FMV WA4-L1の実機レビュー - 上質なデザインでタイピングもしやすい16型ノート

更新日:
FMV WA4-L1のノートPC
CPU Ryzen AI 5 430
Ryzen AI 7 445
メモリ 16GB / 32GB
ストレージ 約256GB ~ 約2TB
画面サイズ 16型 16:10
画面種類 1920x1200 光沢
質量 約1.89kg
バッテリー 63Wh
価格 15万円台~ ※

※記事執筆時点でのクーポン利用時の価格

結論:デザインとキーボードが魅力の16型ノート

FMV WA4-L1は、富士通の16型ノートPCで、メタリック感のある美しいデザインと、打ちやすいキーボードが特徴のモデルです。

金属感のあるボディで、エッジが光の反射で光るところがかっこいいです。黒を基調とした大人の部屋によく合うデザインです。

今回は実機を使い、外観、キーボードの打ちやすさ、パフォーマンス、バッテリー駆動時間などを詳しくレビューします。

公式サイトはこちら

 

今回は以下の構成でレビューをしています。レビュー機は、メーカーからの貸出機です。

レビュー機の構成

Ryzen AI 7 445、16GBメモリ、約512GB SSD

 

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目次

お忙しい方は、「FMV WA4-L1の特徴のまとめ」のみお読みください。

 

製品の特徴のまとめ

FMV WA4-L1は、富士通の16型ノートPCで、デザイン性の高さとタイピングのしやすさが特徴です。

上質感のあるボディ

本製品は、上質感のあるボディが特徴的です。

金属感のあるボディで、端が斜めにカットされて輝いているところや、エッジが角ばったデザインも素敵です。

黒を基調としたモダンで大人っぽい部屋に合うノートPCです。

FMV WA4-L1を片手で持っている画像 FMV WA4-L1を片手で持っている画像 FMV WA4-L1を片手で持っている画像
上質感のあるボディ

 

打ちやすいキーボード

本製品は、キーボードが打ちやすい点も特徴です。

指の力に合わせてキーの重さを変えた「2段階押下圧」キーボードを採用。また、主要なキーで小さいものが無く、矢印キーが一段下がっており探しやすいです。

さらに十分なキーピッチのあるテンキーも搭載しており、数値入力が多い方にもおすすめです。

FMV WA4-L1のキーボード
打ちやすいキーボード

 

ディスプレイの表示も綺麗

当サイトの計測では、sRGBカバー率 97%となっており、比較的色域が広く、画像や映像が綺麗に表示されます。

FMV WA4-L1で、綺麗な画像を表示しているところ
ディスプレイの表示も綺麗

 

注意点

初期構成だと、ストレージが約256GB SSDと少ないです。ここは約512GB SSD以上へ変更しましょう。

また、艶感のある光沢仕様なので、画像などがより綺麗に見えますが、その代わり周囲の物が映り込みやすいのはデメリットです。光沢が苦手な方はご注意下さい。

なお、おすすめの構成は、Ryzen AI 7 445、16GBメモリ、約512GB SSDで、カスタマイズ画面で表示される「お買い物応援クーポン」、「the比較上の特別割引クーポン」、ショッピングカートで表示される「後押し2,000円OFFクーポン」の3つを利用して、19万円台という価格です。この価格に3年保証も付いています。昨今のPCの値上がりを考慮すると、高い価格ではないと思います。

 

 

 

各用途の快適度

各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
Web閲覧やOffice作業は快適に行えます。
動画鑑賞 ディスプレイの色域が広めなので、映像が綺麗です。スピーカー音は普通です。
RAW現像
画像編集
ディスプレイの色域が広めなので画像編集もできます。ただ、CPU性能はそこまで速いわけではないので、遅く感じる処理もあると思います。
動画編集 △~○ フルHD画質の簡単な動画編集ならできますが、CPU性能およびGPU性能がそこまで高くないので、ややもたつきを感じたり、書き出しが遅く感じたりすると思います。
ゲーム あまりゲーム向きではありません。

