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Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen10(15.3型 AMD)レビュー|Ryzen HS搭載の高コスパノート
| CPU | Ryzen 5 8640HS Ryzen 7 8840HS |
|---|---|
| GPU | CPU内蔵 |
| メモリ | 16GB |
| ストレージ | 512GB / 1TB SSD |
| 画面サイズ | 15.3型 16:10 |
| 画面種類 | 1920x1200 IPS 非光沢 |
| 質量 | 約1.59kg |
| バッテリー | 50Wh |
| 価格 | 10万円台~ |
大きな画面で、コスパも高いノートPC
Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 10 (15.3型 AMD)は、大きめの15.3型ディスプレイを搭載し、コスパも高いノートPCです。
Zen 4世代のHSシリーズという性能が高めのプロセッサーを搭載しながら、価格は10万円台に抑えられています。
大きめの画面を搭載し、できるだけ安い据え置きタイプのノートPCが欲しい方におすすめです。
今回は自腹購入した実機を使い、外観、ディスプレイ特性、キーボード、ベンチマークスコアなどを詳しくレビューします。
レビュー機は、当サイトの購入品です。今回は以下の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Ryzen 7 8840HS、16GBメモリ、512GB SSD
セール情報
以下のページで、レノボのパソコンのセールを実施中です。
目次
お忙しい方は、「製品の特徴のまとめ」のみお読みください。
製品の特徴のまとめ
Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 10 (15.3型 AMD)は、 Ryzen 8040HSシリーズを搭載しながら、価格が10万円台と安く、コスパに優れた15.3型ノートPCです。価格重視でノートPCを探している方には魅力的なモデルです。
一方で、ディスプレイの色域が狭い、キーボードバックライトが無いなどのデメリットもあります。
高品質PCというよりは、「安くて画面の大きいノートPCが欲しい」という"一般ユーザー向け"のPCと言えるでしょう。
高いコストパフォーマンス
本製品は、10万円台の安い価格でありながら、Zen 4世代のRyzenプロセッサーを搭載し、コストパフォーマンスの高いノートPCです。
2026年2月末のセールでは、Ryzen 7 8840HSのモデルが9万円を切る価格で販売されていたこともあり、かなりコスパが高かったです。当サイトでも、このセールで購入しています。このくらいの価格で売られていたら、非常にお買い得です。
大きめの画面にテンキー搭載
本製品は、15.3型の大きめの画面を搭載しており、文字などが見やすいです。最近は、14型画面が主流ですが、大きい文字が好きな方や、老眼で小さい文字が見にくくなってきている方で、外へPCを持ち出すことが少ない方には、このくらいの画面サイズが使いやすいでしょう。
また、テンキーも搭載されているので、家計簿ソフトなどを使い数値入力が多い方にもおすすめです。
M.2 SSDを追加可能
PC玄人の方には、空いているM.2スロットがあるのもメリットになるでしょう。
標準の512GB SSDでは容量が足りない場合、自分でSSDを増設して、容量を増やすことができます。搭載できるSSDはType 2242です。
試しに、手持ちのSSDを増設してみましたが、問題なく認識されました。なお、パーツの増設に関しては自己責任でお願いします。
上位機種との比較
上位機種の「IdeaPad Slim 5 Gen 10 16型」と比較すると、処理性能やディスプレイ品質など、全体的に上位機種のほうが上です。IdeaPad Slim 3だと、品質がやや物足りないなと感じる方は、上位機種もご検討下さい。
| [本製品] IdeaPad Slim 3 Gen 10 15.3型 |
[上位モデル] IdeaPad Slim 5 Gen 10 16型 |
|
| 画像 | ![]() |
![]() |
| CPU | Ryzen 5 8640HS Ryzen 7 8840HS |
Ryzen 5 8645HS Ryzen 7 8845HS |
| メモリ | 16GB オンボード+スロット |
16GB / 32GB スロット×2 |
| SSD | 512GB / 1TB | |
| 2nd SSD | 空きあり(Type 2242) | 空きあり(Type 2280) |
| 画面 | 15.3型 1920x1200 | 16型 1920x1200 16型 2880x1800 |
| 画面種類 | IPS 非光沢 (45% NTSC) |
OLED 光沢 (100% DCI-P3) |
| キーボード バックライト |
× | 〇 |
| 指紋センサー | × | × |
| 顔認証 | 〇 | 〇 |
| 質量 | 約 1.59kg | 約1.69kg |
| バッテリー | 50Wh | 60Wh |
| 価格 | 104,830円~ | 134,860円~ |
| 公式サイト | 製品ページ | 製品ページ |
デメリット・注意点
本製品のデメリットとして、ディスプレイの色域が狭い点が挙げられます。画像や動画を表示させた際、色がややくすんで見える場合があります。ただし、色再現性にこだわりがなければ、事務作業などには十分な品質です。
また、キーボードバックライトが搭載されていません。自宅や会社内のみで使う場合、キーボードバックライトは必要ない方が多いと思いますが、もし家族が寝ている部屋など、暗い環境で使用する場合は注意が必要です。
さらに、電源ボタンが本体側面にあるので、少し覗き込まないと押しにくいです。ただ、これは慣れるとは思います。
各用途の快適度
各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても変わってきますので、参考程度にご覧下さい。
| 用途 | 快適度 | コメント |
| Web閲覧 Office作業 |
◎ | 処理性能は十分なため、快適に作業ができます。 |
|---|---|---|
| 動画鑑賞 | ○ | ディスプレイがあまり鮮やかではなく、スピーカーの音質も特にいいわけではありませんが、スペックなどは問題ありません。 |
| RAW現像 画像編集 |
△ | 色域が狭いので、画像編集向きではありません。 |
| 動画編集 | △~○ | Ryzen 7 8840HSのモデルであれば、FHD動画の簡易的な動画編集なら割とできます。ただ、頻繁に動画編集をするなら、もう少しスペックの高いPCがいいです。 |
