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HP ENVY x360 15-eyの実機レビュー
【PR】【貸出機材提供:株式会社日本HP】
CPU | Ryzen 5 5625U Ryzen 7 5825U |
---|---|
メモリ | 16GB DDR4-3200 |
ストレージ | 512GB / 1TB PCIe SSD |
液晶サイズ | 15.6インチ |
液晶種類 | FHD IPS 光沢 タッチ FHD 有機EL 光沢 タッチ |
質量 | 約1.72kg |
バッテリー | 最大 約12時間 |
価格[税込] | 12万円台~ |
HP ENVY x360 15-eyは、アルミ製の薄型ボディを採用した15.6型ノートPCです。日常的に使うからこそ、ちょっと上質な機種が欲しい、という方におすすめです。
コンバーチブル型の2 in 1 PCなので、机の上などに限定せず、宅内の色々な場所で自由に使いやすいです。また、タッチ操作や、ペン入力にも対応しているので、多目的に使うことができます。
最新機種では、有機ELディスプレイを搭載したモデルが登場しました。ただし、文字を読むことが多い場合は、IPS液晶搭載モデルの方が使いやすいと思います(後述)。
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は以下の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Ryzen 7 5825U、16GBメモリ、1TB SSD、FHD 有機EL
当サイト向け特別クーポンで安く購入可能
当サイト向けの特別クーポンを利用することで、日本HPパソコンを、通常よりも安く購入することが可能です(132,000円以上の製品が対象)。
目次
お忙しい方は、「ENVY x360 15-eyの特徴」のみお読みください。
ENVY x360 15-eyの特徴
様々なスタイルで使える
HP ENVY x360 15-eyは、製品名に「x360」とあるように、360度回転するヒンジを備えた、コンバーチブル型の2 in 1 PCです。
ラップトップ形状で普通のノートPCのように使えるだけでなく、テント形状、スタンド形状、タブレット形状などに変形して、使う場所や用途に合ったスタイルで使用することができます。
なお、15.6型と大きめで、質量も約1.72kgと軽くはないので、外に持ち出す機種というよりも、書斎、リビング、ソファーやベッドの上など、宅内の色々な場所で使うのに適した機種です。
2種類のディスプレイ
HP ENVY x360 15-eyには、下表のように異なる構成の「スタンダードモデル」と、「パフォーマンスモデル」があります。
プロセッサーや、ストレージ容量なども異なりますが、一番大きな違いは、ディスプレイの種類です。処理性能などにも差があるものの、できることが大きく変わるわけではないので、ディスプレイを基準にモデルを選ぶといいです。
スタンダードモデル | パフォーマンスモデル | |
CPU | Ryzen 5 5625U | Ryzen 7 5825U |
ディスプレイ | FHD IPS 光沢 タッチ | FHD 有機EL 光沢 タッチ |
メモリ | 16GB | |
SSD | 512GB | 1TB |
バッテリー | 最大 12時間 | 最大 11.5時間 |
今回は、有機ELディスプレイを搭載した「パフォーマンスモデル」をチェックしましたが、当サイト計測でDCI-P3カバー率100%と色域がとても広く、色鮮やかな表示が可能でした。この有機ELディスプレイですが、下図のように色域変換機能も備えており、用途に合った色域に設定して使用することができます。このような広色域ディスプレイの場合、アプリなどが対応していないと、色が鮮やかに見えすぎるときがありますが、sRGBモードにすることで、そのようなことを防ぐことができます。
写真やネット動画を色にこだわって見たい方は、有機ELディスプレイを搭載した「パフォーマンスモデル」を選択するといいでしょう。ただし、FHDなので解像度はそれほど高くありません。高解像度の画像や、4K動画を精細な表示で楽しみたい方には、物足りないです。
一般用途にはIPS液晶モデルがおすすめ
HP ENVY x360 15-eyの搭載する有機ELディスプレイに文字を表示し、拡大して見ると、下の画像のようになっています。「h」や「i」の文字に赤が混じっていますし、「t」の縦部分も細くなっています。そのため、肉眼で見ても、文字に赤色などの色が混じって見えてしまいます。
これは、サブピクセルがペンタイル配列であり、かつFHDと解像度も高くないためです。小さい文字の見やすさは、一般的な液晶ディスプレイよりも少し劣っています。
