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マウス DAIV 5Pの実機レビュー

更新日:2020年2月3日

後継機種が発売されました。詳細はこちら。
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マウス DAIV 5Pの実機レビュー

CPU Core i7-9750H
GPU GeForce GTX 1650
メモリ 8~32GB
ストレージ SSD
SSD + HDD
液晶サイズ 15.6型
液晶種類 FHD 広視野角 非光沢
質量 約2.1kg~
バッテリー 約7.4時間
価格[税別] 15万円台~

薄型・軽量で、価格も手ごろなクリエイター向けノートPC

DAIV 5Pは、狭額ベゼルを採用しコンパクトで、質量も比較的軽いクリエイター向けノートパソコンです。

グラフィックスには、エントリー向けではあるものの、GeForce GTX 1650を搭載しています。

クリエイター向けPCは、メモリやストレージの容量を多く必要とするケースが多いですが、本製品は"安価に"大容量メモリ、ストレージを搭載することができる点もメリットです。

当サイトの計測では、sRGBカバー率は90.9%と思ったほど高い数値ではなかったため、厳密な色再現性を求めないユーザーや、自宅(社内)では外部モニターを使う方に適した製品であると思います。

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i7-9750H、16GBメモリ、GeForce GTX 1650 (4GB)、512GB PCIe SSD

目次

お忙しい方は、「DAIV 5Pの特徴」のみお読みください。

DAIV 5Pの特徴

比較的持ち歩きやすい

DAIV 5Pは、3辺狭額ベゼルを採用しておりボディがコンパクトで、また質量が約2.1kg(実測では1.881kg)からと比較的軽量であることから、持ち運びしやすいノートPCです。外出先で撮影したデジタル写真や動画を、すぐにパソコンで確認、編集する場合などに便利です。

比較的持ち歩きやすい

 

側面からも排気し、排熱も問題なし

DAIV 5Pは、通気性の良いメッシュ状の底面から吸気をし、背面および背面の合計4方向から排気することで、薄型ボディでもしっかりと放熱できています。Core i7-9750Hの高性能CPUに、GeForce GTX 1650の外部グラフィックスを搭載していますが、当サイトの計測では温度は問題のない範囲でした。

吸気・排気

 

メモリやストレージを安価に増やせる

動画編集やRAW現像などのクリエイター向けソフトはメモリがたくさん必要ですし、動画やRAW画像の保存には大容量のストレージが必要です。DAIV 5Pは、安価に大容量のメモリやストレージを搭載できます。

さらに、ストレージは最大3台まで搭載することができます(カスタマイズ画面で選択できるのは2台まで)。

合計3台のストレージを搭載可能

 

色域はそれほど広いわけでもない

DAIV 5Pは、クリエイターPCの「DAIV」ブランドですが、色域はそれほど広いわけでもありません。当サイトによる計測ではsRGBカバー率は90.9%でした。詳細は「液晶ディスプレイのチェック」をご覧ください。プロ向きの液晶ではありませんが、厳密な色の再現性を求めなければ十分使える範囲です。

そこまで広色域ではない

 

キー配列はやや独特

一部のキー配列がやや独特で、やや気になる方もいると思います。詳細は「キーボードのチェック」をご覧ください。

 

クリエイター向けソフトの使用感

Adobe Lightroom Classic CC(写真編集ソフト)

Lightroom

Lightroomは、現状、多くの処理をCPUで行いますが、本製品はCPU性能が高いため、Lightroomの動作は快適です。

100枚のRAWデータ(1枚約45MB)の読み込みも速く、100枚を同期させてのプロファイル補正も高速でした。

また1つの写真を選択後、拡大、露出、彩度、色温度、トーンカーブ、シャープ、ノイズ低減などを、スライダーを動かして変更しても、タイムラグはほとんどなく反映されていました。

最も時間のかかるRAW現像時間も、下表の通りで高速です。なお、メモリは16GB以上の搭載をおすすめします。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間
Core i7-8700
32GBメモリ
71秒
Core i7-9750H
16GBメモリ
86秒 [レビュー機で計測]
Core i7-8565U
16GBメモリ
136秒
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測。
※「Lightroomにおすすめノートパソコン」の記事も興味があればご覧ください。

 

ただし、液晶のsRGBカバー率が90%ほどである点が物足りないです。個人の方がブログやインスタへアップする用途に使う場合は問題ないですが、厳密な色を再現したい方には適しません。

 

Adobe Photoshop CC(画像編集ソフト)

