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メタファー:リファンタジオ(体験版)の平均フレームレートとおすすめゲーミングPC
この記事では、10月11日発売予定の『メタファー:リファンタジオ』の製品版に先駆け、無料体験版を使って、NVIDIAのグラフィックカードで計測した平均フレームレートを掲載しています。また、PC版の特徴や本作をプレイするためのおすすめのグラボ、ゲーミングPCも紹介しています。
目次
はじめに
動作環境
グラボ毎のフレームレート
おすすめPC
はじめに
『メタファー:リファンタジオ』とは
『メタファー:リファンタジオ』は、『真・女神転生』や『ペルソナ』といった、多くの人気RPGを生み出したアトラスが生み出す、35年の集大成とも言える完全新作ファンタジーRPG。開発陣には「ペルソナ」シリーズを手掛けたチームを中心とし、「世界樹の迷宮」や「NieR:Automata」、「新世紀エヴァンゲリオン」に携わった有名クリエイターたちも参加していることで、発表当初から大いに期待されているタイトルです。東京ゲームショウ2024にも出展され、セガ・アトラスブースには多くのファンが集まり、注目を集めていました。
PC版『メタファー:リファンタジオ』は、Steamで配信されており、通常版の価格は税込み9,878円。さらに、アトラスブランド35周年を記念して制作された、『アトラスブランド35thデジタル・アニバーサリーエディション』の特別版では、ゲーム本編に加え、「デジタル・プレミアム・アートブック」や「デジタル・スペシャル・サウンドトラック」、「アトラスブランド35thデジタル・ヒストリーブック」など特典が盛りだくさんで、税込み15,510円となっています。
『メタファー:リファンタジオ』の世界をより一層楽しみたい方、アトラスファンの方は特別版を購入してみてはいかがでしょうか。
まずは『メタファー:リファンタジオ』の体験版をプレイしよう
『メタファー:リファンタジオ』の製品版の発売日は10月11日ですが、9月25日に物語の冒頭部分が遊べる「無料体験版」が配信されています。配信当初は最適化不足という問題もありましたが、9月28日に修正パッチが配信されています。
PC版でプレイ予定の方、既に予約済みの方も、まずは体験版をプレイして、自身のPCが快適に動作する環境か試してみましょう。
物語の冒頭部分と言っても、容量は約54GB、内容も結構なボリュームがあるので、かなり本格的にプレイできます。筆者もプレイしてみましたが、体験版をクリアした時点でのプレイ時間は約5時間ほど。所々ペルソナシリーズと似通った部分があり、ペルソナシリーズをプレイした方なら、複雑なシステム面もすんなり入る内容となっています。
なお、体験版についてはすべての区画について動画や画像の投稿・配信が可能ですが、製品版においてもすべての区画について動画や画像の投稿・配信が可能というガイドラインが公開されています。その際、「ネタバレあり」や「権利表記」などの明記が必要となります。詳しくは公式サイトの配信ガイドラインのお知らせページをご覧ください。
動作環境とグラフィック設定
『メタファー:リファンタジオ』の動作環境
Steamの販売ページで確認できた、PC版『メタファー:リファンタジオ』の動作環境と推奨スペックです。
グラフィック設定が公開されていないので、低設定か最高設定なのかはわかりませんが、推奨動作環境は「1080p/60 fps」動作で、CPUはCore i5-7600またはRyzen 5 2600、グラフィックスはGeForce GTX 970またはRadeon RX 480 以上のスペックが必要となります。CPUは古い世代でも問題なさそうですが、グラボに関しては少なくとも、4GB以上のビデオメモリを搭載したものが必要となるでしょう。
現環境であれば、グラボはGeForce RTX 3060またはRTX 4060のミドルクラスであれば最高設定で快適にプレイできそうです。
また、ストレージに関してはSSD推奨という文言は書かれていませんが、快適にプレイするならSSDにインストールする方がいいでしょう。
必要動作環境 | 推奨動作環境 | |
推定fps | 720P @ 30 FPS | 1080P @ 60 FPS |
OS | Windows 10 | |
CPU | Intel Core i5-3470 AMD FX-6300 |
Intel Core i5-7600 Ryzen 5 2600 |
メモリ |
6GB | 8GB |
GPU |
NVIDIA GeForce GTX 750 Ti 4GB AMD Radeon R7 360 4GB Intel Arc A310 4GB |
