レノボ IdeaPad Gaming 370 15.6型(AMD)の実機レビュー | 激安ゲーミングノートPC

更新日:
CPU Ryzen 5 7535HS
GPU GeForce RTX 2050
メモリ 8GB / 16GB
ストレージ 512GB PCIe SSD
液晶サイズ 15.6インチ
液晶種類 FHD 120Hz 非光沢
質量 約 2.32kg
バッテリー 約13.8時間
価格[税込] 10万円台~
※セール時は8万円台
激安ゲーミングノートPC

IdeaPad Gaming 370 15.6型(AMD)は、10万円台(税込)から購入することができる、エントリークラスのゲーミングノートPCです。セール時は、なんと8万円台で販売されています。

Ryzen 5 7535HS + RTX 2050、120Hz液晶と、スペックは高くありませんが、ゲーム側のグラフィック品質設定を下げることで、遊べるゲームは多いです。画質をあまり気にしない方や、ライトにゲームができればいいという方に適しています。

ゲームはしない方でも、少し性能の高いノートPCを格安で購入したい方にもいいでしょう。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、当サイトの購入品です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Ryzen 5 7535HS、GeForce RTX 2050、16GBメモリ

 

セール情報

以下のページで、レノボのパソコンのセールを実施中です。

 

法人はこちら

複数台購入する・電話で相談したい、といったときは法人専用ストアがお得です。

 

目次

お忙しい方は、「IdeaPad Gaming 370 15.6型(AMD)の特徴」のみお読みください。

 

IdeaPad Gaming 370 15.6型(AMD)の特徴

激安ゲーミングノートPC

IdeaPad Gaming 370 15.6型(AMD)は、「10万円台~」と価格が安い、エントリークラスのゲーミングノートPCです。たまに開催されるセールでは、8万円台から購入することができます。

セール時は8万円台

 

最近のゲーミングノートPCとしては、スペックは高くありませんが、一般ノートPCよりも快適にゲームをプレイすることができます。息抜きに軽くゲームで遊びたい方など、ライトゲーマー向けの製品です。

また、一般ノートPCよりも少し高めのスペックを備えているので、複数のアプリを立ち上げてもサクサク動作するノートPCとして、仕事用などにもいいと思います。

ライトゲーマー向けゲーミングノートPC

 

Ryzen 5 7535HS + RTX 2050

IdeaPad Gaming 370 15.6型(AMD)は、Ryzen 5 7535HS + GeForce RTX 2050というスペック構成です。

Ryzen 5 7535HSは、「Zen 3+」世代、TDP:35-54Wのプロセッサーです。ベンチマークスコアは下の通りで、ゲーミングノートPCのメインストリームCPUであるCore i7-13700Hと比べると、処理性能は低いです。それでも、Core i7-1360Pの代表的なスコアを超えており、一般ノートPC向けプロセッサーよりは少し高めの性能を備えています。

CINEBENCH R23(マルチコア)
Core i7-13700H 17622
Core i5-12500H 13213
Ryzen 5 7535HS 10356
Core i7-1360P 9720

 

次に、グラフィックス性能です。GeForce RTX 2050は、RTX 4050や、RTX 3050に及びませんが、GTX 1650の代表的な数値よりは高いスコアが出ており、グラフィック品質設定を下げれば、60 fps以上が出るゲームは割りと多いです。

3DMark Time Spy(グラフィックスのスコア)
RTX 4050 105W 8469
RTX 3050 65W 4560
RTX 2050 70W 3933
GTX 1650   3551

 

ストレージの増設が可能

IdeaPad Gaming 370 15.6型(AMD)のストレージは、メインストレージの他に、空きのM.2スロットがあり、M.2 SSDの増設ができます。試しに、WDのSN770のPCIe Gen4 SSDを増設してみましたが、問題なく認識されました。ストレージ容量に不足を感じる場合は、M.2 SSDの増設を検討してもいいと思います。

空きのM.2スロット

 

