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HP ENVY x360 15-ee(ee1000)2021年モデルの実機レビュー

【PR】【貸出機材提供:株式会社日本HP】
CPU | Ryzen 7 5700U Ryzen 5 5500U |
---|---|
メモリ | 8GB / 16GB |
ストレージ | PCIe NVMe SSD |
液晶サイズ | 15.6型 |
液晶種類 | FHD IPS 光沢 |
質量 | 約2.0kg |
バッテリー | 最大約14時間 |
価格[税込] | 10万円台~ |
HP ENVY x360 15-eeは、質感の良いメタルボディに、広めの色域の液晶を搭載した15.6型の2-in-1 PCです。
別売りのペンを使用することで、さらに用途が広がります。室内で自由なスタイルで使用したい方や、1台を多目的に使用したい方におすすめです。
この品質高めのPCが、 10万円台(税込)からと価格になっており、コストパフォーマンスも高いです。
なお、インテル第11世代Core搭載モデルもあり、記事内で比較も行っています。
メーカーさんから、この製品が10%OFFで購入出来るクーポンを頂きました。詳細はこちらをご覧ください。
レビュー機は、当サイトの購入品です。今回は以下の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Ryzen 5 5500U、8GBメモリ(4GB x2)、512GB PCIe SSD
当サイト向け特別クーポンで安く購入可能
当サイト向けの特別クーポンを利用することで、日本HPパソコンを、通常よりも安く購入することが可能です(132,000円以上の製品が対象)。
目次
お忙しい方は、「HP ENVY x360 15-eeの特徴」のみお読みください。
HP ENVY x360 15-eeの特徴
場所を選ばず使えるコンバーチブル型PC
ENVY x360 15-eeは、コンバーチブル型の2-in-1 PCです。コンバーチブル型としては大きめの15.6型ですし、質量も約2.0kgあるので、外で持ち歩くような機種ではありませんが、室内で自由なスタイルで使用するのに適しています。
ラップトップ形状であれば、一般的なノートPCと同じように使うことができます。

その他、下の画像のように、使用する場所に合わせて変形することができます。
テント形状であれば、狭い場所でも置くことができ、タッチ操作もしやすいです。スタンド形状であれば、画面が近くなるので動画を見るときなどの没入感が高まります。メモやスケッチをするときは、タブレット形状が使いやすいです。



Ryzen 5000シリーズを搭載
ENVY x360 15-eeは、処理性能が高く、コスパも優れており、人気のあるAMD Ryzen 5000シリーズを搭載しています。

大体の処理性能は、下のグラフのような感じです。インテルの最新の第11世代Coreプロセッサーをはるかに超える高いマルチコア性能を備えています。一方、シングルコアの性能はインテルの第11世代Coreの方が高いです。
なお、ENVY x360 15には、インテルの第11世代Core搭載モデルもあります。この後の部分で、AMD
モデルとインテルモデルの比較を行っているので、使用したいアプリの適性などによって、どちらのモデルにするかを選択するといいでしょう。
~ CINEBENCH R23~
100% sRGBクラスの色鮮やかな液晶を搭載
ENVY x360 15-eeは、100% sRGBクラスと色域が広めの液晶を搭載しています。
当サイトの計測結果でも、sRGBカバー率が98.8%とほぼ同等値でした。色鮮やかな表示が可能なので、写真を見たり、動画を視聴したりするのに適しています。また、sRGB環境で作成されたウェブページなどの画像も、比較的正確に表示することができます。

アクティブペンを使用可能
ENVY x360 15-eeは、アクティブペンにも対応しています。
ペンを使用することで、ペンでの操作や、手書きでの簡単なメモが取れます。さらに、下の画像のようにお絵かきにも使用できます。

ENVY x360 15-eeでは、アクティブペンは別売りとなっています。必要な場合は、購入時にHP MPPアクティブペンを一緒に購入することができます。
このHP MPPアクティブペンは、4096段階の筆圧検知と、傾き検知に対応しており、少し本格的なドローイングにも使用できる性能です。充電式になっており、USB-Cケーブルで本体と接続することで、充電できます。
なお、Microsoft Penプロトコルに対応したものであれば、別のペンも使用できると思います。


