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レノボ Legion Slim 5i Gen 8 16型の実機レビュー(ゲーミングノートPC)

更新日:
CPU Core i5-13420H
Core i5-13500H
Core i7-13700H
GPU GeForce RTX 3050
GeForce RTX 4050
GeForce RTX 4060
GeForce RTX 4070
メモリ 16GB
ストレージ 512GB / 1TB SSD
液晶サイズ 16インチ 16:10
液晶種類 2560×1600 165Hz
2560×1600 240Hz
質量 約2.4kg
バッテリー 60Wh / 80Wh
価格[税込] 18万円台~ ※

※ 2023年10月23日時点の価格

ゲーム以外の用途でも使いやすい

Legion Slim 5i Gen 8 16型は、2560x1600ドットのディスプレイを搭載したゲーミングノートPCです。

色域も「100% sRGB」と比較的広く、高精細で鮮やかな映像でゲームをすることができます。

高解像度で、広めの色域なので、仕事や、クリエイティブワークなど、ゲーム以外の用途にも使いやすいです。

ボディがスリムで、見た目もシンプルなので、場所を選ばず使えます。家族がいる方でも、仕事用PCと称して購入しやすいでしょう。

底面カバーを開けると、空いているM.2スロットがあります。自己責任となりますが、後からSSD を増設してもいいでしょう。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i5-13500H、GeForce RTX 4050 Laptop、16GBメモリ

 

セール情報

以下のページで、レノボのパソコンのセールを実施中です。

レノボのWeb限定セールへのリンクバナー

 

目次

お忙しい方は、「Legion Slim 5i Gen 8 16型の特徴」のみお読みください。

 

Legion Slim 5i Gen 8 16型の特徴

2560x1600、100% sRGBの液晶を搭載

Legion Slim 5i Gen 8 16型は、一般的な1920x1080ではなく、2560x1600の解像度の液晶を搭載したノートPCです。ブラウザや文書ファイルなどを開いても、より下のほうまで表示することができるので、作業がしやすくなります。

2560x1600ドットの液晶を搭載

 

解像度が高いと、細かいところまで描写することができるので、ゲーム時において、遠くの敵や物資なども発見しやすくなります。また、色域が「100% sRGB」と広めであるため、ゲーム映像が色鮮やかで綺麗です。

ゲーム映像が高精細で色鮮やか

 

解像度が高いと、動画編集ソフトなどのペイン(枠)の多いソフトも使いやすいです。色域も広めなので、動画や画像を扱うクリエイターにもおすすめです。

ペイン(枠)の多いソフトも使いやすい

 

スリムボディ

Legion Slim 5i Gen 8 16型は、製品名に「Slim」と入っているように、ボディが薄型です。それほどゲーミングPCっぽい見た目ではないので、仕事で使っていても違和感が無いですし、家庭を持っている方も使いやすいと思います。

ただ、GeForce RTX 4050までのモデルは19.9~21.9mmとなっていますが、RTX 4060以上のモデルは19.9~25.2mmとやや厚くなります。なお、下の画像はRTX 4050搭載モデルなので、19.9~21.9mmの高さのモデルです。

また、ボディは薄いですが、質量は約2.4kgとそこまで軽くはありません。

スリムボディ

 

デュアルSSD構成が可能

Legion Slim 5i Gen 8 16型は、1つのSSDが搭載されています。

ただし、底面カバーを開けると、搭載されているSSDの他に、空きのM.2スロットが1つあります。試しにPCIe Gen 4のSSDを増設してみましたが、問題なく認識されました。底面カバーを開けられる方であれば、SSDの増設を試してもいいと思います。

なお、パーツの増設に関しては自己責任でお願いします。

M.2スロットが2つ
増設したSSDのベンチマーク

 

レノボの各ゲーミングノートPCの違い

レノボにはゲーミングノートPCがたくさんあるので、違いを簡単にまとめてみました。

大きく分けると、高い性能の「Proシリーズ」、ボディがスリムな「Slimシリーズ」、エントリー向けの「LOQシリーズ」があり、本製品はSlimシリーズとなります。

