※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
MSI Sword 17 HX B14Vの実機レビュー
CPU | Core i7-14700HX |
---|---|
GPU | GeForce RTX 4060 GeForce RTX 4070 |
メモリ | 32GB / 64GB |
ストレージ | 1TB / 2TB SSD |
液晶サイズ | 17型 |
液晶種類 | 2560x1600 240Hz |
質量 | 2.8kg |
バッテリー | 65Wh |
価格[税込] | 29万円台~ |
MSI Sword 17 HX B14Vは、高い処理性能と、高い品質のディスプレイを合わせもつハイクラスのゲーミングノートPCです。
処理性能面では、最新の第14世代Core i7に、最大でGeForce RTX 4070 Laptopを搭載。
ディスプレイには、17型大画面で、解像度が高く、色域も広い液晶を搭載しています。ゲーム映像が綺麗ですし、画像や動画の編集にも適しています。
ゲームだけでなく、クリエイティブワークも快適にできます。
MSI Sword 17 HX B14Vを購入するなら、パソコンSHOPアーク(Ark)がおすすめです。MSI認定のショップで、パーツのカスタマイズが可能です。
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Core i7-14700HX、64GBメモリ、GeForce RTX 4070 Laptop、2TB SSD
目次
お忙しい方は、「MSI Sword 17 HX B14Vの特徴」のみお読みください。
MSI Sword 17 HX B14Vの特徴
ハイスペックゲーミングノートPC
MSI Sword 17 HX B14Vは、最新プロセッサーに、GeForce RTX 4060またはRTX 4070のグラフィックスを搭載し、放熱性が高く、ディスプレイの品質が良く、大容量メモリを搭載したはハイスペックゲーミングノートPCです。
少し高い品質のゲーミングノートPCが欲しい方に最適です。
CPUには第14世代Coreを搭載
MSI Sword 17 HX B14Vは、最新のインテル第14世代Coreプロセッサーの「Core i7-14700HX」を搭載しています。従来のCore i7-13700HXと比較すると約20%マルチコアの性能が上がっており、シングルコア性能も高くゲーム向きです。
大画面・広色域・高解像度のディスプレイ
MSI Sword 17 HX B14Vは、17型とサイズ大きく、DCI-3 100%クラスの広色域で、2560x1600ドットと解像度が高く、高い品質のディスプレイを搭載しています。
大きな画面で、かつ非常に色鮮やかで映像でゲームを楽しむことができます。
大容量メモリ&ストレージも搭載可能
MSI Sword 17 HX B14VのRTX 4070モデルは、メモリが64GBも搭載されています。最近はメモリ消費の高いゲームが多いので安心です。メモリをたくさん使うクリエイターソフトを使う方にも最適です。
RTX 4060モデルも32GBと大きめの容量です。また、カスタマイズすれば64GBへ変更することも可能です。
さらに、初期ストレージは、RTX 4070が2TB、RTX 4060が1TBと大容量です。パソコンショップアークならカスタマイズすることも可能で、最大8GBまで選択可能です。
加えて、2nd SSDも搭載することが可能です。こちらも最大8TBまで搭載することが可能で、SSDのメーカーも細かく指定することができます。
クリエイティブワークにも最適
性能が高く、ディスプレイの品質も高く、大容量メモリやSSDを搭載していることから、クリエイティブワークにも適した製品です。動画編集や画像編集をしてみましたが、サクサク動いてとても気持ちよく作業ができました。
各用途の快適度
MSI Sword 17 HX B14Vの各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。
用途 | 快適度 | コメント |
Web閲覧 Office作業 |
◎ | 高いスペックと高い解像度のディスプレイを搭載し、快適です。 |
---|---|---|
動画鑑賞 | ◎ | 色鮮やかな映像で、動画を楽しむことができます。 |
RAW現像 画像編集 |
◎ | 広色域ディスプレイを搭載し、処理性能も高く、RAW現像や画像編集も快適です。 |
動画編集 | ◎ | 性能の高いCPU、グラフィックスを搭載し、ディスプレイ解像度も高く、動画編集がしやすいです。 |
ゲーム | ◎ | RTX 4070やRTX 4060のグラフィックスを搭載し、ゲームも快適です。 |
ディスプレイのチェック
ディスプレイの詳細なチェックです。
画面比16:10、WQXGA(2560x1600)240Hz、非光沢の液晶を搭載しています。どんな用途にも使いやすいディスプレイです。詳細については以下のタブをクリックしてご覧ください。
- 色域・輝度
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき - フリッカー
当サイトで計測した色域は、下表の通りで、色域は広いです。最大輝度は、当サイトの計測では445cd/m2と高いです。
カバー率 | |
sRGBカバー率 | 100% |
---|---|
DCI-P3カバー率 | 98.8% |
Adobe RGBカバー率 | 87.2% |
遅延
キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約60msでした。他の一般的なノートPCで計測したところ80ms前後が多かったので、遅延はやや少なめです。なおこれは、液晶だけでなくPC全体の遅延となります。
残像
「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを十分速い1/2000のシャッタースピードで撮影したところ、1秒間に240フレームを更新する240Hzの液晶で2フレーム前くらいまで残像がありました。普通のノートPCは、60Hzで2~3フレーム前くらいまでの残像ですので、一般的なノートPCと比べるとかなり残像は少ないです。動きの速いFPSゲームなどもやりやすいでしょう。
キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードとタッチパッドのチェックです。
実測で、キーピッチは横:約19mm、縦:約19mm、キーストロークは約1.7mmです。
「半角/全角」キーなど小さいキーが一部ありますが、十分なキーピッチおよびキーストロークがあり、たわみも少ないので、タイピングは比較的しやすいです。
フォートナイトをプレイしてみても、普通に操作することができました。
24ゾーンRGBバックライトを搭載しており、ゲーミングPCらしく華やかです。また、WASDキーはスケルトンになっており、キー位置を発見しやすいです。
パフォーマンスのチェック
動作モード
パフォーマンスのチェックです。
本製品は、「MSI Center」のアプリから、動作モードを変更することができます。
ここでは、「MSI AI Engine」モードと、高いパフォーマンスが出る「究極のパフォーマンス」モードで計測したベンチマークの結果を掲載します。
CPU
MSI Sword 17 HX B14Vは、Core i7-14700HXを搭載しており、CINEBENCH R23のスコアはご覧の通りです。マルチコアは、Core i7-13700HXより約20%高いスコアで、Core i9-13900Hよりもスコアが高くなっています。また、シングルコアのスコアも非常に高くゲームに適したCPUです。
~ CPU性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
なお、高負荷時のCPU電力、CPUクロック、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。
メモリ
メモリには、LPDDR5-5600メモリを搭載しており帯域は広いです。RTX 4070搭載モデルは64GBものメモリを最初から搭載しています。RTX 4060搭載モデルは32GBですが、カスタマイズすれば64GBへ変更することも可能です。
~メモリ性能の評価 ~
SiSoftware Sandra 2020が落ちるため、計測できませんでした。
※実際のノートPCで計測した実測値で、理論的な最大値ではありません
グラフィックス
MSI Sword 17 HX B14Vは、「GeForce RTX 4070 Laptop」または「GeForce RTX 4060 Laptop」を搭載しています。今回は「GeForce RTX 4070 Laptop」搭載モデルをチェックしていますが、最大グラフィックスパワーは115Wでした。標準的な設定値かなと思います。
3DMark Time Spyのベンチマークの結果は以下のとおりです。「究極のパフォーマンス」モードにすれば、140WのRTX 4070よりも高いグラフィックススコアが出ていました。
なお、RTX 4060モデルの最大グラフィックスパワーは不明です。
~ グラフィックス性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー
GPU-Zで確認したGeForce RTX 4070 Laptopの情報は次の通りです。
ストレージ
ストレージには、PCIe Gen4 SSDを搭載しており、非常に速いです。
~ ストレージ性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
SDカードスロット
SDカードスロットは搭載されていません。
ゲームベンチマーク&フレームレート
いくつかのゲームで計測した平均フレームレートを掲載します。
なお、ここでは、User Scenarioは「究極のパフォーマンス」で、GPU Switchは「ディスクリートグラフィックモード」に設定して計測しています。
他のグラフィックスとも比較していますが、すべて同じバージョン、同じ状況で計測しているわけではないので、あくまで参考値としてご覧ください。
今回、GeForce RTX 4070 Laptopを搭載しているので、重いゲームでも、2560x1600の解像度で快適にゲームができるケースが多かったです。軽めのFPSゲームなら、200 fpsを超える高い平均フレームレートが出ています。
劇的に重い部類のゲーム
ARK: Survival Ascended
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均 fps |
1920x1080 | 低 | 72 fps |
ノーマル | 44 fps | |
2560x1600 | 低 | 55 fps |
ノーマル | 34 fps |
重い部類のゲーム
Starfield(スターフィールド)
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均 fps |
1920x1080 | ウルトラ | 50 fps(89 fps) |
2560x1600 | 高 | 57 fps(86 fps) |
ウルトラ | 41 fps(72 fps) |
重い部類のゲーム
パルワールド(DX11)
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均 fps |
1920x1080 | 最高 | 76 fps(91 fps) |
2560x1600 | 中 | 75 fps(97 fps) |
最高 | 55 fps(77 fps) |
重い部類のゲーム
Forza Motorsport
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均 fps |
1920x1080 | ウルトラ | 76 fps |
2560x1600 | 高 | 50 fps |
ウルトラ | 32 fps |
重い部類のゲーム
FORSPOKEN(DX12)
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均 fps |
1920x1080 | 最高 | 55 fps |
2560x1600 | 高 | 78 fps |
最高 | 33 fps |
