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THIRDWAVE DX-L7LAの実機レビュー
CPU | Core Ultra 7 258V |
---|---|
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB ~ 4TB SSD |
液晶サイズ | 16型 16:10 |
液晶種類 | 1920x1200 非光沢 |
質量 | 約1.3kg |
バッテリー | 55Wh |
価格 | 21万円台~ |
THIRDWAVE DX-L7LAは、16型の大画面ディスプレイであるにも関わらず、約1.3kgしかない軽量ノートPCです。
外出先でも、大きな画面で作業をしたい方におすすめのノートPCです。
CPUには最新のCore Ultra 7 258Vを搭載し、従来モデルよりも大幅にパフォーマンスが向上しており、省電力であるためバッテリー駆動時間も長いです。
メーカー様より、当サイト限定で、THIRDWAVE DX-L7LAが5,000円OFFとなるクーポンをいただきました。
クーポンコード:twaipc5000
終了日:2024/11/25(月) 0:00
※ドスパラ会員様限定(ご注文時の会員登録でご利用いただけます)
※上記のクーポンは1回のご注文につき1枚のみ利用可能となります
レビュー機は、株式会社サードウェーブからの提供品です。頂いたPCについては、後日、X(旧
Twitter)で読者プレゼント企画を実施する予定です。
レビュー機の構成
Core Ultra 7 258V、32GBメモリ、1TB SSD
目次
お忙しい方は、「THIRDWAVE DX-L7LAの特徴」のみお読みください。
THIRDWAVE DX-L7LAの特徴
大画面ディスプレイ搭載でも軽量
THIRDWAVE DX-L7LAは、16型の大画面ディスプレイを搭載していながら、PC本体の約1.3kgしかない点が特徴の1つです。
MacBook Air 13インチの重さが約1.24kgなので、そこまで重さは変わりません。それでいて画面サイズはかなり大きいです。
自宅や社内はもちろん、外出先でも大きな画面で作業をしたい方におすすめです。
Core Ultra 7 258V搭載PCとしては安い
THIRDWAVE DX-L7LAは、最新のインテルCore Ultra シリーズ2の「Core Ultra 7 258V」を搭載しているのも特徴です。このプロセッサーを搭載したノートPCの中では、価格が安いです。
筆者が調べた限りでは、同社の14型のTHIRDWAVE F-14LN7LAが最も安いですが、それに次ぐ安さです。
この最新プロセッサーをできるだけ安く購入したい方にもおすすめです。
製品名 | 価格 | |
THIRDWAVE F-14LN7LA | 209,980円 | |
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THIRDWAVE DX-L7LA | 219,980円 | |
MousePro G4-I7U01BK-E | 239,800円 | |
Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9 | 249,810円 | |
ASUS Zenbook S 14 UX5406SA | 259,800円 | |
Prestige-13-AI+Evo-A2VMG-4889JP | 251,800円 | |
ThinkPad X1 Carbon Gen 13 Aura Edition | 286,880円 | |
デル XPS 13 (9350) | 302,900円 |
広めの色域で画像や映像が綺麗
THIRDWAVE DX-L7LAの色域(ディスプレイの表現できる色の範囲)は、当サイトの計測でsRGBカバー率 約97%と広めでした。
画像や映像が綺麗に表示されますし、画像編集などの用途にも使用することができます。
大容量SSDが搭載可能
THIRDWAVE DX-L7LAのSSDは、標準で1TBと十分な容量ですが、カスタマイズすることでさらに大容量SSDを搭載することができます。
動画をたくさん保存するような方は、1TBでも不足することも多いので、大容量SSDを搭載しておくといいでしょう。
非常に薄いボディ
THIRDWAVE DX-L7LAは、軽いだけでなく、ボディが非常に薄いです。見た目がとてもスマートですし、カバンなどへ入れやすいです。なお、MIL規格(米国国防総省調達基準:MIL-STD 810H)に準拠したボディなので、安心して持ち出せます。
従来モデルとの比較
以前、同じ筐体で、1世代古いプロセッサーの「Core Ultra 7 155U」を搭載したTHIRDWAVE DX-M7Lというモデルをレビューしました。こちらもまだ発売されているので、違いについて簡単に解説します。
主な違いは下の表とグラフの通りです。
新モデルは、全体的に性能が向上しており、特にGPU性能およびNPU性能が伸びています。また、バッテリー駆動時間も長くなっています。性能を重視するなら新モデルのほうが適しています。
一方、価格差が7万円もあります。新モデルのほうがメモリやSSDの容量が大きい点を考慮しても、高いです。大画面で軽い点には惹かれるけど、そこまで高い性能は必要ないという方は、従来モデルでもいいでしょう。
[新モデル] THIRDWAVE DX-L7LA |
[従来モデル] THIRDWAVE DX-M7L |
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CPU | Core Ultra 7 258V | Core Ultra 7 155U |
---|---|---|
メモリ | 32GB~ | 16GB~ |
SSD | 1TB~ | 500GB~ |
価格 | 219,980円~ | 149,980円 |
ディスプレイのチェック
ディスプレイの詳細なチェックです。
画面比16:10、解像度1920x1200の16型液晶を搭載しています。大きな画面で、発色も良く、フリッカーもないので作業がしやすいです。詳細は、以下のタブをクリックしてご覧ください。
- 色域・輝度
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき - フリッカー
キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードの打ちやすさは普通です。
実測で、キーピッチは、横:約18mm、縦:約18.5mm、キーストロークは約1.4mmと、普通の数値です。キートップがほぼフラットので、もう少し湾曲していれば良かったとは思います。