Photoshop

Photoshopも、主にCPUを使って処理するソフトですが、本製品であれば快適に動作します。

7360x4912(約45MB)のRAWデータを開いて、Camera Rawフィルターによる編集、ゆがみ、シャープ、変形などを実行してもほぼタイムラグなしに反映されます。

「被写体を選択」という人工知能を用いた範囲選択も、3秒程度で終わります。

メモリは、8GBでも、フィルター関連の処理を行っても特に遅く感じることなく動作していましたが、メモリ使用量は8GBに近づいていたので、余裕を持つなら16GB、Lightroomなども同時に使うなら32GBあるといいと思います。

ただ、こちらも同じく液晶の色域はもう少し広ければ良かったです。

 

Adobe Premiere Pro CC(動画編集ソフト)

Premiere Pro

Premiere Proは、CPUの他に、グラフィック性能が重要になるソフトです。本製品はGeForce GTX 1650のグラフィックスを搭載しているため、作業は比較的快適です。

今回、4K動画を簡単に編集してみました。テキストの追加・移動、RGBカーブの調整、彩度の変更などを行ってみたところ、ほぼタイムラグなしでプレビュー画面に反映されていました。ただし、グラフィックスへの負荷(使用率)は高めなので、余裕を持たせるならもっと上位のグラフィックスを搭載したPCがいいと思います。

最も時間のかかる書き出し時間は次の通りです。GeForce GTX 1660Tiクラスのグラフィックスを搭載した場合に比べると、やや時間がかかっています。今回は、2分程度の短い動画を書き出しているため、数十秒で終わっていますが、もっと長い動画であったり、エフェクトや補正をたくさん入れてあったり、フレームサイズが大きかったりする場合、もっと上位のグラフィックスを搭載したPCがいいと思います。

なお、メモリは、Premiere Proを起動するだけで8GB近くになりますし、8GBだと書き出しも遅くなるため、16GB以上を推奨します。

Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間
Core i7-9750H/16GB
RTX 2070
45秒
Core i7-9750H/16GB
GTX 1660Ti
47秒
Core i7-9750H/16GB
GTX 1650
65秒 [レビュー機で計測]
Core i7-8565U/16GB
GTX 1650 Max-Q
86秒
Core i7-8565U/16GB
GeForce MX250
162秒
Core i7-8650U/16GB
Intel UHD 620
473秒
※ 4K動画(約2分)に、「テキスト(ブラー付)」+「RGBカーブ補正」+「シャープ」+「自然な彩度」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 1080p HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
※ NVIDIAドライバーが良くなったのか、PremiereProが改善されたのか分かりませんが、最近、書き出し時間が大分短くなったので、上で掲載しているPCは、2019年4月17日に全て計測しなおしました。

 

TMPGEnc Video Mastering Works 7(動画変換/編集ソフト)

TMPGEnc Video Mastering Works

CPUに負荷のかかるx265によるソフトウェアエンコードは、同じCPUを搭載した他のPCと比べると、やや時間がかかっていましたが、UシリーズのCPUと比べると非常に高速です。

また、エンコード中のCPU温度(詳細)も70℃台に収まっていたので安心です。

GeForce GTX 1650を搭載しているため、NVENCも使えます。こちらでエンコードするとやや画質は落ちますが、かなり短い時間で終わります。

TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるエンコード時間
  エンコード時間
x265でエンコード (※1) 18分31秒
QSVでエンコード (※2) 2分55秒
NVENCでエンコード (※3) 1分06秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
※3 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
x265でのエンコード時間
Core i7-8700 12分27秒
Core i7-8750H 16分40秒
同上 18分31秒 [レビュー機で計測]
Core i5-8265U 32分07秒
Core i3-8130U 45分24秒
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です
x265でエンコード時間中のCPUクロック

ターボブースト後の持続可能な状態に落ち着いたときのCPUクロックがやや低めでした。この影響でエンコードはやや時間がかかっていたようです。その代わりCPU温度は高くありません。

 

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイの詳細なチェックです。

本製品は、フルHD 広視野角 非光沢液晶を搭載しています。

液晶の型番は、「BOE NV156FHM-N61」でした。

最大輝度は、当サイトの計測では282cd/m2となっており、普通です。

クリエイター向けPCとしては、色域がそれほど広くない点が気になるところです。詳細は以下をご覧ください。タブを押すと切り替えられます。

  • 視野角
  • RGB
    発色特性
  • 色域
  • 画素・
    ギラつき
  • 映り込み
  • フリッカー

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、緑と青がやや強く発色していることが分かります。写真などを編集する場合は、キャリブレーションしたほうがいいと思います。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

