MSI GF65 Thin(第10世代CPU、2020年4月モデル)の実機レビュー

更新日:2020年4月3日
CPU Core i7-10750H
GPU GeForce RTX 2060
メモリ 16GB
ストレージ PCIe SSD
液晶サイズ 15.6インチ
液晶種類 FHD 120Hz 非光沢
質量 約1.86kg
バッテリー 約51Wh
価格[税別] 16万円台~
最新CPUを搭載した1.86kgの軽量ゲーミングノート

MSI GF65 Thinは、約1.86kgと非常に軽いゲーミングノートPCです。外出先にPCを持ち運んでゲームをしたいような方におすすめです。

CPUには、昨日発表されたばかりの第10世代インテルCore Hシリーズを搭載しています。従来製品よりワンランク上の処理性能になっています。

グラフィックスはGeForce RTX 2060、液晶は120Hzと人気の高いミドルスペックで、価格も比較的抑えられており、バランスのいい機種です。

公式サイトはこちら
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レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i7-10750H、16GBメモリ、 GeForce RTX 2060、512GB NVMe SSD

 

目次

お忙しい方は、「MSI GF65 Thinの特徴」のみお読みください。

MSI GF65 Thinの特徴

最新の第10世代CPU「Core i7-10750H」を搭載

MSI GF65 Thinは、先日発表されたばかりの第10世代インテルプロセッサー「Core i7-10750H」を搭載しています。旧世代のCore i7-9750Hと比較すると、ベンチマークソフトにもよりますが、5~15%ほどスコアが上昇しています。 

第10世代Coreプロセッサー Hシリーズを搭載
CINEBENCH R20 ~ マルチコア ~
Core i9-9980HK 3552
Core i7-10750H 2777
Core i7-9750H 2640
Core i7-10710U 2211
Core i5-9300H 1880

 

Core i7-10750Hの各種ベンチマークスコアについては、下のページにまとめていますので、こちらもご覧ください。

 

高性能グラフィックス「GeForce RTX 2060」を搭載

MSI GF65 Thinは、ノート用グラフィックスの中でもミドルクラスに当たる「GeForce RTX 2060」を搭載しています。

ミドルクラスと言っても性能は高く、FHD環境なら、重いゲームでも高設定以上で60fps以上のフレームレートが出るほどです。またCPUの世代が上がったためか、他製品と比べても比較的フレームレートが高いです。

ノート用グラフィックス性能の比較
~ 3DMark Time Spy - Graphics score ~
RTX 2080 9450
RTX 2080 Max-Q 8068
RTX 2070 7778
RTX 2070 Max-Q 7216
RTX 2060 6020 [レビュー機で計測]
5686 [他の機種で計測]
GTX 1660Ti 5626
GTX 1650 3494
GTX 1050Ti 2201
GTX 1050 1689
ノート用グラフィックスのみで比較

 

120Hz駆動の液晶を搭載

今やある程度のスペックを備えたゲーミングノートなら、当たり前となりつつある高リフレッシュレート液晶をMSI GF65 Thinも搭載しています。

MSIからは4月3日、リフレッシュレート300Hzもの液晶を搭載したゲーミングノートが発売されましたが、本製品はそこまでのリフレッシュレートは無く、120Hzにとどまります。ただし、120Hzもあれば十分滑らかな映像で、GeForce RTX 2060では300 fpsものフレームレートを出せる製品は少ないため、120Hzでも十分だと思います。

ただ、残像が多めなのと、色域がそれほど広くない点はやや気になります。液晶にこだわる方はMSIの上位機種がおすすめです。

「CoD: ウォーゾーン」をプレイ

 

高性能でも軽量・薄型設計

MSI GF65 Thinは、Core i7-10750HにGeForce RTX 2060を搭載し、一般的なノートPCと比べるとかなり高スペックですが、一般的なノートPCよりも軽量で薄いです。持ち運びにも便利で、長期出張先でゲームをしたり、知人の家に持って行って遊んだりすることができます。

