デル Inspiron 16 AMD (5625) の実機レビュー

更新日:
CPU Ryzen 5 5625U
Ryzen 7 5825U
メモリ 8GB / 16GB
ストレージ 256GB / 512GB SSD
液晶サイズ 16インチ 16:10
液晶種類 FHD+ 広視野角 非光沢
質量 約1.87kg
バッテリー 54Wh
価格[税込] 6万円台~
画面比16:10のノートPCが6万円台~

Inspiron 16 AMDは、最近流行りの画面比16:10のノートパソコンです。しかも、6万円台からと非常に安いです。

画面が見やすい上に、キーボードも比較的打ちやすく、作業がしやすいPCです。

Ryzen 5000シリーズの中でも最新のRyzen 7 5825Uプロセッサーなどを搭載し、処理性能も十分です。

この製品の下位モデルは、メモリがシングルチャネル(メモリが1枚のみの構成)ですが、スロット式なので、後から換装することもできます。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、当サイトの購入品です。今回は以下の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Ryzen 7 5825U、16GBメモリ (8GB x2)、512GB PCIe SSD

 

このページをご覧の方だけに

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目次

お忙しい方は、「Inspiron 16 AMDの特徴」のみお読みください。

 

Inspiron 16 AMDの特徴

画面比16:10の16型ディスプレイで見やすい

Inspiron 16 AMDの特徴は、画面比が16:10のディスプレイを搭載していることでしょう。

15.6型の16:9のディスプレイと比較すると、縦方向の表示領域が増えており、WebページやWordファイルなどが見やすくなり、作業がしやすいです。こういった縦に長いコンテンツをよく見る方におすすめの製品です。

16:10の16型ディスプレイと、16:9の15.6型ディスプレイの見た目の違い

 

ただし、色域(色の表現できる幅)はそれほど広くはありません。当サイトの計測では、sRGBカバー率は61.8%でした。一般的なユーザーであれば、この色域でも問題ないと思いますが、写真を綺麗に(より実際の色味に近く)見たい場合や、画像編集などをしようと思っている方には、物足りない色域でしょう。

ディスプレイの色域はそれほど広くない

 

また、15.6型液晶を搭載したInspiron 15 AMD(5515)と、ボディサイズを比較すると、横幅はほとんど変わりませんが、Inspiron 16 AMDのほうが、奥行きが長くなっています。

15.6型ノートとのボディサイズの比較

 

ただし、5年以上前の太いベゼル(液晶周りのフレーム)の15.6型ノートPCと比較すると、Inspiron 16 AMDのほうが、コンパクトになっています。古いノートPCからの買い替えであれば、床設置面積は小さくなることでしょう。

古い15.6型ノートとのボディサイズの比較

 

6万円台からと安い!

2021年あたりから、16:10のディスプレイを搭載したノートPCが増えてきましたが、やや高スペックで、価格も高い製品がほとんどでした。

一方、Inspiron 16 AMDは、「6万円台~」と価格が抑えられており、手軽に16:10のディスプレイのPCを手に入れることが出来ます。

作業のしやすいディスプレイを低価格で手に入れたい方におすすめです。

2022年3月8日時点の価格例(一部のモデルのみ掲載) 

 

テンキーはないが、タイピングはしやすい

最近のノートパソコンは、狭額ベゼルが流行った影響で、ボディの横幅が狭くなり、15.6型のノートPCにテンキーを搭載すると、一部のキーがどうしても小さくなってしまっていました。

一方、Inspiron 16 AMDは、テンキーを搭載しないことで、小さいキーがほぼありません。また、テンキーがない代わり、手の位置が画面の正面にくるので、姿勢よくタイピングすることができます。

15.6型のInspiron 15(enterやbackspaceキーなどが小さい)
Inspiron 16 AMD(小さいキーがない)

 

指紋認証装置はオプションで外せる

Inspiron 16 AMDには、電源ボタンと一体化した指紋認証装置が標準で搭載されています。スリープ状態のときに、軽くタッチすると、スリープ解除とサインインが同時に行われて便利です。この製品は、顔認証装置が搭載されていないので、指紋認証装置を搭載しておくといいと思います。

なお、指紋認証装置は不要という方は、オプションで外すことができ(一部のモデルを除く)、2,400円安くなります。

指紋認証装置を搭載

 

メモリ交換はできるが、SSDの増設はできない

15.6型のInspiron 15 AMDは、標準で搭載されているSSDの他に、空のM.2スロットがあり、最大2つのSSDを搭載することが出来ましたが、Inspiron 16 AMDは、空いているM.2スロットはありません。SSDを増設したいという方は少ないかもしれませんが、ご注意下さい。

