※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
HP OMEN 16(2022年8月発表)の実機レビュー
【PR】【貸出機材提供:株式会社日本HP】
CPU | Core i5-12500H Core i7-12700H Ryzen 7 6800H |
---|---|
GPU | RTX 3060 RTX 3070 Ti Max-Q Radeon RX 6650M |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB ~ 1TB SSD |
液晶サイズ | 16.1型 |
液晶種類 | FHD IPS 144Hz / QHD IPS 165Hz |
質量 | 約2.41kg |
バッテリー | 最大 9時間30分 |
価格[税込] | 18万円台~ ※ |
※ クーポン適用時の価格
HP OMEN 16は、GeForce RTX 3060などの人気のミドルスペック構成のゲーミングノートPCです。
FHD解像度であれば、多くのゲームが快適に動くでしょう。それでいて、物価が上昇する中、価格は17万円台からと高くなく、コストパフォーマンスも高いです。
ディスプレイの色域も広めなので、ゲーム映像が綺麗ですし、動画編集などのクリエイティブワークにも適しています。
なお、販売価格は19万円台ですが、こちらのクーポンを利用することで、7%OFFになり、18万円台で購入することが出来ます。
公式サイト(販売サイト)はこちら
レビュー機は、当サイトの購入品です。今回は以下の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Core i5-12500H、GeForce RTX 3060、16GBメモリ、512GB SSD
当サイト向け特別クーポンで安く購入可能
当サイト向けの特別クーポンを利用することで、日本HPパソコンを、通常よりも安く購入することが可能です(132,000円以上の製品が対象)。
目次
お忙しい方は、「HP OMEN 16の特徴」のみお読みください。
HP OMEN 16の特徴
人気のミドルスペック構成
OMEN 16は、GeForce RTX 3060などを搭載した人気のミドルスペックのゲーミングPCです。あまり性能が高いと高額で発熱も大きくなり、逆に性能が低いとゲームに支障をきたすため、おそらくゲーミングノートPCは、GeForce RTX 3060を搭載した機種が最も人気が高いです。また、それ以外のグラフィックスを搭載したモデルもあります。
CPUはCore i7ではなくCore i5ですが、第12世代インテルCPUのCore i5-12500Hは性能が高く、第11世代のCore i7-11800Hより性能は上です。GeForce RTX 3060のグラフィックス性能であれば、Core i5-12500Hでも、ゲーム時にCPUがボトルネックになることはほぼ無いでしょう。
品質の高いディスプレイ
ゲーミングノートPCは、20万円を超える高額機種でも、ディスプレイの色域が狭いケースが多いですが、OMEN 16は、sRGBカバー率が約100%の色域が広めのディスプレイを搭載しています。
ゲームをしていると、色域の違い、すなわち映像の鮮やかさの違いはハッキリ分かります。FPS/TPSなど競技性の高いゲームは、映像の鮮やかさはあまり重要ではないと思いますが、RPGなど綺麗なグラフィック映像でゲームをしたいなら、色域の広いゲーミングノートがおすすめです。また、色域が広めであることから、画像編集や動画編集などのクリエイティブワークにも適しています。
また、画面サイズが15.6インチではなく、16.1インチとなっており、画面がやや大きくなっています。もちろん高リフレッシュレートにも対応していますし、2560x1440の高解像度ディスプレイを搭載したモデルもあります。
このスペックの割には価格が安い
OMEN 16は、GeForce RTX 3060を搭載したモデルの場合、価格は19万円台(2022年12月8日時点)となっていますが、当サイト向け特別クーポンを使用することで、7%OFFの185,071円で購入することが出来ます。
ミドルスペックの構成に、色域が広めのディスプレイを搭載してこの価格であれば、コストパフォーマンスは高いと思います。
なお、クーポンを利用するには、当サイト向け特別クーポンのリンク先へ行き、「クーポンを獲得する」のリンクをクリックしてから、OMEN 16の製品をクリックして下さい。
インテルモデルとAMDモデルの比較
OMEN 16(2022年8月発表)には、インテル 第12世代Coreを搭載したモデルと、AMD Ryzen 6000シリーズを搭載したモデルがあります。
スタンダードモデル | パフォーマンスモデル | パフォーマンスプラスモデル | |
CPU | Core i5-12500H | Core i7-12700H | |
GPU | RTX 3060 | RTX 3070 Ti Max-Q | |
ストレージ | 512GB Gen4 SSD | 1TB Gen4 SSD |
|
液晶 | FHD 144Hz | QHD 165Hz | |
バッテリー | 最大6.5時間 | 最大6時間 | |
価格[税込] | 199,000円 | 228,000円 | 280,000円 |
アドバンスモデル | アドバンスプラスモデル | |
CPU | Ryzen 7 6800H | |
GPU | Radeon RX 6650M | RTX 3070 Ti Max-Q |
ストレージ | 1TB Gen4 SSD | |
液晶 | FHD 144Hz FreeSync Premium対応 |
QHD 165Hz |
バッテリー | 最大9.5時間 | 最大7.5時間 |