そのため、ウェブ閲覧や、Officeソフトなどを使った作業など、文字を見ることが多い場合は、IPS液晶を搭載した「スタンダードモデル」の方がいいと思います。
タッチ操作やペン入力ができる
HP ENVY x360 15-eyは、画面に直接タッチして操作することができます。そのため、スマホやタブレットに慣れたお子さんや、マウス操作が苦手でPC操作にあまり慣れていない方でも、簡単に使うことができます。家族でシェアするファミリーノートPCとしても使いやすいです。
また、HP ENVY x360 15-eyは、アクティブペン(別売)にも対応しており、手書きで文字を入力したり、イラストを描いたりすることができます。
実際に簡単にイラストを描いてみましたが、ジッターはあるものの、まずまずの描き心地でした。本格的なイラスト制作には適さないと思いますが、手軽にデジタルイラストを書いてみたい方にはおすすめです。
なお、アクティブペンを使いたい場合は、HP ENVY x360 15-eyを購入するときに、HP MPPアクティブペンを一緒に購入すると、少し安く購入できます。
HP MPPアクティブペンは、USB Type-Cで充電するタイプで、4096段階の筆圧検知と、傾き検知に対応しています。MPP2.0に対応したペンであれば、他社製のペンも使用できるとは思いますが、特にこだわりがなければ、HP MPPアクティブペンを使ったほうが無難でしょう。
SDカードリーダー搭載
HP ENVY x360 15-eyは、SDカードリーダーを搭載しています。
最近は、カードリーダーが省かれたり、microSDサイズだったりということも多いですが、フルサイズのSDカードリーダーが付いているので、デジカメなどからSDカード経由で画像や映像を取り込みやすいです。
質感のいいアルミのユニボディ
HP ENVY x360 15-eyは、リサイクルアルミニウムを使用したユニボディなので、手触りなどの質感がいいです。剛性も高いので、移動したり、変形したりしても、心配なく使うことができます。
また、細部の作りや、デザインもよく、人目に付くところで使用する方や、部屋のインテリアなどにこだわりがある方にもフィットすると思います。
7%OFFクーポンで少しお得に
the比較向け特別クーポンを適用すると、HP ENVY x360 15-eyを7%オフの価格で購入できます。
このクーポンは132,000円(税込)以上の製品が対象となるので、標準状態だと「パフォーマンスモデル」しか対象にはなりません。しかし、「スタンダードモデル」の場合でも、「HP MPP アクティブペン」などを同時に購入し、総額が132,000円(税込)を超えると7%オフクーポンが使用できます。
是非、このクーポンを上手に活用して、お得に購入してください。
各用途の快適度
各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。
用途 | 快適度 | コメント |
Web閲覧 Office作業 |
◎ | 十分なスペックで、快適に作業できます。この用途がメインであれば、IPS液晶を搭載したモデルがおすすめです。 |
---|---|---|
オンライン会議 | ○ | ウェブカメラ、マイク、スピーカーを備えており、問題なくオンライン会議に参加できます。 |
動画鑑賞 | ◎ | 有機ELディスプレイモデルは、DCI-P3カバー率100%と広色域で、色鮮やかな美しい表示が可能です。スピーカー音もやや良く、快適に動画を視聴することができます。 |
RAW現像 画像編集 |
○ | 有機EL搭載モデルなら、当サイト計測でAdobe RGBカバー率99.2%と色域が広く、色域変換機能も備えているので、印刷用の画像編集などにも対応できます。 |
動画編集 | △ | FHD動画の簡単な編集であれば対応できると思います。ただし、動画編集がメインであれば、外部GPUを搭載した機種の方がおすすめです。 |
ゲーム | △ | 軽いゲームなら画質を下げることでプレイできるものもありますが、ゲームメインであれば、ゲーミングノートPCの方がいいです。 |
ディスプレイのチェック
HP ENVY x360 15-eyのディスプレイのチェックです。
「FHD IPS タッチ液晶」を搭載したスタンダードモデルと、「FHD 有機EL タッチディスプレイ」を搭載したパフォーマンスモデルがありますが、今回は、FHD 有機EL タッチディスプレイを搭載したモデルをチェックしました。
非常に色域が広いので、写真や動画を色鮮やかな表示で見ることができます。ただし、特徴部分で紹介したように、長時間文字を見るような作業の場合は、IPS液晶搭載モデルの方が見やすいと思います。また、光沢表面なので映り込みがあり、フリッカーも発生しているので、この辺りはユーザーによっては気になるかもしれません。最大輝度は、当サイトの計測では360cd/m2とやや高めです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。