ただし、メモリは換装することができます。実際に使っていて、メモリ不足に感じてきたら、後から増設・換装することもできます。

メモリ交換可能。SSDの増設は不可

 

やや残念なポイント

Inspiron 16 AMDの残念なポイントですが、安いモデルはメモリが1枚しか搭載されていない点です。メモリが1枚だと、メモリへのアクセス速度が落ちてしまい、特にグラフィック性能が大きく下がります。グラフィックに負荷のかかる作業をしなければ、特に構いませんが、軽くゲームや動画編集などもしようと思っている方は、メモリが2枚搭載されたモデルがいいと思います。

また、前述しましたが、色域が広くないので、画像編集などの用途にはあまり適していません。

 

各用途の快適度

Inspiron 16 AMD の各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
16:10のアスペクト比なので、Webページの閲覧や、Officeソフトの使用がしやすいです。
動画鑑賞 やや色鮮やかさに欠けますが、スピーカー音はまずまずで、問題なく動画視聴できます。
オンライン会議 カメラ、マイク、スピーカーを備えており、ノイズキャンセリング機能も搭載し、普通にオンライン会議が出来ます。
RAW現像
画像編集
色域が狭いので、画像編集向きではありません。ただし、外部ディスプレイに接続して使うなら、このような用途にも使用できるでしょう。その場合は、メモリは16GBにしたほうがいいです。
動画編集 △~○ FHD動画の簡単な編集なら出来ます。ただ、動画編集を頻繁にするなら、GeForce ○○といった外部グラフィックスを搭載した製品の方がおすすめです。
ゲーム こちらも外部グラフィックスを搭載した製品の方がおすすめです。ただし、ドラクエXなどの軽いゲームであれば、出来ないこともありません。その場合、メモリは16GBのデュアルチャネルメモリを搭載したモデルがいいと思います。

 

ディスプレイのチェック

Inspiron 16 AMDのディスプレイは、前述したとおり、画面比が16:10となっており、より下の方までコンテンツを表示できるので作業しやすいです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。なお、最大輝度は、当サイトの計測では257d/m2と普通です。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

色域は狭いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は61.8%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、3色とも比較的揃っており、割と自然な発色です。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いので見やすいです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶なので、画面への映り込みは抑えられています。ギラつきもほぼなく、目に優しいと思います。

画面への映り込み

どの輝度にしても、フリッカーはありませんでした。ちらつきで目が疲れることもありません。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

Inspiron 16 AMDのキーボードとタッチパッドのチェックです。

実測で、キーピッチは横:19mm、縦:18mm、キーストロークは約1.5mmでした。標準的な値だと思います。テンキーはありませんが、その代り、「enter」、「半角/全角]といったよく使うキーが大きく、タイプミスが少ないです。

タッチパッドの操作性は普通ですが、クリックボタンがやや固い(押すときに力が必要)なので、マウスの使用を推奨します。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

キーボードバックライトも搭載しているので、家族が寝ている中、暗い場所で作業をするときも、やりやすいです。


バックライト

 

パフォーマンスのチェック

続いて、パフォーマンスのチェックを行います。

Inspiron 16 AMDでは、下図のようにサーマルモードを変更することが出来ます。ここでは、デフォルトの「最適化」と、最も高いパフォーマンスが出る「超高パフォーマンス」のモードで、CPUおよびグラフィックスのベンチマークスコアを確認します。


サーマルモード

 

CPU

Inspiron 16 AMDのプロセッサーは、Ryzen 5000シリーズの中でも新しい「Ryzen 7 5825U」または「Ryzen 5 5625U」を搭載しています。