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均 fps |
1920x1080 | ウルトラ | 100 fps |
2560x1600 | 高 | 84 fps |
ウルトラ | 60 fps | |
レイトレ:ウルトラ | 50 fps |
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均 fps |
1920x1080 | 高品質 | 120 fps |
2560x1440 | 標準品質 | 117 fps |
高品質 | 87 fps |
中程度の重さのゲーム
ブループロトコル
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均 fps |
1920x1080 | 高 | 153 fps |
2560x1600 | 高 | 141 fps |
最高 | 102 fps |
中程度の重さのゲーム
PSO2 ニュージェネシス
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均 fps |
1920x1080 | ウルトラ | 132 fps |
2560x1600 | 高 | 149 fps |
ウルトラ | 89 fps |
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均 fps |
1920x1080 | 最高 | 159 fps(179 fps) |
2560x1600 | 中 | 115 fps |
最高 | 100 fps(132 fps) |
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 暁月のフィナーレ(DX11)
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均 fps |
1920x1080 | 最高品質 | 176 fps |
2560x1600 | 高(ノート) | 149 fps |
最高品質 | 115 fps |
中程度の重さのゲーム
フォートナイト [チャプター5 シーズン2]
|
---|
解像度 | 品質 | 平均 fps |
1920x1080 | 低設定 | 184 fps |
中設定 | 168 fps | |
最高設定 | 95 fps | |
2560x1600 | 低設定 | 114 fps |
中設定 | 108 fps | |
最高設定 | 54 fps |
※テンポラルスーパー解像度:ネイティブ
※バトルロワイヤル ソロで計測
解像度 | その他設定 | 平均 fps |
1920x1080 | 3D解像度:100% メッシュ:高 描画距離:最高 |
256 fps |
2560x1600 | 201 fps |
軽い部類のゲーム
Apex Legends(DX11)
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均 fps |
1920x1080 | 高設定 | 241 fps |
2560x1600 | 低設定 | 227 fps |
高設定 | 171 fps |
軽い部類のゲーム
VALORANT
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均 fps |
1920x1080 | 高設定 | 561 fps |
2560x1600 | 高設定 | 404 fps |
軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均 fps |
1920x1200 | ウルトラ | 242 fps |
2560x1600 | 中型 | 227 fps |
ウルトラ | 171 fps |
その他のゲーム
上に掲載していない他のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。
クリエイターソフトの処理時間
以下、各クリエイターソフトの処理時間を掲載します。
現像したRAWデータの書き出しは非常に速いです。処理性能が高く、色域および解像度も高く、現像作業自体も快適です。
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
高性能CPUに、GeForce RTX 4070 Laptopを搭載しているため、重いニューラルフィルター処理も速いです。
本製品 | 参考 Core Ultra 7 155H |
|
ニューラルフィルター(肌をスムーズに) | 約2秒 | 約2秒 |
ニューラルフィルター(スーパーズーム(x2)) | 約52秒 | 約4分6秒 |
ニューラルフィルター(JPEGのノイズを削除) | 約1分36秒 | 約3分13秒 |
Premiere Proでの4K動画の書き出しも速いです。処理性能が高い上に、ディスプレイの解像度が高いので、Premiere Proのようなペイン(枠)の多いソフトも快適でした。
※ グラフィックスは全てノートPC用
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
CPUのみで実行するx265エンコードも高速です。
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
USB Type-C / HDMIの動作テスト
USB Type-Cの動作チェック
本機器は、映像出力、USB PDに対応したUSB3.2 Gen2 Type-Cポートを搭載しています。
Thunderboltには対応していません。PD充電は、100W以上の充電器なら使用することができました。
充電 | モニター 出力 |
有線LAN | ||
ドック | ThinkPad USB Type-C ドック | × | ○ | ○ |
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック | × | × | × | |
PD充電器 ※1 |
140W アドテック PD3.1充電器 | ○ | ― | ― |