ただし、上位のLegion Slim 7i Gen 8と比べると、薄さも軽さも劣ります。より薄くて軽い製品が良ければ、(価格は上がりますが)Legion Slim 7i Gen 8のほうがいいでしょう。

2560x1600、100% sRGBのディスプレイを搭載し、できるだけ安い製品が良ければ、本製品がいいと思います。

レノボのゲーミングノートPC
  インテルモデル AMDモデル
Proシリーズ
2560x1600
100% sRGB
最大Core i9-13900HX
最大RTX 4090
約2.8kg/高さ25.9mm
 
最大Core i7-13700HX
最大RTX 4070
約2.5kg/高さ27mm
Legion Pro 5 Gen 8
最大Ryzen 9 7945HX 
最大RTX 4070
約2.5kg/高さ27mm
Slimシリーズ
2560x1600
100% sRGB
Legion Slim 7i Gen 8
最大Core i9-13900H
最大RTX 4070
約2kg/高さ19.9mm
Legion Slim 5i Gen 8
最大Core i7-13700H
最大RTX 4070
約2.4kg/高さ25.2 or 21.9mm
Legion Slim 5 Gen 8
最大Ryzen 7 7840HS
最大RTX 4070
約2.4kg/高さ25.2 or 21.9mm
LOQシリーズ
1920x1200
最大Core i7-13620H
最大RTX 4060
約 2.6kg/高さ25.9mm
Lenovo LOQ 16APH8
最大Ryzen 7 7840HS 
最大RTX 4050
約 2.6kg/高さ25.9mm
※高さは最厚部

 

各用途の快適度

各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
快適です。
動画鑑賞 映像が綺麗に表示でき、スピーカー音も比較的良いので、動画を快適に視聴することが可能です。
RAW現像
画像編集
Adobe RGB 100%の色域はありませんが、sRGB 100%の色域のディスプレイを搭載しており、ウェブ掲載用の画像編集なら可能です。外部GPUも搭載し、AIを使ったフィルター処理も速いです。
動画編集 高めの性能のCPUおよびグラフィックスを搭載しており、動画編集も快適です。100% DCI-P3の色域はありませんが、100% sRGBの色域はあるので、YouTube用の動画を作成するなら、十分な品質でしょう。
ゲーム GeForce RTXシリーズの外部グラフィックスに、高リフレッシュレートの液晶を搭載し、ゲームも快適です。ただ、1920x1200解像度でゲームをするなら、RTX 4050でもいいかもしれませんが、2560x1600解像度でゲームをするならRTX 4060、できればRTX 4070がおすすめです。

 

ディスプレイのチェック

Legion Slim 5i Gen 8 16型のディスプレイのチェックです。

ディスプレイは、240Hzと165Hzの2種類があります。どちらも16型、2560x1600、IPS、非光沢のディスプレイです。

今回は165Hzのディスプレイをチェックしています。詳細については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

当サイトの測定では、sRGBカバー率は99%、DCI-P3カバー率は76%でした。最大輝度は、当サイトの計測では318cd/m2とやや高いです。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、どの色もほぼ1:1の直線となっており、自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶なので、画面への映り込みは抑えられています。ゲームに集中することができるでしょう。ギラつきもほとんど感じません。

画面への映り込み

フォトディテクターでチェックしてみましたが、PWM調光によるフリッカー(ちらつき)は検出されませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

遅延

キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約32msでした。他の一般的なノートPCで計測したところ80ms前後が多かったので、本製品の表示遅延は少ないです。なおこれは、液晶だけでなくPC全体の遅延となります。

 

残像

「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを十分速い1/2000のシャッタースピードで撮影したところ、1秒間に165回フレームを書き換える液晶で2フレーム前くらいまで残像がありました。普通のノートPCは、1秒間に60回フレームを書き換える液晶で2フレーム前くらいまでの残像だったので、本製品の残像は少ないと言えます。

