GALLERIA ゲーミングPC(ミドルタワー)の実機レビュー

更新日:
サイズ ミドルタワー
CPU 最大Core i9-14900KF
最大Ryzen 9 7950X
GPU 最大GeForce RTX 4090
最大Radeon RX7900XTX
メモリ 最大128GB
ストレージ 最大4TB PCIe SSD
追加ストレージも選択可
電源 最大1200W
価格[税込] 14万円台~
人気ゲーミングデスクトップPC

ドスパラで販売しているサードウェーブのGALLERIA(ミドルタワー)は、最新パーツをいち早く取り入れ、ラインアップも多く、人気のゲーミングPCです。

今回、インテルCoreプロセッサー(第14世代)を搭載したモデルをレビューしていますが、他のBTOパソコンと比較して、ほぼ同じような構成でも価格が安いです。

PCケースは、電源ユニットがボトムカバーで覆われ、裏面配線ができるモダンな構造です。

さらに最短翌日~3日で出荷と、短納期で、すぐにPCゲームを始めたい方にもおすすめです。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

GALLERIA ZA7C-R47T

Core i7-14700KF、GeForce RTX 4070 Ti、メモリ32GB、1TB SSD

 

目次

お忙しい方は、「GALLERIA(ミドルタワー)の特徴」のみお読みください。

 

GALLERIA(ミドルタワー)の特徴

インテルCoreプロセッサー(第14世代)搭載

10月16日に発表されたばかりのインテル第14世代Core プロセッサー「Raptor Lake-S Refresh」を搭載したモデルが、GALLERIA(ミドルタワー)に早くも登場しました。

今回レビューしたGALLERIA ZA7C-R47Tでは、「Core i7-14700KF」を搭載しており、前世代の「Core i7-13700K」と比較して、PBPやMTPはそのままですが、Eコアが4コア増強され12コアとなっており、スレッド数が28スレッドへと増加。キャッシュ容量、ターボ時のPコアとEコアもわずかに増え、マルチスレッド性能が向上しています。

下記の表にあるCINEBENCH R23のスコアは以下の通りです。PL1(PBP)を125WにしたときのCore i7-14700KFとCore i7-13700Kを比較すると、Core i7-14700KFはマルチコアにおいて約1.2倍スコアが伸びています。

なお、本製品のデフォルトのPL1(PBP)は253Wとなっており、このときのスコアは、さらに高くなっています(貸出機のため253Wになっていた可能性があり、実際に販売されるものは値が異なる可能性があります)。

インテル第14世代Core プロセッサーは、第13世代のリフレッシュ版ということもあり、前世代から大幅に性能が向上したわけではなく、特にCore i9ではそれが顕著のようですが、Core i7についてはEコアが増えている分、やや性能の向上が見られました。

第14世代「Raptor Lake-S Refresh」の主なスペック
  Core i7-14700K(F) Core i7-13700K(F)
Pコア / Eコア 8 / 12 8 / 8
スレッド数 28 24
キャッシュ(L2 / L3) 28MB / 33MB 24MB / 30MB
最大クロック(Pコア / Eコア) 5.6GHz / 4.3GHz 5.4GHz / 4.2GHz
定格クロック(Pコア / Eコア) 3.4GHz / 2.5GHz 3.4GHz / 2.5GHz
内蔵グラフィックス インテル UHD グラフィックス 770
(Fは内蔵グラフィックスなし)
PBP 125W
MTP 253W
※PBP → プロセッサーベースパワー   ※MTB → 最大ターボパワー
CINEBENCH R23(マルチコア)
Core i9-13900K 36658 [PL1:253W]
Core i7-14700KF 32909 [PL1:253W]
29233 [PL1:125W]
Core i7-13700K 27496 [PL1:200W]
24092 [PL1:125W]
CINEBENCH R23(シングルコア)
Core i9-13900K 2242 [PL1:253W]
Core i7-14700KF 2164 [PL1:253W]
2146 [PL1:125W]
Core i7-13700K 2090 [PL1:160W]
2050 [PL1:125W]
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

豊富なラインアップと高いコスパ

下図に一部のモデルを掲載しますが、GALLERIAのゲーミングPCは、ラインアップが非常に多く、用途に合ったモデルが選択しやすい製品です。

また、最新パーツを搭載したモデルでも、他社よりも価格が安いことが多く、コストパフォーマンスが高いです。

なお、一番左の「R-Series」はPCケースが一回り小さいミニタワーのGALLERIAとなるため、ご注意下さい。

おすすめラインアップ(2023年11月4日時点)

 

