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パルワールドのグラボ毎のフレームレートとおすすめゲーミングPC
この記事では、2024年1月19日にリリースされた『パルワールド』について、NVIDIAのグラフィックカードを使った平均フレームレートを掲載しています。また、本作をプレイするためのおすすめのグラフィックス、ゲーミングPCも紹介しています。
目次
今話題の『パルワールド』とは?
"いいとこ取り"のサバイバルクラフトゲーム
「パルワールド」は、ポケットピアが1月19日にリリースを開始したオープンワールドサバイバルクラフトゲーム。まだアーリーアクセスにも関わらず、リリースから約8時間でSteam販売本数100万本を突破し、さらに4日で600万本を達成。ピーク時の同時接続数では170万人を突破と、Steamでは歴代3位となる快挙です。
まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの本作。その人気ぶりとは裏腹に、様々な意見も散見されますが、個人的には、いわゆる「~ライク」というプレイヤー目線で、気軽にゲームを楽しめばいいのではないかと思います。
「パルワールド」は、サバイバルクラフトにモンスター要素を加えたようなシステム。拠点を建築し、「パル」と呼ばれるモンスターを捕まえて、バトルをさせたり、働かせることも可能。また、パルには個体差があるので、配合によって成長させることで、厳選していく育成要素もあります。
筆者が実際にプレイしてみた所感としては、ARK+ポケモン+ゼルダ(BotW)をベースとし、随所にフォートナイトやソウルシリーズっぽさも見受けられます。上記のゲームの"いいとこ取り"と言える本作ですが、可愛らしい見た目や、複雑過ぎないシステム、UIなど、プレイヤーの親しみやすさも本作が人気の理由のひとつではないでしょうか。
また、このゲームの面白さの根幹には、捕まえたパルの個々の能力を活かして、どの作業をさせるか、どう育成してどう戦うか、というチーム管理力にあると思います。
シングルプレイでじっくり遊ぶも良し、フレンドとマルチプレイでわいわい遊ぶも良し、PvPサーバーで戦争するも良し、楽しみ方もプレイヤー様々。
本作は、リリース記念として、1月26日まで10%オフの3060円で購入できるので、気になる方はこの機会にプレイしてみてはいかがでしょうか。
動作環境とグラフィック設定
『パルワールド』の動作環境と推奨スペック
『パルワールド』の動作環境と推奨スペックです。
Steamストアページにて公開されているシステム要件では、必要動作環境はCore i5-3570K+GeForce GTX 1050と、エントリー性能のPCでも動作するようです。
推奨動作環境ではCore i9-9900K+GeForce RTX 2070と、現行のスペックだとミドルクラス程度のゲーミングPCが必要となります。
CPUはCore i5-13400、または最新世代でCore i5-14400は必要となるでしょう。グラボはGeForce RTX 3060、最新世代ならGeForce RTX 4060は必要となりそうです。
また、メモリは最低でもは16GB、快適にプレイするなら32GBが推奨とされます。
必要動作環境 | 推奨動作環境 | |
OS | Windows 10 or later (64-Bit) | |
CPU | Intel Core i5-3570K 3.4 GHz 4 Core | Intel Core i9-9900K 3.6 GHz 8 Core |
メモリ |
16GB | 32GB |
GPU |
GeForce GTX 1050 (2GB) | GeForce RTX 2070 |
ストレージ容量 | 40GB以上 SSD推奨 |
『パルワールド』のグラフィック設定
『パルワールド』のグラフィックス設定を下に掲載します。
『パルワールド』のグラフィックス設定はとてもシンプル。プリセットは「最低」「低」「中」「高」「最高」の5つのグラフィックプリセットが用意されており、画面設定はウィンドウモードかボーダーレスフルスクリーンのみとなっています。
対応しているアップスケーリング技術は「DLSS」のみで、GeForce RTXユーザーは、DLSSを有効にすることによって、画質を落とすことなく負荷を下げることができ、フレームレートを向上させることができます。
グラボ毎の平均フレームレート
テスト環境
『パルワールド』の平均フレームレートを測定するにあたって、テストに使用したPCの構成は以下の通りです。NZXT H7 Whiteケースに、CoolerMasterの1000W電源、Raptor Lake-Sの最上位モデル「Core i9-13900K」に、SSDにはPCIe Gen4の「WD Black SN850X」を搭載したゲーミングPCです。
