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ドスパラ GALLERIA GKF1070NF の実機レビュー

GeForce GTX 1070搭載
ドスパラ GALLERIA GKF1070NFは、GeForce GTX 1070を搭載した17.3型ゲーミングノートPCです。
フルHD解像度なら、多くのゲームを"最高品質"のグラフィック設定でプレイすることが可能です。
VRゲームも高めのグラフィック設定で動作可能です。
また、G-SYNCにも対応しています。
メーカー直販サイト:ドスパラ(GALLERIA GKF1070NF)
※レビュー機はメーカーからの貸出機です
目次
GALLERIA GKF1070NFの基本スペック
GALLERIA GKF1070NFの基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2017年1月20日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。
CPU 第7世代インテルCPU、HシリーズのCore i7-7700HQを搭載しています。 |
グラフィックカード NVIDIA GeForce GTX 1070(8GB)を搭載。Optimusには非対応です。 |
液晶ディスプレイ 17.3型ワイド、フルHD(1920×1080)、非光沢です。G-SYNCにも対応しています。 |
メモリ 最大で32GBのメモリを選択できます。本機は8GB(デュアルチャネル)です。 |
M.2 SSD SATA SSDを選択可能です。本機は275GB SSD(ただし現在は選択不可)です。 |
2.5インチ HDD/SSD HDD、SSHD、HDDを選択できます。本機は1TB HDDを搭載しています。 |
光学ドライブ DVDスーパーマルチまたはブルーレイディスクドライブを選択できます。 |
その他 バッテリー駆動時間は約3.9時間、重量は約3.7kgです。 |
特徴1 - 高性能GPU「GeForce GTX 1070」搭載
本製品は、ノートPCでありながら、GeForce GTX 1070の高性能グラフィックスを搭載しています。
ベンチマーク結果は下表の通りです。今回計測したゲームのほとんどは"最高品質"のグラフィック設定で60 fps(平均フレームレート)を上回ります。
VRゲームの「VRカノジョ」のみ"ハイクオリティ"の設定では45 fpsと60 fpsを切りましたが、その1つ下の"クオリティ"の設定なら89 fpsも出ています。
また、Oputimus機能がないため、常にGeForce GTX 1070で動かすことが可能で、Optimusがあるために起こるトラブルも回避できます。
製品名 | ドスパラ GALLERIA GKF1070NF | |||
基本スペック | Core i7-7700HQ GeForce GTX 1070(8GB) |
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ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド (DirectX 11) | ![]() |
標準品質 ★ | 18464 (非常に快適) |
高品質 ★ | 15661 (非常に快適) | |||
最高品質 | 14299 (非常に快適) | |||
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ドラゴンズドグマオンライン |
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低品質 | 11072 (とても快適) |
標準品質 | 11083 (とても快適) | |||
最高品質 | 10577 (とても快適) | |||
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ファンタシースターオンライン2 EP4 | ![]() |
描画:3 | 44990 (快適) |
描画:6 | 27709 (快適) | |||
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モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) | ![]() |
― | 33297 |
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ドラゴンクエストX | ![]() |
標準品質 | 17197 (すごく快適) |
最高品質 | 16828 (すごく快適) | |||
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STEEP | ![]() |
低品質 | 127 fps |
高品質 | 109 fps | |||
超高品質 | 82 fps | |||
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ライズオブトゥームレイダー | ![]() |
最低品質 | 150 fps |
中品質 | 124 fps | |||
最高品質 | 99 fps | |||
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ファークライ プライマル | ![]() |
低い | 110 fps |
高い | 91 fps | |||
最高 | 81 fps | |||
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ドラゴンエイジ:インクイジション | ![]() |
低品質 | 156 fps |
高品質 | 121 fps | |||
最高品質 | 88 fps | |||
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GRID Autosport | ![]() |
ウルトラロー | 298 fps |
ミディアム | 184 fps | |||
ウルトラ | 112 fps | |||
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VRカノジョ | ![]() |
パフォーマンス | 90 fps |
クオリティ | 90 fps | |||
ハイクオリティ | 45 fps | |||
★デスクトップPCの場合は「標準品質(デスクトップPC)」と「高品質(デスクトップPC)」、ノートPCの場合は「標準品質(ノートPC)」と「高品質(ノートPC)」の設定にしています。 ※フレームレート(fps)の掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません ※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。 ※ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルドは、約7700スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ドラゴンズドグマオンラインは、約5800スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ファンタシースターオンライン2 EPISODE4は、約4500スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※バイオハザード6は、約9000スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※通常の液晶ディスプレイは60Hz駆動であるため、ゲームを快適にプレイするには平均60fpsは欲しいです。ただし、平均fpsが60でも最小fpsはもっと小さいため、60fpsを切らないようにプレイするには平均80~100fpsは欲しいです。また、120Hz駆動の液晶ディスプレイを使用している方は、平均120fpsは欲しいです。 |
GPU-Zで確認したGeForce GTX 1070の情報は次の通りです。

GeForce GTX 1070のグラフィックカードのスペック
なお、他のノートパソコン用グラフィックスや、その他のゲームのフレームレートについては、下のページを参考にしてください。
特徴2 - ノートPCでもVRが動く
本製品はノートパソコンでありながら、Oculus RiftおよびHTC ViveのVRシステムも動作するスペックです。