実利的なミドルタワーケース

GALLERIA(ミドルタワー)は、シルバーとブラックのツートンカラーで重厚感のあるデザインが特徴です。ガラスパネルやRGBライティングがキラキラとした派手なデザインではありませんが、実利的なケースです。サイズはミニタワーよりも一回り大きいミドルタワーで、冷却性に優れ、高性能なパーツを搭載することができます。

左サイドパネルには内部の見えるアクリル製の小窓があり、ガラス製と違って蹴ってしまったりで割れる心配はありません。

重厚感のあるミドルタワー

 

また、ケースは2種類あります。ガンメタリック塗装が施された重厚感のあるスタンダードケース(左)と、アルミパーツが採用され、ヘアライン加工が施された高級感のあるプレミアムケース(右)です。このケースは、各モデルのカスタマイズ画面で選択することが可能です。

なお、レビューしている機材は、ガンメタリックのスタンダードケースです。

カスタマイズで、高級感のあるアルミ素材のプレミアムケースが選択できる

 

内部の見える小窓

左サイドパネルには内部の見える小窓があります。少しスモークがかかっており、素材はアクリル製なので、割れる心配はありません。また、水冷クーラーなら内部がすっきりしていて見た目も良いです。

左サイドパネルには内部の見えるアクリル製の小窓

 

「ゲート」をイメージしたフロントパネル

「ゲート」をイメージしたフロントパネルは、周りを縁取る様に、LEDがほんのり点灯します。ギラギラした光り方ではなく、上品で落ち着きのあるライティングです。

このLEDのカラーやエフェクトの調整は、付属のアプリケーションから行います。搭載されているマザーボードがASUS製マザーボードの場合は「 Armoury Crate 」から。ASRock製マザーボードの場合は 「 Polychrome SYNC 」 から設定が可能です。RGB-LEDライトの詳しい設定方法はこちら

フロントパネルにLEDの縁取り

 

斜めで使いやすいコンソールパネル

最もアクセス頻度の高いコンソール部分は、斜め45度の傾斜が設けられており、PC本体をデスクの上下、どちらに配置しても、電源スイッチやUSB接続の周辺機器、ヘッドホンなどの抜き差しが容易になるよう設計されています。GALLERIAはこういったユーザー目線での実用性も洗練されています。

斜めで使いやすいコンソール

 

翌日出荷の超短納期

GALLERIAは、納期が短いのもメリットです。BTOパソコンの場合、通常1週間くらいの納期ですが、GALLERIAなら、なんと翌日出荷です。住んでいる場所にもよりますが、注文して2日後には製品が届いているので、すぐにゲームを始めることができます。

短い納期

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

パフォーマンスコントロール

今回、CPUには第14世代インテルCoreプロセッサー「Core i7-14700KF」を搭載しています。このCPUの仕様上のプロセッサー・ベース・パワー(PBP)は125W、最大ターボパワー(MTP)は253Wです。

ここで、本製品の設定値を確認したところ、PBP(PL1)もMTP(PL2)も253Wに設定されていました(貸出機だからかもしれません)。ただ、PBPが253Wだと数値が高すぎて、CPU温度が100℃まで上がってしまうので、ここでは、CINEBENCHと3DMarkについて、PL1値を125Wに設定したときのベンチマークスコアも掲載します。

なお、PL1の値の変更はUEFI画面から変更ができます。もし本製品を購入し、CPU温度を計測してみて、高すぎると感じた場合は、この設定値を変更するといいです。

PL1の値は253W
PL1の値はUEFI画面から変更可能

 

CPU

まずは、CINEBENCH R23の結果を掲載します。

CPUは、選択肢がいくつもありますが、今回は「Core i7-14700KF」のベンチマークスコアを掲載します。

前述したようにPL1を同じにしたCore i7-13700Kよりもマルチコア性能が20%ほど伸びています。シングルコア性能も高く、ゲームもクリエイティブワークも快適に使える性能です。

