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HP OMEN 17の実機レビュー
【PR】【貸出機材提供:株式会社日本HP】
CPU | Core i7-12800HX Core i9-12900HX |
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GPU | GeForce RTX 3070Ti GeForce RTX 3080Ti |
メモリ | 16GB / 32GB |
ストレージ | 1TB PCIe NVMe SSD |
液晶サイズ | 17.3型 |
液晶種類 | QHD IPS 165Hz 非光沢 |
質量 | 約2.78kg |
バッテリー | 最大 5時間 |
価格[税込] | 29万円台~ |
HP OMEN 17(インテル)は、本格ゲーマーのための高性能ゲーミングノートPCです。
ディスクリートモードにもできて、最大グラフィックスパワーも高いGeForce RTX 3080 Ti または3070 Tiを搭載し、非常に高いフレームレートを出すことができます。
また、品質の高いディスプレイおよびメカニカルキーボードを搭載しており、ゲームを優位に進めることが出来るでしょう。
17.3型の大きな画面に、2560x1440の高い解像度で、映像も迫力があり綺麗です。
今回は以下の構成でレビューをしています。なお、レビュー機はメーカーからの貸出機です。
レビュー機の構成
Core i7-12800HX、GeForce RTX 3070 Ti、16GBメモリ、1TB PCIe SSD
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目次
お忙しい方は、「HP OMEN 17(インテル)の特徴」のみお読みください。
HP OMEN 17(インテル)の特徴
ゲーミングノートの中でも特に高いグラフィック性能!
ディスクリートモード対応
一般的なゲーミングノートPCは、「①CPUに内蔵されたグラフィックス」と、GeForce RTX 3080 Tiなどの「②外部グラフィックス」を負荷内容によって切り替え、最終的な映像は①を介して行うハイブリッドモードを採用していることが多いです。
一方、OMEN 17は、グラフィックスイッチャーにより、①を使用せず、②から直接出力を行う「ディスクリートモード」へ変更することができます。①を経由しないことで、それによる遅延やオーバーヘッドが発生せず、同じ外部グラフィックスを搭載していても、より高い性能が出るようになります(その代わり、低負荷時でも消費電力は高くなります)。
最大グラフィックスパワーも高め
GeForce RTX 30シリーズのグラフィックスは、メーカーによって設定されている最大グラフィックスパワーによって、ゲーミング性能に差が出ます。
OMEN 17に搭載されているGeForce RTX 3070 Tiの最大グラフィックスパワーは、150Wと非常に高い数値でした。GeForce RTX 3080 Tiの最大グラフィックスパワーは不明ですが、こちらを確認すると、175Wに設定されているようです(異なる可能性もあります)。
ディスクリートモードへ変更できる点と、最大グラフィックパワーが高い点から、OMEN 17は、非常に高いフレームレートが出ます。本気でゲームをしたい方に適したノートPCと言えるでしょう。
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット)は最大グラフィックスパワー
大画面のQHD(2560×1440)液晶を搭載
OMEN 17は、ゲーミングノートPCとしては大きな17.3型の液晶を搭載しています。さらに、解像度は、QHD(2560×1440)と高く、165Hzの高リフレッシュレートで、映像重視のゲームから、スピード重視のゲームまで幅広く、快適にプレイすることができます。
GeForce RTX 3080 Tiではなく、GeForce RTX 3070 Tiでも、ほとんどのゲームが、2560x1440で60fps以上出ていました。そこまで重くないゲームなら、2560x1440でも140fps前後のフレームレートが出ていました。
また、色域が100% sRGBと広めなので、綺麗な映像でゲームの世界に没入することができますし、クリエイター向けソフトの使用にも適しています。大画面・高解像度であるため、ペイン(作業領域)の多い動画編集ソフトなども作業しやすいでしょう。
光学式メカニカルキーボードを搭載
OMEN 17は、光学検出機能付きメカニカルスイッチキーボードを搭載している点も特徴です。OMENシリーズで光学式メカニカルキーボードを搭載するのは、OMEN 17が初となります。
実際にタイピングしてみても、キーを押すと、ストンと落ちる感覚があり、カチカチという特有の打鍵音がして、とても打ち心地がいいです。
応答速度も約0.2msと非常に速く、FPS系ゲームや、eスポーツタイトルなど、競技性の高いゲームをより有利にプレイすることができるでしょう。
ただし、日本語キーボードではなく、英語配列のキーボードなのでご注意下さい。
従来モデルよりも冷却性能がアップ
OMEN 17は、従来のOMEN 17よりも冷却性能がアップしています。
