デル Inspiron 15 3000(3501)の実機レビュー

更新日:2021年4月1日
CPU Core i7-1165G7
Core i5-1135G7
Core i3-1115G4
メモリ 4GB / 8GB
ストレージ PCIe SSD / HDD
液晶サイズ 15.6インチ
液晶種類 FHD 広視野角 非光沢
質量 約1.83kg~
バッテリー 42Wh
価格[税込] 5万円台~
第11世代Core搭載ノートPCが5万円台から

 Inspiron 15 3000(3501)は、インテルの最新CPUである第11世代Coreプロセッサーを搭載しながら、5万円台(税込)から購入できる15.6型のノートPCです。

広視野角の液晶を搭載し、画面も見にくくはありません。使い勝手が悪くならないレベルで、価格を抑えている機種で、そこそこ快適に使えるホームPCを、出来るだけ安く入手したい方に適しています。デュアルストレージ構成や、メモリの換装も可能なので、多少PCをいじれるという方にもいいと思います。

ただし、コスパが高いかというと、それほどではありません。落とすところは落とされており、価格相応といった感じがします。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、当サイトの購入品です。今回は以下の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i3-1115G4、8GBメモリ、256GB PCIe SSD

 

このページをご覧の方だけに

以下のリンク先から、DELLのパソコンを購入すると、楽天ポイントがもらえます。どうぞご活用下さい。

 

目次

お忙しい方は、「Inspiron 15 3000(3501)の特徴」のみお読みください。

 

Inspiron 15 3000(3501)の特徴

第11世代Core搭載機が5万円台(税込)から

Inspiron 15 3000(3501)は、第11世代Core搭載機でありながら、5万円台(税込)から購入できる、価格を抑えた機種です。

第11世代Core搭載機が5万円台~

 

Core i3を搭載した「スタンダード」モデルが5万円台からとなりますが、最安構成だと、ストレージがHDD、メモリが4GBとなります。動作の快適さを考えると、下表の256GB SSDを搭載して5万円台の構成をおすすめします。ただ、8GBメモリ、256GB SSDを搭載し、6万円台の構成がよりおすすめです。購入時は、CPUと価格だけでなく、メモリ容量、ストレージの種類と容量もチェックするようにしてください。

また、「プレミアム」、「プラチナ」と構成を上げると、意外と価格も高くなります。そこまでコスパが高い訳でもないので、Core i5や、Core i7搭載モデルであれば、他機種の方がいいかもしれません。

各モデルの構成と価格の比較
  スタンダード プレミアム プラチナ
CPU Core i3-1115G4 Core i5-1135G7 Core i7-1165G7
ストレージ 256GB SSD 256GB SSD 512GB PCIe SSD
メモリ 4GB 8GB 8GB
価格[税込] 58,413円 76,673円 91,281円
※ 2021年3月30日現在の価格です

 

広視野角液晶を搭載

Inspiron 15 3000(3501)は、5万円台(税込)からと価格の安い機種ではありますが、視野角が広めで、そこそこ見やすい液晶を搭載しています。写真や動画の編集作業などには適していませんが、ネット閲覧や、Officeソフトの使用が目的であれば、問題なく使用できると思います。

ただし、当サイトの計測では、輝度をいくつにしてもフリッカーが発生していました。目が疲れやすく感じる方もいるかもしれません。

斜めからでも比較的見やすい広視野角液晶

 

デュアルストレージ構成が可能

Inspiron 15 3000(3501)では、M.2 SSDに加えて、2.5インチベイもあり、デュアルストレージ構成が可能です。

M.2 SSD+HDDの構成もいいですが、最近は価格が下がってきたので、M.2 SSD + 2.5インチ SATA SSDという構成もいいと思います。

ただし、購入時にデュアルストレージ構成を選択できるわけではなく、購入後に自分でストレージを増設する必要があります。自己責任での対応となるので、ご注意ください。

デュアルストレージ構成が可能

 

メモリ構成がやや弱め

Inspiron 15 3000(3501)は、メモリ構成がやや弱めです。

搭載するメモリはDDR4-2666で、4GB / 8GBのどちらを選んでも、1枚挿しのシングルチャネル動作となっているので、メモリ速度が遅いです(仕様参照)。特にこのメモリ速度が影響するのが、CPU内蔵グラフィックスの性能です。Core i5やCore i7であれば、高めのグラフィックス性能のIntel Iris Xeを内蔵していますが、メモリ速度が遅いため、十分なパフォーマンスを発揮できないのは、少し残念です。