CINEBENCH R23
Core i7-14700KF
CINEBENCH R23 他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-13900K 36658 [PL1:253W]
Core i7-14700KF 32909 [PL1:253W]
29233 [PL1:125W]
Ryzen 9 7900X 29007
Core i7-13700K 27496 [PL1:200W]
25805 [PL1:160W]
24092 [PL1:125W]
Core i9-12900K 26530 [PL1:241W]
23108 [PL1:125W]
Core i7-13700F 26413 [PL1:181W]
22470 [PL1:125W]
21586 [PL1:100W]
17187 [PL1:65W]
Ryzen 9 5950X 25000
Core i5-13600K 22965 [PL1:253W]
Core i7-12700K 22792 [PL1:190W]
Ryzen 9 5900X 20251
Ryzen 7 5800X 15646
Core i5-13400 15358 [PL1:154W]
13400 [PL1:65W]
Ryzen 7 5700X 13605
Core i5-12400F 12164 [PL1:100W]
11505 [PL1:65W]
Ryzen 5 5500 10605
Ryzen 5 4500 9059
CINEBENCH R23 他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-13900K 2242 [PL1:253W]
Core i7-14700KF 2164 [PL1:253W]
2146 [PL1:125W]
Core i7-13700K 2090 [PL1:160W]
2050 [PL1:125W]
Core i9-12900K 2022 [PL1:241W]
2003 [PL1:125W]
Ryzen 9 7900X 2010
Core i7-13700F 2005 [PL1:125W]
1949 [PL1:100W]
1864 [PL1:65W]
Core i5-13600K 1949 [PL1:253W]
Core i7-12700K 1947
Core i5-13400 1782
Core i5-12400F 1715
Ryzen 9 5950X 1650
Ryzen 9 5900X 1611
Ryzen 7 5800X 1604
Ryzen 7 5700X 1532
Ryzen 5 5500 1370
Ryzen 5 4500 1215
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
CINEBENCH 2024
Core i7-14700KF
GeForce RTX 4070 Ti

 

グラフィックス

今回レビューしたGeForce RTX 4070 Ti搭載モデルは、負荷の高い最新のゲームも、WQHD解像度で高いフレームレートで動作する性能です。

3DMark Time Spy
GeForce RTX 4070 Ti
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
RTX 4090 36298
RTX 4080 28098
RTX 4070 Ti 22709
RTX 4070 17570
RTX 4060 Ti 8GB 13375
RTX 4060 10339
3DMark Speed Way
GeForce RTX 4070 Ti
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
RTX 4090 9932
RTX 4080 7171
RTX 4070 Ti 5508
RTX 4070 4416
RTX 4060 Ti 8GB 3146
RTX 4060 2491
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

メモリ

モデルによって、規格や容量が異なりますが、今回のモデルは、標準で32GBのDDR5-4800を搭載しており、帯域幅は広いです。

SiSoftware Sandra 2021
~メモリ性能の評価 ~
32GB DDR5-4800メモリ
他のメモリとの比較(帯域のベンチマーク)
DDR5-5200
デュアルチャネル
59.71GB/s
DDR5-4800
デュアルチャネル
58.58GB/s
57.48GB/s
DDR4-3200
デュアルチャネル
39.78GB/s
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※実際のデスクトップPCで計測した実測値で、理論的な最大値ではありません

 

ストレージ

今回のモデルは、標準で1TBのNVMe Gen4 SSDを搭載しており、下記の通り高速です。カスタマイズで最大4TB、追加のNVMe SSDやHDDも搭載することができます。多くのゲームをする場合は、多めの容量を選択するといいでしょう。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
Micron 3400 1TB NVMe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
6755
PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
HDD 170
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ゲームベンチマーク

ゲームに付属のベンチマーク機能のスコア、または実際にゲームをプレイし、Afterburnerで計測したフレームレートを掲載します。

レビュー機では、GeForce RTX 4070 Tiを搭載しており、WQHD解像度なら負荷の重い最新のゲームでも、高いフレームレートで動作する性能です。

「スターフィールド」などの負荷が非常に重いゲームでは、WQHD解像度でも平均60 fps以上で快適にプレイができ、「ホグワーツ・レガシー」や「サイバーパンク2077」などの負荷が重めのゲームではWQHD解像度でも高いフレームレートで快適にプレイすることができます。それ以下の負荷のゲームでは4K解像度でも快適にプレイができるでしょう。また、DLSSに対応したタイトルであれば、さらにフレームレートを伸ばすことができます。

最近アーリーアクセスが開始された、負荷が劇的に重い「ARK: Survival Ascended」では、フルHD解像度の高設定でも平均60 fps以下ですが、DLSSを有効にすることによって、最高設定でも平均 83 fpsで快適にプレイすることができます。

