マウス m-Book W(W890)の実機レビュー

更新日:2019年6月25日
CPU Core i7-9750H
GPU GeForce GTX 1650
メモリ 8GB~32GB
ストレージ SATA / PCIe SSD
SSD + HDD
液晶サイズ 17.3型
液晶種類 FHD 非光沢
質量 約2.5kg / 2.6kg
バッテリー 約6.3時間
価格[税別] 13万円台~
大画面+ハイパワーのマルチに使えるノートPC

m-Book W(W890)は、17.3型の大画面で作業できるノートパソコンです。

また、第9世代Core i7-9750H、GeForce GTX 1650を搭載し、パワフルスペックのノートPCに仕上がっています。

大画面でサクサク仕事をしたい方、家庭レベルで動画編集や画像編集を行いた方、ライトにゲームをしたい方など、多くの用途で使えるノートパソコンです。

普通のノートではちょっと物足りない方、デスクトップPCからの移行を考えている方に適したハイスペックノートPCです。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は以下の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i7-9750H、GeForce GTX 1650、16GBメモリ、256GB PCIe SSD+1TB HDD

 

目次

お忙しい方は、「m-Book W(W890)の特徴」のみお読みください。

 

m-Book W(W890)の特徴

17.3型の大画面液晶を搭載

m-Book Wは、17.3型の大画面液晶を搭載したノートで、文字が大きく見やすいです。40代、50代など、近くの物が見にくくなってきている世代にもおすすめです。ただし、サイズが大きいので、持ち運ぶ用途には適しません。

17.3型の大画面液晶を搭載

 

オールマイティーに使える据え置きノートPC

画面が大きいだけでなく、m-Book Wはスペックも十分で、多くの用途で使えるオールマイティーな製品です。Web閲覧、Office操作はもちろん、画像編集、動画編集、プログラミング、ゲームなど高い負荷の処理もこなせます。グラフィックスはエントリー向けのGeForce GTX 1650ではありますが、中程度のグラフィック設定であれば、最新のゲームでも60fps前後は出ます(ベンチマーク詳細)。

多くの用途で使用可能

 

ストレージ構成の変更がしやすい

m-Book Wを含め、マウスコンピューターの特徴ともなりますが、比較的安価にストレージ構成のカスタマイズが可能です。例えば、標準搭載の256GB SSDを1TB SSDへ変更しても、追加でかかる費用はわずか22,800円(税別)です。

ストレージのカスタマイズがしやすい価格

 

また、底面カバーを空けると、M.2スロットが2つ、2.5インチベイが1つ搭載されており、購入後に、ストレージを自分で増設することもできます。なお、底面のネジは多いですが、カバー自体は開けやすかったです。

最大3つのストレージ

 

ダブルファンでしっかり冷却

スペックが上がると、より高い冷却性も必要になります。

旧モデルのm-Book W880は、2つのファンと2つの排気口による排熱を行っており、これでも十分でしたが、新モデルのm-Book W890は、2つの冷却ファンはそのままで、3つの排気口から排気を行うようになっています。冷却性能という点でも向上が見られます。実際に温度を計測しても問題ない温度でした。

3方向から排気

 

順当にスペックアップ

旧モデルのm-Book W(W880)と比較しても順当にスペックアップしています。

CPUが第8世代から第9世代へ、グラフィックスがGeForce GTX 1050からGTX 1650へと向上しています。特に、グラフィックス性能の向上幅が大きく、GTX 1050と比較すると約1.5倍性能が向上しています。詳細については、「パフォーマンスのチェック」をご覧ください。

加えて、ディスプレイのベゼルが狭くなり、見た目もモダンな感じに変化しています。本体のカラーは、グレイ系からブラックに変わっており、引き締まった印象を受けます。

旧モデルとの比較
左:m-Book W890 [新モデル]   右:m-Book W880 [旧モデル]
  [本製品]
m-Book W890
[旧モデル]
m-Book W880
CPU Core i7-9750H Core i7-8750H
GPU GeForce GTX 1650 GeForce GTX 1050
サイズ[mm] [幅] 399.9
[奥行] 282.2
[高さ] 25.9
[幅] 418.5
[奥行] 288.7
[高さ] 27.9
旧モデルとの比較