従来のOMEN 17では、冷却ファンのブレード数が59枚、背面排気口の占有率が約70%だったのに対して、新モデルのOMEN 17では、ファンのブレード数が83枚、背面排気口の占有率が約79%とアップしています。その結果、従来モデルよりもキーボードの表面温度が約5℃低下し、快適にプレイできるようになっているとのことです。
各用途の快適度
各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。
用途 | 快適度 | コメント |
Web閲覧 Office作業 |
◎ | 性能は非常に高く、ディスプレイサイズも大きく、文句なしのスペックです。 |
---|---|---|
オンライン会議 | ○ | 必要な機能は揃っており、問題ありません。 |
動画鑑賞 | ◎ | 大きな画面で、スピーカー音も比較的よく、動画鑑賞は快適です。 |
RAW現像 画像編集 |
○ | sRGB 100%クラスのディスプレイを搭載しており、性能も高く、画像編集もできます。ただし、Adobe RGBクラスの色域は無いため、印刷用途にはあまり適していません。 |
動画編集 | ◎ | 高い処理性能で、ディスプレイの品質も良く、動画編集も快適です。 |
ゲーム | ◎ | 前述の通り、高いスペックで、メカニカルキーボードも搭載し、ゲームは快適です。 |
ゲームベンチマーク&フレームレート
ゲームに付属のベンチマーク機能のスコア、または実際にゲームをプレイし、Afterburnerで計測したフレームレートを掲載します。
今回は、GeForce RTX 3070 Tiを搭載していますが、FHD環境はもちろんQHD(2560x1440)環境でも、60 fpsを軽く超える高いフレームレートが出ていました。 また、最大グラフィックスパワーの高いGPUを搭載し、CPUも性能が高いことから、他のノートPCで計測したGeForce RTX 3080 Tiを搭載したPCよりも、高いフレームレートが出ているケースもありました。
GeForce RTX 3080 Tiを搭載したOMEN 17であれば、レイトレーシング環境でも十分遊べるフレームレートが出るのではないかと思います。
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)
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解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 低 | 124 fps |
高 | 105 fps | |
ウルトラ | 77 fps (81 fps) | |
レイトレ:ウルトラ | 60 fps (64 fps) | |
2560x1440 | 低 | 108 fps |
高 | 91 fps | |
ウルトラ | 52 fps |
重い部類のゲーム
Forza Horizon 5(DX12)
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---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 低 | 237 fps |
最高 | 114 fps | |
エクストリーム | 99 fps (100 fps) | |
256x1440 | 低 | 202 fps |
最高 | 96 fps | |
エクストリーム | 84 fps |
重い部類のゲーム
ウォッチドッグス レギオン(DX12)
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---|---|---|---|---|
解像度 | 品質 | DLSS | レイトレ | 平均fps |
1920x1080 | 低 | ― | ― | 109 fps |
高 | ― | ― | 98 fps | |
最大 | ― | ― | 79 fps (83 fps) | |
高性能 | ― | 90 fps | ||
高性能 | 最大 | 60 fps (62 fps) | ||
2560x1440 | 低 | ― | ― | 101 fps |
高 | ― | ― | 86 fps | |
最大 | ― | ― | 61 fps | |
高性能 | ― | 81 fps |
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
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---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 軽量品質 | 184 fps |
標準品質 | 156 fps | |
高品質 | 117 fps (117 fps) | |
2560x1440 | 軽量品質 | 148 fps |
標準品質 | 110 fps | |
高品質 | 87 fps |
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
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解像度 | 品質 | DLSS | 平均fps |
1920x1080 | 最低 | ― | 146 fps |
中 | ― | 131 fps | |
最高 | ― | 126 fps (144 fps) | |
