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ドスパラ GALLERIA GR2060RGF-Tの実機レビュー

CPU | Ryzen 7 4800H |
---|---|
GPU | GeForce RTX 2060 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB NVMe SSD |
液晶サイズ | 15.6インチ |
液晶種類 | FHD 非光沢 120Hz |
質量 | 約1.9kg |
バッテリー | 約8.8時間 |
価格[税込] | 13万円台~ |
GALLERIA GR2060RGF-Tは、性能の高いRyzenプロセッサーを搭載した15.6インチのゲーミングノートPCです。
グラフィックスにはミドルクラスのGeForce RTX 2060を搭載し、比較的高い性能でありながら、質量が約1.9kgと軽い点も特徴です。
価格も12万円台(税別)からと比較的安価で、コストパフォーマンスの高いゲーミングノートPCです。
なお、先日レビューした「GALLERIA GCL2060RGF-T」は兄弟機種となり、外観は同じでCPUや液晶などが異なります。
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Ryzen 7 4800H、 16GBメモリ、GeForce RTX 2060、512GB NVMe SSD
目次
お忙しい方は、「GALLERIA GR2060RGF-Tの特徴」のみお読みください。
GALLERIA GR2060RGF-Tの特徴
Ryzenプロセッサー搭載
GALLERIA GR2060RGF-Tは、8コア16スレッドの非常に高い性能の「Ryzen 7 4800H」を搭載しています。ボディが同じでCPUが異なるCore i7-10750H搭載のGALLERIA GCL2060RGF-TとCINEBENCH 20のスコアを比較すると、マルチスレッドにおいては、本機のほうが約1.3倍も高いスコアです。

~CINEBENCH R20 マルチコア~
グラフィックスはミドルクラス
グラフィックスは、ミドルクラスの中では上位となるGeForce RTX 2060を搭載しています。負荷の重いゲームも高設定以上で快適に動作し、負荷の軽いゲームでは高設定でも120 fps以上を維持できるゲームがほとんどです。ジャンルを問わず幅広いゲームに対応することができるでしょう。詳しくはゲームベンチマークをご覧ください。
~ 3DMark Time Spy - Graphics score ~
120Hzの高リフレッシュレートパネルを搭載
最近のゲーミングノートPCは、高リフレッシュレート液晶を搭載した製品がほとんどです。本機も120Hz駆動の液晶を搭載しており、通常の60Hzよりも2倍描写するので、非常に滑らかな映像を表示することができます。ただし、残像感がやや多く感じ、せっかくの高リフレッシュレート液晶がもったいないなと思いました。

高性能でも軽量でスリムなボディ
GALLERIA GR2060RGF-Tは、これほど高い性能のパーツを搭載していながらも、軽量かつ薄型です。
これならバッグに入れての持ち運びも可能でしょう。外出先や友人宅、ゲームの大会での練習用にも視野に入れることのできる製品です。

キー形状と配列は独特
GALLERIA GR2060RGF-Tは、Enterキーが英語キーボードのように横長になっています。現在、日本語キーボードで、Enterキーの上側を叩く方は、最初の頃はタイプミスするかもしれません。
また、後ろの括弧(]など)やアンダーバー(_)の配置が通常とは異なります。テンキーも3列しかなく、「+」や「-」の位置が異なります。さらに、矢印キーが微妙な位置にあります。
日本語キーボードと英語キーボードの中間に位置するような、独特のキー配列・形状なので、慣れが必要になってくると思います。