以下のゲームのフレームレートについて
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアはCore i9-13900K搭載PCで計測した代表値)
劇的に重い部類のゲーム
ARK: Survival Ascended
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 112 fps
52 fps(90 fps)
最高 83 fps
※括弧内のフレームレートは、DLSS FG有効時の数値
※最高設定ではDLSS FG+DLSS SR(バランス)が有効
低設定での比較(解像度:1920×1080)
RTX 4090 140 fps
RTX 4080 120 fps
RTX 4070 Ti 112 fps
RTX 4070 94 fps
RTX 4060 Ti 8GB 77 fps
RTX 4060 64 fps
高設定での比較(解像度:1920×1080)
RTX 4090 76 fps
RTX 4080 61 fps
RTX 4070 Ti 52 fps
RTX 4070 41 fps
RTX 4060 Ti 8GB 33 fps
RTX 4060 25 fps
最高設定での比較(解像度:1920×1080、DLSS FG+DLSS SR:バランス)
RTX 4090 116 fps
RTX 4080 96 fps
RTX 4070 Ti 83 fps
RTX 4070 68 fps
非常に重い部類のゲーム
Starfield(スターフィールド)
品質 解像度 平均 fps
ウルトラ 1920x1080 85 fps
2560x1440 74 fps
3840x2160 50 fps
※FSR2 : オン
ウルトラ設定での比較(解像度:1920×1080)
RTX 4090 98 fps
RTX 4080 86 fps
RTX 4070 Ti 85 fps
RTX 4070 61 fps
RTX 4060 Ti 8GB 52 fps
RTX 4060 42 fps
ウルトラ設定での比較(解像度:2560×1440)
RTX 4090 91 fps
RTX 4080 76 fps
RTX 4070 Ti 74 fps
RTX 4070 54 fps
RTX 4060 Ti 8GB 45 fps
RTX 4060 35 fps
ウルトラ設定での比較(解像度:3840×2160)
RTX 4090 71 fps
RTX 4080 57 fps
RTX 4070 Ti 50 fps
RTX 4070 38 fps
RTX 4060 Ti 8GB 30 fps
重い部類のゲーム
ホグワーツ・レガシー
品質 解像度 平均 fps
最高設定 1920x1080 123 fps
2560x1440 93 fps
3840x2160 49 fps(78 fps)
※括弧内のフレームレートは、DLSS FG有効時の数値
最高設定での比較(1920×1080)
RTX 4090 130 fps
RTX 4080 127 fps
RTX 4070 Ti 123 fps
RTX 4070 98 fps
RTX 4060 Ti 8GB 82 fps
RTX 4060 67 fps
最高設定での比較(2560x1440)
RTX 4090 120 fps
RTX 4080 104 fps
RTX 4070 Ti 93 fps
RTX 4070 70 fps
RTX 4060 Ti 8GB 61 fps
RTX 4060 48 fps
最高設定での比較(3840x2160)
RTX 4090 80 fps
RTX 4080 62 fps
RTX 4070 Ti 49 fps
RTX 4070 39 fps
RTX 4060 Ti 8GB 34 fps
RTX 4060 26 fps
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(アップデート 2.0)
品質 解像度 平均 fps
ウルトラ 1920x1080 163 fps
2560x1440 113 fps
3840x2160 54 fps(77 fps)
※括弧内のフレームレートは、フレーム生成有効時の数値
ウルトラ設定での比較(1920×1080)
RTX 4090 168 fps
RTX 4080 167 fps
RTX 4070 Ti 163 fps
RTX 4070 136 fps
RTX 4060 Ti 8GB 117 fps
RTX 4060 89 fps
ウルトラ設定での比較(2560x1440)
RTX 4090 157 fps
RTX 4080 140 fps
RTX 4070 Ti 113 fps
RTX 4070 80 fps
RTX 4060 Ti 8GB 73 fps
RTX 4060 52 fps
ウルトラ設定での比較(3840x2160)
RTX 4090 85 fps
RTX 4080 68 fps
RTX 4070 Ti 54 fps
RTX 4070 35 fps
RTX 4060 Ti 8GB 33 fps
RTX 4060 23 fps
「AMD FSR2.1」有効
重い部類のゲーム
Forza Motorsport
品質 解像度 平均 fps
ウルトラ 1920x1080 112 fps
2560x1440 98 fps
3840x2160 73 fps
最高設定での比較(解像度:1920×1080)
RTX 4090 147 fps
RTX 4080 125 fps
RTX 4070 Ti 112 fps
RTX 4070 92 fps
RTX 4060 Ti 8GB 72 fps
RTX 4060 59 fps
RTX 3050 37 fps
最高設定での比較(解像度:2560×1440)
RTX 4090 133 fps
RTX 4080 113 fps
RTX 4070 Ti 98 fps
RTX 4070 80 fps
RTX 4060 Ti 8GB 60 fps
RTX 4060 29 fps
最高設定での比較(解像度:3840×2160)
RTX 4090 109 fps
RTX 4080 87 fps
RTX 4070 Ti 73 fps
RTX 4070 59 fps
RTX 4060 Ti 8GB 42 fps
RTX 4060 22 fps
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15
品質 解像度 平均 fps
高品質 1920x1080 202 fps
2560x1440 160 fps
3840x2160 90 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
RTX 4090 223 fps
RTX 4080 217 fps
RTX 4070 Ti 202 fps
RTX 4070 172 fps
RTX 4060 Ti 8GB 132 fps
RTX 4060 105 fps
他のグラフィックスとの比較(2560x1440)
RTX 4090 214 fps
RTX 4080 189 fps
RTX 4070 Ti 160 fps
RTX 4070 128 fps
RTX 4060 Ti 8GB 93 fps
RTX 4060 74 fps
他のグラフィックスとの比較(3840x2160)
RTX 4090 154 fps
RTX 4080 115 fps
RTX 4070 Ti 90 fps
RTX 4070 72 fps
RTX 4060 Ti 8GB 52 fps
RTX 4060 42 fps
中程度の重さのゲーム
ブループロトコル
品質 解像度 平均 fps
最高 1920x1080 256 fps
2560x1440 184 fps
3840x2160 95 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
RTX 4090 315 fps
RTX 4080 285 fps
RTX 4070 Ti 256 fps
RTX 4070 213 fps
RTX 4060 Ti 8GB 172 fps
RTX 4060 140 fps
他のグラフィックスとの比較(2560x1440)
RTX 4090 271 fps
RTX 4080 222 fps
RTX 4070 Ti 184 fps
RTX 4070 145 fps
RTX 4060 Ti 8GB 112 fps
RTX 4060 91 fps
他のグラフィックスとの比較(3840x2160)
RTX 4090 162 fps
RTX 4080 120 fps
RTX 4070 Ti 95 fps
RTX 4070 74 fps
RTX 4060 Ti 8GB 57 fps
RTX 4060 47 fps
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー
品質 解像度 平均 fps
最高 1920x1080 246 fps
2560x1440 200 fps
3840x2160 103 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
RTX 4090 272 fps
RTX 4080 269 fps
RTX 4070 Ti 246 fps
RTX 4070 228 fps
RTX 4060 Ti 8GB 183 fps
RTX 4060 148 fps
他のグラフィックスとの比較(2560x1440)
RTX 4090 261 fps
RTX 4080 235 fps
RTX 4070 Ti 200 fps
RTX 4070 159 fps
RTX 4060 Ti 8GB 119 fps
RTX 4060 95 fps
他のグラフィックスとの比較(3840x2160)
RTX 4090 185 fps
RTX 4080 133 fps
RTX 4070 Ti 103 fps
RTX 4070 81 fps
RTX 4060 Ti 8GB 58 fps
RTX 4060 45 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 暁月のフィナーレ
品質 解像度 平均 fps
最高 1920x1080 246 fps
2560x1440 199 fps
3840x2160 110fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
RTX 4090 280 fps
RTX 4080 271 fps
RTX 4070 Ti 246 fps
RTX 4070 227 fps
RTX 4060 Ti 8GB 199 fps
RTX 4060 175 fps
他のグラフィックスとの比較(2560x1440)
RTX 4090 262 fps
RTX 4080 235 fps
RTX 4070 Ti 199 fps
RTX 4070 175 fps
RTX 4060 Ti 8GB 138 fps
RTX 4060 115 fps
他のグラフィックスとの比較(3840x2160)
RTX 4090 188 fps
RTX 4080 144 fps
RTX 4070 Ti 110 fps
RTX 4070 89 fps
RTX 4060 Ti 8GB 67 fps
RTX 4060 53 fps

