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インテル「Core Ultra シリーズ2」搭載ノートパソコンの最新機種情報
2024年9月3日、インテルよりノートPC向けの最新プロセッサーである、「Core Ultra シリーズ2」(Core Ultra 200Vシリーズ)が発表されました。このプロセッサーの概要は、こちらをご確認ください。
早速、Core Ultra シリーズ2を搭載する新機種の情報が各社から出されているので、ここでは、新機種の情報と特徴を簡単にご紹介しています。
Core Ultra シリーズ2搭載の新機種
Core Ultra シリーズ2を搭載する新機種の情報は以下の通りです。なお、海外で発表された製品も多数あり、全ての機種、全てのモデルが国内でも販売されるのかは不明です。
今のところ、国内での販売が確実と思われるものは、「レノボ Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9」、「MousePro G4」、「THIRDWAVE」の製品、「ASUS Zenbook S 14」、「ASUS Vivobook S 14」、「ASUS ExpertBook P5」などです。
Aura Edition
CPU | Core Ultra 7 シリーズ2 |
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メモリ | 最大 32GB |
ストレージ | 最大 2TB SSD |
液晶 | 14型 2.8K 有機EL |
バッテリー | 57Wh |
質量 | 約980g~ |
ビジネスパーソンからの高い支持を得ている、ThinkPad X1 Carbonの質量がついに1kgを切り、14型サイズで、約980g~の超軽量モバイルノートPCとなりました。
Core Ultra 7 シリーズ2を搭載することで、NPU、GPU性能がアップしているだけでなく、バッテリー駆動時間も約18時間以上と長くなっています。
ただし、2024年11月から販売を開始する国の中に、日本は入っていませんでした。日本で販売されるとしても、少し先になるかもしれません。
プレスリリース(英語)はこちらAura Edition Gen 9
CPU | Core Ultra 7 258V |
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メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB SSD |
液晶 | 15.3型 2880x1800 IPS タッチ |
バッテリー | 70Wh |
質量 | 約1.53kg |
インテルとのコラボレーションによって開発されたノートPCです。
Core Ultra 7 258Vに加えて、色域広めの2.8K液晶や、4スピーカーを搭載しており、高いレベルのユーザーエクスペリエンスが期待できそうです。
なお、国内では2024年9月下旬から10月初旬に販売開始予定で、価格は249,820円(税込)前後となっています。
プレスリリース(英語)はこちらCPU | Core Ultra 5 226V |
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メモリ | 16GB |
ストレージ | 500GB SSD |
液晶 | 14型 1920x1200 非光沢 |
バッテリー | 後日公開 |
質量 | 後日公開 |
ビジネス向けのMouse Pro Gシリーズに、Core Ultra シリーズ2のプロセッサーを搭載したモデルが登場しています。すでに製品の紹介ページもあります。
既存のMouse Pro Gシリーズは、14型で、1kgを切る軽さと、長時間のバッテリー駆動が特徴となっています。Core Ultra シリーズ2を搭載することで、バッテリー駆動時間のさらなる向上が期待できそうです。
メーカーサイトはこちらCPU | Core Ultra 7 258V |
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メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB SSD |
液晶 | 16型 |
バッテリー | 不明 |
質量 | 約1.3kg |
サードウェーブが発表している、大きめの16型液晶を搭載したノートPCです。しかも、標準構成で約1.3kgとなっており、非常に軽いです。
外出先でも、大きな画面と、高いAI処理性能を活用した作業を快適に行うことができそうです。
なお、法人モデルも発表されています。
プレスリリースはこちらTHIRDWAVE F-14LN5LA
CPU | Core Ultra 7 258V Core Ultra 5 226V |
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メモリ | 32GB / 16GB |
ストレージ | 1TB SSD |
液晶 | 14型 |
バッテリー | 不明 |
質量 | 不明 |
サードウェーブが発表している、14型ノートPCです。
