HP OMEN 17(インテル,17-ck)の実機レビュー

更新日:
CPU Core i7-11800H
Core i9-11900H
GPU GeForce RTX 3070
GeForce RTX 3080
メモリ 16GB / 32GB
ストレージ 1TB PCIe NVMe SSD
液晶サイズ 17.3型
液晶種類 QHD IPS 165Hz 非光沢
質量 約2.78kg~
バッテリー 最大 5時間
価格[税別] 22万円台~
本格ユーザー向けゲーミングノート

HP OMEN 17(インテル)は、本格ゲーマーのための高性能ゲーミングノートPCです。

ディスクリートモードにもできて、最大グラフィックスパワーも高いGeForce RTX 3080または3070を搭載し、非常に高いフレームレートを出すことができます。

また、品質の高いディスプレイおよびメカニカルキーボードを搭載しており、ゲームを優位に進めることが出来るでしょう。

17.3型の大きな画面に、2560x1440の高い解像度で、映像も迫力があり綺麗です。

公式サイトはこちら

 

今回は以下の構成でレビューをしています。なお、レビュー機はメーカーからの貸出機です。

レビュー機の構成

Core i7-11800H、GeForce RTX 3070、16GBメモリ、1TB PCIe SSD

 

 

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目次

お忙しい方は、「HP OMEN 17(インテル)の特徴」のみお読みください。

 

HP OMEN 17(インテル)の特徴

ゲーミングノートの中でも特に高いグラフィック性能!

ディスクリートモード対応

一般的なゲーミングノートPCは、「①CPUに内蔵されたグラフィックス」と、GeForce RTX 3080などの「②外部グラフィックス」を負荷内容によって切り替え、最終的な映像は①を介して行うハイブリッドモードを採用していることが多いです。

一方、OMEN 17は、グラフィックスイッチャーにより、①を使用せず、②から直接出力を行う「ディスクリートモード」へ変更することができます。①を経由しないことで、それによる遅延やオーバーヘッドが発生せず、同じ外部グラフィックスを搭載していても、より高い性能が出るようになります(その代わり、低負荷時でも消費電力は高くなります)。

ディスクリートモードへ変更可能

 

最大グラフィックスパワーも高め

GeForce RTX 30シリーズのグラフィックスは、メーカーによって設定されている最大グラフィックスパワーによって、ゲーミング性能に差が出ます。

OMEN 17に搭載されているGeForce RTX 3080は、この最大グラフィックスパワーが165Wと非常に高い設定になっているようです。この数値は、今まで確認したゲーミングノートPCの中で最大です。

今回は、GeForce RTX 3070でレビューを行っていますが、こちらも最大グラフィックスパワーが140Wと非常に高い数値でした。

最大グラフィックパワーも高い(上図はGeForce RTX 3070)

 

ディスクリートモードへ変更できる点と、最大グラフィックパワーが高い点から、OMEN 17は、非常に高いフレームレートが出ます。本気でゲームをしたい方に適したノートPCと言えるでしょう。

3DMark Time Spy(DX12) - Graphics score
ハイエンド RTX 3080 16GB (165W)
※ディスクリートモード
12077
RTX 3080 16GB (130W) 11361
RTX 3080 8GB (135W) 11229
ハイクラス RTX 3070 (140W)
※ディスクリートモード
10773
RTX 3070 (130W) 10327
RTX 3080 8GB (105W) 10258
RTX 3070 (95W) 9220
ミドルレンジ RTX 3060 (130W) 8302
RTX 3060 (95W) 7519
RTX 3060 (75W) 6984
エントリー RTX 3050 Ti (60W) 5292
RTX 3050 (60W) 4476
RTX 3050 (40W) 3980
GTX 1650Ti 3700
GTX 1650 3494
 :OMEN 17で搭載しているグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
括弧()内は最大グラフィックスパワー

 

大画面のQHD(2560×1440)液晶を搭載

OMEN 17は、ゲーミングノートPCとしては大きな17.3型の液晶を搭載しています。さらに、解像度は、QHD(2560×1440)と高く、165Hzの高リフレッシュレートで、映像重視のゲームから、スピード重視のゲームまで幅広く、快適にプレイすることができます。

