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mouse K5(K5-I7G50BK-A)の実機レビュー

更新日:
CPU Core i7-12650H
グラフィックス GeForce RTX 2050
メモリ 16GB ~ 64GB
1st SSD 500GB ~ 4TB
2nd SSD なし ~ 512GB
画面サイズ 15.6型 16:9
画面種類 1920x1080 144Hz
質量 約2.13kg
バッテリー 54Wh
価格 14万円台
⇒ 12万円台~
一般ノートPCより高スペック

mouse K5は、一般向けノートPCよりも、全体的にスペックの高いノートPCです。

HシリーズのCore i7に、GeForce RTX 2050の独立
GPUを搭載。メモリやストレージは、大容量のものへカスタマイズ可能です。

ディスプレイは、色域が広めで、144Hzの高リフレッシュレートにも対応しています。

通常価格は14万円台ですが、セール時なら12万円台から購入可能です。3年保証が付いてこの価格なので、コスパは高いです。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

mouse K5-I7G50BK-A

Core i7-12650H、GeForce RTX 2050、16GBメモリ、500GB SSD

 

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目次

お忙しい方は、「mouse K5の特徴」のみお読みください。

 

 

mouse K5の特徴

全体的に高めのスペック

mouse K5は、一般的なノートPCよりも、全体的にスペックの高いノートPCです。

ゲームや動画編集など、一般のノートPCよりもできることが広がります。色々なことにチャレンジしてみたい方におすすめの製品です。

全体的に高いスペックで、ゲームなど色々なことができる

 

CPUは、世代が古いもののHシリーズのCore i7を搭載しており、一般向けCPUの中では性能の高いRyzen 7 8840UやCore Ultra 5 125Hよりも、高いマルチコア性能です。

GPUには、GeForce RTX 2050を搭載し、一般向けCPUに内蔵されているGPUよりも高性能です。

NPUは搭載されていませんが、現状、各ソフトのAI処理は、CPUやGPUを使うことが多く、NPUを使ったとしてもサブ的な処理に限られるので、そこまで必須ではありません。

また、カスタマイズすれば、大容量メモリ、大容量SSDを搭載することができるのもメリットです。

CINEBENCH 2024(マルチコア)
Core i7-12650H 717
Core Ultra 5 125H 669
Ryzen 7 8840U 618
3DMark Night Raid(Graphics score)
GeForce RTX 2050 47313
Core Ultra 5 125H
内蔵GPU
35271
Ryzen 7 8845HS
内蔵GPU
35241

 

広めの色域で144Hzの液晶

さらに、mouse K5は、ディスプレイの色域が広めなのもメリットです。当サイトの計測では、sRGBカバー率94%でした。画像編集や動画編集などもできる色域ですし、ゲームの映像も綺麗です。

また、リフレッシュレートも144Hzとなっています。60Hzの一般的なノートPCよりも、動きの速いゲームがしやすいです。

ゲーム映像などが綺麗。高リフレッシュレートにも対応

 

ダブルSSD構成が可能

mouse K5は、初期構成ではSSDが1つ搭載されていますが、カスタマイズ画面から、SSDをもう1つ追加することができます。

SSDは2台搭載可能

 

今回、2つ目のSSDは搭載していないので、試しに、筆者が所持しているKIOXIAのPCIe Gen4 1TB SSDを増設してみたところ、正常に認識しました。ただし、下図のような速度までしか出なかったので、2nd SSD用のスロットは、PCIe Gen3となっているようでした。

なお、保証期間内であったとしても、内部作業による不具合が発生した場合、すべて保証対象外となるのでご注意下さい。もし、自分でSSDを増設する場合は、自己責任でお願いします。

増設したSSDの速度

 

3年保証込みで考えると高いコスパ

mouse K5は、通常価格で149,800円ですが、この記事を執筆しているときはセールをやっており、129,800円となっていました。

129,800円でもお得感がありますが、この製品は標準で3年のメーカー保証も付いています。独立GPU付きのノートPCの3年保証は、1~2万円分くらいの価値があります。そう考えると、コスパは大分高いと思います。

3年保証込みでこの価格

 