軽量・薄型設計

 

MSI Dragon Center 2.0

これまでのMSI製ノートPCではプリインストールされた管理ツール「Dragon Center」から、「Shift」という機能により、パフォーマンスモードを変更していましたが、最近のMSI製ノートPCでは「Shift」機能はなく、「Scenario(シナリオ)」からパフォーマンスモードを管理します。

この「Scenario(シナリオ)」からは、「Extreme Performance」「Balanced」「Silent」「Super Battery」「User」と5つのモードを切り替えることができ、今回はデフォルトの「Balanced」モードと「Extreme Performance」モードで計測しています。

MSI Dragon Center 2.0

 

各用途の快適度

MSI GF65 Thinの各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
快適です。
動画鑑賞 こちらも快適です。
RAW現像
画像編集
CPU性能は十分です。ただし、液晶の色域が狭いので、このディスプレイでの作業は止めたほうがいいと思います。外部ディスプレイに繋いだほうがいいでしょう。
動画編集 高性能CPU&グラフィックスを搭載し編集作業は快適です。液晶の色域が狭いのが気になりますが、色調整はあまりせず、簡易的な編集のみ行うのであれば大丈夫だと思います。
ゲーム 高性能CPU&グラフィックスを搭載し、高めのフレームレートでゲームが出来ますが、液晶の品質はそれほど良くはないです。

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

ゲームのベンチマークスコアを下の表に掲載します。目安として、おおよそ60 fpsを超えていれば、快適に動作すると思って下さい。なお、ゲームのベンチマークおよびフレームレートの計測は、「Extreme Performance」モードのみで計測しています。

「GeForce RTX 2060」を搭載しており、重いゲームを最高設定で動かしても、60fpsを超えることが多いです。

120Hz液晶を搭載しているということで、120fps近くまで出したいことだと思いますが、低~高設定にすれば、120fps前後まで出るゲームが多いです。

重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15
1920x1080 軽量品質 10784 / 107 fps
標準品質 8454 / 84 fps
高品質 6512 / 65 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、高品質)
RTX 2080 Max-Q 83 fps
RTX 2070 81 fps
RTX 2070 Max-Q 70 fps
RTX 2060 65 fps [レビュー機で計測]
GTX1660Ti 63 fps
GTX1060 41 fps
GTX 1650 40 fps
GTX1050Ti 26 fps
※ノート用グラフィックスのみで比較
重い部類のゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー
1920x1080 最低 110 fps
85 fps
最高 72 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、最高)
RTX 2080 Max-Q 90 fps
RTX 2070 88 fps
RTX 2070 Max-Q 79 fps
RTX 2060 72 fps [レビュー機で計測]
GTX 1660Ti 69 fps
GTX 1060 46 fps
GTX 1650 46 fps
GTX 1050Ti 30 fps
※ノート用グラフィックスのみで比較
重い部類のゲーム
モンスターハンターワールド:アイスボーン
1920x1080 102 fps
68 fps(88 fps)
最高 51 fps(68 fps)
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、最高)
RTX 2060 51 fps(68 fps) [レビュー機で計測]
GTX 1660Ti 46 fps(62 fps)
GTX 1650 32 fps(42 fps)
※括弧内は「FidelityFX CAS + Upscaling」有効時
重い部類のゲーム
ボーダーランズ3
1920x1080 114 fps
60 fps
ウルトラ 50 fps
中程度の重さのゲーム
バトルフィールドV
1920x1080
DXR 無効
140 fps
97 fps
最高 88 fps
1920x1080
DXR 有効
84 fps(97 fps)
47 fps(66 fps)
最高 43 fps(60 fps)
※括弧内は「DLSS」有効時
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、最高品質)
RTX 2080 126 fps
RTX 2080 Max-Q 108 fps
RTX 2070 107 fps
RTX 2060 88 fps [レビュー機で計測]
GTX 1660Ti 86 fps
GTX 1650 43 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 漆黒のヴィランズ
1920x1080 標準(ノート) 17266 / 145 fps
高(ノート) 15540 / 119 fps
最高品質 13873 / 98 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、最高品質)
RTX 2080 Max-Q 117 fps
RTX 2070 110 fps
RTX 2070 Max-Q 98 fps
RTX 2060 98 fps [レビュー機で計測]
GTX 1660Ti 95 fps
GTX1650 64 fps
※ノート用グラフィックスのみで比較
中程度の重さのゲーム
ファークライ ニュードーン
1920x1080 低品質 98 fps
高品質 85 fps
最高品質 79 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、最高品質)
RTX 2080 Max-Q 91 fps
RTX 2070 84 fps
RTX 2070 Max-Q 83 fps
RTX 2060 79 fps [レビュー機で計測]
GTX 1660Ti 73 fps
GTX 1650 56 fps
※ノート用グラフィックスのみで比較
中程度の重さのゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
1920x1080 非常に低い 161 fps
147 fps
ウルトラ 116 fps
他のグラフィックスとの比較(解像度:1920×1080、ウルトラ)
RTX 2080 160 fps
RTX 2080 Max-Q 145 fps
RTX 2070 134 fps
RTX 2060 116 fps [レビュー機で計測]
GTX 1660Ti 110 fps
RTX 2070 Max-Q 107 fps
GTX 1650 69 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
CoD: Warzone
1920x1080 低設定 131 fps
通常設定 116 fps
高設定 104 fps
※バトルロワイヤル演習で計測
軽い部類のゲーム
Apex Legends
1920x1080 高設定 116 fps
他のグラフィックスとの比較(解像度:1920×1080、高設定)
RTX 2080 190 fps
RTX 2080 Max-Q 148 fps
RTX 2070 138 fps
RTX 2070 Max-Q 120 fps
RTX 2060 116 fps [レビュー機で計測]
GTX 1660Ti 113 fps
GTX 1650 70 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
ドラゴンクエストX
1920x1080 最高品質 20305(すごく快適)
※約5500で60fps