4列のテンキーが搭載されている点はGoodです。
タッチパッドの使いやすさは普通です。クリックボタンはやや固めで、押すときに少し力が必要です。
キーボードバックライトも搭載しています。
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
本製品は、「Control Center」のソフトからモードを変更することができ、ここではデフォルトの「エンターテイメント」モードおよび、高いパフォーマンスが出る「パフォーマンス」モードで、各種ベンチマークを計測しました。
CPU
CPU性能を確認するために、CINEBENCH 2024のスコアを見てみます。
マルチコアスコアはそこまで高くありませんが、シングルコアのスコアは高かったです。
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
CINEBENCH R23のスコアは次の通りです。
なお、高負荷時のCPU電力、CPUクロック、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。
グラフィックス
グラフィック性能については、3DMark Night Raidのベンチマークスコアを確認します。
他のノートPCで計測したときほどではありませんが、CPU内蔵のグラフィックスとしては、高いスコアが出ています。
~ グラフィックス性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※グラフィックス名の横の括弧は、メモリの仕様
ストレージ
ストレージには、PCI Gen4 SSDが搭載されており、アクセス速度は比較的速いです。
~ ストレージ性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
SDカードスロット
microSDカードスロットのアクセス速度は普通です。
クリエイターソフトの処理時間
以下、各クリエイターソフトの処理時間を掲載します。ここでは「パフォーマンス」モードで実行した結果を掲載しています。
Lightroomによる書き出しは、比較的速いです。
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Photoshopのスーパーズームの処理は、通常GPUも使われますが、まだソフトが対応していないのか、Core Ultra 7 258Vだと内蔵GPUが使われません。そのため処理時間は長めでした。ソフト側が対応すれば、もっと速くなると思います。
JPEGのノイズを削除の処理は、比較的速かったです。
FHD動画の書き出し速度は速かったです。動画編集作業自体も快適です。
※ グラフィックスは全てノートPC用
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
ゲームベンチマーク&フレームレート
以下、ゲームをしたときのフレームレートを掲載します。独立グラフィックスを搭載していないPCで、重いゲームはしないと思うので、比較的軽めのゲームを選んで検証しています。
ファイナルファンタジー 14 黄金のレガシー
「ファイナルファンタジー 14 黄金のレガシー」のベンチマークのスコアはこちらです。他のCore Ultra 7 258V搭載PCで計測したときよりはやや低いフレームレートでしたが、なんとかできないこともないフレームレートです。サブ機として使うならアリだと思います。
ファイナルファンタジー 14 黄金のレガシー
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解像度 | 品質 | Core Ultra 7 258V |
1920x1200 | 標準(ノート) | 55 fps / 8193 |
原神
原神は、最低設定なら十分プレイできます。「中」設定だと若干カクつくこともありますが、なんとかプレイできると思います。
原神
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解像度 | グラフィック品質 | Core Ultra 7 258V |
1920x1200 | 最低 | 60 fps(上限) |
中 | 51 fps |
フォートナイト
フォートナイトは、実際にプレイしてみると、カクつくことがあるので、あまりおすすめはしません。
フォートナイト [チャプター5 シーズン4]
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解像度 | 品質 | Core Ultra 7 258V |
1920x1200 | 低設定 | 56 fps |
※テンポラルスーパー解像度:推奨
※バトルロワイヤル ソロで計測
解像度 | その他設定 | 平均 fps |
1920x1200 | 3D解像度:70% 描画距離:中 |
55 fps |
ドラゴンクエストX
ドラゴンクエストXは十分なフレームレートが出ていたので、快適にプレイ可能でしょう。
ドラゴンクエストX
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解像度 | 品質 | Core Ultra 7 258V |
1920x1080 | 最高品質 | 160 fps / 17784 (すごく快適) |
USB Type-C / HDMIの動作テスト
USB Type-Cの動作チェック
THIRDWAVE DX-L7LAは、USB-Cポートを2つ搭載しており、そのうちの1つはThunderbolt4に対応しています。Thunderbolt4に、いくつか周辺機器を接続してみましたが、いずれも使用することができました。
充電 | モニター 出力 |
有線LAN | ||
ドック | ThinkPad USB Type-C ドック | ○ | ○ | ○ |
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック | ○ | ○ | ○ | |
PD充電器 ※1 |
100W Anker PowerPort III | ○ | ― | ― |
65W Lenovo GaN充電器 | ○ | ― | ― | |
45W Lenovoウルトラポータブル | ○ | ― | ― | |
モニター ※2 |
EIZO ColorEdge CS2740 (4Kモニター) |
○ | ○ | ― |
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター
HDMIの動作チェック