国内メーカーの安心感

マウスコンピューターは、国内のメーカーです。海外メーカーは信用できないといった方にも、本製品はいいと思います。

安心の国内メーカー

 

やや残念な点

mouse K5のやや残念なポイントは、USB-Cポートが、PowerDeliveryや映像出力に対応していない点です。ただし、持ち歩き用のPCではないので、他社製のPowerDelivery対応充電器を使う機会は少ないですし、HDMIとDisplayPortの映像出力ポートがあるので、そこまで不便はないでしょう。

キーボードバックライトが無い点もデメリットですが、暗所で作業をすることがない方にとっては、不要な機能です。

また、必須ではないと思いますが、顔認証や指紋認証といった生体認証にも対応していません。

 

ディスプレイのチェック

mouse K5のディスプレイは、比較的見やすいです。広めの色域ですし、144Hzの高リフレッシュレートにも対応しており、多くの用途で使いやすいです。

詳細は以下のタブをクリックして下さい。

  • 色域・輝度
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

当サイトで計測したsRGBカバー率は94%でした。広めの色域です。最大輝度は、当サイトの計測では290cd/m2と普通です。

ガモット図
※ i1 Display PlusでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ディスプレイのガンマ補正曲線を確認すると、青色がやや強めに発色していることが分かりますが、一般的なユーザーはそれほど気にならないでしょう。正確な色で画像編集などをしたい方は、キャリブレーションツールを利用しましょう。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢の液晶であるため、画面への映り込みは低減されています。ギラツキもほとんど感じません。

画面への映り込み

フリッカー(ちらつき)もありませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

mouse K5のキーボードの打ちやすさは普通です。

メーカーの仕様表を確認すると、キーピッチは約19mm、キーストロークは約1.8mmと十分な数値です。ただ、キートップがややフラットなのと、底付きの衝撃をやや感じます。

極端に小さいキーはありませんが、「半角/全角」キーや「Backspace」キーはやや小さめです。

テンキーも搭載されていますが、3列であるため、「+」などの位置が通常とは異なり使いにくいです。

キーボードバックライトはありません。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

パフォーマンスのチェック

mouse K5のパフォーマンスはやや高めです。

この製品は、「Mouse Control Center」というソフトから、動作モードを変更することができます。

ここでは、デフォルトの「バランスモード」と最も高いパフォーマンスが出る「パフォーマンスモード」で計測した結果を掲載しています。

Control Center

 

CPU

CPUには、インテル第12世代のCore i7-12650Hを搭載しています。世代の古いCPUですが、HシリーズのCore i7なので、パフォーマンスはやや高めです。

CINEBENCH 2024
Core i7-12650H
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-14900HX 1748
Core i7-14700HX 1313
Ryzen AI 9 HX 370 1226
Snapdragon X Elite X1E-78-100 1104
Ryzen 9 8945HS 919
Ryzen 7 8845HS 919
Ryzen AI 9 HX 370 882
Core i7-13700H 855
Core Ultra 7 155H 825
Ryzen 7 8840HS 785
Core i5-13500H 778
Core i7-12650H 717 [パフォーマンスモード]
633 [バランスモード]
Core Ultra 5 125H 669
Core i7-1360P 664
Ryzen 7 8840U 618
Snapdragon X Plus X1P-42-100 605
Core Ultra 7 258V 603
Core i5-1340P 599
Ryzen 7 7730U 575
Core Ultra 5 125U 572
Core 5 120U 558
Ryzen 5 8540U 500
Ryzen 5 7530U 477
Core i5-1335U 435
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-14900HX 128
Core i7-14700HX 126
Core Ultra 7 258V 121
Ryzen AI 9 HX 370 115
Core i7-13700H 114
Core 5 120U 110
Core i5-1335U 109
Snapdragon X Plus X1P-42-100 108
Snapdragon X Elite X1E-78-100 107
Ryzen 9 8945HS 106
Core i5-13500H 105
Ryzen 7 8840U 104
Core Ultra 7 155H 103
Ryzen 7 8845HS 101
Core Ultra 5 125H 101
Core i7-12650H 100 [パフォーマンスモード]
100 [バランスモード]
Ryzen 5 8540U 100
Ryzen 7 7730U 99
Core i7-1360P 99
Core i5-1340P 99
Ryzen 7 8840HS 98
Core Ultra 5 125U 94
Ryzen 5 7530U 84
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core i7-12650H