一般ノートPCに近いデザイン

IdeaPad Gaming 370 15.6型(AMD)は、ゲーミングノートPCというよりは、一般ノートPCに近いデザインです。そのため、大っぴらにゲーミングノートPCを購入しづらく感じる方にもいいと思います。作業用として購入し、夜には軽くゲームで息抜きをする、といった使い方ができます。

一般ノートPCに近い外観

 

背面と側面にクアッドベント(4つの排気口)を備えており、この辺りはゲーミングノートPCらしい構造になっています。FF15ベンチマーク時は、冷却ファンの音はそれほどうるさくなく、CPU・GPU温度は70℃台以下に抑えられており、放熱性も問題なさそうでした。

クアッドベントで放熱性も問題なし

 

Legion LOQシリーズとの比較

レノボでは、IdeaPad Gaming 3シリーズの後継機のような位置づけとなる、Lenovo LOQシリーズというエントリー向けのゲーミングノートPCが販売されています。

ここでは、当サイトでもレビューしたことがある、Lenovo LOQ 16IRH8との簡単な比較を行います。

Lenovo LOQ 16IRH8は、画面比16:10、144Hz駆動の16型液晶を搭載しています。少し画面サイズが大きく、リフレッシュレートも高いため、一般の作業においても、ゲームにおいても、快適さはこちらが少し上です。

IdeaPad Gaming 370 15.6型(AMD)は、「10万円台~」という安さが特徴です。セール時なら8万円台です。できるだけ予算を抑えたい場合は、こちらを選ぶといいです。

Lenovo LOQ 16IRH8との比較
  [本機器]
IdeaPad Gaming 370
15.6型( AMD)
Lenovo LOQ 16IRH8
画像
CPU Ryzen 5 7535HS Core i5-13420H
Core i5-13500H
Core i7-13620H
Core i7-13700H
グラフィックス RTX 2050 RTX 3050
RTX 4050
RTX 4060
メモリ 8GB / 16GB 16GB
ストレージ 512GB  512GB / 1TB
画面サイズ 15.6インチ 16:9 16インチ 16:10
解像度 1920x1080 120Hz 1920x1200 144Hz
バックライト ホワイトバックライト
質量 約2.32kg 約 2.6kg
バッテリー 60Wh
価格 10万円台~
セール時は8万円台
11万円台~

 

各用途の快適度

IdeaPad Gaming 370 15.6型(AMD)の各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
十分な処理性能を備えており、快適に作業ができます。
動画鑑賞 画面の色鮮やかさにはやや欠けるものの、スピーカー音はまずまずで、スペック面でも十分です。普通に動画鑑賞をすることができます。
RAW現像
画像編集
ディスプレイの色域が狭いので、画像編集などをする場合は、色域が広い外部モニターに接続すれば、この用途でも使えます。
動画編集 RTX 2050を搭載しており、動画編集にもある程度使用できます。ただし、色調整などをするには色域不足です。
ゲーム RTX 2050を搭載し、エントリークラスのゲーミング性能です。グラフィック品質設定を下げることで、多くのゲームをそこそこプレイすることができると思います。

 

ディスプレイのチェック

IdeaPad Gaming 370 15.6型 (AMD)のディスプレイのチェックです。

標準的なFHD解像度(1920x1080)の15.6型液晶です。非光沢で、フリッカーも発生しておらず、普通に見やすいです。120Hz駆動に対応しているので、一般的なノートPCよりも滑らかな映像でゲームをすることができます。ただし、色域が狭いので、クリエイティブな作業には向いていません。最大輝度は、当サイトの計測では252cd/m2と普通です。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

色域は狭いです。当サイトの測定では、sRGBカバー率は59.7%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、若干青色が強めですが、どの色も1:1に近い直線となっており、概ね自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶なので、画面への映り込みは抑えられています。ギラつきもほとんど感じません。

画面への映り込み

輝度を変更しても、PWM調光によるフリッカー(ちらつき)は検出されませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

遅延

キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約39msでした。他の一般的なノートPCで計測したところ80ms前後が多かったので、本製品の表示遅延は少ないです。なおこれは、液晶だけでなくPC全体の遅延となります。

 

