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マウスコンピューター NEXTGEAR-NOTE i71100でゲームをプレイ!

更新日:2015年1月22日

「GeForce GTX 980M 」を2基搭載したフルスペックゲーミングノート

マウスコンピューター NEXTGEAR-NOTE i71100は、ノートPC向けGPUの最上位モデル「GeForce GTX 980M」を2基搭載したSLI構成のモデルです。現状ではゲーミングノートPCの中では最上位のモデルになります。

「GeForce GTX 980M」は、単体でもミドルクラスのデスクトップ用GPUに並ぶほどの性能ですが、これを2台搭載しているとなると、ハイクラスのデスクトップ用GPUに匹敵する3D性能を持ったゲーミングノートパソコンだと思います。

これほどの性能をフルに活かせるゲームも、今のところ少ないのですが、実際に古いゲームから最新のゲームまでいくつかゲームをプレイし、フレームレートを計測してみました。スコアはSLI無効時と有効時で比較しています。

また、GeForce GTX 900シリーズから新たに追加された、DSR(ダイナミックスーパーレゾルーション)機能とMFAA(マルチフレームアンチエイリアシング)機能に関しては、SLI構成ではグラフィックドライバーを最新に更新できなかったため、未検証です。(DSR機能に関しての記事はこちら

本機の構成は、OS:Windows 8.1、CPU:インテル Core i7-4910MQ、グラフィックス:NVIDIA GeForce GTX 980M SLI(8GB×2)、搭載メモリは32GBです。なおグラフィックスドライバ-のバージョンは「344.00」となっています。

METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES


マウスコンピューター NEXTGEAR-NOTE i71100で
「METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES」をプレイ

まずはKONAMIより発売されているSTEAM版「METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES」をプレイ。元々は今年に発売が予定されているメタルギアシリーズの最新作「METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN」のプロローグ版として、PlayStation 4やXbox Oneなどの家庭用で発売されていたのですが、2014年12月18日に全世界でSTEAMで配信されました。

この事はスチーマーであるメタルギアシリーズファンにとって嬉しい出来事であり、今後KONAMIがPCゲーム市場に参入してくるという意味でも、大きなニュースでもあります。

さて、家庭用のPS4版とPC版での違いですが、やはりPC版の方がグラフィックが向上しており、グラフィック設定からはディテールやテクスチャなど細かい調整が可能となっています。ただ残念なのは垂直同期をオフにしても、フレームレートの上限は60fpsということ。

一応、このゲームはSLI構成に対応しているそうなのですが、グラフィック設定をいくら上げても、上限が60fps固定なので、それを割らないように調整していくことになります。

動作検証にはSLI無効時と有効時で、MISSIONの初めから終わりまで、「Fraps Version 3.5.99」を使ってフレームレートを計測。グラフィック設定は下の写真の通り、どれも最大の「Extra High」です。垂直同期はオフにしています。


テストに用いたグラフィック設定

Extra High設定でも60fpsをキープ。噂の「FOX ENGINE」はかなり軽かった。

結果は下記の通り、SLI無効時でも平均fpsは常に60fpsをキープしており、軽快に動作してくれます。これなら旧世代のノート用GPUでも軽快に動作してくれそうです。小島プロダクション独自のゲームエンジン「FOX ENGINE」ですが、むしろこれほどの美麗なグラフィックでここまで軽いとは驚きです。これほどスコアに余裕があると、DSR機能を使った4K解像度でのプレイもできそうです。グラフィックはさらに美しくなることでしょう。本作はプロローグ版ということで、価格も2,000円ちょっとで購入できるので、メタルギアシリーズファンの方や「FOX ENGINE」がどんなものか気になるという方は、是非STEAMからプレイしてみてください。

METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES
グラフィック設定 SLI 平均fps 最小 最大
Extra High 無効 59.9 59 61
Extra High 有効 59.9 59 61
「Fraps Version 3.5.99」で検証

Extra High設定でのスクリーンショット



Dragon Age: Inquisition(ドラゴンエイジ:インクイジション)


マウスコンピューター NEXTGEAR-NOTE i71100で
「Dragon Age: Inquisition」をプレイ

つぎにドラゴンエイジシリーズの最新作、PC版「ドラゴンエイジ:インクイジション」をプレイ。

美麗なグラフィックとファンタジーかつダーク感のある世界観に、アクションRPGとシミュレーションRPGが融合した戦闘システム、主人公の選択肢により変わっていく世界、まさにRPGの完成形とも言える本作です。