GeForce RTX 3080ではなく、GeForce RTX 3070でも、ほとんどのゲームが、2560x1440で60fps以上出ていました。そこまで重くないゲームなら、2560x1440でも165 fps近いフレームレートが出ています。

また、色域が100% sRGBと広めなので、綺麗な映像でゲームの世界に没入することができますし、クリエイター向けソフトの使用にも適しています。大画面・高解像度であるため、ペイン(作業領域)の多い動画編集ソフトなども作業しやすいでしょう。

大画面のQHD(2560×1440)液晶

 

光学式メカニカルキーボードを搭載

OMEN 17は、光学検出機能付きメカニカルスイッチキーボードを搭載している点も特徴です。OMENシリーズで光学式メカニカルキーボードを搭載するのは、OMEN 17が初となります。

実際にタイピングしてみても、キーを押すと、ストンと落ちる感覚があり、カチカチという特有の打鍵音がして、とても打ち心地がいいです。

応答速度も約0.2msと非常に速く、FPS系ゲームや、eスポーツタイトルなど、競技性の高いゲームをより有利にプレイすることができるでしょう。

ただし、日本語キーボードではなく、英語配列のキーボードなのでご注意下さい。

 

従来モデルよりも冷却性能がアップ

OMEN 17は、従来のOMEN 17よりも冷却性能がアップしています。

従来のOMEN 17では、冷却ファンのブレード数が59枚、背面排気口の占有率が約70%だったのに対して、新モデルのOMEN 17では、ファンのブレード数が83枚、背面排気口の占有率が約79%とアップしています。その結果、従来モデルよりもキーボードの表面温度が約5℃低下し、快適にプレイできるようになっているとのことです。

冷却性能がアップ

 

各用途の快適度

各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
性能は非常に高く、ディスプレイサイズも大きく、文句なしのスペックです。
オンライン会議 必要な機能は揃っており、問題ありません。
動画鑑賞 大きな画面で、スピーカー音も比較的よく、動画鑑賞は快適です。
RAW現像
画像編集
sRGB 100%クラスのディスプレイを搭載しており、性能も高く、画像編集もできます。ただし、Adobe RGBクラスの色域は無いため、印刷用途にはあまり適していません。
動画編集 高い処理性能で、ディスプレイの品質も良く、動画編集も快適です。
ゲーム 前述の通り、高いスペックで、メカニカルキーボードも搭載し、ゲームは快適です。

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

ゲームに付属のベンチマーク機能のスコア、または実際にゲームをプレイし、Afterburnerで計測したフレームレートを掲載します。

今回は、GeForce RTX 3070を搭載していますが、FHD環境はもちろんQHD(2560x1440)環境でも、60 fpsを超える高いフレームレートが出ていました。 また、最大グラフィックスパワーの高いGPUを搭載し、CPUも性能が高いことから、GeForce RTX 3080を搭載したPCよりも、高いフレームレートが出ているケースもありました。