 

上に掲載した以外のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

ディスプレイのチェック

ディスプレイの詳細なチェックです。

本製品はスペックの割には、価格が抑えられていますが、一番コストカットしている部分は、ディスプレイではないかと思います。120Hzの高リフレッシュレートに対応しているものの、色域が狭く、残像も気になりました。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。なお、最大輝度は、当サイトの計測では297cd/m2と普通です。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 画素・
    ギラつき
  • 映り込み
  • フリッカー

色域は狭いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は59.7%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、どの色もほぼ1:1の直線に近く、素直な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

画素形状です。ギラつきは特に感じません。

画面拡大

非光沢液晶ですので、映り込みは低減されています。

画面への映り込み

正確な確認方法ではありませんが、フリッカーは発生していませんでした。

フリッカーのテスト
※カメラのシャッタースピードを1/2000秒にして撮影したときの画面

 

表示遅延

キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約43msでした。他の一般的なノートPCで計測したところ80ms前後が多かったので、遅延は少ないと思います。なおこれは、液晶だけでなくPC全体の遅延となります。

 

残像

「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを十分速い1/2000のシャッタースピードで撮影したところ、5フレーム目くらいまで残像がありました。普通のノートPCは、1秒間に半分のフレームしか表示されないものの、2フレーム前くらいまでの残像だったので、本製品のディスプレイは残像が少し多めに残っているかなと思います。

「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

実測でキーピッチは約19x19mmと十分ですが、キーストロークは1mm前後とやや浅いです。タイピングしていても、もう少しキーピッチが欲しいなと感じました。

キーボード全体図
キーの拡大図

 

タッチパッドの指の動かしやすさは普通です。クリックボタンは、車のクラッチの遊びのような、何も反応しないけど押し下がる部分が大きく、やや押しにくいです。

タッチパッド

 

キーボードにはLEDバックライトも搭載しています。明るさは3段階で調節できます。


LEDキーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

ここでは、MSIの管理ツール「Dragon Center」から、デフォルトの「Balanced」モードと「Extreme Performance」モードで、各種ベンチマークを計測しました。