クオリティ | 131 fps (156 fps) | ||
2560x1440 | 最低 | ― | 132 fps |
中 | ― | 116 fps | |
最高 | ― | 100 fps | |
クオリティ | 123 fps |
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 暁月のフィナーレ(DX11)
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解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 標準(ノート) | 193 fps |
高(ノート) | 180 fps | |
最高品質 | 158 fps (158 fps) | |
2560x1440 | 標準(ノート) | 178 fps |
高(ノート) | 147 fps | |
最高品質 | 121 fps |
中程度の重さのゲーム
フォートナイト(DX11)
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---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 低設定 | 276 fps |
高設定 | 177 fps | |
最高設定 | 141 fps (149 fps) | |
2560x1440 | 低設定 | 231 fps |
高設定 | 136 fps | |
最高設定 | 97 fps |
また、フォートナイトでよく使われる以下の設定でも計測しました。
解像度 | レンダリングモード 3D解像度 メッシュ |
平均fps |
1920x1080 | パフォーマンス
(ベータ) 100% 高 |
223 fps |
2560x1440 | パフォーマンス
(ベータ) 100% 高 |
164 fps |
軽い部類のゲーム
Apex Legends(DX11)
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---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 低設定 | 295 fps |
高設定 | 190 fps (196 fps) | |
2560x1440 | 低設定 | 219 fps |
高設定 | 137 fps |
軽い部類のゲーム
VALORANT
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解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 低設定 | 378 fps |
高設定 | 305 fps (419 fps) | |
2560x1440 | 低設定 | 264 fps |
高設定 | 215 fps |
その他のゲーム
上に掲載していない他のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。
ディスプレイのチェック
HP OMEN 17(インテル)のディスプレイのチェックです。
17.3型の大画面に、QHD(2560x1440)の解像度、165Hzのリフレッシュレートのディスプレイです。最大輝度は、当サイトの計測では360cd/m2とやや高めです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。
- 色域
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき - フリッカー
遅延
キーボードの1つのキーを押してから、その文字が画面に表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約28msでした。一般的なノートPCは80ms前後が多かったので、本製品の表示遅延はかなり少ないです。なおこれは、液晶だけでなくPC全体の遅延となります。
残像
「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOをカメラで撮影したところ、本製品は165Hz(1秒間に165フレームを更新)で1~2フレーム前くらいまで残像がありました。普通のノートPCは、60Hz(1秒間に60フレームを更新)で2フレームくらい前までの残像だったので、本製品の残像は少ないです。
キーボードおよびタッチパッドのチェック
HP OMEN 17(インテル)のキーボードは、上で説明した通り、光学検出機能付きメカニカルスイッチキーボードを搭載しています。一般的なノートPCのキーボードとの押しやすさの差は歴然としており、ノートPCとしては非常にタイピングしやすいです。
さらに、全キーRGBライティング、キーロールオーバー、アンチゴーストに対応しています。テンキーはありませんが、矢印キーや、ホットキーが押しやすく配置されています。左側にはマクロキーもあります。
なお、メーカーサイトを見ると、キーボードは、キーピッチ:約18.7x18.7mm、キーストローク:約1.3mmです。
タッチパッドは普通の動かしやすさです。ただし、ゲーマーの場合、マウスやコントローラーなどを使うと思うので、それほど影響はないと思いますが、タッチパッド用のクリックボタンが、1回クリックすると、カチカチっと2回音が鳴りあまり使いやすくありません。