 

ライバル機種との比較

m-Book W890とライバル機種との比較を行います。比較するのは、GeForce GTX 1650を搭載可能なレノボのゲーミングPCであるLegion Y540(17.3)です。

Legion Y540は、より高いグラフィックスを選択できるゲーミングPCで、液晶も144Hz駆動なので、FPS系等の動きの速いゲームに適しています。しかも、同様の構成では、価格もかなり安いです。ライトにゲームをすることを目的とし、レノボというメーカーに抵抗が無ければおすすめです。

一方、m-Book W890は安価でストレージ構成を変更できるので、大容量のSSDに変更したり、HDDを追加したりするのであればm-Book W890のほうがおすすめです。国内メーカーということもあり安心できます。

ライバル機種との比較
  [本製品]
m-Book W890
レノボ
Legion Y540(17)
画像
CPU 第9世代Core (H)
GPU GTX 1650 GTX 1650 / 1660Ti
RTX 2060
ストレージ SSD (+ HDD) SSD (+ HDD)
液晶サイズ 17.3型 FHD
液晶種類 広視野角 非光沢 IPS 非光沢 144Hz
質量 約2.5kg~ 約2.84kg
サイズ[mm] [幅] 399.9
[奥行] 282.2
[高さ] 25.9
[幅] 399.8
[奥行] 290
[高さ] 25
価格比較
  [本製品]
m-Book W890
レノボ
Legion Y540(17)
CPU Core i7-9750H
GPU GeForce GTX 1650
メモリ 8GB
ストレージ 256GB SSD
価格[税別] 134,800円 125,120円

 

標準で24時間365日の電話サポート

マウスコンピューターの製品は、24時間365日対応の電話サポートが標準で付いてくるため、初心者でも安心です。またPCの組み立ては、長野県の飯山工場で行われており、製品の品質も問題ありません。

3方向から排気

 

液晶ディスプレイのチェック

m-Book W890は、17.3型のフルHD液晶を搭載しています。

一般的な据え置きノートである15.6型のPCよりも約23%広い画面なので、画面の文字などもより見やすくなります。さらに、写真や動画のディティールの確認がしやすいというメリットもあります。視野角も広く、色域も狭くはありません。最大輝度は、当サイトの計測では287cd/m2と普通です。その他の特性については以下のタブをご覧ください。

  • 視野角
  • RGB
    発色特性
  • 色域
  • 画素・
    ギラつき
  • 映り込み
  • フリッカー

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

やや青みが強くなっています。ただ、一般のユーザーであれば気にならないレベルでしょう。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

色域は広めです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は92.8%でした。一般ユーザーであれば十分な色域でしょう。ただし、プロが画像編集や動画編集を行うにはやや物足りない色域です。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

画素形状です。ギラつきはほとんど感じません。

画面拡大

非光沢液晶ですので、映り込みは低減されています。

画面への映り込み

少し輝度を下げて(正確には覚えておらず申し訳ないですが輝度設定60%くらい)撮影した限りでは、フリッカーはありませんでした。

フリッカーのテスト
※カメラのシャッタースピードを1/800秒にして撮影したときの画面

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

m-Book Wは、テンキー付きのフルサイズキーボードを備えています。

キーボードの配列には目立ったクセはありません。キーピッチは約18.2mm(縦方向もほぼ同じ)と標準的です。キーストロークは約1.8mmとやや深めなので、しっかりした打鍵感を感じます。ただ、テンキーのキーピッチが狭いので、もう少し広げて欲しかったです。

タッチパッドは、独立したクリックボタンがあるタイプです。また、タッチパッドの左上には指紋センサーを備えており、Windowsへのログインなどに使用することができます。