HDMIポートはHDMI2.1に対応しています。4Kモニターに接続してみましたが、4K、60Hz、8ビット、RGBで出力できていました。120Hzへ変更することもできました。
質量のチェック
THIRDWAVE DX-L7LAの質量のチェックです。
PC本体は、メーカーサイトに「約1.3kg」と記載があり、実測値もほぼ同じでした。16型の大きなディスプレイを搭載したノートPCとしては非常に軽いです。ACアダプターも非常に軽いです。
質量 | |
PC本体 | 1.284kg |
ACアダプター | 132g |
バッテリー駆動時間のチェック
THIRDWAVE DX-L7LAのバッテリー駆動時間のチェックです。
まず、バッテリー容量ですが、55Whとなっていました。やや大きめの容量です。
バッテリー駆動時間はご覧の通りです。サードウェーブが計測しているJEITA3.0計測法のバッテリー駆動時間は、他社に比べると短めになるので、この数値で他のノートPCと比較しないほうがいいと思います。
当サイトで計測した(3)および(4)のバッテリー駆動時間は比較的長めでした。
バッテリー駆動時間 | |
(1) JEITA3.0(アイドル時) | 7.6時間 |
(2) JEITA3.0(動画再生時) | 4.9時間 |
(3) 動画再生時 | 11時間06分 |
(4) 動画編集ソフトでプレビュー再生 | 6時間50分 |
(3) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生。画面輝度は約120cd/m2
(4) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生させたとき。画面輝度は約120cd/m2
Webカメラ・スピーカーのチェック
Webカメラ
Webカメラは、自然な発色でした。IRカメラも搭載しており、顔認証にも対応しています。
スピーカー
スピーカーは、底面の左右に配置されています。最大音量は大きめで、音質は普通です。勝手に採点すると、ノートPC基準で10点満点で5~6点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。
パーツの温度のチェック
Prime95実行時のCPU温度
Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。
CPU電力は、「エンターテイメント」モードより「パフォーマンス」モードのほうが高くなっていますが、「パフォーマンス」モードは途中でガクッと数値が落ちる時があります。
CPU温度は、「エンターテイメント」モードの場合、問題ない温度ですが、「パフォーマンス」モードの場合、100℃まで上昇しているので、基本的には「エンターテイメント」モードで動かしたほうがいいと思います。放熱性能はあまり高くはありません。
静音性のチェック
静音性のチェックです。こちらは、「エンターテイメント」モードでテストしています。
アイドル時は静かですが、それ以外のときは、一般的なノートPCと同等程度に騒音値は上がります。
アイドル時 | 低負荷時 [YouTube再生] |
中負荷時 [動画編集] |
高負荷時 [エンコード] |
約22dB | 約29dB | 約31dB | 約44dB |
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
アイドル時:アイドル時
低負荷時:1080pのYouTube動画再生時
中負荷時:Premiere Proで、編集中の1080pの動画をプレビュー再生した時
高負荷時:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコード(x265)した時
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。
表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手のひらを置くパームレストの温度変化は重要です。
全体的に低めの温度なので、快適に使えます。
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。
消費電力も低めです。
アイドル時 | 低負荷時 [YouTube再生] |
中負荷時 [動画編集] |
高負荷時 [エンコード] |
8W | 9W | 15W | 24W |
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています
外観のチェック
THIRDWAVE DX-L7LAの外観のチェックです。
ブラックのボディのシンプルなデザインです。
天板には、THIRDWAVEのロゴが入っています。
高さは20mmと薄いボディです。
ポート類はご覧の通りで、主要なものは一通りあります。
ディスプレイは、下図のように約180度開くので便利です。
PCの内部はご覧のようになっています。冷却ファンとヒートパイプは1つずつです。メモリはCPUに統合されています。
M.2 SSDはType 2280です。
ACアダプターは、非常に小さいです。容量は65Wです。
まとめ
以上が、THIRDWAVE DX-L7LAのレビューです。
16型の大画面ディスプレイを搭載しつつ、質量が約1.3kgしかない製品です。13型のMacBook Airとそれほど変わらない重さです。さらにボディが薄く、ACアダプターも小型なので、携帯にも便利です。
ディスプレイは大きいだけでなく、広めの色域で、非光沢で映り込みも少なく、フリッカー(ちらつき)もなく、作業しやすい画面でした。
インテル Core Ultra シリーズ2のプロセッサーを搭載することで、従来モデルと比べて、CPU性能も、GPU性能も、NPU性能もアップしています。
さらに、省電力なプロセッサーなので、バッテリー駆動時間も長くなっています。
自宅はもちろん、外出先でも大画面で、サクサクと作業をしたい方におすすめです。自宅のみで使う場合でも、スタイリッシュで、性能高めのノートPCが欲しい方に適しています。
大画面でも約1.3kgと軽い
THIRDWAVE DX-L7LA
特徴
- 16型の大きな画面を搭載しつつ約1.3kgと軽量
- 最新のCore Ultraシリーズ2搭載
- 広めの色域のディスプレイ
こんなあなたに
- 外出先でも大画面で作業したい方
- 価格21万円台~
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1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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