※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

G-Tune E5(E5-I9G60BK-A)の実機レビュー - 品質高めのゲーミングノートPC

更新日:
CPU Core i7-13620H
Core i7-13650HX
Core i9-14900HX
グラフィックス GeForce RTX 4050
GeForce RTX 4060
GeForce RTX 4070
メモリ 16GB ~ 64GB
SSD 500GB ~ 4TB x2
画面サイズ 15.3型 16:10
画面種類 2560x1600 240Hz
質量 約2.09kg
バッテリー 80Wh
価格 19万円台~
品質高めのゲーミングノートPC

G-Tune E5は、やや高めの価格設定ですが、その分、品質が高めのゲーミングノートPCです。

ディスプレイは、240Hzに対応し、残像も少なく、FPSゲームなどがしやすいです。また、解像度が高く、色域も広めです。

キーボードは、nキーロールオーバーに対応。

ボディは、アルミ素材を採用し高級感があります。サイズもコンパクトで、ゲーミングノートPCにしては重くなく、ACアダプターも比較的軽いので、持ち運びににも便利です。

24時間365日電話サポート対応の3年保証も標準で付いてくることもあり、総合的に見るとコスパは高いと思います。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

G-Tune E5-I9G60BK-A

Core i9-14900HX、GeForce RTX 4060、32GBメモリ、2TB SSD

 

本製品を安く買う方法

その1セール品を狙う

マウスコンピューターでは、定期的にセールを行っています。もし本製品がセール対象に入っていれば、安く購入できます。

その2クーポンを利用する

こちらのクーポンを使って、安く購入することもできます。ただし、上のセール品のほうが安いときもあるので、よく比較してください。

その3当サイト限定「Amazonギフト券プレゼント」を利用する

当サイト経由で、税込み130,000円以上の構成でマウスコンピューター製PCを購入すると、5,000円分のAmazonギフト券がもらえます。詳細は、以下のリンク先をご覧ください。

 

目次

お忙しい方は、「G-Tune E5の特徴」のみお読みください。

 

G-Tune E5の特徴

G-Tune E5のラインナップ

G-Tune E5はたくさんのラインナップがあります。CPUやグラフィックスなどは異なりますが、いずれもボディーは同じです。

CPUは最大Core i9-14900HX、グラフィックスは最大GeForce RTX 4070 Laptop GPUとなっています。

今回レビューしている構成は、Core i9-14900HX、GeForce RTX 4060で、CPU性能はかなり高く、グラフィック性能はミドルスペックとなっています。CPU性能が高いので、ゲーム時にCPUがボトルネックになることは少ないでしょう。また、ゲームだけでなく、CPUで何かの解析処理などを行うような用途にも適しています。

価格を抑えつつ、快適にゲームを楽しみたいなら、Core i7-13650HX、RTX 4060の構成もいいと思います。

G-Tune E5のラインナップ

 

240Hzで高解像度の液晶を搭載

G-Tune E5は、ディスプレイの品質が高いです。

240Hzの高リフレッシュレート、2560×1600の高解像度、100% sRGBの広めの色域の液晶です。

144Hzクラスのリフレッシュレートはよくありますが、240Hzの液晶は高めの価格帯のゲーミングノートPCでなければ搭載されていません。FPS/TPSゲームなども、敵の動きが滑らかで視認しやすいです。

解像度も高く、色域も広めなので、ゲーム映像もとても綺麗です。

高リフレッシュレート・高解像度液晶を搭載

 

nキーロールオーバー対応のキーボード

G-Tune E5は、キーボードも割と押しやすかったです。ノートPC用のキーボードなので、キーストロークは浅めですが、割としっかりとした打鍵感があり、ゲーム時のキャラクターの操作がしやすかったです。

また、nキーロールオーバーに対応しており、複数のキーがほぼ同時に押されても、押された順番を正確に認識してくれます。フォートナイトのように、建築時にキーを連打しても、正しく認識してくれます。

ただ、PC本体の熱で、手のひらはやや暖かく感じます。ここは少し気になるかもしれません。

nキーロールオーバー対応のキーボードで操作しやすい

 