「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

Legion Slim 5i Gen 8 16型のキーボードとタッチパッドをチェックします。

実測で、キーピッチは横:約19mm、縦:約18.5mm、キーストロークは約1.5mmとなっています。いずれも標準的な数値です。「半角/全角」キーや「Backspace」キーなど、一部小さいキーもありますが、キートップはやや湾曲しており、総合的に普通の打ちやすさかと思います。

テンキーは、キーピッチが狭くなるものの、3列ではなく4列あり、ノートパソコンに付いているテンキーとしては比較的打ちやすいと思います。

タッチパッドおよびクリックボタンの使いやすさは普通です。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

キーボードには、ホワイトバックライトが付いています。色の変更は出来ません。

バックライト

 

パフォーマンスのチェック

動作モード

Legion Slim 5i Gen 8 16型は、「Lenovo Vantage」というアプリで、サーマル・モード設定を変更することができます。基本的にはデフォルトの「バランス・モード」で計測していますが、一部のベンチマークについては、高いパフォーマンスが出る「パフォーマンス・モード」でも計測しています。

サーマル・モード設定

 

CPU

CPUには、Hシリーズ(45W)のインテルの第13世代Coreプロセッサーを搭載しており、今回のモデルはCore i5-13500Hです。

CINEBENCH R23のベンチマークスコアは下の通りで、マルチコア、シングルコアともに、Core i7-12700Hとほぼ変わらないスコアが出ています。GeForce RTX 4050、4060であれば、このCPUでもゲーム性能が落ちるようなことはほぼ無いと思います。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core i5-13500H
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 7945HX 33229
Core i9-13980HX 28398
Core i9-13950HX 27983
Core i9-13900HX 24314
Core i9-13900H 19299
Core i7-13700HX 18283
Ryzen 7 7840HS 17922
Core i7-13700H 17622
Core i7-12800HX 17492
Core i5-13500H 15302 [パフォーマンス・モード]
13812 [バランス・モード]
Core i7-12700H 14546
Core i7-12650H 14189
Ryzen 7 7735HS 14068
Ryzen 7 6800H 13999
Core i5-12500H 13213
Ryzen 7 6800U 10830
Ryzen 5 6600H 10470
Ryzen 5 7535HS 10356
Ryzen 7 7735U 10122
Ryzen 7 7730U 10051
Core i7-1360P 9720
Core i5-1340P 9688
Ryzen 5 7535U 8757
Ryzen 5 7530U 8403
Core i5-1335U 8249
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-13950HX 2097
Core i9-13980HX 2061
Core i9-13900H 2016
Core i9-13900HX 1968
Ryzen 9 7945HX 1951
Core i7-13700H 1898
Core i7-1360P 1826
Core i7-12700H 1823
Core i7-12650H 1787
Core i5-13500H 1785 [パフォーマンス・モード]
1643 [バランス・モード]
Ryzen 7 7840HS 1764
Core i7-12800HX 1760
Core i5-12500H 1727
Core i5-1335U 1723
Core i5-1340P 1722
Ryzen 7 7735HS 1538
Ryzen 7 6800H 1522
Ryzen 7 6800U 1504
Ryzen 7 7735U 1476
Ryzen 5 6600H 1476
Ryzen 5 7535U 1471
Ryzen 5 7535HS 1463
Ryzen 7 7730U 1440
Ryzen 5 7530U 1439
 :本製品で選択できるプロセッサー(Core i5-13420H のスコアは不明)
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。

 