 

ディスプレイのチェック

FMV WA4-L1のディスプレイは、色域が広めで、視野角も広く、画像や映像は比較的綺麗です。

ただ、光沢ディスプレイなので、周囲の物が映り込みます。

詳細については、以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域・輝度
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

当サイトで計測した色域は下表の通りで、比較的広めです。最大輝度は、当サイトの計測では386 cd/m2とやや高めでした。

  カバー率
sRGBカバー率 97%
DCI-P3カバー率 76%
Adobe RGBカバー率 74%
FMV WA4-L1の色域
ガモット図
※ i1 Display PlusでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、若干ずれはありますが、比較的自然な発色になっていると思います。

FMV WA4-L1のガンマ補正曲線
ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

FMV WA4-L1の視野角
視野角(斜めから見たときの見やすさ)

光沢液晶であるため、画面への映り込みがあります。

FMV WA4-L1の映り込み
画面への映り込み

フリッカーはありませんでした。

FMV WA4-L1のフリッカーの有無
PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードは打ちやすいです。タイピングをよくする方におすすめです。

「2段階押下圧」を採用し、小さいアルファベットキーがなく、キートップもやや湾曲しています。

さらに、矢印キーが少し下がっていて、矢印キーを見なくても探しやすいです。

タッチパッドの操作性は普通です。

FMV WA4-L1のキーボード写真
キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
FMV WA4-L1のキーボード拡大写真
キーの拡大図

 

パフォーマンスのチェック

FMV WA4-L1のパフォーマンスのチェックです。

 

CPU

CPUには、最新のRyzen AI 400 シリーズのRyzen AI 7 445を搭載しています。

CINEBENCH 2024のスコアはご覧のとおりで、普通の性能です。Web閲覧、Officeソフトの使用くらいの負荷であれば、快適に使えます。ただ、クリエイティブワークをするには、やや物足りない性能です。

ただし、従来のRyzen AI 300 シリーズのRyzen AI 7 350よりスコアが下回るのでご注意下さい。

CINEBENCH 2024
FMV WA4-L1のCINEBENCH 2024のスコア画像
Ryzen AI 7 445
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core Ultra 9 275HX 2202
Ryzen 9 9955HX3D 2055
Core i9-14900HX 1748
Ryzen AI Max+ 395 1565
Core i7-14700HX 1313
Ryzen AI 9 HX 370 1226
Ryzen 7 260 991
Ryzen 7 8845HS 919
Core 7 240H 858
Core Ultra 7 155H 825
Ryzen AI 7 350 820
Core Ultra 7 255H 793
Core Ultra 5 225H 688
Core Ultra 5 125H 669
Core i7-1360P 664
Ryzen 7 250 618
Ryzen AI 5 340 608
Core Ultra 7 258V 603
Ryzen AI 7 445 578
Core Ultra 5 228V 549
Ryzen 5 220 537
Core Ultra 5 226V 516
Core Ultra 5 225U 468
Core 7 150U 460
Core Ultra 5 125U 452
Core 5 120U 439
Core i5-1335U 435
Ryzen AI 5 330 423
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core Ultra 9 275HX 137
Ryzen 9 9955HX3D 130
Core i9-14900HX 128
Core i7-14700HX 126
Core Ultra 7 258V 121
Core Ultra 7 255H 119
Core Ultra 5 225H 118
Ryzen AI Max+ 395 116
Ryzen AI 7 350 115
Ryzen AI 9 HX 370 115
Core Ultra 5 226V 112
Core 7 240H 112
Ryzen AI 5 340 111
Core Ultra 5 228V 111
Core Ultra 7 255U 109
Core i5-1335U 109
Ryzen AI 7 445 106
Ryzen 7 260 106
Ryzen AI 5 330 106
Ryzen 7 250 104
Core Ultra 7 155H 103
Core 7 150U 103
Core Ultra 5 225U 102
Ryzen 7 8845HS 101
Core Ultra 5 125H 101
Core 5 120U 101
Ryzen 5 220 101
Core i7-1360P 99
Core Ultra 5 125U 94
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。