ボディサイズがコンパクト

G-Tune E5は、液晶周りのフレームが4辺とも狭く、それに合わせてボディサイズも比較的コンパクトです。高さもそこまで厚くありません。

質量も約2.09kgとそこまで重くなく、ゲーミングノートPCとしては持ち運びしやすい製品だと思います。

サイズがコンパクトで、薄く、持ち運びにも便利

 

ダブルSSD構成が可能

G-Tune E5は、初期構成ではSSDが1つ搭載されていますが、カスタマイズ画面から、SSDをもう1つ追加することができます。1つはOS用、もう1つはデータ用といった感じで分けておけば、OS用のSSDが故障しても、データ用のSSDは無事なので、データの救出等が簡単です。

底面カバーを開けられる方であれば、AmazonなどでSSDを購入し、自分で増設してもいいでしょう。

SSDは2台搭載可能

 

今回、2つ目のSSDは搭載していませんでしたが、試しに、筆者が所持しているKIOXIAのPCIe Gen4 1TB SSDを増設してみたところ、十分な速度が出ていました。

なお、保証期間内であったとしても、内部作業による不具合が発生した場合、すべて保証対象外となるのでご注意下さい。パーツの増設は自己責任でお願いします。

試しにSSDを増設
増設したSSDの速度

 

標準で付いてくる3年保証

マウスコンピューターの製品は、3年の保証が標準で付いてきます。そのため、もし他社と価格を比較するときは、保証までを含めた価格を比較して欲しいです。

さらに、24時間365日の電話サポートも標準で付いてくるので、日中家にいない人でも安心です。夜中でも電話をしてサポートを受けることが出来ます。

3年保証および24時間365日電話サポートが標準で付いてくる

 

ディスプレイのチェック

G-Tune E5のディスプレイは、15.3型、2560x1600(16:10)、100% sRGB、240Hzの液晶です。前述の通り、高いリフレッシュレートで、残像も少なく、ゲームに適しています。色域も広めなので、クリエイティブワークに最適でしょう。解像度も高く、フリッカーなども無く、非光沢なので、仕事にも使いやすいです。

  • 色域・輝度
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

当サイトで計測したsRGBカバー率は100%、sRGB比は108%でした。広めの色域です。最大輝度は、当サイトの計測では555cd/m2と高いです。

ガモット図
※ i1 Display PlusでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ディスプレイのガンマ補正曲線を確認すると、どの色も比較的揃っており、自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢の液晶であるため、画面への映り込みは低減されています。ゲームなどがしやすいです。ギラツキもほとんど感じないので、仕事にも使いやすいです。

画面への映り込み

フォトディテクターで、PWM調光によるフリッカー(ちらつき)があるか確認したところ、フリッカーは検出されませんでした。画面がちらついて見えることはありません。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

遅延

キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約26msでした。他の一般的なノートPCで計測したところ80ms前後が多かったので、遅延はかなり少ないと思います。なおこれは、液晶だけでなくPC全体の遅延となります。

 

残像

「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを十分速い1/2000のシャッタースピードで撮影したところ、1秒間に240フレームを更新する液晶で2~3フレーム前までの残像がありました。普通のノートPCは、1秒間に60フレームしか更新しませんが、同じく2~3フレーム前くらいまで残像があったことから、本製品の液晶は残像が少ないと言えます。

実際にフォートナイトをプレイしてみても、残像感を感じることなくプレイすることが出来ました。

「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

G-Tune E5のキーボードは、比較的打ちやすいと感じました。

メーカーの仕様表を確認すると、横方向のキーピッチは約18.75mm、キーストロークは約1.4mmとなっています。縦方向のキーピッチは書かれていませんが、計測してみたところ約18.5mmでした。キーピッチは十分な数値です。キーストロークはもう少し欲しいところでしたが、最近のノートPCは、みんなこんなものです。

キートップはフラットに近いですが、若干湾曲しています。キーの揺れが少なく、しっかりとした打鍵感もあり、打ち心地は比較的良いです。

BackspaceキーやEnterキーは大きくて押しやすいです。また、矢印キーが大きく、一段下がったところになるので押しやすいです。ただ、半角/全角キーはやや小さいです。