 

なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。

 

メモリ

メモリはDDR4-3200です。帯域は普通です。

容量は、初期構成では16GBですが、カスタマイズすれば最大64GBまで増やすことができます。

 

グラフィックス

グラフィックスには、GeForce RTX 2050を搭載しています。

最大グラフィックスパワーは55Wです。

NVIDIAのシステム情報で確認した最大グラフィックスパワー

 

3DMarkのベンチマークの結果は以下の通りです。独立GPUとしては、低い性能ですが、CPU内蔵グラフィックスよりは高い性能です。

3DMark Night Raid
~ グラフィックス性能の評価 ~
GeForce RTX 2050
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
GeForce RTX 3050 52196
GeForce RTX 2050 47313 [パフォーマンスモード]
46612 [バランスモード]
GeForce GTX 1650 45149
Core Ultra 7 258V
Intel Arc 140V
44627
Core Ultra 7 155H
Intel Arc(LPDDR5)
35888
Ryzen 7 8840HS
Radeon 780M(LPDDR5X)
35847
GeForce MX550 35717
Ryzen 7 8840U
Radeon 780M(LPDDR5X)
35397
Core Ultra 5 125H
Intel Arc(LPDDR5X)
35271
Ryzen 5 8640U
Radeon 760M(LPDDR5X)
29095
Snapdragon X Elite X1E-78-100 28779
Core i7-1360P
Intel Iris Xe(LPDDR5)
21897
Core Ultra 5 125U
Intel Graphics(DDR5)
21525
Ryzen 5 8540U
Radeon 740M(DDR5)
20053
Core 5 120U
Intel Graphics(LPDDR5X)
18333
Core i5-1335U
Intel Iris Xe(DDR4)
16835
Ryzen 5 7530U
Radeon Graphics(LPDDR4X)
16389
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※グラフィックス名の横の括弧は、メモリの仕様
3DMark Time Spy
~ グラフィックス性能の評価 ~
GeForce RTX 2050
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
RTX 4090 175W 21897
RTX 4080 175W 18822
RTX 4070 140W 12254
RTX 4060 140W 10610
RTX 4050 140W 8860
RTX 3050 Ti 95W 6063
RTX 3050 75W 5102
RTX 3050 65W 4560
RTX 2050 55W 3884 [パフォーマンスモード]
55W 3843 [バランスモード]
Intel Arc 140V
(Core Ultra 7 258V)
  3881
Intel Arc Graphics
(Core Ultra 7 155H)
  3600
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー

 

GPU-Zで確認したGeForce RTX 2050の情報は次の通りです。

本製品のグラフィックカードのスペック

 

ストレージ

ストレージには、PCIe Gen4 SSDを搭載しています。PCIe Gen4 SSDとしてはそこまで速いわけではありませんが、ゲームのロード時間などは短く、十分な速度でしょう。

カスタマイズで、SAMSUNG PM9A1やWD_BLACK SN850Xなどの高速SSDを選択することも可能です。

また、2つ目のSSDを追加することもできます。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
500GB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7300
3643
PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

micro SDカードスロットを搭載しています。カード挿入後の出っ張りはややありますが、カバンに入れて押されて出てくることは少ないでしょう。アクセス速度は普通です。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

各ゲームの平均フレームレートを計測した結果を掲載します。

ARK: Survival Ascendedや、MHW オープンベータのようなかなり重いゲームだとちょっとフレームレート不足ですが、パルワールドやFF15クラスのゲームなら、グラフィック設定を下げることで、十分ゲームができます。

