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マウスコンピューター NEXTGEAR-NOTE i71100の実機レビュー

ノートPC最高スペック
マウスコンピューター NEXTGEAR-NOTE i71100は、GeForce GTX 980Mを2台搭載したSLI構成の17.3型ゲーミングノートパソコンです。
非常に高いグラフィック性能で、ほとんどのゲームを、最高品質のグラフィック設定でプレイ可能でしょう。
グラフィックスだけでなく、CPUは最大でCore i7-4910MQ、ストレージはSSD RAID 0 を搭載でき、非常に高性能です。
筆者の知る限りでは、コンシューマー向けノートパソコンの中で、最も高いスペックのパソコンです。
メーカーサイト:
マウスコンピューター(NEXTGEAR-NOTE i71100)
※レビュー機はメーカーからの貸出機です
目次
NEXTGEAR-NOTE i71100の基本スペック
NEXTGEAR-NOTE i71100の基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2015年1月21日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。
CPU 第4世代インテルCPUを選択可能です。本機はCore i7-4910MQです。 |
グラフィックカード GeForce GTX 980M(8GB) SLIを搭載しています。 |
液晶ディスプレイ 17.3型ワイドの非光沢液晶です。解像度は1920×1080のフルHDです。 |
メモリ 最大32GBまで選択できます。本機は32GBを搭載しています。 |
mSATA SSD mSATA SSDを選択可能です。2台でRAID 0も可能です。本機は512GB(256GB x2 のRAID 0)です。 |
2.5インチ HDD/SSD 2.5インチのHDDを2台まで搭載可能です。本機は1TBのHDDを搭載しています。 |
光学ドライブ DVDスーパーマルチまたはブルーレイディスクドライブを選択できます。 |
バッテリ駆動時間 メーカー公表値で約3.5時間(JEITA測定法2.0)です。 |
特徴1 - GeForce GTX 980MのSLI構成
NEXTGEAR-NOTE i71100は、ノートパソコン用グラフィックスとしては最高峰に位置するGeForce GTX 980Mを2台も搭載したSLI構成のゲーミングノートパソコンです。
ゲームベンチマークのスコアは下の表のようになっています。なお、最新のグラフィックドライバーをインストールしようと思ったのですが、「互換性のあるハードウェアが見つからない」というエラーが表示され、インストールできませんでした。そのため初期ドライバーの「344.00」でテストしています。
結果は、ノートパソコンとは思えないほどの非常に高いスコアです。今回試したゲームについては、最も高いグラフィック品質でも平均フレームレートが60fpsを超えるスコアでした。ゲームによっては、デスクトップパソコン用のGeForce GTX 970と同等程度のハイスコアでした。
製品名 | マウスコンピューター NEXTGEAR-NOTE i71100 |
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基本スペック | Core i7-4910MQ GeForce GTX 980M(8GB)SLI |
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ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア キャラクター編 |
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標準品質 ★ | 23793 (非常に快適) |
最高 | 17351 (非常に快適) | |||
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ファンタシースターオンライン2 ver.2 | ![]() |
描画:3 | 136715 (快適) |
描画:5 | 76009 (快適) | |||
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バイオハザード6 | ![]() |
― | RANK S (17236) |
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モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) | ![]() |
― | 20740 |
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ドラゴンクエストX | ![]() |
標準 | 17810 (すごく快適) |
最高 | 17773 (すごく快適) | |||
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GRID Autosport | ![]() |
ウルトラロー | 290 fps |
ミディアム | 152 fps | |||
ウルトラ | 111 fps | |||
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トゥームレイダー | ![]() |
LOW | 451 fps |
HIGH | 288 fps | |||
ULTIMATE | 129 fps | |||
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Metro Last Light | ![]() |
Low | 122 fps |
High | 120 fps | |||
Very High | 108 fps | |||
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スリーピングドッグス | ![]() |
低 | 209 fps |
高 | 150 fps | |||
最高 | 108 fps | |||
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ドラゴンエイジ:インクイジション | ![]() |
低 | 145 fps |
高 | 109 fps | |||
最高 | 83 fps | |||
★デスクトップPCの場合は「標準品質(デスクトップPC)」、ノートPCの場合は「標準品質(ノートPC)」の設定にしています。 ※fpsの掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません ※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。 ※ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア は、約7000スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ファンタシースターオンライン2 ver.2は、約2700スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※バイオハザード6は、約9000スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※通常の液晶ディスプレイは60Hz駆動であるため、ゲームを快適にプレイするには最低でも平均60fpsは欲しいです。ただし、平均fpsが60でも最小fpsはもっと小さいため、60fpsを切らないようにプレイするには平均80~100fpsは欲しいです。また、120Hz駆動の液晶ディスプレイを使用している方は、最低でも平均120fpsは欲しいです。 |
この他にも、「METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES」や「ドラゴンエイジ:インクイジション」、「ウォッチドックス」などをプレイし、フレームレートを計測しました。詳細は下記リンク先をご覧ください。
GPU-Zで確認したGeForce GTX 980Mの情報は次の通りです。グラフィックメモリが8GB搭載されています。GeForce GTX 980Mには4GBのグラフィックメモリを搭載しているものもあるため、それよりも高性能です。

