GALLERIA ゲーミングPC(ミドルタワー)の実機レビュー

サイズ | ミドルタワー |
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CPU | 最大Core i9-14900KF 最大Ryzen 9 7950X |
GPU | 最大GeForce RTX 4090 最大Radeon RX7900XTX |
メモリ | 最大128GB |
ストレージ | 最大4TB PCIe SSD 追加ストレージも選択可 |
電源 | 最大1200W |
価格[税込] | 14万円台~ |
ドスパラで販売しているサードウェーブのGALLERIA(ミドルタワー)は、最新パーツをいち早く取り入れ、ラインアップも多く、人気のゲーミングPCです。
今回、インテルCoreプロセッサー(第14世代)を搭載したモデルをレビューしていますが、他のBTOパソコンと比較して、ほぼ同じような構成でも価格が安いです。
PCケースは、電源ユニットがボトムカバーで覆われ、裏面配線ができるモダンな構造です。
さらに最短翌日~3日で出荷と、短納期で、すぐにPCゲームを始めたい方にもおすすめです。
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
GALLERIA ZA7C-R47TCore i7-14700KF、GeForce RTX 4070 Ti、メモリ32GB、1TB SSD
目次
お忙しい方は、「GALLERIA(ミドルタワー)の特徴」のみお読みください。
GALLERIA(ミドルタワー)の特徴
インテルCoreプロセッサー(第14世代)搭載
10月16日に発表されたばかりのインテル第14世代Core プロセッサー「Raptor Lake-S Refresh」を搭載したモデルが、GALLERIA(ミドルタワー)に早くも登場しました。
今回レビューしたGALLERIA ZA7C-R47Tでは、「Core i7-14700KF」を搭載しており、前世代の「Core i7-13700K」と比較して、PBPやMTPはそのままですが、Eコアが4コア増強され12コアとなっており、スレッド数が28スレッドへと増加。キャッシュ容量、ターボ時のPコアとEコアもわずかに増え、マルチスレッド性能が向上しています。
下記の表にあるCINEBENCH R23のスコアは以下の通りです。PL1(PBP)を125WにしたときのCore i7-14700KFとCore i7-13700Kを比較すると、Core i7-14700KFはマルチコアにおいて約1.2倍スコアが伸びています。
なお、本製品のデフォルトのPL1(PBP)は253Wとなっており、このときのスコアは、さらに高くなっています(貸出機のため253Wになっていた可能性があり、実際に販売されるものは値が異なる可能性があります)。
インテル第14世代Core プロセッサーは、第13世代のリフレッシュ版ということもあり、前世代から大幅に性能が向上したわけではなく、特にCore i9ではそれが顕著のようですが、Core i7についてはEコアが増えている分、やや性能の向上が見られました。
Core i7-14700K(F) | Core i7-13700K(F) | |
Pコア / Eコア | 8 / 12 | 8 / 8 |
スレッド数 | 28 | 24 |
キャッシュ(L2 / L3) | 28MB / 33MB | 24MB / 30MB |
最大クロック(Pコア / Eコア) | 5.6GHz / 4.3GHz | 5.4GHz / 4.2GHz |
定格クロック(Pコア / Eコア) | 3.4GHz / 2.5GHz | 3.4GHz / 2.5GHz |
内蔵グラフィックス | インテル UHD グラフィックス 770 (Fは内蔵グラフィックスなし) |
|
PBP | 125W | |
MTP | 253W |
豊富なラインアップと高いコスパ
下図に一部のモデルを掲載しますが、GALLERIAのゲーミングPCは、ラインアップが非常に多く、用途に合ったモデルが選択しやすい製品です。
また、最新パーツを搭載したモデルでも、他社よりも価格が安いことが多く、コストパフォーマンスが高いです。
なお、一番左の「R-Series」はPCケースが一回り小さいミニタワーのGALLERIAとなるため、ご注意下さい。

実利的なミドルタワーケース
GALLERIA(ミドルタワー)は、シルバーとブラックのツートンカラーで重厚感のあるデザインが特徴です。ガラスパネルやRGBライティングがキラキラとした派手なデザインではありませんが、実利的なケースです。サイズはミニタワーよりも一回り大きいミドルタワーで、冷却性に優れ、高性能なパーツを搭載することができます。
左サイドパネルには内部の見えるアクリル製の小窓があり、ガラス製と違って蹴ってしまったりで割れる心配はありません。

