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HP EliteBook 1040 G11の実機レビュー
【PR】【貸出機材提供:株式会社日本HP】
CPU | Core Ultra 5 135U Core Ultra 5 125H Core Ultra 7 155H |
---|---|
メモリ | 16GB / 32GB |
ストレージ | 256GB / 512GB SSD |
液晶サイズ | 14型 16:10 |
液晶種類 | 1920x1200 非光沢 |
質量 | 約1.235kg~ |
バッテリー | 56Wh / 68Wh |
LTE/5G | 対応モデルあり |
価格 | 20万円台~ |
HP EliteBook 1040 G11は、WWAN(LTE/5G)に対応したモバイルノートPCです。
WWAN対応モデルなら、どこでもインターネットに接続することができます。
比較的省電力のインテル Core Ultra シリーズ1を搭載しバッテリー駆動時間も長めです。
Webカメラとスピーカーの品質も高いので、オンライン会議もしやすいです。
また、仕様では「約1.235kg~」となっていましたが、実測では「1.171kg」と大分軽かったです。
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レビュー機は、株式会社日本HPからの貸出機です。今回は以下の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Core Ultra 5 135U、16GBメモリ、256GB SSD
目次
お忙しい方は、「HP EliteBook 1040 G11の特徴」のみお読みください。
HP EliteBook 1040 G11の特徴
WWAN対応でどこでもインターネット
HP EliteBook 1040 G11は、WWAN(LTE/5G)に対応したモデルがあり、SIMカードを挿入すれば、どこでもインターネットに接続することができます。
最近、WWAN対応のモバイルノートが少ない気がするので、とても嬉しいです。
ノートPCを開いて、すぐにメールを確認できたり、ウェブページで検索できたりできるのはとても便利です。Chrome リモート デスクトップを使って、自宅のメインPCに接続して使うのもいいでしょう。
インテル Core Ultra シリーズ1 搭載
HP EliteBook 1040 G11のプロセッサーは、インテルのCore Ultra シリーズ1を搭載しています。Core Ultra シリーズ2ほどではありませんが、シリーズ1も比較的省電力で、バッテリー駆動時間は長めです。
比較的軽いボディ
HP EliteBook 1040 G11のプロセッサーは、仕様値で約1.235kg、当サイトの実測値で1.171kgと比較的軽いです。持ち運びにも便利です。
綺麗で実用性も高いカラー
HP EliteBook 1040 G11は、グレイシャーシルバーというカラーになっています。実物を見ると、ホワイトに近いシルバーでとても素敵な色です。また、指紋や汚れに強いコーティングが施されており、実用性も高いです。丸みを帯びているので掴みやすいのもGoodです。
オンライン会議も快適
HP EliteBook 1040 G11は、5MPの高性能ウェブカメラに、音質の良いクワッドスピーカーを搭載し、オンライン会議も快適です。
ディスプレイのチェック
HP EliteBook 1040 G11のディスプレイは、14型、画面比16:10、解像度1920x1200ドットの液晶を搭載しています。色域も広めで、非光沢で映り込みも低減されており、ちらつきもなく見やすいです。
詳細は以下のタブをクリックしてください。
- 色域・輝度
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき - フリッカー
キーボードおよびタッチパッドのチェック
HP EliteBook 1040 G11のキーボードは、比較的タイピングしやすいです。
仕様を確認すると、キーピッチは約19x19mm、キーストロークは約1.3mmです。キートップはほぼフラットですが、そこまで小さいキーはありません。
キーボードバックライトも搭載されています。モバイルノートは暗所で使う機会があるので、嬉しいです。
パフォーマンスのチェック
HP EliteBook 1040 G11は、「myHP」というソフトの「パフォーマンスのコントロール」から、動作モードを変更することができます。ここでは、デフォルトの「Smart Sense」モードと、高いパフォーマンスが出る「パフォーマンス」モードで計測した結果を紹介します。
CPU
CPUはインテル Core Ultra シリーズ1を搭載。今回は、Core Ultra 5 135Uとなっており、CINEBENCH 2024のスコアは下の通りです。そこまで高いスコアではありませんが、一般的な作業であれば、問題ありません。
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
なお、高負荷時のCPU電力、CPUクロック、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。
グラフィックス
次に、HP EliteBook 1040 G11のグラフィックス性能を確認します。
3DMark Night Raidのスコアは下の通りで、内蔵グラフィックスとしては普通の性能です。ゲームや動画編集などをしなければ、問題なく使える性能です。
~ グラフィックス性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※グラフィックス名の横の括弧は、メモリの仕様
ストレージ
ストレージには、PCIe Gen4 SSDを搭載しています。PCIe Gen4 SSDの割にはそこまで速くはありません。ただ、通常の業務で使用する分には、体感では分からないでしょう。
~ ストレージ性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
SDカードスロット
SDカードリーダーは非搭載です。
その他のベンチマーク
Core Ultra 5 125HとCore Ultra 7 155Hのベンチマークスコアについては、こちらのリンク先をご覧ください。計測した機種は異なりますが、参考になると思います。
USB Type-C / HDMIの動作テスト
USB Type-Cの動作チェック
HP EliteBook 1040 G11は、Type-Cポートが3つもあります。そのうち2つはThunderbolt4にも対応しています。Thunderbolt4の動作チェック結果は下の通りです。いずれの機器も使用することができましたが、PD充電器については、純正のACアダプターじゃないとメッセージが表示されます。
充電 | モニター 出力 |
有線LAN | ||
ドック | ThinkPad USB Type-C ドック | ○ ※3 | ○ | ○ |
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック | ○ ※3 | ○ | ○ | |
PD充電器 ※1 |
100W Anker 充電器 | ○ ※3 | ― | ― |
65W Lenovo GaN充電器 | ○ ※3 | ― | ― | |