残像

「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを十分速い1/2000のシャッタースピードで撮影したところ、1秒間に120回フレームを書き換える液晶で5フレーム前くらいまで残像がありました。普通のノートPCは、1秒間に60回フレームを書き換える液晶で2フレーム前くらいまでの残像だったので、本製品は、普通のノートPCと同程度の残像があります。

「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

次は、IdeaPad Gaming 370 15.6型(AMD)のキーボードとタッチパッドをチェックします。

実測で、キーピッチは横:約19mm、縦:約18.5mm、キーストロークは約1.4mmとなっています。アルファベットキーのサイズは揃っていますが、「半角/全角」キーや、「Backspace」キーがやや小さいので、少し押しにくく感じることがあります。「Enter」キーもややスリムです。それ以外は、普通の打ちやすさのキーボードだと思います。

矢印キーは独立していて、サイズも大きめなので、ゲームにも使いやすいです。また、標準的な配列の4列テンキーも付いているので、数字の入力がしやすいです。

タッチパッドの使いやすさや、クリックボタンの押しやすさは普通です。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

キーボードには、ホワイトバックライトが付いています。色の変更は出来ません。

バックライト

 

パフォーマンスのチェック

動作モード

IdeaPad Gaming 370 15.6型(AMD)は、「Lenovo Vantage」というアプリで、サーマル・モード設定を変更することができます。ここでは、デフォルトの「バランス・モード」と、高いパフォーマンスが出る「パフォーマンス・モード」で各種ベンチマークを計測しています。

サーマル・モード設定

 

CPU

IdeaPad Gaming 370 15.6型(AMD)は、「Zen 3+」世代、TDP:35-54WのRyzen 5 7535HSを搭載しています。

CINEBENCH R23のベンチマークスコアは以下の通りです。

マルチコアスコアは、Ryzen 7 7735Uや、Core i7-1360Pの代表的な数値よりも少し高い程度です。シングルコアも、インテルの第13世代Coreと比べると低めのスコアです。ただし、GeForce RTX 2050でゲームをする分には、CPUのせいで大きくフレームレートが落ちるようなことはないと思います。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Ryzen 5 7535HS
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 7945HX 33229
Core i9-13980HX 28398
Core i9-13950HX 27983
Core i9-13900H 19299
Ryzen 7 7840HS 17922
Core i7-13700H 17622
Core i7-12700H 14546
Core i7-12650H 14189
Ryzen 7 7735HS 14068
Ryzen 7 6800H 13999
Core i5-12500H 13213
Ryzen 7 6800U 10830
Ryzen 5 6600H 10470
Ryzen 5 7535HS 10356 [パフォーマンス・モード]
10071 [バランス・モード]
Ryzen 7 7735U 10122
Core i7-1360P 9720
Core i5-1340P 9688
Ryzen 5 7535U 8757
Ryzen 5 7530U 8403
Core i5-1335U 8249
Core i7-1165G7 4720
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-13950HX 2097
Core i9-13980HX 2061
Core i9-13900H 2016
Ryzen 9 7945HX 1951
Core i7-13700H 1898
Core i7-1360P 1826
Core i7-12700H 1823
Core i7-12650H 1787
Ryzen 7 7840HS 1764
Core i5-12500H 1727
Core i5-1335U 1723
Core i5-1340P 1722
Ryzen 7 7735HS 1538
Ryzen 7 6800H 1522
Ryzen 7 6800U 1504
Ryzen 5 6600H 1476
Ryzen 5 7535U 1471
Ryzen 5 7535HS 1463 [パフォーマンス・モード]
1433 [バランス・モード]
Core i7-1165G7 1447
Ryzen 7 7730U 1446
Ryzen 5 7530U 1439
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。

 

メモリ

メモリにはDDR5-4800を搭載しています。メモリ帯域の広さは思ったほどではありませんでしたが、DDR4-3200よりは広かったです。スロットメモリなので、自分でメモリを交換することができます。ただし、パーツ交換は自己責任でお願いします。