下の画像のように、本機器には空きのメモリスロットがあるので、自己責任とはなりますが、増設してデュアルチャネルで動作するようにできれば、メモリ速度も多少は改善するでしょう。また、ユーザーガイドを見ると、DDR4-3200にも対応しているようなので、思い切ってメモリをDDR4-3200のデュアルチャネル構成に換えてしまってもいいかもしれません。

 

HDMIでは4K出力ができない

Inspiron 15 3000(3501)では、HDMIで4Kの外部ディスプレイと接続しても、FHDまでの表示しか出来ませんでした。例えば、リビングの4Kテレビにつないで、みんなで写真を見ようといった場合でも、4Kの高解像度では表示ができないのは残念です。

ただ、テレビや外部ディスプレイに接続して使用する予定がなければ、それほど気にしなくてもいいでしょう。

 

指紋センサーはオプション

Inspiron 15 3000(3501)では、オプションで指紋認証センサーを搭載することができます。Windows Helloの指紋認証で手軽にログインしたい場合は、指紋認証リーダー付きを選択しましょう。

画面のアスペクト比の違い

 

その他少し残念な部分

Inspiron 15 3000(3501)は、最近のPCでは標準となってきた、USB-Cポートを搭載していません。外部機器を接続しない方は、そこまで困りませんが、ドックや外付けSSDなどの接続を考えている方はご注意ください。

また、キーボードには、バックライトが付いていません。同じ部屋で誰かが寝ているときなど、暗い部屋で使う場合などに、バックライトが付いているとキーボードが見やすくなったので、少し残念です。

さらに、搭載しているネットワークアダプターは、Wi-Fi 5 1x1対応です。最近はWi-Fi 6 2x2に対応したネットワークアダプターを備えた機種が一般的なので、やや古い感じがします。使用環境によっては、本機器のネットワークアダプターがボトルネックとなって、通信速度があまり出ないということもあるかもしれません。

このように、削れる機能を削ることで、価格を抑えている機種というイメージがあります。

 

上位機種との比較

デルには、Inspiron 15 3000(3501)の上位機種であるInspiron 15 5000 (5502)という機種があるので、ここで比較してみました。

Inspiron 15 5000 (5502)は、コスパの高い15.6型ノートPCです。液晶の色域は狭めですが、フリッカーが発生しておらず、より見やすい液晶です。キーボードバックライト、USB-Cポートを搭載していますし、質量も実測で1.6kg台と軽めで扱いやすいです。また、アルミ製のボディなので質感も高く、ワンランク上の機種という感じがします。しかも、Core i5搭載モデルで比較してみると、価格が安いです。Core i5もしくはCore i7搭載モデルであれば、Inspiron 15 5000 (5502)も合わせてチェックすることをおすすめします。

一方、Inspiron 15 3000(3501)は、Core i3搭載モデルがあり、最安価格はこちらが安いです。機能や外見にこだわらず、とにかく安く、そこそこ使える機種が欲しいという場合は、こちらのCore i3搭載モデルの方がいい、という場合もあるでしょう。

上位機種との比較
  [本製品]
Inspiron 15 3000(3501)
[ライバル機種]
Inspiron 15 5000 (5502)
画像
CPU Core i7-1165G7
Core i5-1135G7
Core i3-1115G4
Core i7-1165G7
Core i5-1135G7
メモリ 4GB / 8GB 8GB / 16GB
液晶種類 15.6型 FHD 広視野角 非光沢
15.6型 FHD 広視野角 非光沢
質量 約1.83kg~ 約1.714kg~
バッテリー 42Wh 40Wh / 53Wh
価格の比較(参考)
  [本製品]
Inspiron 15 3000(3501)
[ライバル機種]
Inspiron 15 5000 (5502)
CPU Core i5-1135G7
メモリ 8GB
ストレージ 256GB SSD
価格[税込] 76,673円 70,382円

 

ライバル機種の紹介

Inspiron 15 3000(3501)のライバル機種として、同じ15.6型ノートPCで、価格も安いHP Pavilion 15-egも簡単にご紹介します。

HP Pavilion 15-egは、最安価格はInspiron 15 3000(3501)よりも高いですが、コスパの点では優れています。例えば、デュアルチャネルのメモリ構成、バックライトキーボード、USB-Cポート搭載、HDMIでの4K表示が可能など、Inspiron 15 3000(3501)で気になる部分のほとんどをカバーしています。Core i5や、Core i7など上位モデルを選ぶ場合は、価格がInspiron 15 3000(3501)よりも安いこともあります。納期が長めなのが残念ですが、それだけ人気があるということで、待てるのであればこちらも検討してみるといいと思います。

