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マウスコンピューター m-Book T / NEXTGEAR-NOTE i5510

更新日:2015年11月30日

後継モデルが発売されています。
詳細はこちらをご覧ください。
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マウスコンピューター m-Book T の実機レビュー

GTX 960M搭載機でおそらく最安

m-Book Tは、人気のGeForce GTX 960Mを搭載した15.6型ゲーミングノートパソコンです。

筆者が調べた限りでは、GeForce GTX 960Mを搭載したノートパソコンの中で、最も安価でした。

ストレージは2台搭載可能(1台はmSATA)で、SSD+HDDの構成が可能です。液晶は、非光沢のフルHDを搭載しています。

なお、m-Book TとNEXTGEAR-NOTE i5510は、同じ製品です(ロゴマークなどは異なります)。今回は、後者の製品でレビューしています。


※レビュー機はメーカーからの借用品です

目次

m-Book T / NEXTGEAR-NOTE i5510の基本スペック

m-Book T / NEXTGEAR-NOTE i5510の基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2015年11月30日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。

CPU
第4世代インテルCPUを選択可能です。本機はCore i7-4710MQです。
グラフィックカード
NVIDIAの GeForce GTX 960M(4GB)を搭載しています。Optimus対応です。
液晶ディスプレイ
15.6型ワイドの非光沢液晶です。解像度は1920×1080のフルHDです。
メモリ
最大16GBまで選択できます。本機は16GBを搭載しています。
2.5インチ HDD/SSD
HDDやSSDを選択可能です。本機は1TBのHDDです。
mSATA SSD
左のストレージの他にmSATA SSDも選択可能です。本機は128GB SSD搭載です。
光学ドライブ
DVDスーパーマルチまたはブルーレイディスクドライブを選択できます。
バッテリー駆動時間
メーカー公表値で約5.4時間です。
 

特徴1 - GeForce GTX 960M搭載PCとしてはおそらく最安

2015年11月29日に筆者が調べた限り、GeForce GTX 960M搭載PCの中で、m-Book Tは最も価格が安いです。

下表が各社の価格です。Core i7のCPUを搭載した構成で価格を比較しています。C社も同じ価格ですが、キャンペーン中の価格で、通常は129,800円となっています。また、本製品は120GB mSATA SSDプレゼントキャンペーンを実施中でさらにお得です。なお、m-Book T/ NEXTGEAR-NOTE i5510は、Core i5のモデルも用意されており、この場合、99,800円(税別)の価格で購入可能です。

GeForce GTX 960M搭載パソコンの比較(HQシリーズ Core i7搭載の製品のみ)
  m-Book T A社 B社 C社
スペック Core i7-4710MQ
GTX 960M(4GB)
Core i7-6700HQ
GTX 960M(2GB)
Core i7-6700HQ
GTX 960M(2GB)
Core i7-4720HQ
GTX 960M(4G)
価格(税抜) 119,800円 129,980円 129,980円 119,800円

特徴2 - メモリ4GBのGeForce GTX 960M搭載

本製品は、ミドルスペックのグラフィック性能で、価格も安いGeForce GTX 960Mを搭載しています。コストパフォーマンスが高く人気のグラフィックスです。

また、GeForce GTX 960Mのメモリは通常2GBですが、本製品は4GBのメモリを搭載しており、やや性能が良くなっています。

ゲームベンチマークの結果は次の通りです。なお、グラフィックドライバーバージョンは、執筆時点で最新の「359.00」です。比較のために、2GBメモリ搭載時の旧モデルのスコアも掲載していますが、4GBメモリ搭載時のほうがベンチマークスコアがやや良いことが分かります。グラフィック設定を最高品質にするとカクつくゲームも多いですが、中品質程度なら、快適にプレイできるゲームが多いです。