8GBメモリのモデルがありますが、ゲームをするにはメモリ容量が少ないです。8GBメモリのモデルを選ぶ場合は、メモリを増設・換装して16GB以上にした方がいいと思います。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~
16GB(8GBx2)メモリ
他のメモリとの比較(帯域のベンチマーク)
DDR5-5600
デュアルチャネル
66.34GB/s
LPDDR5-6000
デュアルチャネル
64.52GB/s
LPDDR5-5200
デュアルチャネル
58.49GB/s
LPDDR5-4800
デュアルチャネル
51.68GB/s
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
51.65GB/s
DDR5-4800
デュアルチャネル
52.25GB/s
39GB/s
DDR4-3200
デュアルチャネル
30.66GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※実際のノートPCで計測した実測値で、理論的な最大値ではありません

 

グラフィックス

グラフィックスには、RTX 2050を搭載しています。

最大グラフィックスパワーは、70Wと標準的な設定値です。

GeForce RTX 4060の最大グラフィックスパワー

 

3DMarkのベンチマークの結果は以下の通りです。ベンチマークスコアは高くありませんが、それでもGeForce GTX 1650よりは高い性能です。一部の重いゲームを除けば、ゲームのグラフィック品質設定を落とすことで、十分なフレームレートでゲームができます。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス性能の評価 ~
GeForce RTX 2050 Laptop
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
RTX 4090 175W 21897
RTX 4080 175W 18822
RTX 3080 Ti 175W 12614
RTX 4070 140W 12254
RTX 3080 140W 11552
RTX 3070 Ti 150W 11262
RTX 3070 140W 11015
RTX 4060 140W 10665
RTX 4050 105W 8469
RTX 3060 130W 8302
RTX 3050 Ti 95W 6063
RTX 3050Ti 60W 5292
RTX 3050 75W 5102
RTX 3050Ti 40W 4560
RTX 3050 65W 4560
RTX 2050 70W 3933 [パフォーマンス・モード]
3933 [バランス・モード]
GTX 1650   3551
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー

 

GPU-Zで確認したGeForce RTX 2050 Laptopの情報は次の通りです。

GeForce RTX 2050 Laptopのスペック

 

ストレージ

ストレージには、PCIe Gen4 SSDを搭載しています。PCIe Gen4 SSDの割にはそこまで速くはありませんが、実用上は十分な速度が出ています。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
512GB PCIe Gen4 SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
3491
PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

動作モード

ゲームに付属のベンチマーク機能のスコア、または実際にゲームをプレイし、Afterburnerで計測したフレームレートを掲載します。

「サーマル・モード設定」は、「パフォーマンス・モード」にして計測しています。

なお、外部GPUから直接ディスプレイに出力する「ディスクリートモード」にすることはできません。

 

各ゲームの平均フレームレート

いくつかのゲームの平均フレームレートを掲載します。他のグラフィックスとも比較していますが、すべて同じバージョン、同じ状況で計測しているわけではないので、あくまで参考値としてご覧ください。

重い部類のゲームでも、グラフィック品質をかなり落とせば、ある程度プレイすることができそうです。ただ、平均60fps前後なので、フレームレートが落ち込んだ時はカクつきを感じることもあります。

軽めのゲームであれば、グラフィック品質を落とせば、少し高めのフレームレートが出ます。流行りのバトルロワイヤル系のゲームも(グラフィック品質を落とせば)問題なくプレイできていました。

ただし、グラフィック品質を上げて画質を綺麗にすると、快適に動くゲームは少ないです。画質やフレームレートにこだわらない、ライトゲーマーに適したゲーミングPCだと思います。

