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マウスコンピューター DAIV Z4-I7G50SR-Bの実機レビュー
CPU | Core i7-13700H |
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グラフィックス | GeForce RTX 3050 |
メモリ | 最大 64GB DDR5 |
ストレージ | 最大 4TB SSD |
液晶サイズ | 14型 |
液晶種類 | 2880x1800 非光沢 |
質量 | 約1.32kg |
バッテリー | 約18時間 (99.8Wh) |
価格[税込] | 22万円台~ |
DAIV Z4-I7G50SR-Bは、クリエイター向けのサブ機、またはモバイル機にちょうどいい14型のノートPCです。
第13世代Core i7-13700H + GeForce RTX 3050と一般ノートPCより高いスペック構成に、大容量バッテリーを搭載しても、約1.32kgと軽いので、移動先でもクリエイティブな作業がしやすいです。
液晶は、2880x1800と解像度が高く、sRGB比100%と色域も比較的広めです。
大容量のメモリ、ストレージへカスタマイズすることができ、SDカードリーダーを搭載しているのもポイントです。
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Core i7-13700H、GeForce RTX 3050、32GBメモリ、500GB SSD
このページをご覧の方だけに
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目次
お忙しい方は、「DAIV Z4-I7G50SR-Bの特徴」のみお読みください。
DAIV Z4-I7G50SR-Bの特徴
クリエイター向けのモバイルノートPC
DAIV Z4-I7G50SR-Bは、Core i7-13700H + GeForce RTX 3050という構成の14型ノートPCです。一般ノートPCよりも高いスペック構成に、99.8Whと大容量のバッテリーを搭載しながら、質量は約1.32kgと軽いのが大きな特徴です。ボディの厚みも約16.8mmとスリムです。
クリエイターのサブ機やモバイルノートPCとしての使用に適しています。
キャリブレーション済みの2880x1800液晶
DAIV Z4-I7G50SR-Bは、画面比16:10、解像度2880x1800の14型液晶を搭載しています。
一般的な画面比16:9の液晶よりも縦方向に少し長いので、作業がしやすいです。FHDクラスよりも解像度が高く、精細な表示が可能ですし、100%スケールで表示すると一画面を広く使うこともできます。
出荷前のキャリブレーションで作成されたカラープロファイルが準備されているのも特徴です。
カラープロファイルはOS起動後にインターネットからダウンロードすることができます。カラープロファイルを適用することで、sRGB比100%の色空間において、delta E値(国際標準色差)<=2と色再現性の高い表示が可能です。sRGBの色空間をベースとする、ウェブページやSNSに掲載する写真や動画の編集といった作業に適しています。
さらに、90Hzのリフレッシュレートにも対応しており、一般の60Hz液晶より滑らかな表示が可能です。息抜きでゲームをする場合には、少し高めのフレームレートでプレイすることができます。
最大で64GBメモリ構成が選択できる
DAIV Z4-I7G50SR-Bは、購入時のBTOカスタマイズで最大64GBメモリに変更することが可能です。
標準状態で32GBメモリを搭載しており、一般的には十分だと思いますが、クリエイター向けソフトを複数起動する方などは、64GBメモリを選ぶといいでしょう。
メモリはスロットタイプなので、購入後に自分でメモリの換装を行うこともできます(ただし、自己責任)。最初からゆとりのあるメモリ構成で購入するのが一番ですが、もし使っていてメモリが不足していると感じる場合は、後からメモリを交換することもできます。
最大4TBのストレージが選択可能
DAIV Z4-I7G50SR-Bは、購入時のBTOカスタマイズで、SSDを変更することができます。
標準で搭載されているのは500GB SSDですが、高解像度の写真や、4K動画などをたくさん保存する場合など、容量が足りない場合は、1TB以上の容量のSSDに変更するといいです。
また、RAW現像や動画の書き出しの速度は、ストレージの読み書き速度によっても左右されます。ストレージの速度にこだわるなら、SAMSUNG PM9A1(シーケンシャルリード:最大7000MB/s、シーケンシャルライト:最大5200MB/s)や、WD_BLACK SN850X(シーケンシャルリード:最大7300MB/s、シーケンシャルライト:最大6300MB/s)を選ぶといいでしょう。
SDカードリーダーにThunderbolt4ポート搭載
DAIV Z4-I7G50SR-Bは、フルサイズのSDカードリーダーを搭載しています。
持ち出した先で、カメラで撮影した写真や動画をSDカード経由で簡単に取り込むことができ、便利です。ただし、SDカードリーダーの速度が遅かったので、大容量のファイルだと取り込むのに、少し時間がかかると感じるかもしれません。
また、Thunderbolt4ポートも搭載しており、PowerDeliveryおよび映像出力に対応しているので、利用の幅が広がります。
高負荷時でも心配のないCPU・GPU温度
DAIV Z4-I7G50SR-Bは、14型のコンパクトでスリムなボディに、Core i7-13700H + GeForce RTX 3050という構成を搭載しています。しかも、下の画像のように排気口も目立たない、一般のノートPCと同じようなボディです。
