※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

パソコン工房 Lev-15FH058シリーズ の実機レビュー

更新日:2016年10月17日

8万台からのエントリー向けゲーミングノート

パソコン工房 Lev-15FH058シリーズは、GeForce GTX 950Mを搭載したエントリーモデルのゲーミングノートPCです。

価格が8万円台からと、非常に安価です。

M.2 SSD と 2.5インチストレージのダブルストレージ構成にすることも可能です。


※レビュー機はメーカーからの借用品です

目次

Lev-15FH058シリーズの基本スペック

Lev-15FH058シリーズの基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2016年10月15日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。

CPU
第6世代インテルCore i プロセッサー(HQシリーズ)のCore i7-6700HQを搭載しています。
グラフィックカード
GeForce GTX 950M(2GB)を搭載しています。Optimus対応です。
液晶ディスプレイ
15.6型ワイドの非光沢液晶です。解像度はフルHD(1920×1080)です。
メモリ
8GB~16GB(DDR3L)を搭載したモデルがあります。本機は8GB(4GB×2)です。
M.2 SSD
NVMe対応M.2 SSDを選択可能です。本機は非搭載です。
2.5インチ HDD
HDDまたはSSDを選択可能です。本機は500GBのHDDを搭載しています。
光学ドライブ
光学ドライブは非搭載です。
 
その他
バッテリー駆動時間は約2.6時間、重量は約2.21kgです。

特徴1 - 価格は8万円台~

Lev-15FH058シリーズは、もっとも安い機種だと、87,980円(税・送料抜き)で購入することが可能です(2016/10/15時点)。GeForce GTX シリーズのグラフィックスを搭載したゲーミングノートPCとしては、非常に安価だと思います。

特徴2 - GeForce GTX 950M搭載

本製品は、GeForce GTX シリーズのグラフィックスを搭載しています。ただし、GeForce GTX シリーズの中ではローエンドなGeForce GTX 950Mです。ゲームベンチマークの実行結果は下表のとおりです。なお、グラフィックドライバーバージョンは、執筆時点で最新の「373.06」です。

1920x1080の解像度の場合、"低品質~標準品質"のグラフィック設定ならば、快適にプレイ可能なゲームが多いです。グラフィックの綺麗さにこだわらなければ、問題なくプレイできるゲームが多いでしょう。

ゲームベンチマーク
製品名 パソコン工房 Lev-15FH058シリーズ
基本スペック Core i7-6700HQ
GeForce GTX 950M(2GB)
ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド (DirectX 11) 標準品質 ★ 8482 (非常に快適)
高品質 ★ 5436 (とても快適)
最高品質 3714 (快適)
ドラゴンズドグマオンライン
低品質 7376 (とても快適)
標準品質 7138 (とても快適)
最高品質 6308 (快適)
ファンタシースターオンライン2 EP4 描画:3 22802 (快適)
描画:6 5067 (快適)
バイオハザード6 RANK A (5255)
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) 7701
ドラゴンクエストX 標準品質 13188 (すごく快適)
最高品質 11357 (すごく快適)
ライズオブトゥームレイダー 最低品質 50 fps
中品質 32 fps
最高品質 12 fps
ファークライ プライマル 低い 36 fps
高い 28 fps
最高 20 fps
ドラゴンエイジ:インクイジション 低品質 63 fps
高品質 28 fps
最高品質 18 fps
GRID Autosport ウルトラロー 174 fps
ミディアム 100 fps
ウルトラ 43 fps
Metro Last Light Low 65 fps
High 41 fps
Very High 33 fps
スリーピングドッグス 低品質 111 fps
高品質 45 fps
最高品質 20 fps
★デスクトップPCの場合は「標準品質(デスクトップPC)」と「高品質(デスクトップPC)」、ノートPCの場合は「標準品質(ノートPC)」と「高品質(ノートPC)」の設定にしています。
※フレームレート(fps)の掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません
※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。
※ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルドは、約7700スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ドラゴンズドグマオンラインは、約5800スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ファンタシースターオンライン2 EPISODE4は、約4500スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※バイオハザード6は、約9000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※通常の液晶ディスプレイは60Hz駆動であるため、ゲームを快適にプレイするには平均60fpsは欲しいです。ただし、平均fpsが60でも最小fpsはもっと小さいため、60fpsを切らないようにプレイするには平均80~100fpsは欲しいです。また、120Hz駆動の液晶ディスプレイを使用している方は、平均120fpsは欲しいです。

 

Oculus RiftおよびHTC ViveのVRシステムの動作チェック結果です(下図)。本製品でVRを動作させるのは困難です。


VRの動作チェックツールの結果

 

GPU-Zで確認したGeForce GTX 950Mの情報は次の通りです。


GeForce GTX 950Mのグラフィックカードのスペック

特徴3 - ダブルストレージ搭載可能

本製品は、M.2 SSDと2.5インチストレージの2つのストレージを搭載することが可能です。

M.2 SSDは、PCIe-NVMe SSDを選択可能で、非常に高速です。

2.5インチストレージには、HDDはもちろんSSDを選択することも可能です。2.5インチSSDの価格がかなり下がっているので、こちらもSSDにするのも面白いと思います。


ダブルストレージ構成が可能

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

視野角は悪いです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、寒色系の画面であることが分かります。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域はやや狭いです。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素形状です。ギラつきは特に感じません。


キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

実測でキーピッチは縦:約19mm、横:約18mm、キーストロークは約1.8mmです。キートップはほぼフラットで、やや底つきの衝撃を感じますが、普通に打てるキーボードです。


キーボード全体図


キーの拡大図1


キーの拡大図2

 

タッチパッドの操作性は普通だと思います。


タッチパッド

 

「FLEXIKEY」からは複数のキー入力やアプリケーションの起動など、好きなキーにマクロを設定することができます。


FLEXIKEY

 

「CONTROL CENTER」からは左ウィンドウズキーの無効化が可能です。


CONTROL CENTER

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPUはCore i7-6700HQを搭載し、高い性能です。グラフィックスはGeForce GTX 950Mを搭載し、普通のノートPCよりは高性能ですが、ゲーミングノートPCとしては低めの性能です。

ベンチマークスコアは下の通りです。

PassMark Performance Test 8.0

3DMark v2



PCMark 8

動画のエンコード時間 v2

2016年9月27日より、エンコードする動画、エンコード方法を変更しました。以前に計測した結果とは比較できないため、ご注意下さい。

TMPGEnc Video Mastering Works 6によるエンコード時間
  Core i7-6700HQ
x265でエンコード (※1) 21分37秒
NVENCでエンコード (※2) 実行できず
QSVでエンコード (※3) 4分27秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー

ストレージのベンチマーク


500GB HDD

SDカードのベンチマーク


UHS-Ⅰ対応カード

 

 

  1 2 次へ
  目次