| ゲーム | △ | Ryzen 7 8840HSであれば、軽いゲームならできなくもありませんが、ゲーム向きの製品ではありません。 |
ディスプレイのチェック
ディスプレイは、15.3型、1920x1200ドットです。色域が狭いので、画像や映像を綺麗に見たい方には適しませんが、事務作業や、そこまで色にこだわらない方には、十分な品質です。
詳細は、下のタブをクリックしてご覧下さい。
- 色域・輝度
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき - フリッカー
色域は、当サイトの計測で、sRGBカバー率 62%と狭かったです。最大輝度は、当サイトの計測で278cd/m2と普通でした。
どの色もほぼ補正されておらず、自然な発色であることが分かります。
視野角は広いです。
非光沢液晶であるため、映り込みは低減されています。ギラつきはほとんど感じません。
フリッカーは、当サイトで確認した限りではありませんでした。
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測
キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードは、普通の打ちやすさだと感じました。
主要なキーのキーピッチは十分あり、キートップはわずかに湾曲しています。ただ、「半角/全角」キーや「backspace」と「enter」キーがやや小さめで、「enter」キーとテンキーの隙間があまりないので、誤って隣のキーも押しやすいです。また、キーを押したときに若干たわむのと、底つき時の衝撃をやや感じます。
4列のテンキーがあるのは良かったです。
タッチパッドの操作感は普通です。
※画像をクリックすると拡大できます
パフォーマンスのチェック
Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 10 (15.3型 AMD)のパフォーマンスのチェックです。
デフォルトの「適応パワー・モード」と、高いパフォーマンスが出る「パフォーマンス」のモードで、各種ベンチマークを計測していきます。
CPU
CPUには、Zen 4世代の「Ryzen 8040HSシリーズ」を採用しています。今回は、Ryzen 7 8840HSを搭載しています。
放熱性がそこまで高いわけではないため、Ryzen 7 8840HSにしてはやや低めのベンチマークスコアでした。ただし、ノートPC全体で見れば性能は比較的高い部類です。
なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。
グラフィックス
こちらも、Ryzen 7 8840HSにしては若干低めのスコアではありましたが、CPU内蔵のグラフィックスとしては性能は高めです。FHD動画の簡単な編集であれば、十分こなせる性能です。
~ グラフィックス性能の評価 ~
ストレージ
ストレージは比較的高速です。
~ ストレージ性能の評価 ~
SDカードスロット
フルサイズのSDカードスロットを搭載しています。アクセス速度はあまり速くありません。
~ SDカードスロット性能 ~
質量のチェック
質量は、仕様で「約 1.59kg」となっています。当サイトによる実測値でもほぼ同じでした。
15.3型サイズとしては比較的軽量です。別の部屋へ持って行くときなど、ちょっとした移動に便利です。
ACアダプターの重さは普通です。
| 質量 | |
| PC本体 | 1.585kg |
| ACアダプター+電源ケーブル | 336g |
バッテリー駆動時間のチェック
バッテリー容量は50Whと普通です。
バッテリー駆動時間は以下の通りです。
それほど長いわけではありませんが、別の部屋へ持って行って、ちょっと作業をするくらいなら、十分もつでしょう。
| バッテリー駆動時間 | |
| (1) JEITA3.0(アイドル時) | 約11.9時間 |
| (2) JEITA3.0(動画再生時) | 約7.4時間 |
| (3) 動画編集ソフトでプレビュー再生 | 3時間42分 |
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生させたときの当サイト計測値。画面輝度は約120cd/m2
パーツの温度のチェック
Prime95実行時のCPU温度
Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。なお、Ryzen 7 8840HSのデフォルトTDPは28Wです。
「適応パワー・モード」も「パフォーマンス」のモードも、28W以下のCPU電力で推移し、デフォルトTDPの数値を下回っており、このCPUにしては、このCPU本来の性能と比べると、やや抑えられた動作となっています。
CPU温度は、どちらのモードでも問題ない範囲です。
静音性のチェック
動作音(静音性)のチェック結果です。
アイドル時はほぼ無音です。中負荷時でもほぼ音は聞こえません。負荷をかけると、動作音が上がりますが、普通のノートPCと同等程度です。日常的な作業であれば、動作音はほとんど気にせず使えるでしょう。
| 騒音値 | |
| アイドル時 | 約20dB |
|---|---|
| 低負荷時 [YouTube再生] | 約20dB |
| 中負荷時 [動画編集] | 約29dB |
| 高負荷時 [ゲーム] | 約41dB |
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
アイドル時:アイドル時
低負荷時:1080pのYouTube動画再生時
中負荷時:Premiere Proで、編集中の1080pの動画をプレビュー再生した時
高負荷時:FF14のゲームのベンチマーク実行時(標準品質(ノートPC)、1920x1080、ウィンドウ)
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手のひらを置くパームレストの温度変化は重要です。
パームレスト部分の温度変化はほぼないので、不快感なく使用することができます。
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。
低めの消費電力です。
| 消費電力 | |
| アイドル時 | 6W |
|---|---|
| 低負荷時 [YouTube再生] | 10W |
| 中負荷時 [動画編集] | 21W |
| 高負荷時 [ゲーム] | 38W |
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています
外観のチェック
外観のチェックです。
「ルナグレー」というカラーで、指紋などが目立ちにくく実用的です。
素材については、天板はアルミニウム、底面は樹脂だと思われます。

