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レノボ Legion Pro 7i Gen 8 16型の実機レビュー
CPU | Core i9-13900HX |
---|---|
GPU |
GeForce RTX 4080 GeForce RTX 4090 |
メモリ | 16GB / 32GB |
ストレージ | 最大1TB + 1TB PCIe SSD |
液晶サイズ | 16インチ |
液晶種類 | 2560×1600 240Hz |
質量 | 約2.8kg |
バッテリー | 80Wh / 99.9Wh |
価格[税込] | 39万円台~ |
Legion Pro 7i Gen 8は、ハイエンドクラスのパワフルな性能を備えた16型ゲーミングノートPCです。
最大で、第13世代Core i9-13900HX + RTX 4090に、WQXGA・240Hz・100% sRGBの液晶を搭載し、ヘビーゲーマーでも満足できるスペックです。また、クリエイター向けソフトでの作業も快適にこなせます。
全体の質が良く、シンプルなデザインのボディはゲーム以外にも使いやすいです。また、ライティング時は、ゲーミングノートPCらしくかっこよくなります。
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Core i9-13900HX、GeForce RTX 4080、32GBメモリ
セール情報
以下のページで、レノボのパソコンのセールを実施中です。
目次
お忙しい方は、「Legion Pro 7i Gen 8 16型の特徴」のみお読みください。
Legion Pro 7i Gen 8 16型の特徴
ハイエンドクラスのゲーミング性能
Legion Pro 7i Gen 8は、レノボのゲーミングノートPCの中で最上位に位置する機種です。第13世代Core i9-13900HX + GeForce RTX 4080 / RTX 4090というハイエンドクラスの構成となっています。
今回は、Core i9-13900HX + RTX 4080の構成モデルをチェックしましたが、ベンチマークでは、Core i9-12900HXや、RTX 3080 Tiといった一世代前のハイエンドパーツを大きく上回る高いスコアが出ていました。多くのゲームを快適にプレイすることができる高い性能を備えています。
※ GPUの最大グラフィックスパワーはいずれも175W
WQXGA/240Hz/100% sRGBの液晶
Legion Pro 7i Gen 8は、WQXGA(2560x1600ドット)と解像度が高くなっているので、精細な映像でゲームをすることが可能です。さらに、240Hz駆動のハイリフレッシュレートに対応しており、残像感や遅延も少なかったので、動きの激しいeスポーツタイトルを滑らかな映像で快適にプレイすることができます。
また、100% sRGBクラスと色域が広めなので、高い性能と合わせて、Adobe Premiere Pro CCでの4K動画編集など、クリエイター向けソフトを使った作業にも快適に使用できます。
ゲーミングノートPCらしいライティングがかっこいい
Legion Pro 7i Gen 8は、Pre-Key RGBのバックライト付きキーボードと、フロントのライティングバーを備えています。色を細かく設定することが可能で、ゲーミングノートPCらしい気分を上げる派手なライティングができ、かっこいいです。
なお、ライティングをOFFにすると、落ち着きのあるデザインなので、高い性能を備えた作業用のノートPCとしても使いやすいと思います。
しっかり放熱
Legion Pro 7i Gen 8は、ディスプレイを開いても、背面の排気口に干渉しないような位置に、ヒンジが取り付けられています。また背面だけでなく側面からも排気することで、冷却性を高めています。
高性能パーツを搭載している本製品ですが、ゲーム時も、CPU温度やGPU温度は問題ない範囲に収まっており、しっかりと冷却できていました。長時間のゲームやクリエイティブな作業でも、安定して高い性能を発揮することができます。
デュアルSSD構成も可能
Legion Pro 7i Gen 8のカスタマイズモデルでは、デュアルSSD(1TB x2)にすることができます。多くのゲームを入れておきたい方や、動画編集などのクリエイティブな用途に使いたい方など、大きめのストレージが必要な場合でも安心して使用できます。
なお、内部にはM.2 PCIe 4.0 SSD用のスロットが2つあるようなので、シングルSSD構成で購入した場合でも、後から自分でストレージを増設できると思います(ただし、パーツの増設や換装は自己責任となります)。
Tobii Horizon機能に対応
Legion Pro 7i Gen 8では、Tobii Horizonという機能を使用できます。これは、頭の動きを検出し、様々なコントロールを行う機能です。
Tobii機能を有効にすると、Webカメラの横のLEDが光ります。
対応しているゲームでは、頭の動きでゲーム内のカメラを回転させたり、視点を移動したりすることができます。実用的かは別にして、面白い機能ではあります。
その他に、ノートパソコンを健康的に使用するための「デジタルウェルビーイング」、パソコンの前からユーザーがいなくなると画面を暗転させるなどの「電力最適化」、覗き見を防止するなどの「セキュリティ&プライバシー」、顔の向きでウィンドウやマウスポインタを移動する「スクリーンアテンションナビ」といった機能も使用することができます。
WASDキートップの交換が可能
キーキャップ・キットが付属するモデル(カスタマイズモデルでは、キーキャップ・キットなしも選択可能)では、下の画像のようなキーキャップ・キットが付いてきます。