NVIDIA GeForce GTX 970 4GB AMD Radeon RX 480 4GB Intel Arc A380 6GB |
DirectX | DirectX 11 | |
ストレージ容量 | 93GBの空き容量 |
『メタファー:リファンタジオ(体験版)』のグラフィック設定
PC版『メタファー:リファンタジオ(体験版)』のグラフィックス設定は、「LOW」「MIDDLE」「ULTRA」の3つのプリセット設定が用意されており、フレームレートの上限は「無制限」に設定できます。
まずは「ULTRA」設定でプレイしてみて、常時60 fpsを切ってしまう場合は、レンダリングスケールを125%辺りに落としたりして、負荷を調整してみるといいでしょう。
なお、体験版でのグラフィック設定なので、製品版では異なっている場合があります。
グラボ毎の平均フレームレート
テスト環境
PC版『メタファー:リファンタジオ(体験版)』の平均フレームレートを測定するにあたって、テストに使用したPCの構成は以下の通りです。NZXT H7 Whiteケースに、CoolerMasterの1000W電源、CPUは1世代前になりますが、Raptor Lake-Sの最上位モデル「Core i9-13900K」、SSDにはPCIe Gen4の「WD Black SN850X」を搭載したゲーミングPCです。
OS | Windows 11(22H2) |
---|---|
CPU | Core i9-13900K |
ケース | NZXT H7 White |
マザーボード | ASRock Z790 Pro RS |
CPUクーラー | CoolerMaster PL360 FLUX [水冷] |
メモリ | Crucial DDR5-4800 32GB(16GB×2) |
ストレージ | SSD WD Black SN850X [PCIe Gen4x4 NVMe 1TB] |
電源 | CoolerMaster V1000 Platinum [1000W] |
レビュー記事 | 実機レビュー |
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平均フレームレート計測方法
『メタファー:リファンタジオ(体験版)』の平均フレームレートの計測には、プロローグをプレイした後の最初の3日間、酒場宿「蜜蜂のささやき亭」から「レガリス大聖堂前」に抜ける「日陰通り」を走り、MSI Afterburnerを使って計測。画質品質のプリセットは最高設定である「ULTRA」のみ、垂直同期はオフ、フレームレート上限は無制限に設定、グラフィックドライバーは10月1日に公開された最新の「バージョン 565.90」です。
体験版配信当初、最適化不足という問題から、一部パフォーマンスの修正パッチが当てられていますが、フィールドでは60 fpsを超えていてもカットシーンでは60 fps以下に落ちたり、マップ移動でロードを挟むと、フレームレートが通常より落ちたりといった現象が見られたので、今もまだ最適化不足な部分が見受けられます。フレームレートがいつもより低いと感じたら、一度プリセットを「ULTRA」から「MIDDLE」に落として、再度「ULTRA」に戻すと改善されるかもしれません。
「ULTRA」設定での平均フレームレート
『メタファー:リファンタジオ』の最高設定である「ULTRA」での、各グラボの平均フレームレートは以下の通りです。
フルHD(1920×1080)解像度では、エントリークラスのRTX 3050でも平均60 fpsはあるので、グラフィックス設定を落とせば、快適にプレイできるでしょう。ミドルクラスのRTX 3060またはRTX 4060であれば、平均80 fps出ているので、「ULTRA」設定でも快適にプレイが可能です。
WQHD(2560×1440)解像度では、「ULTRA」設定で快適にプレイするにはRTX 4070以上は必要になるでしょう。4K-UHD(3840×2160)解像度では、負荷はかなり重く、ハイエンドクラスのRTX 4080は必要になりそうです。
なお、体験版での計測結果なので、製品版とは異なる可能性があるのはご了承ください。
メタファー:リファンタジオ 体験版(Metaphor: ReFantazio)
|
---|
1920×1080 | 2560×1440 | 3840×2160 | |
RTX 4080 SUPER |
160 fps (100 fps) |
136 fps (81 fps) |
70 fps (52 fps) |
RTX 4080 |
160 fps (98 fps) |
132 fps (80 fps) |
68 fps (50 fps) |
