富士通なのに10万円台。FMV WE1-K3を実機レビュー
| CPU | Intel U300 Core i5-1335U Core i7-1355U |
|---|---|
| メモリ | 8GB / 16GB |
| ストレージ | 約256GB / 約512GB |
| 画面サイズ | 15.6型 16:9 |
| 画面種類 | 1920x1080 非光沢 |
| 質量 | 約1.7kg |
| バッテリー | 49Wh |
| 価格 | 10万円台~ ※ |
※2026年2月27日時点での価格
安心ブランド「富士通」でも安いノートPC
FMV WE1-K3は、安心の富士通ブランドでも、10万円台から購入できる安いノートPCです。
「ノートPCは、昔から使っている富士通のようなメーカーが安心!」という方におすすめです。
打ちやすいテンキーも搭載されているので、数値入力が多い方にもおすすめです。
ただ、安い分、いくつか注意点もあるので、詳しくレビューしていきます。
今回は以下の構成でレビューをしています。レビュー機は、メーカーからの貸出機です。
レビュー機の構成
Core i5-1335U、16GBメモリ、約512GB SSD
目次
お忙しい方は、「FMV WE1-K3の特徴」のみお読みください。
製品の特徴
富士通のノートPCが10万円台
本製品は、価格コム限定モデルであれば、109,700円(2026年2月27日)という価格で購入することができます。富士通のPCがこの価格で購入できるのはかなり安いと言えるでしょう。
PCを買うなら、「富士通のようなメーカーが安心!」という方におすすめです。
打ちやすいテンキーを搭載
ノートパソコンのテンキーは、横幅が狭くなっていることが非常に多く、最近は15~16型のノートでもテンキーが搭載されていないケースも多いです。
一方、本製品は、横幅が、アルファベットキーと変わらないサイズで、非常に打ちやすいです。
数値入力が多い方に非常におすすめです。
ボディは樹脂製
ボディは樹脂製で、高級感はそんなにありません。
樹脂だからと言って、使用上は何ら問題ありませんが、デザインも気にする方はご注意下さい。
懸念点・注意点
安い機種なので、それなりにデメリットもあり、使ってみて感じた懸念点を書いておきます。
まず、CPU性能はあまり高くありません。ただ、Web閲覧などの日常作業であれば、特に問題はないでしょう。
ディスプレイの色域も広くありません。ただ、事務機として使う場合や、色にこだわりがない方は気にはならないでしょう。
タッチパッドがザラついていて、やや手触りが悪いです。ただ、マウスを使う方なら問題ありません。
スピーカー音はそれほど良くありません。音楽を聴きたい方は外部スピーカーをつなげたほうがいいです。ただ、YouTubeを観たり、オンライン会議を行う程度であれば、特に問題ない品質です。
キーボードは、「半角/全角」と「Backspace」キーが小さい点が気になります。
ディスプレイのチェック
FMV WE1-K3のディスプレイは、最近多い16:10ではなく、昔ながらの16:9で、解像度は1920x1080です。色域が狭いので、画像がややくすんで見えますが、事務用で使う場合など、色をあまり気にしなくてもいい用途であれば、問題ないでしょう。
詳細については、以下のタブをクリックしてご覧ください。
- 色域・輝度
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき - フリッカー
当サイトで計測した色域は下表の通りで狭いです。最大輝度は、当サイトの計測では233 cd/m2と普通です。
| カバー率 | |
| sRGBカバー率 | 59% |
|---|
ガンマ補正曲線を確認すると、赤がやや強めに発色していますが、比較的自然な発色になっていると思います。
視野角は広いです。
非光沢液晶であるため、画面への映り込みは低減されています。ギラつきは、ほとんど感じません。
PWM調光によるフリッカーはありませんでした。
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測
キーボードおよびタッチパッドのチェック
富士通のキーボードは打ちやすいことが多いですが、本製品は普通です。
十分なキーピッチがあり、矢印キーが一段下がっている点は良いです。前述したようにテンキーが打ちやすいのも良いポイントです。
ただ、「半角/全角」や「Backspace」キーが極端に小さい点が欠点です。これらのキーを打つとき、よく押し間違えます。
テンキーの横幅をもう少し小さくしてもいいので、「半角/全角」や「Backspace」キーはもう少し大きくして欲しかったです。
タッチパッドは、ツルツルしておらず、ザラザラとしているので、操作しているとやや違和感を感じます。ただ、反応が悪いわけではありません。
※画像をクリックすると拡大できます
パフォーマンスのチェック
FMV WE1-K3のパフォーマンスのチェックです。
CPU
CPUには、やや世代の古いCore i5-1335Uを搭載しています。
CINEBENCH 2024のスコアは下の通りで低めです。ただ、Web閲覧や、Officeソフト使用程度の作業であれば、問題なくできるでしょう。
グラフィックス
グラフィックス性能を見てみます。
グラフィックス性能もそれほど高くありません。ただ、動画視聴であれば、何ら問題なく行えます。動画編集などを行いたいなら、別のCPUのほうがいいです。
~ グラフィックス性能の評価 ~
ストレージ
ストレージはまずまずです。
~ ストレージ性能の評価 ~
静音性のチェック
FMV WE1-K3の動作音(静音性)のチェック結果です。
アイドル時はほぼ無音です。他の状態もやや低めの動作音です。使っていて動作音は特に気になりません。
| 騒音値 | |
| アイドル時 | 約20dB |
|---|---|
| 低負荷時 [YouTube再生] | 約32dB |
| 中負荷時 [動画編集] | 約39dB |
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
アイドル時:アイドル時
低負荷時:1080pのYouTube動画再生時
中負荷時:Premiere Proで、編集中の1080pの動画をプレビュー再生した時
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手のひらを置くパームレストの温度変化は重要です。
表面温度も、使っていて特に気にはなりません。
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。
全体的に低めの消費電力です。
| 消費電力 | |
| アイドル時 | 7W |
|---|---|
| 低負荷時 [YouTube再生] | 11W |
| 中負荷時 [動画編集] | 37W |
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています
外観のチェック
FMV WE1-K3の外観のチェックです。
ボディは樹脂製なので、ややチープさはあります。