また、ケースは2種類あります。ガンメタリック塗装が施された重厚感のあるスタンダードケース(左)と、アルミパーツが採用され、ヘアライン加工が施された高級感のあるプレミアムケース(右)です。このケースは、各モデルのカスタマイズ画面で選択することが可能です。
なお、レビューしている機材は、ガンメタリックのスタンダードケースです。

内部の見える小窓
左サイドパネルには内部の見える小窓があります。少しスモークがかかっており、素材はアクリル製なので、割れる心配はありません。また、水冷クーラーなら内部がすっきりしていて見た目も良いです。

「ゲート」をイメージしたフロントパネル
「ゲート」をイメージしたフロントパネルは、周りを縁取る様に、LEDがほんのり点灯します。ギラギラした光り方ではなく、上品で落ち着きのあるライティングです。
このLEDのカラーやエフェクトの調整は、付属のアプリケーションから行います。搭載されているマザーボードがASUS製マザーボードの場合は「 Armoury Crate 」から。ASRock製マザーボードの場合は 「 Polychrome SYNC 」 から設定が可能です。RGB-LEDライトの詳しい設定方法はこちら。

斜めで使いやすいコンソールパネル
最もアクセス頻度の高いコンソール部分は、斜め45度の傾斜が設けられており、PC本体をデスクの上下、どちらに配置しても、電源スイッチやUSB接続の周辺機器、ヘッドホンなどの抜き差しが容易になるよう設計されています。GALLERIAはこういったユーザー目線での実用性も洗練されています。

翌日出荷の超短納期
GALLERIAは、納期が短いのもメリットです。BTOパソコンの場合、通常1週間くらいの納期ですが、GALLERIAなら、なんと翌日出荷です。住んでいる場所にもよりますが、注文して2日後には製品が届いているので、すぐにゲームを始めることができます。

パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
パフォーマンスコントロール
今回、CPUには第14世代インテルCoreプロセッサー「Core i7-14700KF」を搭載しています。このCPUの仕様上のプロセッサー・ベース・パワー(PBP)は125W、最大ターボパワー(MTP)は253Wです。
ここで、本製品の設定値を確認したところ、PBP(PL1)もMTP(PL2)も253Wに設定されていました(貸出機だからかもしれません)。ただ、PBPが253Wだと数値が高すぎて、CPU温度が100℃まで上がってしまうので、ここでは、CINEBENCHと3DMarkについて、PL1値を125Wに設定したときのベンチマークスコアも掲載します。
なお、PL1の値の変更はUEFI画面から変更ができます。もし本製品を購入し、CPU温度を計測してみて、高すぎると感じた場合は、この設定値を変更するといいです。


CPU
まずは、CINEBENCH R23の結果を掲載します。
CPUは、選択肢がいくつもありますが、今回は「Core i7-14700KF」のベンチマークスコアを掲載します。
前述したようにPL1を同じにしたCore i7-13700Kよりもマルチコア性能が20%ほど伸びています。シングルコア性能も高く、ゲームもクリエイティブワークも快適に使える性能です。


GeForce RTX 4070 Ti
グラフィックス
今回レビューしたGeForce RTX 4070 Ti搭載モデルは、負荷の高い最新のゲームも、WQHD解像度で高いフレームレートで動作する性能です。


メモリ
モデルによって、規格や容量が異なりますが、今回のモデルは、標準で32GBのDDR5-4800を搭載しており、帯域幅は広いです。
~メモリ性能の評価 ~


※実際のデスクトップPCで計測した実測値で、理論的な最大値ではありません
ストレージ
今回のモデルは、標準で1TBのNVMe Gen4 SSDを搭載しており、下記の通り高速です。カスタマイズで最大4TB、追加のNVMe SSDやHDDも搭載することができます。多くのゲームをする場合は、多めの容量を選択するといいでしょう。
~ ストレージ性能の評価 ~