テンキーは、キーサイズが小さいですが、4列なのでそこそこ使いやすいです。ただ、ゲームではテンキーをあまり使わないので、テンキーを無くして、キー全体にゆとりをもたせても良かったかなと思います。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

キーボードバックライトも搭載しており、色を変えることも可能です。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

G-Tune E5のパフォーマンスを確認します。

この製品は、「Mouse Control Center」というソフトのパワーセッティングという項目で、動作モードを変更することができます。また、電源ボタンの隣のボタンからも、モードを切り替えることができます。

ここでは、デフォルトの「バランスモード」と最も高いパフォーマンスが出る「パフォーマンスモード」で計測した結果を掲載しています。

Control Center
モードを切り替えるボタン

 

CPU

CPUはモデルによって異なりますが、Core i9-14900HX、Core i7-13650HX、Core i7-13620Hのいずれかが搭載されています。

今回のレビュー機では、Core i9-14900HXが搭載されており、CINEBENCHのスコアは下のようになりました。

デフォルトの「バランスモード」 だとそこまで高いスコア出ませんでしたが、「パフォーマンスモード」にするとかなり高いスコアが出ました。かなり性能に差があるので、ゲーム時などは、パフォーマンスモードにすることをおすすめします。

CINEBENCH 2024
Core i9-14900HX
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-14900HX 1748
1622 [パフォーマンスモード]
1000 [バランスモード]
Core i9-13900HX 1512
Core i7-14700HX 1313
Ryzen AI 9 HX 370 1226
Core i7-13650HX 1113
Core i7-13620H 928
Ryzen 9 8945HS 919
Ryzen 7 8845HS 919
Core i7-13700H 855
Core Ultra 7 155H 825
Ryzen 7 8840HS 785
Core i5-13500H 778
Core Ultra 5 125H 669
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-14900HX 128
126 [パフォーマンスモード]
126 [バランスモード]
Core i7-14700HX 126
Core i9-13900HX 119
Ryzen AI 9 HX 370 115
Core i7-13700H 114
Core i7-13650HX 111
Core i7-13620H 110
Ryzen 9 8945HS 106
Core i5-13500H 105
Core Ultra 7 155H 103
Ryzen 7 8845HS 101
Core Ultra 5 125H 101
Ryzen 7 8840HS 98

 

なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。

 

メモリ

メモリはの規格はモデルによって異なります。今回レビューに使用しているG-Tune E5-I9G60BK-AのモデルはDDR5-5200で、帯域幅は広いです。

初期メモリ容量もモデルによって異なり、本モデルは16GBです。カスタマイズすれば、最大で64GBのメモリにすることができます。

 

グラフィックス

グラフィックスもモデルによって異なりますが、GeForce RTX 4050 Laptop、RTX 4060 Laptop、RTX 4070 Laptopのいずれかを搭載しています。ゲーミングノートPCの場合、RTX 4080 Laptopのようなグラフィックスを搭載すると、発熱が高すぎてボディに厚みをもたせる必要が出てくるため、比較的薄型のゲーミングノートPCの場合、このくらいのグラフィックスの選択肢がちょうどいいと思います。

今回、GeForce RTX 4060 Laptopを搭載していますが、最大グラフィックスパワーは140Wと高かったです。なお、他のグラフィックスの最大グラフィックスパワーは不明です。

NVIDIAのシステム情報で確認した最大グラフィックスパワー

 

3DMark Time Spyのベンチマークの結果は以下の通りで、比較的高いスコアです。どちらのモードもほとんどスコアは変わりませんでした。高めのグラフィックス性能です。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス性能の評価 ~
GeForce RTX 4060 Laptop
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
RTX 4090 175W 21897
RTX 4080 175W 18822
RTX 4070 140W 12254
RTX 4060 140W 10610 [バランスモード]
140W 10607 [パフォーマンスモード]
RTX 4060 105W 10364
RTX 4050 140W 8860
RTX 4050 105W 8469
RTX 3050 Ti 95W 6063
RTX 3050Ti 60W 5292
RTX 3050 75W 5102
RTX 3050 65W 4560
Intel Arc Graphics
(Core Ultra 7 155H)
  3600
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー

 

GPU-Zで確認したGeForce RTX 4060 Laptopの情報は次の通りです。

本製品のグラフィックカードのスペック

 

ストレージ

ストレージには、PCIe Gen4 SSDを搭載しています。PCIe Gen4 SSDとしてはそこまで速いわけではありませんが、ゲームのロード時間などは短く、十分な速度でしょう。

もし、動画編集の書き出し時間を短くしたいなど、もっと速いSSDが良ければ、カスタマイズ画面で、SAMSUNG PM9A1のSSDを選択するといいでしょう。最大7000MB/sの読み取り、最大5100MB/sの書き出しが可能です。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
2TB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7300
3635
PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

フルサイズのSDカードスロットを搭載しています。動画や画像を扱う方には嬉しいでしょう。アクセス速度は普通でした。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

Core i9-14900HX、GeForce RTX 4060 Laptopのモデルで、各ゲームの平均フレームレートを計測しました。

1920×1080(または1920×1200)の解像度にした場合、ほとんどのゲームが最高設定でも、60 fps以上出ています。

2560×1600の解像度にした場合は、多少グラフィック品質設定を落とせば、60 fps以上の平均フレームレートが出ていました。

VALORANT、Apex、フォートナイトなどの競技性の高いゲームは、グラフィック品質設定を落とせば、200 fps前後の平均フレームレートが出ています。

また、フォートナイトを「パフォーマンス - 低グラフィック忠実度」にすると、PコアのCPU負荷が高くなりますが、今回のレビュー機はCore i9-14900HXを搭載し、CPU性能が高いため、fpsドロップが起こりにくく、フレームレートが安定しているように感じました。

以下のゲームのフレームレートについて
平均フレームレートを掲載しています
グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー
重い部類のゲーム
パルワールド
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最高 86 fps
2560x1600 100 fps
最高 74 fps
重い部類のゲーム
Forza Motorsport
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 ウルトラ 60 fps
2560x1600 80 fps
ウルトラ 49 fps
重い部類のゲーム
FORSPOKEN
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最高 48 fps
2560x1600 72 fps
最高 36 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 110 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 95 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 60 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
140W 48 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 41 fps
RTX 4050 45W 36 fps
RTX 3050
※ディスクリートモード
95W 21 fps
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 ウルトラ 92 fps
2560x1600 74 fps
ウルトラ 55 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 121 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 101 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 97 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
140W 92 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 76 fps
RTX 3050
※ディスクリートモード
95W 56 fps
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 高品質 105 fps
2560x1600 標準品質 103 fps
高品質 77 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、高品質)
RTX 4090 175W 192 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 166 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 121 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
140W 105 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 84 fps
RTX 3050
※ディスクリートモード
95W 61 fps
RTX 3050 75W 53 fps
GTX 1650   36 fps
中程度の重さのゲーム
PSO2 ニュージェネシス
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 ウルトラ 120 fps
2560x1600 142 fps
ウルトラ 78 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 163 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 157 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 132 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
140W 120 fps
RTX 3050
※ディスクリートモード
95W 71 fps
RTX 3050 75W 62 fps
GTX 1650   44 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 黄金のレガシー
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最高品質 126 fps
2560x1600 高(ノート) 109 fps
最高品質 72 fps
中程度の重さのゲーム
フォートナイト [チャプター5 シーズン4]
DirectX 12
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 低設定 217 fps
中設定 178 fps
最高設定 97 fps
2560x1600 低設定 129 fps
中設定 108 fps
最高設定 57 fps
※アンチエイリアス&スーパー解像度:TSR低
※テンポラルスーパー解像度:ネイティブ
※バトルロワイヤル ソロで計測
パフォーマンス - 低グラフィック忠実度
解像度 その他設定 平均 fps
1920x1080 3D解像度:100%
メッシュ:高
描画距離:最高
330 fps
2560x1600 302 fps
※バトルロワイヤル ソロで計測
軽い部類のゲーム
Apex Legends
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 高設定 217 fps
2560x1600 低設定 215 fps
高設定 152 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
VALORANT
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 高設定 608 fps
2560x1600 高設定 374 fps
※プラクティスモードで計測
軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 ウルトラ 186 fps
2560x1600 中型 174 fps
ウルトラ 119 fps