メモリ

メモリにはDDR5-5200を搭載しています。メモリ帯域は広めです。容量は下位モデルだと16GBですが、上位モデルだと32GBを選ぶことも可能です。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~
16GB(8GBx2)メモリ
他のメモリとの比較(帯域のベンチマーク)
DDR5-5600
デュアルチャネル
66.34GB/s
LPDDR5-6000
デュアルチャネル
64.52GB/s
LPDDR5-5200
デュアルチャネル
58.49GB/s
DDR5-5200
デュアルチャネル
54GB/s
DDR5-4800
デュアルチャネル
52.25GB/s
LPDDR5-4800
デュアルチャネル
51.68GB/s
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
51.65GB/s
DDR4-3200
デュアルチャネル
30.66GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※実際のノートPCで計測した実測値で、理論的な最大値ではありません

 

グラフィックス

グラフィックスには、GeForce RTX 3050、RTX 4050、RTX 4060、RTX 4070のいずれかが搭載されています。

今回は、GeForce RTX 4050が搭載されており、最大グラフィックスパワーは、105Wとなっています。他のグラフィックスについての最大グラフィックスパワーは不明です。

GeForce RTX 4050の最大グラフィックスパワー

 

3DMarkのベンチマークの結果は以下の通りです。旧世代のミドルクラスGPU「GeForce RTX 3060」とほぼ同じスコアが出ています。GeForce RTX 4050という名前からエントリーモデルという印象を持ちますが、FHD環境なら多くのゲームが快適プレイできる性能です。

本製品は、2560x1600ドットですが、もしこの解像で十分高いフレームレートを出そうと思ったら、GTX 4060か、できればGeForce RTX 4070がおすすめです。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス性能の評価 ~
GeForce RTX 4050 Laptop
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
RTX 4090 175W 21897
RTX 4080 175W 18822
RTX 3080 Ti 175W 12614
RTX 4070 140W 12254
RTX 3080 140W 11552
RTX 3070 Ti 150W 11262
RTX 3070 140W 11015
RTX 4060 140W 10665
RTX 4060 65W 8829
RTX 4050 105W 8614 [パフォーマンス・モード]
8198 [バランス・モード]
RTX 3060 130W 8302
RTX 3060 95W 7519
RTX 3060 75W 7047
RTX 3050 Ti 95W 6063
RTX 3050Ti 60W 5292
RTX 3050 75W 5102
RTX 3050 65W 4560
 :本製品で選択できるグラフィックス(RTX 4050以外の最大グラフィックスパワーは不明)
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー

 

GPU-Zで確認したGeForce RTX 4050 Laptopの情報は次の通りです。

GeForce RTX 4050 Laptopのスペック

 

ストレージ

ストレージには、PCIe Gen4 SSDを搭載しています。速い速度ではありますが、シーケンシャルライトはそれほどでもありませんでした。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
512GB PCIe Gen4 SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7143
PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

フルサイズのSDカードスロットを搭載しています。ただし、挿入後の出っ張りがあり、アクセス速度も遅いです。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

動作モード

ゲームに付属のベンチマーク機能のスコア、または実際にゲームをプレイし、Afterburnerで計測したフレームレートを掲載します。

なお、「サーマル・モード設定」は、「パフォーマンス・モード」にして計測しています。

「ディスプレイモード」については、自動選択になっており、ゲームを起動するとほとんどの場合、ディスクリートモード(NVIDIA GPUのみ利用するモード)へ自動で切り替わります。ただ、たまに切り替わらないゲームもあるので、ここではどのゲームもディスクリートモードに設定してテストを行っています。

GPU動作モード

 

各ゲームの平均フレームレート

いくつかのゲームの平均フレームレートを下に掲載します。他のグラフィックスとも比較していますが、すべて同じバージョン、同じ状況で計測しているわけではないので、あくまで参考値としてご覧ください。

FHD(1920x1080)環境であれば、一部の重いゲームを除けば、高いグラフィック設定でゲームをすることができます。一部の重いゲームもグラフィック設定を下げれば、十分プレイできるフレームレートまで上げることができます。

2560x1600環境の場合は、重いゲームだと、グラフィック設定を落としても、60 fps出ないこともあります。重くないゲームの場合は、グラフィック設定を低めにすると、なんとか快適にゲームができるフレームレートまで上がります。2560x1600でゲームをしたいなら、GeForce RTX 4070もしくはRTX 4060がおすすめです。

