画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャット等。やや重めの作業

 

当サイトで計測した充電時間は次の通りです。速い充電速度です。

1時間あたりの充電容量
純正ACアダプター
アイドル時
71%
※PCの充電残量が10%から充電を開始し、1時間でどのくらい充電残量が増えたかを計測

 

 


 

以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時でもやや動作音が聞こえます。全体的に普通の騒音値です。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:動画再生時(解像度:720x480で実行)
左から3番目:Filmora 9 の動画編集ソフトでプレビュー再生
左から4番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

エンコード時はやや高めの温度です。

各パーツの温度
測定環境:室内温度 約26℃、 測定ソフト:HWMonitor
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

エンコード時の温度の詳細

下図は、CPU使用率がほぼ100%になるエンコード時のCPU温度の詳細です。CPUクロックが落ち着いたときでも80℃で推移しており、やや高めの温度です。

CPU温度
x265でエンコード中のCPU温度

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。

キーボード面は低めの温度で快適に使えます。裏面もグラファイトシートが敷かれている部分がやや熱くなるものの面で熱が分散されており、極端に熱くなっている部分はありません。また、チルトアップヒンジを搭載しているため、底面が少し浮くので、膝の上に置いてもそれほど熱く感じません。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

アイドル時は低めの消費電力です。ただし、エンコードのような高い負荷をかけると、6コアのCPUを搭載していることで、モバイルノートにしては高めの消費電力になります。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

前述しましたが、VAIO SX12のカラーラインナップは、ピンク、シルバー、ブラウン、ブラック、RED、ALL BLACKとなっています。

ボディ素材は、天板がカーボン、パームレストがアルミニウム、底面および天板の外周がガラス繊維入りの樹脂となっています。

ピンク、シルバー、ブラウン、ブラック
RED EDITION、ALL BLACK EDITION

 

RED EDITION

RED EDITIONの外観です。レッドを引き立てるために、ブラックのツートンカラーになっています。

 

RED EDITIONのみ上質感を出すため、天板が光沢になっています。

 

RED EDITIONのパームレストは長時間化学研磨し、他の機種の2倍以上の時間で赤色の塗料をのせており、輝きが他とは違います。

 

スピーカーは底面に配置されています。音質はそれほど良くなく、10点満点で4点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

 

液晶が開く最大の角度です。

 

前述の通り、ポートの種類は多いです。

 

底面です。

 

ACアダプターのサイズは普通です。容量は45Wです。

 

内部画像

内部の画像です(展示イベントにて撮影)。M.2 SSDは換装できそうですが、メモリはオンボードなので交換できません。

 

2020年モデルのVAIO SX12では、高性能CPUが搭載可能になったことに伴い、下図のように冷却性も改善しています。

ヒートシンクを熱伝導率の高い銅へ変更
基板の下にグラファイトシートを追加し熱を拡散
LTEの電波を影響を防ぐカンシールドを利用し、基板のヒートスポットの熱を拡散

 

バッテリー容量は、従来と変わらず35Whです。

 

まとめ

VAIO SX12 2020年モデルは、小型で軽くて持ち運びやすいモバイルノートです。日本人は、小型のPCを好む方が割と多く、そういった方に最適な製品です。女性にもいいでしょう。

従来モデルからの改善点としては、CPUが第10世代Coreプロセッサーになり、6コアのCore i7-10710Uを選択できるようになりました。また、純正のType-C充電器やType-Cドックが新たに発売されたことで、便利になりました。

カラーラインナップも多く、RED EDITION、ALL BLACK EDITIONといった特別感のあるカラーも取り揃えています。

ただし、液晶の色域がそれほど広くありません。一般ユーザーであれば十分な品質の液晶ですが、CPU性能が高いので、液晶の色域が広ければ、RAW現像や画像編集用途で使いやすかったと思います。もし、色域が広い方が良ければ、VAIO SX14にしましょう。

また、バッテリー容量がそれほど多くありません。6コアのCore i7-10710Uを搭載し、バッテリー状態で高めの負荷が(知らない間にでも)かかってしまうと、バッテリー駆動時間が極端に短くなるため注意しましょう。

 

小型モバイルノートの最強モデル

VAIO SX12(2020年モデル)

特徴

  • 小型・軽量で持ち運び安い
  • 6コアのCore i7-10710Uが選択可能
  • VAIOオリジナルSIMなら安定通信

こんなあなたに

  • 頻繁にPCを持ち運ぶ方
  • 頻繁に外出先でインターネット(LTE)接続する方
  • 価格15万円台[税込]~
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