そのため、放熱性能が追いついているのか、パフォーマンスを十分発揮できるのかが気になると思います。
パフォーマンスに関しては、やや抑えられているものの、一般ノートPCよりも高い処理性能とグラフィクス性能でした。それでいて、高負荷時のCPU、GPUの温度は、70℃台以下に収まっており、心配なく使用することができます。
DAIV S4-I7G60CB-Bとの比較
DAIV Z4-I7G50SR-Bを検討するとき、14型で持ち運びができるクリエイター向けノートPCとして、DAIV S4-I7G60CB-Bも気になるかもしれません。ここでは、この2機種の簡単な比較を行います。
DAIV S4-I7G60CB-Bは、外部GPUにGeForce RTX 4060を搭載し、グラフィックス性能は数段上です。一方、ディスプレイはFHD液晶なので、解像度は高くありません。高解像度液晶よりも、高いグラフィックス性能を重視する方は、こちらを選ぶといいです。
DAIV Z4-I7G50SR-B(本機器)は、2880x1800の高解像度液晶と、約1.32kgという軽さがポイントです。グラフィックス性能は劣りますが、画像・動画の編集であればそれほど不足を感じることはないと思います。一般ノートPCより高いスペックで、持ち運びやすい機種が欲しい場合は、こちらが適しています。また、スペックを少し抑えつつ、99.8Whの大容量バッテリーを搭載しているので、クリエイター向けノートPCとしてはバッテリー駆動時間も長めです。
[本機器] DAIV Z4-I7G50SR-B |
マウスコンピューター DAIV S4-I7G60CB-B |
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画像 | ||
CPU | Core i7-13700H | |
GPU | RTX 3050 | RTX 4060 |
メモリ | 最大 64GB | |
ストレージ | 最大 4TB PCIe Gen4 SSD | |
液晶 | 14型 2880x1800 90Hz |
14型 1920x1080 |
重量 | 約1.32kg | 約1.78kg |
バッテリー | 約18時間 (99.8Wh) |
約13.5時間 (73Wh) |
価格[税込] | 22万円台~ | 24万円台~ |
レビュー | ― | レビュー |
各用途の快適度
各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても変わってきますので、参考程度にご覧下さい。
用途 | 快適度 | コメント |
Web閲覧 Office作業 |
◎ | 十分な処理性能と、画面比16:10の14型液晶で、快適に作業できます。 |
---|---|---|
オンライン会議 | ○ | 問題なくオンライン会議を行えます。 |
動画鑑賞 | ◎ | スピーカー音が比較的よく、画面の表示も色鮮やかです。快適に動画鑑賞を行うことができます。 |
RAW現像 画像編集 |
○ | sRGB比100%の液晶は、出荷前にキャリブレーションで作成されたカラープロファイルを適用することで、色再現性の高い表示が可能です。ウェブやSNS用の画像・動画の編集などに適しています。ただし、Adobe RGB 100%の色域はありません。 |
動画編集 | ○ | GeForce RTX 3050を搭載しており、外出先で4K動画の軽い編集をするのには十分な性能です。 |
ゲーム | ○ | GeForce RTX 3050を搭載しており、画質を調整することで多くのゲームをプレイすることができます。90Hz液晶なので、軽めのゲームであれば少し高いフレームレートでプレイすることもできます。息抜きでゲームをするくらいになら使えます。 |
ディスプレイのチェック
DAIV Z4-I7G50SR-Bのディスプレイのチェックです。
パネルは、「MNE007ZA1-3」でした。
画面比16:10、解像度:2880x1800の14型液晶です。解像度も高く、ウェブ用の画像・動画編集など、sRGBカラーのフィールドでのクリエイティブな作業にちょうどいいです。また、90Hzとリフレッシュレートが高めなので、ゲームも楽しめます。最大輝度は、当サイトの計測では388cd/m2とやや高めです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。
- 色域
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき - フリッカー
キーボードおよびタッチパッドのチェック
DAIV Z4-I7G50SR-Bのキーボードのチェックです。
キーピッチは、横:約19mm、縦:約18.5mm、キーストロークは約1.2mmです。キーストロークは気持ち浅めですが、キーピッチは十分あります。キートップはほぼフラットなので、もう少しカーブしていても良かったと思います。
アルファベットキーのサイズは揃っています。その他のキーには、一部サイズが少し小さいキーがあり、「Enter」キーもややスリムなタイプですが、打ちにくくはありません。キーの配置にも目立ったクセはなく、普通の打ちやすさのキーボードだと思います。
タッチパッドの使いやすさや、クリックボタンの押しやすさも普通です。
キーボードバックライトも搭載しています。
パフォーマンスのチェック
DAIV Z4-I7G50SR-Bのパフォーマンスをチェックします。
CPU
CPUには、インテルの第13世代Core i7-13700Hを搭載しています。一般ノートPCよりも高い性能を備えており、クリエイター向けソフトを使うのに適しています。実際のベンチマークの結果は以下のとおりです。