 

グラフィックス

グラフィックス性能を見てみます。

内蔵GPUが、Radeon 840Mなので、そこまで高い性能ではありません。動画視聴であればまったく問題ない性能ですが、動画編集などをするなら、もう少し高めの性能が欲しいところです。

3DMark Night Raid
~ グラフィックス性能の評価 ~
3DMark Night Raidのスコア画像
Ryzen AI 7 445(Radeon 840M)
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
Ryzen AI Max+ 395
Radeon 8060S
95317
GeForce RTX 3050 52196
Core Ultra 7 258V
Intel Arc 140V
44627
Core Ultra 7 256V
Intel Arc 140V
40993
Core Ultra 7 255H
Intel Arc 140T
40194
Core Ultra 5 228V
Intel Arc 130V GPU
39328
Core Ultra 7 255H
Intel Arc 140T
39084
Core Ultra 5 226V
Intel Arc 130V
38654
Ryzen AI 9 HX 370
Radeon 890M
36189
Core Ultra 7 155H
Intel Arc
35888
Ryzen 7 8840HS
Radeon 780M
35847
Ryzen 7 8840U
Radeon 780M
35397
Ryzen 7 8845HS
Radeon 780M
35241
Core Ultra 5 225H
Intel Arc 130T
32857
Ryzen AI 7 350
Radeon 860M
32726
Ryzen AI 5 340
Radeon 840M
24637
Core Ultra 7 255U
Intel Graphics
24045
Core Ultra 5 225U
Intel Graphics
23808
Core Ultra 5 125U
Intel Graphics
22522
Core i7-1360P
Intel Xe
21897
Ryzen AI 7 445
Radeon 840M
20787
Ryzen 5 8540U
Radeon 740M
20053
Core 5 120U
Intel Graphics
18333
Ryzen 5 7530U
Radeon Graphics
16389
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ストレージ

ストレージは速いです。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
FMV WA4-L1のSSDのCrystalDiskMarkの画像
約512GB PCIe SSD

 

SDカードスロット

フルサイズのSDカードスロットを搭載しています。アクセス速度は速いです。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
SDカードスロットのCrystalDiskMarkの画像
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

質量のチェック

質量は、仕様では約1.89kg、当サイトによる実測値はそれよりもやや軽い1.865kgです。富士通のPCは、仕様値より、実際の質量が重くなることがないのでいいですよね。16型ノートPCとしては、普通の質量だと思います。

ACアダプターについては、やや重いです。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 1.865kg
ACアダプター+電源ケーブル 303g

 

バッテリー駆動時間のチェック

FMV WA4-L1のバッテリー駆動時間です。

バッテリー容量は、63Whです。

バッテリー駆動時間は下の通りで、16型ノートとしては割と長いと思います。

バッテリー駆動時間
  Ryzen AI + 16GBメモリモデル
(1) JEITA3.0(アイドル時) 約24.1時間
(2) JEITA3.0(動画再生時) 約15.2時間
(3) 動画編集ソフトでプレビュー再生 6時間13分
(1)、(2) メーカー公表値
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生させたとき。画面輝度は約120cd/m2

 

パーツの温度のチェック

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。なお、Ryzen AI 7 445は、デフォルトTDPが28W、cTDPが15~54Wとなっています。

CPU電力は、動作安定時は、28W前後と、デフォルトTDPとほぼ同じ数値で推移しています。標準的なパフォーマンスが出ていると思います。

CPU温度は、90℃台前半とやや高めですが、ずっとこんな高い負荷をかけなければ、問題ないでしょう。ゲームやエンコードなどを行わなければ、日常作業でここまでの負荷がかかることはあまりありません。

CPU電力
CPU電力のグラフ
CPU温度
CPU温度のグラフ

 