ライバル機種との比較
ここでは、CPUが異なるけれど同じボディを搭載した「ドスパラ GALLERIA GCL2060RGF-T」と、同じグラフィックスを搭載し2kg未満のゲーミングノート「マウス G-Tune E5-144」と、本製品とを比較します。
GR2060RGF-T(本製品)は、Ryzen 7 4800Hを搭載し、CPU性能が高く、何より価格が12万円台からと最も安価です。sRGBカバー率が63.4%と色域が狭いのと、キーボード形状が特殊なのが難点ですが、コストパフォーマンスにおいては、この3機種の中では最高だと思います。
動画や画像編集もする方で、ある程度広い色域を求めるなら、ドスパラ GALLERIA GCL2060RGF-Tか、マウス G-Tune E5-144が良いと思います。
ドスパラ GALLERIA GR2060RGF-T |
ドスパラ GALLERIA GCL2060RGF-T |
マウス G-Tune E5-144 |
|
画像 | ![]() |
![]() |
![]() |
CPU | Ryzen 7 4800H | Core i7-10750H | Core i7-10875H |
GPU | GeForce RTX 2060 | ||
液晶 | 15.6型 FHD 非光沢 | ||
リフレッシュレート | 120Hz | 144Hz | 144Hz |
sRGBカバー率 | 63.4% | 93.6% | 94.6% |
質量 | 約1.9kg | 約1.85kg | 約1.77kg |
価格[税別] | 12万円台~ | 15万円台~ | 17万円台~ |
レビュー | レビュー | レビュー |
各用途の快適度
GALLERIA GR2060RGF-Tの各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。
用途 | 快適度 | コメント |
Web閲覧 Office作業 |
◎ | 十分すぎるスペックなので、快適に作業ができるでしょう。 |
---|---|---|
動画鑑賞 | ○ | 映像が観やすく、スペックも十分ですが、液晶の鮮やかさはイマイチです。スピーカー音もそこまで良くもありません。 |
RAW現像 画像編集 |
△ | 液晶の色域が狭く、画像の編集を行うような用途には向いていません。また、Lightroomの場合、現像処理もけっこう時間がかかっていました。 |
動画編集 | ○ | 比較的快適に動作します。ただ、液晶の色域が狭いので、色調整をするような方には適しません。 |
ゲーム | ◎ | GeForce RTX 2060に120Hz駆動液晶を搭載し、高いグラフィック設定で快適にゲームができます。 |
ゲームベンチマーク&フレームレート
動作モード
ゲームに付属のベンチマーク機能のスコア、または実際にゲームをプレイし、Afterburnerで計測したフレームレートを掲載します。
なお、本製品は、「Office Mode」「Game Mode」「Turbo Mode」の3つでパフォーマンスモードを変更できますが、ここでは「Turbo Mode」にして計測しています。動作モードを変更するには、プリインストールされている「Gaming Center」から「Operating Mode」を選択します。キーボード上部のショートカットキーからも変更が可能です。