価格[税込] | 208,000円 | 268,000円 |
個人的には、インテルモデルの「スタンダードモデル」がコスパが高くおすすめです。
より性能を求めるなら、RTX 3070 Ti Max-Qを搭載したモデルがいいでしょう。
AMDモデルの「アドバンスモデル」に搭載されているRadeon RX 6650Mは使ったことがありませんが、RTX 3060と同等もしくはそれ以下の性能になるのではないかと思います。このモデルは、CPUとGPUをAMD製で統一することで、AMD SmartShiftと呼ばれる機能により、作業内容に合わせてCPUとGPUの電力をシフトしたり、AMD SmartAccess Memoryと呼ばれる機能により、RyzenプロセッサーがRadeonグラフィックスの全てのメモリにアクセスしてボトルネックを抑えたりすることができます。また、AMD FreeSync Premiumに対応することで、スタッタリング(カクツキ)や、ティアリング(映像のずれ)を抑えることもできます。
従来モデルよりも冷却性能がアップ
OMEN 16の従来モデルは、背面の2箇所と右側面の1箇所から排気していましたが、今回の新モデルでは左側面からも排気するようになり、またヒートパイプも1本追加することで、冷却性能がアップしました。より安定してゲームができることでしょう。
M.2 SSDが増設可能
OMEN 16は、搭載しているSSDの他に、もう1つSSDを搭載できるスロットがあります。ゲームを複数インストールする場合や、動画編集などをする場合は、容量が不足気味になると思われる、そういった場合は、自分でM.2 SSDを増設してもいいでしょう。ただし、パーツの増設に関しては自己責任でお願いします。
各用途の快適度
各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。
用途 | 快適度 | コメント |
Web閲覧 Office作業 |
◎ | 性能は十分ですし、ディスプレイも見やすく、快適に作業ができるでしょう。 |
---|---|---|
オンライン会議 | ○ | カメラ、マイク、スピーカーを搭載し、ノイズキャンセリング機能も備えており、オンライン会議も問題なく行えます。 |
動画鑑賞 | ◎ | スピーカー音がややこもっていますが、ディスプレイ映像は綺麗で、動画鑑賞も快適です。 |
RAW現像 画像編集 |
○ | CPUおよびGPU性能が高く、sRGB 100%クラスのディスプレイを搭載しており、このような用途にも使用することができます。ただし、Adobe RGBクラスの色域はありません。 |
動画編集 | ◎ | GeForce RTX 3060の外部グラフィックスを搭載しており、動画編集も快適にできます。 |
ゲーム | ◎ | FHD解像度であれば、多くのゲームが快適に動くでしょう。ディスプレイも高リフレッシュレートに対応しています。 |
ディスプレイのチェック
HP OMEN 16のディスプレイのチェックです。
今回はFHDのディスプレイですが、色域が広めでフリッカーもなく、見やすいと思います。最大輝度は、当サイトの計測では373cd/m2とやや高めです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。
- 色域
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき - フリッカー
遅延
キーボードの1つのキーを押してから、その文字が画面に表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約40msでした。一般的なノートPCは80ms前後が多かったので、本製品の表示遅延は少ないです。なおこれは、液晶だけでなくPC全体の遅延となります。
残像
「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを、十分速いシャッタースピードで撮影したところ、本製品は144Hz(1秒間に144フレームを更新)で2~3フレーム前くらいまで残像がありました。普通のノートPCは、60Hz(1秒間に60フレームを更新)で2フレームくらい前までの残像だったので、本製品の残像は少ないです。
キーボードおよびタッチパッドのチェック
HP OMEN 16のキーボードは、比較的打ちやすいと思います。
キーピッチは約18.7x18.7mm、キーストロークは約1.5mmで、普通の数値です。キートップはやや湾曲しており指にフィットしやすく、底付きの衝撃も少ないです。
テンキーは無いものの、HomeやPgUpのキーが、デスクトップ用のキーボードとほぼ同じ配置です(Deleteキーは異なる)。デスクトップ用キーボードに慣れている方は、使いやすいかもしれません。
ただし、Backspaceキーや半角/全角キーなどの一部のキーはやや小さくなっています。
キーボードバックライトも搭載しています。4つのゾーンに分かれており、各ゾーン毎に色を変えることが可能です。
パフォーマンスのチェック
HP OMEN 16は、「OMEN Gaming Hub」という専用ソフトから、電源モードや温度コントロールを変更することが出来ます。温度コントロールでは、温度毎のファンの回転数を手動で設定することもできます。
ここでは、電源モードを「最適」と「パフォーマンス」にして、各種ベンチマークを計測します。温度コントロールはデフォルトの「自動」のままです。
CPU
インテルモデルは、Core i7-12700H、Core i5-12500H、AMDモデルはRyzen 7 6800Hを搭載することができます。どのプロセッサーも、かなり性能が上がったので、ゲーム目的ならどれでもいいと思います。