静音性のチェック

FMV WA4-L1の動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時はほぼ無音です。他の状態も静かです。動作音を気にすることなく作業ができるでしょう。

騒音値
  騒音値
アイドル時 約20dB
低負荷時 [YouTube再生] 約25dB
中負荷時 [動画編集] 約25dB
高負荷時 [ゲーム] 約25dB
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
【PCの状態】
アイドル時:アイドル時
低負荷時:1080pのYouTube動画再生時
中負荷時:Premiere Proで、編集中の1080pの動画をプレビュー再生した時
高負荷時:FF14のゲームのベンチマーク実行時(標準品質(ノートPC)、1920x1080、ウィンドウ)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手のひらを置くパームレストの温度変化は重要です。

アイドル時は問題ありません。負荷が高くなると、キーボード部分が熱く感じてきますが、常時指が触れるところではないので、それほど気になりません。

PC本体の表面温度
サーモグラフィーで撮影した表面温度の写真
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。

全体的に低い消費電力です。 

消費電力
  消費電力
アイドル時 6W
低負荷時 [YouTube再生] 11W
中負荷時 [動画編集] 28W
高負荷時 [ゲーム] 28W
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

FMV WA4-L1の外観のチェックです。

「コールブラック」というカラーで、シックでかっこいいデザインです。

FMV WA4-L1の正面写真

 

ロゴが小さいので、すっきりとしています。

FMV WA4-L1の天板写真

 

ボディの高さは薄いです。

FMV WA4-L1の薄さの写真 FMV WA4-L1の薄さの写真その2

 

スピーカーの音質は、ノートPC基準で、10点満点で採点すると5~6点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

FMV WA4-L1のスピーカー写真

 

カメラは約500万画素で、Windows Helloに対応。カメラを物理的に隠すプライバシーカメラシャッターも付いています。

FMV WA4-L1のWebカメラの写真

 

ポート類はご覧の通り豊富です。

2つあるUSB-Cポートは、Power Delivery、DisplayPort Alt Modeに対応しています。

HDMIポートは、当サイトで確認した限り、4K/60Hz/YCbCr444で出力できていました。

また、LANポートも搭載されています。

FMV WA4-L1の側面の写真 FMV WA4-L1の側面の写真その2

 

ヒンジが回転する最大の角度は次の通りです。180度までは開きません。

FMV WA4-L1のヒンジを最大まで開いた画像

 

底面はご覧の通りです。

FMV WA4-L1の底面写真

 

最近、富士通のFMV WUシリーズは、ACアダプターがオプションになっていますが、この製品は標準で付いてきます。標準のACアダプターだと少し大きいですが、オプションで小型のACアダプターも選ぶことができます。

FMV WA4-L1のACアダプターとACケーブルの写真

 

まとめ

以上が、FMV WA4-L1のレビューでした。

FMV WA4-L1は、富士通の16型スタンダードノートPCで、デザイン性の高さとタイピングのしやすさが特徴です。

金属感のあるボディで、端が斜めにカットされて輝いているところや、エッジが角ばっている部分が素敵です。黒を基調とした大人の部屋にとても合うでしょう。 

また、タイピングもしやすいので、資料などをよく作成する方にもおすすめです。

ディスプレイの色域も広めで、画像などが比較的綺麗です。

標準で3年の保証が付いてくるのも嬉しいです。

ただ、ディスプレイが光沢なので、光沢が苦手な方はご注意下さい。

また、初期構成では、ストレージが約256GB SSDと少ないです。これだと使っていくうちに容量が不足する可能性があるので、できれば約512GB SSD以上へ変更しましょう。

 

デザインとキーボードが魅力の16型ノート

FMV WA4-L1

FMV WA4-L1の小さい写真

特徴

  • メタリック感のある上質なデザイン
  • タイピングしやすいキーボード
  • 色域広めのディスプレイ

こんなあなたに

  • 黒を基調とした部屋に合うPCが欲しい方
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