OS | Windows 11(22H2) |
---|---|
CPU | Core i9-13900K |
ケース | NZXT H7 White |
マザーボード | ASRock Z790 Pro RS |
CPUクーラー | CoolerMaster PL360 FLUX [水冷] |
メモリ | Crucial DDR5-4800 32GB(16GB×2) |
ストレージ | SSD WD Black SN850X [PCIe Gen4x4 NVMe 1TB] |
電源 | CoolerMaster V1000 Platinum [1000W] |
レビュー記事 | 実機レビュー |
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平均フレームレート計測方法
本作はオープンワールドなので、フィールドの地形やモンスターの数、オブジェクトなど、シーンによってフレームレートの振れ幅が大きいです。
そこで、MSI Afterburnerを使って、ゲームスタートの「始まりの台地」から、ファストトラベルが可能な最初の鳥の石像「草巨獣の丘陵」まで徒歩で移動し、平均フレームレートを計測しました。
グラフィックのプリセットは「最低」「中」「最高」の3つの設定で計測しています。DLSSはすべてオフで計測していますが、有効にすることで、フレームレートを底上げすることが可能です。
また、最大FPSは無制限に設定していますが、計測した限りでは240 fpsが最大フレームレートとなっていました。
フルHD 1920×1080 での平均フレームレート
フルHD(1920×1080)解像度での平均フレームレートは以下の通りです。
最低設定なら古い世代のエントリークラスGTX 1650 SUPERでも平均76 fpsで動作し、RTX 3050なら平均120 fps以上で快適にプレイが可能です。
最高設定だと平均60 fpsを超えるのはRTX 3060からと、現行のミドルクラスであれば、問題なくプレイできるでしょう。
パルワールド
|
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最低 | 中 | 最高 | |
RTX 4090 |
240 fps | 240 fps | 223 fps |
RTX 4080 |
240 fps | 223 fps | 190 fps |
RTX 4070 Ti |
240 fps | 198 fps | 165 fps |
RTX 4070 SUPER | 240 fps | 189 fps | 150 fps |
RTX 4070 |
240 fps | 161 fps | 128 fps |
RTX 4060 Ti 8GB |
224 fps | 133 fps | 106 fps |
RTX 4060 | 188 fps | 101 fps | 81 fps |
RTX 3060 | 164 fps | 92 fps | 74 fps |
RTX 3050 | 124 fps | 67 fps | 53 fps |
GTX 1650 SUPER | 76 fps | 43 fps | 35 fps |
※灰色のセルは平均フレームレートが59 fps以下のもの
WQHD 2560×1440 での平均フレームレート
WQHD(2560×1440)解像度での平均フレームレートは以下の通りです。
最低設定ならRTX 4060で高いフレームレートでのプレイが可能です。最高設定だとRTX 4060でも平均60 fpsはありますが、不安な方は、DLSSを有効にすることで快適にプレイが可能になるでしょう。
パルワールド
|
---|
最低 | 中 | 最高 | |
RTX 4090 |
240 fps | 212 fps | 186 fps |
RTX 4080 |
240 fps | 185 fps | 153 fps |
RTX 4070 Ti |
235 fps | 153 fps | 126 fps |
RTX 4070 SUPER | 225 fps | 146 fps | 114 fps |
RTX 4070 |
196 fps | 116 fps | 94 fps |
RTX 4060 Ti 8GB |
155 fps | 94 fps | 75 fps |
RTX 4060 | 117 fps | 71 fps | 60 fps |
※灰色のセルは平均フレームレートが59 fps以下のもの
4K-UHD 3840×2160 での平均フレームレート
4K-UHD(3840×2160)解像度での平均フレームレートは以下の通りです。