以下のゲームのフレームレートについて
平均フレームレートを掲載しています
グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー(max TGP)
重い部類のゲーム
FORSPOKEN(DX12)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 52 fps
24 fps
最高 19 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 110 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 95 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
145W 85 fps
RTX 4090 150W 84 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
120W 61 fps
RTX 4070 140W 57 fps
RTX 4060 140W 48 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
65W 46 fps
RTX 4060 45W 44 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 41 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
60W 38 fps
RTX 4050 45W 36 fps
RTX 2050 70W 19 fps
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 64 fps
41 fps
ウルトラ 33 fps
重い部類のゲーム
Forza Horizon 5(DX12)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 101 fps
最高 37 fps
エクストリーム 31 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、エクストリーム)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 171 fps
RTX 4090 150W 167 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 157 fps
RTX 4080 175W 157 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
145W 137 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 111 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
120W 110 fps
RTX 4060 140W 101 fps
RTX 3070Ti 130W 90 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
65W 83 fps
RTX 4060 45W 77 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 61 fps
RTX 3060 130W 57 fps
RTX 3060 115W 48 fps
RTX 3050 75W 31 fps
RTX 2050 70W 31 fps
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 軽量品質 81 fps
標準品質 62 fps
高品質 44 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、高品質)
RTX 4090 175W 192 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 166 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
145W 149 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 117 fps
RTX 4070 140W 116 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
120W 112 fps
RTX 4060 140W 103 fps
RTX 3070 95W 87 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
65W 85 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 84 fps
RTX 3060 130W 84 fps
RTX 3060 75W 73 fps
RTX 3050Ti 60W 54 fps
RTX 3050 75W 53 fps
RTX 3050 60W 46 fps
RTX 2050 70W 44 fps
GTX 1650Ti   43 fps
GTX 1650   36 fps
中程度の重さのゲーム
ブループロトコル
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 146 fps
72 fps
最高 54 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高)
RTX 4080
※ディスクリートモード
145W 169 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 147 fps
RTX 4070 140W 141 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
120W 138 fps
RTX 4060 140W 118 fps
RTX 4050 140W 86 fps
RTX 2050 70W 54 fps
中程度の重さのゲーム
PSO2 ニュージェネシス
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最低 154 fps
99 fps
ウルトラ 51 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 163 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 157 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
145W 144 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
150W 131 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
120W 122 fps
RTX 4060 140W 107 fps
RTX 3070 145W 107 fps
RTX 3060 140W 97 fps
RTX 4060 60W 90 fps
RTX 4060 45W 87 fps
RTX 3060 90W 82 fps
RTX 4050 45W 78 fps
RTX 3050Ti 95W 70 fps
RTX 3050Ti 60W 63 fps
RTX 3050 75W 62 fps
RTX 3050 60W 53 fps
RTX 2050 70W 51 fps
GTX 1650Ti   46 fps
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
解像度 品質 DLSS 平均 fps
1920x1080 最低 オフ 109 fps
オフ 69 fps
最高 オフ 57 fps
クオリティ 58 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 217 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 189 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
145W 173 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 173 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 154 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
120W 145 fps
RTX 4060 140W 137 fps
RTX 3070 140W 132 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
65W 114 fps
RTX 4050 105W 110 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
60W 107 fps
RTX 3060 115W 107 fps
RTX 4060 45W 101 fps
RTX 3050Ti 60W 68 fps
RTX 3050 75W 66 fps
RTX 2050 70W 57 fps
GTX 1650   42 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 暁月のフィナーレ(DX11)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 標準(ノート) 117 fps
高(ノート) 98 fps
最高品質 76 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高品質)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 222 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 215 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
145W 185 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 168 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
120W 159 fps
RTX 3070Ti 150W 158 fps
RTX 4060 140W 156 fps
RTX 3070 140W 139 fps
RTX 4050 105W 134 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
65W 133 fps
RTX 3060 115W 132 fps
RTX 3060 90W 114 fps
RTX 3050Ti 60W 94 fps
RTX 3050 95W 89 fps
RTX 2050 70W 76 fps
GTX 1650Ti   68 fps
GTX 1650   65 fps
中程度の重さのゲーム
フォートナイト [チャプター4 シーズン3]
DirectX 12
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 低設定 106 fps
中設定 79 fps
最高設定 36 fps
※アンチエイリアス&スーパー解像度:TSR低
※テンポラルスーパー解像度:ネイティブ
※バトルロワイヤル ソロで計測
パフォーマンス - 低グラフィック忠実度
解像度 その他設定 平均 fps
1920x1080 3D解像度:100%
メッシュ:高
描画距離:最高
146 fps
※バトルロワイヤル ソロで計測
軽い部類のゲーム
Apex Legends(DX11)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 低設定 134 fps
高設定 83 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
VALORANT
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 低設定 329 fps
高設定 217 fps
※プラクティスモードで計測
軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 非常に低い 167 fps
中型 140 fps
ウルトラ 95 fps
軽い部類のゲーム
ドラゴンクエストX
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最高品質 9683
(とても快適)
※約5500で60fps

