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『ファークライ6』のグラボ毎のベンチマークスコアとおすすめPC
目次
『ファークライ6』とは
『ファークライ6』のベンチマーク内容
『ファークライ6』のベンチマーク結果
おすすめグラボとPC
『ファークライ6』とは
ヤーラを開放するためゲリラ革命に参加せよ!
ユービーアイソフトのオープンワールドFPSシリーズ最新作『ファークライ6』が10月7日に発売されました。本作の舞台はカリブ海にある熱帯の楽園「ヤーラ」。主人公である「ダニー・ロハス」は、故郷「ヤーラ」を取り戻すため、残忍で冷酷な独裁者アントン・カスティロに立ち向かうべく、ゲリラ兵として革命に参加することになります。
「ファークライ」シリーズでは毎度、クセのある魅力的な悪役(ヴィラン)が登場しますが、今作のヴィラン役である独裁者「アントン・カスティロ」は、大人気の海外ドラマ『ブレイキング・バッド』で“チキン売りの麻薬王ガス”を演じた、「ジャンカルロ・エスポジート」が演じています。ゲームでの吹き替えも、ドラマと同じ「堀内 賢雄」さん(メタルギアソリッド2の雷電など)が演じておられるので、ドラマが好きな方はすんなりと入ってくるでしょう。
プレイヤー自身(主人公)の「ダニー・ロハス」は、物語の冒頭で女性と男性どちらか選択することができます。どちらもファークライの主人公らしい、屈強な精神と肉体を併せ持つ、楽園を暴れまわるゲリラというよりゴリラです。同じゲリラ兵の仲間も個性的なキャラクターばかりで、特に今作では“アミーゴ”という共に戦ってくれる可愛いペット仲間たちも活躍してくれます。
『ファークライ6』の特徴
実際に『ファークライ6』をざっとプレイしてみての主な特徴をご紹介。
『ファークライ6』のベンチマーク
動作環境と推奨スペック
公式ページにて公開されている『ファークライ6』のPC動作環境は以下の通りです。最低動作環境ではGTX 960、推奨動作環境ではGTX 1080と、最新のゲームにしてはそれほど重くはない印象です。また、どちらもデュアルチャネルメモリ推奨となっています。
最低動作環境 | 推奨動作環境 | |
OS | Windows 10(64bit) | |
CPU | Intel Core i5-4460 AMD Ryzen 3 1200 |
Intel Core i7-7700 AMD Ryzen 5 3600X |
メモリ |
8GB(デュアルチャネル) | 16GB(デュアルチャネル) |
グラフィックカード |
NVIDIA GeForce GTX 960 AMD RX 460 |
NVIDIA GeForce GTX 1080 AMD RX Vega 64 |
ビデオメモリ |
4GB | 8GB |
DirectX |
DirectX 12 | |
ストレージの空き容量 | 60GB |
ディスプレイ・グラフィック設定画面
『ファークライ6』のグラフィック設定画面は以下の画像の通りです。プリセットでは、「低」「中」「高」「最高」の4段階。また、GeForce RTXシリーズで使える、DXR反射とDXRシャドウ機能があります。こちらをオンにすると負荷があるので、フレームレートが下がります。
詳細設定画面には「FidelityFX Super Resolution」、通称「FSRモード」というDLSSに似た機能があります。パフォーマンスを向上させる機能で、強度は「最高クオリティ」「クオリティ」「バランス」「パフォーマンス」の4段階。
「最高クオリティ」モードではあまり画質を落とさずにパフォーマンスを向上できますが、「パフォーマンス」モードともなると画質も潰れたような劣化した見た目になるので、「バランス」モード辺りがおすすめです。
ベンチマーク機能
『ファークライ6』には快適に動作するかのテストを計測してくれるベンチマーク機能があります。ベンチマーク実行時間はわずか1分ほど。ベンチマークでは平均フレームレートと最小最大フレームレートを知ることができるので、どれほどの負荷がかかっているのかが分かります。
ベンチマーク終了後の結果画面ではシーンごとに応じたフレームレートのグラフと、平均フレームレートが表示されます。60fps以上安定して出ていれば本作が快適に動作すると思ってください。
『ファークライ6』でのグラボ毎のフレームレート
『ファークライ6』のベンチマーク計測結果を以下の表にまとめました。ベンチマーク計測においてグラフィック設定はRTX シリーズでは「低」「最高」「最高+DXRオン(反射とシャドウ)」、GTXシリーズでは「低」「高」「最高」で計測しています。
また、括弧内はFSRモードを「バランス」にしてフレームレートを向上させた時のベンチマーク結果となっています。高解像度テクスチャはオフにしていますが、オンにしてもVRAM使用量が増えるだけで、フレームレートにあまり影響しません。ベンチマークテストに使用したPCの構成は以下の通りです。
CPU | Intel Core i9-11900K |
---|---|
ケース | CoolerMaster MasterBox CM694 TG [強化ガラスサイドパネル] |
マザーボード | ASUS TUF GAMING Z590-PLUS WIFI [Intel Z590 chipset] |
CPUファン | CoolerMaster ML240L V2 RGB [240mm水冷ユニット] |
メモリ | 16GB(8GB×2) [DDR4-3200] |
ストレージ | Intel SSD 660p Series [M.2 PCI-E SSD 1TB] |
電源 | Corsair RM1000x [1000W/80PLUS Gold] |
フルHD 1920×1080 での平均フレームレート
フルHD(解像度 1920×1080)での平均フレームレートは以下の通り。
最高設定だとGTX 1650 SUPERでも平均 60fpsとなっているので、それほど重くはないようです。ミドルクラスで十分そうです。最高設定+DXRオンならRTX 3060以上で快適にプレイが可能です。なぜか、RTX 3090でも最高設定で平均120 fpsを超えることはなく、フレームレートの伸びがイマイチです。今後のアップデートで修正されるかもしれません。
ファークライ6(DX12)
|
---|
RTX シリーズ | グラフィック品質設定 | ||
---|---|---|---|
低 | 最高 | 最高+DXRオン | |
RTX 3090 |
145 fps | 112 fps | 89 fps(89 fps) |
RTX 3080 Ti |