 

レイトレーシングおよびDLSS有効時のベンチマーク

レイトレーシングおよびDLSSを有効にしたときのフレームレートです。

ここでは、サイバーパンク2077のベンチマークにおいて、負荷が劇的に重い「レイトレーシング:オーバードライブ・モード」での計測結果を掲載します。

DLSSをOffにすると1920x1080でも60 fpsの平均フレームレートを切りますが、DLSS 2設定(DLSS Super Resolutionをオン)にすることで、劇的にフレームレートが伸びます。さらにDLSS 3設定(Frame Generationをオン)にすることで、さらにフレームレートが上昇し、2560x1440でも快適にプレイできるフレームレートになります。

ただ、今回のテストでは、DLSS 3.5設定(Ray Reconstructionをオン)にしても、フレームレートは上がりませんでした。

重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(レイトレーシング : オーバードライブ)
1920x1080
RTX 4070 Ti 157 fps [DLSS 3.5]
157 fps [DLSS 3]
94 fps [DLSS 2]
44 fps [DLSS Off]
2560x1440
RTX 4070 Ti 100 fps [DLSS 3.5]
100 fps [DLSS 3]
63 fps [DLSS 2]
23 fps [DLSS Off]
 :DLSS 3.5(DLSS SR:バランス、DLSS FG:オン、DLSS RR:オン)
 :DLSS 3(DLSS SR:バランス、DLSS FG:オン)
 :DLSS 2(DLSS SR:バランス)
 :DLSS OFF
SR:Super Resolution、FG:Frame Generation、RR:Ray Reconstruction