斜めの直線をゆっくり描くと、わずかにジッター(波打ち)が発生しますが、そこまで酷くはありません。

メモリはデュアルチャネル・換装も可能
ENVY x360 15-eeは、下の画像のようなスロットメモリを備えています。
メモリ構成には、8GBと16GBの2種類がありますが、どちらも2枚挿しのデュアルチャネル構成となっており、プロセッサー内蔵グラフィックスの性能を十分に発揮することができます。
スロットメモリなので、メモリの換装も可能です。

なお、Ryzen 5 5500U搭載モデルでは、メモリを8GBと16GBから選択することができます。価格が高くないので、最初から16GBメモリを選択しておくといいと思います。

質感の高いメタルボディ
ENVY x360 15-eeは、アルミニウム素材のユニボディで、剛性と質感が高いです。室内で持ち運ぶときも、安心です。
背面部のヒンジや排気口も周りもシンプルながら、スマートなデザインとなっています。


この品質で10万円台~
このようにENVY x360 15-eeは、品質が高めのノートPCですが、10万円台~(税込)と価格もリーズナブルです。格安機種ではなく、ワンランク上のPCを使いたい方や、10万円前後の予算で快適に使えるPCを探している方におすすめの機種です。

インテルモデルとAMDモデルの比較
ENVY x360 15には、AMDモデルのENVY x360 15-ee1000に加えて、インテルモデルのENVY x360 15-ed1000があります。(それぞれに旧モデルもありますが、ここでは最新モデルのみを紹介しています。)
インテルモデルと、AMDモデルの基本的な仕様は下表のとおりです。
インテルモデルは、第11世代Coreプロセッサーを搭載しています。最新モデルはWood Editionとなり、パームレスト部に本物の木材を使用した、ちょっとこだわったデザインです。こちらは、HP MPPアクティブペンが付属しているのも特徴となっています。シングルコアの性能が高く、PhotoshopやLightroom Classic CCなどのクリエイター向けソフトなどを使用して、趣味レベルのクリエイティブな作業も行いたい方は、インテルモデルの方が適しています。
AMDモデルは、AMD Ryzenを搭載しています。処理性能が非常に高いのに、価格はインテルモデルより安いのが特徴です。Officeソフトなども非常に快適に動作しますし、複数のアプリを同時に立ち上げても遅くなりにくいです。コスパを重視する方におすすめです。
スタンダード モデル |
パフォーマンス モデル |
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Core i5-1135G7 | Core i7-1165G7 |
8GBメモリ | 16GBメモリ |
512GB SSD | |
HP MPPアクディブペン 付属 | |
118,580円 | クーポン適用後 133,297円 |
※12万円以上の構成の場合こちらのクーポンを使うことで安く購入できます
スタンダード モデルG2 |
パフォーマンス モデルG2 |
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Ryzen 5 5500U | Ryzen 7 5700U |
8GB / 16GB メモリ | 16GBメモリ |
512GB SSD | |
HP MPPアクディブペン 別売り | |
104,800円~ | クーポン適用後 137,900円 |
※12万円以上の構成の場合こちらのクーポンを使うことで安く購入できます
7%OFFクーポンの使用をおすすめ
上でも紹介しましたが、ENVY x360 15-eeでも、12万円以上であれば、the比較向けの7%OFF特別クーポンを使用できます。
Ryzen 5 5500U搭載のスタンダードモデルG2は、価格が12万円を下回っていますが、オプションを加えて税抜の総額が12万円を超えると、この7%OFFクーポンを使用することができます。例えば、メモリを16GBにし、HP MPPアクティブペンと、Office H&Bを追加すると、このクーポンを適用した金額で購入できます。12万円以上の金額には、標準保証のアップグレードなどにかかる費用もカウントされるので、必要なオプションを追加して、お得に購入することをおすすめします。
スタンダードモデルG2 | パフォーマンスモデルG2 [クーポン適用構成] |
Ryzen 5 5500U | |
8GB | 16GB |
512GB SSD | |
HP MPPアクディブペン なし Office なし |
HP MPPアクディブペン 付き Office H&B 付き |
104,800円 (税込) | クーポン適用後 129,791円 (税込) |
※12万円以上の構成の場合こちらのクーポンを使うことで安く購入できます