今回は、Core i5-12500Hを搭載していますが、かなり高いマルチコアスコアおよびシングルコアスコアが出ています。
なお、パフォーマンスモードにすることで、約30%スコアが伸びています。もう少しパフォーマンスを上げたいときなどは、パフォーマンスモードにするといいでしょう。
~ CPU性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
メモリ
DDR5-4800のデュアルチャネルメモリを搭載しており、帯域は比較的広いです。
~メモリ性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア
グラフィックス
グラフィックスは、インテルモデルがGeForce RTX 3060またはGeForce RTX 3070 Ti Max-Q、AMDモデルがRadeon RX 6650MまたはGeForce RTX 3070 Ti Max-Qを搭載しています。
今回は、GeForce RTX 3060を搭載していますが、グラフィック性能を左右する最大グラフィックスパワーは140Wと高めでした。
また、グラフィックス スイッチャー機能により、ハイブリッドモードからディスクリートモードへ変更することが出来ます。ディスクリートモードにすると、iGPUを経由せずdGPUから直接映像を出力するため、オーバーヘッドなどが減り、ゲームによってはパフォーマンスが上がります。ただし、dGPUを使用していない時に消費電力が上がります。
次に、3DMarkのベンチマークスコアを掲載しますが、これについては、デフォルトのハイブリッドモードだけでなく、ディスクリートモードにしたときのスコアも掲載します。
GeForce RTX 3060搭載モデルで計測した3DMarkのベンチマークスコアは次の通りです。GeForce RTX 3060としては高めのスコアが出ています。
3DMarkの場合は、ディスクリートモードにしてもスコアはそれほど変わりません。ただし、後述するゲームベンチマークのテストではゲームによっては、ややスコアが伸びるものもあります。
~ グラフィックス性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー
GPU-Zで確認したGeForce RTX 3060の情報は次の通りです。
ストレージ
ストレージには PCIe Gen4対応のSSDを搭載しており、高速です。
~ ストレージ性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
SDカードスロット
フルサイズのSDカードスロットを搭載しています。アクセス速度は普通です。
ゲームベンチマーク&フレームレート
ゲームに付属のベンチマーク機能のスコア、または実際にゲームをプレイし、Afterburnerで計測したフレームレートを掲載します。
今回は、GeForce RTX 3060を搭載しています。サイバーパンク2077クラスの重いゲームだとグラフィック品質を落とす必要がありますが、FF14のような中程度の重さのゲームであれば高めのグラフィック品質でゲームが出来るでしょう。
フォートナイトやApexも、多少グラフィック品質を調整する必要があると思いますが、ディスプレイのリフレッシュレート値を超える平均フレームレートでゲームが出来ると思います。
VALORANTのような軽いゲームなら、高いフレームレートでかなり快適にゲームができると思います。
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 低 | 132 fps |
高 | 98 fps | |
ウルトラ | 63 fps (64 fps) | |
レイトレ:ウルトラ | 48 fps (49 fps) |
重い部類のゲーム
Forza Horizon 5(DX12)
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 低 | 183 fps |
最高 | 87 fps | |
エクストリーム | 55 fps (55 fps) |
重い部類のゲーム
ウォッチドッグス レギオン(DX12)
|
||||
---|---|---|---|---|
解像度 | 品質 | DLSS | レイトレ | 平均fps |
1920x1080 | 低 | ― | ― | 97 fps |
高 | ― | ― | 86 fps | |
最大 | ― | ― | 58 fps (58 fps) | |
高性能 | ― | 71 fps | ||
高性能 | 最大 | 38 fps (44 fps) |
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 軽量品質 | 149 fps |
標準品質 | 120 fps | |
高品質 | 90 fps (91 fps) |
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
|
|||
---|---|---|---|
解像度 | 品質 | DLSS | 平均fps |
1920x1080 | 最低 | ― | 158 fps |
中 | ― | 125 fps | |
最高 | ― | 110 fps (113 fps) | |
クオリティ | 116 fps (123 fps) |
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 暁月のフィナーレ(DX11)
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 標準(ノート) | 164 fps |
高(ノート) | 149 fps | |
最高品質 | 127 fps (131 fps) |