最低設定ならRTX 4060 Tiでも平均76 fpsと、快適にプレイが可能です。最高設定となるとかなり負荷が重く、最新のRTX 4070 SUPER以上は必要となるでしょう。
パルワールド
|
---|
最低 | 中 | 最高 | |
RTX 4090 |
210 fps | 150 fps | 122 fps |
RTX 4080 |
168 fps | 113 fps | 92 fps |
RTX 4070 Ti |
130 fps | 89 fps | 72 fps |
RTX 4070 SUPER | 120 fps | 83 fps | 63 fps |
RTX 4070 |
95 fps | 67 fps | 53 fps |
RTX 4060 Ti 8GB |
76 fps | 51 fps | 40 fps |
※灰色のセルは平均フレームレートが59 fps以下のもの
低設定と最高設定の画質比較
『パルワールド』のグラフィックプリセット「最低設定」と「最高設定」の画質を比較しました。画質の差は歴然で、最低設定だと影の表示もなく、簡略的でのっぺりした画質になります。パルワールドの世界観を存分に楽しむにはなるべく高い設定でプレイしたいところ。
おすすめのPC
ミドルクラスならフルHD+最高設定でプレイできる
最後におすすめのデスクトップPCを紹介します。フルHD解像度、最高設定でプレイするなら、Core i5-13400F+RTX 4060のようなミドルクラスであれば、快適にプレイすることができます。
構成例 | |
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CPU | Ryzen 7 5700X |
GPU | GeForce RTX 4060 Ti |
価格 | 169,800円(税込) |
メーカーさんからご提供いただいた下のリンク先のシークレットサイトから購入することで非常に安く購入することができます。
例えば、Ryzen 7 5700X に、GeForce RTX 4060 Tiを搭載したモデルが、16万円台で購入することができます。非常にコストパフォーマンスの高い製品です。
他にもRTX 4070 SUPERのモデルや、ホワイトカラーのモデルなどがあります。
標準で内部の見えるガラスサイドパネルになっており、ミニタワーでも見た目も良いです。
マウスコンピューター製PCを13万円以上ご購入の方に、5,000円分のAmazonギフト券をプレゼント!詳細はこちらをご覧下さい。
構成例 | |
---|---|
CPU | Core i7-14700F |
GPU | GeForce RTX 4070 |
価格 | 249,980円(税込) |
GeForce GTX 1650からRTX 4090までの幅広いラインナップを揃えたゲーミングPCです。
価格も比較的安く、人気のシリーズです。メーカー直販サイトには、おすすめランキングも掲載されているので、そちらも参考にするといいでしょう。
ブラックとシルバーのツートンカラーと、フロントパネルのLEDが特徴的なデザインです。ケースは冷却性と機能性に優れています。納期も最短で翌日出荷と早いので、すぐにPCゲームを始めることができます。
構成例 | |
---|---|
CPU | Core i5-14400F |
GPU | GeForce RTX 4060 |
価格 | 149,800円(税込) |
コスパに特化したWEB限定販売のパソコン工房のゲーミングPCです。
例えば、最新のインテル第14世代Core i5-14400Fに、GeForce RTX 4060搭載のミドルクラス構成で約15万円です。
追加オプションでゲーミングモニター、ゲーミングキーボードとマウス、ゲーミングヘッドセットをまとめて購入できるゲーミングスターターキットもあります。
Thermaltakeのミニタワーケースを採用しており、カラーはブラックとホワイトの2色から選択できます。左サイドの強化ガラスパネルはスイングドア式で、内部へのアクセス性も抜群。デザインもゲーミングらしい見た目でかっこいいです。
その他のおすすめのゲーミングPC
その他のおすすめのゲーミングPCについてはこちらをご覧ください。
三度の飯よりゲームが好き。 面白ければどんなゲームもプレイするが、中でも好きなジャンルは2D格闘ゲーム。2009年からSteamでPCゲーム漁りを始めてからゲーミングPCに興味を持ち、ライター業を経てレビュアーへ。これまで300台以上のゲーミングPCを実機でテストし、レビュー記事を執筆。おじいちゃんになってもPCゲーマーでありたい。
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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