各用途の快適度
各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。
用途 | 快適度 | コメント |
Web閲覧 Office作業 |
◎ | 十分なスペックで、快適に作業できます。 |
---|---|---|
オンライン会議 | ○ | カメラ・マイク・スピーカーを搭載しており、普通にオンライン会議に参加できます。 |
動画鑑賞 | ◎ | ディスプレイの色域が広めで、スピーカー音もよく、快適に動画鑑賞できます。 |
RAW現像 画像編集 |
○ | sRGBカバー率98.8%と色域が広めなので、RAW現像や画像編集にも対応できます。ただし、Ryzenプロセッサーなので、ソフトによっては思ったよりも処理に時間がかかることがあります。この用途には、インテルモデルの方がいいと思います。 |
動画編集 | △~○ | FHD動画のライトな編集であれば、スペック的には対応可能です。ただし、動画編集に使用することが多い場合は、外部グラフィックスを搭載した機種のほうがいいです。 |
ゲーム | △ | 外部グラフィックスを搭載していないため、ゲーム向きではありません。ただし、グラフィックス品質を下げることで、軽いゲームなら出来るものもあります。 |
ディスプレイのチェック
HP ENVY x360 15-eeのディスプレイのチェックです。
色域が広めで、フリッカーも発生しておらず、質の良い液晶を搭載しています。ただし、光沢液晶なので、映り込みがあります。最大輝度は、当サイトの計測では369cd/m2とやや高めです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。
- 色域
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき - フリッカー
当サイトの測定結果は、以下のとおりです。色域は広いです。
カバー率 | |
sRGBカバー率 | 98.8% |
---|---|
DCI-P3カバー率 | 75.1% |
Adobe RGBカバー率 | 74.3% |

ガンマ補正曲線を見てみると、緑と赤が少し強めに発色しています。ただ、そこまで気にするほどではなく、ほぼ自然な発色です。

IPSパネルを搭載し、視野角は広いです。

光沢液晶なので、画面への映り込みがあります。ギラつきは感じませんが、タッチパネルの電極線がやや見えます。

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)の有無の確認結果です。輝度をいくつにしても、フリッカーは検出されませんでした。

※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測
キーボードおよびタッチパッドのチェック
HP ENVY x360 15-eeのキーボードのチェックです。
実測で、キーピッチは約18.7mm x 18.7mm、キーストロークは約1.5mmです。キートップはほぼフラットです。ファンクションキーのサイズは小さめです。また、電源ボタンが「delete」キーの左隣というやや変則的な場所に配置されています。その他のキーの配置はほぼ標準的です。
実際にタイプしてみると、割としっかりとした打鍵感があります。普通の打ちやすさのキーボードです。一般的な4列テンキーも付いており、数字の入力もしやすいです。
タッチパッドの使い心地も普通です。

※画像をクリックすると拡大できます

キーボードバックライトも付いています。

パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
本製品は、HP Command Centerで動作モードを変更することができます。今回は、「最適」と、高いパフォーマンスを発揮できる「パフォーマンスモード」の両方で計測しています。

CPU
HP ENVY x360 15 (ee1000)は、AMD Ryzen 5000シリーズを搭載しています。
今回は、Ryzen 5 5500U搭載モデルをチェックしましたが、結果は以下のとおりです。
シングルコアの性能はあまり高くありませんが、マルチコアでは高めのスコアが出ていました。パフォーマンスモードにすることで、処理性能が更にアップしています。
~ CPU性能の評価 ~

:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
メモリ
メモリは、DDR4-3200となっており普通の速度です。スロットメモリなので、メモリの換装が可能です。
~メモリ性能の評価 ~