以下のゲームのフレームレートについて
平均フレームレートを掲載しています
グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー(max TGP)
重い部類のゲーム
FORSPOKEN(DX12)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 113 fps
最高 28 fps
2560x1600 42 fps
最高 15 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 110 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 95 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
145W 85 fps
RTX 4090 150W 84 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
120W 61 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 52 fps
RTX 4060 140W 48 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
65W 46 fps
RTX 4060 45W 44 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 41 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
60W 38 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 28 fps
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 ウルトラ 76 fps
2560x1600 59 fps
ウルトラ 41 fps
レイトレ:ウルトラ 26 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 4080
※ディスクリートモード
145W 166 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 101 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
140W 93 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 76 fps
重い部類のゲーム
Forza Horizon 5(DX12)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 217 fps
エクストリーム 61 fps
2560x1600 最高 69 fps
エクストリーム 50 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、エクストリーム)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 171 fps
RTX 4090 150W 167 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 157 fps
RTX 4080 175W 157 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
145W 137 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 110 fps
RTX 4060 140W 101 fps
RTX 3070Ti 130W 90 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
65W 83 fps
RTX 4060 45W 77 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 61 fps
RTX 3060 130W 57 fps
RTX 3060 115W 48 fps
RTX 3050 75W 31 fps
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 高品質 84 fps
2560x1600 標準品質 79 fps
高品質 60 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、高品質)
RTX 4090 175W 192 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 166 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
145W 149 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 117 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
120W 112 fps
RTX 4060 140W 103 fps
RTX 3070 95W 87 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
65W 85 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 84 fps
RTX 3060 130W 84 fps
RTX 3060 75W 73 fps
RTX 3050Ti 60W 54 fps
RTX 3050 75W 53 fps
RTX 3050 60W 46 fps
GTX 1650Ti   43 fps
GTX 1650   36 fps
中程度の重さのゲーム
ブループロトコル
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最高 109 fps
2560x1600 95 fps
最高 71 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高)
RTX 4080
※ディスクリートモード
145W 169 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 154 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 147 fps
RTX 4070 140W 141 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
120W 138 fps
RTX 4060 140W 118 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 109 fps
RTX 4050 140W 86 fps
中程度の重さのゲーム
PSO2 ニュージェネシス
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 ウルトラ 98 fps
2560x1600 120 fps
ウルトラ 62 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 163 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 157 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
145W 144 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
150W 131 fps
RTX 4060 140W 107 fps
RTX 3070 145W 107 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 98 fps
RTX 3060 140W 97 fps
RTX 4060 60W 90 fps
RTX 4050 45W 78 fps
RTX 3050Ti 95W 70 fps
RTX 3050 75W 62 fps
GTX 1650Ti   46 fps
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
解像度 品質 DLSS 平均 fps
1920x1080 最高 オフ 112 fps
2560x1600 オフ 80 fps
最高 オフ 65 fps
クオリティ 75 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 217 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 189 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
145W 173 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 154 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
120W 145 fps
RTX 4060 140W 137 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
65W 114 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 112 fps
RTX 4050 105W 110 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
60W 107 fps
RTX 3060 115W 107 fps
RTX 4060 45W 101 fps
RTX 3050Ti 60W 68 fps
RTX 3050 75W 66 fps
GTX 1650   42 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 暁月のフィナーレ(DX11)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最高品質 134 fps
2560x1600 高(ノート) 108 fps
最高品質 80 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高品質)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 222 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 215 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
145W 185 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 166 fps
RTX 3070Ti 150W 158 fps
RTX 4060 140W 156 fps
RTX 3070 140W 139 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 134 fps
RTX 3060 115W 132 fps
RTX 3060 90W 114 fps
RTX 3050Ti 60W 94 fps
RTX 3050 95W 89 fps
GTX 1650Ti   68 fps
GTX 1650   65 fps
中程度の重さのゲーム
フォートナイト [チャプター4 シーズン4]
DirectX 12
解像度 品質 平均 fps
1920x1200 低設定 178 fps 
中設定 137 fps
最高設定 77 fps
2560x1600 低設定 107 fps 
中設定 89 fps
最高設定 46 fps
※アンチエイリアス&スーパー解像度:TSR低
※テンポラルスーパー解像度:ネイティブ
※バトルロワイヤル ソロで計測
パフォーマンス - 低グラフィック忠実度
解像度 その他設定 平均 fps
1920x1200 3D解像度:100%
メッシュ:高
描画距離:最高
220 fps
2560x1600 198 fps
※バトルロワイヤル ソロで計測
軽い部類のゲーム
Apex Legends(DX11)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 高設定 196 fps
2560x1600 低設定 215 fps
高設定 148 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
VALORANT
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 高設定 528 fps
2560x1600 高設定 367 fps
※プラクティスモードで計測
軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 ウルトラ 270 fps
2560x1600 中型 254 fps
ウルトラ 171 fps
軽い部類のゲーム
ドラゴンクエストX
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最高品質 24382
(すごく快適)
※約5500で60fps