ホワイトのキーキャップで、「WASD」キーのキーキャップを交換することができます。視認性がよくなり、バックライトを付けなくてもゲームがしやすくなります。
2サイズのバッテリー
Legion Pro 7i Gen 8のカスタマイズモデルでは、搭載するバッテリーを80Whと、99.9Whの2つから選択することができます。
Legion Pro 7i Gen 8は、ハイクラスのゲーミングノートPCなので、ACアダプターをつないでの使用がおすすめです。そのため、バッテリーは80Whでもいいと思います。
兄弟機種との比較
レノボの最新世代のCPU・GPUを搭載したLegionシリーズには、本機器(Legion Pro 7i Gen 8)の他に、兄弟機種のLegion Pro 5i Gen 8もあります。この2機種のスペックを簡単に比較すると、下表のようになります。
Legion Pro 5i Gen 8は、Legion Pro 7i Gen 8と同じく16型のWQXGA液晶を搭載していますが、CPU、GPUを含め全体的なスペックが少し落とされ、フロントのライティングバーなども省かれた機種となっています。ミドル~ハイクラスのゲーミング性能で19万円台~、Core i7-13700HX + RTX 4070の構成でも、24万円台で購入できます。ゲームを楽しくプレイしたい、一般的なカジュアルゲーマーにとっては、こちらで十分かもしれません。
Legion Pro 7i Gen 8は、Legion Pro 5i Gen 8の上に位置する機種です。勝ちにこだわるゲーマーや、ゲーム配信者、潤沢な予算がある方はなどはこちらを選ぶといいです。
[本機器] Legion Pro 7i Gen 8 |
[兄弟機種] Legion Pro 5i Gen 8 |
|
画像 | ||
CPU | Core i9-13900HX | Core i5-13500HX Core i7-13700HX Core i9-13900HX |
グラフィックス | RTX 4080 RTX 4090 |
RTX 4050 RTX 4060 RTX 4070 |
メモリ規格 | DDR5-5600 | DDR5-4800 |
メモリ | 32GB | 16GB |
1st SSD | 512GB / 1TB | |
2nd SSD | なし / 1TB | |
画面サイズ | 16インチ 16:10 | |
解像度 | 2560×1600 240Hz | 2560x1600 165Hz 2560x1600 240Hz |
キーボード | Per-Key RGBバックライト付 | 4ゾーンRGBバックライト付 |
質量 | 約 2.8kg | 約 2.5kg |
バッテリー | 80Wh / 99.9Wh | 80Wh |
価格 | 39万円台~ | 19万円台~ |
各用途の快適度
Legion Pro 7i Gen 8の各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。
用途 | 快適度 | コメント |
Web閲覧 Office作業 |
◎ | 画面比16:10のWQXGA液晶を搭載し、Web閲覧やOfficeソフトでの作業がしやすいです。 |
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オンライン会議 | ○ | ウェブカメラ、マイク、スピーカーを備えており、オンライン会議をすぐに始めることができます。 |
動画鑑賞 | ◎ | sRGB 100%クラスのWQXGA液晶を搭載し、サウンドも比較よく、快適に動画鑑賞を行えます。 |
RAW現像 画像編集 |
○ | 最大で、第13世代Core i9-13900HX、GeForce RTX 4090を搭載し、処理速度が速いです。ただし、液晶が100% sRGBクラスなので、印刷用の画像編集を行う場合は、Adobe RGB 100%の外部ディスプレイを用意したほうがいいです。 |
動画編集 | ◎ | CPU、GPUともに性能が高く、液晶の色域も広めなので、4K動画の編集も快適に行うことができます。 |
ゲーム | ◎ | RTX 4080 / RTX 4090に、240Hz液晶を搭載しており、レイトレーシングをオンにしても、DLSS3を利用することで高いフレームレートが出ます。eスポーツタイトルも、高いフレームレートを維持してプレイすることができます。 |
ディスプレイのチェック
Legion Pro 7i Gen 8のディスプレイのチェックです。
搭載しているパネルは、「CSOT T3 MNG007DA2-3」でした。
画面比16:10、WQXGA(2560x1600)の16型液晶です。解像度が少し高めで、色域も広めなので、精細かつ色鮮やかな表示が可能です。ゲームの世界観をしっかり表現できますし、240Hzのハイリフレッシュレート対応しているので、動きの激しいゲームも滑らかな映像でゲームをプレイできます。
一般的な用途にも使いやすく、写真や動画の編集や、3DCG作成などのクリエイティブな用途にも使用できる液晶だと思います。
最大輝度は、当サイトの計測では533cd/m2とかなり高いです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。
- 色域
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき - フリッカー
当サイトの測定結果は、以下のとおりです。色域は広めです。
カバー率 | |
sRGBカバー率 | 99.8% |
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DCI-P3カバー率 | 77.5% |
Adobe RGBカバー率 | 77.2% |
遅延
キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約22msでした。他の一般的なノートPCで計測したところ80ms前後が多かったので、本製品の表示遅延は少ないです。なおこれは、液晶だけでなくPC全体の遅延となります。
残像
「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを十分速い1/2000のシャッタースピードで撮影したところ、1秒間に240回フレームを書き換える液晶で3フレーム前くらいまで残像がありました。普通のノートPCは、1秒間に60回フレームを書き換える液晶で2フレーム前くらいまでの残像だったので、本製品の残像は少ないと思います。
キーボードおよびタッチパッドのチェック
次は、Legion Pro 7i Gen 8のキーボードとタッチパッドをチェックします。
実測で、キーピッチは横:約19mm、縦:約18.5mm、キーストロークは約1.5mmとなっています。
キートップが湾曲しているので、指に馴染み押しやすいです。「半角/全角」キーや、「Enter」キーなど一部ややスリムなキーがありますが、文字入力に使用するキーのサイズはほぼ揃っているので、普通にタイピングできます。矢印キーもサイズが大きめで、独立しているので、押しやすいです。また、標準的な4列テンキーも付いているので、数字の入力がしやすいですし、クリエイター向けソフトのショートカットキーとしても使用できます。
タッチパッドの操作性は普通で、クリックボタンも普通の押しやすさです。
キーボードには、Per-key RGBバックライトが付いていて、「Lenovo Vantage」でキーのライティングの設定を行うことができます。ゲーミングノートPCらしい、派手なライティングが可能です。
パフォーマンスのチェック
動作モード
Legion Pro 7i Gen 8は、「Lenovo Vantage」というレノボ提供の管理アプリから、サーマル・モード設定を変更することができます。ここでは、デフォルトの「バランス・モード」と、高いパフォーマンスが出る「パフォーマンス・モード」で各種ベンチマークを計測しています。
また、同じく「Lenovo Vantage」から、GPU動作モードも変更することができます。ここでは、デフォルトの「ハイブリッド・モード」で計測しています。
CPU
Legion Pro 7i Gen 8は、インテルの第13世代Core i9-13900HXを搭載しています。ベンチマークの結果は以下のとおりです。
マルチコア、シングルコアともに非常に高いスコアが出ています。特に、マルチコアでは、旧世代のCore i9-12900HXよりも28%もスコアがアップしており、第13世代Core HXシリーズらしい高い処理性能を備えていることが分かります。
なお、デフォルトの「バランス・モード」でも通常の用途には十分過ぎる性能ですが、「パフォーマンス・モード」にすることで、Core i9-13900HX本来の性能を発揮できています。ゲームや、クリエイター向けソフトでの作業を行うときは、「パフォーマンス・モード」で使うといいと思います。
~ CPU性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。
メモリ
メモリにはDDR5-5600を搭載しています。メモリ帯域はとても広いです。なお、スロットメモリなので、メモリの換装ができます(パーツ交換は自己責任でお願いします)。
~メモリ性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※実際のノートPCで計測した実測値で、理論的な最大値ではありません
グラフィックス
グラフィックスには、GeForce RTX 4080またはGeForce RTX 4090を搭載します。
今回は、GeForce RTX 4080を搭載しており、パフォーマンスを左右する最大グラフィックスパワーは、175Wと高い設定値でした。
なお、仕様を確認すると、GeForce RTX 4090の場合も、最大グラフィックスパワーは175Wとなっており、こちらも高い設定値です。
ベンチマークの結果は以下の通りです。一世代前のGeForce RTX 3080 Tiを大きく超える高いスコアが出ています。
なお、動作モードによってパフォーマンスに大きく差があります。そのため、ゲーム、動画の書き出し、3DCGのレンダリングなど、高いグラフィックス性能を必要とする作業を行う場合は、「パフォーマンス・モード」で使用するといいです。
~ グラフィックス性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー
GPU-Zで確認したGeForce RTX 4080 Laptopの情報は次の通りです。なお、動作モードを変更しても、GPUクロックに変化はありませんでした。
ストレージ
ストレージには、PCIe Gen4 SSDを搭載しており、非常に速いです。
~ ストレージ性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
ゲームベンチマーク&フレームレート
動作モード
ゲームに付属のベンチマーク機能のスコア、または実際にゲームをプレイし、Afterburnerで計測したフレームレートを掲載します。
なお、本製品は、「Lenovo Vantage」の「サーマル・モード設定」で動作モードを変更することができます。ここでは「パフォーマンス・モード」にしてゲームのフレームレートを計測しています。
また、「Lenovo Vantage」の「GPU動作モード」で、グラフィックス・カードの動作モードを選択することもできます。ここでは、デフォルトの「ハイブリッド・モード」(MSHybrid:外部GPUからの出力をCPU内蔵グラフィックス経由でディスプレイに出力)と、「dGPUモード」(ディスクリートモード:外部GPUからの出力を直接ディスプレイに出力)で計測を行いました。