Core Ultra 7 258V, 32GBメモリのモデルと、Core Ultra 5 226V, 16GBメモリのモデルの2種類があります。また、それぞれの法人モデルもあるようです。
その他の詳細は不明です。
プレスリリースはこちらCPU | Core Ultra 7 256V |
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メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB |
液晶 | 13.4型 1920x1200 非光沢 |
バッテリー | 55Wh |
質量 | 約1.18kg~ |
デザイン性も高い、デルのハイエンドモバイルノートPCです。インテルのCore Ultra シリーズ2の発表会でも紹介されていた機種となります。
なお、米デルのサイトでは、すでに注文することができるようになっており、上表の構成で1399.99ドルとなっています。最速での入手が可能な機種の一つとなりそうです。
メーカーサイト(英語)はこちらCPU | Core Ultra 7 258V |
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メモリ | 最大 32GB |
ストレージ | 最大 1TB |
液晶 | 14型 2880x1800 有機EL |
バッテリー | 72Wh |
質量 | 約1.2kg |
14型で、約1.2kg、約11mmとスリムで、持ち運びがしやすいモバイルノートPCです。セラルミナム素材を使用し、質感やデザイン性も高いです。
Core Ultra シリーズ2と、72Whの大容量バッテリーにより、移動先でも長時間作業を行えると思います。
なお、国内では2024年9月20日から予約開始、10月以降発売予定となっています。
メーカーサイトはこちらCPU | Core Ultra 7 258V |
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メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB |
液晶 | 14型 1920x1200 / 3K 有機EL |
バッテリー | 最大27時間 (75Wh) |
質量 | 約1.3kg |
14型の有機ELディスプレイを搭載しています。米国サイトで仕様を確認すると、WUXGAと、3Kの2種類のディスプレイがありました。
Core Ultra シリーズ2と、75Whの大容量バッテリーを搭載することで、最大27時間のバッテリー駆動が可能となっています。
なお、国内では2024年11月以降発売予定となっています。
メーカーサイト(英語)はこちらCPU | Core Ultra 7 258V |
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メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB |
液晶 | 14型 1920x1200 有機EL |
バッテリー | 70Wh |
質量 | 約1.57kg |
Vivobookシリーズのフリップタイプ 2 in 1 PCです。Vivobookというとカジュアルユーザー向けというイメージでしたが、Core Ultra 7 258Vを搭載し、性能が高そうです。
自在に変形が可能で、アクティブペンにも対応しているので、生活の様々な場面でAI性能を生かした作業を行えます。
なお、国内での販売については、今のところ未定です。
メーカーサイト(英語)はこちらCPU | Core Ultra 7 258V |
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メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB |
液晶 | 16型 2880x1800 有機EL |
バッテリー | 75Wh |
質量 | 約1.80kg |
16型の3K有機ELディスプレイを搭載した、2 in 1 PCです。
色鮮やかな表示の大画面で、効率よく作業をすることができますし、臨場感ある動画視聴などが可能です。クリエイティブな用途にも使うことができると思います。
今のところ、国内での販売については未定です。
メーカーサイト(英語)はこちらCPU | 最大 Core Ultra 7 258V |
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メモリ | 16GB / 32GB |
ストレージ | 最大 1TB |
液晶 | 14型 2560x1600 |
バッテリー | 63Wh |
質量 | 約1.29kg |
法人・企業向けに開発された14型ノートPCです。
最大で、Core Ultra 7 258Vを搭載し、そのAI性能を生かして、効率よく仕事をこなすことができるでしょう。
WQXGA解像度の14型液晶も作業がしやすそうです。
なお、国内では2024年12月以降発売予定となっています。
リリースノートはこちらCPU | 最大 Core Ultra 7 258V |
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メモリ | 最大 32GB |