eスポーツタイトルのフレームレート
国内で人気の高いeスポーツタイトルのフレームレートを掲載します。すべて同じ状況で計測しているわけではないので、あくまで参考値としてご覧ください。120Hz液晶を搭載しているため、常に120 fps以上出せることが望ましいです。
ほとんどのゲームは、高設定以上で平均フレームレートが120 fpsを超えています。設定を下げる必要なく、120Hz環境で快適なプレイが可能です。
また、Core i7-10750Hを搭載した兄弟機種のGALLERIA GCL2060RGF-Tともフレームレートを比較してみましたが、同程度もしくは若干高いフレームレートでした。
![]() 軽い部類のゲーム
Apex Legends
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||
---|---|---|
1920x1080 | 低設定 | 193 fps |
高設定 | 123 fps |
![]() 軽い部類のゲーム
VALORANT
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---|---|---|
1920x1080 | 低設定 | 315 fps |
高設定 | 250 fps |
![]() 軽い部類のゲーム
フォートナイト
|
||
---|---|---|
1920x1080 | 低設定 | 205 fps |
高設定 | 137 fps | |
最高設定 | 110 fps |
![]() 軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
|
||
---|---|---|
1920x1080 | 非常に低い | 172 fps |
中 | 154 fps | |
ウルトラ | 122 fps |
※表示しているのは平均フレームレートです
※グラフは、ノート用グラフィックスのみで比較しています
※緑色のバーが、本製品で選べるグラフィックスです
※[レビュー機で計測]と書かれたグラフィックス以外は、他のPCで計測した代表値です
その他のゲームタイトルのフレームレート
その他のゲームのベンチマークスコアを下の表に掲載します。
各ゲームのフレームレートは、目安として、おおよそ60 fpsを超えていれば、快適に動作すると思って下さい。
負荷の重いゲームも、高設定以上で快適なプレイが可能です。
![]() 重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15
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---|---|---|
1920x1080 | 軽量品質 | 10854 / 108 fps |
標準品質 | 8551 / 85 fps | |
高品質 | 6597 / 66 fps |
![]() 重い部類のゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー
|
||
---|---|---|
1920x1080 | 最低 | 107 fps |
中 | 89 fps | |
最高 | 77 fps |
![]() 重い部類のゲーム
モンスターハンターワールド:アイスボーン
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||
---|---|---|
1920x1080 | 低 | 96 fps |
高 | 68 fps(81 fps) | |
最高 | 53 fps(70 fps) |
![]() 重い部類のゲーム
ボーダーランズ3
|
||
---|---|---|
1920x1080 | 低 | 114 fps |
高 | 63 fps | |
ウルトラ | 52 fps |
![]() 中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 漆黒のヴィランズ
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||
---|---|---|
1920x1080 | 標準(ノート) | 14927 / 124 fps |
高(ノート) | 14010 / 111 fps | |
最高品質 | 12815 / 94 fps |
![]() 中程度の重さのゲーム
ファークライ ニュードーン
|
||
---|---|---|
1920x1080 | 低品質 | 102 fps |
高品質 | 87 fps | |
最高品質 | 78 fps |
![]() 軽い部類のゲーム
ドラゴンクエストX
|
||
---|---|---|
1920x1080 | 最高品質 | 18375(すごく快適) |
※表示しているのは平均フレームレートです
※グラフは、ノート用グラフィックスのみで比較しています
※緑色のバーが、本製品で選べるグラフィックスです
※[レビュー機で計測]と書かれたグラフィックス以外は、他のPCで計測した代表値です
上に掲載した以外のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

ディスプレイのチェック
ディスプレイの詳細なチェックです。
本製品は120Hzの高リフレッシュレートに対応しているものの、色域が狭いです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。なお、最大輝度は、当サイトの計測では277cd/m2とやや低めです。
- 色域
- RGB
発色特性 - 視野角
- 画素・
ギラつき - 映り込み
- フリッカー
色域は狭いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は63.4%、sRGB比は63.6%でした。

ガンマ補正曲線を確認すると、やや青色が強いですが、色域が狭いディスプレイは黄色っぽく見えるので、このくらいの設定でもいいかと思います。

視野角は広いです。

画素形状です。ギラつきは特に感じません。

非光沢液晶ですので、映り込みは低減されています。

調光によるフリッカーがないかを確認してみました。正確な確認方法ではありませんが、フリッカーは確認できませんでした。

※カメラのシャッタースピードを1/2000秒にして撮影したときの画面
遅延
キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約59msでした。他の一般的なノートPCで計測したところ80ms前後が多かったので、遅延はやや少ないと思います。なおこれは、液晶だけでなくPC全体の遅延となります。
残像
本製品の液晶パネル(120Hz)について「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを1/2000のシャッタースピードで撮影し、普通のノートPCの液晶パネル(60Hz)と比較しました。普通のノートPCは2フレーム前くらいまで残像が表示されていましたのに対し、本製品は、120Hzではあるものの、3~4フレーム前くらいまで残像が見えていました。高リフレッシュレート液晶は残像も少ないことが多いですが、本製品は高リフレッシュレート液晶の割には残像が多いかなと思います。

キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードとタッチパッドのチェックです。
実測で、キーピッチは横:約19mm、縦:約19mmです。キーストロークは約1.6mmです。十分なキーピッチとキーストロークがあり、押しやすさは普通です。
キー配列や形状については、上述した通りで、「ENTER」キーが横長だったり、アンダーバーなどの配置が違っていたり、テンキーが3列しかなかったりする点が残念です。