 

その他のゲーム

上に掲載していない他のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、各クリエイターソフトの処理時間を掲載します。ここでは、動作モードは「パフォーマンス・モード」、GPU動作モードについては、ディスクリートモードだとiGPUが無効化されてかえって処理が遅くなることがあるので、Optimusモードで計測しています。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

Core i5ではありますが、PBP:45WのHシリーズCoreプロセッサーなので、まずまずの速さです。なお、RTX 4050だとVRAMが足りず初期設定ではGPUを使って書き出す設定にならないので、CPUのみで書き出した時間を掲載しています。

Core i9-13950HX
RTX 4090 (175W)
29秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-12900HX
RTX 3080 Ti (175W)
32秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-13950HX 37秒
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
39秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13700H 51秒
Core i7-12800HX
RTX 3070 Ti (150W)
52秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-12700H
RTX 3060 (130W)
53秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13700H
RTX 4070 (140W)
60秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13650HX 60秒
Core i5-13500H 65秒
Core i7-1260P 81秒
Ryzen 7 6800U 89秒
Core i7-1360P 91秒
Core i7-1255U 112秒
Ryzen 5 7530U 115秒
Ryzen 5 5625U 120秒
※2022年6月より、GPUを使用した書き出しも出来るようになったので、この機能が使えるPCは、機能をONにしたときの書き出し時間も掲載しています。
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

Premiere Proでの4K動画の書き出し速度は速いです。編集作業も快適に行えます。

4K動画の書き出し
Core i9-13980HX
RTX 4090 (175W)
2分47秒
Core i9-13900H
RTX 4090 (150W)
3分00秒
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
3分01秒
Core i7-13700H
RTX 4070 (140W)
3分08秒
Core i7-13700H
RTX 4060 (140W)
3分20秒
Apple M1 Max
10CPU/32GPU
3分26秒 (MacBook Pro 16)
Core i9-13900H
RTX 4060 (65W)
3分29秒
Core i7-12650H
RTX 4050 (45W)
4分03秒
Core i7-13620H
RTX 4050 (105W)
4分11秒
Core i5-13500H
RTX 4050 (105W)
4分37秒
Core i7-11800H
RTX 3050Ti (60W)
5分08秒
Core i5-11400H
RTX 3050 (65W)
5分59秒
Core i7-12700H
GTX 1650
6分21秒
Apple M2
8CPU/10GPU
6分41秒 (MacBook Pro 13)
Core i7-1260P
Intel Iris Xe
14分10秒
Core i7-1165G7
Intel Iris Xe
14分12秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるx265エンコード時間