PBP(プロセッサー・ベース・パワー):45WのCPUですが、本製品では42W前後とわずかですが抑えめのCPU電力で動作していました。大きいボディのゲーミングノートPCの場合、同じCPUでも80W前後で動くこともあるので、そういった機種と比べると、少し低い数値でした。ただし、1世代前のCore i7-12700Hを超えるスコアが出ており、軽量・コンパクトなボディのクリエイター向けノートPCとしては、十分な処理性能だと思います。
~ CPU性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。
メモリ
メモリはDDR5-4800で、メモリ帯域幅は広かったです。なお、スロットメモリなので、メモリの換装が可能です。
~メモリ性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※実際のノートPCで計測した実測値です。理論的な最大値ではありません
グラフィックス
グラフィックスには、GeForce RTX 3050を搭載しています。
メーカーによって設定されている最大グラフィックスパワーは95Wとなっており、標準的な数値だと思います。
3DMark のベンチマークの結果は以下の通りです。
1世代前のエントリークラスのGPUなので、最新のゲーミングノートPCなどが搭載するグラフィックスと比べると低いスコアです(3DMark Time Spyを参照)。それでも、一般ノートPCよりははるかに高いグラフィックス性能(3DMark Night Raidを参照)で、外出先での画像・動画の編集作業用途には十分な性能でしょう。
~ グラフィックス性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー
~ グラフィックス性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
GPU-Zで確認したGeForce RTX 3050 Laptopの情報は次の通りです。
ストレージ
ストレージには、PCIe Gen4 SSDを搭載しています。PCIe Gen4 SSDとしてはそれほど速くありませんが、一般的には十分な速度です。なお、もっと速いSSDを選択することもできます。
~ ストレージ性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
SDカードスロット
フルサイズのSDカードスロットを搭載しています。アクセス速度は遅いです。
挿入時はカードが出っ張ります。
クリエイターソフトの処理時間
以下、実際のソフトウェアで計測した各種処理時間です。
移動先でも実用的な速度でRAW現像を行うことができます。
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
処理に時間のかかるニューラルフィルターを実行しました。RTX 3050を搭載しているので、特に、「スーパーズーム(x2)」のような処理が速かったです。Photoshopでの作業も快適に行えます。
本製品 | 参考 Core i7-1260P |
|
ニューラルフィルター(肌をスムーズに) | 約2秒 | 約3秒 |
ニューラルフィルター(スーパーズーム(x2)) | 約59秒 | 約4分28秒 |
ニューラルフィルター(JPEGのノイズを削除) | 約2分25秒 | 約2分48秒 |
Premiere Proでの4K動画の書き出しも実用的な時間で行えました。
※ グラフィックスは全てノートPC用
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
DaVinci Resolve Studio 18による書き出し時間です。移動先で使うのには十分な速度で書き出しができていると思います。
CPUのみで実行するx265エンコードです。高いCPU電力で動いてはいないので、Core 7-13700Hにしてはそこまで速くはありませんが、それでも十分な速度でしょう。
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
ゲームベンチマーク&フレームレート
GeForce RTX 3050を搭載しているので、重い部類のゲームの場合は、グラフィック品質設定をかなり落とす必要があるでしょう。そこまで重いゲームでなければ、中程度のグラフィック品質設定で、平均 60fps以上は出るでしょう。
移動先で息抜きにゲームをするくらいであれば、使えると思います。
重い部類のゲーム
FORSPOKEN(DX12)
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解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1200 | 低 | 73 fps |
高 | 33 fps | |
最高 | 20 fps | |
2880x1800 | 高 | 25 fps |
最高 | 15 fps |
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)
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---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1200 | 低 | 71 fps |
中 | 62 fps | |
ウルトラ | 43 fps | |
2880x1800 | 高 | 28 fps |
ウルトラ | 14 fps |
重い部類のゲーム
Forza Horizon 5(DX12)