ゲームベンチマーク
ゲームに付属のベンチマーク機能のスコア、または実際にゲームをプレイし、Afterburnerで計測したフレームレートを掲載します。
レビュー機では、GeForce RTX 4070 Tiを搭載しており、WQHD解像度なら負荷の重い最新のゲームでも、高いフレームレートで動作する性能です。
「スターフィールド」などの負荷が非常に重いゲームでは、WQHD解像度でも平均60 fps以上で快適にプレイができ、「ホグワーツ・レガシー」や「サイバーパンク2077」などの負荷が重めのゲームではWQHD解像度でも高いフレームレートで快適にプレイすることができます。それ以下の負荷のゲームでは4K解像度でも快適にプレイができるでしょう。また、DLSSに対応したタイトルであれば、さらにフレームレートを伸ばすことができます。
最近アーリーアクセスが開始された、負荷が劇的に重い「ARK: Survival Ascended」では、フルHD解像度の高設定でも平均60 fps以下ですが、DLSSを有効にすることによって、最高設定でも平均 83 fpsで快適にプレイすることができます。
![]() 劇的に重い部類のゲーム
ARK: Survival Ascended
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解像度 | 品質 | 平均 fps |
1920x1080 | 低 | 112 fps |
高 | 52 fps(90 fps) | |
最高 | 83 fps |
※最高設定ではDLSS FG+DLSS SR(バランス)が有効
![]() 非常に重い部類のゲーム
Starfield(スターフィールド)
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品質 | 解像度 | 平均 fps |
ウルトラ | 1920x1080 | 85 fps |
2560x1440 | 74 fps | |
3840x2160 | 50 fps |
![]() 重い部類のゲーム
ホグワーツ・レガシー
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品質 | 解像度 | 平均 fps |
最高設定 | 1920x1080 | 123 fps |
2560x1440 | 93 fps | |
3840x2160 | 49 fps(78 fps) |
![]() 重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(アップデート 2.0)
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品質 | 解像度 | 平均 fps |
ウルトラ | 1920x1080 | 163 fps |
2560x1440 | 113 fps | |
3840x2160 | 54 fps(77 fps) |
![]() 重い部類のゲーム
Forza Motorsport
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品質 | 解像度 | 平均 fps |
ウルトラ | 1920x1080 | 112 fps |
2560x1440 | 98 fps | |
3840x2160 | 73 fps |
![]() 重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15
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品質 | 解像度 | 平均 fps |
高品質 | 1920x1080 | 202 fps |
2560x1440 | 160 fps | |
3840x2160 | 90 fps |
![]() 中程度の重さのゲーム
ブループロトコル
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品質 | 解像度 | 平均 fps |
最高 | 1920x1080 | 256 fps |
2560x1440 | 184 fps | |
3840x2160 | 95 fps |
![]() 中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー
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品質 | 解像度 | 平均 fps |
最高 | 1920x1080 | 246 fps |
2560x1440 | 200 fps | |
3840x2160 | 103 fps |
![]() 中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 暁月のフィナーレ
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品質 | 解像度 | 平均 fps |
最高 | 1920x1080 | 246 fps |
2560x1440 | 199 fps | |
3840x2160 | 110fps |
レイトレーシングおよびDLSS有効時のベンチマーク
レイトレーシングおよびDLSSを有効にしたときのフレームレートです。
ここでは、サイバーパンク2077のベンチマークにおいて、負荷が劇的に重い「レイトレーシング:オーバードライブ・モード」での計測結果を掲載します。
DLSSをOffにすると1920x1080でも60 fpsの平均フレームレートを切りますが、DLSS 2設定(DLSS Super Resolutionをオン)にすることで、劇的にフレームレートが伸びます。さらにDLSS 3設定(Frame Generationをオン)にすることで、さらにフレームレートが上昇し、2560x1440でも快適にプレイできるフレームレートになります。
ただ、今回のテストでは、DLSS 3.5設定(Ray Reconstructionをオン)にしても、フレームレートは上がりませんでした。
![]() 重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(レイトレーシング : オーバードライブ)
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:DLSS 3(DLSS SR:バランス、DLSS FG:オン)
:DLSS 2(DLSS SR:バランス)
:DLSS OFF
SR:Super Resolution、FG:Frame Generation、RR:Ray Reconstruction
その他のゲームのベンチマーク
上に掲載した以外のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