100W Anker PowerPort III | ○ | ― | ― | |
65W Lenovo GaN充電器 | × | ― | ― | |
モニター ※2 |
EIZO ColorEdge CS2740 (4Kモニター) |
× | ○ | ― |
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター
HDMIの動作チェック
4KモニターへHDMIで接続したときの詳細です。4K、60Hz、RGBで出力できています。
質量のチェック
質量はやや重いです。基本的には据え置きで使用するのに適した製品です。
質量 | |
PC本体 | 2.766kg |
ACアダプター | 712g |
バッテリー駆動時間のチェック
MSI Sword 17 HX B14Vのバッテリー駆動時間のチェックです。
バッテリー容量は、メーカー公表値で65Whとなっており、ゲーミングノートPCとしては普通の容量です。性能が高いので、バッテリー駆動時間は短めです。バッテリー状態で動かすと性能が落ちるため、そういった意味でも、据え置きでの使用に向いています。
バッテリー駆動時間 | |
(1) 動画再生時 | 2時間56分 |
(2) CPU6%、iGPU6%、dGPU6%の負荷 | 1時間53分 |
(1) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(2) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生(リピート)させたとき
Webカメラ・スピーカーのチェック
Webカメラ
Webカメラは92万画素で普通の画質です。プライバシーシャッターが付いているので、物理的にカメラを隠すこともできます。
スピーカー
スピーカーは、底面の左右に配置されています。音質はやや良いです。ノートPC基準で10点満点で6点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。
パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。
Prime95実行時のCPU温度
Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPUクロック、CPU温度およびCPU電力の推移を確認します。
どのモードでも、問題ないCPU温度です。CPU電力(パフォーマンス)も十分高い数値が出ています。
- MSI AI Engine時
- 究極のパフォーマンス時
ゲーム時のCPU温度、GPU温度
ファイナルファンタジー15のゲームベンチマーク実行中の大まかなCPU温度と、GPU温度の推移は下図の通りです。
どちらの動作モードでも、低めの温度でした。安心してゲームが出来るでしょう。
- MSI AI Engine時
- 究極のパフォーマンス時
静音性のチェック
動作音(静音性)のチェック結果です。
アイドル時も動作音はします。ゲーム時の動作音はやや高めです。
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。
表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手の平を置くパームレストの温度変化は重要です。
負荷がかかると、キーボードの中央部分の温度が上がりますが、パームレスト部分の温度は上がらないので、そこまで不快感はありません。ゲームをしていても、WASDキー当たりはそこまで熱くは感じませんでした。
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。確認できた最も高い数値を掲載していますが、数値は変動するため参考程度にご覧下さい。
高性能CPUおよびGPUを搭載しているため、一般的なノートPCよりは高い消費電力です。
外観のチェック
MSI Sword 17 HX B14Vの外観のチェックです。
パームレスト面とベゼルはブラックで、落ち着いたデザインです。
天板はグレイのカラーで、中央にロゴマークが入っています。
ボディの高さは、ゲーミングノートPCとしては普通かなと思います。
本機器のポート類はご覧の通りです。電源ポートは背面にあり、コネクタもL字なので、配線しやすいです。USB-Aポートが右側にしかないと、マウス操作の邪魔になりますが、USB-Aポートが背面や左側にあるので、有線マウスやUSBメモリなども挿しやすいでしょう。
ディスプレイ面は約180度開き、フラットになります。
底面です。今回、底面カバーは外していませんが、ヒートパイプが沢山あることが分かります。
ACアダプターは、200Wです。出力の割に小型です。
まとめ
以上が、MSI Sword 17 HX B14Vのレビューです。
第14世代Core i7、ミドル/ミドルハイクラスのグラフィックス、品質の高いディスプレイを搭載したゲーミングノートPCです。
ディスプレイは、17型と大画面で、2560x1600ドットと高解像度で、DCI-P3 100%クラスで広色域です。ゲーム映像が綺麗ですし、画像や動画の編集用途にも適したディスプレイです。
また、メモリは最大64GB、ストレージは最大で8TB+8TBの大容量構成が可能です。メモリ消費の高いゲームも余裕の容量ですし、複数のゲームをインストールする方にも最適です。また、動画などの容量の大きいファイルをたくさん保存することも可能です。
ゲームが快適にできるのはもちろん、クリエイティブワークも快適にできる性能のゲーミングノートPCです。
ゲームもクリエイティブ作業も快適
MSI Sword 17 HX B14V
特徴
- 高めの性能
- 品質の高いディスプレイ
- 大容量メモリ&SSDを搭載
こんなあなたに
- 品質高めのゲーミングノートPCが欲しい方
- 主に据え置きで使用する方
- 価格29万円台[税込]~
購入するならパソコンSHOPアークがおすすめ
MSI Sword 17 HX B14Vを購入するなら、パソコンSHOPアーク(Ark)がおすすめです。MSI認定のショップで、パーツのカスタマイズが可能です。
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
関連ページ