昨年末に発売されたばかりの最新作というだけあり、グラフィック負荷もかなりのものですが、最上位GPUである「GeForce GTX 980M 」を2基搭載した本機なら、快適にプレイできることでしょう。

動作検証にはプリセットの低品質から最高品質までの4つのグラフィック設定で、ゲーム内ベンチマークを使って検証します。最大fpsだけはベンチマークでは計測できないので、最大fpsは「Fraps Version 3.5.99」を使って計測した数値になります。解像度は1920×1080ドット、垂直同期はオフにしています。


テストに用いた画面表示設定

テストに用いたグラフィック設定

「GeForce GTX 980M SLI」構成なら、最高品質でも快適にプレイできる

結果は下記の通り、SLI無効だと、最高品質では平均fpsは60を下回る45.7fpsと、やや快適という結果だったのですが、SLI有効時だと最高品質で平均fpsは82.6fpsというかなり余裕のあるスコアになりました。実際にゲームをプレイしてみても、カクツキもなく、敵が密集している地帯やドラゴンとの戦闘でもとても快適にプレイすることができます。

SLI 無効
グラフィックの品質 平均fps 最小 最大 感想
低品質 137.5 108.0 155 とても快適
中品質 122.8 99.4 142 とても快適
高品質 67.8 58.5 83 快適
最高品質 45.7 38.1 59
やや快適
ベンチマークで検証

SLI 有効
グラフィックの品質 平均fps 最小 最大 感想
低品質 145.0 119.9 177 とても快適
中品質 136.4 117.4 165 とても快適
高品質 109.4 93.2 137 とても快適
最高品質 82.6 63.7 103
とても快適
ベンチマークで検証

Watch Dogs(ウォッチドッグス)


マウスコンピューター NEXTGEAR-NOTE i71100で
「ウォッチドッグス」をプレイ

次にUBIソフトより発売されている「Watch Dogs」をプレイ。実際のシカゴの街を表現したリアルなグラフィックと、オープンワールド型の本作は、デスクトップPCでプレイするにもハイエンドなGPUが必要になるゲームですが、「GeForce GTX 980M」を2基搭載した本機なら、かなり快適に動作するのではないでしょうか。

動作検証には全体の画質設定(プリセット)の「低」「中」「高」「最大」の4つのグラフィック設定で、ひと通り街を散策し、「Fraps Version 3.5.99」を使って平均fpsを計測しました。

画面表示設定では、垂直同期はオフ、テクスチャの設定はデスクトップPCと同様に、高設定にしています。解像度は1920×1080ドット。なおfpsは、街中の交通量でも大きく変わってきますので、あくまでも数値は参考程度になります。


テストに用いた画面表示設定

テストに用いたグラフィック設定

「GeForce GTX 980M SLI」構成なら、最大設定でSweetFXなどのMODを適用する余裕も

結果は下記の通り、最大設定だとSLI無効でも平均fpsは60を上回っており、SLI有効時だと86.7fpsとかなりのハイスコアです。これなら最大設定でSweetFXや高解像度MODなどを適用する余裕もあります。かなり負荷の高かったあのウォッチドッグスも、ノートパソコンで快適にプレイ可能です。

SLI 無効
全体の画質設定 平均fps 最小 最大 感想
132.1 118 146 とても快適
110.6 100 119 とても快適
78.6 73 86 とても快適
最大 67.5 60 74
快適
「Fraps Version 3.5.99」で検証

SLI 有効
全体の画質設定 平均fps 最小 最大 感想
133.4 121 153 とても快適
117.2 105 127 とても快適
93.8 81 103 とても快適
最大 86.7 63 97
とても快適
「Fraps Version 3.5.99」で検証

FARCRY 3(ファークライ3)


マウスコンピューター NEXTGEAR-NOTE i71100で
「ファークライ3」をプレイ

つぎにUBIsoftから発売されている「FARCRY 3」をプレイ。ジャングルを舞台としたオープンワールド型FPSゲームである本作。続編である日本語版「FARCRY 4」の発売を控え、是非プレイしておきたい作品です。

発売当時はかなり重いゲームとされていたのですが、今や「GeForce GTX 980M」を搭載した本機なら、最高設定でも快適に動作してくれます。さらにSLI構成ならどこまでスコアが伸びるのでしょうか。

動作検証にはLOWからULTRAまでのそれぞれのグラフィック設定で、ジャングルをひと通り探索して、「Fraps Version 3.5.99」のベンチマークを使い、平均FPSを計測しました。ゲームの解像度は1920×1080ドットのフルスクリーン表示。垂直同期は下記の写真のようにオフにし、アンチエイリアスもオフにしています。


