パソコン工房 ミニタワー Level∞ M-Classの実機レビュー

更新日:2021年6月25日
CPU Core i3-10400 ~
Core i9-11900

Ryzen 5 3500 ~
Ryzen 7 5800X
dGPU GeForce GTX 1650 ~
GeForce RTX 3060
メモリ 最大128GB
電源 最大800W
価格 8万円台(税込)~
非常に安いゲーミングPC

パソコン工房 ミニタワー Level∞ M-Classは、とにかく価格が安いゲーミングPCです。

エントリークラスからミドルクラスまでのグラフィックスを搭載したモデルがあり、同モデル帯なら、ドスパラやマウスよりも安価で購入できます。

筐体自体は少し安っぽさを感じるものの、性能は十分で、コストパフォーマンスは非常に高いです。

公式サイト(購入先)はこちら

 

レビュー機は、当サイトの購入品です。今回は売れ筋の次のモデル構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

LEVEL-M056-114-RBX

Core i5-11400、GeForce RTX 3060、メモリ16GB、500GB M.2 SSD

 

目次

お忙しい方は、「Level∞ M-Classの特徴」のみお読みください。

 

パソコン工房 Level∞ M-Class の特徴

他社のゲーミングPCに比べて安い

パソコン工房のLevel∞ M-Classは、大手BTOメーカーであるドスパラ、マウスコンピューターと比較しても、ミニタワーモデルのゲーミングPCの中では最も価格が安いです。

下表は、6月24日現在確認できた、LEVEL-M056-114-RBXのスペック構成に合わせたモデルを比較していますが、パーツの品質やサポート内容など細かな違いはあるものの、パソコン工房が最も安いです。

RTX 3060搭載モデルのミニタワー価格比較
  パソコン工房
LEVEL-M056-114-RBX
ドスパラ
GALLERIA RM5C-R36
マウス
G-Tune HM-A
ケースサイズ ミニタワー
CPU Core i5-11400 Ryzen 7 3700X
グラフィックス GeForce RTX 3060 12GB
メモリ 16GB
SSD 500 GB NVMe SSD 512 GB NVMe SSD
光学ドライブ DVDマルチ 追加オプション
価格(税込) 145,178円~ 149,980円~ 175,780円~
※6月24日現在確認できた価格を表示しています。

 

コンパクトなミニタワー

Level∞ M-Classは、コンパクトなミニタワーPCケースを採用しています。下の写真のようにフルタワーケースと比較すると一回り小さく、デスク上やデスク下、狭い場所にもスペースを取らず、設置することができます。

フルタワーPCと比較

 

やや安っぽさを感じるボディ

Level∞ M-Classの外観は、フロントパネルはヘアライン調になっており、赤いラインがアクセントとなっており悪いデザインではありません。ただ、サイドパネルや、底面、背面などは安っぽさを感じます。

安っぽさがあるのは否定できない

 

内部デザインもややチープ

Level∞ M-Classは、ミニタワーである分、ミドルタワーに比べると拡張ベイの数は少ないですが、一般の方であれば十分な数でしょう。ただ、内部のデザインは安っぽく、裏面配線も出来ずこだわりを感じません。

見た目や、内部デザインも重視するなら、ドスパラ GALLERIA マウスコンピューター G-TuneのゲーミングPCのほうがいいと思います。

内部デザイン

 

Core i5-11400のPower Limitは65W

出荷段階ではCore i5-11400のPower Limit(PL1)は65Wに制限されています。もし、パフォーマンスが足りないと思った場合は、BIOS画面の[Advanced mode]から、[OC Tweaker]へと進み、[CPU Configuration]にある、[Long Duration Power Limit]の数値を変更してください。初期では65W、最大で100Wまで上げることができました。なお、PL1を上げることにより、消費電力と発熱量は増えるので、ご注意ください。


BIOS画面の[Advanced mode]からPL1の数値を変更

 

ゲームベンチマーク

ゲームに付属のベンチマーク機能のスコア、または実際にゲームをプレイし、Afterburnerで計測したフレームレートを掲載します。なお、PL1はデフォルトの65Wで計測しています。

ミドルクラスのRTX 3060なら、フルHD環境だと、そこそこ重いゲームでも60 fps以上で快適にプレイが可能です。サイバーパンク 2077やウォッチドッグスでは、DLSSを有効にすることで、最高設定でも60 fps以上で動作します。レイトレーシング機能はRTX 3060には負荷が重いので、不向きです。