- 色域
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき - フリッカー
当サイトの測定結果は、下表のとおりです。色域はとても広く、色鮮やかな表示ができます。
カバー率 | |
sRGBカバー率 | 100% |
---|---|
DCI-P3カバー率 | 100% |
Adobe RGBカバー率 | 99.2% |
HP Display Contorlから、色域を変換することが可能です。
キーボードおよびタッチパッドのチェック
HP ENVY x360 15-eyのキーボードのチェックです。
仕様値で、キーピッチは約19.0 x 18.7mm、キーストロークが約1.3mmです。
主要なキーのサイズは揃っていますし、「enter」キーや、「半角/全角」キー、「backspace」キー、「shift」キーなどのサイズも大きめなので、押しやすいです。総合的には、やや打ちやすいキーボードだと思います。テンキーはありませんが、ホームポジションに手を置いたときに、体が画面の中央に位置するので、自然な姿勢でパソコンを使用できます。
タッチパッドの使いやすさや、クリックボタンの押しやすさは普通です。
キーボードバックライトも搭載しています。
パフォーマンスのチェック
HP ENVY x360 15-eyのパフォーマンスのチェックです。
HP ENVY x360 15-eyでは、HP Command Centerのシステムコントロールで、デバイスモードを変更することができます。ここでは、デフォルトの「最適」モードと、高いパフォーマンスが出る「パフォーマンス」モードで計測したベンチマークの結果を記載します。
CPU
HP ENVY x360 15-eyは、AMD Ryzen 5000Uシリーズの中では後発となるZen 3アーキテクチャーを採用したプロセッサーを搭載しています。
Ryzen 5 5625Uと、Ryzen 7 5825Uを搭載したモデルがありますが、今回はRyzen 7 5825Uを搭載した上位モデルをチェックしており、ベンチマークスコアは、以下の通りです。
マルチコアでは、一般ノートPCとしては高めのスコアが出ていました。シングルコアでは、インテルの第12世代Coreに比べるとやや低めのスコアですが、Ryzen 7 5825Uとしては普通のスコアなので、多くの場合、実際の使用においてはそこまで大きな影響はないでしょう。
なお、動作モードを「パフォーマンス」にすると、マルチコアスコアが少しアップしています。ウェブ閲覧や動画の視聴など標準的な用途であれば「最適」モードでも十分だと思いますが、重めの負荷がかかる作業を行う場合は、「パフォーマンス」モードで使用すると良いでしょう。
~ CPU性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
なお、高負荷時のCPU電力、CPUクロック、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。
メモリ
メモリはDDR4-3200で、メモリ帯域の広さは普通でした。スロットメモリなので、自己責任ですが換装することもできます。
~メモリ性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※実際のノートPCで計測した実測値で、理論的な最大値ではありません
グラフィックス
HP ENVY x360 15-eyのグラフィックスは、Ryzenプロセッサー内蔵グラフィックスで、ベンチマークスコアは、以下の通りです。
CPU内蔵グラフィックスとしては普通のスコアでした。
~ グラフィックス性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
ストレージ
ストレージには、PCIe-NVMe SSDを搭載しており、高速です。今回チェックしている「パフォーマンスモデル」は1TB SSDなので、ストレージ容量にもゆとりがあります。
~ ストレージ性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
SDカードスロット
フルサイズのSDカードスロットを搭載しています。読み書き速度は普通です。
クリエイターソフトの処理時間
各クリエイターソフトの処理時間を下に掲載します。なお、いずれも「パフォーマンス」モードで計測しています。
Lightroomの書き出し速度はあまり速くはありませんが、Ryzen 7 5825Uを搭載した別機種で計測したときよりも短い時間で処理できていました。一度に100枚程度のRAW現像を行うのであれば、問題なく使える速度だと思います。