フォートナイトやApexといった高いフレームレートが必要とされるゲームも、割と普通にプレイできました。カジュアルゲーマーなら十分遊べるでしょう。

劇的に重い部類のゲーム
モンスターハンターワイルズ オープンベータテスト 
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 42 fps
35 fps
劇的に重い部類のゲーム
ARK: Survival Ascended
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 47 fps
ノーマル 22 fps
重い部類のゲーム
パルワールド
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 82 fps
59 fps
最高 42 fps
※括弧内は、DLSS:パフォーマンスの時
重い部類のゲーム
Forza Motorsport
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 57 fps
28 fps
ウルトラ 11 fps
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 99 fps
68 fps
ウルトラ 55 fps
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 軽量品質 78 fps
標準品質 61 fps
高品質 42 fps
中程度の重さのゲーム
PSO2 ニュージェネシス
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最低 149 fps
91 fps
ウルトラ 50 fps
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最低 106 fps
67 fps
最高 52 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 黄金のレガシー
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 標準(ノート) 80 fps
高(ノート) 75 fps
最高品質 46 fps
中程度の重さのゲーム
フォートナイト [チャプター5 シーズン3]
DirectX 12
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 低設定 135  fps
中設定 110  fps
最高設定 61 fps
※アンチエイリアス&スーパー解像度:TSR低
※テンポラルスーパー解像度:ネイティブ
※バトルロワイヤル ソロで計測
パフォーマンス - 低グラフィック忠実度
解像度 その他設定 平均 fps
1920x1080 3D解像度:100%
メッシュ:高
描画距離:最高
234 fps
※バトルロワイヤル ソロで計測
軽い部類のゲーム
Apex Legends(DX11)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 低設定 145 fps
高設定 86 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
VALORANT
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 高設定 250 fps
※プラクティスモードで計測
軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 非常に低い 190 fps
中型 130 fps
ウルトラ 90 fps

 

その他のゲーム

上に掲載していない他のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、クリエイター向けソフトで計測した各種処理時間です。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

Lightroomによる100枚のRAWデータの書き出し時間は次の通りで、十分な速さです。現像処理自体も、ストレスなく使用可能です。

Core i9-13900H
RTX 4090 (150W)
38秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
39秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-14700HX 47秒
Core i9-14900HX
RTX 4060(140W)
48秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-14900HX 56秒
Ryzen AI 9 HX 370 57秒
Core i7-13650HX 58秒
Core i7-13620H 65秒
Core i7-13700H 68秒
Core Ultra 7 155H 72秒
Core i7-12650H 73秒
Core Ultra 7 258V 73秒
Ryzen 7 8845HS 77秒
Core i5-13450HX 78秒
Ryzen 7 8840HS 81秒
Ryzen 7 8840U 87秒
Ryzen 5 8540U 102秒
Core Ultra 5 125U 103秒
Core 5 120U 106秒
Core i5-1335U 128秒
※2022年6月より、GPUを使用した書き出しも出来るようになったので、この機能が使えるPCは、機能をONにしたときの書き出し時間も掲載しています。
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Photoshop CCによる各種処理時間

GeForce RTX 2050を搭載しているため、GPUも使う処理は速いです。それ以外の処理も十分な速さです。Photoshopも比較的快適に使えるでしょう。

ニューラルフィルター(スーパーズーム(x2))
Apple M3 49秒
Ryzen 7 8845HS
RTX 4060(115W)
55秒
Core i7-13620H
RTX 4060 (140W)
56秒
Core i7-13620H
RTX 4050 (140W)
57秒
Core i7-13620H
RTX 3050(95W)
58秒
Ryzen AI 9 HX 370
Radeon 890M
1分00秒
Ryzen 7 8845HS
Radeon 780M
1分18秒
Ryzen 7 8840U
Radeon 780M
1分19秒
Core i7-12650H
RTX 2050
1分22秒
Snapdragon X Elite X1E-78-100 2分21秒
Core Ultra 7 155H
Intel Arc
2分41秒
Core Ultra 5 125H
Intel Arc
3分02秒
Core 5 120U
Intel Graphics
4分10秒
Core Ultra 7 258V
Intel Arc 140V
4分20秒
Core Ultra 5 125U
Intel Graphics
5分34秒
ニューラルフィルター(JPEGのノイズを削除)
Apple M3 1分05秒
Snapdragon X Elite X1E-78-100 1分40秒
Core Ultra 7 155H 1分41秒
Core i7-13620H 1分48秒
Core i5-13450HX 2分06秒
Core i7-12650H 2分08秒
Core Ultra 5 125H 2分08秒
Ryzen AI 9 HX 370 2分17秒
Core i5-13500H 2分35秒
Core Ultra 7 258V 2分43秒
Ryzen 7 8845HS 2分45秒
Core 5 120U 2分47秒
Ryzen 7 8845HS 3分27秒
Core Ultra 5 125U 4分31秒
Ryzen 7 8840U 4分44秒
※ 6000x4000のRAWデータを編集
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Premiere Proによる書き出し時間