中程度の重さのゲーム
フォートナイト(DX11)
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 低設定 | 264 fps |
高設定 | 152 fps | |
最高設定 | 109 fps (111 fps) |
また、フォートナイトでよく使われる以下の設定でも計測しました。
解像度 | レンダリングモード 3D解像度 メッシュ |
平均fps |
1920x1080 | パフォーマンス
(ベータ) 100% 高 |
224 fps |
軽い部類のゲーム
Apex Legends(DX11)
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 低設定 | 265 fps |
高設定 | 139 fps (142 fps) |
軽い部類のゲーム
VALORANT
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 低設定 | 313 fps |
高設定 | 267 fps (368 fps) |
その他のゲーム
上に掲載していない他のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。
クリエイターソフトの処理時間
以下、クリエイター向けソフトで計測した各種処理時間を下に掲載します。
Lightroom Classicにて、100枚のRAWデータを書き出したときの時間は下の通りです。スペックの割にはそこまで速くありませんでしたが、十分快適に使える速度です。画像の補正、変形作業自体も快適です。
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
動画の書き出しは、まずまずの速さです。編集作業自体も快適です。
※ グラフィックスは全てノートPC用
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
CPUのみで実行するx265エンコードも比較的高速です。
ハードウェアエンコードの速さも、まずまずです。
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
USB Type-C / HDMIの動作テスト
USB Type-Cの動作チェック
インテルモデルは「Thunderbolt4 with USB4 Type-C 40Gbpsポートを2つ搭載しており、AMDモデルはUSB Type-C 10Gbpsポートを2つ搭載しています。AMDモデルはThunderboltには対応していないのでご注意下さい。
インテルモデルで周辺機器の動作テストを行った結果は次の通りです。PowerDeliveryに関しては、100Wの充電器であれば使用できました。ただし、ゲームをするときは100W以上の消費電力がかかるので、純正のACアダプターを使用するようにしましょう。
充電 | モニター 出力 |
有線LAN | ||
ドック | ThinkPad USB Type-C ドック | × | ○ | ○ |
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック | × | ○ | ○ | |
PD充電器 ※1 |
100W Anker 充電器 | ○ | ― | ― |
90W RAVPower GaN充電器 | × | ― | ― | |
61W RAVPower GaN充電器 | × | ― | ― | |
45W Lenovoウルトラポータブル | × | ― | ― | |
30W RAVPower GaN充電器 | × | ― | ― | |
18W cheero充電器 | × | ― | ― | |
モニター ※2 |
EIZO ColorEdge CS2740 | × | ○ | ― |
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター
HDMIの動作チェック
4KテレビへHDMIで接続したときのディスプレイ情報は下の通りです。4K、60Hz、8ビット、RGBで出力できていました。
質量のチェック
HP OMEN 16の質量のチェックです。
PC本体およびACアダプターはやや重いですが、デスクトップPCよりは持ち運びに便利です。
質量 | |
PC本体 | 2.393kg |
ACアダプター+電源ケーブル | 805g |
バッテリー駆動時間のチェック
HP OMEN 16のバッテリー駆動時間をチェックします。
バッテリー容量は、約83Whとなっていました。
バッテリー駆動時間は下の通りです。軽い負荷であれば、ある程度バッテリー駆動状態でも使えますが、ゲームをした場合は1時30分程度しか持ちません。またフレームレートも制限され、カクカクするので、ゲーム時はACアダプターを接続するようにしましょう。
インテルモデル | AMDモデル | |||
RTX 3060 | RTX 3070 Max-Q |
RX 6650M | RTX 3070 Max-Q |
|
(1) MobileMark 2018 | 最大 6時間30分 | 最大 6時間 | 最大 9時間30分 | 最大 7時間30分 |
(2) 動画再生時 | 7時間24分 | ― | ― | ― |
(3) FF14ベンチ | 1時間35分 | ― | ― | ― |
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(3) FF14ベンチをループ実行
Webカメラ・スピーカーのチェック
Webカメラ