一方、Inspiron 15 3000(3501)は、Core i3搭載モデルであれば税込5万円台、Office付きでも6万円台で購入できます。使用頻度が低い場合や、事務所での作業用など、とにかく出費を抑えたい場合は、検討する価値があると思います。また、現時点では、短納期モデルもあるので、急いでPCを必要としている方にもよさそうです。

ライバル機種との比較
  [本製品]
Inspiron 15 3000(3501)
[ライバル機種]
HP Pavilion 15-eg
画像
CPU Core i7-1165G7
Core i5-1135G7
Core i3-1115G4
メモリ 4GB / 8GB 8GB / 16GB
液晶種類 15.6型 FHD 広視野角 非光沢
15.6型 FHD IPS タッチ 光沢
質量 約1.83kg~ 約1.71kg
バッテリー 42Wh 41Wh
価格の比較(参考)
  [本製品]
Inspiron 15 3000(3501)
[ライバル機種]
HP Pavilion 15-eg
CPU Core i5-1135G7
メモリ 8GB
ストレージ 512GB SSD
価格[税込] 83,064円 75,900円

 

各用途の快適度

各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
十分なスペックで、快適に動きます。
オンライン会議 Webカメラは1280x720の普通のカメラです。スピーカー音も普通です。マイクも搭載しています。特にオンライン会議に特化した機能はありませんが、問題なく使用できるでしょう。
動画鑑賞 大きめの15.6型の液晶を搭載しており、動画鑑賞もしやすいです。
RAW現像
画像編集
液晶の色域が狭めです。また、メモリ容量も大きくはないので、RAW現像や画像編集にはあまり適していません。
動画編集 簡易的な動画編集ならできると思いますが、外部グラフィックスを搭載してませんし、メモリがシングルチャネルで内蔵グラフィックスの性能も十分に引き出せていないので、適性は低いです。
ゲーム 外部グラフィックスを搭載していないため、ゲーム向きではありません。CPU内蔵グラフィックスのパフォーマンスもイマイチです。

 

ディスプレイのチェック

Inspiron 15 3000(3501)のディスプレイのチェックです。

今回搭載している液晶のパネルは、「N39X1 NV15N3D」でした。

視野角は広めですが、当サイトの計測でsRGBカバー率63.4%と色域は狭めでした。最大輝度は、当サイトの計測では244cd/m2と普通もしくはやや低めです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

色域は狭いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は63.4%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、各色ほぼ揃っており、違和感を感じることのない色表示が可能です。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶なので、画面への映り込みが抑えられています。ギラつきは、ほとんど感じません。

画面への映り込み

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)の有無の確認結果です。輝度100%でも、フリッカーが検出されました。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

Inspiron 15 3000(3501)のキーボードのチェックです。

実測で、キーピッチは横:約19mm、縦:約18mm、キーストロークは約1.3mmです。デルのInspironシリーズが搭載する標準的なキーボードです。テンキーは付いていますが、バックライトは付いていません。

キーの押しやすさは普通です。ただ、一つの枠に複数のキーが配置されている部分があり、見た目はあまりかっこよくありません。また、「全角/半角」キーや、「Backspace」キーがやや小さく、押し間違えやすいかもしれません。

タッチパッドは普通です。ただ、最近のノートPCとしてはややサイズが小さめな感じがします。また、クリックボタンを1回押しただけなのに、ダブルクリックしているような感覚になるのが気になりました。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

パフォーマンスのチェック

Inspiron 15 3000(3501)のパフォーマンスのチェックです。

本製品は、「Dell Power Manager」のサーマル管理で、動作モードを変更することができます。今回は、サーマル管理で「最適化」モードと、「超高パフォーマンス」モードを選択した時のベンチマークを計測します。

Dell Power Managerのサーマル管理

 

CPU

Inspiron 15 3000(3501)のCPUは、インテル第11世代Coreプロセッサーです。Core i3-1115G4、Core i5-1135G7、Core i7-1165G7を搭載したモデルを選択できます。

今回はCore i3-1115G4を搭載しており、ベンチマークのスコアは標準的でした。

「最適化」モードと、「超高パフォーマンス」モードとで処理性能にはほとんど差がありませんでした。「超高パフォーマンス」モードを選択するメリットはなさそうです。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core i3-1115G4
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 5900HX 13380
Core i7-10875H 10369
Core i7-10870H 10139
Core i7-11370H 7123
Core i7-10750H 6839
Ryzen 7 4700U 6499
Core i7-1185G7 6229
Ryzen 5 4500U 4764
Core i7-1165G7 4720
Core i5-1135G7 4424
Core i3-1115G4 3149
3028 [最適化]
2994 [超高パフォーマンス]
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i7-11370H 1519
Core i7-1185G7 1517
Ryzen 9 5900HX 1463
Core i7-1165G7 1447
Core i7-10875H 1306
Core i5-1135G7 1294
Core i3-1115G4 1295 [最適化]
1266 [超高パフォーマンス]
1217
Core i7-10750H 1277
Core i7-10870H 1245
Ryzen 7 4700U 1214
Core i7-10870H 1176
Ryzen 5 4500U 1142
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