GeForce RTX 3080を搭載したOMEN 17であれば、QHD/レイトレーシング環境でも十分遊べるフレームレートが出るのではないかと思います。

以下のゲームのフレームレートについて
グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています。
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー
重い部類のゲーム
Forza Horizon 5(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 201 fps
144 fps
エクストリーム 88 fps
256x1440 121 fps
エクストリーム 74 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、エクストリーム)
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 88 fps
RTX 3070 145W 74 fps
RTX 3060 130W 57 fps
重い部類のゲーム
ウォッチドッグス レギオン(DX12)
解像度 品質 DLSS 平均fps
1920x1080 オフ 115 fps
オフ 102 fps
最大 オフ 74 fps
高性能 91 fps
2560x1440 高性能 106 fps
最大 高性能 80 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最大、DLSS:オフ)
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 81 fps
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 78 fps
RTX 3080 16GB 165W 74 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 74 fps
RTX 3080 16GB 140W 73 fps
RTX 3080 8GB 105W 73 fps
RTX 3070 145W 68 fps
RTX 3070 95W 65 fps
RTX 3060 130W 60 fps
RTX 3060 95W 58 fps
RTX 3060 90W 44 fps
RTX 3050 95W 29 fps
RTX 3050Ti 60W 28 fps
RTX 3050 60W 22 fps
重い部類のゲーム
ボーダーランズ3(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 139 fps
107 fps
ウルトラ 92 fps
2560x1440 82 fps
ウルトラ 71 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 101 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 99 fps
RTX 3080 16GB 165W 96 fps
RTX 3080 16GB 140W 92 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 92 fps
RTX 3080 8GB 105W 84 fps
RTX 3070 95W 78 fps
RTX 3060 130W 73 fps
RTX 3060 90W 64 fps
RTX 3060 75W 62 fps
RTX 3050Ti 60W 49 fps
RTX 3050 60W 42 fps
RTX 3050 95W 41 fps
RTX 3050Ti 40W 35 fps
GTX 1650   31 fps
GTX 1650Ti   29 fps
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 標準品質 140 fps
高品質 101 fps
2560x1440 標準品質 102 fps
高品質 76 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、高品質)
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 116 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 113 fps
RTX 3080 16GB 140W 108 fps
RTX 3080 16GB 165W 107 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 101 fps
RTX 3080 8GB 105W 95 fps
RTX 3070 95W 87 fps
RTX 3060 130W 84 fps
RTX 3060 90W 75 fps
RTX 3060 75W 73 fps
RTX 3050Ti 60W 54 fps
RTX 3050 95W 50 fps
RTX 3050Ti 40W 47 fps
RTX 3050 60W 46 fps
GTX 1650Ti   43 fps
GTX 1650   36 fps
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
解像度 品質 DLSS 平均fps
1920x1080 最低 オフ 175 fps
オフ 145 fps
最高 オフ 129 fps
クオリティ 149 fps
2560x1440 クオリティ 129 fps
最高 クオリティ 119 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高)
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 133 fps
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 130 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 129 fps
RTX 3080 16GB 165W 121 fps
RTX 3080 8GB 105W 115 fps
RTX 3070 145W 113 fps
RTX 3070 95W 108 fps
RTX 3060 130W 105 fps
RTX 3060 75W 92 fps
RTX 3080 16GB 140W 91 fps
RTX 3060 90W 90 fps
RTX 3050Ti 60W 68 fps
RTX 3050 95W 63 fps
RTX 3050 60W 56 fps
RTX 3050Ti 40W 54 fps
GTX 1650Ti   50 fps
GTX 1650   42 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 暁月のフィナーレ(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 高(ノート) 165 fps
最高品質 148 fps
2560x1440 高(ノート) 135 fps
最高品質 108 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高品質)
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 153 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 148 fps
RTX 3080 8GB 135W 146 fps
RTX 3080 16GB 165W 134 fps
RTX 3060 130W 125 fps
RTX 3060 90W 114 fps
RTX 3050Ti 60W 94 fps
RTX 3050Ti 95W 92 fps
RTX 3050 95W 89 fps
RTX 3050 60W 84 fps
GTX 1650Ti   68 fps
GTX 1650   65 fps

 

その他のゲーム

上に掲載していない他のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

ディスプレイのチェック

HP OMEN 17(インテル)のディスプレイのチェックです。

17.3型の大画面に、QHD(2560x1440)の解像度、165Hzのリフレッシュレートのディスプレイです。また、RTX 3080モデルのみ、G-SYNCに対応しています。最大輝度は、当サイトの計測では360cd/m2とやや高めです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

色域は比較的広いです。当サイトでの計測で、sRGBカバー率は97.3%、sRGB比は99.7%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を見てみると、どの色も揃っており、自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶であるため、画面への映り込みは抑えられています。ギラつきもそれほど感じません。

画面への映り込み

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)は検出されませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

遅延

キーボードの1つのキーを押してから、その文字が画面に表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約28msでした。一般的なノートPCは80ms前後が多かったので、本製品の表示遅延はかなり少ないです。なおこれは、液晶だけでなくPC全体の遅延となります。

 

残像

「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOをカメラで撮影したところ、本製品は165Hz(1秒間に165フレームを更新)で1~2フレーム前くらいまで残像がありました。普通のノートPCは、60Hz(1秒間に60フレームを更新)で2フレームくらい前までの残像だったので、本製品の残像は少ないです。

