※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
dynabook GR/ZZの実機レビュー -「約861g~」と軽くてお手頃価格
| CPU | Core Ultra 7 155H Core Ultra 7 155U Core Ultra 5 125U |
|---|---|
| メモリ | 16GB / 32GB |
| SSD | 512GB / 1TB |
| 画面サイズ | 13.3型 16:10 |
| 画面種類 | 1920×1200 非光沢 1920×1200 非光沢 タッチ |
| 質量 | 約861g~ |
| バッテリー | 56.06Wh |
| 価格[税込] | 14万円台~ ※ |
※ シークレットサイト価格
dynabook GR/ZZは、「約861g~」と軽く、お手頃価格で購入できるモバイルノートPCです。
現在セール中というのもありますが、下のほうで紹介するシークレットサイトから、14万円台で購入可能です。
また、今回の新モデルでは、セレストブルーのカラーが追加されました。大学生などの若者に合いそうなカラーです。
また、ポートの種類が多いので、ビジネスシーンでも使いやすいでしょう。
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は、以下の2つのモデルでレビューをしています。
レビュー機の構成
Core Ultra 7 155H、16GBメモリ、512GB SSD
Core Ultra 5 125U、16GBメモリ、512GB SSD
このページをご覧の方だけに
当サイト経由で以下のDynabookシークレットサイトへアクセスすると、パソコンが割引価格で購入できます。Dynabook製品をご購入の際は、是非ご活用下さい。
目次
お忙しい方は、「dynabook GR/ZZの特徴」のみお読みください。
dynabook GR/ZZの特徴
「約861g~」の軽さ
dynabook GR/ZZは、「約861g~」と軽い持ち運び用に設計されたノートパソコンです。
かなり軽い部類のノートパソコンなので、頻繁にパソコンを外へ持ち出す方におすすめです。
そこまで価格が高くない
1kgを切るような軽いノートPCは、価格が高いことが多いですが、本製品は、今セールをやっているというのもありますが、14万円台から購入することができ、そこまで高くありません。
なお、最安の14万円台のモデルでも、Core Ultra 5 125U、16GBメモリ、512GB SSDの構成となっており、十分使えるスペックです。
新色のセレストブルー
今回の新モデルから、セレストブルーという新色が追加されました。どちらかというと若者向けのカラーかと思います。大学生などにピッタリなのではないかと思います。
また、従来のネビュラブラックのカラーも選べます。ビジネスパーソンなどにはこちらの色のほうが合うでしょう。
広めの色域
色域は、当サイトの計測で、sRGBカバー率 97%となっています。広めの色域で、画像などが綺麗に表示できます。撮影した写真を綺麗に表示することができますし、動画も綺麗な映像で鑑賞することができます。
ポート類が充実
ポートの種類も豊富です。特にLANポートが搭載されている点が特徴で、無線LANを禁止しているオフィスなどでも使いやすいです。また、USB-Cが左右の両方に付いているのも嬉しいです。どちらのUSB-Cポートも充電対応です。

