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レノボ ThinkPad X220 の実機レビュー(2)

更新日:2011年05月21日
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ThinkPad X220で装着可能な3つのバッテリについて、駆動時間、重量、本体の薄さを検証しました。

検証したバッテリは、次の通りです。

 

バッテリ駆動時間のチェック - 6セル、9セルが実用的な駆動時間

4,6,9セルバッテリをそれぞれ搭載したときのバッテリ駆動時間の結果です。

テストではハードディスクに保存したDVD相当画質の動画を再生させ、休止状態へ入るまでの時間を計測しました。画面の輝度は中間の「8」設定にしました。

テストの結果は次の通りです。

4セルバッテリではモバイルノートPCとして駆動時間が短すぎます。バッテリ駆動時間だけ見た場合、実用的なのは6セルバッテリまたは9セルバッテリでしょう。

また、SSDモデルのX220のほうが駆動時間がやや伸びます。

バッテリ駆動時間の実測結果
チェック内容 HDDモデル SSDモデル
4セルバッテリ 2時間19分 2時間36分
6セルバッテリ 5時間03分 5時間41分
9セルバッテリ 7時間42分 8時間59分

 


↑【HDDモデル】


↑【SSDモデル】

重量のチェック - 6セルでも1500gオーバー

次に、バッテリのみの重量および、バッテリ装着時のパソコンの重量の計測結果です。

結果を見ると、HDDモデルの場合、6セルバッテリでも1500g以上あります。

ちなみに、私が所持している旧モデルX201sは、6セルバッテリで1326gでした。X220は4セルバッテリでもこれ以上の重さです。X220sがラインナップに無いのが惜しまれます。

体力のある方や、車での移動が主な方は9セルバッテリでも良いですが、頻繁に持ち歩く方は、4セルか6セルバッテリになるでしょう。

HDDモデルとSSDモデルを比較すると、HDDモデルのほうが約50gほど重くなりました。

重量の実測結果
チェック内容 HDDモデル SSDモデル
4セルバッテリ 1392g 1342g
6セルバッテリ 1523g 1473g
9セルバッテリ 1690g 1639g

 


↑【HDDモデル】


↑【SSDモデル】

 

また、バッテリのみの重さは次のようになっています。


バッテリのみの重量。

本体の厚さのチェック - 比較的薄い

薄さの結果です。ゴム足から天板までの高さを計測しています。

6セルバッテリは、4セルバッテリよりも約0.45cmほど厚さ(高さ)がでます。9セルバッテリは、6セルバッテリと厚さはほとんど変わりませんが、後方に2.3cmほど出っ張ります。

厚さ(高さ)の実測結果
バッテリの種類 X220の厚さ
4セルバッテリ 約3.15cm
6セルバッテリ 約3.60cm
9セルバッテリ 約3.65cm

 


バッテリ装着時の本体の高さ。

 

以上が、ThinkPad X220の各バッテリの比較でした。

すべてを考慮すると、6セルバッテリが無難ではないかと思います。

 

次のページでは、ThinkPad X220の騒音値や内部温度を計測した結果を紹介します。

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