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---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1200 | 低 | 120 fps |
最高 | 86 fps | |
エクストリーム | 39 fps | |
2880x1800 | 最高 | 40 fps |
エクストリーム | 30 fps |
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
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解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 軽量品質 | 87 fps |
高品質 | 49 fps | |
2560x1440 | 高品質 | 35 fps |
重い部類のゲーム
BLUE PROTOCOL
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||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 低画質 | 150 fps |
高画質 | 79 fps | |
最高画質 | 59 fps | |
2880x1800 | 高画質 | 44 fps |
最高画質 | 32 fps |
中程度の重さのゲーム
PSO2 ニュージェネシス
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---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1200 | 低 | 102 fps |
中 | 60 fps | |
ウルトラ | 54 fps | |
2880x1800 | 中 | 58 fps |
ウルトラ | 30 fps |
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 暁月のフィナーレ(DX11)
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||
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解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1200 | 標準品質(ノート) | 122 fps |
最高品質 | 82 fps | |
2880x1800 | 最高品質 | 39 fps |
中程度の重さのゲーム
フォートナイト [チャプター4 シーズン3]
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解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1200 | 低設定 | 79 fps |
中設定 | 64 fps | |
最高設定 | 38 fps | |
2880x1800 | 中設定 | 35 fps |
最高設定 | 22 fps |
※テンポラルスーパー解像度:ネイティブ
※バトルロワイヤル ソロで計測
解像度 | その他設定 | 平均fps |
1920x1200 | 3D解像度:100% メッシュ:高 描画距離:最高 |
132 fps |
2880x1800 | 126 fps |
軽い部類のゲーム
Apex Legends(DX11)
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解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1200 | 低設定 | 138 fps |
高設定 | 89 fps | |
2880x1800 | 高設定 | 53 fps |
軽い部類のゲーム
VALORANT
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---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1200 | 高品質 | 202 fps |
2880x1800 | 低品質 | 343 fps |
高品質 | 132 fps |
軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
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解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1200 | 非常に低い | 161 fps |
中型 | 124 fps | |
ウルトラ | 89 fps | |
2880x1800 | 中型 | 77 fps |
ウルトラ | 50 fps |
軽い部類のゲーム
ドラゴンクエストX
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解像度 | 品質 | 平均スコア |
1920x1080 | 最高品質 | 23510(すごく快適) |
その他のゲーム
上に掲載していない他のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。
USB Type-C / HDMIの動作テスト
USB Type-Cの動作チェック
DAIV Z4-I7G50SR-Bは、USB3.1 Type-Cポート、Thunderbolt 4ポートを備えています。動作をチェックした結果は、以下のとおりです。