天板の質感は割といいです。

ボディは薄いです。

2W×2のスピーカーを搭載し、音質は普通です。勝手に点数をつけると、ノートPC基準で10点満点で5点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

WebカメラはFHD画質(1080p)です。IRカメラおよびプライバシーシャッターも付いています。なお、指紋センサーは搭載されていません。

ポート類はご覧の通りです。USB-C(5Gbps)は、Powerdelivery、DisplayPort出力対応です。
HDMIは、当サイトで確認した限りでは、4K/60Hz/RGBで出力できていました。
電源ポートは側面にあるので、やや押しにくいです。

ヒンジは180度まで開くことはできませんが、割と大きく開くことはできます。

底面はスッキリとしています。

内部はご覧のようになっており、冷却ファンが1つ、ヒートパイプが1本です。そこまで高い冷却性能はでありません。

メモリは、1つがオンボード、1つがスロット式です。1つだけならメモリを交換することが可能です。

SSDはType 2242です。

空いているM.2スロットもあります。

ACアダプターは65Wで、サイズは大きいです。

まとめ
以上が、Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 10 (15.3型 AMD)のレビューでした。
やや高めの性能のCPUを搭載しつつ、価格が安く、コストパフォーマンスに優れたノートPCです。
通常価格は10万円台〜ですが、セール期間によってはRyzen 7搭載モデルが9万円を切ることもあり、その際のコスパは圧倒的です。
画面サイズは15.3型と大きめで、文字などが大きく表示されるため見やすいです。小さい文字が苦手な方などにちょうどいいでしょう。
テンキーも搭載されているので、家計簿をつけている方など、数値入力が多い方におすすめです。
ただし、ディスプレイの色域が狭い点、キーボードバックライトが搭載されていない点はデメリットです。このあたりが気にならなければおすすめです。
大きめの15.3型画面で高コスパ
Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 10 (15.3型 AMD)

特徴
- 大きめの15.3型画面
- CPU性能がやや高めでも安い
- テンキー搭載
こんなあなたに
- 大きな画面が好みな方
- 必要十分な性能で、安い価格のPCが欲しい方
- 価格10万円台~
- キャンペーンページお得なセール情報

1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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