:レビュー機で計測したスコア
グラフィックス
グラフィックスは、Ryzen 5 5500Uの内蔵グラフィクスで、性能は以下の通りです。
内蔵グラフィックスとしては、標準的な性能です。
~ グラフィックス性能の評価 ~


:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
ストレージ
ストレージには、PCIe-NVMe SSDを搭載しており、読み書きともに高速です。
~ ストレージ性能の評価 ~

:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
SDカードスロット
フルサイズのSDカードスロットを搭載しています。出っ張りが少ないので、挿したまま持ち運んでもよさそうです。アクセス速度は普通です。
~ SDカードスロット性能 ~


その他のベンチマーク
その他のベンチマーク、LightroomやPremiere Proの書き出し時間、Apexやフォートナイトなどのフレームレートなどについては、下のリンク先をご覧ください。他の機種で計測したスコアではありますが、ほぼ変わらないので参考になると思います。
USB Type-C / HDMIの動作テスト
USB Type-Cの動作チェック
USB Type-Cポートを利用して、純正以外の充電器やドックが使えるかを試しました。
USB Type-Cポートは、DisplayPort、Power Deliveryに対応しており、以下のような結果となりました。多くの場合に、「製品付属の電源アダプターをおすすめします」という警告が表示されましたが、45W以上の出力があれば、USB-Cアダプターでの本体への給電もできました。
充電 | モニター 出力 |
有線LAN | ||
ドック | ThinkPad USB Type-C ドック | ○ | ○ | ○ |
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック | ○ ※3 | × | × | |
PD充電器 ※1 |
61W RAVPower GaN充電器 | ○ ※3 | ― | ― |
45W Lenovoウルトラポータブル | ○ ※3 | ― | ― | |
30W RAVPower GaN充電器 | × | ― | ― | |
18W cheero充電器 | × | ― | ― | |
モニター ※2 |
EIZO ColorEdge CS2740 | ○ | ○ | ― |
Philips 258B6QUEB/11 | ○ ※3 | ○ | ○ |
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター
※3 「製品付属の電源アダプターをおすすめします」との警告が表示されるが充電は可能
HDMIの動作チェック
4KテレビへHDMIで接続したときのディスプレイ情報は下の通りです。4K、60Hz、8ビット、YCbCr444で出力できていました。

質量のチェック
HP ENVY x360 15-eeの質量のチェックです。
メーカー仕様値は「約2.0kg」となっていますが、当サイトによる実測では、仕様値よりも軽かったです。
質量 | |
PC本体 | 1.892kg |
ACアダプター+電源ケーブル | 294g |
バッテリー駆動時間のチェック
HP ENVY x360 15-eeのバッテリー駆動時間をチェックします。
バッテリー容量は、51Whです。

バッテリー駆動時間は下の通りです。15.6型のノートPCとしては、やや長めの駆動時間です。
バッテリー駆動時間 | |
(1) MobileMark 2018 | 最大14時間 |
(2) PCMark 10 Modern Office | 12時間4分 |
(3) 動画再生時 | ー |
(4) PCMark 8 Work | 9時間36分 |
(1) メーカー公表値
(2) 文書作成、ブラウジング、ビデオ会議といった事務作業。アイドル時も多く軽めの処理
(3) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(4) ブラウザでのショッピング/画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャット等。やや重めの作業
充電速度は普通です。
Webカメラ・スピーカーのチェック
Webカメラ
Webカメラの解像度は1280x720(約92万画素)です。広角気味のレンズで、色温度は高めです。ノートPCのWebカメラとしては、画質は"普通"もしくは"やや悪い"かなと思います。
Webカメラのスイッチが有り、OFFにすることができます。



※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows 10標準のカメラアプリで撮影

※撮影方法は上と同じ
スピーカー
スピーカーは、キーボード面の上部と、両側面の斜めになった部分に、Audio by Bang & Olufsenのトリプルスピーカーを搭載しています。最大音量は大きいです。音質も比較的良く、ノートPC基準で10点満点で6点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。