今回、8コアのRyzen 7 5825Uを搭載していますが、TDP:15~28Wクラスのプロセッサーの中では、かなり高いマルチコア性能です。CPUに負荷のかかるアプリも快適に動くことでしょう。ただし、シングルコア性能については、インテルの第12世代Coreプロセッサーのほうが高いです。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Ryzen 7 5825U
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-12900HK 17767
Core i7-12700H 16389
Ryzen 9 5900HX 13382
Core i9-11900H 13266
Ryzen 7 5800H 12604
Apple M1 Max/Pro
10コアCPU
12359
Core i7-11800H 11893
Ryzen 7 5825U 10040 [超高パフォーマンス]
8757 [最適化]
Ryzen 7 5800U 9429
Ryzen 5 5600H 9255
Core i5-11400H 8514
Ryzen 5 5600U 8491
Ryzen 7 5700U 8445
Ryzen 5 5625U 8107
Core i7-11370H 7123
Core i7-1195G7 6594
Ryzen 5 5500U 6250
Core i7-1185G7 6229
Ryzen 3 5300U 5492
Core i7-1165G7 4720
Core i5-1135G7 4424
Core i3-1115G4 3149
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-12900HK 1918
Core i7-12700H 1823
Core i7-1195G7 1634
Core i9-11900H 1570
Apple M1 Max/Pro
10コアCPU
1531
Core i7-11370H 1519
Core i7-1185G7 1517
Core i7-11800H 1511
Ryzen 9 5900HX 1463
Ryzen 7 5825U 1460 [超高パフォーマンス]
1410 [最適化]
Core i7-1165G7 1447
Core i5-11400H 1442
Ryzen 7 5800H 1435
Ryzen 7 5800U 1429
Ryzen 5 5625U 1378
Ryzen 5 5600U 1369
Ryzen 5 5600H 1354
Core i5-1135G7 1294
Ryzen 7 5700U 1264
Core i3-1115G4 1217
Ryzen 5 5500U 1185
Ryzen 3 5300U 1123
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

メモリ

メモリは、DDR4-3200を搭載しており、モデルによってシングルチャネルであったり、デュアルチャネルであったりします。今回、デュアルチャネルですが、DDR4-3200のメモリの割にはそこまで速くはありませんでした。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~
16GB(8GBx2)メモリ
他のメモリとの比較(帯域のベンチマーク)
DDR5-5200
デュアルチャネル
62.38GB/s
DDR5-4800
デュアルチャネル
52.25GB/s
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
51.65GB/s
DDR4-3200
デュアルチャネル
30.66GB/s
24.39GB/s
DDR4-3200
シングルチャネル
12.28GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※実際のノートPCで計測した実測値で、理論的な最大値ではありません

 

グラフィックス

CPU内蔵グラフィックスとしては十分な性能です。ちなみに、本製品に搭載されていたメモリより少し速度の速い"Crucialのメモリ"に換装してみたところ、グラフィックスのスコアが「17198」でした。

3DMark Night Raid
~ グラフィックス性能の評価 ~
Ryzen 7 5825U
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
GeForce GTX 1650 45149
GeForce MX450 30425
Core i7-1195G7
メモリLPDDR4X-4266
22853
Core i7-1165G7
メモリLPDDR4X-4266
20052
Core i5-1135G7
メモリLPDDR4X-4266
18718
Ryzen 7 5800U
メモリLPDDR4X-4266
17020
GeForce MX330 16714
Ryzen 9 4900HS 16322
Ryzen 7 5825U
メモリDDR4-3200
15728 [最適化]
15623 [超高パフォーマンス]
Ryzen 5 5625U
メモリDDR4-3200
15707
Ryzen 7 5800U
メモリDDR4-3200
15531
Core i5-1155G7
メモリDDR4-3200
14917
Ryzen 5 5500U
メモリDDR4-3200
14905
Ryzen 7 5700U
メモリDDR4-3200
14368
Core i7-1165G7
メモリDDR4-3200
14247
Core i5-1135G7
メモリDDR4-3200
13316
Core i3-1115G4
メモリDDR4-3200
11487
Ryzen 3 5300U
メモリDDR4-3200
11321
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ストレージ

ストレージには、PCIe Gen3 SSDを搭載しています。PCIe Gen3 SSDの中でも比較的高速で、十分な性能です。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
512GB PCIe-NVMe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
 PCIe Gen3 SSD 3500
3411
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

フルサイズのSDカードスロットを搭載していますが、アクセス速度は速くありません。挿入時、SDカードの出っ張りがあります。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、実際のソフトウェアで計測した各種処理時間です。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

今まで、Ryzenプロセッサーは、Lightroomの書き出しがあまり速くありませんでしたが、Ryzen 7 5825Uは比較的速いです。また、メモリをCrucial製のものへ変更したら、72秒で書き出しが終わりました。Core i7-1195G7と比べるとまだ遅いですが、実用上は十分な速さでしょう。