クリエイターソフトの処理時間
各クリエイターソフトの処理速度を計測したときの結果を掲載します。なお、PL1=253Wで計測しています。

今回、PL1を253Wで動作させたこともあり、ソフトウェアエンコードはトップクラスの速さです。
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー

DaVinci Resolve Studio 18による書き出し時間では、NVENCによるデュアルエンコードに対応しているので非常に高速です。AV1エンコードにも対応しています。

Premiere Proの書き出し時間も高速です。
※ グラフィックスは全てデスクトップPC用
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

Lightroomの書き出しもやや遅いです。
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)


※プロンプトは内容や長さによって生成時間にそれほど影響がないため「Cat」のみで生成
※ステップ数は最大の75、10枚のイラストを生成し、3回計測して最も速かった時間で比較
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。ここでは、PL1=253Wの時と、PL1=125Wの時で計測しています。なお、今回のモデルでは、240mmの簡易水冷クーラーが搭載されています。
Prime95実行時のCPU温度
Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU電力およびCPU温度の推移を確認します。
PL1=253Wの時は、CPU電力は253W前後で推移し、CPU温度は100℃付近とかなり高めの温度です。
PL1=125Wの時は、CPU電力は125W前後で推移し、CPU温度は66℃付近と低めの温度です。
全コアに100%の負荷をかけることはまずないと思いますが、PL1=253Wだと冷却が間に合っていないようです。CPU温度が心配な場合は、UEFI画面からPL1の値を下げてもいいと思います。
- PL1=253W
- PL1=125W




ゲーム時のCPU、GPU温度
続いて、ファイナルファンタジー15のゲームベンチマーク実行中のCPU温度およびGPU温度を計測しました。
PL1=253Wの時は、CPU温度は瞬間的に90℃超えることがありますが、概ね70℃台後半から80℃台前半を行き来し、やや高めですが問題ない温度です。GPU温度は50℃台後半と、低めの温度を維持しています。ただ、CPU負荷の高いゲームだと、もっとCPU温度が上がる可能性があります。心配ならPL1の値は下げたほうがいいでしょう。
PL1=125Wの時は、CPU温度は概ね70℃台前半で推移し、問題ない温度です。GPU温度はこちらも50℃台後半と、低めの温度を維持しています。
- PL1=253W
- PL1=125W




静音性のチェック
本機の動作音(静音性)のチェックです。
アイドル時ではGPUファンが停止するため、低めの騒音値です。エンコード時はPL1=253Wのままだとかなりうるさいですが、PL1=125Wに制限すると、騒音値が低くなります。騒音が気になる場合は、PL1の設定値を変えてみるのもいいでしょう。


部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※約10分経過後に計測しています
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)
左から3番目:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ)
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。
今回、Core i7-14700KF+GeForce RTX 4070 Tiと高い構成なので、消費電力も高いです。


※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています
外観のチェック
外観のチェックです。
電源オフ時の外観です。シルバーとブラックのツートンカラーで重厚感のあるデザインです。

電源を入れるとフロントパネルを縁取る様にLEDが点灯します。フロントパネルはマットな素材で、底側は丸みを帯びています。

フロントパネルのGALLERIAのエンブレムは高級感があります。

サイドパネルには吸気口があり、内側から青いメッシュが貼られています。

コンソールパネルです。左から、LEDが点灯する電源ボタンと、リセットボタン、USB 3.2 Gen1 Type-A ×4、ヘッドホン端子、マイク端子があります。

トップパネルです。排熱用の孔が開いたシャーシ、埃を防ぐメッシュフィルター、フラットにするためのプラスチック製天面板による、3層構造になっています。筐体内の熱を排出しつつ、天板にコントローラーやヘッドフォンなどを置くことができます。