Hシリーズはダブル冷却ファン
今回、Core Ultra 7 155HとCore Ultra 5 125Uのモデルをテストしましたが、前者がダブル冷却ファンで、後者がシングル冷却ファンでした。Core Ultra 7 155Hは動作する電力が高いので、冷却性も高くなっています。
なお、Core Ultra 7 155Uのモデルも、シングルファンだと思われます。
注意点
本製品は、ディスプレイがタッチパネルのモデルと、非タッチパネルのモデルがあり、タッチパネル対応のモデルは質量がやや重くなり、またバッテリー駆動時間もやや短くなります。
また、上で説明した通り、Core Ultra 7 155Hのモデルはダブルファンとなっているので、重量がやや重くなります。
このように、モデルによって質量とバッテリー駆動時間が異なってくるので、ご注意下さい。
| タッチパネル | 非タッチパネル | |||
| Core Ultra H | Core Ultra U | |||
| 質量 | 約939g | 約896g | 約861g | |
| バッテリー 駆動時間 (JEITA3.0) |
アイドル時 | 約21.5時間 | 約28.0時間 | |
| 動画再生時 | 約10.5時間 | 約11.0時間 | ||
各用途の快適度
各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても変わってきますので、参考程度にご覧下さい。
| 用途 | 快適度 | コメント |
| Web閲覧 Office作業 |
◎ | Web閲覧やOffice作業は、快適に作業ができます。 |
|---|---|---|
| 動画鑑賞 | ○ | スピーカー音がややこもった感じがありますが、ディスプレイの表示は綺麗です。 |
| RAW現像 画像編集 |
○ | 約100% sRGBのディスプレイがあるので、画像編集などにも適しています。なお、RAW現像などを行うなら、CPUはCore Ultra 7 155Hがいいでしょう。 |
| 動画編集 | △~○ | Core Ultra 7 155HのCPUにすれば、フルHDの簡単な動画編集作業ならできます。 |
| ゲーム | △~○ | Core Ultra 7 155Hなら、軽めのゲームならできます。 |
ディスプレイのチェック
ディスプレイは見やすいです。詳細については、以下のタブをクリックしてご覧ください。
なお、ディスプレイは、パネルの特性や製造工程により、各製品で色合いが異なる場合があります。
- 色域・輝度
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき - フリッカー
当サイトの計測では、sRGBカバー率は97%でした。色域は広めです。最大輝度は、当サイトの計測では412cd/m2と高めでした。
| カバー率 | |
| sRGBカバー率 | 97% |
|---|---|
| DCI-P3カバー率 | 75% |
| Adobe RGBカバー率 | 73% |
ガンマ補正曲線を確認すると、中間部がわずかに明るい調整ですが、ほぼ自然な発色です。
視野角は広いです。
非光沢液晶であるため、画面への映り込みは低減されています。ギラつきは、ほとんど感じませんでした。
当サイトの計測では、PWM調光によるフリッカーはありませんでした。
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測
キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードの打ちやすさは普通です。
キーストロークは割とあり、キーピッチも十分あり、「Backspace」キーや「Enter」キーが大きい点は良かったです。底つきの衝撃も抑えられています。
ただし、半角/全角キーが極端に小さい点はデメリットです。
※画像をクリックすると拡大できます
キーボードバックライトは搭載しています。
パフォーマンスのチェック
dynabook GR/ZZのパフォーマンスのチェックです。
CPU
CPUは、最新世代からは1世代古い、インテル Core Ultra シリーズ1のHシリーズとUシリーズを搭載しています。どちらのCPUも、それぞれのプロセッサー・ベース・パワー(PBP)とほぼ同じ数値で推移しており、標準的なスコアが出ています。ただ、多くのCPUは、PBPよりも高いCPU電力で動くことが多いので、それらと比べると、低めのスコアです。
今回、Core Ultra 7 155HとCore Ultra 5 125UでCINEBENCH 2024を計測しましたが、Core Ultra 5 125UよりCore Ultra 7 155Hのほうが大分高いスコアです。やや負荷のかかる作業をするなら、Core Ultra 7 155Hのほうがおすすめです。
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。
グラフィックス
グラフィックス性能は、ウェブ閲覧や動画鑑賞程度の負荷なら、Core Ultra 5 125Uでも十分ですが、もし、画像編集や動画編集などをしようと思っているなら、Core Ultra 7 155Hのほうがおすすめです。
~ グラフィックス性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
ストレージ
ストレージは、まずまずの速さです。
~ ストレージ性能の評価 ~
SDカードスロット
microSDカードスロットを搭載しています。スロットのアクセス速度は普通です。
~ SDカードスロット性能 ~
質量のチェック
dynabook GR/ZZの質量は、下表の通りで、軽いです。
ただ、ディスプレイがタッチパネルかどうかや、搭載するCPUによって、質量が変わってきます。
タッチパネルのモデルの場合、質量が結構増えます。2 in 1 PCでもないPCで、タッチパネルを使うことはあまりないので、個人的には非タッチパネルのモデルがおすすめです。
| タッチパネル | 非タッチパネル | ||
| Core Ultra 7 155H | Core Ultra 5 125U | ||
| PC本体(仕様値) | 約939g | 約896g | 約861g |
| PC本体(当サイト計測値) | ー | 886g | 840g |
| ACアダプター+電源ケーブル (当サイト計測値) |
ー | 250g | 250g |
バッテリー駆動時間のチェック
dynabook GR/ZZのバッテリー容量は56.06Whと、比較的大きいです。
バッテリー駆動時間は以下の通りで、標準的な長さだと思います。なお、タッチパネル搭載モデルは、バッテリー駆動時間がやや短くなります。
| タッチパネル | 非タッチパネル | ||
| Core Ultra 7 155H | Core Ultra 5 125U | ||
| (1) JEITA3.0(アイドル時) | 約21.5時間 | 約28.0時間 | |
| (2) JEITA3.0(動画再生時) | 約10.5時間 | 約11.0時間 | |
| (3) 動画編集ソフトでプレビュー再生 | ー | 5時間45分 | 6時間23分 |
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生させたとき。画面輝度は約120cd/m2
パーツの温度のチェック
Prime95実行時のCPU温度
Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。なお、プロセッサー・ベース・パワー(PBP)は、Core Ultra 7 155Hが28W、Core Ultra 5 125Uが15Wです。
CPU電力は、どちらのCPUも、PBPとほぼ同じ数値で推移しています。
このときのCPU温度は、どちらも問題ない範囲です。

