レノボ Legion Slim 750i(第10世代インテル) の特徴
CPU | Core i7-10750H |
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GPU | GTX 1660Ti Max-Q RTX 2060 Max-Q |
メモリ | 16GB |
ストレージ | PCIe SSD |
液晶サイズ | 15.6インチ |
液晶種類 | FHD IPS 144Hz 非光沢 UHD IPS 非光沢 |
質量 | 約1.86kg |
バッテリー | 最大 約8時間 (71Wh) |
価格[税込] | 22万円台~ |
Legion Slim 750iは、質量が約1.86kgと、15.6型でミドルスペックのゲーミングノートPCとしては非常に軽く、持ち運びがしやすい機種です。
144Hz液晶搭載モデルを選択すると、滑らかな映像でFPS系のゲームを楽しむことができます。UHD液晶モデルなら、100% Adobe RGBの色域を持っており、クリエイティブな作業も適しています。
持ち運ぶことを想定しているミドルクラスのゲーマー、クリエイターのどちらにもピッタリの1台です。
Legion Slim 750i(第10世代インテル)の特徴
軽くてスリムなゲーミングノートPC
Legion Slim 750i は、「Slim」というだけあって、ゲーミングノートPCとしてはスリムなボディが特徴的です。また、質量も約1.86kgと、一般的な15.6型ノートPCと同程度の軽さです。
参考までに、下表ではグラフィックスにミドルレンジのGeForce RTX 2060を搭載する15.6型ゲーミングノートPCとのサイズ・質量比較を行いました。
Dell G3 15やLegion 750iぐらいのサイズと質量が、15.6型のゲーミングノートPCとしては標準的です。それ以外の3機種は軽さが特徴となっている機種です。本機のグラフィックスは、最大でGeForce RTX 2060 Max-Qなので、これらの比較した機種よりは少しパフォーマンスが下がるものの、ミドルレンジのゲーミングノートPCとしては、軽くて、スリムな部類に分類される機種であることが分かります。
取り回しがしやすいだけでなく、カバンへの収まりがよく、持ち運びもしやすいです。また、ゲーム目的以外にも、持ち運びしやすい、スペック高めのクリエイター用ノートPCとして使用してもいいと思います。
幅 | 奥行 | 高さ | |
マウス G-Tune E5-144 | 355.5 | 236.7 | 19.9 |
Legion Slim 750i | 356 | 250 | 15.9 |
MSI GF65 Thin | 359 | 254 | 21.7 |
GALLERIA GR2060RGF-T | 359.8 | 243 | 20.5 |
Legion 750i | 359.3 | 259 | 19.9 |
Dell G3 15(3500) | 365.5 | 254 | 21.6 |
ミドルレンジのゲーミング性能
Legion Slim 750iの搭載するGPUは、GeForce GTX 1660Ti Max-Q、もしくはGeForce RTX 2060 Max-Qです。ゲーミングノートPCとしては、ミドルクラスの性能となります。
例えば、FHD解像度であれば、重めのゲームでもグラフィックス設定を調整することで、60fpsを超えるゲームが多いと思います。多くのゲームを快適にプレイできるグラフィックスなので、軽量で、スリムなボディに搭載するグラフィックスとしてバランスがいいです。
RTX 2060は、RTXシリーズに搭載されるRTコアやTensorコアにより、リアルタイム・レイトレーシングや、DLSSといった機能を十分に用いることができ、よりきれいな画像でのゲームプレイが可能となります。
一方、そこまでゲーム画質にこだわらないので、価格を抑えて、そこそこ快適にゲームをプレイしたい、という方にはGTX 1660Ti Max-Qを搭載したモデルを選択するといいと思います。
~ 3DMark Time Spy - Graphics score ~
CPUは標準的なCore i7-10750H
Legion Slim 750iは、ゲーミングノートPCとしては標準的な第10世代Core i7-10750Hを搭載しています。
ゲーミングノートPCとしては、ちょうどいいCPUです。また、後述しますが、クリエイティブな作業にも適していると思います。
用途に合わせて選べる液晶
Legion Slim 750iでは、以下のように、FHD IPS液晶と、UHD IPS液晶の2種類があります。
Legion Slim 750iで選択できる液晶
FHD IPS, 非光沢, 144Hz駆動, 100% sRGB, 3ms
UHD IPS, 非光沢, 60Hz駆動, 100% Adobe RGB, DisplayHDR 400
ゲーミング用途であれば、FHD液晶が最適です。ハイリフレッシュレート、かつ反応速度も速く、FPS系のゲームのプレイなどにも適しています。また、100% sRGBと色域も広いので、ウェブコンテンツの作成や、FHD動画の編集作業等にも十分対応できるでしょう。
一方、UHD液晶は、高解像度で、100% Adobe RGBとより色域が広いです。広色域液晶を活用して、印刷用の写真編集や、3DCG作成など、より広い範囲のクリエイティブ作業に適しています。ゲームであれば、映像を楽しむタイプのゲームに適していますが、GeForce RTX 2060 Max-Qでは高いフレームレートは出せないでしょう。
画像・動画編集も快適に行えるスペック