FHD動画の書き出しは速いです。FHD動画であれば、よほど重いアニメーションなどを使わない限り、快適に編集作業ができるでしょう。4K動画の編集をする場合は、もう少しスペックの高いPCでもいいでしょう。

FHD動画の書き出し
Core i7-13620H
GeForce RTX 3050
1分48秒
Apple M3 1分48秒
Core i7-12650H
GeForce RTX 2050
2分14秒
Ryzen AI 9 HX 370
Radeon 890M
2分19秒
Core Ultra 7 258V
Intel Arc 140V
2分28秒
Core Ultra 7 155H
Intel Arc
2分29秒
Ryzen 7 8840HS
Radeon 780M
2分34秒
Core i7-1360P
Intel Iris Xe
2分49秒
Ryzen 7 8840U
Radeon 780M
2分58秒
Ryzen 5 8540U
Radeon 740M
3分01秒
Core 5 120U
Intel Graphics
3分02秒
Core i5-1340P
Intel Iris Xe
3分03秒
Ryzen 7 6800U
Radeon 680M
3分05秒
Core Ultra 5 125U
Intel Graphics
3分15秒
Core i5-1335U
Intel Iris Xe
3分17秒
Ryzen 7 7735U
Radeon 680M
3分51秒
Ryzen 5 7530U
Radeon Graphics
4分31秒
※ FHD/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるx265エンコード時間
ソフトウェアエンコード

CPUのみで実行するx265エンコードは普通の速度です。

Ryzen 9 7945HX 3分48秒
Core i9-14900HX 4分22秒
Core i9-13980HX 4分34秒
Core i7-14700HX 5分35秒
Core i7-13700H 6分39秒
Ryzen 7 8845HS 7分03秒
Core i7-13620H 7分56秒
Core Ultra 7 155H 8分32秒
Core Ultra 5 125H 8分56秒
Core i7-12650H 9分39秒
Ryzen 7 8840U 10分57秒
Ryzen 7 7735U 11分43秒
Core i5-1340P 12分03秒
Core i7-1360P 12分03秒
Core 5 120U 12分08秒
Ryzen 5 8540U 13分10秒
Core i5-1335U 13分31秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

mouse K5は、2つのUSB Type-Cポートを備えていますが、Power Deliveryおよび映像出力には対応していません。

 

HDMIの動作チェック

当サイトで確認した限りでは、4K@60Hzで出力することができました。

ただ、仕様を確認すると、(HDMI)最大 3,840×2,160(30Hz)と書かれているので、4K@60Hzでは表示できないと思ったほうがいいでしょう。

4Kモニター(BenQ EX3210U)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

mouse K5の質量は、メーカーサイトには「約2.13kg」とあり、当サイトの計測値は、それよりもやや軽かったです。15.6型ノートPCとしては普通の重さです。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 2.097kg
ACアダプター+電源ケーブル 476g

 

バッテリー駆動時間のチェック

mouse K5のバッテリー容量は、54Whと普通です。

バッテリー容量

 

独立GPUを搭載しているので、バッテリー駆動時間はそれほど長くありません。

バッテリー駆動時間
  Core i9 / RTX 4060モデル
(1) JEITA3.0(アイドル時) 約9時間
(2) JEITA3.0(動画再生時) 約5時間
(3) 動画編集時の動画プレビュー 1時間59分
※画面輝度は約120cd/m2
(1)~(2) メーカー公表値
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生(リピート)させたとき

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

Webカメラは、100万画素のHDカメラを搭載しています。映りは普通です。

プライバシーシャッターなどは搭載されていません。

本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影
Webカメラ

 

スピーカー

スピーカーの音質は普通です。ノートPC基準で10点満点で4~5点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

スピーカー

 