 

その他のゲーム

上に掲載していない他のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

クリエイターソフトの処理時間

次に、クリエイターソフトを使って、重い処理を実行したときにかかった時間を掲載します。なお、いずれも、他に重いソフトは起動しないでテストしています。複数のクリエイターソフトを起動した場合は、メインメモリや、グラフィックスのVRAMが足りなくなる可能性があるのでご注意下さい。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

RAW現像の速度はそれほど速くはありませんが、趣味でRAW現像を行うのには問題のない性能だと思います。

Core i9-13900H
RTX 4090 (150W)
38秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
39秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-12900HX
RTX 4080 (175W)
47秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-13900H
57秒
Core i7-13700H
RTX 4070 (140W)
60秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13700H
RTX 4060 (140W)
63秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Ryzen 9 7940HS
RTX 4060 (60W)
66秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13700H 68秒
Core i7-12650H
RTX 4050 (45W)
76秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i5-13500H 80秒
Ryzen 7 6800H 82秒
Core i7-1360P 88秒
Ryzen 7 6800U 89秒
Ryzen 5 7535HS 97秒
Ryzen 5 7530U 115秒
Core i5-1335U 128秒
※2022年6月より、GPUを使用した書き出しも出来るようになったので、この機能が使えるPCは、機能をONにしたときの書き出し時間も掲載しています。
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Photoshop CCによる各種処理時間

処理に時間のかかるニューラルフィルターを実行しましたが、外部GPUにRTX 2050を搭載しているため、「スーパーズーム(x2)」のような処理が速かったです。「JPEGのノイズを削除」はCPUで処理するので、Core i7-1360Pとそこまで変わらない処理時間でした。

  本製品 参考
Core i7-1360P
ニューラルフィルター(肌をスムーズに) 約2秒 約3秒
ニューラルフィルター(スーパーズーム(x2)) 約1分9秒 約4分16秒
ニューラルフィルター(JPEGのノイズを削除) 約2分33秒 約2分41秒
※ 6000x4000のRAWデータを編集
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

RTX 2050を搭載しているので、CPU内蔵グラフィックスの場合よりも処理時間は随分短くなりました。ただし、RTX 4050などを搭載しているPCと比べると遅いですが、Premiere Proでの4K動画の編集・書き出しにもある程度使用することができると思います。

4K動画の書き出し
Core i9-13980HX
RTX 4090 (175W)
2分47秒
Core i9-13900H
RTX 4090 (150W)
3分00秒
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
3分01秒
Core i7-13700H
RTX 4070 (140W)
3分08秒
Core i7-13700H
RTX 4060 (140W)
3分20秒
Core i7-12700H
RTX 3080 (175W)
3分24秒
Apple M1 Max
10CPU/32GPU
3分26秒 (MacBook Pro 16)
Core i9-13900H
RTX 4060 (65W)
3分29秒
Core i7-12900H
RTX 3070Ti (120W)
3分49秒
Core i7-12650H
RTX 4050 (45W)
4分03秒
Core i7-13620H
RTX 4050 (105W)
4分11秒
Core i7-11800H
RTX 3050Ti (60W)
5分08秒
Core i5-11400H
RTX 3050 (65W)
5分59秒
Core i7-12700H
GTX 1650
6分21秒
Apple M2
8CPU/10GPU
6分41秒 (MacBook Pro 13)
Ryzen 5 7535HS
RTX 2050 (70W)
8分11秒
Core i7-1260P
Intel Iris Xe
14分10秒
Core i7-1165G7
Intel Iris Xe
14分12秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるx265エンコード時間
ソフトウェアエンコード

