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MSI Sword 17 HX B14Vの実機レビュー

更新日:
CPU Core i7-14700HX
GPU GeForce RTX 4060
GeForce RTX 4070
メモリ 32GB / 64GB
ストレージ 1TB / 2TB SSD
液晶サイズ 17型
液晶種類 2560x1600 240Hz
質量 2.8kg
バッテリー 65Wh
価格[税込] 29万円台~
ゲームもクリエイティブ作業も快適

MSI Sword 17 HX B14Vは、高い処理性能と、高い品質のディスプレイを合わせもつハイクラスのゲーミングノートPCです。

処理性能面では、最新の第14世代Core i7に、最大でGeForce RTX 4070 Laptopを搭載。

ディスプレイには、17型大画面で、解像度が高く、色域も広い液晶を搭載しています。ゲーム映像が綺麗ですし、画像や動画の編集にも適しています。

ゲームだけでなく、クリエイティブワークも快適にできます。

購入するならパソコンSHOPアークがおすすめ

MSI Sword 17 HX B14Vを購入するなら、パソコンSHOPアーク(Ark)がおすすめです。MSI認定のショップで、パーツのカスタマイズが可能です。

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i7-14700HX、64GBメモリ、GeForce RTX 4070 Laptop、2TB SSD

 

目次

お忙しい方は、「MSI Sword 17 HX B14Vの特徴」のみお読みください。

 

MSI Sword 17 HX B14Vの特徴

ハイスペックゲーミングノートPC

MSI Sword 17 HX B14Vは、最新プロセッサーに、GeForce RTX 4060またはRTX 4070のグラフィックスを搭載し、放熱性が高く、ディスプレイの品質が良く、大容量メモリを搭載したはハイスペックゲーミングノートPCです。

少し高い品質のゲーミングノートPCが欲しい方に最適です。

ハイクラスのゲーミングノートPC

 

CPUには第14世代Coreを搭載

MSI Sword 17 HX B14Vは、最新のインテル第14世代Coreプロセッサーの「Core i7-14700HX」を搭載しています。従来のCore i7-13700HXと比較すると約20%マルチコアの性能が上がっており、シングルコア性能も高くゲーム向きです。

CINEBENCH R23
マルチコア
Ryzen 9 7945HX 33229
Core i9-14900HX 29314
Core i7-14700HX 21893
Core i7-13700HX 18283
シングルコア
Core i9-14900HX 2196
Core i7-14700HX 2113
Ryzen 9 7945HX 1951
Core i7-13700HX 1868

 

大画面・広色域・高解像度のディスプレイ

MSI Sword 17 HX B14Vは、17型とサイズ大きく、DCI-3 100%クラスの広色域で、2560x1600ドットと解像度が高く、高い品質のディスプレイを搭載しています。

大きな画面で、かつ非常に色鮮やかで映像でゲームを楽しむことができます。

綺麗な映像でゲームができる

 

大容量メモリ&ストレージも搭載可能

MSI Sword 17 HX B14VのRTX 4070モデルは、メモリが64GBも搭載されています。最近はメモリ消費の高いゲームが多いので安心です。メモリをたくさん使うクリエイターソフトを使う方にも最適です。

RTX 4060モデルも32GBと大きめの容量です。また、カスタマイズすれば64GBへ変更することも可能です。

さらに、初期ストレージは、RTX 4070が2TB、RTX 4060が1TBと大容量です。パソコンショップアークならカスタマイズすることも可能で、最大8GBまで選択可能です。

加えて、2nd SSDも搭載することが可能です。こちらも最大8TBまで搭載することが可能で、SSDのメーカーも細かく指定することができます。

ストレージのカスタマイズ画面例(パソコンSHOPアーク)

 

クリエイティブワークにも最適

性能が高く、ディスプレイの品質も高く、大容量メモリやSSDを搭載していることから、クリエイティブワークにも適した製品です。動画編集や画像編集をしてみましたが、サクサク動いてとても気持ちよく作業ができました。

クリエイティブワークも快適

 

各用途の快適度

MSI Sword 17 HX B14Vの各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
高いスペックと高い解像度のディスプレイを搭載し、快適です。
動画鑑賞 色鮮やかな映像で、動画を楽しむことができます。
RAW現像
画像編集
広色域ディスプレイを搭載し、処理性能も高く、RAW現像や画像編集も快適です。
動画編集 性能の高いCPU、グラフィックスを搭載し、ディスプレイ解像度も高く、動画編集がしやすいです。
ゲーム RTX 4070やRTX 4060のグラフィックスを搭載し、ゲームも快適です。