Core i9-11900H
16GBメモリ
44秒
Core i7-12700H
16GBメモリ
45秒
Core i9-11980HK
64GBメモリ
46秒
Core i7-11800H
16GBメモリ
53秒
Apple M1 Max
10CPU/32GPU
56秒 (MacBook Pro 16)
Apple M1 Pro
10CPU/16GPU
56秒 (MacBook Pro 14)
Apple M1
16GBメモリ
66秒 (MacBook Pro 13)
Core i7-1195G7
16GBメモリ
66秒
Core i7-1185G7
16GBメモリ
74秒
Ryzen 7 5825U
16GBメモリ
88秒
Core i7-1165G7
16GBメモリ
89秒
Ryzen 7 5800U
16GBメモリ
95秒
Ryzen 7 5700U
16GBメモリ
100秒
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Lightroomにおすすめノートパソコン」の記事も興味があればご覧ください
Adobe Photoshop CCによる各種処理時間

下のようなニューラルフィルターのような特殊な処理は遅いですが、一般的に使うような作業は高速で、普通に使えます。

  処理時間
ニューラルフィルター(肌をスムーズに) 約3秒
ニューラルフィルター(スーパーズーム(x2)) 約2分9秒
ニューラルフィルター(JPEGのノイズを削除) 約3分23秒
スーパー解像度 約20秒
※ 6000x4000のRAWデータを編集
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

約10分のFHD動画の書き出しが、4分52秒で終わっており、待てるレベルです。1つのビデオクリップのカット編集であれば、そこそこ出来ると重います。もっと解像度が大きかったり、複数のビデオクリップを1画面に表示するような場合は、外部GPUを搭載した製品がいいでしょう。

FHD動画の書き出し
Core i7-1185G7
GTX 1650 Max-Q
2分10秒
Core i7-1185G7
MX450
2分28秒
Core i7-1185G7
Intel Iris Xe
3分33秒
Core i7-1165G7
Intel Iris Xe
4分6秒
Core i5-1145G7
Intel Iris Xe
4分40秒
Core i5-1135G7
Intel Iris Xe
4分41秒
Ryzen 7 5825U
Radeon Graphics
4分52秒
Ryzen 7 4700U
Radeon Graphics
5分5秒
Ryzen 5 4500U
Radeon Graphics
5分57秒
Core i7-1065G7
Intel Iris Plus
7分41秒
Core i7-10510U
Intel UHD
16分54秒
※ FHD/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるx265エンコード時間

CPUのみで実行するx265エンコードは、速いです。TDP:15~28Wクラスのプロセッサーの中では群を抜いた速度です。

Core i7-12700H 7分50秒
Core i9-11900H 8分20秒
Ryzen 9 5900HX 8分26秒
Ryzen 7 5825U 11分15秒
Ryzen 7 5800U 14分35秒
Ryzen 7 5700U 15分05秒
Core i7-1195G7 16分14秒
Core i7-1185G7 16分37秒
Core i7-1165G7 24分17秒
Core i5-1135G7 26分03秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

USB Type-Cポートの動作チェックです。

USB-Cポートは、Thunderboltには対応していませんが、DisplayPort、Power Deliveryに対応しています。PD充電器は、65Wより下だと「ワット数が不十分」の警告が表示されました。

USB Type-C充電器/ドックの動作テスト
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック × ×
PD充電器
※1
91W RAVPower GaN充電器
65W Lenovo GaN充電器
61W RAVPower GaN充電器 ○ ※3
45W Lenovoウルトラポータブル ○ ※3
30W RAVPower GaN充電器 ○ ※3
18W cheero充電器 ○ ※3
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター
※3 低速充電ケーブルであるとの警告が表示

 

HDMIの動作チェック

4KテレビへHDMIで接続したときの詳細です。4Kで表示出来ていますが、リフレッシュレートが30Hzまでしか上げられません。

4Kテレビ(ビエラ TH-55CX800)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

質量のチェックです。

メーカーサイトには「最小重量:1.87kg」と記載されています。当サイトで計測した質量は次の通りで、ほぼ一緒です。15.6型以上のノートPCとしては、そこまで重くありません。部屋間の移動なら、十分楽にできると思います。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 1.814kg
ACアダプター 339g

 

バッテリー駆動時間のチェック

Inspiron 16 AMDのバッテリー容量は54Whとなっており、比較的多めです。

バッテリー容量

 

当サイトにて計測したバッテリー駆動時間は次のようになります。普通の駆動時間です。負荷が高くなければ、別室で、バッテリー駆動状態で作業してもある程度使えると思います。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA2.0
(2) PCMark 10 Modern Office 11時間1分
(3) PCMark 8 Work 5時間1分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) 文書作成、ブラウジング、ビデオ会議といった事務作業。アイドル時も多く軽めの処理
(3) ブラウザでのショッピング/画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャット等。やや重めの作業