USB3.1 Type-Cポート、Thunderbolt 4ポートともに、画面出力と、Power Deliveryに対応しています。
なお、PD充電器での充電においては、45W以上の出力であれば充電できていました。ただし、メーカー仕様を確認すると、「100W以上を出力可能なUSB Power Delivery対応機器からの入力に対応しています」と記されていたので、できれば100W超の高出力のものを使用した方がいいと思います。
また、高負荷作業を行う場合は、本来のパフォーマンスを発揮するためにも、付属のACアダプターを接続して行うことをおすすめします。
充電 | モニター 出力 |
有線LAN | ||
ドック | ThinkPad USB Type-C ドック | ○ | ○ | ○ |
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック | ○ | × | × | |
PD充電器 ※1 |
61W RAVPower GaN充電器 | ○ | ― | ― |
45W Lenovoウルトラポータブル | ○ | ― | ― | |
30W RAVPower GaN充電器 | × | ― | ― | |
18W cheero充電器 | × | ― | ― | |
モニター ※2 |
EIZO ColorEdge CS2740 | ○ | ○ | ― |
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター
充電 | モニター 出力 |
有線LAN | ||
ドック | ThinkPad USB Type-C ドック | ○ | ○ | ○ |
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック | ○ | ○ | ○ | |
PD充電器 ※1 |
61W RAVPower GaN充電器 | ○ | ― | ― |
45W Lenovoウルトラポータブル | ○ | ― | ― | |
30W RAVPower GaN充電器 | × | ― | ― | |
18W cheero充電器 | × | ― | ― | |
モニター ※2 |
EIZO ColorEdge CS2740 | ○ | ○ | ― |
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター
HDMIの動作チェック
4KモニターへHDMIで接続したときの詳細です。4K、8ビット、60Hz、RGBで表示できていました。
質量のチェック
DAIV Z4-I7G50SR-Bの質量のチェックです。
メーカーサイトには「約1.32kg」とあり、当サイトの計測値もほぼ同じです。高性能のCPU、GPUを搭載した機種としては軽いです。ACアダプターと合わせても1.8kgぐらいなので、持ち運びもしやすいです。
質量 | |
PC本体 | 1.321kg |
ACアダプター+電源ケーブル | 474g |
バッテリー駆動時間のチェック
DAIV Z4-I7G50SR-Bのバッテリー駆動時間のチェックです。
バッテリー容量は99.8Whと大容量です。
バッテリー駆動時間はご覧の通りです。高性能CPU、GPUを搭載していますが、バッテリー容量も大きいため、動画再生のような軽負荷作業であれば、(2)のようにある程度長めのバッテリー駆動が可能です。一方、複数のアプリを起動するなどして、少し負荷のかかる状態で連続して作業を行うと、(3)ぐらいの時間になります。
なお、クリエイター向けソフトを使って動画編集などの本格的な作業をする場合は、バッテリー駆動時間はもっと短くなると思います。本来のパフォーマンスで使用するためにも、負荷の高い作業を行う場合は付属のACアダプターをつないだ方がいいです。
バッテリー駆動時間 | |
(1) JEITA2.0 | 約18時間 |
(2) 動画再生時 | 13時間53分 |
(3) CPU6%、iGPU12%、dGPU7%の負荷 | 4時間00分 |
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生(リピート)させたとき
当サイトで計測した1時間あたりの充電容量は次の通りです。約60Wh充電できていたので、1時間の充電でも、ある程度バッテリー駆動状態で使えると思います。
Webカメラ・スピーカーのチェック
Webカメラ
Webカメラに、物理的にカメラを隠すシャッターは付いていません。なお、IRカメラを搭載しているので、Windows Helloの顔認証を行うことができます。
Webカメラは、約200万画素のFHDカメラです。ノートPCのWebカメラとしては比較的解像度が高いので、細かい部分もはっきり映っています。やや赤みが強いですが、オンラインミーティング用途には十分使えます。
スピーカー
スピーカーは、底面の左右にステレオスピーカーが配置されています。音質は、ノートPC基準で10点満点で5~6点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。
パーツの温度のチェック
Prime95実行時のCPU温度
Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。
CPU電力は、ターボブースト終了後は42W前後で動作しています。PBP:45WのCPUですが、やや抑えめのCPU電力で動作させています。そのため、スリムでコンパクトな筐体ですが、CPU温度は70℃台に収まっており、心配のない温度です。
FF15ベンチ実行時の温度
ゲーム時のCPU温度およびGPU温度は、以下のとおりです。