天板にはロゴがあります。

ボディは薄いです。
スピーカーの音質は、ノートPC基準で、10点満点で採点すると4点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

約92万画素のカメラを搭載しています。カメラを隠すシャッターもあります。

ポート類はご覧の通り豊富です。
USB-Cポートは左右に1つずつありますが、PowerDeliveryおよび映像出力に対応しているのは、右側のポートのみです。
HDMIポートは、当サイトで試した限りでは、4K/60Hz/RGBで出力出来ていませんでした。色の形式がYCbCr420になっていました。

ACアダプターは大きめです。

まとめ
以上が、FMV WE1-K3のレビューでした。
富士通のノートパソコンにしては、価格が非常に安いノートパソコンです。
「昔からパソコンは、安心できる富士通を買っている」といったようなユーザーに適しています。
打ちやすいテンキーを搭載しているので、数値入力が多い方にも最適です。
ディスプレイの色域は狭いですが、事務用途であれば問題ないでしょう。視野角は広く、非光沢で、ギラつきもほぼ感じないので、画面自体は見やすいです。
ただ、キーボードの「半角/全角」と「Backspace」が極端に小さいのは残念です。ここは、ぜひ改善してほしいです。
安心ブランドの富士通ノートでも安い
FMV WE1-K3

特徴
- 安心のメーカー
- 富士通のノートとしては安い
- 打ちやすいテンキーを搭載
こんなあなたに
- 安心ブランドのPCが欲しい方
- テンキーが打ちやすいノートPCが欲しい方
- 価格10万円台~

1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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