なお、高負荷時のCPU電力とCPU温度は、「パーツの温度のチェック」に掲載しています。

 

メモリ

DDR4-2666のシングルチャネルなので、メモリ速度はご覧の通り遅いです。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~
8GBメモリ (8GB x1)
他のメモリとの比較(帯域)
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
最大 約68.2GB/s (34.1GB/s x2)
DDR4-3200
デュアルチャネル
最大 約51.2GB/s (25.6GB/s x2)
DDR4-2666
デュアルチャネル
最大 約42.6GB/s (21.3GB/s x2)
DDR4-3200
シングルチャネル
最大 約25.6GB/s
DDR4-2666
シングルチャネル
最大 約21.3GB/s
14GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア

 

グラフィックス

今回、DDR4-2666のシングルチャネル構成なので、グラフィックス性能は高くありません。

現時点では、Core i5-1135G7、Core i7-1165G7を搭載したモデルも、同じくDDR4-2666のシングルチャネル構成なので、グラフィックス性能はあまり高くないでしょう。自己責任にはなりますが、メモリを追加してデュアルチャネル動作にすると、少しはグラフィックス性能がアップするはずです。

なお、グラフィックス性能も、「最適化」モードと、「超高パフォーマンス」モードでは差がないので、「超高パフォーマンス」モードを選択するメリットはないようです。

3DMark Night Raid
~ グラフィックス性能の評価 ~
Core i3-1115G4
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
GeForce GTX 1650 45149
GeForce MX450 30425
Core i7-1165G7
メモリLPDDR4X-4266
20052
Core i5-1135G7
メモリLPDDR4X-4266
18718
GeForce MX330 16714
Ryzen 9 4900HS 16322
GeForce MX250 15406
Core i7-1165G7
メモリDDR4-3200
14247
Ryzen 7 4700U 13861
Core i5-1135G7
メモリDDR4-3200
13316
Ryzen 5 4500U 12126
Core i3-1115G4
メモリDDR4-3200
11487
Core i7-1065G7 11084
Ryzen 3 4300U 9800
Core i3-1115G4
メモリDDR4-2666
7444 [最適化]
7411 [超高パフォーマンス]
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ストレージ

ストレージには、PCIe-NVMe SSDを搭載しており、速度は普通です。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
256GB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
 PCIe Gen3 SSD 3500
2334
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

SDカードスロットを搭載しています。ただし、アクセス速度は遅いです。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

その他のベンチマーク

他の機種で計測した数値ではありますが、実際のソフトの処理時間、フォートナイトやApexなどのゲームのフレームレートなどについては、下のリンク先をご覧ください。機種によってスコアにバラつきはありますが、傾向は分かると思います。

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

USB Type-Cポートはありません。

 

HDMIの動作チェック

4KテレビへHDMIで接続したときの詳細です。残念なことに、4Kではなく、FHDでの表示しか出来ませんでした。

4Kテレビ(ビエラ TH-55CX800)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

Inspiron 15 3000(3501)の質量のチェックです。

メーカーサイトには、「最小重量:1.83kg」とあります。光学ドライブを搭載しない15.6型ノートPCとしては標準的な質量だと思います。

当サイトの計測値は下表の通りで、ほぼ仕様値と同じでした。ストレージにHDDを搭載しているモデルは、もう少し重くなると思います。

ACアダプターの重さは、普通です。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 1.811kg
ACアダプター+電源ケーブル 287.6g

 

バッテリー駆動時間のチェック

Inspiron 15 3000(3501)のバッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリー容量は、42Whでした。

バッテリー容量

 

バッテリー駆動時間は下の通りです。時間は長くありませんが、宅内であればバッテリー駆動でもライトに使うことができると思います。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1)メーカー仕様値
(2) PCMark 10 Modern Office 7時間44分
(3) 動画再生時
(4) PCMark 8 Work 2時間40分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) 文書作成、ブラウジング、ビデオ会議といった事務作業。アイドル時も多く軽めの処理
(3) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(4) ブラウザでのショッピング/画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャット等。やや重めの作業

 

