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デル、Core Ultra シリーズ2を搭載したNew XPS 13を発表
概要
デルから、インテルの最新CPUである「Core Ultra シリーズ2」を搭載した、New XPS 13が発表されました。発売日は、2024年9月27日です。
ボディは、従来と同様に、超狭額縁ベゼルのディスプレイ、シームレスなタッチパッド、エッジtoエッジのキーボードなどを継承しており変化はありません。
今回、デルの新製品発表会に参加したので、製品の画像と共に、New XPS 13の主な仕様や、簡単な特徴をご紹介します。
公式サイトはこちら
製品の特徴
New XPS 13
インテルの最新CPU「Core Ultra シリーズ2」を一早く搭載した、デルのNew XPS 13が発表されました。
現時点で分かっている、主な仕様は下表の通りです。
仕様 | |
CPU・メモリ | Core Ultra 5 226V・16GBメモリ Core Ultra 7 256V・16GBメモリ Core Ultra 7 258V・32GBメモ Core Ultra 9 288V・32GBメモリ [後日発売] |
GPU | Intel Arc (CPU内蔵) |
SSD | 最大 2TB |
ディスプレイ | 13.4型 16:10 非光沢 |
FHD+(1920x1200, 100% sRGB) QHD+(2560x1600, 100% DCI-P3, タッチ) 3K(2880x1800,有機EL, 100% DCI-P3, タッチ) |
|
バッテリー | 55Wh |
質量 | 約 1.18kg~(有機EL搭載時) 約 1.22kg~(QHD+/FHD+液晶搭載時) |
価格[税込] | 26万円台~ |
今回、貴重な「Core Ultra シリーズ2」のチップも展示されていました。上の2枚がメモリで、チップの上にあるのが分かると思います。
New XPS 13が搭載できる「Core Ultra シリーズ2」の仕様は下表の通りです。
「Core Ultra シリーズ1」と比べて、電力効率の改善によるバッテリー駆動の向上、内蔵グラフィックスの性能の向上、NPU性能の向上が期待できそうです。ちなみに、バッテリー駆動時間は、最大26時間となっています(NetFlixのストリーミングをFHD+で視聴可能な時間)。
また、プレスリリースには「最大28Wの持続するパフォーマンス」と書かれていました。Core Ultra 9のことを言っているのかもしれませんが、もしかするとCore Ultra 7や5でも、PBPを超える高いCPU電力で動作するのかもしれません。このあたりは、今後実機で確認してみます。
Core Ultra 9 288V |
Core Ultra 7 258V |
Core Ultra 7 256V |
Core Ultra 5 226V |
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P / LP Eコア | 4 / 4 | |||
Pコア最大クロック | 5.1GHz | 4.8GHz | 4.5GHz | |
LP Eコア最大クロック | 3.7GHz | 3.5Ghz | ||
キャッシュ | 12MB | 8GB | ||
PBP ※1 | 30W | 17W | ||
MTP ※2 | 37W | 37W | ||
GPU名 | Intel Arc 140V | Intel Arc 130V | ||
GPU Xe コア | 8 | 7 | ||
GPU最大クロック | 2.05GHz | 1.95GHz | 1.85GHz | |
GPU ピークTOPS | 67 TOPS | 64 TOPS | 53 TOPS | |
NPU名 | Intel AI Boost | |||
NPU ピークTOPS | 48 TOPS | 47 TOPS | 40 TOPS | |
メモリ | LPDDR5X-8533 | |||
メモリ容量 | 32GB | 32GB | 16GB | 16GB |
※1 PBP:Processor Base Power
※2 MTP:Maximum Turbo Power
また、OpenVinoを使った生成AIのテストのデモ行われていました。昨年実施されたCore Ultra シリーズ1のデモよりも高速に画像が生成されていることが分かると思います。
ディスプレイは、13.4型、画面比16:10のディスプレイです。
FHD+(1920x1200ドット)液晶、QHD+(2560x1600ドット)液晶、3K(2880x1800ドット)有機ELの3種類があるようです。
フレームレスと名乗るほどの、超狭額縁ベゼルも健在です。非常にすっきりした見た目で、かっこいいです。
キーボードは、下図の通りです(画像は英語キーボード)。
端ぎりぎりまでキーを配置した、エッジtoエッジキーボードであり、また、ファンクションキー & メディアキーをタッチ式にすることで、13インチクラスのボディですが、縦、横ともにゆとりのあるキーサイズを実現しています。ただ、タイルのようなキーなので、一般的なノートPCのキーボードよりも、キーとキーの間隔が狭いです。そのため、キーのセンター近くを押さないと、隣のキーも一緒に押してしまいそうになります。
タッチパッドは、パームレスト部とシームレスなデザインになっています。ガラス製なので手触りがいいです。パームレスト部とタッチパッドの間にごみが入るようなことがなく、手入れもしやすそうです。なお、物理的なクリックボタンではなく、押すと応答フィードバックを感じるハプティックタッチパッドです。使いやすさは普通でした。
インターフェイスは、Thunderbolt 4(DisplayPort、Power Deliveryに対応)x2のみとなっています。
削り出しアルミニウムを使用したボディなので、剛性が高く、質感もいいです。シンプルで、上品ながら、最新機器らしさを感じるデザインなので、所持品にこだわりたい方や、ブランドイメージが重要な仕事用に使う方などにもいいと思います。
その他、2W x4のクワッドスピーカー(ツイーター + ウーファー)を備えており、サウンドにこだわっているも嬉しいです。
また、プラチナのカラーだけでなく、下図ようなグラファイトのカラーもあります。
デルの公式サイト
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パソコンやガジェット好きが高じて、パソコンメーカーや家電量販店などのパソコン訪問サポートを行うようになる。最近では、飼っているハムスターやカナヘビに癒されたり、ベランダで作っているトマトやヘチマの成長を見て喜んだりしている。子どもとマイクラをすると、画面酔いするようになり、年を感じる今日この頃。
2018年頃から、the比較の記事執筆に参加。
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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