 

その他のゲームのベンチマーク

上に掲載した以外のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

クリエイターソフトの処理時間

各クリエイターソフトの処理速度を計測したときの結果を掲載します。なお、PL1=253Wで計測しています。

TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるエンコード時間

今回、PL1を253Wで動作させたこともあり、ソフトウェアエンコードはトップクラスの速さです。

x265でのエンコード時間
Core i7-14700KF 3分44秒 [PL1=253W]
Core i9-13900K 3分48秒 [PL1=253W]
Ryzen 9 7900X 3分58秒
Core i7-13700KF 4分08秒 [PL1=253W]
4分20秒 [PL1=210W]
4分21秒 [PL1=180W]
Core i9-12900K 4分25秒 [PL1=241W]
5分03秒 [PL1=125W]
Core i7-13700K 4分36秒 [PL1=160W]
4分56秒 [PL1=125W]
Core i5-13600K 5分13秒 [PL1=253W]
Ryzen 9 5900X 5分20秒
Core i7-12700K 5分36秒
Core i7-13700F 5分36秒 [PL1=100W]
6分42秒 [PL1=65W]
Core i9-11900K 7分00秒
Ryzen 7 5800X 7分08秒
Core i7-12700F 7分09秒
Ryzen 7 5700X 8分09秒
Core i7-11700K 8分40秒
Ryzen 7 3700X 8分56秒
Core i5-12500 9分18秒 [PL1=65W]
Core i5-12400F 9分56秒 [PL1=65W]
Ryzen 5 5600X 10分00秒
Core i5-11400 11分00秒 [PL1=100W]
13分00秒 [PL1=65W]
Ryzen 5 3500 13分58秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
DaVinci Resolve Studio 18による書き出し時間

DaVinci Resolve Studio 18による書き出し時間では、NVENCによるデュアルエンコードに対応しているので非常に高速です。AV1エンコードにも対応しています。

コーデック「H.264」
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4090
2分25秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4080
2分27秒
Core i7-13700K/32GB
GeForce RTX 4080
2分27秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4070 Ti
2分27秒
Core i7-14700KF/32GB
GeForce RTX 4070 Ti
2分29秒
Core i7-13700K/32GB
GeForce RTX 4070 Ti
2分30秒
Core i7-13700F/32GB
GeForce RTX 4070
2分33秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4070
2分35秒
Core i7-13700F/16GB
GeForce RTX 4070
2分35秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4060 Ti 8GB
2分56秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4060
2分56秒
Core i5-13600K/32GB
GeForce RTX 4060 Ti 8GB
3分00秒
Ryzen 7 5700X/16GB
GeForce RTX 4060 Ti 8GB
3分02秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3060 Ti
3分14秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3060 12GB
3分18秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3080 Ti
3分23秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3080
3分23秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3070 Ti
3分26秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3070
3分31秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「明るさ(カーブ)の変更」+「彩度の変更」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、MP4、H.264、2160p 4K Ultra HD、29.97 fpsで書き出したときの時間
コーデック「AV1」
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4080
2分37秒
Core i7-13700K/32GB
GeForce RTX 4080
2分38秒
Core i7-14700KF/32GB
GeForce RTX 4070 Ti
2分38秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4070 Ti
2分38秒
Core i7-13700K/32GB
GeForce RTX 4070 Ti
2分38秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4090
2分40秒
Core i7-13700F/32GB
GeForce RTX 4070
2分44秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4070
2分48秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4060 Ti 8GB
2分57秒
Core i5-13600K/32GB
GeForce RTX 4060 Ti 8GB
2分59秒
Ryzen 7 5700X/16GB
GeForce RTX 4060 Ti 8GB
2分59秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4060
2分59秒
※ 上と同じ設定で、AV1で書き出したときの時間
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

Premiere Proの書き出し時間も高速です。

Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4090
2分29秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4080
2分30秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4070 Ti 8GB
2分34秒
Core i7-14700KF/32GB
GeForce RTX 4070 Ti
2分38秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4070
2分38秒
Core i5-13600K/32GB
GeForce RTX 4060 Ti 8GB
3分03秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4060
3分03秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3050
3分30秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てデスクトップPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