OMEN 16は、約92万画素のHDカメラを搭載しています。普通の画質だと思います。なお、テンポラルノイズリダクション機能により、ノイズの多い部分を粒状感の少ない映像にする機能や、HD画質をFHD画質までアップコンバージョンする機能、暗い部屋でもクリアに見える機能などを搭載しています。
Webカメラの物理シャッターやIRカメラは搭載していません。
スピーカー
スピーカーは、底面と側面の間の斜めの部分の左右に配置されています。音質はややこもった感じがします。勝手に点数を付けると、10点満点で5点といったところです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。
パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。
Prime95実行時のCPU温度
Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度の推移を確認します。
「最適」モードの場合、CPU電力は約55Wで推移しています。Core i5-12500Hのベースパワーは45Wなので高めのCPU電力です。このときのCPU温度は約80℃前後で推移しており問題ないと思います。
「パフォーマンス」モードの場合、CPU電力は約95Wと非常に高くなり、パフォーマンスがさらにアップします。ただし、このときのCPU温度は約90℃とやや高めです。
- 最適
- パフォーマンス
ゲーム時のCPU、GPU温度の詳細
ファイナルファンタジー15のゲームベンチマークを実行したときのCPU/GPU温度を計測した結果は下図の通りです。
「最適」モードでも「パフォーマンス」でも、それほど温度は変わりません。また、どちらも問題ない範囲の温度だと思います。ゲーム時なら、どちらのモードでもいいでしょう。
- 最適
- パフォーマンス
静音性のチェック
動作音(静音性)のチェック結果です。
「最適」モードでも、ゲーム時はややうるさいです。「パフォーマンス」モードの場合はかなり騒音値が上がるので、ヘッドホン必須です。
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。
表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。
ゲーム時において、極端に温度が高くなる部分はありません。WASDキーを操作する左手は、キーボードとパームレストの間あたりがやや暖かく感じてきますが、そこまで気にはなりません。
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。処理を開始して、10分経過後に確認できた最も高い数値を掲載しています。ただ、数値は変動するため参考程度にご確認下さい。
ゲーミングPCなので、消費電力は高めです。
外観のチェック
HP OMEN 16の外観は、割と落ち着いた外観だと思います。ゲーミングPCとしては派手さがありませんが、その代わりどこでも使いやすい製品だと思います。
パームレスト部分には、OMEN 16の「16」の文字が入っています。
従来モデルのOMEN 16は、天板の四角のロゴが、角度によって色が変わりましたが、今回の新モデルでは鏡面になっています。より落ち着いた外観です。
高さは23mmとなっており、ゲーミングノートとしては、比較的薄いのではないかと思います。
インターフェイスはご覧の通りで、主要なポート類は揃っています。従来モデルはMini DisplayPortがありましたが、新モデルではそれが無くなっています。ただし、USB-Cポートが1つ追加されています。
液晶面は180度開きませんが、通常の使用であれば、十分な角度まで開きます。
底面のゴム足は、割と高めで、底面から吸気しやすいようになっています。
次の画像は底面カバーを外したときのものです。4方向から排気するようになり、従来機種よりも冷却性能が向上しています。
メモリはスロットメモリなので交換できます。
80mmのSSDが搭載されています。
また、もう1つM.2スロットがあります。試しにPCIe Gen3 SSDを増設してみましたが、問題なく認識されました。
SSDには熱伝導シートが取り付けられています。
ACアダプターは280Wです。薄型で角が丸くなっているので持ちやすいです。
まとめ
以上が、HP OMEN 16のレビューです。
人気のミドルスペック構成のゲーミングノートPCで、FHD解像度であれば、多くのゲームが高めのフレームレートで快適に動くでしょう。
当サイト向けのクーポンを使えば、18万円台で購入することができ、コストパフォーマンスも高いです。
高リフレッシュレートに対応し、さらにディスプレイの色域も広めなので、FPS/TPSの競技性の高いタイトルにも、映像美を堪能するタイトルにも適しています。また、画像編集や動画編集といった用途にも使えるでしょう。
また、M.2スロットが1つ空いているので、SSDを増設することが可能です。標準で搭載しているSSDの容量だけでは不足する場合、自分で増設するのもいいでしょう。ただし、SSDの増設に関しては自己責任でお願いします。
ゲーム時の騒音値がやや高めですが、そこを許容できれば、おすすめのミドルスペックゲーミングノートです。ヘッドホンをする方であれば、全く動作音は気になりません。
品質良く、コスパも高いゲーミングノートPC
HP OMEN 16
特徴
- ミドルスペック性能
- 品質高めのディスプレイ
- 高いコストパフォーマンス
こんなあなたに
- コスパの高いゲーミングノートが欲しい方
- 動画編集などにも使いたい方
- the比較特別クーポン個人向けPCが7%OFF
- 価格19万円台[税込]~
- クーポン適用価格18万円台[税込]~
公式サイト(販売サイト)はこちら
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
関連ページ