 

ディスプレイのチェック

ディスプレイの詳細なチェックです。

画面比16:10、WQXGA(2560x1600)240Hz、非光沢の液晶を搭載しています。どんな用途にも使いやすいディスプレイです。詳細については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域・輝度
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

当サイトで計測した色域は、下表の通りで、色域は広いです。最大輝度は、当サイトの計測では445cd/m2と高いです。

  カバー率
sRGBカバー率 100%
DCI-P3カバー率 98.8%
Adobe RGBカバー率 87.2%
ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、明部になるにつれ、赤がやや強めに発色しているものの、ほぼ1:1の直線に近いので、概ね自然な発色です。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶なので、画面への映り込みは低減されています。ギラつきは無くもないですが、ほぼ気になりません。

画面への映り込み

フリッカー(ちらつき)はありませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

遅延

キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約60msでした。他の一般的なノートPCで計測したところ80ms前後が多かったので、遅延はやや少なめです。なおこれは、液晶だけでなくPC全体の遅延となります。

 

残像

「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを十分速い1/2000のシャッタースピードで撮影したところ、1秒間に240フレームを更新する240Hzの液晶で2フレーム前くらいまで残像がありました。普通のノートPCは、60Hzで2~3フレーム前くらいまでの残像ですので、一般的なノートPCと比べるとかなり残像は少ないです。動きの速いFPSゲームなどもやりやすいでしょう。

「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

実測で、キーピッチは横:約19mm、縦:約19mm、キーストロークは約1.7mmです。

「半角/全角」キーなど小さいキーが一部ありますが、十分なキーピッチおよびキーストロークがあり、たわみも少ないので、タイピングは比較的しやすいです。

フォートナイトをプレイしてみても、普通に操作することができました。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

24ゾーンRGBバックライトを搭載しており、ゲーミングPCらしく華やかです。また、WASDキーはスケルトンになっており、キー位置を発見しやすいです。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

動作モード

パフォーマンスのチェックです。

本製品は、「MSI Center」のアプリから、動作モードを変更することができます。

ここでは、「MSI AI Engine」モードと、高いパフォーマンスが出る「究極のパフォーマンス」モードで計測したベンチマークの結果を掲載します。

「MSI Center」で動作モードを変更

 

CPU

MSI Sword 17 HX B14Vは、Core i7-14700HXを搭載しており、CINEBENCH R23のスコアはご覧の通りです。マルチコアは、Core i7-13700HXより約20%高いスコアで、Core i9-13900Hよりもスコアが高くなっています。また、シングルコアのスコアも非常に高くゲームに適したCPUです。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core i7-14700HX
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 7945HX 33229
Core i9-14900HX 29314
Core i9-13980HX 28398
Core i9-13950HX 27983
Core i9-13900HX 24314
Core i7-14700HX 21893 [究極のパフォーマンス]
21800 [MSI AI Engine]
Core i9-13900H 19299
Core i7-13700HX 18283
Ryzen 7 7840HS 17922
Core i7-13700H 17622
Core i7-12800HX 17492
Core i5-13500H 15302
Core i7-12700H 14546
Core Ultra 7 155H 14073
Ryzen 7 7735HS 14068
Core i7-1370P 10449
Ryzen 5 7535HS 10356
Ryzen 7 7735U 10122
Ryzen 7 7730U 10051
Core i7-1360P 9720
Core i5-1340P 9688
Ryzen 5 7535U 8757
Ryzen 5 7530U 8403
Core i5-1335U 8249
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-14900HX 2196
Core i7-14700HX 2113 [究極のパフォーマンス]
2109 [MSI AI Engine]
Core i9-13950HX 2097
Core i9-13980HX 2061
Core i9-13900H 2016
Core i9-13900HX 1968
Ryzen 9 7945HX 1951
Core i7-13700H 1898
Core i7-13700HX 1868
Core i7-1360P 1826
Core i7-12700H 1823
Core Ultra 7 155H 1810
Core i5-13500H 1785
Ryzen 7 7840HS 1764
Core i7-12800HX 1760
Core i5-1335U 1723
Core i5-1340P 1722
Core i7-1370P 1707
Ryzen 7 7735HS 1538
Ryzen 7 7735U 1476
Ryzen 5 7535U 1471
Ryzen 5 7535HS 1463
Ryzen 7 7730U 1440
Ryzen 5 7530U 1439
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