「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

HP OMEN 17(インテル)のキーボードは、上で説明した通り、光学検出機能付きメカニカルスイッチキーボードを搭載しています。一般的なノートPCのキーボードとの押しやすさの差は歴然としており、ノートPCとしては非常にタイピングしやすいです。

さらに、全キーRGBライティング、キーロールオーバー、アンチゴーストに対応しています。テンキーはありませんが、矢印キーや、ホットキーが押しやすく配置されています。左側にはマクロキーもあります。

なお、メーカーサイトを見ると、キーボードは、キーピッチ:約18.7x18.7mm、キーストローク:約1.3mmです。

タッチパッドはクリックボタンが、やや固めですが、ほとんどの方はマウスを使うと思うので、そんなに影響はないでしょう。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

キーボードバックライトも搭載しており、色や光らせ方を柔軟に変更することが可能です。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

HP OMEN 17(インテル)では、OMEN Gaming Hubのソフトのパフォーマンスコントロール画面で、電源モードや温度コントロールを変更することが出来ます。温度コントロールでは、温度毎のファンの回転数を手動で設定することもできます。

ここでは、電源モードは「最適」と「パフォーマンス」の両方で、CINEBENCH R23および3D Markのベンチマークを計測します。なお、温度コントロールはデフォルトの「自動」にします。

パフォーマンスコントロール

 

CPU

HP OMEN 17は、Core i9-11900HおよびCore i7-11800Hを選択することが可能です。

マルチコアおよびシングルコアの両方の性能が高く、ゲームだけでなく、動画編集などにも最適なプロセッサーです。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core i7-11800H
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 5900HX 13382
Core i9-11900H 13266
Ryzen 7 5800H 12604
Core i7-11800H 10593
10298
10215
Core i9-11980HK 10083
Ryzen 5 5600H 9255
Core i5-11400H 8514
Ryzen 7 5700U 8445
Ryzen 7 5800U 8086
Core i7-1185G7 6229
Ryzen 5 5500U 6250
Ryzen 3 5300U 5492
Core i7-1165G7 4720
Core i5-1135G7 4424
Core i3-1115G4 3149
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-11900H 1570
Core i7-1185G7 1517
Core i7-11800H 1507
1491
1467
Ryzen 9 5900HX 1463
Core i9-11980HK 1450
Core i7-1165G7 1447
Core i5-11400H 1442
Ryzen 7 5800H 1435
Ryzen 7 5800U 1382
Ryzen 5 5600H 1369
1354
Core i5-1135G7 1294
Ryzen 7 5700U 1264
Core i3-1115G4 1217
Ryzen 5 5500U 1185
Ryzen 3 5300U 1123
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

メモリ

DDR4-3200のデュアルチャネルメモリを搭載しており、速度は普通です。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~
16GB(8GBx2)メモリ
他のメモリとの比較(帯域)
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
最大 約68.2GB/s (34.1GB/s x2)
DDR4-3200
デュアルチャネル
最大 約51.2GB/s (25.6GB/s x2)
34.56GB/s
DDR4-2666
デュアルチャネル
最大 約42.6GB/s (21.3GB/s x2)
DDR4-3200
シングルチャネル
最大 約25.6GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア

 

グラフィックス

グラフィックスには、GeForce RTX 3080(165W)またはGeForce RTX 3070(140W)が搭載されています。

今回は、GeForce RTX 3070を搭載していますが、ディスクリートモードに対応しており、非常に高いベンチマークスコアです。上述したように、多くのゲームがQHD(2560x1440)環境でも高いフレームレートが出ます。

レイトレーシングを有効にしてゲームをするなら、VRAMの多いGeForce RTX 3080がおすすめです。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス性能の評価 ~
GeForce RTX 3070
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
デスクトップ用
RTX 3080
  17064
デスクトップ用
RTX 3070
  13393
RTX 3080 16GB
※ディスクリート
165W 12077
RTX 3080 16GB 140W 11552
RTX 3080 16GB 130W 11361
RTX 3070
※ディスクリート
140W 10773
10368
RTX 3070 130W 10327
RTX 3080 8GB 105W 10258
RTX 3070 95W 9220
RTX 3060 130W 8302
RTX 3060 95W 7519
RTX 3060 75W 7047
RTX 3050Ti 60W 5243
RTX 3050Ti 40W 4560
RTX 3050 65W 4560
RTX 3050 60W 4476
GTX 1650Ti   3700
GTX 1650   3353
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー

 

GPU-Zで確認したGeForce RTX 3070の情報は次の通りです。

GeForce RTX 3070

 

ストレージ

ストレージには、PCIe Gen4 SSD対応のSSDを搭載しており、非常に高速です。動画の書き出しを行ってみても、書き込みが速いので、書き出し速度も速いです。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
1TB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
6936
PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

フルサイズのSDカードスロットを搭載しています。アクセス速度は普通です。

CrystalDiskMark(AMDモデル)
~ SDカードスロット性能 ~
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、実際のソフトウェアで計測した各種処理時間です。

Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

非常に速い書き出し時間です。書き出しだけでなく、普段の編集作業も快適です。動画編集ソフトは、ペイン(表示領域)がたくさんあって、1つ1つのペインが小さくなりがちですが、本製品は解像度が2560x1440と高いので、1つ1つのペインを大きく表示でき、作業がしやすいです。

4K動画の書き出し
Apple M1 Max
10CPU/32GPU
3分26秒 (MacBook Pro 16)
Core i9-11900H
RTX 3080(140W)
3分36秒
Core i9-11980HK
RTX 3080 (165W)
3分45秒
Core i7-1180H
RTX 3070 (140W)
3分53秒
Core i7-10870H
RTX 3070 (130W)
4分36秒
Ryzen 9 5900HX
RTX 3080 (130W)
4分55秒
Core i7-11800H
RTX 3050Ti (60W)
5分08秒
Core i5-10300H
GTX 1650Ti
5分18秒
Apple M1 Pro
10CPU/16GPU
5分51秒 (MacBook Pro 14)
Core i5-11400H
RTX 3050 (65W)
5分59秒
Core i7-10750H
GTX 1650
6分34秒
Core i5-10300H
GTX 1650
8分21秒
Apple M1 9分14秒 (MacBook Pro 13)
Core i7-1165G7 14分12秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
SPECviewperf 2020

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

USB Type-Cポートを利用して、純正以外の充電器やドックが使えるかを試しました。

USB Type-Cポートは、Thunderbolt、DisplayPortには対応していますが、Power Deliveryには非対応です。

USB Type-C充電器/ドックの動作テスト
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック ×
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック ×
PD充電器
※1
61W RAVPower GaN充電器 ×
45W Lenovoウルトラポータブル ×
30W RAVPower GaN充電器 ×
18W cheero充電器 ×
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740 ×
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター

 

HDMIの動作チェック

4KテレビへHDMIで接続したときのディスプレイ情報は下の通りです。4K、60Hz、8ビット、RGBで出力できていました。

4Kテレビ(ビエラ TH-55CX800)へ接続したときの詳細
4Kテレビ(ビエラ TH-55CX800)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

HP OMEN 17の質量のチェックです。

PC本体およびACアダプターは重いので、持ち運ぶ用途には向いていません。基本的に、据え置きで使用するノートPCです。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 2.902kg
ACアダプター+電源ケーブル 1.249kg

 

バッテリー駆動時間のチェック

HP OMEN 17(インテル)のバッテリー駆動時間をチェックします。

バッテリー容量は、約81Whとなっていました。

バッテリー容量

 

メーカーの仕様表ではバッテリー駆動時間は、最大5時間となっています。高いスペックで、ディスプレイサイズも大きいことから消費電力が高く、バッテリー駆動時間はあまり長くありません。なお、今回は貸出期間が短い影響で、バッテリー駆動時間はテストしていません。

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

Webカメラに物理シャッターはありません。また、IRカメラも搭載していません。

Webカメラ

 

Webカメラ約92万画素のHDカメラで、ノートパソコンに搭載されるWebカメラとしては、普通の画質だと思います。

本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影

 

1万円以上する外付けのLogicool StreamCam C980のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※撮影方法は上と同じ

 