キーボードバックライトも搭載しており、色や光らせ方を柔軟に変更することが可能です。
パフォーマンスのチェック
HP OMEN 17(インテル)では、OMEN Gaming Hubのソフトのパフォーマンスコントロール画面で、電源モードや温度コントロールを変更することが出来ます。温度コントロールでは、温度毎のファンの回転数を手動で設定することもできます。
ここでは、電源モードは「最適」と「パフォーマンス」の両方で、CINEBENCH R23および3D Markのベンチマークを計測します。なお、温度コントロールはデフォルトの「自動」にします。
CPU
HP OMEN 17は、Core i9-12900HXおよびCore i7-12800HXを選択することが可能です。
どちらのプロセッサーも、マルチコアおよびシングルコアの両方の性能が高く、ゲームだけでなく、多くの作業が快適にできるプロセッサーです。
~ CPU性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
メモリ
DDR5-4800のデュアルチャネルメモリを搭載しており、速度は比較的速いです。
~メモリ性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア
グラフィックス
グラフィックスには、GeForce RTX 3080 TiまたはGeForce RTX 3070 Tiを搭載しています。今回は、GeForce RTX 3070 Tiを搭載していますが、最大グラフィックスパワーは150Wでした。GeForce RTX 3080 Tiの最大グラフィックスパワーは不明ですが、前述した通り、おそらく175Wです。
GeForce RTX 3080 Tiでも、多くのゲームがQHD(2560x1440)環境でも高いフレームレートが出ます。バトロワゲームならGeForce RTX 3070 Tiで十分です。レイトレーシングを有効にしてゲームをするなら、VRAMの多いGeForce RTX 3080 Tiがおすすめです。
~ グラフィックス性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー
GPU-Zで確認したGeForce RTX 3070 Tiの情報は次の通りです。
ストレージ
ストレージには、PCIe Gen4 SSD対応のSSDを搭載しており、非常に高速です。
~ ストレージ性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
SDカードスロット
フルサイズのSDカードスロットを搭載しています。アクセス速度は普通です。
クリエイターソフトの処理時間
以下、クリエイター向けソフトで計測した各種処理時間です。
今回、スペックの割にはそこまで速くありませんでしたが、実用上は十分です。色や明るさなどを変える処理を行ってもストレスなく作業することができます。
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
動画の書き出しは、非常に速い書き出し時間です。書き出しだけでなく、編集作業も快適です。動画編集ソフトは、ペイン(表示領域)がたくさんあって、1つ1つのペインが小さくなりがちですが、本製品は解像度が2560x1440と高いので、1つ1つのペインを大きく表示でき、作業がしやすいです。
※ グラフィックスは全てノートPC用
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
DaVinci Resolove Studio 18による書き出し時間はこちらです。こちらも速いです。
※全てのPCをDaVinci Resolove Studio 17.4のバージョンで計測しなおしました。そのため、YouTubeの動画やTwitterで掲載した数値とはやや異なるケースがあります
CPUのみで実行するx265エンコードも高速です。
ハードウェアエンコードの速さも、まずまずです。
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
USB Type-C / HDMIの動作テスト
USB Type-Cの動作チェック
Thunderbolt4 with USB4 Type-C 40Gbpsポートを搭載しており、Power DeliveryおよびDisplayPortに対応しています。ただ、消費電力の高いPCなので、基本的にはPower Deliveryではなく、純正のACアダプターを使ったほうがいいと思います。
HDMIの動作チェック
4KテレビへHDMIで接続したときのディスプレイ情報は下の通りです。4K、60Hz、8ビット、RGBで出力できていました。
質量のチェック
HP OMEN 17の質量のチェックです。
PC本体およびACアダプターは重いので、持ち運ぶ用途には向いていません。基本的に、据え置きで使用するノートPCです。
質量 | |
PC本体 | 2.912kg |
ACアダプター+電源ケーブル | 1.262kg |
バッテリー駆動時間のチェック
HP OMEN 17(インテル)のバッテリー駆動時間をチェックします。
バッテリー容量は、約81Whとなっていました。
メーカーの仕様表ではバッテリー駆動時間は、最大5時間となっています。高いスペックで、ディスプレイサイズも大きいことから消費電力が高く、バッテリー駆動時間はあまり長くありません。