ソフトウェアエンコードも、速いです。

Core i9-13900HX 4分55秒
Core i9-12900HX 5分28秒
Core i7-13700H 6分39秒
Core i7-13700HX 6分55秒
Core i5-13500H 7分42秒
Core i7-12700H 7分50秒
Ryzen 7 6800H 7分58秒
Ryzen 7 5825U 11分15秒
Core i7-1260P 12分43秒
Core i5-1240P 14分19秒
Ryzen 7 5800U 14分35秒
Ryzen 7 5700U 15分05秒
Core i7-1185G7 16分37秒
Core i7-1165G7 24分17秒
Core i5-1135G7 26分03秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Blender Benchmarkによるレンダリング時間
GeForce RTX 4060 Laptop
Blender Benchmark Score
RTX 4090 150W 8067
RTX 4090 175W 7917
RTX 4080 175W 6441
RTX 4070 140W 3990
RTX 4060 115W 3775
RTX 4060 65W 3034
RTX 4050 105W 2929
SPECviewperf 2020

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

USB Type-Cポートは2つあり、DisplayPort出力に対応しています。またそのうちの1つは、Power Deliveryにも対応しています。Power Deliveryに対応したポートの動作テスト結果が次の通りです。65W以上の充電器であれば使用することができました。

USB Type-C充電器/ドックの動作テスト
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック × ×
PD充電器
※1
140W アドテック PD3.1充電器
100W Anker PowerPort III
65W Lenovo GaN充電器
45W Lenovoウルトラポータブル ×
30W RAVPower GaN充電器 ×
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740
(4Kモニター)
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター

 

HDMIの動作チェック

4KモニターへHDMIで接続したときの詳細です。4K、120Hz、8ビット、RGBで表示出来ていました。NIVIDIAコントロールパネルから設定を変えれば、10ビット表示も可能です。

4Kモニター(BenQ EX3210U)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

質量のチェックです。

メーカーサイトには「約2.4kg」と記載されています。実測値は、それよりも大分軽く、約2.2kgでした。それでも、15.6~16型クラスのゲーミングノートPCとしては普通の重さです。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 2.204kg
ACアダプター 535g

 

バッテリー駆動時間のチェック

Legion Slim 5i Gen 8 16型のバッテリー駆動時間をチェックします。

本機は、80Whのバッテリーを搭載しています。

バッテリー容量

 

バッテリー駆動時間は次の通りです。高性能パーツを搭載したPCなので、バッテリー駆動時間は短いですが、それでもゲーミングノートPCとしては、割とバッテリーがもちます。

なお、バッテリー駆動中にゲームをすると、フレームレートがかなり落ちてカクつきますし、バッテリーも1時間程度しかもたないので、ゲーム中は電源につないだほうがいいです。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA2.0 約8.0時間
(2) 動画再生時 6時間57分
(3) CPU13%、iGPU7%、dGPU8%の負荷 2時間20分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生(リピート)させたとき

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

FHD 1080pのWebカメラを搭載しており、画質は比較的綺麗です。また、パソコン本体の右側面に電子式プライバシーシャッターがあります。このスイッチをONにすると、カメラを電子的に遮断し、映像を映さないようにすることができます。IRカメラは搭載していません。

Webカメラ
電子式プライバシーシャッターのスイッチ
本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影

 

スピーカー

左右の側面に2W x2のステレオスピーカーが配置されています。音質はやや良く、ノートPC基準で10点満点で6点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

スピーカー

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。

「バランス・モード」では、安定動作時のCPU電力は、60W前後で動いています。PBP:45WのCPUなので十分なパフォーマンスが出ています。このときのCPU温度は80℃前後と、問題ない範囲だと思います。

「パフォーマンス・モード」では、CPU電力が80W前後へアップし、パフォーマンスがさらに上がります。このときCPU温度は90℃前後まで上がりますが、頻繁にこのような負荷をかけるのでなければ問題ないと思います。

  • バランス・モード
  • パフォーマンス・モード

 