タッチパッドの操作性は普通です。

キーボードにはLEDバックライトが搭載しています。明るさは4段階で調整できます。

LEDキーボードバックライトは、前述したプリインストールされている「Gaming Center」から「Lighting」を選択します。キーごとに色を変えることはできず、発光パターンも少ないです。

パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。上で掲載した動作モードを「Turbo Mode」と「Game Mode」にした場合の計測結果を掲載します。
CPU
CPUには高い性能のRyzen 7 4800Hを搭載しています。「Game Mode」と「Turbo Mode」ではスコアに差はほとんどありませんでした。
~ CINEBENCH R20 ~


※[Turbo Mode]、[Game Mode]と書かれていないCPUは、他のPCで計測した代表値です
グラフィックス
グラフィックスには、GeForce RTX 2060 6GBを搭載しています。ここでは、「Game Mode」よりも「Turbo Mode」の方がスコアがやや高かったです。
~ グラフィックス性能の評価 ~


※[Turbo Mode]、[Game Mode]と書かれていないグラフィックスは、他のPCで計測した代表値です
GPU-Zで確認したGeForce RTX 2060 6GBの情報は次の通りです。

ストレージ
ストレージには、512GBのNVMe SSDを搭載しています。ストレージのカスタマイズは出来ません。
~ ストレージ性能の評価 ~

SDカードスロット
フルサイズのSDカードスロットを搭載しています。速度は遅いです。
~ SDカードスロット性能 ~

クリエイターソフトの処理時間
各クリエイターソフトの処理時間を掲載します。こちらは、「Turbo Mode」で計測したもののみ掲載します。
CINEBENCH R20では最速スコアでしたが、Lightroomの現像は思ったほど速くはありませんでした。最適化されていないのか、シングルコア性能が影響しているのか分かりませんが、Ryzenプロセッサーは全体的に思ったほど現像時間は速くありません。
※「Lightroomにおすすめノートパソコン」の記事も興味があればご覧ください。
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です
GeForce RTX 2060の外部グラフィックスを搭載しているため、速い書き出し時間です。
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
※[レビュー機で計測]と書かれていないものは、他のPCで計測した代表値です
こちらも非常に高速です。
エンコード時間 | |
x265でエンコード (※1) | 10分09秒 |
NVENCでエンコード (※2) | 54秒 |
QSVでエンコード (※3) | ― |
VCEでエンコード(※4) | 56秒 |
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
※4 AMD APU内蔵のハードウェアエンコーダー(AMD Media SDK)


質量のチェック
質量のチェックです。
メーカーサイトには「約1.9kg」と記載されています。公表値よりやや重い結果となりましたが、それでも2.0kgを切っており、高性能なパーツを搭載しているゲーミングPCにしては、かなり軽量です。ACアダプターは軽くはないですが、ゲーミングノートにしては薄型で軽いので、カバンに入れて持ち運びやすいです。
質量 | |
PC本体 | 1.989kg |
ACアダプター | 843g |
バッテリー駆動時間のチェック
バッテリー駆動時間のチェックです。
本機のバッテリー容量は46.74Whです。ゲーミングノートとしてはやや少なめの容量です。

当サイトにて計測したバッテリー駆動時間は次のようになります。高性能パーツを搭載しているので、ゲームをするとそれほど持ちません。
バッテリー駆動時間 | |
(1) JEITA2.0測定方法 | 約8.8時間 |
(2) 動画再生時 | 5時間00分 |
(3) PCMark 8 Work テスト | ー |
(4) PCMark 10 Battery (Gaming) | 1時間16分 |
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(3) ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行
(4) PCMark 10 Battery内のゲームを実行。NVIDIAの設定で最大30fpsに制限
以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。また、以下のチェックでは一部を除いて「Turbo Mode」で計測しています。
静音性のチェック
動作音(静音性)のチェック結果です。
アイドル時でもやや動作音があります。ゲーム時はかなり高い動作音です。なお、Game ModeとTurbo Modeでは、どちらも騒音値はほぼ同じでした。