各ゲームの平均フレームレート
いくつかのゲームの平均フレームレートを掲載します。他のグラフィックスとも比較していますが、すべて同じバージョン、同じ状況で計測しているわけではないので、あくまで参考値としてご覧ください。
GeForce RTX 4080を搭載し、最大グラフィックスパワーも175Wと高いだけあって、どのゲームでも高いフレームレートが出ていました。
重い部類のゲームを2560x1600と高めの解像度で動かしても、120 fps以上の平均フレームレートが出ることが多かったです。美しい映像でゲームを楽しめるでしょう。
中程度~軽めのゲームを、1920x1080(または1920x1200)で動かすのであれば、200 fpsを超える高いフレームレートが出るタイトルも多いです。eスポーツタイトルも、高いフレームレートを維持して動作させることができるでしょう。
重い部類のゲーム
FORSPOKEN(DX12)
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解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 最高 | 95 fps (95 fps) |
2560x1600 | 最高 | 68 fps (68 fps) |
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)
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---|---|---|---|
解像度 | 品質 | DLSS | 平均fps |
1920x1080 | ウルトラ | ― | 100 fps (112 fps) |
2560x1600 | ウルトラ | ― | 87 fps (88 fps) |
ウルトラ | オン ※1 | 135 fps (136 fps) | |
レイトレ:ウルトラ | オン ※1 | 117 fps (117 fps) |
※1 DLSS Frame Generation:オン / DLSS Super Resolution:バランス
重い部類のゲーム
Forza Horizon 5(DX12)
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---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | エクストリーム | 157 fps (157 fps) |
2560x1600 | エクストリーム | 130 fps (129 fps) |
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
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---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 高品質 | 165 fps (166 fps) |
2560x1600 | 高品質 | 125 fps (132 fps) |
中程度の重さのゲーム
PSO2 ニュージェネシス
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---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | ウルトラ | 152 fps (157 fps) |
2560x1600 | ウルトラ | 122 fps (125 fps) |
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
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---|---|---|---|
解像度 | 品質 | DLSS | 平均fps |
1920x1080 | 最高 | オフ | 181 fps (189 fps) |
クオリティ | 184 fps (207 fps) | ||
2560x1600 | 最高 | オフ | 147 fps (149 fps) |
クオリティ | 175 fps (179 fps) |
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 暁月のフィナーレ(DX11)
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---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 最高品質 | 205 fps (215 fps) |
2560x1600 | 最高品質 | 159 fps (161 fps) |
中程度の重さのゲーム
フォートナイト [チャプター4 シーズン1]
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フォートナイトについては、レンダリングモードを「DirectX 12」にしたときと、「パフォーマンス - 低グラフィック忠実度」にしたときで、通常マッチ平均フレームレートを掲載します。
「DirectX 12」にした場合、解像度:2560x1440、プリセット:中設定くらいで、そこまでカクつかずにゲームができます。それよりグラフィック設定を上げるとカクつきが目立ちます。「パフォーマンス - 低グラフィック忠実度」であれば、快適にゲームができます。