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Premiere ProによるFHD動画の書き出しは、速くはありませんが、実用的なスピードで処理できていました。また、編集作業自体は、カット編集程度であれば、問題なく行えます。
※ グラフィックスは全てノートPC用
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
USB Type-C / HDMIの動作テスト
USB Type-Cの動作チェック
USB Type-Cポートの動作チェック結果は下表のとおりです。
Power Deliveryと、DisplayPortに対応したUSB-Cポートを2つ備えています。
本機器への給電については、出力が低いと給電できませんでした。また、45W以上の出力でも、給電はできるものの、HP製の電源アダプターを推奨する旨の表示が出ます。
充電 | モニター 出力 |
有線LAN | ||
ドック | ThinkPad USB Type-C ドック | ○ ※3 | ○ | ○ |
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック | ○ ※3 | × | × | |
PD充電器 ※1 |
61W RAVPower GaN充電器 | ○ ※3 | ― | ― |
45W Lenovoウルトラポータブル | ○ ※3 | ― | ― | |
30W RAVPower GaN充電器 | × | ― | ― | |
18W cheero充電器 | × | ― | ― | |
モニター ※2 |
EIZO ColorEdge CS2740 | ○ ※3 | ○ | ― |
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター
※3 HP製の電源アダプターを推奨という旨の表示が出る
HDMIの動作チェック
4KテレビへHDMIで接続したときの詳細です。4K、60Hz、8ビット、YCbCr444で表示出来ています。
質量のチェック
HP ENVY x360 15-eyの質量のチェックです。
メーカー仕様値では「約1.72kg」となっており、当サイトの計測値もほぼ同じでした。15インチクラスのノートPCとしては、やや軽い質量だと思います。室内での移動がしやすいです。
質量 | |
PC本体 | 1.735kg |
ACアダプター+電源ケーブル | 302g |
バッテリー駆動時間のチェック
HP ENVY x360 15-eyのバッテリー駆動時間のチェックです。
バッテリー容量は約51Whです。15インチクラスのノートPCとしては、普通の容量です。
バッテリー駆動時間は下の通りです。バッテリー駆動時間の計測に、HPはMobileMark 2018を採用していますが、多くのメーカーが採用しているJEITA2.0であれば、もう少しバッテリー駆動時間が長くなるはずです。
当サイトでは、連続動画再生時のバッテリー駆動時間の計測を行いました。負荷の軽い作業なので、バッテリー駆動時間は仕様値よりも長かったです。このぐらいのバッテリー駆動が可能であれば、常時ACアダプターに接続するのではなく、バッテリー駆動で室内の好きな場所で使いやすいと思います。
なお、Ryzen 5 5625U搭載のスタンダードモデルは、仕様値で最大 約12時間のバッテリー駆動が可能となっています。
バッテリー駆動時間 | |
(1) MobileMark 2018 | 最大 11時間30分 |
(2) 動画再生時 | 12時間53分 |
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
充電速度は普通です。
Webカメラ・スピーカーのチェック
Webカメラ
Webカメラは、キーボード上のキーでON/OFFすることができます。また、IRカメラも搭載しているので、Windows Helloの顔認証が使用できます。
Webカメラには、WQHD(2560x1440)、約500万画素のカメラを搭載しています。 わずかに色温度が高い画像ですが、解像度が高いのでノートPCのウェブカメラとしては細部まできれいに映っており、オンラインミーティングなどにも普通に使用できます。
スピーカー
スピーカーは、底面手前側の左右にBang & Olufsenのデュアルスピーカーを搭載しています。なお、キーボード面の左右にもスピーカーグリルのような穴がありますが、こちらはスピーカーではありません。
音質は普通~ややよく、ノートPC基準で勝手に採点すると、10点満点中5~6点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。ただし、タイピングしていると、スピーカー付近を腕で塞いでしまい、音がややこもる感じがします。