 

その他のゲーム

上に掲載していない他のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、実際のソフトウェアで計測した各種処理時間です。パフォーマンスモードで計測しています。

今回、Core i9-14900HXを搭載しておりCPU性能が高く、独立GPUも搭載しているため、どの処理も比較的速かったです。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間
Core i9-13900H
RTX 4090 (150W)
38秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
39秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-14700HX 47秒
Core i9-14900HX
RTX 4060(140W)
48秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-14900HX 56秒
Core i9-13900H
57秒
Core i7-13650HX 58秒
Core i7-13650HX
RTX 4060 (105W)
61秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13620H 65秒
Core i7-13700H 68秒
Core Ultra 7 155H 72秒
Ryzen 7 8845HS 77秒
Core i5-13450HX 78秒
Ryzen 7 8840HS 81秒
Ryzen 7 8840U 87秒
Ryzen 5 8540U 102秒
Core Ultra 5 125U 103秒
Core 5 120U 106秒
Core i5-1335U 128秒
※2022年6月より、GPUを使用した書き出しも出来るようになったので、この機能が使えるPCは、機能をONにしたときの書き出し時間も掲載しています。
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Photoshopによる各種処理時間
ニューラルフィルター(スーパーズーム(x2))
Core i9-14900HX
RTX 4060(140W)
51秒
Ryzen 7 8845HS
RTX 4060(115W)
55秒
Core i7-13650HX
RTX 4060 (105W)
56秒
Core i7-13620H
RTX 4050 (140W)
57秒
Core i7-13620H
RTX 3050(95W)
58秒
Ryzen 7 8845HS
Radeon 780M
1分18秒
Ryzen 7 8840U
Radeon 780M
1分19秒
Snapdragon X Elite X1E-78-100 2分21秒
Core Ultra 7 155H
Intel Arc
4分06秒
Core Ultra 5 125U
Intel Graphics
5分34秒
ニューラルフィルター(JPEGのノイズを削除)
Core i7-13650HX 1分40秒
Snapdragon X Elite X1E-78-100 1分40秒
Core i7-13620H 1分48秒
Core i9-14900HX 1分59秒
Core i5-13450HX 2分06秒
Core i5-13500H 2分35秒
Core Ultra 7 155H 3分13秒
Ryzen 7 8845HS 3分27秒
Core Ultra 5 125U 4分31秒
Ryzen 7 8840U 4分44秒
※ 6000x4000のRAWデータを編集
Adobe Premiere Proによる書き出し時間
4K動画の書き出し
Core i9-14900HX
RTX 4090 (175W)
2分53秒
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
3分01秒
Core i7-13700H
RTX 4070 (140W)
3分08秒
Core i9-14900HX
RTX 4060 (140W)
3分29秒
Ryzen 9 8945HS
RTX 4070 (90W)
3分42秒
Core i7-14700HX
RTX 4070 (140W)
3分55秒
Core i7-13650HX
RTX 4060 (105W)
3分58秒
Core i7-13620H
RTX 4050 (105W)
4分11秒
Core i9-14900HX
RTX 4060(140W)
4分29秒
Core i5-13450HX
RTX 3050 (95W)
5分19秒
Core i7-12700H
GTX 1650
6分21秒
Core Ultra 7 155H
Intel Arc
9分15秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるx265エンコード時間
Ryzen 9 7945HX 3分48秒
Core i9-14900HX 4分22秒
Core i9-13980HX 4分34秒
Core i9-13950HX 4分35秒
Core i9-14900HX 4分47秒
Core i7-14700HX 5分35秒
Core i9-13900H 6分13秒
Core i7-13650HX 6分36秒
Core i7-13700H 6分39秒
Core i7-13620H 7分02秒
Core i7-13620H 7分56秒
Ryzen 7 6800U 10分47秒
Core i7-1360P 12分03秒
Core i5-1335U 13分31秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Blender Benchmarkによるレンダリング時間
GeForce RTX 4060 Laptopで実行
SPECviewperf 2020