CINEBENCH 2024
Core i7-14700HX
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-14900HX 1748
Core i9-13900HX 1512
Core i7-14700HX 1280 [究極のパフォーマンス]
1105 [MSI AI Engine]
Ryzen 9 8945HS 919
Core i7-13700H 855
Core Ultra 7 155H 825
Core i5-13500H 778
Core Ultra 5 125H 669
Core i7-1360P 664
Core i5-1340P 599
Ryzen 7 7730U 575
Core Ultra 5 125U 572
Core 5 120U 558
Ryzen 5 7530U 477
Core i5-1335U 435
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-14900HX 128
Core i7-14700HX 124 [究極のパフォーマンス]
117 [MSI AI Engine]
Core i9-13900HX 119
Core i7-13700H 114
Core 5 120U 110
Core i5-1335U 109
Ryzen 9 8945HS 106
Core i5-13500H 105
Core Ultra 7 155H 103
Core Ultra 5 125H 101
Ryzen 7 7730U 99
Core i7-1360P 99
Core i5-1340P 99
Core Ultra 5 125U 94
Ryzen 5 7530U 84

 

なお、高負荷時のCPU電力、CPUクロック、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。

 

メモリ

メモリには、LPDDR5-5600メモリを搭載しており帯域は広いです。RTX 4070搭載モデルは64GBものメモリを最初から搭載しています。RTX 4060搭載モデルは32GBですが、カスタマイズすれば64GBへ変更することも可能です。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~

SiSoftware Sandra 2020が落ちるため、計測できませんでした。

他のメモリとの比較(帯域のベンチマーク)
DDR5-5600
デュアルチャネル
66.34GB/s
LPDDR5-6000
デュアルチャネル
64.52GB/s
DDR5-5200
デュアルチャネル
62.38GB/s
LPDDR5-5200
デュアルチャネル
58.49GB/s
LPDDR5-4800
デュアルチャネル
54GB/s
DDR5-4800
デュアルチャネル
52.25GB/s
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
51.65GB/s
DDR4-3200
デュアルチャネル
30.66GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
※実際のノートPCで計測した実測値で、理論的な最大値ではありません

 

グラフィックス

MSI Sword 17 HX B14Vは、「GeForce RTX 4070 Laptop」または「GeForce RTX 4060 Laptop」を搭載しています。今回は「GeForce RTX 4070 Laptop」搭載モデルをチェックしていますが、最大グラフィックスパワーは115Wでした。標準的な設定値かなと思います。

NVIDIAのシステム情報で確認した最大グラフィックスパワー

 

3DMark Time Spyのベンチマークの結果は以下のとおりです。「究極のパフォーマンス」モードにすれば、140WのRTX 4070よりも高いグラフィックススコアが出ていました。

なお、RTX 4060モデルの最大グラフィックスパワーは不明です。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス性能の評価 ~
GeForce RTX 4070 Laptop
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
RTX 4090 175W 21394
RTX 4080 175W 18822
RTX 4070 115W 12556 [究極のパフォーマンス]
10673 [MSI AI Engine]
RTX 4070 140W 12254
RTX 4060 140W 11056
RTX 4060 90W 9809
RTX 4060 65W 8829
RTX 4050 105W 8469
RTX 3060 130W 8302
RTX 3050 Ti 95W 6063
RTX 3050Ti 60W 5292
RTX 3050 75W 5102
RTX 3050 65W 4560
Intel Xe Graphics
(Core i7-1360P)
  1660
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー

 

GPU-Zで確認したGeForce RTX 4070 Laptopの情報は次の通りです。

本製品のグラフィックカードのスペック

 

ストレージ

ストレージには、PCIe Gen4 SSDを搭載しており、非常に速いです。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
2TB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7300
7102
PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

SDカードスロットは搭載されていません。

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

いくつかのゲームで計測した平均フレームレートを掲載します。

なお、ここでは、User Scenarioは「究極のパフォーマンス」で、GPU Switchは「ディスクリートグラフィックモード」に設定して計測しています。

「MSI Center」で動作モードを変更

 

他のグラフィックスとも比較していますが、すべて同じバージョン、同じ状況で計測しているわけではないので、あくまで参考値としてご覧ください。

今回、GeForce RTX 4070 Laptopを搭載しているので、重いゲームでも、2560x1600の解像度で快適にゲームができるケースが多かったです。軽めのFPSゲームなら、200 fpsを超える高い平均フレームレートが出ています。