ストレージ | 最大 1TB |
液晶 | 14型 最大 3K 有機EL |
バッテリー | 63Wh |
質量 | 約1.26kg |
米国サイトを確認すると、Core Ultra 5 226V~Core Ultra 7 258Vまで、Core Ultra シリーズ2の4種類のCPUを搭載したモデルがあります。
ディスプレイも、3K or 2K 有機EL、または、2K IPS タッチ液晶と、種類が豊富です。
65Whバッテリーを搭載し、最大21時間(MobileMark 25)のバッテリー駆動が可能となっています。
メーカーサイトはこちらCPU | 最大 Core Ultra 9 288V |
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メモリ | 最大 32GB |
ストレージ | 最大 2TB |
液晶 | 16型 3K 有機EL |
バッテリー | 75Wh |
質量 | 約1.5kg |
16型の3Kディスプレイを搭載し、約1.5kgと軽く、持ち出した先でも快適に作業を行うことができます。
最大で、Core Ultra シリーズ2の中でも最上位のCore Ultra 9 288Vを搭載することができるのもポイントです(仕様詳細はこちら[英語サイト]もご確認ください)。
65Whバッテリーを搭載し、最大21時間(MobileMark 25)のバッテリー駆動が可能となっています。
メーカーサイトはこちらCPU | 最大 Core Ultra 9 288V |
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メモリ | 最大 32GB |
ストレージ | 1TB |
液晶 | 13.3型 1920x1200 IPS / 2.8K 有機EL |
バッテリー | 75Wh |
質量 | 約.099kg |
13.3型で、1kgを切る小型・軽量ボディに、最大でCore Ultra 9 288Vを搭載することができる、モバイルノートPCです。
しかも、75Whの大容量バッテリーを搭載しているので、バッテリー残量を気にせずに作業に集中することができそうです。
メーカーサイト(英語)はこちらCPU | 最大 Core Ultra 9 288V |
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メモリ | 最大 32GB |
ストレージ | 最大 2TB |
液晶 | 14型 2.8K 有機EL |
バッテリー | 64Wh |
質量 | 約1.349kg |
インテルのCore Ultra シリーズ2の発表会で紹介されていた機種です。
英語サイトでは、すでに予約が開始されており、Core Ultra 7 256V、32GBメモリ、1TB SSDの構成で、1,699.99ドルとなっていました。
100% DCI-P3と広色域の2.8K有機ELディスプレイを搭載しており、AIを使ったクリエイティブな作業にも活用することができそうです。
メーカーサイト(英語)はこちらCPU | Core Ultra 7/5 シリーズ2 |
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メモリ | 最大 32GB |
ストレージ | 最大 1TB SSD |
液晶 | 16型 2880x1800 AMOLED |
バッテリー | 76Wh |
質量 | 約1.69kg |
16型のAMOLEDディスプレイを搭載した、2 in 1 PCです。この手の製品としては、約1.69kgと軽めで、扱いやすいと思います。
S Penが付属しており、ペンを使った創作作業も行えます。
プレスリリース(英語)はこちらCPU | Core Ultra 7 シリーズ2 |
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メモリ | 16GB / 32GB |
ストレージ | 不明 |
液晶 | 8型 1920x1200 IPS |
バッテリー | ~80Wh |
質量 | 不明 |
ハンドヘルドタイプのゲーミングノートPCである、MSI ClawのLunar Lake搭載モデルです。
詳細は不明ですが、17W TDPで、Intel Arc GPU 8 Xe2コアのプロセッサーを搭載するという情報があるため、Core Ultra 7 シリーズ2のいずれかを搭載するのではないかと思います。内蔵GPUの性能と、省電力性能がアップしているため、ハンドヘルドゲーミングノートPCに適したCPUだと思います。
プレスリリース(英語)はこちら
パソコンやガジェット好きが高じて、パソコンメーカーや家電量販店などのパソコン訪問サポートを行うようになる。最近では、飼っているハムスターやカナヘビに癒されたり、ベランダで作っているトマトやヘチマの成長を見て喜んだりしている。子どもとマイクラをすると、画面酔いするようになり、年を感じる今日この頃。
2018年頃から、the比較の記事執筆に参加。
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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