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

G-Tune E5は、2つのUSB Type-Cポートを備えています。

左側面のType-Cポートは、USB3.0とそこまで転送速度は速くなく、またUSB PDおよび画面出力に対応していないので、用途が限定されています。

背面のType-Cポートは、USB3.1またはThunderbolt4となっており、USB PDおよび画面出力に対応しています。

今回テストしているモデルの背面のUSB Type-Cは、Thunderbolt4を搭載しており、このポートに周辺機器を繋いだときの結果が下の通りです。USB PDは100WのPD充電器であれば使用することができました。なお、100WのPD充電器をつないでゲームをすると、本来のパフォーマンスが出ないので、ゲームをするときは付属のACアダプターを繋ぎましょう。

Thunderbolt4ポート
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック ×
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック ×
PD充電器
※1
100W Anker PowerPort III
65W Lenovo GaN充電器 ×
45W Lenovoウルトラポータブル ×
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740 ×
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター

 

HDMIの動作チェック

4KのモニターへHDMIで接続してみましたが、問題なく表示することができました。NVIDIAのグラフィックス経由で出力されていたので、モニターが対応していれば、もっと高いリフレッシュレートや、10ビットや12ビット表示も可能です。

4Kモニター(BenQ EX3210U)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

G-Tune E5の質量は、メーカーサイトには「約2.09kg」とあり、当サイトの計測値もほぼ同じです。15.3型のゲーミングノートノートPCとしては、比較的軽いと思います。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 2.104kg
ACアダプター+電源ケーブル 539g

 

バッテリー駆動時間のチェック

G-Tune E5のバッテリー容量は、80Whと大きいです。

バッテリー容量

 

バッテリー駆動時間はご覧の通りです。バッテリー容量は大きいですが、高性能CPUと、GeForce RTX 4060を搭載しているので、バッテリー駆動時間は短めです。

なお、もっと低い性能のパーツを搭載した場合は、もう少しバッテリー駆動時間は長くなります。

バッテリー駆動時間
  Core i9 / RTX 4060モデル
(1) JEITA3.0(アイドル時) 約6.5時間
(2) JEITA3.0(動画再生時) 約4時間
(3) 動画編集時の動画プレビュー 2時間12分
※画面輝度は約120cd/m2
(1)~(2) メーカー公表値
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生(リピート)させたとき

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

Webカメラは、約200万画素のFHDカメラを搭載しており、映りはまずまずです。

また、カメラを物理的に隠すプライバシーシャッターも搭載しています。

本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影
Webカメラ

 

スピーカー

スピーカーの音質は悪くはありませんが、ややこもった感じがします。ノートPC基準で10点満点で5~6点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

スピーカー

 

パーツの温度のチェック

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。

なお、今回搭載しているCore i9-14900HXのプロセッサー・ベース・パワー(PBP)は、55Wです。

バランスモードの場合、50W前後のCPU電力で動作しており、PBPより低い数値です。そのため、そこまでパフォーマンスは出ていません。その代わり、CPU温度は60℃台と低めで推移しています。

一方、パフォーマンスモードの場合、初動が150W前後で、時間が経っても約100W前後の高いCPU電力で動作しています。CPU温度は、初動は約95Wと高いですが、動作が安定してからは87℃前後まで下がっているので、問題ない範囲の温度だと思います。

  • バランスモード
  • パフォーマンスモード
CPU電力&CPU温度
CPU電力&CPU温度

 

FF15ベンチ実行時の温度

ゲーム時のCPU温度およびGPU温度は、以下のとおりです。

バランスモードの場合は、CPU温度もGPU温度も低めで、問題ありません。

パフォーマンスモードの場合は、CPU温度もGPU温度も80℃前後なので、問題ない範囲でしょう。

  • バランスモード
  • パフォーマンス
CPU温度&GPU温度
CPU温度&GPU温度

 