Lightroomの書き出しもやや遅いです。

グラフィックプロセッサー : 書き出し時にGPUを使用
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4090
23秒
Core i9-13900KF/16GB
GeForce RTX 4090
26秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4080
26秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3090
26秒
Core i7-13700K/32GB
GeForce RTX 4080
27秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4070 Ti
30秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4070
30秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3080 Ti
30秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3080
31秒
Core i7-14700KF/32GB
GeForce RTX 4070 Ti
32秒
Core i7-13700K/32GB
GeForce RTX 4070 Ti
32秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3060 12GB
32秒
Core i7-13700F/32GB
GeForce RTX 4070
37秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4060 Ti
47秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3070 Ti
47秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3070
47秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4060
48秒
Core i5-13600K/32GB
GeForce RTX 4060 Ti
52秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3060 Ti
56秒
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Blender Benchmark
RTX 4090 12494
RTX 4080 9715
RTX 4070 Ti 7427
RTX 3090 6239
RTX 3080 Ti 6154
RTX 4070 6037
RTX 3080 5212
RTX 4060 Ti 8GB 4426
RTX 3070 Ti 4253
RTX 3070 3875
RTX 4060 3552
RTX 3060 Ti 3434
RTX 3060 12GB 2609
NMKD Stable Diffusion GUI 1.11.0によるAIイラスト生成時間
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4090
29秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4080
40秒
Core i7-14700KF/32GB
GeForce RTX 4070 Ti
46秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3080 Ti
47秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4070 Ti
51秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3080
56秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4070
57秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3070 Ti
67秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3070
79秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4060 Ti 8GB
83秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3060 Ti
91秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4060
102秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3060 12GB
116秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3050
173秒
※モデルはデフォルトの「StableDiffusion-v1.5」を使用
※プロンプトは内容や長さによって生成時間にそれほど影響がないため「Cat」のみで生成
※ステップ数は最大の75、10枚のイラストを生成し、3回計測して最も速かった時間で比較
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
SPECviewperf 2020

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。ここでは、PL1=253Wの時と、PL1=125Wの時で計測しています。なお、今回のモデルでは、240mmの簡易水冷クーラーが搭載されています。

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU電力およびCPU温度の推移を確認します。

PL1=253Wの時は、CPU電力は253W前後で推移し、CPU温度は100℃付近とかなり高めの温度です。

PL1=125Wの時は、CPU電力は125W前後で推移し、CPU温度は66℃付近と低めの温度です。

全コアに100%の負荷をかけることはまずないと思いますが、PL1=253Wだと冷却が間に合っていないようです。CPU温度が心配な場合は、UEFI画面からPL1の値を下げてもいいと思います。

  • PL1=253W
  • PL1=125W
CPU電力
CPU温度
CPU電力
CPU温度

 

ゲーム時のCPU、GPU温度

続いて、ファイナルファンタジー15のゲームベンチマーク実行中のCPU温度およびGPU温度を計測しました。

PL1=253Wの時は、CPU温度は瞬間的に90℃超えることがありますが、概ね70℃台後半から80℃台前半を行き来し、やや高めですが問題ない温度です。GPU温度は50℃台後半と、低めの温度を維持しています。ただ、CPU負荷の高いゲームだと、もっとCPU温度が上がる可能性があります。心配ならPL1の値は下げたほうがいいでしょう。

PL1=125Wの時は、CPU温度は概ね70℃台前半で推移し、問題ない温度です。GPU温度はこちらも50℃台後半と、低めの温度を維持しています。

  • PL1=253W
  • PL1=125W
CPU温度
GPU温度
CPU温度
GPU温度

 

静音性のチェック

本機の動作音(静音性)のチェックです。

アイドル時ではGPUファンが停止するため、低めの騒音値です。エンコード時はPL1=253Wのままだとかなりうるさいですが、PL1=125Wに制限すると、騒音値が低くなります。騒音が気になる場合は、PL1の設定値を変えてみるのもいいでしょう。

PL1=253W
PL1=125W
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※約10分経過後に計測しています
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)
左から3番目:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

今回、Core i7-14700KF+GeForce RTX 4070 Tiと高い構成なので、消費電力も高いです。

PL1=253W
PL1=125W
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

外観のチェックです。
電源オフ時の外観です。シルバーとブラックのツートンカラーで重厚感のあるデザインです。

 

電源を入れるとフロントパネルを縁取る様にLEDが点灯します。フロントパネルはマットな素材で、底側は丸みを帯びています。

 

フロントパネルのGALLERIAのエンブレムは高級感があります。

 

サイドパネルには吸気口があり、内側から青いメッシュが貼られています。

 