色域は、ノートパソコンとしては比較的広めですが、クリエイター向けPCとしてはやや物足りないです。前述しましたが、当サイトの計測では、sRGBカバー率が90.9%、sRGB比が100.6%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

画素形状です。ギラつきはほぼ感じません。

画面拡大

非光沢液晶なので、映り込みは低減されています。

画面への映り込み

フリッカー(ちらつき)は発生していません。

フリッカーのテスト
※カメラのシャッタースピードを1/800秒にして撮影したときの画面

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

キーピッチは、約18.82mm、キーストロークは約1.4mmとなっており、普通の数値です。キートップはほぼフラットであるものの、底付きの衝撃は低減されており、比較的押しやすいと思います。

キーボード全体図
キーの拡大図

 

キーボード配列はやや独特です。まず「\」がShiftキーの隣にあるせいで、通常よりもShiftキーが狭くなっています。人によっては、Shiftキーを押したつもりが「\」を押してしまうこともあると思います。

左Shiftキーが一般的なキーボードより短い

 

その代わり、通常「\」が配置されてる位置までBackspaceキーが長く伸びているため押しやすいです。

一方、「ろ」の位置は通常よりも一段下がった場所にあります。このキーは「アンダーバー」と一緒になっているため、アンダーバーを多用する方は要注意です。

また、右Shiftキーは、通常Enterキーの真下にありますが、やや左にずれているため、こちらも押し間違いがありそうです。

「ろ」の位置などが一般的なキーボードとは異なる

 

明るさを調整できるLEDキーボードバックライトを搭載しています。

LEDキーボードバックライト

 

タッチパッドの操作性は普通です。

タッチパッド

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPU

CPUには、高性能CPUのCore i7-9750Hを搭載しており、クリエイターPCとして十分な性能です。

CPU性能
~ CINEBENCH R15 ~
Core i7-9750H
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i7-8700 3029
Core i7-9750H 2328 [レビュー機で計測]
Core i5-9300H 1880
Core i7-8565U 1268
Core i5-8265U 1252
Core i3-8145U 952
Celeron 3867U 294
※緑色のバーが、本製品で選べるCPUです
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です

 

グラフィックス

専用グラフィックスとしてはローエンドのGeForce GTX 1650を搭載しており、画像編集や、簡易的な動画編集なども快適です。ただし、プロが行うような映像編集や3D CG制作にはスペック不足です。

グラフィックス性能
~ 3D Mark Fire Strike ~
GeForce GTX 1650
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
デスクトップ用RTX 2080Ti 33778
デスクトップ用RTX 2080 27828
ノート用RTX 2080 24348
デスクトップ用RTX 2070 22766
ノート用RTX 2070 19440
デスクトップ用RTX 2060 18799
デスクトップ用GTX 1660Ti 15656
ノート用RTX 2060 15104
ノート用GTX 1660Ti 14401
ノート用GTX 1060 11452
ノート用GTX 1650 9290 [レビュー機で計測]
ノート用GTX 1050Ti 7898
ノート用GTX 1050 6042
ノート用GeForce MX250 3680
Intel UHD 620 1199
※緑色のバーが、本製品で選べるグラフィックスです
※[レビュー機で計測]と書かれたグラフィックス以外は、他のPCで計測した代表値です

 

グラフィックスの詳細は次のようになっています。

本製品のグラフィックカードのスペック

 

ストレージ

ストレージは、SATA SSD や PCIe SSDを搭載でき高速です。

ストレージ性能
~ CrystalDiskMark ~
512GB PCIe SSD
他のストレージとの比較(Seq Q32T1 Read [MB/s] )
高速PCIe SSD 3500以上
PCIe SSD 1658 [レビュー機で計測]
SATA SSD 550
HDD 140
※緑色のバーが、本製品で選べるストレージです
※[レビュー機で計測]と書かれたストレージ以外は、他のPCで計測した代表値です

 

その他のベンチマークスコア

以下、その他のベンチマーク結果を掲載します。

  • SPECviewperf 13
  • その他の3D Mark
  • SDカード
SPECviewperf 13
~ グラフィック(プロフェッショナル向け)性能の評価 ~
GeForce GTX 1650
3DMark
~ グラフィック性能の評価 ~
GeForce GTX 1650
CrystalDiskMark 6(SDカード)
~ SDカードスロット性能の評価 ~
最大95MB/sのUHS-Iのカードで測定

 