ゲームベンチマークスコア

以下のゲームのフレームレートについて
表示しているのは平均フレームレートです
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)
解像度 品質 DLSS Core i5-11400
RTX 3060
1920x1080 オフ 105 fps
オフ 69 fps
ウルトラ オフ 58 fps
レイトレ:中 自動 57 fps
レイトレ:ウルトラ 自動 47 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、ウルトラ)
RTX 3090 124 fps
RTX 3080 Ti 122 fps
RTX 3080 114 fps
RTX 3070 Ti 95 fps
RTX 3070 91 fps
RTX 3060 Ti 78 fps
RTX 3060 58 fps
GTX 1660 SUPER 41 fps
GTX 1660 38 fps
GTX 1650 SUPER 28 fps
GTX 1650 22 fps
重い部類のゲーム
ウォッチドッグス レギオン(DX12)
解像度 品質 レイトレ DLSS Core i5-11400
RTX 3060
1920x1080 88 fps
77 fps
最大 57 fps
最大 オン 高性能 46 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、最大)
RTX 3090 104 fps
RTX 3080 Ti 100 fps
RTX 3080 100 fps
RTX 3070 Ti 91 fps
RTX 3070 89 fps
RTX 3060 Ti 80 fps
RTX 3060 57 fps
GTX 1660 SUPER 33 fps
GTX 1660 29 fps
GTX 1650 SUPER 20 fps
GTX 1650 18 fps
重い部類のゲーム
ボーダーランズ3(DX12)
品質 解像度 Core i5-11400
RTX 3060
1920x1080 160 fps
89 fps
ウルトラ 72 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、ウルトラ)
RTX 3090 158 fps
RTX 3080 Ti 157 fps
RTX 3080 142 fps
RTX 3070 Ti 120 fps
RTX 3070 115 fps
RTX 3060 Ti 102 fps
RTX 3060 72 fps
GTX 1660 SUPER 50 fps
GTX 1660 46fps
GTX 1650 SUPER 39 fps
GTX 1650 28 fps
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
品質 解像度 Core i5-11400
RTX 3060
1920x1080 軽量品質 144 fps
標準品質 116 fps
高品質 87 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、高品質)
RTX 3090 158 fps
RTX 3080 Ti 155 fps
RTX 3080 135 fps
RTX 3070 Ti 133 fps
RTX 3070 127 fps
RTX 3060 Ti 112 fps
RTX 3060 87 fps
GTX 1660 SUPER 66 fps
GTX 1660 59 fps
GTX 1650 SUPER 53 fps
GTX 1650 39 fps
重い部類のゲーム
ファンタシースターオンライン ニュージェネシス
解像度 品質 Core i5-11400
RTX 3060
1920x1080 最低 48176(159 fps)
25627(108 fps)
ウルトラ 16218(89 fps)
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、最高)
RTX 3090 39777
RTX 3080 Ti 36880
RTX 3080 36782
RTX 3070 Ti 33835
RTX 3070 32747
RTX 3060 Ti 28112
RTX 3060 16218
GTX 1660 SUPER 9441
GTX 1660 7173
GTX 1650 SUPER 5880
GTX 1650 3326
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
品質 解像度 Core i5-11400
RTX 3060
最高 最低 139 fps
120 fps
最高 111 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、最高)
RTX 3090 168 fps
RTX 3080 Ti 164 fps
RTX 3080 157 fps
RTX 3070 Ti 156 fps
RTX 3070 147 fps
RTX 3060 Ti 142 fps
RTX 3060 111 fps
GTX 1660 SUPER 82 fps
GTX 1660 76 fps
GTX 1650 SUPER 53 fps
GTX 1650 39 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 漆黒のヴィランズ(DX11)
品質 解像度 Core i5-11400
RTX 3060
1920x1080 標準(デスク) 192 fps
高(デスク) 137 fps
最高品質 129 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、最高)
RTX 3090 206 fps
RTX 3080 Ti 200 fps
RTX 3080 192 fps
RTX 3070 Ti 181 fps
RTX 3070 170 fps
RTX 3060 Ti 158 fps
RTX 3060 129 fps
GTX 1660 SUPER 104 fps
GTX 1660 93 fps
GTX 1650 SUPER 87 fps
GTX 1650 62 fps

 