左側面と右側面です。左サイドパネルには内部の見えるアクリル製の小窓があります。


正面と背面の画像です。なお、現在、マザーボード側の映像出力端子には、使用禁止シールが貼られています。ポート類は、マザーボード、グラボの種類によって異なります。


底面です。電源用の吸気口が設けられています。

電源ユニットの防塵フィルターは、背面から取り外しての掃除が可能です。

底面のインシュレーターは高めに設計されており、底面からも吸気しやすくなっています。ゴム足がしっかりしているので、安定した設置が可能です。


サイドパネルは、背面のネジを2ヶ所外すことで開くことができます。

ケース内部のチェック
ケース内部はご覧のようになっています。
以下、搭載されていたパーツの画像を掲載しますが、必ずしもこのパーツが搭載されるとは限りません。ご了承ください。
Core i7-14700KFを搭載したZ790チップセットのマザーボードには、「ASUS PRIME Z790-P」が搭載されていました。
DEEPCOOLの240mm簡易水冷クーラーが搭載されており、ラジエーターはトップに設置されています。
チューブの配置関係から、「DEEPCOOL」のロゴが縦になってしまっているのは気になりました。
搭載されていたメモリはSamsung製でした。
GeForce RTX 4070 Tiなどの大型のグラフィックカードには、重さによる反り返りを支える、リジッドカードサポートが標準で搭載されています。上下から挟むようにガッチリと固定されています。


GeForce RTX 4070 TiのグラフィックカードにはPalit製の「GeForce RTX 4070 Ti GamingPro」が搭載されていました。上の画像のようにRGBライティングにも対応しています。アイドル時にファンが停止するセミファンレス仕様です。GPU-Zで確認したグラボの詳細は下記の通でり、ブーストクロックなどは標準です。



M.2 SSDには「Micron 3400 1TB NVMe SSD」が搭載されていました。マザーボード付属のヒートシンクが装着されています。


M.2の空きスロットが2つあるので、後で自分で増設することも可能です。

最近では光学ドライブの無いドライブレスのケースが主流となりつつありますが、5.25インチベイのスペースもあり、光学ドライブ(ブルーレイドライブなど)も選択可能です。

底面にはHDD用の3.5インチベイが2つあります。

14cmのフロントケースファンはグラボを直接冷やすことができる位置に設置されていました。


右側面のケース内部です。裏面配線がされています。電源ユニットはこちら側からアクセスします。SSD用の2.5インチベイが2つあります。



斜めから見た画像はご覧のようになっています。


周辺機器
最後に、オプション販売されているGALLERIAオリジナルのゲーミングキーボードとゲーミングマウスの画像を掲載します。モニターがあれば、到着後すぐにゲームをすることができます。



まとめ
以上が、GALLERIA(ミドルタワー)のレビューです。
最新パーツをいち早く取り入れ、ラインアップもかなり多く、人気のゲーミングPCです。
PCケースの性能や、冷却性も十分で、他社のBTOパソコンよりも価格の安いモデルが多く、コストパフォーマンスの高い製品です。
グラボについては、ミドルタワーのGALLERIA(X-Series以上)の場合、GeForce RTX 4060から4090までのラインアップがありますが、人気なのは、RTX 4060 Ti 8GBのモデルです。FHDのモニターでゲームをするなら、高いグラフィック設定で快適にゲームをすることができるでしょう。
WQHDのモニターなら、RTX 4070 Ti、4KモニターならRTX 4080以上などのモデルにするといいでしょう。
今回、Core i7-14700KFの最新CPUを搭載したモデルをテストしましたが、従来よりもコア数が増えたことにより、約20%スコアが上がっていました。シングルコア性能も高くゲームに最適なCPUです。ただし、今回の貸出機では、PL1の設定値が253Wと高くなっていました。この値だとCPU温度が高くなりすぎるので、もう少し設置値を下げたほうが実用的だと思います(※販売されている製品のPL1値は異なる可能性あり)。
翌日出荷の短納期で、早くて購入して2日後にはPCゲームを始めることができるのも嬉しいです。
人気ゲーミングデスクトップPC
GALLERIA(ミドルタワー)

特徴
- 豊富なラインアップ
- 最新のパーツをいちはやく搭載
- 他のBTOパソコンと比べて安い
こんなあなたに
- 最新パーツを搭載したゲーミングPCが欲しい方
- コスパの高いゲーミングPCが欲しい方
- 価格14万円台[税込]~
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