 

当サイトで計測した1時間あたりの充電容量は次の通りで、普通です。

1時間あたりの充電容量
純正ACアダプター
アイドル時
51%(約27Wh)
※PCの充電残量が10%から充電を開始し、1時間でどのくらい充電残量が増えたかを計測

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

Webカメラには、物理的にレンズを隠すシャッターが付いてます。IRカメラは搭載していません。

Webカメラ

 

一般的なノートPCには、720pのカメラが搭載されることが多いですが、本製品は1080pのカメラを搭載しており、解像度が高いです。ノートパソコン用のWebカメラとしては、画質も比較的良いです。

本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影

 

1万円以上する外付けのLogicool StreamCam C980のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※撮影方法は上と同じ

 

スピーカー

スピーカーは、2Wx2で、キーボードの両脇に搭載されています。ノートPC基準で点数を付けると、10点満点で6点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

スピーカー

 

パーツの温度のチェック

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度など推移を確認します。

「最低化」モードでも、「超高パフォーマンス」でも、問題ないCPU温度だと思います。

  • 最適化時
  • 超高パフォーマンス時
CPU電力&CPU温度
CPU電力&CPU温度

 

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

「最適化」のモードであれば比較的静かです。「超高パフォーマンス」のモードにすると、高負荷時はうるさくなります。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:Filmora 9 の動画編集ソフトでプレビュー再生
左から3~4番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手の平を置くパームレストの温度変化は重要です。

いずれの状態も、パームレストの温度は、それほど高くなりません。快適に使えると思います。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。確認できた最も高い数値を掲載していますが、数値は変動するため参考程度にご確認下さい。

モバイル向けのプロセッサーなので、消費電力は低めです。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後から確認できた中で最も高い消費電力を掲載しています
※TAP-TST8は、従来使っていたTAP-TST7よりも、消費電力が低めに計測される傾向があります。他のPCと消費電力を比較するときは、ご注意ください。

 

外観のチェック

Inspiron 16 AMDは、プラチナシルバーとぺブルグリーンの2つのカラーがありますが、今回は、プラチナシルバーのカラーです。

 

天板には、「DELL」のロゴマークが配置されています。

 

背面には、ご覧のようなゴム製のものがあります。

 

液晶を開くと、このゴムがテーブルに当たって、テーブルを傷つけないようにしています。また、キーボードの上部が持ち上がるリフトアップヒンジとなっています。

 

底面側から見ると、こんな感じになっています。

 

側面のポート類はご覧の通りです。主要なポートは揃っています。

 

液晶は180度開きません。ただ、テーブルの上に置いて作業をするなら、このくらい開けば特に問題はありません。

 

底面はご覧のようにフラットです。リフトアップヒンジ構造であるため、ゴム足もそれほど高くなっていません。

右上と左上のネジは、ネジを緩めると底面カバーが浮き上がってくるので、底面カバーは比較的外しやすいです。

 

内部の画像はご覧の通りです。大きめのファンと、2本のヒートパイプで、プロセッサーを冷却します。冷却性は比較的良かったです。

 

メモリスロットは2つで、換装することが出来ます。

 

M.2 SSDは、Type 2230ですが、アダプターを外せば、Type 2280のSSDも装着できると思います。空いているM.2スロットはありません。

 

ACアダプターは65Wで、サイズは小さくはありません。

 

まとめ

以上が、Inspiron 16 AMDのレビューです。

16:10の画面比で、6万円台という安さが魅力のノートPCです。

16:10の画面比であることから、縦方向の情報量が多くなり、WordファイルやWebページなどの縦長のコンテンツが見やすくなります。仕事などで使うなら、非常におすすめです。

テンキーはないものの、「enter」や「半角/全角」などのキーが大きく、特別小さいキーもなく、タイピングも、しやすいです。

安いモデルはメモリがシングルチャネルである点が残念ですが、スロット式のメモリなので、自分で換装することもできます(ただし、パーツの交換は自己責任でお願いします)。

ディスプレイの色域が、sRGB 100%クラスであれば、画像編集用途などにも使えたのですが、その点は残念です。ただし、色域が広いと価格も上がってしまうので、この点は妥協しましょう。

 

画面比16:10のノートPCが6万円台~

Inspiron 16 AMD (5625)

特徴

  • 画面比が16:10
  • 6万円台からと安い
  • タイピングが比較的しやすい

こんなあなたに

  • Officeソフトをよく使う方
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