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 最高設定 | 76 fps (82 fps) |
2560x1600 | 最高設定 | 53 fps (58 fps) |
※テンポラルスーパー解像度:ネイティブ
※バトルロワイヤル ソロで計測
解像度 | その他設定 | 平均fps |
1920x1080 | 3D解像度:100% メッシュ:高 描画距離:最高 |
325 fps (384 fps) |
2560x1600 | 288 fps (323 fps) |
軽い部類のゲーム
Apex Legends(DX11)
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解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 高設定 | 239 fps (239 fps) |
2560x1600 | 高設定 | 219 fps (222 fps) |
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
VALORANT
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解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 高設定 | 683 fps (503 fps) |
2560x1600 | 高設定 | 507 fps (507 fps) |
※プラクティスモードで計測
軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
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解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | ウルトラ | 457 fps (437 fps) |
2560x1600 | ウルトラ | 430 fps (440 fps) |
※トレーニングモードで計測
その他のゲーム
上に掲載していない他のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。
クリエイターソフトの処理時間
以下、各クリエイターソフトの処理時間を掲載します。ここでも、動作モードは「パフォーマンス・モード」、GPU動作モードは「ハイブリッド・モード」で計測しています。
Adobe Lightroom Classic CCのRAW現像の処理速度は十分速かったです。
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
GeForce RTX 4080のグラフィックスを搭載しているので、書き出し速度はとても速いです。本格的な動画編集作業も快適に行えます。
※ グラフィックスは全てノートPC用
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
DaVinci Resolove Studio 18による書き出し速度も速いです。
ソフトウェアエンコードも、非常に速いです。
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
GeForce RTX 4080は、NVENCを2基搭載しているので、ハードウェアエンコードは非常に速いです。
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
質量のチェック
質量のチェックです。
メーカーサイトには「約2.8kg」と記載されています。実測値は、以下の通りで、仕様値よりも少し軽かったです。ただし、ACアダプターを含めると3.6kg以上あるので、持ち運びにはあまり適していません。
質量 | |
PC本体 | 2.666kg |
ACアダプター | 1024g |
バッテリー駆動時間のチェック
Legion Pro 7i Gen 8のバッテリー駆動時間をチェックします。
本機では、80Whと99.9Whの2つの容量のバッテリーがあります。
今回は、99.9Whのバッテリーを搭載しており、当サイトでチェックしたバッテリー駆動時間は以下の通りです。
高性能パーツを搭載しているので、動画再生のような負荷の軽い作業でも、バッテリー駆動時間は短いです。また、ACアダプターを外すと、ゲームのフレームレートなどが落ちるので、基本的には、いつでもACアダプターに接続して使ってください。
バッテリー駆動時間 | |
(1) JEITA2.0 | ー |
(2) 動画再生時 | 3時間6分 |
(3) FF14ベンチマーク(ループ再生) | ー |
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(3) FF14ベンチをループ実行
Webカメラ・スピーカーのチェック
Webカメラ
Webカメラには、電子式プライバシーシャッターを備えており、側面のスイッチで電子的にOFFにすることができます。IRカメラは付いていないので、Windows Helloの顔認証は使用できません。
Webカメラは、1080pのFHDカメラを搭載しています。比較的高めの解像度なので、細部まできれいに映っています。明るめで、色味も自然な画像でした。オンラインミーティングや、ゲーム配信などにも使用しやすいと思います。
スピーカー
左右の側面に2W x2のスピーカーが配置されています。音質はややよく、ノートPC基準で10点満点で6点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。
パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。なお、GPU動作モードは「ハイブリッド・モード」で計測しています。
Prime95実行時のCPU温度
Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。
「バランス・モード」では、CPU電力は約80W前後で推移し、CPU温度は概ね60℃台と低めに保たれています。
「パフォーマンス・モード」では、CPU電力が125W前後へと大きく上がります(パフォーマンスが上がります)。その代わり、CPU温度も上がりますが、安定動作時は80℃台をキープしているので、こちらも心配のない温度です。
どちらのモードでもCPU温度を心配することなく使用することができます。高い処理性能を必要とする作業を行う場合は、「パフォーマンス・モード」で使用すると、処理にかかる時間を短縮できると思います。
- バランス・モード
- パフォーマンス・モード
FF15ベンチ実行時の温度
下図は、ゲーム時のCPU温度、GPU温度の詳細です。
「バランス・モード」では、CPU温度、GPU温度ともに概ね60℃台に収まっています。
「パフォーマンス・モード」では、CPU温度はほぼ80℃前後、GPU温度は70℃台で推移しており、問題のない温度です。
本来の高いパフォーマンスを発揮できる「パフォーマンス・モード」でも、安心してゲームができるでしょう。
- バランス・モード
- パフォーマンス・モード
静音性のチェック
動作音(静音性)のチェック結果です。GPU動作モードは「ハイブリット・モード」で計測しています。次の「表面温度のチェック」と「消費電力のチェック」も同様です。
アイドル時でもファンの音がしますし、負荷がかかると騒音値がさらに上がります。高性能パーツをしっかり冷却する必要があるので、騒音値は高めです。
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。
表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。
高い負荷がかかると、キーボード部分の温度が高くなります。ゲーム時は、WASDキーを操作する左手がやや熱く感じましたが、耐えられないほどではありません。
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。確認できた最も高い数値を掲載していますが、数値は変動するため参考程度にご確認下さい。
高い性能のCPUおよびグラフィックスを搭載しているので、消費電力は高めです。
外観のチェック
外観のチェックです。
トップやボトムカバーの素材には、50%リサイクルアルミ&マグネシウムを使用しており、質感もいいです。筐体カラーはオニキスグレーです。
天板には、「LEGION」のロゴが入っており、シンプルながら、かっこいいデザインです。
閉じた時の画像です。厚さは22~25.9mmです。
側面、背面のインターフェイスです。USB3.2 Gen 1 x4、USB3.2 Gen 2(Power Delivery、DisplayPortに対応)、Thunderbolt 4(Power Delivery、DisplayPortに対応)、HDMI、LANポートを備えています。主要なポート類が背面にまとめられているので、ケーブルが邪魔になりにくいです。
液晶が開く最大の角度です。ほぼフラットになります。
底面には吸気口があります。
ACアダプターは330Wです。出力が大きいので、アダプターのサイズも大きく、重さもあります。
まとめ
以上が、Legion Pro 7i Gen 8のレビューです。
最大で、第13世代Core i9-13900HX + GeForce RTX 4090という、ハイエンドクラスのゲーミング性能を備えた、パワフルなゲーミングノートPCです。
高性能パーツを高めの最大グラフィックスパワーで動作させながらも、しっかり冷却できており、安定して高いパフォーマンスを発揮できていました。
液晶には、「WQXGA・240Hz・100% sRGBクラスの16型液晶を搭載しています。リフレッシュレートが高いだけでなく、残像や遅延が少なかったので、動きの激しいゲームでも滑らかな映像でプレイすることができます。また、色域が広めなので、動画編集や3DCG作成などのクリエイティブな作業にも使用しやすいです。
ボディは、シンプルなデザインで、質感も比較的いいです。クリエイターの作業用としても使いやすいですし、ライティングをONにすると、一気にゲーミングノートPCらしさがアップし、気分を上げてゲームに没頭することもできます。
その他、Tobii Horizon機能を備えていたり、WASDキーを交換できたりと、面白い特徴も備えています。
なお、レノボのLegionシリーズには、ミドル~ハイクラスをカバーした兄弟機種のLegion Pro 5i Gen 8もあります。カジュアルゲーマーには、Legion Pro 5i Gen 8がおすすめです。一方、Legion Pro 7i Gen 8は、ヘビーゲーマーや、ゲームだけでなく負荷の高い作業を行うクリエイターにおすすめです。
ヘビーゲーマー向けノートPC
レノボ Legion Pro 7i Gen 8 16型
特徴
- 最大でCore i9-13900HX + RTX 4090の高い性能
- WQXGA・240Hz・100% sRGBクラスの16型液晶
- デュアルSSD構成を選択可能
こんなあなたに
- ヘビーゲーマーやゲーム配信者
- 動画編集・3DCG作成などのクリエイター
- 価格39万円台[税込]~
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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