CPUのみで実行するx265エンコードは、Core i5-12500Hよりも少し長めの処理時間でした。

Core i9-13980HX 4分34秒
Core i9-13950HX 4分35秒
Core i9-13900H 6分13秒
Core i7-12800HX 6分18秒
Core i7-13700H 6分39秒
Core i7-12700H 7分50秒
Core i7-13620H 7分56秒
Ryzen 9 6900HX 8分23秒
Core i5-12500H 8分36秒
Ryzen 5 7535HS 9分58秒
Ryzen 7 6800U 10分47秒
Ryzen 7 5825U 11分15秒
Core i7-1360P 12分03秒
Core i7-1165G7 24分17秒
Core i5-1135G7 26分03秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

USB Type-Cポートの動作チェックです。

USB3.2 Gen2 Type-Cポート(DisplayPort、Power Delivery対応)を1つ備えており、下表のような結果になりました。

PD充電器での充電に関しては、100W以上の出力があれば充電することができました。ただし、ゲーム時は付属のACアダプターを使用した方がいいと思います。

USB Type-C充電器/ドックの動作テスト
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック ×
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック × × ×
PD充電器
※1
140W アドテック PD3.1充電器
100W Anker PowerPort III
65W Lenovo GaN充電器 ×
45W Lenovoウルトラポータブル ×
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740
(4Kモニター)
×
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター

 

HDMIの動作チェック

4KモニターへHDMIで接続したときの詳細です。4K、60Hz、8ビット、RGBで表示することができていました。

4Kモニター(BenQ EX3210U)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

質量のチェックです。

メーカーサイトには「約2.32kg」と記載されています。実測値は、以下の通りで、仕様値よりも少し重かったです。15.6型のゲーミングノートPCとしては、普通の質量だと思います。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 2.420kg
ACアダプター 439g

 

バッテリー駆動時間のチェック

IdeaPad Gaming 370 15.6型(AMD)のバッテリー駆動時間をチェックします。

バッテリーの容量は、60Whでした。

バッテリー容量

 

バッテリー駆動時間は次の通りです。動画再生のような負荷の軽い処理であれば、(2)のように比較的長めの時間動作します。もう少し負荷がかかる作業を連続して行うと、(3)ぐらいの駆動時間になります。

なお、バッテリー駆動時にゲームをすると、駆動時間はもっと短くなりますし、パフォーマンスも落ちるので、ゲーム時は電源につないだほうがいいです。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA2.0 約13.8時間
(2) 動画再生時 9時間46分
(3) CPU10%、iGPU5%、dGPU3%の負荷 2時間41分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生(リピート)させたとき

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

Webカメラには、プライバシーシャッターが付いています。なお、IRカメラは非搭載なので、Windows Helloの顔認証には対応していません。

Webカメラは、720pのHDカメラです。細部にはやや粗さがあるものの、ノートPCのWebカメラとしては標準的な性能だと思います。ただ、この個体特有だと思うのですが、周りの縁が少し被っているようで、下の隅が少し黒くなっていました。

Webカメラ
プライバシーシャッターを閉じた時
本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影

 

スピーカー

底面の左右に2.0W x2のステレオスピーカーが配置されています。音質は普通~ややよく、ノートPC基準で10点満点で5~6点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

スピーカー

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。

「バランス・モード」では、CPU電力は、54W前後でしばらく動作した後、約50Wに下がり、そのまま推移しています。CPU温度は70℃台に収まっており、心配のない温度です。

一方、「パフォーマンス・モード」では、CPU電力がアップし、約70Wを維持して動作していますが、CPU温度は、97℃前後と高いです。基本的には「バランス・モード」で使用したほうがいいと思います。

CPU電力
CPU温度

 

FF15ベンチ実行時の温度

FF15ベンチマーク実行時のCPU温度およびGPU温度は、以下のとおりです。

どちらのモードでも、CPU温度、GPU温度ともに70℃台以下に収まっています。「パフォーマンス・モード」時の方が、わずかに温度が低いですが、大きな差がありませんし、ベンチマークのスコアもほぼ同じだったので、ゲーム時も「バランス・モード」のままでもいいと思います。