VRの動作チェックツールの結果
VRシステムはUSB3.0ポートを多く必要としますが、本製品はたくさんのポートがあるため問題ないです。

USB3.0ポートは十分あり
特徴3 - NVIDIA G-SYNC 対応
本機はノートパソコンでありながら、ティアリングやカク付き(スタッター)を抑えるディスプレイ同期技術「NVIDIA G-SYNC」に対応しています。NVIDIA G-SYNCは、GPU側の可変フレームレートに合わせて、ディスプレイ側のリフレッシュレートも動的に変更する技術です。
G-SYNCを体験したときの感想は、「こちらの記事」をご覧ください。なめらかな映像でゲームを楽しむことができます。
また、本製品の液晶のリフレッシュレートは「75Hz」となっており、一般的なリフレッシュレート「60Hz」よりも高くなっています。

75Hz駆動
特徴4 - イルミネーション
本製品は、キーボードや、本体正面側にLEDライトが搭載されており、イルミネーションが綺麗です。

イルミネーション
プリインストールされている「KLM」のソフトを使用すれば、このイルミネーション(色変化やグラデーション、点滅など)を自由に変更することができます。

特徴5 - ダブルストレージ構成が可能
本製品は、ストレージを2台搭載することが可能です。
カスタマイズ画面では、M.2 SSDを1台、2.5インチストレージを1台選択可能です。M.2 SSDは、2017年1月20日に確認した限りでは、SATAのSSDしか選択できません。PCIe SSDは選択できないようです。
左下に、もう1台2.5インチハードディスクを搭載できそうなスペースがありますが、コネクタやケーブルがないため、このままでは接続はできません。

ダブルストレージ構成が可能
液晶ディスプレイのチェック
液晶ディスプレイのチェックです。
視野角は良いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)
カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、比較的素直な発色であることがわかります。
色域はやや広いです。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成
ギラつきは特に感じません。
キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードとタッチパッドのチェックです。
キーピッチは、実測で縦:約19mm、横:約18mmと十分な間隔です。ただし、テンキーの横のキーピッチは約16mmと狭くなっています。キーストロークは約2mmあり、十分な深さです。キートップはほぼフラットですが、底つきの衝撃は少なく、音も小さいです。普通に打てるキーボードだと思います。
キー配列で気になるのは、「Delete」キーがテンキーの上にある点で、ブラインドタッチしにくいです。「Ctrl」と「半角/全角」キーが大きいのは良いと思います。
また、通常左側にあるWindowsキーが右側にあります。これにより、ゲーム 中に良く使う「W」、「A」、「S」、「D」キーを押すときに、誤ってWindowsキーを押してしまうことを防いでいます。

キーボード全体図

DELETEキーがテンキーの上にある

キーの拡大図1

キーの拡大図2
タッチパッドはパームレストと一体になっています。指の動かしやすさは普通です。クリックボタンが独立しているのは良いのですが、やや固い(押すときに力が必要)です。また、クリック音も大きめです。

タッチパッド
「SHORTCUT MANAGER」のソフトを使用すれば、すべてのキーにショートカットを割り振ったり、マクロを設定したりすることができます。

SHORTCUT MANAGER
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
CPUの選び方
本製品はCore i7-7700HQのCPUを搭載しています。Kaby Lake世代になり、旧世代よりもスコアが伸び、Core i7-6820HKに近いスコアが出ています。ゲーム用途なら十分過ぎる性能です。

CPUの選び方(筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは、本製品では選択できません
グラフィックスの選び方
本製品はGeForce GTX 1070を搭載しています。フルHDの解像度なら、"最高"のグラフィック品質設定で、ほとんどのゲームがプレイ可能でしょう。

グラフィックスの選び方(筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは、本製品では選択できません
ストレージの選び方
ストレージは、SATA-AHCI SSD、HDDを選択可能です。PCIe-NVMe SSDは選択できませんが、SATA-AHCI SSDでも十分な速度でしょう。

ストレージの選び方(筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは、本製品では選択できません
GALLERIA GKF1070NFで計測したベンチマーク
以下、Core i7-7700HQ、メモリ 8GB、GeForce GTX 1070、275GB M.2 SSDのレビュー機で計測したベンチマーク結果を掲載します。
(CPU性能の評価)

Core i7-7700HQ
(主にグラフィックス、CPU性能の評価)


Core i7-7700HQ、GeForce GTX 1070
(VRが快適に動作するかの評価)


※Target frame rateを超えていれば快適に動作
Core i7-7700HQ、GeForce GTX 1070
(x265がCPU性能の評価、NVENC、QSVが主にグラフィックス性能評価)
Core i7-7700HQ GeForce GTX 1070 |
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x265でエンコード (※1) | 21分12秒 |
NVENCでエンコード (※2) | 1分30秒 |
QSVでエンコード (※3) | ー |
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
(ストレージの評価)

275GB AHCI M.2 SSD(Crucial MX300シリーズ CT275MX300SSD4)
※現在は275GBのSSDは選択できないようです
(SDカードスロットの評価)

UHS-Ⅰ対応カード
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