静音性のチェック
アイドル時はほぼ無音です。YouTube動画を観ても、ほとんど動作音は聞こえません。高めの負荷をかけると、それなりの騒音値になります。
| 騒音値 | |
| アイドル時 | 約20dB |
|---|---|
| 低負荷時 [YouTube再生] | 約22dB |
| 中負荷時 [動画編集] | 約28dB |
| 高負荷時 [ゲーム] | 約43dB |
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
アイドル時:アイドル時
低負荷時:1080pのYouTube動画再生時
中負荷時:Premiere Proで、編集中の1080pの動画をプレビュー再生した時
高負荷時:FF14のゲームのベンチマーク実行時(標準品質(ノートPC)、1920x1080、ウィンドウ)
表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手のひらを置くパームレストの温度変化は重要です。
負荷が高くなければ、ほぼ気になりません。高負荷時はキーボード中央部分がやや熱くなりますが、常時指が触れる部分ではないので、それほど気になりません。
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。
消費電力は低めです。
| 消費電力 | |
| アイドル時 | 5W |
|---|---|
| 低負荷時 [YouTube再生] | 12W |
| 中負荷時 [動画編集] | 17W |
| 高負荷時 [ゲーム] | 43W |
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています
外観のチェック
dynabook GR/ZZの外観のチェックです。
セレストブルーの外観はこちらです。大学生などに合うカラーだと思います。

天板も統一された色です。

ボディは比較的薄いです。

スピーカーは正面側に配置されています。音質は、ノートPC基準で、10点満点で採点すると4~5点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

Webカメラにはシャッターが搭載しているので、カメラを物理的に隠すことができます。Webカメラの有効画素数は、約200画素(フルHD)となっています。

ポート類は豊富です。USB-C(Thunderbolt 4)が2つ搭載されており、Power Deliveryおよび映像出力に対応しています。HDMIは、当サイトで試した限りでは4K/60Hzで出力できていました。

ヒンジは、ほぼ180度開きます。

底面です。

ネビュラブラックの外観は下のようになっています。落ち着いた色で、ビジネス用途に合うと思います。


Core Ultra 7 155H搭載モデルの内部はご覧の通りです。CPU冷却ファンが2つあります。メモリはオンボードです。空いているM.2スロットはありません。
Core Ultra 5 125U搭載モデルの内部はご覧の通りです。CPU冷却ファンは1つのみです。
M.2 SSDは、Type 2280です。

ACアダプターは、65Wの容量です。サイズは比較的小さいです。

まとめ
以上が、dynabook GR/ZZのレビューでした。
「約861g~」の軽さが特徴の軽量ノートパソコンです。バッテリー駆動時間もそこそこあります。それでいて、現在セール中というのもありますが、価格もそれほど高くありません。
新色のセレストブルーであれば、若者受けも良さそうです。大学生などに適していると思います。
ポートの種類も豊富で、LANポートも搭載されています。ビジネスシーンでも使いやすいと思います。USB-Cが両側面に付いているのも良かったです。
ディスプレイは、タッチパネル対応のものもありますが、質量が重くなり、バッテリー駆動時間も短くなるので、個人的には非タッチパネルのディスプレイがおすすめです。
キーボードは、「半角/全角」キーがもう少し大きければ良かったです。
「約861g~」と軽くてお手頃価格
dynabook GR/ZZ
このページをご覧の方だけに
当サイト経由で以下のDynabookシークレットサイトへアクセスすると、パソコンが割引価格で購入できます。Dynabook製品をご購入の際は、是非ご活用下さい。

1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
関連ページ