RTX 4070 Ti SUPER |
155 fps (90 fps) |
118 fps (74 fps) |
60 fps (45 fps) |
RTX 4070 Ti |
153 fps (88 fps) |
101 fps (67 fps) |
ー |
RTX 4070 SUPER | 150 fps (83 fps) |
97 fps (65 fps) |
ー |
RTX 4070 |
135 fps (80 fps) |
86 fps (60 fps) |
ー |
RTX 4060 Ti 8GB |
96 fps (63 fps) |
62 fps (46 fps) |
ー |
RTX 4060 | 82 fps (55 fps) |
ー | ー |
RTX 3060 | 80 fps (50 fps) |
ー | ー |
RTX 3050 | 60 fps (40 fps) |
ー | ー |
おすすめのPC
ミドルクラスならフルHD+ULTRA設定でプレイできる
最後に、『メタファー:リファンタジオ』を「ULTRA」設定で快適にプレイするためのおすすめのゲーミングPCを紹介します。
フルHD解像度、60 fpsでプレイするなら、CPUはRyzen 7 5700XまたはCore i5-14400、グラボはミドルクラスのGeForce RTX 4060を搭載したモデルであれば快適にプレイすることができるでしょう。
4K解像度、60 fpsでプレイするなら、GeForce RTX 4080以上を搭載したハイエンドなゲーミングPCが必要となります。
構成例 : NEXTGEAR JG-A7G6T | |
---|---|
CPU | Ryzen 7 5700X |
GPU | GeForce RTX 4060 Ti |
メモリ | 16GB(DDR4-3200) |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
価格 | 179,800円(税込) |
メーカーさんからご提供いただいた下のリンク先のシークレットサイトから購入することで安く購入することができます。
ストレージには標準で1TBのNVMe SSDを搭載しており、多くのゲームをインストールすることができます。
個性的なデザインのケースに、内部の見えるガラスサイドパネル、RGBファンも標準搭載で、ミニタワーでもゲーミングらしいデザインです。ある程度カスタマイズも可能です。
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構成例 : GALLERIA RM5C-R46 | |
---|---|
CPU | Core i5-14400 |
GPU | GeForce RTX 4060 |
メモリ | 16GB(DDR5-4800) |
ストレージ | 500GB NVMe SSD |
価格 | 158,980円(税込) |
GeForce RTX 3050からRTX 4090までの幅広いラインナップを揃えた人気のゲーミングPCです。
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ブラックとシルバーのツートンカラーと、フロントパネルのLEDが特徴的なデザインです。オプションでホワイトケースにすることもできます。ケースは冷却性と機能性に優れており、納期も最短で翌日出荷と早いので、すぐにPCゲームを始めることができます。ある程度カスタマイズも可能です。
構成例 : LEVEL-M17M-124F-RLX | |
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CPU | Core i5-12400F |
GPU | GeForce RTX 4060 |
メモリ | 16GB(DDR5-4800) |
ストレージ | 500GB NVMe SSD |
価格 | 129,800円(税込) |
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三度の飯よりゲームが好き。 面白ければどんなゲームもプレイするが、中でも好きなジャンルは2D格闘ゲーム。2009年からSteamでPCゲーム漁りを始めてからゲーミングPCに興味を持ち、ライター業を経てレビュアーへ。これまで300台以上のゲーミングPCを実機でテストし、レビュー記事を執筆。おじいちゃんになってもPCゲーマーでありたい。
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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