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MSI、最大Core 9 270H搭載のノートPC、Modern 14 H D2RM / 15 H C2RMを発表

MSIから、最大でCore 9 270Hを搭載する、処理性能重視のビジネスノートPCの2機種が発表されました。
14型サイズの「Modern 14 H D2RM」と、15.6型サイズの「Modern 15 H C2RM」の2機種です。
負荷が高めの作業を快適にこなすことができる機種が欲しい方に適しています。
ここでは、搭載するCPUの概要とともに、2機種の特徴を簡単に紹介します。
[公式サイト] Modern 14 H D2RM [公式サイト] Modern 15 H C2RM
製品の特徴
最大で「Core 9 270H」を搭載
Modern 14 H D2RM / Modern 15 H C2RMは、最新のCore プロセッサー 200Hシリーズを搭載した、ビジネス向けノートPCです。
一般的なビジネス向けノートPCでは、軽さや、省電力性能に重きをおいた機種が多いですが、Modern 14 H D2RM / Modern 15 H C2RMは、高めの処理性能による快適な動作を重視した機種となっています。

Modern 14 H D2RM / Modern 15 H C2RMは、「Core 7 240H」、または、「Core 9 270H」を搭載しています。下表では、これらのプロセッサーの仕様を簡単に比較しています。
PBP:45Wクラスのプロセッサーなので、一般的なノートPCよりも高い処理性能を備えています。
ただし、最新型番ではあるのですが、Arrow Lakeではなく、Raptor Lakeシリーズのプロセッサーなので、中身はそれほど目新しくはありません。基本的には、Core 7 240Hは、第13世代Core i7-13620Hよりも少し最大クロックが高い程度ですし、Core 9 270Hも、第13世代Core i9-13900Hとそれほど大きな差はありません。内蔵グラフィックスの性能も高くありません。また、最近話題のAI処理のためのNPUを内蔵したプロセッサーでもありません。
とはいえ、これらのプロセッサーは、ゲーミングノートPCなどにも採用されるようなCPUなので、重めの作業においても快適な動作を期待することができるでしょう。
Core 9 270H | Core i9-13900H | |
開発コード名 | Raptor Lake | |
P / Eコア | 6 / 8 | |
トータルスレッド | 20 | |
Pコア最大クロック | 5.8 GHz | 5.4 GHz |
Eコア最大クロック | 4.1 GHz | 4.1 GHz |
キャッシュ | 24 MB | |
PBP | 45W | |
MTB | 115W | |
GPU名 | Intel Graphics | Intel Iris Xe Graphics eligible |
GPU EU | 96 | |
GPU最大 | 1.55 GHz | 1.50 GHz |
Core 7 240H | Core i7-13620H | |
開発コード名 | Raptor Lake | |
P / Eコア | 6 / 4 | |
トータルスレッド | 16 | |
Pコア最大クロック | 5.2 GHz | 4.9 GHz |
Eコア最大クロック | 4.0 GHz | 3.6 GHz |
キャッシュ | 24 MB | |
PBP | 45W | |
MTB | 115W | |
GPU名 | Intel Graphics | Intel UHD Graphics |
GPU EU | 64 | |
GPU最大 | 1.55 GHz | 1.5 GHz |
Modern 14 H D2RM
Modern 14 H D2RMは、14型ノートPCで、質量は約1.6kgとなっています。14型ノートPCとしては重めですが、高い性能の割には扱いやすく、オフィス内での移動などがしやすいでしょう。


WUXGA液晶搭載
Modern 14 H D2RMは、WUXGA(1920x1200ドット)液晶を搭載しています。
FHD(1920x1080ドット)液晶よりも縦の表示面積が少し広く、Officeソフトや、ビジネスソフトなどを使った作業もしやすいと思います。

ポート類の紹介
Modern 14 H D2RMは、USB3.2 Gen1 Type-A x3、Thunderbolt 4(USB PD対応)、HDMI、LANポートを備えています。
HDMIや、LANポートが背面に配置されており、外部モニターや有線LANをつないで、据え置きで使うような場合でもケーブルが邪魔にならないように工夫されています。