ゲームベンチマーク
製品名 マウスコンピューター
m-Book T
(NEXTGEAR-NOTE i5510)
マウスコンピューター
旧m-Book T
(NEXTGEAR-NOTE i5500)
スペック Core i7-4710MQ
GTX 960M(4GB)
Core i7-4710MQ
GTX 960M(2GB)
ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド (DirectX 11)
標準品質 ★ 9343 (非常に快適) 未計測
高品質 ★ 6256 (とても快適) 未計測
最高品質 4279 (快適) 未計測
ファイナルファンタジー XIV
キャラクター編
標準品質 ★ 12150 (非常に快適) 10995 (非常に快適)
最高品質 6309 (とても快適) 5894 (とても快適)
ドラゴンズドグマオンライン
低品質 6866 (快適) 未計測
標準品質 6667 (快適) 未計測
最高品質 6151 (快適) 未計測
ファンタシースターオンライン2 ver.2 描画:3 23708 (快適) 16386 (快適)
描画:5 14328 (快適) 10764 (快適)
バイオハザード6 RANK S (6317) RANK A (5977)
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) 9058 8056
ドラゴンクエストX 標準品質 13131 (すごく快適) 13253 (すごく快適)
最高品質 11357 (すごく快適) 11643 (すごく快適)
GRID Autosport ウルトラロー 184 fps 163 fps
ミディアム 87 fps 85 fps
ウルトラ 50 fps 47 fps
トゥームレイダー LOW 157 fps 151 fps
HIGH 70 fps 68 fps
ULTIMATE 35 fps 31 fps
Metro Last Light Low 66 fps 67 fps
High 46 fps 46 fps
Very High 36 fps 37 fps
スリーピングドッグス 低品質 108 fps 112 fps
高品質 51 fps 50 fps
最高品質 24 fps 23 fps
ドラゴンエイジ:インクイジション 低品質 71 fps 64 fps
高品質 32 fps 31 fps
最高品質 21 fps 21 fps
★デスクトップPCの場合は「標準品質(デスクトップPC)」と「高品質(デスクトップPC)」、ノートPCの場合は「標準品質(ノートPC)」と「高品質(ノートPC)」の設定にしています。
※フレームレート(fps)の掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません
※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。
※ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド は、約7700スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア は、約7000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ドラゴンズドグマオンラインは、約5800スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ファンタシースターオンライン2 ver.2は、約2700スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※バイオハザード6は、約9000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※通常の液晶ディスプレイは60Hz駆動であるため、ゲームを快適にプレイするには最低でも平均60fpsは欲しいです。ただし、平均fpsが60でも最小fpsはもっと小さいため、60fpsを切らないようにプレイするには平均80~100fpsは欲しいです。また、120Hz駆動の液晶ディスプレイを使用している方は、最低でも平均120fpsは欲しいです。

 

GPU-Zで確認した各グラフィックスの情報は次の通りです。


各グラフィックスの詳細

 

なお、他のノートパソコン用グラフィックスのベンチマークスコアを知りたい場合は、「ゲーム用ノートパソコンの比較」のページをご覧ください。

特徴3 - SSD + HDD搭載可能

本製品は、mSATAスロットと2.5インチSATAスロットを搭載しており、mSATA SSD + HDDの構成にすることが可能です。OSとデータ領域とを分けたり、1つをバックアップ領域にしたりすることが可能です。


mSATAスロットと2.5インチSATAスロットを搭載

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

視野角は良くないです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、青色がかなり下げ調整であることから、寒色系の画面であることが分かります。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域は普通です。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

画素形状です。ギラつきはそれほど感じません。


キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

実測で、キーピッチは縦:約19mm、横:約19mm、キーストロークは約2.0mmです。キートップはほぼフラットです。ノートパソコンの割には、押したときに「カツッ」という音がなるキーがある点が、やや気になります。


キーボード全体図


キーの拡大図1


キーの拡大図2

 

タッチパッドの操作性は普通です。


タッチパッド

 

テンキーが搭載されている影響で、ホームポジションが左側に寄っています。さらに、タッチパッドが本体中央にあるため、右手のみがタッチパッドに触れやすく、マウスポインターが意図せず動きやすいです。タッチパッドは無効にして、マウスを使うほうが良いと思います。「Fn」+「ESC」で無効にすることが可能です。


手をホームポジションに置いたとき、右手のみタッチパッドに触れて、マウスポインターが誤動作する

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

4コアCPUに、GeForce GTX 960Mを搭載し、比較的高い処理性能です。

Core i7-4710MQ、GeForce GTX 960M(4GB)、16GB メモリ、128GB SSD+1TB HDDの構成でのベンチマーク結果は次の通りです。

PassMark Performance Test 8.0

3DMark


※ FIRE STRIKE:高性能GPU向け、SKY DIVER:ミドルレンジGPU向け、
CLOUD GATE:一般ノート向け、ICE STORM:タブレットやスマホ等のモバイル向け

PCMark 8 - Home accelerated

動画のエンコード時間

注意:2015年10月24日より、エンコードのテスト内容を変更しました。

TMPGEnc Video Mastering Works 6によるエンコード時間
  Core i7-4710M
GeForce GTX 960M
x265でエンコード (※1) 30分42秒
x264でエンコード (※2) 12分41秒
NVENCでエンコード (※3) 7分56秒
QSVでエンコード (※4) 7分30秒
XAVC Sの動画(約5分、4K)をMP4(FHD)へ変換。x265はH.265/HEVC、それ以外はH.264/AVCへ変換
※1 4Kや8Kにも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが、出力ファイル容量は従来の約半分
※2 H.264エンコーダーの中で、現在人気の高いエンコーダー。ほどほどの速度で高画質
※3 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載される最新ハードウェアエンコーダー。従来のCUDAより速度、画質とも向上
※4 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー。エンコードが高速

ストレージのベンチマーク


128GB SSD
(CrystalDiskMark 5 で計測)

1TB HDD
(CrystalDiskMark 5 で計測)

SDカードのベンチマーク

高速です。ただし、UHS-Ⅱには対応していません(カードは使えますが、逆に速度が下がります)。


UHS-Ⅰ対応カード

 

 

 

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