145 fps | 112 fps | 88 fps(88 fps) |
RTX 3080 |
145 fps | 111 fps | 87 fps(87 fps) |
RTX 3070 Ti |
144 fps | 110 fps | 84 fps(86 fps) |
RTX 3070 |
142 fps | 108 fps | 84 fps(86 fps) |
RTX 3060 Ti | 141 fps | 108 fps | 84 fps(86 fps) |
RTX 3060 | 138 fps | 95 fps | 73 fps(84 fps) |
GTX シリーズ | グラフィック品質設定 | ||
---|---|---|---|
低 | 高 | 最高 | |
GTX 1660 SUPER |
106 fps | 81 fps | 71 fps |
GTX 1660 |
95 fps | 73 fps | 65 fps |
GTX 1650 SUPER |
90 fps | 68 fps | 60 fps |
GTX 1650 |
67 fps | 51 fps | 44 fps |
■DXRオン・・・DXR反射+DXRシャドウ
■括弧内はFSRモード「バランス」時の平均フレームレート
:60 fps以上の平均フレームレート
WQHD 2560×1440 での平均フレームレート
WQHD(解像度 2560×1440)での平均フレームレートは以下の通りです。
RTX 3060でも最高設定で快適に動作しますが、最高+DXRオンだと、RTX 3060 Ti以上でないと平均60fpsは超えません。ただし、FSRモードと併用することで、RTX 3060でも平均60fpsが出るようになります。
ファークライ6(DX12)
|
---|
グラフィック品質設定 | |||
低 | 最高 | 最高+DXRオン | |
RTX 3090 |
131 fps | 105 fps | 90 fps(92 fps) |
RTX 3080 Ti |
132 fps | 105 fps | 84 fps(86 fps) |
RTX 3080 |
132 fps | 103 fps | 83 fps(86 fps) |
RTX 3070 Ti |
128 fps | 95 fps | 74 fps(85 fps) |
RTX 3070 |
125 fps | 93 fps | 71 fps(84 fps) |
RTX 3060 Ti | 124 fps | 87 fps | 70 fps(84 fps) |
RTX 3060 | 102 fps | 69 fps | 56 fps(80 fps) |
■括弧内はFSRモード「バランス」時の平均フレームレート
:60 fps以上の平均フレームレート
4K-UHD 3840×2160 での平均フレームレート
4K-UHD(解像度 3840×2160)での平均フレームレートは以下の通り。
最高設定で60 fpsを超えるのはRTX 3080からとなります。最高+DXRオン時も同様に平均 60fpsを超えるのはRTX 3080からですが、FSRモードを併用すれば、RTX 3060でも平均60fpsを超えるようになります。
ファークライ6(DX12)
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---|
グラフィック品質設定 | |||
低 | 最高 | 最高+DXRオン | |
RTX 3090 |
116 fps | 78 fps | 65 fps(87 fps) |
RTX 3080 Ti |
116 fps | 78 fps | 64 fps(87 fps) |
RTX 3080 |
107 fps | 71 fps | 60 fps(86 fps) |
RTX 3070 Ti |
88 fps | 59 fps | 48 fps(79 fps) |
RTX 3070 |
82 fps | 55 fps | 41 fps(76 fps) |
RTX 3060 Ti |
76 fps | 51 fps | 40 fps(74 fps) |
RTX 3060 | 59 fps | 39 fps | 33 fps(60 fps) |
■括弧内はFSRモード「バランス」時の平均フレームレート
:60 fps以上の平均フレームレート
低設定と最高設定の画質比較
低設定と最高設定、最高設定+DXRオフとDXRオンの画質を比較しました。特に水面の反射や影の品質が大きく違います。DXRオンだとNPCやアミーゴも水面に反射するようになります。
※画像が表示されていない場合は、もう1度、更新ボタンを押して下さい。
おすすめのグラボとPC
おすすめのグラボ
ベンチマーク結果の通り、『ファークライ6』は意外と負荷の軽いゲームでした。
フルHD解像度で60 fpsでプレイするだけなら、GTX 1650 SUPERでも大丈夫そうです。
ただ、4Kでの高解像度、DXRも有効化するとなると、RTXシリーズが必要となります。RTX 3060なら、FSRモードを併用すれば、最高設定+DXRオン+FSRモードで快適にプレイすることができるでしょう。
以下で紹介しているPCは、RTX 3060を搭載できる当サイトおすすめのゲーミングPCです。RTX 3060だけでなく他のグラフィックスも選択できます。
おすすめのPC
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非常にコストパフォーマンスの高いゲーミングPCです。
ユーザーの声を取り入れた個性的なデザインのケースに、ガラスサイドパネルと内部のLEDファンが点灯し、安い割にはデザインも良いです。
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エントリーモデルからハイエンドモデルまでラインナップが広く、目的に応じたスペックのPCを選びやすいです。また、いずれのモデルも比較的安いです。
レビュー記事はこちら
三度の飯よりゲームが好き。 面白ければどんなゲームもプレイするが、中でも好きなジャンルは2D格闘ゲーム。2009年からSteamでPCゲーム漁りを始めてからゲーミングPCに興味を持ち、ライター業を経てレビュアーへ。これまで300台以上のゲーミングPCを実機でテストし、レビュー記事を執筆。おじいちゃんになってもPCゲーマーでありたい。
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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