GeForce GTX 980Mのグラフィックカードのスペック
特徴2 - トリプルファンで冷却も万全
本製品は、2つのグラフィックスそれぞれに専用のGPUファンを搭載しています。CPUファンと合わせると合計3つのファンを搭載し、冷却性を高めています。
ゲームプレイ時のグラフィックスの温度については、「パーツの温度のチェック」をご覧ください。

合計3つの冷却ファン
特徴3 - SSD RAID 0 + 2台HDDの構成も可能
本製品は、2台のmSATA SSDでRAID 0 を組むことが可能です。
また、mSATA SSDの他に、2台の2.5インチHDDも搭載可能です。
それぞれのストレージは、下図の位置にあります。ただし、底面カバーを空けただけでは、1台のmSATA SSDの場所が分かりませんでした。もう少し分解する必要がありそうです。

ストレージ
512GB(256GB x2 のSSD RAID 0)のCrystalDiskMarkの結果は次の通りです。シーケンシャルアクセスはそれほどでもありませんが、ランダムアクセスが非常に高速です。

RAID SSD 0 のベンチマーク
特徴4 - スピーカーの周波数特性が大幅に改善し、音質UP
スピーカーの音質も改善されています。従来のスピーカーは内部に音漏れが発生していましたが、バックチャンバーを付けることにより音漏れを抑制することができるようになりました。
過大な期待は禁物ですが、ノートパソコンの中では音質は良いと思います。

周波数特性を改善(旧モデルでの説明資料。特性やスピーカー形状は本機とやや異なる可能性があります)

スピーカー

底面のサブウーファー
特徴5 - フルカラーのLEDキーボードバックライトを搭載
本機はキーボードバックライトは、3段階の明るさで、3つのエリアに分けて色を変えられます。また、ランダム、ブリーズ、サイクル、ウェーブ、ダンス、テンポ、フラッシュなどの点灯方法も可能です。ゲーム時に使う左側のキーのみ点灯させることもできます。

LEDバックライト管理アプリケーション

キーの拡大図1

キーの拡大図2
液晶ディスプレイのチェック
液晶ディスプレイのチェックです。
視野角はそれほど良くありません。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)
カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、寒色系の画面であることが分かります。ゲーミングパソコンであれば、多少青っぽくても問題ないと思います。眼の疲れが気になる方は、「JINS PC」などのPCメガネをかけると良いと思います。
色域は、ノートパソコンとしては広いです。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成
画素は次の通りです。醜いギラつきは感じません。


キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードとタッチパッドのチェックです。
キーピッチは実測で横:18.5mm、縦:19mmとなっています。また「Enterの下側」や「-」、「.」、「?」などのキーが他のキーよりもやや幅が狭いです。17型クラスの大きなPCであるため、もう少しキー幅を広くしても良かったと思います。
キーストロークは約2mm、押し出しと底付き感は比較的柔らかく、押したときの音も静かです。
キーボード全体図
キーの拡大図1
キーの拡大図2
タッチパッドの操作性は普通です。

タッチパッド
「Control Center」というソフトで、左のWindowsキーを無効化することが出来ます。なお、このソフトから、ヘッドフォンのプリセットの変更、ファン速度の調整なども可能です。

Windowsキーを無効化することが可能
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
CPU、グラフィックス、ストレージとも非常に高い性能です。コンシューマー向けノートパソコンの中で、筆者が知っている限りでは最もスペックの高いノートパソコンです(2015年1月21日時点)。
Core i7-4910MQ、GeForce GTX 980M SLI、32GB メモリ、SSD RAID 0 構成のベンチマーク結果を、下に掲載します。非常に高いスコアです。
PassMark Performance Test 8.0
3DMark
※ FIRE STRIKE:高性能GPU向け、SKY DIVER:ミドルレンジGPU向け、
CLOUD GATE:一般ノート向け、ICE STORM:タブレットやスマホ等のモバイル向け
PCMark 8
動画のエンコード時間
Core i7-4910MQ | |
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x264でエンコード | 12分41秒 |
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換
カードリーダー/ライターのチェック
内蔵カードリーダー/ライターのチェックです。
スロットは本体の左側面にあります。挿入後のSDカードの出っ張りはほとんどありません。

SDカード挿入後の外観
カードリーダー/ライターのCrystalDiskMarkのベンチマーク結果は次の通りです。高速です。ただし、UHS-Ⅱには対応していません(カードは使えますが速度が下図より下がります)。


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