その他のゲームのベンチマーク

上に掲載した以外のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

ゲームのパフォーマンスが向上するResizable BAR(Smart Access Memory)の有効化方法とベンチマークの比較はこちらをご覧ください。

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPU

Level∞ M-Classは、最新のインテル第11世代プロセッサーや、AMD Ryzenプロセッサーを選択できます。

今回搭載しているCore i5-11400は、6コア12スレッドなのでマルチコア性能はそれほど高くありませんが、RTX 3060クラスのミドルスペックGPUでゲームをするには十分な性能だと思います。シングルスコア性能はそこそこ高いです。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core i5-11400(PL1:100W)
Core i5-11400(PL1:65W)
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 5900X 20251
Ryzen 7 5800X 15646
Core i9-11900K 15513
Core i7-11700K 15011
Core i9-10900K 14483
Ryzen 7 3700X 12273
Core i7-10700
[PL1:150W
11952
Core i5-11600K 11277
Core i5-11400
[PL1:100W]
9613
Core i7-10700
[PL1:65W]
9041
Core i5-11400
[PL1:65W]
8025
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-11900K 1672
Ryzen 9 5900X 1611
Ryzen 7 5800X 1604
Core i7-11700K 1595
Core i5-11600K 1564
Core i5-11400
[PL1:65W]
1398
Core i5-11400
[PL1:100W]
1392
Core i9-10900K 1359
Ryzen 7 3700X 1276
Core i7-10700 1244
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

グラフィックス

本製品で選択できる代表的なグラフィックスは次の通りです。エントリークラスからミドルクラスのグラフィックスを搭載しています。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス性能の評価 ~
GeForce RTX 3060
RTX 3090 19568
RTX 3080 17064
RTX 2080Ti 13872
RTX 3070 13393
Radeon RX 6700XT 11704
RTX 3060Ti 11526
RTX 2080 SUPER 11315
RTX 2070 SUPER 9922
RTX 2070 8605
RTX 2060 SUPER 8482
RTX 3060 8266
RTX 2060 7302
GTX 1660Ti 6031
GTX 1660 SUPER 6000
GTX 1660 5431
GTX 1650 SUPER 4630
GTX 1650 3336
 :本製品で選択できるグラフィックス
 ::レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

 

ストレージ

ストレージは、NVMe SSD、SATA SSD、HDDなど様々なものを選択できます。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
500GB NVMe SSD(Intel SSD 660p Series)

 

クリエイターソフトの処理時間&ベンチマーク

以下に、Core i5-11400、GeForce RTX 3060の構成で、各クリエイターソフトの処理速度を計測したときの結果を掲載します。PL1はデフォルトの65Wのときと、100Wにしたときの両方を掲載しています。

CPU性能が高いわけではないので、やや時間がかかっていますが、十分ストレスなく動くと思います。ただ、このようなソフトを使うなら、もう少しCPU性能の高いモデルでもいいかもしれません。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間
Ryzen 9 5900X
64GBメモリ
32秒
Ryzen 9 3900X
16GBメモリ
35秒
Ryzen 7 3700X
16GBメモリ
49秒
Ryzen 7 5800X
16GBメモリ
54秒
Core i9-11900K
16GBメモリ
63秒
Core i9-10900K
16GBメモリ
63秒
Core i9-10980HK
32GBメモリ
68秒
Core i7-10700
16GBメモリ
69秒 [PL1:150W]
73秒 [PL1:65W]
Core i7-10750H
16GBメモリ
76秒
Core i5-11400
16GBメモリ
82秒 [PL1:100W]
90秒 [PL1:65W]
Core i7-10510U
16GBメモリ
109秒
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間
Ryzen 7 5800X/16GB
GeForce RTX 3080
3分36秒
Ryzen 9 3900X/16GB
GeForce RTX 2070 SUPER
3分36秒
Core i9-11900K/16GB
GeForce RTX 3060
3分46秒
Ryzen 9 5900X/64GB
GeForce RTX 3060Ti
3分50秒
Core i9-10900K/16GB
GeForce GTX 1660 SUPER
4分26秒
Core i5-11400/16GB
GeForce RTX 3060
4分25秒 [PL1:100W]
4分38秒 [PL1:65W]
Ryzen 7 3700X/16GB
Radeon RX 6700XT
5分03秒
Core i9-10900K/16GB
GeForce GTX 1660
5分32秒
Core i7-10700/16GB
GeForce GTX 1650 SUPER
5分42秒
Core i9-10900K/16GB
GeForce GTX 1650
6分42秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てデスクトップPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるエンコード時間
x265でのエンコード時間
Ryzen 9 5900X 5分20秒
Ryzen 9 3900X 6分34秒
Core i9-11900K 7分00秒
Ryzen 7 5800X 7分21秒
Core i9-10900K 7分28秒
Core i7-10700K 8分55秒
Ryzen 7 3700X 8分56秒
Core i7-10700 9分13秒 [PL1:150W]
11分36秒 [PL1:65W]
Ryzen 5 3600 11分52秒
Core i5-11400 11分00秒 [PL1:100W]
13分00秒 [PL1:65W]
Core i7-8700 13分32秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

 


 

 

以下、パーツの温度、静音性、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。PL1はデフォルトの65Wのときと、100Wにしたときの両方を掲載しています。