パーツの温度のチェック

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。

今回搭載しているCore i7-12650Hのプロセッサー・ベース・パワー(PBP)は、45Wです。

バランスモードの場合、47W前後のCPU電力で動作しており、ほぼPBPと同じ数値です。CPU温度は80℃台前後と問題ありません。

パフォーマンスモードの場合、CPU電力は60W前後まで上がりますが、CPU温度は97℃前後と高くなります。

基本的には、バランスモードで使用し、もう少しパフォーマンスを上げたいときはパフォーマンスモードにするといいでしょう。

  • バランスモード
  • パフォーマンスモード
CPU電力&CPU温度
CPU電力&CPU温度

 

FF15ベンチ実行時の温度

FF15のゲームベンチマーク実行時のCPU温度およびGPU温度は、以下のとおりです。

どちらのモードでも、問題ない範囲の温度です。

  • バランスモード
  • パフォーマンス
CPU温度&GPU温度
CPU温度&GPU温度

 

静音性のチェック

静音性のチェックです。

アイドル時でも動作音は聞こえます。中負荷時は普通の動作音ですが、ゲーム時の騒音値は高く、うるさく感じます。ヘッドホンをすればほぼ気になりません。

騒音値
アイドル時 中負荷時
[動画編集]
高負荷時1
[エンコード]
高負荷時2
[FF15ベンチ]
約29dB 約32dB 約32dB 約56dB
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
【PCの状態】
アイドル時:アイドル時
中負荷時:Premiere Proで、編集中の1080pの動画をプレビュー再生した時
高負荷時1:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコード(x265)した時
高負荷時2:FF15ベンチマーク実行時

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。

高い負荷をかけるとキーボードの中央付近が熱くなってきますが、パームレストやWASDキーはそれほどでもありません。ゲームをしてみても、特に気にはなりませんでした。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。

普通のノートPCよりは高い消費電力です。ただし、ゲーミングノートPCよりは低めです。

消費電力
アイドル時 中負荷時
[動画編集]
高負荷時1
[エンコード]
高負荷時2
[FF15ベンチ]
19W 60W 63W 115W
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

mouse K5の外観のチェックです。

やや茶色が入っているブラックのカラーのボディです。黒系のカラーの割には、指紋はそれほど目立ちません。

 

天板には、mouseブランドのロゴが入っています。

 

高さは約23.1mmとなっており、普通の厚みです。

 

インターフェースはご覧の通りです。前述しましたが、USB-Cは2つ、映像出力ポートはHDMIとMini DisplayPortです。Mini DisplayPortは4K@60Hzに対応しています。

 

ヒンジは下図の角度まで開きます。

 

底面です。底面カバーは割と開けやすいです。

 

冷却ファンは2つ、ヒートパイプは4本あり、4方向から排気しています。冷却性能は比較的高めです。

 

メモリは交換可能です。

 

ストレージは、Type 2280のM.2 SSDを最大2つ搭載することができます。なお、パーツの増設は自己責任でお願いします。

 

ACアダプターは、120Wです。サイズは、この容量にしては大きめで、電源ケーブルは太いです。

 

まとめ

以上が、マウスコンピューター mouse K5のレビューです。

一般的なノートPCでは物足りない方におすすめのノートPCです。

HシリーズのCore i7に、GeForce RTX 2050、144Hzで色域広めのディスプレイを搭載し、全体的にスペックが高いです。ゲームや動画編集などにもチャレンジしてみたいという方に適しています。

セール時であれば、12万円台から購入可能です。3年保証が付いてこの価格なので、コスパは高いです。13万円以上の構成にすれば、当サイト限定で、Amazonギフト券5,000円分ももらえます(詳細はこちら)。

デメリットとしては、USB-Cポートが、PowerDeliveryや映像出力に対応していない点、キーボードバックライトが無い点、顔認証および指紋認証に対応していない点が挙げられますが、このあたりは使わない人も多いと思われます。そういった方には良い製品です。

 

一般ノートPCより高スペック

mouse K5

特徴

  • Core i7(H)、RTX 2050のスペック
  • 色域広め、144Hz対応のディスプレイ
  • 3年保証付き

こんなあなたに

  • スペック高めのノートPCが欲しい方
  • 色々なことにチャレンジしてみたい方
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