テストに用いたグラフィック設定

ついにULTRA設定で100fpsをラクラク越える

結果は下記の通り。「GeForce GTX 980M」単体でもULTRA設定での平均fpsは86.5と余裕があり、SLI有効だと平均fpsは111.8と、ついに100を軽く越えるようになりました。これほどのスコアならアンチエイリアスをかける余裕やDSR機能を使った4K解像度でのプレイもできるでしょう。今月発売の「FARCRY 4」も最大設定で十分プレイできるのではないでしょうか。

SLI 無効
グラフィック設定 平均fps 最小 最大 感想
LOW 150.1 133 166 とても快適
MEDIUM 134.9 116 157 とても快適
HIGH 103.1 98 109 とても快適
VERY HIGH 90.6 86 100 とても快適
ULTRA 86.5 82 91 とても快適
「Fraps Version 3.5.99」で検証

SLI 有効
グラフィック設定 平均fps 最小 最大 感想
LOW 152.6 137 171 とても快適
MEDIUM 142.2 125 164 とても快適
HIGH 118.2 109 131 とても快適
VERY HIGH 115.7 103 129 とても快適
ULTRA 111.8 94 125 とても快適
「Fraps Version 3.5.99」で検証

BATTLEFIELD 4(バトルフィールド4)


マウスコンピューター NEXTGEAR-NOTE i71100で
「バトルフィールド4」をプレイ

つぎにElectronic Artsより発売されている「バトルフィールド4」をプレイ。すべてが詰め込まれたプレミアム版「バトルフィールド 4 プレミアムエディション」の発売もあり、最新作「バトルフィールド ハードライン」の発売も控えてはいるものの、未だに根強い人気のあるFPSゲーム。

本作は既に軽めのゲームとして認識されつつあり、「GeForce GTX 980M」を2基搭載した本機だと、オーバースペックとも言えるくらいのゲームですが、どこまでスコアが出るか検証してみます。

動作検証には「低」「中」「高」「最高」の4つのグラフィック設定で、シングルプレイの1ステージ目をプレイし、「Fraps Version 3.5.99」を使ってスコアを測定しました。グラフィック設定では垂直同期はオフに設定し、画面解像度はいずれも1920×1080ドットのフルスクリーン表示となっています。


テストに用いたグラフィック設定

最高設定でも平均fpsは130台とかなりの余裕あり

結果は下記の通り。「FARCRY 3」と同様、「GeForce GTX 980M」単体でも最高設定での平均fpsは82.2fpsと非常に高く、SLI有効だと平均fpsは137.6fpsとかなり余裕をもったスコアになりました。

SLI 無効
グラフィック設定 平均fps 最小 最大 感想
178.2 156 197 とても快適
161.6 134 186 とても快適
115.4 98 136 とても快適
最高 82.2 66 94 とても快適
「Fraps Version 3.5.99」で検証


SLI 有効
グラフィック設定 平均fps 最小 最大 感想
181.0 165 200 とても快適
173.3 149 196 とても快適
162.6 139 183 とても快適
最高 137.6 111 158 とても快適
「Fraps Version 3.5.99」で検証


所感

以上が「GeForce GTX 980M」を2基搭載した、SLI構成のNEXTGEAR-NOTE i71100で実際にゲームをプレイしてみたレビューとなります。

ノート向けGPUの中でも最上位に当たる「GeForce GTX 980M」を2基搭載した本機は、デスクトップをも凌ぐレベルの3D性能で、古いゲームから最新のゲームまで最高設定で快適にプレイできること間違いなしでしょう。今年に発売される最新のゲーム「ファークライ4」や「ウィッチャー3」、「バトルフィールド ハードライン」や「Grand Theft Auto V」なども、かなりの高設定で快適にプレイできることでしょう。

正直ノートパソコンにしてはオーバースペックな気もしますが、なんでもモバイル化というこの時代。今後はゲームをするのにデスクトップよりもノートパソコンという考えが主流になっていくのかもしれません。特にデスクトップは大きすぎるという方や持ち運びたいという方には、しばらくは、これ1台で今後発売されるどのゲームにも対応していけると思います。

今回用いたマウスコンピューター NEXTGEAR-NOTE i71100の詳細・購入は下記をご覧ください。

詳細はこちら
メーカーサイト:マウスコンピューター(NEXTGEAR-NOTE i71100)