CPU

CPUには最新の第10世代CPU Core i7-10750Hを搭載しています。

最新世代のCPUだけあり、非常に高いベンチマークスコアです。マルチコアもCore i7-9750Hとほぼ同じでした。

また、「Extreme Performance」のほうが「Balanced」のモードよりも、スコアがやや高かったです。

CPU性能の目安
~ CINEBENCH R20 マルチコア ~
Core i7-10750H(Extreme Performance)
Core i7-10750H(Balanced)
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-9980HK 3552
Core i7-10750H 2777 [Extreme Performance]
2705 [Balanced]
Core i7-9750H 2640
Core i7-10710U 2211
Core i5-9300H 1880
Core i7-10510U 1459
Core i5-10210U 1418
Core i7-8565U 1268
Core i5-8265U 1252
Core i3-8145U 952
Celeron 3867U 294
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i7-10750H 451 [Extreme Performance]
442 [Balanced]
Core i7-9750H 448
※緑色のバーが、本製品で選べるCPUです

 

グラフィックス

グラフィックスには、ミドルクラスのGeForce RTX 2060を搭載しています。

「Balanced」と「Extreme Performance」の2つのモードで、3DMarKのベンチマークを実行したところ、Graphics scoreについて「Extreme Performance」のほうがわずかに高いスコアです。

グラフィックス性能の目安
~ 3DMark Time Spy - Graphics score ~

GeForce RTX 2060(Extreme Performance)

GeForce RTX 2060(Balanced)
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
RTX 2080Ti 12388
RTX 2080 SUPER 10674
RTX 2070 SUPER 9583
ノート用 RTX 2080 9456
RTX 2060 SUPER 8270
ノート用 RTX 2080
Max-Q
8068
ノート用 RTX 2070 7778
ノート用 RTX 2070
Max-Q
7216
ノート用 RTX 2060 5686
ノート用 RTX 2060 6020 [Extreme Performance]
5981 [Balanced]
5686 [他の機種で計測]
ノート用 GTX 1660Ti 5667
ノート用 GTX 1650 3494
ノート用 GTX 1050Ti 2201
ノート用 GTX 1050 1689
※緑色のバーが、本製品で選べるグラフィックスです

 

GPU-Zで確認したGeForce RTX 2060の情報は次の通りです。

本製品のグラフィックカードのスペック

 

ストレージ

ストレージには、512GBのNVMe SSDを搭載しています。高速で、容量も比較的多いのでストレスはありません。

ストレージ性能
~ CrystalDiskMark ~
512GB NVMe SSD
他のストレージとの比較(Seq Q32T1 Read [MB/s] )
PCIe-NVMe SSD 3290 [レビュー機で計測]
SATA-AHCI SSD 550
HDD 140
※緑色のバーが、本製品で選べるストレージです

 

その他のベンチマークスコア

以下、その他のベンチマーク結果を掲載します。

  • SPECviewperf 13
  • その他 3DMark
SPECviewperf 13
~ グラフィック(プロフェッショナル向け)性能の評価 ~
GeForce RTX 2060(Extreme Performance)
GeForce RTX 2060(Balanced)
3DMark
~ グラフィック(ゲーム向け)性能の評価 ~
Port Royal
GeForce RTX 2060(Extreme Performance)
GeForce RTX 2060(Balanced)
Fire Strike Extreme
GeForce RTX 2060(Extreme Performance)
GeForce RTX 2060(Balanced)
Fire Strike
GeForce RTX 2060(Extreme Performance)
GeForce RTX 2060(Balanced)

 

クリエイターソフトの処理時間

各クリエイターソフトの処理時間を掲載します。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

「Extreme Performance」モードにすれば、速い現像時間です。

Core i7-9700
16GBメモリ
69秒
Core i9-9980HK
16GBメモリ
79秒
Core i7-10750H
16GBメモリ
80秒 [Extreme Performance]
89秒 [Balanced]
Core i7-9750H
16GBメモリ
85秒
Core i7-10710U
16GBメモリ
96秒
Core i7-10510U
16GBメモリ
109秒
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測。
※「Lightroomにおすすめノートパソコン」の記事も興味があればご覧ください。
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