質量のチェック

DAIV 5Pの質量のチェックです。

メーカー仕様表では、約2.1kgとありましたが、当サイトで計測した質量は下表の通り仕様表より軽かったです。今回、HDDを搭載しなかったためだと思われます。外部グラフィックスを搭載した15.6型ノートパソコンとしては、比較的軽量だと思います。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 1.881kg
ACアダプター 572g

 

バッテリー駆動時間のチェック

DAIV 5Pのバッテリー駆動時間チェックです。

本機のバッテリー容量は46.74Whです。普通の容量だと思います。当サイトにて計測したバッテリー駆動時間は次のようになります。普通の駆動時間です。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
JEITA 2.0 測定方法 ※1 約7.4時間
動画再生時 ※2 5時間10分
PCMark 8 Work テスト ※3 計測中
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
※1 メーカー公表値
※2 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
※3 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行

 

 


 

 

以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

動作音は"普通~やや高め"です。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:Adobe Premiere Proで、4K動画にエフェクトをいくつかかけてプレビューした時
左から3番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)
左から4番目:FF14 紅蓮ベンチマーク ループ実行 60fpsに制限(標準品質(デスク)、1920x1080) 

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

普通の温度です。

各パーツの温度
測定環境:室内温度 約26℃、 測定ソフト:HWMonitor
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※FF14ベンチ実行時の温度は、温度が高めになる最後のシーン

 

エンコード時の温度の詳細

下図は、CPU使用率がほぼ100%になるエンコード時のCPU温度の詳細です。上でCPUクロックがやや低めに推移していると記載しましたが、その代わりCPUは70℃台前半と問題ない温度で推移しており、安心して使えると思います。

CPU温度
x265でエンコード中のCPU温度

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。

高い負荷をかけるとキーボード中央付近が熱くなりますが、常時手が触れているパームレスト部分はそれほど熱くならないため、特に不快な感じはありません。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

高性能CPU、GPUを搭載しているため、消費電力はやや高いです。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

外観のチェック

DAIV 5Pの外観のチェックです。

シンプルですが、ナローベゼルを採用することでスッキリとした見た目です。パームレスト部分はシルバーになっているため、指紋などは目立ちません。

 

天板はヘアライン風の模様が入っています。

 

スピーカーは背面にあります。最大音量が低い点が気になります。ノートPC基準で、10点満点で採点すると3~4点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

ヒンジが丸くなっている部分はかっこいいです。

 

Webカメラは液晶下部にあるので、下から見上げるようなアングルになります。

 

電源ボタンです。

 

インターフェースは、充実しています。映像出力端子として、Mini DisplayPortが2つとHDMIがあります。USB Type-Cポートもありますが背面にあり抜き差ししづらいのが残念です。また、SDカードスロットにカードを挿入すると、半分くらい出っ張ります。

 

液晶が開く最大の角度です。このくらい開けば、実用上は十分でしょう。

 

底面です。吸気口はメッシュ状になっています。

 

底面カバーを開けたときの画像です。冷却ファンは2つあり、背面と側面から排気するようになっています。

 

メモリスロットは2つで、換装も可能です。

 

M.2 スロットは2つあります。

 

2.5インチベイもあります。

 

内蔵バッテリーです。

 

ACアダプターは薄型なのでカバンに入れやすいです。容量は120Wです。

 

まとめ

以上が、DAIV 5Pのレビューです。

狭額ベゼルを採用し、本体も薄く、質量もそれほど重くなく、クリエイター向けノートPCとしては持ち運びに便利です。エントリーモデルではあるものの、GeForce GTX 1650も搭載しています。

また、大容量メモリやストレージを安く搭載できるのもメリットです。価格も、外部グラフィックスを搭載した軽めのノートPCの中では安いほうです。

クリエイター向けPCとしては、液晶の色域がそれほど広くありません。当サイトの計測では、sRGBカバー率は90.9%でした。ただし、ブログやインスタへアップするための写真加工・現像や、YouTubeへアップするための動画編集など、厳密な色の再現性を求めない用途なら十分使えると思います。

または、外出先では色味以外の編集を行い、自宅(社内)に戻ってきたら、外部モニターをつないで色を追い込むような場合でも使えると思います。

小さくて軽いクリエイター向けPC

マウス DAIV 5P

特徴

  • コンパクトで、比較的軽い
  • GeForce GTX 1650を搭載
  • sRGBカバー率は、90.9%程度(当サイト計測)

こんなあなたに

  • 持ち運びやすいクリエイター向けPCが欲しい方
  • YouTuberなど、厳密な色再現性が必要ではない方
  • 自宅(社内)では外部モニターを使う方

 

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