コンソールパネルです。左から、LEDが点灯する電源ボタンと、リセットボタン、USB 3.2 Gen1 Type-A ×4、ヘッドホン端子、マイク端子があります。

 

トップパネルです。排熱用の孔が開いたシャーシ、埃を防ぐメッシュフィルター、フラットにするためのプラスチック製天面板による、3層構造になっています。筐体内の熱を排出しつつ、天板にコントローラーやヘッドフォンなどを置くことができます。

 

左側面と右側面です。左サイドパネルには内部の見えるアクリル製の小窓があります。

 

正面と背面の画像です。なお、現在、マザーボード側の映像出力端子には、使用禁止シールが貼られています。ポート類は、マザーボード、グラボの種類によって異なります。

 

底面です。電源用の吸気口が設けられています。

 

電源ユニットの防塵フィルターは、背面から取り外しての掃除が可能です。

 

底面のインシュレーターは高めに設計されており、底面からも吸気しやすくなっています。ゴム足がしっかりしているので、安定した設置が可能です。

 

サイドパネルは、背面のネジを2ヶ所外すことで開くことができます。

 

ケース内部のチェック

ケース内部はご覧のようになっています。

以下、搭載されていたパーツの画像を掲載しますが、必ずしもこのパーツが搭載されるとは限りません。ご了承ください。

 

Core i7-14700KFを搭載したZ790チップセットのマザーボードには、「ASUS PRIME Z790-P」が搭載されていました。

 

DEEPCOOLの240mm簡易水冷クーラーが搭載されており、ラジエーターはトップに設置されています。

チューブの配置関係から、「DEEPCOOL」のロゴが縦になってしまっているのは気になりました。

 

搭載されていたメモリはSamsung製でした。

 

GeForce RTX 4070 Tiなどの大型のグラフィックカードには、重さによる反り返りを支える、リジッドカードサポートが標準で搭載されています。上下から挟むようにガッチリと固定されています。

 

GeForce RTX 4070 TiのグラフィックカードにはPalit製の「GeForce RTX 4070 Ti GamingPro」が搭載されていました。上の画像のようにRGBライティングにも対応しています。アイドル時にファンが停止するセミファンレス仕様です。GPU-Zで確認したグラボの詳細は下記の通でり、ブーストクロックなどは標準です。

 

M.2 SSDには「Micron 3400 1TB NVMe SSD」が搭載されていました。マザーボード付属のヒートシンクが装着されています。

 

M.2の空きスロットが2つあるので、後で自分で増設することも可能です。

 

最近では光学ドライブの無いドライブレスのケースが主流となりつつありますが、5.25インチベイのスペースもあり、光学ドライブ(ブルーレイドライブなど)も選択可能です。

 

底面にはHDD用の3.5インチベイが2つあります。

 

14cmのフロントケースファンはグラボを直接冷やすことができる位置に設置されていました。

 

右側面のケース内部です。裏面配線がされています。電源ユニットはこちら側からアクセスします。SSD用の2.5インチベイが2つあります。

 

斜めから見た画像はご覧のようになっています。

 

周辺機器

最後に、オプション販売されているGALLERIAオリジナルのゲーミングキーボードとゲーミングマウスの画像を掲載します。モニターがあれば、到着後すぐにゲームをすることができます。

 

まとめ

以上が、GALLERIA(ミドルタワー)のレビューです。

最新パーツをいち早く取り入れ、ラインアップもかなり多く、人気のゲーミングPCです。

PCケースの性能や、冷却性も十分で、他社のBTOパソコンよりも価格の安いモデルが多く、コストパフォーマンスの高い製品です。

グラボについては、ミドルタワーのGALLERIA(X-Series以上)の場合、GeForce RTX 4060から4090までのラインアップがありますが、人気なのは、RTX 4060 Ti 8GBのモデルです。FHDのモニターでゲームをするなら、高いグラフィック設定で快適にゲームをすることができるでしょう。

WQHDのモニターなら、RTX 4070 Ti、4KモニターならRTX 4080以上などのモデルにするといいでしょう。

今回、Core i7-14700KFの最新CPUを搭載したモデルをテストしましたが、従来よりもコア数が増えたことにより、約20%スコアが上がっていました。シングルコア性能も高くゲームに最適なCPUです。ただし、今回の貸出機では、PL1の設定値が253Wと高くなっていました。この値だとCPU温度が高くなりすぎるので、もう少し設置値を下げたほうが実用的だと思います(※販売されている製品のPL1値は異なる可能性あり)。

翌日出荷の短納期で、早くて購入して2日後にはPCゲームを始めることができるのも嬉しいです。

 

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特徴

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