45W Lenovoウルトラポータブル | ○ ※3 | ― | ― | |
モニター ※2 |
EIZO ColorEdge CS2740 | ○ ※3 | ○ | ― |
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター
※3 「HP純正のACアダプターを使用することをおすすめします」との警告が表示
HDMIの動作チェック
HP EliteBook 1040 G11のHDMIポートは、HDMI2.1となっており、4K/60Hzのモニターへの出力が可能です。
質量のチェック
HP EliteBook 1040 G11の質量は、「約1.235kg~ (予定値)」となっています。当サイトで計測した重さは次の通りで、仕様値よりも軽かったです。
電源ケーブルまで含めたACアダプターの重さはやや重いです。外出時は、別途用意したPD充電器を使ってもいいでしょう。
質量 | |
PC本体 | 1.171kg |
ACアダプター+電源ケーブル | 309g |
バッテリー駆動時間のチェック
HP EliteBook 1040 G11のバッテリー駆動時間をチェックします。
バッテリー容量は56Whとやや大きめです。なお、5G対応モデルは、68Whとなっています。
56Whバッテリーの場合のバッテリー駆動時間は下の通りです。比較的長めです。
56Whバッテリーモデル | |
(1) MobileMark 25 | 最大約16時間40分 |
(2) YouTube動画再生時 | 16時間40分 |
(3) 動画編集時のプレビュー再生時 | 7時間22分 |
(1) メーカー公表値
(3) YouTubeの動画(1080p / 30fps) をリピート再生させたとき
(2) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生(リピート)させたとき
Webカメラ・スピーカーのチェック
Webカメラ
HP EliteBook 1040 G11のWebカメラは、5MP IRカメラ(約500万画素)と、解像度がかなり高いです。実際の映像も非常に綺麗でした。
また、カメラを物理的に隠すプライバシーカメラスイッチも付いています。
スピーカー
HP EliteBook 1040 G11のスピーカーは、Poly Studioのクアッドスピーカーです。音質がいいので、オンライン会議なども快適です。勝手に点数を付けると、10点満点で7点といったところです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。
パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。
Prime95実行時のCPU温度
Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU電力とCPU温度の推移を確認します。
「パフォーマンス」モードのほうが「Smart Sense」モードより若干CPU電力が高いですが、それほど変わりません。どちらも、Processor Base Power(PBP)の15Wより高いCPU電力で動いています。
また、どちらのモードも、温度は問題ありません。
- Smart Sense時
- パフォーマンス時
静音性のチェック
HP EliteBook 1040 G11の動作音(静音性)のチェック結果です。
低負荷時はほぼ無音で、負荷をかけても比較的静かなノートPCです。
アイドル時 | 低負荷時 [YouTube再生] |
中負荷時 [動画編集] |
高負荷時 [エンコード] |
約20dB | 約20dB | 約29dB | 約29dB |
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
アイドル時:アイドル時
低負荷時:1080pのYouTube動画再生時
中負荷時:Premiere Proで、編集中の1080pの動画をプレビュー再生した時
高負荷時:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコード(x265)した時
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。
表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。
表面温度は低めです。快適に作業ができるでしょう。
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。処理を開始して、10分経過後に確認できた最も高い数値を掲載しています。ただ、数値は変動するため参考程度にご確認下さい。
低めの消費電力です。
アイドル時 | 低負荷時 [YouTube再生] |
中負荷時 [動画編集] |
高負荷時 [エンコード] |
4W | 8W | 19W | 19W |
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています
外観のチェック
HP EliteBook 1040 G11の外観のチェックです。
CNC加工のマグネシウムボディで、カラーはグレイシャーシルバーです。キーボード部分の色も、本体カラーと合っていたらもっと良かったですが、清潔感があって割と好きなデザインです。
天板に「hp」のロゴが入っています。かっこいいロゴだと思います。
高さは10.5(前部)、14.9(後部)mmとなっており、薄いボディです。
ディスプレイは、180度までは開きませんが、それに近いくらい開きます。
インターフェイスはご覧の通りです。両側面にType-Cポートがあるのは嬉しいです。いずれのType-CポートもPowerDeliveryに対応しています。microSDカードスロットはありません。
底面も綺麗です。
内部は下図のようになっています。
ストレージは、片面実装のType 2280 M.2 SSDです。
ACアダプターは65Wで普通の大きさですが、電源ケーブルが太いので持ち出すときはかさばります。
まとめ
以上が、HP EliteBook 1040 G11のレビューです。
WWAN(LTE/5G)に対応し、Core Ultraプロセッサーを搭載したモバイルノートPCです。
比較的軽く、バッテリー駆動時間も長めで、持ち運び用のノートPCとして優秀です。
マグネシウム製のグレイシャーシルバーは、高級感がありつつ清潔感もあり素敵なデザインです。また、指紋なども目立ちにくく実用性も高いです。
ディスプレイも見やすいですし、キーボードも特別小さいキーがなく、操作性も高めです。
Webカメラも高性能で、スピーカー音もいいので、オンライン会議もやりやすいです。
価格はやや高めですが、予算のある方であれば、おすすめのモバイルノートPCです。
LTE/5G対応Core Ultraノート
HP EliteBook 1040 G11
特徴
- WWAN(LTE/5G)に対応
- 長めのバッテリー駆動時間
- 清潔感のあるグレイシャーシルバーのカラー
こんなあなたに
- 営業でノートPCをよく持ち出す方
- 外でネットに繋げて作業したい方
- the比較特別クーポン法人向けPCが4%OFF
- 価格20万円台~
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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