静音性のチェック

静音性のチェックです。

アイドル時は静かですが、ゲーム時は、バランスモードもパフォーマンスモードもうるさいです。

騒音値
アイドル時 FF15ベンチ時
(バランス)
FF15ベンチ時
(パフォーマンス)
約24dB 約51dB 約51dB
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2~3番目:FF15ベンチマーク時

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。

ゲーム中は、キーボード面の表面温度がやや高めです。フォートナイトを2時間くらいしてみましたが、ゲーム中は集中していることもあり、そこまで気にはならなかったです。ただ、ゲームが終わってみると、やや左手が熱くなっていました。人によってはゲーム中も気になるかもしれません。

また、左手側よりも、右手側のほうがやや暖かく感じます。高負荷がかかる作業をしつつ、タイピングもするような場合、右手もやや熱く感じるかもしれません。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。

性能が高めのパーツを搭載しているので、比較的高い消費電力です。

消費電力
アイドル時 FF15ベンチ時
(バランス)
FF15ベンチ時
(パフォーマンス)
15W 145W 189W
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

G-Tune E5の外観のチェックです。

アルミ素材を採用したボディで、高級感があります。ゲーム以外の用途でも悪目立ちせずに使えるデザインです。

それでいて、キーボードバックライトを点灯させれば、ゲーミングPCらしい外観になります。なお、キーボードバックライトの色は変えられるので、あまり目立たせたくない方は、ホワイトのカラーなどにするといいでしょう。

ボディカラーはブラックで、落ち着きがありますが、指紋跡はやや目立ちます。

 

天板には、G-Tuneのロゴが入っています。

 

高さは約22.1mmとなっており、普通のノートPCとそこまで変わらない厚みです。

 

インターフェースはご覧の通りです。ポートの種類は揃っています。ケーブルを抜き差しすることが少ない映像出力ポートおよびLANポートは後ろの側面に集中しています。一方、抜き差しすることが多いUSBポートは左右の側面に配置されています。

 

ヒンジは、ほぼ180度開きます。

 

底面は、吸気口が大きくとられています。吸気口のデザインは立方体が並んでいるような面白い形です。

 

冷却ファンは2つ、ヒートパイプは4本あり、4方向から排気しています。冷却性能は高めです。

 

メモリは交換可能です。

 

ストレージは、Type 2280のM.2 SSDを最大2つ搭載することができます。なお、パーツの増設は自己責任でお願いします。

 

ACアダプターは、240Wです。この容量の割には小型で持ち運びやすいです。

 

まとめ

以上が、マウスコンピューター G-Tune E5のレビューです。

価格はやや高めに感じるかもしれませんが、その分、全体的に品質が高めのゲーミングノートPCです。

ディスプレイは、240Hzの高リフレッシュレートで、残像も少なく、ゲームがしやすいです。解像度も高く色域も広めで、映像も綺麗です。クリエイティブワークにも使える品質です。

また、キーボードは、nキーロールオーバーに対応し、素早くキーを連打するようなゲームでも、正確な入力が可能です。

ボディはアルミ素材を採用し高級感があり、ボディも薄く、サイズもコンパクトです。質量もそこまで重くなく、ACアダプターも容量の割には小さいので、持ち運びもしやすいでしょう。

CPUには、最大でCore i9-14900HXを搭載可能です。このプロセッサーであれば、CPUがボトルネックになることは少なく、FPSゲームなどをするときも、フレームレートが安定するでしょう。CPUに負荷のかかる解析処理などを行う方にもおすすめです。

メモリは最大64GB、SSDは最大2つ搭載可能で、大容量メモリ・大容量ストレージを必要とするクリエイティブワークをする方にもおすすめです。

若干気になるのは、高い負荷をかけると、ボディが薄めであるため、表面温度がやや高めになる点です。熱くて触れないというほどではありませんが、やや気になるかもしれません。

 

品質高めのゲーミングノートPC

G-Tune E5

特徴

  • 240Hz、高解像度のディスプレイ
  • nキーロールオーバー対応のキーボード
  • 最大でCore i9-14900HXを搭載

こんなあなたに

  • 品質が高めのゲーミングノートが欲しい方
  • CPUに負荷のかかる作業をする方
公式サイトはこちら

 

関連ページ