こちらも高速です。

Core i7-9750H/16GB
RTX 2070 Max-Q
42秒
Core i7-10750H/ 16GB
RTX 2060
43秒 [Extreme Performance]
45秒 [Balanced]
Core i7-9750H/16GB
GTX 1660Ti
47秒
Core i7-10710U/16GB
GTX 1650 Max-Q
84秒
Core i5-9300H/8GB
GTX 1650
103秒
Core i7-10510U/16GB
GeForce MX330
146秒
Core i7-10510U/16GB
GeForce MX250
161秒
Core i7-1065G7/16GB
Intel Iris Plus
265秒
Core i7-10510U/16GB
Intel UHD
416秒
※ 4K動画(約2分)に、「テキスト(ブラー付)」+「RGBカーブ補正」+「シャープ」+「自然な彩度」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 1080p HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるエンコード時間

Core i7-9750Hより速くなっています。グラフは掲載していませんが、QSVによるエンコード時間も、Core i7-9750Hよりやや速くなっています。

  Balanced Extreme Performance
x265でエンコード (※1) 15分07秒 14分37秒
NVENCでエンコード (※2) 59秒 58秒
QSVでエンコード (※3) 2分50秒 2分48秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 Intel CPU内蔵のハードウェアエンコーダー(Intel Media SDK)
x265でのエンコード時間
Core i9-9980HK 12分25秒
Core i7-10750H 14分37秒 [Extreme Performance]
15分07秒 [Balanced]
Core i7-9750H 15分37秒
Core i7-10710U 19分05秒
Core i7-10510U 28分32秒
Core i5-10210U 28分53秒
Ryzen 7 3750H 30分11秒
Core i7-8565U 31分50秒
Core i5-8265U 32分07秒
Core i3-8130U 45分24秒
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です
x265でエンコード時間中のCPUクロック

下図はCPU使用率がほぼ100%になるx265エンコード時のCPUクロックです。「Balanced」より「Extreme Performance」のモードのほうが、高いCPUクロックで推移しているのが分かります。

Core i7-10750H(Extreme Performance)
Core i7-10750H(Balanced)

 

質量のチェック

質量のチェックです。

メーカーサイトには「約1.86kg」と記載されています。当サイトで計測した質量は次の通りです。15.6型ゲーミングノートPCとしては非常に軽いです。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 1.843kg
ACアダプター 528g

 

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリー容量は51Whです。HシリーズのCoreプロセッサーに、GeForce RTX 20シリーズの高い性能だと、51Whの容量では、バッテリーはそんなにもちません。

バッテリー駆動時間の計測結果(当サイトによる実測値)
  Balancedモードで計測
(1) JEITA2.0測定方法
(2) 動画再生時 2時間15分
(3) PCMark 8 Work テスト
(4) PCMark 10 Battery (Gaming) 1時間01分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(3) ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行
(4) PCMark 10 Battery内のゲームを実行。NVIDIAの設定で最大30fpsに制限

 

 


 

 

以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

高性能パーツを搭載しつつ、薄型軽量設計だからか、アイドル時でもファンの動作音がします。また、ゲームをすると高めの騒音値になるため、ノイズキャンセリング機能付きのヘッドホンの着用をおすすめします。

  • Balanced
  • Extreme Performance
騒音値
騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)
左から3番目:FF14 紅蓮ベンチマーク ループ実行 60fpsに制限(標準品質(デスク)、1920x1080)
左から4番目:FF14 紅蓮ベンチマーク ループ実行 60fps制限なし(最高品質、1920x1080)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

fps制限などをかけずにゲームをすると、CPUおよびGPU温度は高めになりますが、ギリギリ問題ない範囲かなと思います。

  • Balanced
  • Extreme Performance
各パーツの温度
各パーツの温度
測定環境:室内温度 約26℃、 測定ソフト:HWMonitor
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