キーボード全体図
キーの拡大図

 

下の写真のように、LEDバックライトを搭載しており、明るさや発光色(15色)を変更することも可能です。ただし、ゾーンごとに色を変えることはできません。単色です。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPU

現在、ゲーミングノートの主流のCPUを搭載しており、性能は申し分ありません。クリエイティブな作業やゲームにも使えます。

CPU性能の目安
~ CINEBENCH R20 マルチコア ~
Core i7-9750H
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i7-9750H 2640
同上 2545[レビュー機で計測]
Core i5-9300H 1880
Core i7-8565U 1268
Core i5-8265U 1252
Core i3-8145U 952
Celeron 3867U 294
※緑色のバーが、本製品で選べるCPUです
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です

 

グラフィックス

グラフィックスには、エントリー向けのGeForce GTX 1650を搭載しています。ライトにゲームをしたい方、動画編集を行うような方に適しています。

グラフィックス性能の目安
~ 3DMark Fire Strike - Graphics score ~

GeForce GTX 1650
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
デスクトップ用RTX 2080Ti 33778
デスクトップ用RTX 2080 27828
ノート用RTX 2080 24348
デスクトップ用RTX 2070 22766
ノート用RTX 2070 19440
デスクトップ用RTX 2060 18799
デスクトップ用GTX 1660Ti 15656
ノート用RTX 2060 15104
ノート用GTX 1660Ti 14401
ノート用GTX 1060 11452
ノート用GTX 1650 8983 [レビュー機で計測]
ノート用GTX 1050Ti 7898
ノート用GTX 1050 6042
Intel UHD 620 1199
※緑色のバーが、本製品で選べるグラフィックスです
※[レビュー機で計測]と書かれたグラフィックス以外は、他のPCで計測した代表値です

 

ストレージ

ストレージは、HDDからPCIe SSDまで様々な種類のものを搭載できます。また、カスタマイズ画面では2台まで搭載でき、自分で増設するなら最大3台まで搭載可能です。

ストレージ性能の目安
~ CrystalDiskMark 6 ~
256GB M.2 NVMe SSD
他のストレージとの比較(Seq Q32T1 Read [MB/s] )
PCIe SSD 1500 ~ 3500
SATA SSD 550
HDD 140
※緑色のバーが、本製品で選べるストレージです
※[レビュー機で計測]と書かれたストレージ以外は、他のPCで計測した代表値です

 

その他のベンチマークスコア

以下、その他のベンチマーク結果を掲載します。

  • SPECviewperf 13
  • その他 3D Mark
  • SDカード
SPECviewperf 13
~ グラフィック(プロフェッショナル向け)性能の評価 ~
GeForce GTX 1650
3DMark
~ グラフィック(ゲーム向け)性能の評価 ~
GeForce GTX 1650
CrystalDiskMark 6(SDカード)
~ SDカードスロット性能の評価 ~
最大95MB/sのUHS-Iのカードで測定

 

実際のソフトで計測した処理時間

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

CPUの性能が高いので速い現像時間です。

Core i7-8700
32GBメモリ
71秒
Core i7-9750H
16GBメモリ
84秒
Core i7-9750H
16GBメモリ
89秒 [レビュー機で計測]
Core i7-8750H
32GBメモリ
99秒
Core i7-8565U
16GBメモリ
130秒
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測。
※「Lightroomにおすすめノートパソコン」の記事も興味があればご覧ください。
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

高速CPUに、外部グラフィックスを搭載し、短めの書き出し時間です。

Core i7-9750H/16GB
GTX 1660Ti
43秒
Core i7-8750H/32GB
RTX 2060
45秒
Core i7-9750H/16GB
GTX 1650
90秒 [レビュー機で計測]
Core i5-9300H/8GB
GTX 1650
103秒
Core i7-8565U/16GB
GeForce MX250
147秒
Core i7-8650U/16GB
Intel UHD 620
473秒
※ 4K動画(約2分)に、「テキスト(ブラー付)」+「RGBカーブ補正」+「シャープ」+「自然な彩度」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 1080p HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるエンコード時間