当サイトで計測した1時間あたりの充電容量は次の通りです。普通の充電速度だと思います。

1時間あたりの充電容量
純正ACアダプター
アイドル時
61%(約25Wh)
※PCの充電残量が10%から充電を開始し、1時間でどのくらい充電残量が増えたかを計測

 

パーツの温度のチェック

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPUの温度およびCPU電力の推移を確認します。

「最適化」モードでは、CPU電力が19W前後で安定して動作していますが、CPU温度が80℃台後半と高めで推移しています。

「超高パフォーマンス」モードでは、CPU電力が約22W前後で動作しています。ただ、サーマルスロットリングは発生していないようですが、CPU温度が90℃台とかなり高く、心配な温度です。

負荷の高い作業を長時間行うのには、あまり向いていない機種だと思います。

また、パフォーマンスのチェックで確認したように、「超高パフォーマンス」モードにしても、「最適化」モードよりパフォーマンスが向上することがなかったので、「超高パフォーマンス」モードでは使用しない方がいいと思います。

  • 最適化時
  • 超高パフォーマンス時
CPU電力
CPU温度
CPU電力
CPU温度

 

静音性のチェック

Inspiron 15 3000(3501)の動作音(静音性)のチェック結果です。

「最適化」モードでの測定です。アイドル時はほぼ無音です。高い負荷がかかったときは、普通の騒音値です。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
※約10分経過後に計測しています
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:Filmora 9 の動画編集ソフトでプレビュー再生
左から3番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手の平を置くパームレストの温度変化は重要です。

こちらも「最適化」モードで測定しました。パームレスト部分の温度はほとんど変化しないので、不快に感じることなく使えると思います。なお、Core i5以上のモデルの場合は、もっと表面温度は上がると思います。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。

UP3のTiger Lakeを搭載しているので、消費電力はやや低めです。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後から確認できた中で最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

Inspiron 15 3000(3501)の外観のチェックです。

プラスチックボディなので、高級感はなく、安いPCという感じがします。

今回は、「スノーフレーク」という清潔感のあるカラーでした。この他に、アクセントブラック、クオリーブルーのボディカラーも選択できます。

 

天板です。

 

スピーカーは底面の手前側に配置されています。音質は普通です。ノートPC基準で、10点満点で採点すると5点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

 

Webカメラは1280x720の解像度で、画質は普通です。顔認証には対応していません。

 

液晶ベゼルも、ややチープな感じです。

 

側面のポート類です。USB3.2 x2、USB2.0、HDMI、LANポート、SDカードリーダーという構成です。USBポートの数は標準的だと思いますが、USB-Cポートを備えていないのが、残念です。

 

液晶が開く最大の角度です。

 

底面です。

 

底面カバーを外したときの画像は次のようになっています。

シングルファン、ヒートパイプ1本という構成なので、冷却性能は高くありません。

 

メモリスロットは2つあり、増設もできると思います。

 

今回、搭載されていたM.2 SSDはType 2230でしたが、Type 2280のSSDへも換装できそうです。

 

2.5インチベイも備えており、コネクタやマウンタも付いています。

 

2.5インチHDDやSSDを固定するためのねじも付属しています。

 

実際にCrucialのSATA SSDを増設してみました。

 

増設したSSDも問題なく認識されました。

 

ACアダプターは、45Wでサイズは小さめです。コンセント側のケーブルが太いのが少し残念です。

 

まとめ

以上が、Inspiron 15 3000(3501)のレビューです。

Core i3搭載であれば、税込5万円台から購入できる価格の安さが特徴的な機種です。Core i3モデル + Officeソフトの構成でも6万円台で入手できます。

液晶は視野角も広めで、そこそこ見やすいです。ただし、色域は狭いですし、フリッカーも発生しているので、そこそこの品質という感じです。その他にも、削るところは削ってあり、価格相応といった印象を受けます。

ただ、デュアルストレージ構成が可能で、メモリの増設・換装もできます。自己責任でいじれるという方であれば、工夫することで多少使いやすくなるかもしれません。

Core i3搭載モデルであれば、安く、そこそこ使えるPCを入手できますが、Core i5や、Core i7を搭載した上位モデルだと、意外と価格が上がってしまいます。


5万円台から購入できる第11世代Core搭載のノートPC

Inspiron 15 3000(3501)

特徴

  • 第11世代Core搭載機が5万円台(税込)~
  • 広視野角液晶を搭載
  • デュアルストレージ構成が可能

こんなあなたに

  • 安く買えるCore i3搭載ノートPCを探している方
  • ネット、Office、動画視聴くらいにしか使用しない方
公式サイトはこちら

 

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