以下のゲームのフレームレートについて
平均フレームレートを掲載しています
グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー
劇的に重い部類のゲーム
ARK: Survival Ascended
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 72 fps
ノーマル 44 fps
2560x1600 55 fps
ノーマル 34 fps
重い部類のゲーム
Starfield(スターフィールド)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 ウルトラ 50 fps(89 fps)
2560x1600 57 fps(86 fps)
ウルトラ 41 fps(72 fps)
※括弧内は、アップスケーリング:DLSS(バランス)+フレーム生成:オンの時
重い部類のゲーム
パルワールド(DX11)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最高 76 fps(91 fps)
2560x1600 75 fps(97 fps)
最高 55 fps(77 fps)
※括弧内は、DLSS:パフォーマンスの時
重い部類のゲーム
Forza Motorsport
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 ウルトラ 76 fps
2560x1600 50 fps
ウルトラ 32 fps
重い部類のゲーム
FORSPOKEN(DX12)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最高 55 fps
2560x1600 78 fps
最高 33 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 110 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 95 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
120W 61 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
115W 55 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
140W 53 fps
RTX 4060 45W 44 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 41 fps
RTX 4060 55W 37 fps
RTX 4050 45W 36 fps
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 ウルトラ 100 fps
2560x1600 84 fps
ウルトラ 60 fps
レイトレ:ウルトラ 50 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 121 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 101 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
115W 100 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
140W 93 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
90W 90 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 76 fps
RTX 4060 55W 70 fps
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 高品質 120 fps
2560x1440 標準品質 117 fps
高品質 87 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、高品質)
RTX 4090 175W 192 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 166 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
115W 120 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 117 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
140W 106 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 84 fps
RTX 3060 130W 84 fps
RTX 3050Ti 60W 54 fps
RTX 3050 75W 53 fps
GTX 1650   36 fps
中程度の重さのゲーム
ブループロトコル
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 153 fps
2560x1600 141 fps
最高 102 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 203 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
145W 169 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
115W 153 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 147 fps
RTX 4070 140W 141 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
140W 131 fps
RTX 4060 55W 99 fps
RTX 4050 140W 86 fps
RTX 3050 40W 53 fps
中程度の重さのゲーム
PSO2 ニュージェネシス
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 ウルトラ 132 fps
2560x1600 149 fps
ウルトラ 89 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 163 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 157 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
115W 132 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
150W 131 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
140W 116 fps
RTX 3060 140W 97 fps
RTX 4060 60W 90 fps
RTX 4050 140W 86 fps
RTX 3050 75W 62 fps
GTX 1650   44 fps
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最高 159 fps(179 fps)
2560x1600 115 fps
最高 100 fps(132 fps)
※括弧内は、DLLS:クオリティ
他のGPUとの比較(1920×1080、最高)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 217 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 189 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 173 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
115W 159 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
140W 151 fps
RTX 4050 105W 110 fps
RTX 3060 115W 107 fps
RTX 3050 75W 66 fps
GTX 1650   42 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 暁月のフィナーレ(DX11)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最高品質 176 fps
2560x1600 高(ノート) 149 fps
最高品質 115 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高品質)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 222 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 215 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
115W 176 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 168 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
140W 152 fps
RTX 4050 105W 134 fps
RTX 3060 115W 132 fps
RTX 3050 95W 89 fps
GTX 1650   65 fps
中程度の重さのゲーム
フォートナイト [チャプター5 シーズン2]
DirectX 12
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 低設定 184 fps
中設定 168 fps
最高設定 95 fps
2560x1600 低設定 114 fps
中設定 108 fps
最高設定 54 fps
※アンチエイリアス&スーパー解像度:TSR低
※テンポラルスーパー解像度:ネイティブ
※バトルロワイヤル ソロで計測
パフォーマンス - 低グラフィック忠実度
解像度 その他設定 平均 fps
1920x1080 3D解像度:100%
メッシュ:高
描画距離:最高
256 fps
2560x1600 201 fps
※バトルロワイヤル ソロで計測
軽い部類のゲーム
Apex Legends(DX11)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 高設定 241 fps
2560x1600 低設定 227 fps
高設定 171 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
VALORANT
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 高設定 561 fps
2560x1600 高設定 404 fps
※プラクティスモードで計測
軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
解像度 品質 平均 fps
1920x1200 ウルトラ 242 fps
2560x1600 中型 227 fps
ウルトラ 171 fps