スピーカー

スピーカーは、底面と側面の間の斜めの部分の左右に配置されています。音質はやや良く、10点満点で6点といったところです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

スピーカー

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度の推移を確認します。

「最適」と「バランス」のどちらのモードでも、CPU電力は約55W、CPU温度は約75℃で推移しています。十分なCPU電力が出ていて、CPU温度も問題ない範囲に収まっています。

  • 最適
  • パフォーマンス
CPU電力&CPU温度
CPU電力&CPU温度

 

ゲーム時のCPU、GPU温度の詳細

ファイナルファンタジー15のゲームベンチマークを実行したときのCPU/GPU温度を計測した結果は下図の通りです。

どちらのモードも、CPU温度は80℃台、GPU温度は70台で収まっているので、問題ないかと思います。

  • 最適
  • パフォーマンス
CPU温度&GPU温度
CPU温度&GPU温度

 

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

ゲームをすると、やや高めの騒音値になります。特にパフォーマンスモードにすると、騒音値が上がります。なお、アイドル時においては、ディスクリートモードよりハイブリッドモードのほうが騒音値は下がります。

騒音値
ディスクリートモード
ハイブリッドモード
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時
左から2~3番目:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。

高い性能のPC ですが、ボディが大きいこともあり、キーがある部分の表面温度は低めです。右パームレストの温度はやや上がり、手の載せていると少し熱く感じますが、ゲーム中はマウスを操作していることが多いと思うので問題ないでしょう。左パームレストは温度がほとんど上昇しないので、WASDキーを操作していても不快感はありません。

PC本体の表面温度
ディスクリートモード
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。処理を開始して、10分経過後に確認できた最も高い数値を掲載しています。ただ、数値は変動するため参考程度にご確認下さい。

高い性能のPCなので、消費電力はやや高めです。なお、ハイブリッドモードにすると外部GPUが使われなくなるため、アイドル時の消費電力は低めになります。

消費電力
ディスクリートモード
ハイブリッドモード
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

HP OMEN 17(インテル)の外観は、ゲーミングノートPCとしては派手さは少ないですが、シンプルでどんな部屋にも合いそうな製品だと思います。

 

天板は、角度によってやや色が変わるようになっていて、存在感を出しています。

 

高さは29.5mmとそれなりにありますが、ゲーミングノートはある程度、ボディが高いほうが放熱性が良くなり、安心してゲームができます。

 

インターフェイスはご覧の通りです。右側面に排気口がありますが、マウスを操作する手には熱風が当たらない位置にあると思います。USBポートは奥側にあるので、有線マウスが接続しやすいです。

映像出力できるポートとしては、HDMI 2.1、Mini Display、Thunderbolt4があります。

 

液晶は180度開くことはできませんが、テーブルの上に置いて作業をする分には、このくらい開けば問題ないでしょう。

 

底面のゴム足は、割と高めになっています。なお、底面のネジがゴム足の下側にもあると思われ、貸出機ということもあり、底面カバーは外していません。

 

ACアダプターは、330Wと大容量です。かなり大きいので、このACアダプターをどこに設置するかも考えておいたほうがいいです。割と熱くなるので、できれば風通しの良い場所に置きましょう。

 

まとめ

以上が、HP OMEN 17(インテル)のレビューです。

グラフィックスをディスクリートモードにすることができ、また最大グラフィックスパワーも高いことで、非常に高いフレームレートが出るゲーミングノートPCです。

QHD(2560x1440)の高解像度ディスプレイを搭載しており、映像の綺麗さを重視するゲームにも適しています。

また、メカニカルキーボードに、遅延や残像の少ないディスプレイを搭載し、FPS系ゲームや、eスポーツタイトルなど、競技性の高いゲームをより有利にプレイすることができるでしょう。

本格的にPCゲームをやりたい方で、予算もある方におすすめのゲーミングノートPCです。

なお、キーボードは英語配列のみとなっているため、ここはご注意下さい。

価格がやや高いですが、下に掲載している当サイト向けクーポンを使用することで、7%OFFで購入できます。是非ご活用下さい。

 

本格派ユーザー向けゲーミングノート

HP OMEN 17(インテル)

特徴

  • 高いグラフィック性能
  • QHDの高解像度ディスプレイ
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