パーツの温度のチェック
Prime95実行時のCPU温度
Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。
「最適」モードでは、CPU電力は約25Wで推移しています。CPU温度は、一瞬92℃前後まで上がりますが、その後は70℃台に収まっており、心配のない温度です。
「パフォーマンス」モードでは、約37W前後で動作しています。CPU温度は、最初は100℃に達していますが、その後80℃以下ぐらいまで下がり、そのまま推移しているので、こちらも問題ない温度だと思います。
- 最適
- パフォーマンス
静音性のチェック
HP ENVY x360 15-eyの動作音(静音性)のチェック結果です。
アイドル時はほぼ無音です。少し負荷のかかる作業をすると騒音値が上がりますが、騒音値は低いです。「パフォーマンス」モードで、動画のエンコードのような高負荷作業を行うと、騒音値が高くなり、同等クラスの他機種と同じような騒音値になります。
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。
表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手の平を置くパームレストの温度変化は重要です。
負荷のかかる作業をするとキーボード面右側の温度が少し上がりますが、パームレスト部分はそれほど変化していません。高負荷時でも、ほとんど気になりません。
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。
モバイル向けのプロセッサーを搭載しているので、消費電力は低めです。
外観のチェック
HP ENVY x360 15-eyの外観のチェックです。
HPのプレミアムクラスに位置するENVYシリーズだけあって、スタイリッシュなデザインですし、ボディの質感も高めです。
ボディカラーは、ナイトフォールブラックです。シックなカラーで、おしゃれな部屋にもマッチしますし、仕事用としても使っても違和感がありません。
天板には、「HP」のロゴデザインが入っています。
360度回転するヒンジを備えた、コンバーチブル型の2 in 1 PCなので、通常のノートPCとしてだけでなく、テント形状、スタンド形状、タブレット形状などに変形して使用することができます。
ボディの高さは 18.9mm(最薄部)とスリムです。
タブレット形状にしたときの画像は下の通りです。
ポート類はご覧の通りです。USB-A x2、USB-C(DisplayPort、Power Delivery対応)x2、HDMI、SDカードリーダーを備えています。不足のないインターフェイス構成です。
また、ボディが非常に薄いのが印象的です。
底面もすっきりしています。
ACアダプターは65Wです。丸みを帯びた形状と、ファブリックケーブルで、見た目がいいです。
まとめ
以上が、HP ENVY x360 15-eyのレビューです。
コンバーチブル型の2 in1 PCなので、ラップトップ形状だけでなく、タブレット形状などに変形して使用することができます。また、タッチ操作やペン入力もできるので、宅内の色々な場所で、多目的な用途に活用できます。しかも、HPのプレミアムクラスに位置するENVYシリーズなので、質感が高めで、デザインもいいです。毎日のように使うものだからこそ、ちょっといいものを使いたいという気持ちを満たしてくれます。
これまでのHP ENVY x350 15から大きく変わったのは、有機ELモデルが登場したことです。有機ELディスプレイは、DCI-P3カバー率100%と色域が広く、色鮮やかな表示が可能でした。ただし、解像度がFHDであることと、ペンタイル配列のため、小さな文字がやや見づらく感じるかもしれません。せっかく有機ELを搭載するのであれば、もう少し解像度が高くても良かったかなと思います。そこまで色鮮やかさにこだわらず、ウェブ閲覧など一般的な用途が主な目的であれば、IPS液晶搭載モデルのほうがいいと思います。
上質な家庭用 2 in 1 ノートPC
HP ENVY x360 15-ey
特徴
- 質感の高いボディ
- ペン入力もできる2 in 1 PC
- 有機EL搭載モデルあり
こんなあなたに
- 少し質の高いデザインのPCが欲しい方
- 写真や動画を色鮮やかな画面で見たい方
- the比較特別クーポン個人向けPCが7%OFF
- 価格12万円台[税込]~
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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