仕様の紹介
Modern 14 H D2RMの簡単な仕様は、下表の通りです。
スロットメモリで、仕様でも「最大64GB(32GB x2)のメモリを搭載可能」となっていました。メモリの交換ができそうです(ただし、「メモリの増設・交換はMSI公認サポート店にご相談ください」と記されています)。
Modern-14-H-D2RMG-0453JP | |
OS | Windows 11 Home |
CPU | Core 9 270H |
GPU | CPU内蔵 |
メモリ | 32GB (16GB x2) DDR4 |
ストレージ | 1TB SSD |
ディスプレイ | 14.0インチ 16:10 1920x1200 非光沢 |
質量 | 約1.6kg |
バッテリー | 53.8Wh 動画再生時:最大約6時間 アイドル時:最大約14時間 |
サイズ [mm] | 約 313.7×236×18.6 |
価格 [税込] | 154,800円 |
Modern 15 H C2RM
Modern 15 H C2RMシリーズは、15.6型サイズのノートPCです。質量は約1.9kgと軽くはないので、持ち歩くのにはあまり向いていませんが、車での移動であれば、大きめのカバンを用意することで、持ち出して使うこともできると思います。


15.6型のFHD液晶
Modern 15 H C2RMシリーズは、画面比16:9のFHD(1920x1080ドット)液晶を搭載しています。
標準的な解像度の液晶なのですが、最近主流になってきた、画面比16:10のWUXGA(1920x1200ドット)液晶を搭載する機種を希望される方は、ご注意ください。

ポート類の紹介
Modern 15 H C2RMシリーズは、USB3.2 Gen2 Type-A x3、USB3.2 Gen2 Type-C(映像出力、USB PD対応)、HDMI、microSDカードリーダーを備えています。
Thunderbolt 4や、LANポートはありません。

仕様の紹介
Modern 15 H C2RMシリーズの簡単な仕様を紹介します。
全体的にバッテリー駆動時間は長くありませんが、特に、Core 7 240H搭載モデルは、バッテリー容量が小さく、バッテリーで使用することができる時間は短いです。CPUの性能を十分に引き出すためにも、基本的に、電源につないで使用するような設計となっているようです。
なお、Modern 15 H C2RMシリーズもメモリ搭載可能容量は64GB(32GB x2)となっていました。大容量メモリにすることができるのはメリットです(ただし、「メモリの増設・交換はMSI公認サポート店にご相談ください」と記されています)。
Modern-15-H-C2RMG-0553JP | Modern-15-H-C2RMG-0152JP | Modern-15-H-C2RMG-0351JP | |
OS | Windows 11 Home | Windows 11 Pro | |
CPU | Core 7 240H | Core 9 270H | |
GPU | CPU内蔵 | ||
メモリ | 32GB (16GB x2) DDR4 | ||
ストレージ | 1TB SSD | ||
ディスプレイ | 15.6インチ 16:9 1920x1080 非光沢 |
||
質量 | 約1.9kg | ||
バッテリー | 39.3Wh 動画再生時:最大約3時間 アイドル時:最大約7時間 |
53.8Wh 動画再生時:最大約4時間 アイドル時:最大約8時間 |
|
サイズ | 約359×241×19.6 | ||
価格 [税込] | 147,800円 | ー | 167,800円 |
購入先
今回MSIから発表された、Modern 14 H D2RM / Modern 15 H C2RMは、MSI公式オンラインショップや、Amazonなどにおいて、2025年3月6日(木)から順次販売開始予定となっています。
なお、MSI公式オンラインショップでは、予約が開始されています。
[MSIストア] Modern-14-H-D2RMG-0453JP [MSIストア] Modern-15-H-C2RMG-0553JP [MSIストア] Modern-15-H-C2RMG-0351JP

パソコンメーカーや家電量販店などのパソコン訪問サポートの仕事に従事。2018年頃からthe比較の記事執筆に参加。

the比較運営者。以前は、システムインテグレーターの企業にて、PCサーバーの設計・構築を担当。毎年約150台のパソコンの実機をレビュー。
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