エンコードも高速です。

  エンコード時間
x265でエンコード (※1) 15分31秒
NVENCでエンコード (※2) 1分00秒
QSVでエンコード (※3)
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
x265でのエンコード時間
Core i7-8700 12分27秒
Core i7-9750H 15分31秒 [レビュー機で計測]
Core i5-9300H 21分15秒
Core i7-8565U 31分50秒
Core i5-8265U 32分07秒
Core i3-8130U 45分19秒
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です
x265でエンコード時間中のCPUクロック

 

ゲームベンチマーク

GeForce GTX1650で計測したゲームのベンチマークスコアを下の表に掲載します。目安として、おおよそ60 fpsを超えていれば、快適に動作すると思って下さい。

重いゲームだと中設定、中程度の重さのゲームだと高設定のグラフィック品質で60fps前後が出ます。エントリー向けとしては十分な性能です。

重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15
1920x1080 軽量品質 6678 / 66 fps
標準品質 5090 / 50 fps
高品質 3819 / 38 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、高品質)
RTX 2070 81 fps
GTX1660Ti 63 fps
RTX 2060 60 fps
GTX1060 41 fps
GTX1650 38 fps [レビュー機で計測]
GTX1050Ti 26 fps
※ノート用グラフィックスのみで比較
重い部類のゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー
1920x1080 最低 85 fps
51 fps
最高 41 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、最高)
RTX 2070 88 fps
RTX 2060 70 fps
GTX 1660Ti 67 fps
GTX 1060 46 fps
GTX1650 41 fps [レビュー機で計測]
GTX 1050Ti 30 fps
※ノート用グラフィックスのみで比較
重い部類のゲーム
ゴーストリコン ワイルドランズ
1920x1080 79 fps
52 fps
ウルトラ 29 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 2070 59 fps
RTX 2060 49 fps
GTX 1660Ti 48 fps
GTX 1060 33 fps
GTX1650 29 fps [レビュー機で計測]
GTX 1050Ti 23 fps
※ノート用グラフィックスのみで比較
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 漆黒のヴィランズ
1920x1080 標準(ノート) 14490 / 108 fps
高(ノート) 12612 / 87 fps
最高品質 9311 / 63 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、最高品質)
RTX 2070 110 fps
GTX 1660Ti 95 fps
GTX1650 63 fps [レビュー機で計測]
※ノート用グラフィックスのみで比較
中程度の重さのゲーム
ファークライ ニュードーン
1920x1080 低品質 70 fps
高品質 59 fps
最高品質 54 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、最高品質)
RTX 2070 84 fps
GTX 1660Ti 78 fps
RTX 2060 74 fps
GTX1650 54 fps [レビュー機で計測]
※ノート用グラフィックスのみで比較

 

GPU-Zの情報は以下の通りです。ノート用グラフィックスとして、GPU Clockは標準的です。ただし、デスクトップ用グラフィックスと比較すると、GPU Clockはやや低めであるため性能は落ちます。

GPU-Z

 

質量のチェック

質量のチェックです。

メーカーサイトには「約2.5kg / 2.6kg」とあります。当サイトでの計測値は下表の通りです。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 2.495kg
ACアダプター 506g

 

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー駆動時間のチェックです。

搭載バッテリーは41Whで、大画面・高性能ノートとしては少なめです。実際のバッテリー駆動時間も短めでした。

バッテリー駆動時間の計測結果(当サイトによる実測値)
  駆動時間
(1) JEITA2.0測定方法 約6.3時間
(2) 動画再生時 3時間03分
(3) PCMark 8 Work テスト 2時間26分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(3) ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行

 

 


 

 