エンコード時の温度の詳細

下図は、CPU使用率がほぼ100%になるエンコード時のCPU温度の詳細です。「Balanced」モードなら70℃台なので普通の温度ですが、「Extreme Performance」モードにすると80℃台になりやや高めの温度です。

  • Balanced
  • Extreme Performance
CPU温度
x265でエンコード中のCPU温度
CPU温度
x265でエンコード中のCPU温度

 

FF XIVベンチ(fps制限なし)実行時の温度の詳細

下図は、FF XIVベンチマーク(fps制限なし)実行時のGPU温度の詳細です。どちらのモードも80℃台で推移しており、やや高めの温度です。

  • Balanced
  • Extreme Performance
GPU(グラフィックス)温度
FF XIVベンチ(最高品質、fps制限なし)実行中のGPU温度
GPU(グラフィックス)温度
FF XIVベンチ(最高品質、fps制限なし)実行中のGPU温度

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。

ゲームをするとキーボードの上部は熱くなりますが、パームレストやWASDキーはそれほど熱くならず、薄型PCでも比較的快適にゲームができます。

  • Balanced
  • Extreme Performance
PC本体の表面温度
PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。確認できた最も高い数値を掲載していますが、数値は変動するため参考程度にご確認下さい。

アイドル時は、Optimus対応の製品であるため、低めの消費電力です。ゲーム時は、高性能パーツを搭載していることにより、消費電力はそれなりにあります。

  • Balanced
  • Extreme Performance
消費電力
Extreme Performance
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

MSI GF65 Thinの外観のチェックです。

キーボードの側面が赤色になっている点が特徴的ですが、他はシンプルでゲーム以外の用途にも使えると思います。


 

天板はヘアライン加工が施されています。

 

電源ボタンです。

 

液晶を閉じたときの画像です。ゲーミングノートとしては薄型です。

 

スピーカーは背面にあります。音質は、ノートPC基準で、10点満点で採点すると4点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。


インターフェースは次の通りです。SDカードスロットがありません。排気口は背面だけでなく、左側面にもあり、合計3方向へ排気します。

 

液晶が開く最大の角度です。

 

底面です。吸気のための通気口が広く取られており、ヒートパイプもたくさん見えます。

 

ネジの1つに「FACTORY SEAL」が貼られています。このシールを剥がすと、保証対象外となるためご注意下さい。

 

ACアダプターは薄型です。

 

ACアダプターの詳細は以下の通りです。

 

まとめ

以上が、MSI GF65 Thinのレビューです。

昨日発表されたばかりの最新の第10世代インテルCoreプロセッサー(Hシリーズ)を搭載してきました。

グラフィックスにはGeForce RTX 2060、ディスプレイには120Hz駆動液晶を搭載し、ミドルクラスのゲーミングノートです。バトルロワイヤル系の軽めのゲームなら、多少グラフィック品質を上げても、120 fps近いフレームレートでゲームができると思います。

この高めのスペックで、質量は約1.86kgしかなく、持ち運びに便利です。価格も税別16万円(税込177,800円」と)そこまで高くありません。

ただし、液晶の色域が狭く、残像も多めです。特に色域がもう少し高ければ、持ち運びできるクリエイターノートとしても使えたので残念ですが、MSIにはクリエイター向けの軽量ノートPCが別途発売されているので、そちらを購入するといいでしょう。ゲーム用途なら、本製品の色域でも問題ないと思います。

最新CPUを搭載した約1.86kgの軽量ゲーミングノート

MSI GF65 Thin(第10世代CPU、2020年4月モデル)

特徴

  • 第10世代Coreプロセッサー(Hシリーズ)搭載
  • GeForce RTX 2060のミドルスペック
  • 約1.86kgと軽量

こんなあなたに

  • 外出先へゲーミングノートを持ち出したい方
  • 価格16万円台[税別]~
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