部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)
左から3番目:FF14 紅蓮ベンチマーク ループ実行 60fpsに制限(標準品質(デスク)、1920x1080)
左から4番目:FF14 紅蓮ベンチマーク ループ実行 60fps制限なし(最高品質、1920x1080)
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。
エンコード時の温度の詳細
下図は、CPU使用率がほぼ100%になるエンコード時のCPU温度の詳細です。80℃前半~後半で推移しており、やや高めの温度ですが、問題ない範囲でしょう。なお、こちらもGame ModeとTurbo Modeで違いはほとんどありませんでした。


ゲーム時のGPU温度の詳細
ゲームベンチマーク実行中のGPU温度は下図の通りです。なお、こちらはTurbo Modeのみ計測しています。70℃台で推移しており、問題ない温度です。

表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。
ゲーム中はキーボード中央部分が少し熱くなります。ただ、パームレスト部分はそれほど熱くならないため、手のひらは熱くなりにくいです。

※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。確認できた最も高い数値を掲載していますが、数値は変動するため参考程度にご確認下さい。
高性能パーツを搭載していることにより、消費電力は高めです。

※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています
外観のチェック
GALLERIA GR2060RGF-Tの外観のチェックです。
なお、以前レビューしたGALLERIA GCL2060RGF-Tと同じ筐体です。



天板にはGALLERIAのロゴとエンブレムが刻印されています。


Webカメラは、PC本体の下側にあります。

閉じた時の画像です。前後どちらから見てもスリムなボディです。

側面のポートです。miniDP、HDMI、USB-C、有線LANなどポートは揃っています。なお、USB-Cはデータ通信のみ対応です。

液晶が開く最大の角度です。

スピーカーは背面にあります。音質は、ノートPC基準で、10点満点で採点すると4点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

底面です。

底面カバーを開けたときの画像です。冷却ファンは2つで、背面と側面の合計4方向から排気します。

DDR4-3200のメモリが2つ搭載されています。メモリのメーカーは選べないので、何が搭載されるかは分かりません。

M.2 SSDは2スロットあります。

2.5インチストレージが入りそうなスペースもありますが、コネクタやケーブルはありません。

ACアダプターは薄型で、ゲーミングノート用としてはそれほど大きくありません。


コネクタ部分は排熱口には当たらない設計になっています。

ACアダプターの詳細は以下の通りです。

まとめ
以上が、GALLERIA GR2060RGF-Tのレビューです。
高い性能のRyzen 7 4800Hに、グラフィックスも負荷の高いゲームも高いフレームレートで動作するRTX 2060を搭載しています。
薄型かつ軽量ボディで、バッグに入れての持ち運びもでき、場所を選ばずゲームができるのも大きな特徴です。
これほどの性能で価格が12万円台からというのも嬉しいです。
色域が狭いのと、特殊なキーボード形状に目を瞑れば、高いコストパフォーマンスのゲーミングノートだと思います。
もう少し色域が広い製品が良ければ、兄弟機種の「GALLERIA GCL2060RGF-T」がいいでしょう。
高いコスパの軽量ゲーミングノート
ドスパラ GALLERIA GR2060RGF-T

特徴
- Ryzen 7 4800H + RTX 2060を搭載
- 高い性能でも軽量・薄型
- 120Hz駆動の高リフレッシュレート液晶
こんなあなたに
- 低予算で高性能のゲーミングPCをお探しの方
- 友人宅など、色々な場所でゲームをしたい方
- 価格13万円台[税込]~

1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
関連ページ

ドスパラのパソコンでレビューしたことのある製品の一覧。ドスパラの特徴についても記載。

ゲーミングノートパソコンの比較ページ。ALIENWAREやGALLERIA、NEXTGEAR-NOTE、OMENといったゲームブランドノートPCの比較。

パソコンに必須のセキュリティソフトの比較ページ。セキュリティソフトの選び方や、比較一覧表、用途ごとのおすすめ製品などを掲載。