以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は大きく変わります。

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

普通の騒音値だと思います。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:Adobe Premiere Proでプレビューした時
左から3番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)
左から4番目:FF14 紅蓮ベンチマーク ループ実行 60fpsに制限(標準品質(デスク)、1920x1080)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

パーツの温度については問題ないと思います。

各パーツの温度
測定環境:室内温度 約26℃、 測定ソフト:HWMonitor
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※FF14ベンチ実行時の温度は、温度が高めになる最後のシーン

 

エンコード時の温度の詳細

下図は、CPU使用率がほぼ100%になるエンコード時のCPU温度の詳細です。70℃前後で推移しており、問題ありません。

CPU温度
x265でエンコード中のCPU温度

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。

ボディに厚みがあるため、高めの性能の割に、表面温度は高くありません。快適に使えると思います。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

Optimus対応なのでアイドル時の消費電力はある程度抑えられています。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

m-Book Wは、ブラックのおとなしめのデザインです。ゲーミングPCのような派手なライティングなどもありません。高めのスペックが求められる仕事用PCにも使えるデザインです。

 

天板はヘアライン加工が施されています。

 

m-Book W890では、スピーカーの最大出力が1.5Wから2Wへアップし、スピーカーユニットの容積も5倍ほどのサイズアップを遂げています。ただし、実際に聞いてみた限りではそれほど音質は上がっているように感じません。ノートPC基準で、10点満点で採点すると4点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

 

インターフェイスは充実しており、USB3.1 Type-C、USB3.1、USB3.0、USB2.0、SDカードリーダー、HDMI、mini DisplayPort、LANを備えています。大きめの筐体のノートPCですが、光学ドライブは非搭載です。

 

ケーブルがかさばりそうな、HDMI、mini DisplayPort、LAN、電源は背面に配置されているので、外部ディスプレイを接続して、据え置きで使用する場合でも、パソコン周りをスッキリした状態に保てます。

ちなみに、外部ディスプレイを使用すると、最大4Kの解像度での出力が可能です。高解像度の写真や、4K動画の編集を行う場合などは、外部ディスプレイを使用すると、作業効率が上がるでしょう。

 

液晶が開く最大の角度です。

 

底面です。

 

バッテリーは取り外しできます。

 

背面側はやや高さがありますが、デザインはかっこいいと思います。

 

底面カバーを開けたときの画像です。2つの冷却ファンに4つのヒートパイプで冷却します。また前述した通り、GPU側のファンは背面と側面から排気し、冷却性能を高めています。

 

メモリスロットは2つで、換装も可能です。

 

M.2 スロットは2つあります。

 

2.5インチベイもあり、こちらも換装できると思います。

 

ACアダプターは、割と小さく、容量は120Wです。

 

まとめ

m-Book W(W890)は、17.3型の大画面を搭載し、文字が大きくて見やすいノートPCです。

処理性能も高く、Core i7-9750Hに、GeForce GTX 1650を搭載しています。冷却性能も問題なく安心して使えるでしょう。

液晶の色域は、当サイトの計測で約92.8%と低くはなく、一般ユーザーであれば、画像編集などにも十分使える範囲だと思います。

大容量ストレージへ換装できるため、画像や動画を多く保存する方にも適しています。

15.6型ノートと比べると本体サイズが大きいため持ち運びには適しませんが、据え置きで使うなら、多くの用途に使える製品です。Web閲覧やOfficeの操作はもちろん、動画編集や画像編集、ゲームなどもこなせるでしょう。

これまでデスクトップPCを使ってこられた方の買い替え機としてもいいと思います。

大画面+ハイパワーのマルチに使えるノートPC

m-Book W(W890)

特徴

  • 17.3型の大型液晶
  • Core i7-9750 & GTX 1650
  • 仕事にもつかえるシンプルデザイン
  • 大容量ストレージが安い

こんなあなたに

  • 大画面で、キビキビした動作で作業をしたい
  • 写真や動画の編集を行う
  • 息抜きにゲームもプレイしたい
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