全く同じ構成ではありませんが、Legion Slim 750iで選択できる構成に似た機種による、画像・映像の書き出しにかかる時間は、以下のグラフのような感じでした。参考となりそうな部分を黄色でマークしていますが、Lightroom Classic CCによるRAW現像の時間、Premiere Pro CCによる動画の書き出し時間共に、十分速く、実用的なレベルです。
液晶の特性も含めて、クリエイター用のノートPCとしても、十分使えるレベルだと思います。
おそらくオンボード+スロットのメモリ構成
Legion Slim 750iのメモリ構成は、仕様では、オンボード8GBとなっているので、オンボード8GB+スロットメモリ8GBの合計16GB構成となっていると思われます。
クリエイティブな作業用途であれば、もっと多くのメモリを積んだ方が快適に動作する場合もありそうですが、仕様表では最大16GBとなっています。メモリスロットを1つ備えているとすれば、自己責任でメモリの増設を行えるかもしれませんが、その場合でもデュアルチャンネルで動作するのは、8GB+8GBの16GB分だけになります。
大容量メモリのバージョンもあれば、なおよかったです。
高い冷却性能
ミドルレンジのゲーミングスペックを、スリムなボディに搭載しており、十分のパフォーマンスを発揮するためには、高い冷却性能が必要となります。
そこで、Legion Slim 750iでは、優れたエアフローを実現するColdfront 2.0冷却システムを採用しています。82枚の液晶ポリマーブレードのデュアルファンシステムを搭載しており、比較的静かに、高い冷却性を実現することができるようになっています。
また、Q-Control 3.0を使用して、静音性優先や、パフォーマンス優先のように設定を変更することも可能です。
TrueStrikeキーボード搭載
Legion Slim 750iは、下の画像のようなテンキー付きTureStrikeキーボードを備えています。
最新のテクノロジーを採用し、キートラベルは約1.3mmとやや浅めですが、適度なタイプ感があるようです。矢印キーもフルサイズなので、矢印キーを使うゲームもプレイしやすいです。
キーボードには、バックライトも搭載しています。
71Whバッテリー搭載
Legion Slim 750iは、71Whのバッテリーを搭載しています。
15.6型のノートPCとしては大きめの容量なので、ミドルクラスのゲーミングノートPCですが、最大約8時間のバッテリー駆動が可能となっています。ちょっとした作業であれば、電源に接続することなく使用することもできそうです。
また、急速充電にも対応しており、30分で最大50%の充電が可能です。
SDカードスロットもあり
Legion Slim 750iは、15.6型のゲーミングノートPCとしては珍しく、フルサイズのSDカードリーダーを備えています。デジカメなどからの写真や動画の取り込みがしやすく、クリエイターも使いやすいと思います。
その他、背面にはDC-In、USB3.1 x2、側面にはUSB-C x2(Thunderbolt 3対応)を備えています。HDMI出力端子はないので、外部ディスプレイを使用する場合は、Thunderbolt 3対応のUSB-Cポートで接続することになります。
フルアルミニウムボディ
Legion Slim 750iのボディには、アルミニウムを採用しています。軽量でも、質感と、堅牢性が高く、持ち運びにも適した構成です。
ボディカラーは、スレートグレーです。
液晶は180度開き、フラットになります。
その他の特徴
Legion Slim 750iは、指紋センサーが電源ボタン統合されており、指紋認証でWindowsにログインすることができます。なお、IRカメラは非搭載なので、顔認証には対応していません。
ウェブカメラには、プライバシーシャッターを備えており、盗撮などを防止することができます。
無線規格は、最新のWi-Fi 6に対応しています。対応機器を使用することで、オンラインでのゲームのダウンロードなどをより高速に行うことができます。
ライバル機種の紹介
Legion Slim 750iのライバル機種となるような軽さで、しかも8コアCPUと、RTX 2060を搭載している、マウスのG-Tune E5-144を簡単にご紹介します。
G-Tune E5-144の方が、CPU、GPUともに性能は上です。なおかつ質量はLegion Slim 750iよりも少し軽いです。軽さと、パフォーマンスの高さを求めるならば、G-Tune E5-144が適していると思います。
一方、Legion Slim 750iは、GTX 1660Ti Max-Qモデルを選択することで、価格を抑えつつ、軽くてそこそこゲームを楽しめるゲーミングノートPC購入できる可能性があります。また、100% Adobe RGBと、非常に色域の広いUHD液晶搭載モデルがあります。クリエイティブな作業の種類によっては、こちらの方が適性が高いということもあるでしょう。
まとめ
Legion Slim 750iの最大の特徴は、約1.86kgという軽さと、コンパクトさです。15.6型のミドルクラス ゲーミングノートPCですが、持ち運びがしやすいです。
Core i7-10750H + GTX 160Ti Max-Q、もしくはRTX 2060 Max-Qという構成は、多くのタイトルのゲームを快適にプレイできるちょうどいいスペックです。また、クリエイティブな用途にも適しています。
ゲームメインやFHD動画編集であれば144Hz駆動 100% sRGBのFHD液晶、高解像度写真や4K動画の編集が主であれば100% Adobe RGBのUHD液晶がおすすめです。
フルアルミボディにより質感も高く、派手過ぎないデザインなので、クリエイティブな仕事に使用しても違和感がありません。
持ち出せて、快適に使えるゲーミング、もしくはクリエイター向けノートPCを探している方におすすめの機種です。
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