Webカメラ・スピーカーのチェック
Webカメラ
Webカメラに物理シャッターはありません。また、IRカメラも搭載していません。Webカメラ約92万画素のHDカメラで、ノートパソコンに搭載されるWebカメラとしては、普通の画質だと思います。
スピーカー
スピーカーは、底面と側面の間の斜めの部分の左右に配置されています。音質はやや良く、10点満点で6点といったところです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。
パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。
Prime95実行時のCPU温度
Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度の推移を確認します。
「最適」モードの場合、CPU電力は約55Wと普通ですが、CPU温度は70℃台と問題ない温度で推移しています。
「パフォーマンス」モードの場合、CPU電力は約100W以上まで上がり、パフォーマンスがアップしますが、CPU温度は約100℃まで上がります。「パフォーマンス」モードにするは、どうしても速く処理を終わらせたいときだけにしておいたほうがいいでしょう。
- 最適
- パフォーマンス
ゲーム時のCPU、GPU温度の詳細
ファイナルファンタジー15のゲームベンチマークを実行したときのCPU/GPU温度を計測した結果は下図の通りです。
「最適」モードの場合、問題ない温度です。
「パフォーマンス」モードの場合、90℃前後になっておりCPU温度がやや高めです。GPU温度は問題ありません。
- 最適
- パフォーマンス
静音性のチェック
動作音(静音性)のチェック結果です。
「最適」モードであれば、ゲームをしてもそこまで騒音は気になりません。「パフォーマンス」モードの場合は騒音値がかなり上がり、うるさくなります。
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。
表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。
ゲーム時において、極端に温度が高くなる部分はありませんが、パームレスト部分まで温度がやや上がってきます。ゲームをしているとやや熱く感じます。
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。処理を開始して、10分経過後に確認できた最も高い数値を掲載しています。ただ、数値は変動するため参考程度にご確認下さい。
高い性能のPCなので、消費電力は高いです。
外観のチェック
HP OMEN 17(インテル)の外観は、ゲーミングノートPCとしては派手さは少ないですが、シンプルでどんな部屋にも合いそうな製品だと思います。
天板は、角度によってやや色が変わるようになっていて、存在感を出しています。
高さは29.5mmとそれなりにありますが、ゲーミングノートはある程度、ボディが高いほうが放熱性が良くなり、安心してゲームができます。
インターフェイスはご覧の通りです。右側面に排気口がありますが、マウスを操作する手には熱風が当たらない位置にあると思います。USBポートは奥側にあるので、有線マウスが接続しやすいです。
映像出力できるポートとしては、HDMI 2.1、Mini Display、Thunderbolt4があります。
液晶は180度開くことはできませんが、テーブルの上に置いて作業をする分には、このくらい開けば問題ないでしょう。
底面のゴム足は、割と高めになっています。
ACアダプターは、330Wと大容量です。かなり大きいので、このACアダプターをどこに設置するかも考えておいたほうがいいです。割と熱くなるので、できれば風通しの良い場所に置きましょう。
まとめ
以上が、HP OMEN 17(インテル)のレビューです。
グラフィックスをディスクリートモードにすることができ、また最大グラフィックスパワーも高いことで、非常に高いフレームレートが出るゲーミングノートPCです。
QHD(2560x1440)の高解像度ディスプレイを搭載しており、映像の綺麗さを重視するゲームにも適しています。
また、メカニカルキーボードに、遅延や残像の少ないディスプレイを搭載し、FPS系ゲームや、eスポーツタイトルなど、競技性の高いゲームをより有利にプレイすることができるでしょう。
本格的にPCゲームをやりたい方で、予算もある方におすすめのゲーミングノートPCです。
なお、キーボードは英語配列のみとなっているため、ここはご注意下さい。
価格がやや高いですが、下に掲載している当サイト向けクーポンを使用することで、7%OFFで購入できます。是非ご活用下さい。
本格派ユーザー向けゲーミングノート
HP OMEN 17(インテル)
特徴
- 高いグラフィック性能
- QHDの高解像度ディスプレイ
- 光学検出機能付きメカニカルキーボード搭載
こんなあなたに
- 本気で勝ちたいゲーマー
- 予算が潤沢にある方
- the比較特別クーポン個人向けPCが7%OFF
- 価格29万円台[税込]~
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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