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU電力およびCPU温度の推移を確認します。

PL1=65Wの時のCPU温度は65℃と低めの温度で推移していますが、PL1=100Wの時のCPU温度は84℃と高めの温度です。

  • Core i5-11400(PL1=65W)
  • Core i5-11400(PL1=100W)
CPU電力
CPU温度
CPU電力
CPU温度

 

ゲーム時のGPU温度の詳細

ファイナルファンタジー15のゲームベンチマーク実行中のCPUおよびGPU温度は下図の通りです。ゲーム時ではPL1=65W、100WいずれもCPU温度は最大でも70℃、GPU温度は68℃前後と普通の温度です。

  • Core i5-11400(PL1=65W)
  • Core i5-11400(PL1=100W)
CPU温度
GPU温度
CPU温度
GPU温度

 

静音性のチェック

本機の動作音(静音性)のチェックです。もし動作音が大きいと、ゲーム等に集中しづらいです。

いずれも普通の騒音値です。

騒音値
  アイドル時 エンコード時 FF15実行時
Core i5-11400(PL1=65W)
RTX 3060
約40dB 約43dB 約45~47dB
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
※約10分経過後に計測しています
【PCの状態】
左:アイドル時(何も操作していない状態)
中:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)
右:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

それほど高い性能のパーツを搭載していないので、ゲーミングPCにしては低めの消費電力です。

消費電力
  アイドル時 エンコード時 FF15実行時
Core i5-11400(PL1=65W)
RTX 3060
約43W 約110W 約280W
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

外観のチェックです。
黒いシンプルな筐体に、赤いラインのアクセントが施されています。

 

天面には何もなくフラットです。

 

黒いフロントパネルはヘアライン調になっています。

 

電源ボタンは右サイドに配置されています。

 

右側面はご覧のようになっており、電源ボタン下にUSB3.0 Type-Aが2ポートあります。

 

左側面のパネルには吸気口があります。

 

正面と背面です。

 

マザーボードのポート類とグラフィックカードの出力端子です。

 

底面です。空気の通る穴はなく、ゴム足がプラスチックになっているので滑りやすいのが難点です。筐体が軽いと、電源ボタンを押した際に動いてしまいます。

 

ケース内部のチェック

右側面のケース内部

右側面のケース内部です。裏面配線はされていません。

 

左側面のケース内部

左側面のケース内部です。裏面配線ができないのでごちゃついていますが、結束バンドで整理されています。通気性も確保されています。

 

パーツ構成

以下、搭載されていたパーツの画像を掲載しますが、かならずしもこのパーツが搭載されるとは限りません。ご了承ください。また、オプションを追加しない標準構成となっています。

B560チップセットのマザーボードです。今回のモデルでは「ASRockのB560M-HDV」が搭載されていました。

「ASRockのB560M-HDV」

 

標準のCPUクーラー(リテールクラス)にはCooler Master製が搭載されていました。オプションで12cmファンのサイドフローCPUクーラーを選択できます。

 

500 GB M.2 SSDにはKingston製のものが搭載されていました。

 

電源にはFSP製の700W電源が搭載されていました。モジュラータイプではありません。

 

オープンベイとシャドウベイ

3.5インチと2.5インチベイです。3.5インチHDDが2台、2.5インチSSDが1台設置可能です。

 

フロントにはファンを設置できそうですが、オプションでは追加できません。

 

グラフィックカード

搭載されていたMSI製のRTX 3060です。当サイトでもレビューした「MSI GeForce RTX 3060 GAMING X 12G」です。補助電源には8ピンコネクタ1本と、6ピンコネクタを1本使用します。

 

斜めから見た画像

斜めから見たケース内部の画像です。

 

反対側の斜めから見た画像です。

 

その他

標準でUSBの日本語フルキーボードと、マウスが付属しているので、パソコンが到着後すぐに使用できるようになっています。

触ってみたところ、軽量でそれほど良い品質ではないので、ゲーム用途の場合はゲーミングキーボードとマウスを用意した方がいいです。

 

まとめ

以上が、パソコン工房 Level∞ M-Classのレビューです。

エントリークラスからミドルクラスのグラフィックスを搭載できるミニタワーゲーミングPCです。何より価格が他社より安いモデルが多く、コストパフォーマンスは優秀です。

ただし、筐体が安っぽいのは否めないので、見た目や筐体の品質も求める方は、マウスコンピューター G-Tuneや、ドスパラ GALLERIAなどのゲーミングPCをおすすめします。

 

非常に安いゲーミングPC

パソコン工房 Level∞ M-Class

特徴

  • 価格が他社より安い
  • コンパクトなミニタワーケースを採用

こんなあなたに

  • とにかく安いゲーミングPCが欲しい方
  • 見た目は気にしない方
  • 価格8万円台[税込]~
公式サイトはこちら

 

 

 

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