 

その他のゲーム

上に掲載していない他のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、各クリエイターソフトの処理時間を掲載します。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

現像したRAWデータの書き出しは非常に速いです。処理性能が高く、色域および解像度も高く、現像作業自体も快適です。

Core i9-13900H
RTX 4090 (150W)
38秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
39秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-12900HX
RTX 4080 (175W)
47秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-14700HX
RTX 4070 (115W)
58秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13700H
RTX 4070 (140W)
60秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13700H
RTX 4060 (140W)
63秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Ryzen 9 7940HS
RTX 4060 (60W)
66秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13700H 68秒
Core Ultra 7 155H
RTX 4060 (55W)
70秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core Ultra 7 155H 72秒
Core i7-1360P
RTX 4060 (55W)
73秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i5-13500H 80秒
Ryzen 7 6800H 82秒
Core i7-1360P 88秒
Ryzen 7 6800U 89秒
Ryzen 7 7730U 115秒
Core i5-1335U 128秒
※2022年6月より、GPUを使用した書き出しも出来るようになったので、この機能が使えるPCは、機能をONにしたときの書き出し時間も掲載しています。
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Photoshop CCによる各種処理時間

高性能CPUに、GeForce RTX 4070 Laptopを搭載しているため、重いニューラルフィルター処理も速いです。

  本製品 参考
Core Ultra 7 155H
ニューラルフィルター(肌をスムーズに) 約2秒 約2秒
ニューラルフィルター(スーパーズーム(x2)) 約52秒 約4分6秒
ニューラルフィルター(JPEGのノイズを削除) 約1分36秒 約3分13秒
※ 6000x4000のRAWデータを編集
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

Premiere Proでの4K動画の書き出しも速いです。処理性能が高い上に、ディスプレイの解像度が高いので、Premiere Proのようなペイン(枠)の多いソフトも快適でした。

4K動画の書き出し
Core i9-13980HX
RTX 4090 (175W)
2分47秒
Core i9-13900H
RTX 4090 (150W)
3分00秒
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
3分01秒
Core i7-13700H
RTX 4070 (140W)
3分08秒
Core i7-14700HX
RTX 4070 (115W)
3分31秒
Core i7-12650H
RTX 4050 (45W)
4分03秒
Core i7-13620H
RTX 4050 (105W)
4分11秒
Core Ultra 7 155H
RTX 4060 (55W)
4分18秒
Core i7-1360P
RTX 4060 (55W)
4分23秒
Core i7-11800H
RTX 3050Ti (60W)
5分08秒
Core i5-11400H
RTX 3050 (65W)
5分59秒
Core i7-12700H
GTX 1650
6分21秒
Core i7-1260P
Intel Iris Xe
14分10秒
Core i7-1165G7
Intel Iris Xe
14分12秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるx265エンコード時間
ソフトウェアエンコード

CPUのみで実行するx265エンコードも高速です。

Ryzen 9 7945HX 3分48秒
Core i9-14900HX 4分22秒
Core i9-13980HX 4分34秒
Core i9-13950HX 4分35秒
Core i7-14700HX 5分46秒
Core i9-13900H 6分13秒
Core i7-13700H 6分39秒
Core Ultra 7 155H 7分07秒
Core i7-13620H 7分56秒
Core i7-1360P 9分25秒
Ryzen 7 6800U 10分47秒
Ryzen 7 7735U 11分43秒
Core i5-1340P 12分03秒
Core i7-1360P 12分03秒
Core i5-1335U 13分31秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Blender Benchmarkによるレンダリング時間
GeForce RTX 4070 Laptopで実行
SPECviewperf 2020

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

本機器は、映像出力、USB PDに対応したUSB3.2 Gen2 Type-Cポートを搭載しています。

Thunderboltには対応していません。PD充電は、100W以上の充電器なら使用することができました。

Thunderbolt 4のポート
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック ×
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック × × ×
PD充電器
※1
140W アドテック PD3.1充電器
100W Anker PowerPort III
65W Lenovo GaN充電器 ×
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740
(4Kモニター)
×
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター

 

HDMIの動作チェック

4KモニターへHDMIで接続したときの詳細です。4K、60Hz、RGBで出力できています。

BenQ EX3210Uへ接続したときの詳細

 

質量のチェック

質量はやや重いです。基本的には据え置きで使用するのに適した製品です。

本製品の質量(ACアダプターのみ実測値)
  質量
PC本体 2.766kg
ACアダプター 712g

 