CPU温度
GPU温度

 

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

「バランス・モード」での計測結果を掲載します。「パフォーマンス・モード」での結果はほぼ同じだったので割愛します。次の表面温度、消費電力のチェックについても同様です。

アイドル時は近づくと少し音が聞こえる程度です。ゲーム時のような高い負荷がかかると騒音値が上がりますが、ゲーミングノートPCとしてはやや低めの騒音値です。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。

ゲーム時は、キーボードの中央部分などの温度が少し上がっていますが、WASDキーの周りの温度は低く抑えられています。また、パームレスト部の温度も低いままです。ゲーム中でも不快に感じることはありません。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。確認できた最も高い数値を掲載していますが、数値は変動するため参考程度にご確認下さい。

エントリークラスの構成なので、ゲーミングノートPCとしては比較的低めの消費電力です。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

外観のチェックです。

ゲーミングノートPCの派手さはなく、一般ノートPCのようなデザインです。ただ、樹脂製のボディなので、高級感はありません。

ボディカラーは、オニキスグレーです。ゲーム以外にも、少し高めのスペックの作業用ノートPCとしても使いやすいと思います。

 

天板には、小さな「Lenovo」のロゴが入っているだけで、シンプルです。

排気口部分のブルーがアクセントになっています。

 

閉じた時の画像です。厚さは21.8~25.9mmです。一般ノートPCよりは少し厚みがあります。

 

側面、背面のインターフェイスはご覧のようになっています。USB3.2 Gen1 Type-A x2、USB3.2 Gen2 Type-C(DisplayPort、Power Delivery対応)、HDMI、LANポートを備えています。

電源や、画面出力ポート、LANポートが背面にまとめられているので、接続時もケーブルが邪魔になりません。

 

液晶面の開く角度です。フラットにはなりませんが、かなり大きく開くので、画面を見やすい角度に調整しやすいです。

 

底面には吸気口があります。

 

底面カバーを外したときの画像です。

2つのファンと、3本のヒートパイプで冷却しています。

 

カバーを外すと、メモリスロットが2つあります。メモリの換装が可能です(メモリ換装は自己責任です)。

 

ストレージには、Type 2242 M.2 SSDを搭載していました。 また、厚さ4mmのサーマルパッドが取り付けられていました。

 

空きのM.2スロットもあります。

 

空きのM.2スロットに、Western DigitalのWD Black SN770のPCIe SSDを装着してみましたが、問題なく認識しました。また、メインSSDに4mmのサーマルパッドが付いていたので、同じ厚さのサーマルパッドを付けてみたところ、ピッタリでした。

 

ACアダプターは135Wです。最近のゲーミングノートPCとしては、そこまで大きな容量ではないので、サイズもやや小ぶりです。

 

まとめ

以上が、IdeaPad Gaming 370 15.6型(AMD)のレビューです。

Ryzen 5 7535HS + GeForce RTX 2050というエントリー構成の15.6型ゲーミングノートPCで、「10万円台~」という安さが特徴となっています。セール時は8万円台で購入することができます。

ゲーミングノートPCとしては、スペックは高くありませんが、グラフィック品質設定を下げることで、多くのゲームができました。画質にこだわらなければ、遊べるゲームタイトルは比較的多そうです。

ディスプレイは、120Hz駆動のFHD液晶です。ハイリフレッシュレートに対応してはいますが、一般ノートと同程度の残像感がありました。動きの激しいeスポーツタイトルを本気でプレイしたい方には物足りないかもしれませんが、息抜きにゲームをプレイする程度の方であれば、それほど気にならないと思います。

スロットメモリなのでメモリの交換が可能です。また、空きのM.2スロットもあるので、ストレージの増設も可能です。

派手さのないボディに、一般ノートPCよりも少し高めのスペックを搭載しているので、ゲームだけでなく、サクサク動作する作業用や、ちょっとした動画編集などにも使いやすいです。

 

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