パーツの温度のチェック
Prime95実行時のCPU温度
Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。
「最適」モードでは、CPU電力が25W前後で推移しています。CPU温度は一旦97℃前後まで上がりますが、すぐに下がり、80℃台後半を維持しています。
「パフォーマンスモード」では、CPU電力が35W前後と高めで推移しているので、CPU温度もほぼ100℃近くで高止まりしています。この状態が長く続くと、心配です。
「最適」モードでも、Ryzen 5 5500Uのパフォーマンスを十分発揮できているので、通常は「最適」モードで使用したほうが安心だと思います。
- 最適
- パフォーマンスモード




静音性のチェック
HP ENVY x360 15-eeの動作音(静音性)のチェック結果です。なお、デフォルトの「最適」モードで計測しています。
アイドル時はほぼ無音です。エンコードのような高負荷時は騒音値が上がります。それでも、やや低めの騒音値だと思います。

部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
※約10分経過後に計測しています
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:Filmora 9 の動画編集ソフトでプレビュー再生
左から3番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手の平を置くパームレストの温度変化は重要です。
表面温度はやや低めに抑えられています。ただし、エンコード時は、パームレスト部の温度も少し上がり、手のひらにやや暖かさを感じます。

※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。
モバイル向けのプロセッサー搭載なので、低めの消費電力です。

※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後から確認できた中で最も高い消費電力を掲載しています
外観のチェック
HP ENVY x360 15-eeの外観のチェックです。
ボディカラーは、ナイトフォールブラックです。落ち着きのある外見で、質感もいいです。

天板です。中央にhpのロゴマークがはいっています。

閉じた状態です。本体の厚みは約18.9mmです。比較的薄型で、扱いやすいです。


指紋認証センサーを備えています。スリープ状態の時に指をタッチすると、電源ボタンを押さなくても、スリープ解除およびログインまで行うことができて便利です。

インターフェースは下の画像のとおりです。USB(5Gbps)x2、USB-C(10Gbps, Power Delivery, DisplayPort対応)、HDMI、SDカードリーダーを備えています。


底面です。ネジ穴が隠されており、とてもスッキリとした見た目です。

ゴムカバーを外すと、ネジがあります。

底面カバーを取り外すと、内部は下の画像のようになっています。2つのファンがありますが、ヒートパイプは1本なので、思ったほどの冷却性能ではありませんでした。

放熱しやすい金属のカバーを外すと、メモリスロットがあります。メモリの換装が可能です。なお、8GBメモリ、16GBメモリのどちらもデュアルチャネル(2枚挿し)となっています。

M.2 SSDにも放熱用のカバーが付いています。こちらも換装できそうです。

ACアダプターの容量は65Wです。丸みを帯びたデザインで、サイズも比較的コンパクトです。


まとめ
以上が、HP ENVY x360 15-eeのレビューです。
HP ENVY x360 15-eeは、良質な15.6型2-in-1 PCを10万円台からとリーズナブルな価格で購入できる機種です。
処理性能が高いRyzen 5000シリーズを搭載し、多くの作業が快適です。また、sRGB 100%クラスの色域が広めの液晶を搭載し、ペン入力にも対応しています。写真の編集やドローイングなどのライトなクリエイティブ作業にも使用でき、多目的に活用できます。
ボディの質感や、デザイン性も高いので、プライベートだけでなく、ビジネスの場面で使用しても違和感がありません。
トータルで見て、大きな欠点のない良機です。少し良質なPC、または、室内で多目的に使用できるPCを探している方にちょうどいい機種だと思います。
高めの処理性能で、質感も高い2-in-i PCが10万円台~
HP ENVY x360 15-ee

特徴
- 100% sRGBクラスと色域広めの液晶を搭載
- アクティブペンも使用できる2-in-1 PC
- 高処理性能で見た目もよくて10万円台~
こんなあなたに
- 宅内で多目的に使える快適ノートPCが欲しい方
- お絵かきや写真編集などの趣味にも使いたい方
- the比較特別クーポン個人向けPCが7%OFF
- 価格10万円台[税込]~

1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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