FF15ベンチ実行時の温度

FF15ベンチマーク実行時のCPU温度、GPU温度の推移を掲載します。どちらのモードも、CPU温度とGPU温度の両方において、70℃前後で推移しているので、問題ありません。

  • バランス・モード
  • パフォーマンス・モード

 

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時はほぼ無音です。バランス・モードでゲームをしたときの騒音値は普通です。ゲーム中でもそこまで気にはなりません。ただ、パフォーマンス・モードにすると、割とうるさく感じるので、このモードのときはヘッドホンをしてゲームをするといいでしょう。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2~3番目:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。

ゲームをすると、キーボード中央部分が熱くなってきますが、WASDキー部分はそれほど温度は上がりませんし、パームレスト部分も温度は上がらないので、そこまで気になりません。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。確認できた最も高い数値を掲載していますが、数値は変動するため参考程度にご確認下さい。

HシリーズのCoreプロセッサーに、外部グラフィックスを搭載しているので、消費電力は比較的高めです。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

外観のチェックです。

ストームグレーの落ち着いたカラーで、トップカバーがアルミ製、ボトムカバーが樹脂製です。

 

天板にはLEGIONのロゴが入っています。ここは鏡面になっており、LEDで光るわけではありません。

 

閉じた時の画像です。高さはRTX 4050モデル以下が19.9~21.9mm、RTX 4060モデル以上が19.9~25.2mmとなっており、前者のモデルであれば割と薄いです。今回レビューしているのも前者のモデルです。

 

側面、背面のインターフェイスはご覧のようになっています。映像出力専用のポートはHDMIしかありませんが、2つあるUSB-CポートがどちらもDisplayPort対応なので、複数の外部モニターに繋げたい時は、これでカバーできるでしょう。LANは最大1Gbps対応で、無線LANはWi-Fi 6Eに対応しています。

 

液晶は約180度開くことができます。

 

底面にはシンプルなデザインの吸気口があります。

 

底面カバーを外したときの画像です。

3本のヒートパイプと2つ冷却ファンで、合計4方向から排気しています。

 

メモリは2スロットあり、サーマルシートも貼り付けられています。

 

ストレージは、Type 2280のSSDが搭載されており、こちらもサーマルシートが取り付けられています。

 

また、空のM.2スロットがあり、こちらにType 2280のSSDを増設することも可能です。

 

ACアダプターは170Wです。容量の割には薄型で、サイズも小さく、カバンなどへ入れやすいと思います。

 

まとめ

以上が、Legion Slim 5i Gen 8 16型のレビューです。

まず、2560x1600ドットのディスプレイを搭載している点が特徴で、映像・画像を高精細に表示することができますし、色域も広めなので色鮮やかです。ゲーム映像が綺麗ですし、クリエイティブワークにも適しています。

また、空のM.2スロットがあるのも嬉しいです。底面カバーを開けられる方であれば、SSDを1つ増設することができます(パーツの増設に関しては自己責任でお願いします)。

ボディはスリムで、ギラギラしたLEDの装飾もないので、家庭でも、職場でも使いやすいです。

ディスプレイ解像度が高く、色域も広めで、スペックも高く、外観もスリムなので、多くの用途で使えるゲーミングノートPCだと思います。

ただし、モデルによってボディの厚さが変わる点はご注意下さい。RTX 4060以上のモデルは少し厚みが出ます。

また、Legionシリーズとしては安いですが、一般的なゲーミングノートPCとしてはそこまで安くありません。RTX 4050搭載モデルが20万円台です。あと3万円位価格が下がるのを待ってもいいと思います。

 

ゲーム以外の用途にも使いやすい

レノボ Legion Slim 5i Gen 8 16型

特徴

  • 2560x1600ドット/100% sRGB液晶搭載
  • スリムなボディ
  • M.2 SSDの増設が可能

こんなあなたに

  • ゲームや動画編集など多用途で使う方
  • 派手ではない見た目のゲーミングノートが欲しい方
  • 価格18万円台[税込]~
公式サイトはこちら

 

 

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