クリエイター向けソフトでの作業時など、連続して高めの負荷がかかった時のCPUとGPUの温度の参考になります。
CPU温度は70℃を超えないぐらいが軸となっていますし、GPU温度も60℃台と低めの温度です。負荷の高い作業を長時間行うような場合でも、心配なく使用できます。
静音性のチェック
静音性のチェックです。
アイドル時は、わずかにファンの音が聞こえる程度です。少し負荷がかかる作業をすると一気に騒音値が上がります。Premiere Proでの動画の書き出しのような高い負荷がかかると、ノートPCとしては高めの騒音値となり、うるさく感じます。
小さいボディに高性能パーツを搭載しているノートPCは、このあたりは仕方がないところです。
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。
表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手のひらを置くパームレストの温度変化は重要です。
高い負荷がかかるとキーボード部分の温度が上がりますが、パームレスト部の温度は低く保たれています。高負荷時にタイピングを行う場合でも、不快感はありません。
底面の温度もチェックしました。高負荷時は、吸気口の中央付近から背面の排気口にかけて温度が高くなっています。ひざ置きで使用する場合は、温度が高い場所に体の同じ部分が長時間触れないように気を付けてください。
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。
一般的なノートPCよりは高めの消費電力ですが、外部GPUを搭載した機種としては、低めの消費電力です。
外観のチェック
DAIV Z4-I7G50SR-Bの外観のチェックです。
画面比16:10の液晶は、上下左右4辺のベゼル幅が狭く、最近のノートPCらしい見た目です。ボディ素材にはマグネシウム合金を使用しており、堅牢性と質感が高いです。
天板には、DAIVのロゴが入っていますが、それほど目立ちません。
厚みは約16.8mmです。高性能のCPUとGPUを搭載したノートPCですが、一般ノートPCと同じようなスリムボディです。
側面のポート類はご覧のようになっています。USB3.0 Type-A x2、USB3.1 Type-C(Power Delivery、画面出力に対応)、Thunderbolt 4(Power Delivery、画面出力に対応)、HDMI、SDカードリーダーを備えています。LANポートはありませんが、その他は揃ったポート構成です。
液晶は下図の角度まで開きます。フラットにはなりませんが、比較的大きく開く方だと思います。机に置いて作業をするのには十分な角度です。
底面です。
裏蓋を外すと、内部はご覧のようになっています。2つの冷却ファンと、3本のヒートパイプで背面の2か所から排気して、CPUとGPUを冷却しています。
メモリは、交換することが可能です。
ストレージには、Type 2280のM.2 SSDが搭載されていました。ストレージの換装もできると思います。なお、空きスロットはないので、ストレージの増設はできません。
ACアダプターは、150Wです。出力の割に比較的コンパクトですが、コンセント側のケーブルは太く、かさばります。持ち出し用に、BTOオプションの「ショートタイプACケーブル」を購入しておくといいかもしれません。また、高負荷時のパフォーマンスがやや下がる可能性もありますが、外出時は小型・軽量の「USB PD 100W対応 AC充電器」を用意してもいいと思います。
まとめ
以上が、DAIV Z4-I7G50SR-Bのレビューです。
第13世代Core i7-13700H + GeForce RTX 3050というスペック構成の14型ノートPCでありながら、約1.32kgと軽くてスリムなボディが特徴的なクリエイター向けのモバイルノートPCです。一般ノートPCよりも高いスペックで、持ち運びやすく、外出先でも作業ができるノートPCが欲しいクリエイターに適した機種です。
CPUおよびGPUとも、高い電力で動いているわけではありませんが、その代わりCPU温度、GPU温度は抑えられており、軽量・薄型のノートPCでも安心して使用することができます。
ディスプレイには、画面比16:10、2880x1800の液晶を搭載しています。解像度が高く、表示領域を広く使った作業も可能です。sRGB100%カバー率が約100%の色域で、出荷前にキャリブレーションされており、色再現性も高いです。WebページやSNSに掲載する写真や動画の編集などにちょうどいいと思います。
購入時のBTOカスタマイズでは、最大64GBメモリや4TB SSDを選ぶことができます。クリエイター用PCは多くのメモリ&ストレージが必要なので嬉しいです。
本機器1台で、本格的なクリエイティブ作業が快適に行えるという機種ではありませんが、ハイスペックのデスクトップPCや、大型のノートPCを使っているクリエイターが、移動先でクリエイティブな作業を行うのにちょうどいいクリエイター向けのサブ機/モバイルノートPCです。
クリエイター向けのモバイルノートPC
DAIV Z4-I7G50SR-B
特徴
- クリエイターのモバイル機に適したスペック構成
- 色再現性の高い2880x1800液晶
- 大容量バッテリーを搭載しても約1.32kgと軽いボディ
こんなあなたに
- クリエイター向けのモバイルノートPCとして
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1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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