バッテリー駆動時間のチェック

MSI Sword 17 HX B14Vのバッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリー容量は、メーカー公表値で65Whとなっており、ゲーミングノートPCとしては普通の容量です。性能が高いので、バッテリー駆動時間は短めです。バッテリー状態で動かすと性能が落ちるため、そういった意味でも、据え置きでの使用に向いています。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) 動画再生時 2時間56分
(2) CPU6%、iGPU6%、dGPU6%の負荷 1時間53分
※画面輝度は約120cd/m2
(1) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(2) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生(リピート)させたとき

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

Webカメラは92万画素で普通の画質です。プライバシーシャッターが付いているので、物理的にカメラを隠すこともできます。

Webカメラ
Webカメラ ON/OFF 切り替えスイッチ
本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影

 

スピーカー

スピーカーは、底面の左右に配置されています。音質はやや良いです。ノートPC基準で10点満点で6点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

底面のスピーカー

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

 

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPUクロック、CPU温度およびCPU電力の推移を確認します。

どのモードでも、問題ないCPU温度です。CPU電力(パフォーマンス)も十分高い数値が出ています。

  • MSI AI Engine時
  • 究極のパフォーマンス時

 

ゲーム時のCPU温度、GPU温度

ファイナルファンタジー15のゲームベンチマーク実行中の大まかなCPU温度と、GPU温度の推移は下図の通りです。

どちらの動作モードでも、低めの温度でした。安心してゲームが出来るでしょう。

  • MSI AI Engine時
  • 究極のパフォーマンス時

 

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時も動作音はします。ゲーム時の動作音はやや高めです。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時
左から2番目:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ)
左から3番目:同上 (Turbo時)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手の平を置くパームレストの温度変化は重要です。

負荷がかかると、キーボードの中央部分の温度が上がりますが、パームレスト部分の温度は上がらないので、そこまで不快感はありません。ゲームをしていても、WASDキー当たりはそこまで熱くは感じませんでした。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。確認できた最も高い数値を掲載していますが、数値は変動するため参考程度にご覧下さい。

高性能CPUおよびGPUを搭載しているため、一般的なノートPCよりは高い消費電力です。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

MSI Sword 17 HX B14Vの外観のチェックです。

パームレスト面とベゼルはブラックで、落ち着いたデザインです。

 

天板はグレイのカラーで、中央にロゴマークが入っています。

 

ボディの高さは、ゲーミングノートPCとしては普通かなと思います。

 

本機器のポート類はご覧の通りです。電源ポートは背面にあり、コネクタもL字なので、配線しやすいです。USB-Aポートが右側にしかないと、マウス操作の邪魔になりますが、USB-Aポートが背面や左側にあるので、有線マウスやUSBメモリなども挿しやすいでしょう。

 

ディスプレイ面は約180度開き、フラットになります。

 

底面です。今回、底面カバーは外していませんが、ヒートパイプが沢山あることが分かります。

 

ACアダプターは、200Wです。出力の割に小型です。

 

まとめ

以上が、MSI Sword 17 HX B14Vのレビューです。

第14世代Core i7、ミドル/ミドルハイクラスのグラフィックス、品質の高いディスプレイを搭載したゲーミングノートPCです。

ディスプレイは、17型と大画面で、2560x1600ドットと高解像度で、DCI-P3 100%クラスで広色域です。ゲーム映像が綺麗ですし、画像や動画の編集用途にも適したディスプレイです。

また、メモリは最大64GB、ストレージは最大で8TB+8TBの大容量構成が可能です。メモリ消費の高いゲームも余裕の容量ですし、複数のゲームをインストールする方にも最適です。また、動画などの容量の大きいファイルをたくさん保存することも可能です。

ゲームが快適にできるのはもちろん、クリエイティブワークも快適にできる性能のゲーミングノートPCです。

 

ゲームもクリエイティブ作業も快適

MSI Sword 17 HX B14V

特徴

  • 高めの性能 
  • 品質の高いディスプレイ
  • 大容量メモリ&SSDを搭載

こんなあなたに

  • 品質高めのゲーミングノートPCが欲しい方
  • 主に据え置きで使用する方 
  • 価格29万円台[税込]~

 

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MSI Sword 17 HX B14Vを購入するなら、パソコンSHOPアーク(Ark)がおすすめです。MSI認定のショップで、パーツのカスタマイズが可能です。

 

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