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レノボ ThinkPad T14s Gen 4の実機レビュー

更新日:
CPU Ryzen 5 PRO 7540U
Ryzen 7 PRO 7840U
メモリ 16GB / 32GB
ストレージ 最大2TB SSD
液晶サイズ 14型 16:10
液晶種類 1920x1200 IPS
2880x1800 OLED など
質量 約1.26kg~
バッテリー 最大 約23.1時間 (57Wh)
価格[税込] 15万円台~
Zen4世代のRyzenプロセッサー搭載

ThinkPad T14s Gen 4は、Zen4世代のRyzenプロセッサーを搭載したモバイルノートPCです。

マルチコア性能はもちろん、シングルコア性能も前世代よりも向上し、内蔵グラフィックの性能も比較的高く、用途の幅が広がっています。

また、ディスプレイの選択肢が多く、用途に合ったものを選びやすいです。キーボードも打ちやすいので作業がしやすいでしょう。

類似機種のThinkPad X1 Carbonよりも重いですが、プロセッサーの性能はT14sのほうが高く、価格も安いです。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は以下の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Ryzen 7 PRO 7840U、16GBメモリ、512GB SSD、1920x1200液晶

 

セール情報

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レノボ ThinkPad X1 Carbon

 

目次

お忙しい方は、「ThinkPad T14s Gen 4 の特徴」のみお読みください。

 

ThinkPad T14s Gen 4の特徴

Zen4世代のRyzen 7 PRO 7840Uプロセッサー搭載

ThinkPad T14s Gen 4は、Zen4世代のRyzen 7 PRO 7840Uプロセッサーを搭載しているのが特徴の製品です。ノートPC向けのZen4世代のRyzenプロセッサーは発表されてから割と時間が経ちますが、実際にこのプロセッサーが搭載された機種は、数が非常に限られています。そんな中、本製品はZen4世代のRyzen 7 PRO 7840Uプロセッサーを搭載した貴重なノートPCです。

Zen4世代のRyzen 7 PRO 7840Uを搭載

 

CINEBENCH R23のマルチコアのスコアは下のようになっています。Zen 3+世代のRyzen 7 7735Uの約1.14倍のマルチコア・スコアが出ていました。また、Zen 3+世代まではあまり高くなかったシングルコアのスコアも大きく向上しています。

CINEBENCH R23(マルチコア)
Core Ultra 7 155H 14073
Ryzen 7 PRO 7840U
(Zen 4)
11520
Core i7-1370P 10449
Ryzen 7 7735U
(Zen 3+)
10122
Ryzen 7 7730U
(Zen 3)
10051
Core i7-1360P 9720
CINEBENCH R23(シングルコア)
Core i7-1360P 1826
Core Ultra 7 155H 1810
Ryzen 7 PRO 7840U
(Zen 4)
1729
Core i7-1370P 1707
Ryzen 7 7735U
(Zen 3+)
1476
Ryzen 7 7730U
(Zen 3)
1440

 

内蔵グラフィックの性能についても高く、Ryzen 7 7735Uよりも約1.14倍高いスコアでした。軽いゲームならできなくもないスコアです。FHD動画の簡単な編集などにも使えるでしょう。

3DMark Night Raid(Graphics score)
GeForce RTX 3050 52196
GeForce GTX 1650 45149
Core Ultra 7 155H
Intel Arc GPU
35888
Ryzen 7 PRO 7840U
Radeon 780M
32792
Ryzen 7 7735U
Radeon 680M
28714
Core i7-1360P
Intel Xe
21897
Ryzen 7 7730U
Radeon
17524

 

選べるディスプレイ

ThinkPad T14s Gen 4は、下図のようにディスプレイの選択肢が豊富です。通常の液晶、タッチパネル対応液晶、100% sRGBの液晶、2.8Kの有機EL、Privacy Guard付きの液晶があります。

線悪可能なディスプレイ

 

比較的打ちやすいキーボード&トラックポイント搭載

ThinkPadシリーズなので、キーボードも打ちやすいです。キーストロークが深めで、キートップが湾曲しており、適度な打鍵感がありタイピングしやすいです。

また、トラックポイント(キーボードの赤いぽっち)が搭載されているのも特徴で、手をキーボード上に置いたまま、マウスカーソルを操作することができます。外出先で使うときに便利です。

比較的打ちやすいキーボード

 

LTEモジュールが選択できる

ThinkPad T14s Gen 4は、オプションで、LTEモジュールを追加することも可能です。

これを追加しており、別途用意したSIMカードをPC本体に挿入することで、どこにいてもインターネットに接続することができるようになります。頻繁に外でPCを使う方におすすめです。

WWANのカスタマイズ画面

 

ThinkPad X1 Carbonとの比較

ThinkPad T14sの購入を検討るするにあたって、おそらく一緒に検討していると思われるのが、ThinkPad X1 Carbonです。同じ画面サイズで、搭載可能なディスプレイやポートの種類も似ています。どちらもLTEモジュールを選択することが可能です。

違いとしては、X1 Carbonは、T14sよりもやや軽いです。軽さ重視ならX1 Carbonのほうがいいでしょう。

一方、パフォーマンスについては、T14sのほうがいいと思います。X1 Carbonは、PBP(プロセッサーベースパワー)が28WのCore i7-1370Pを選択することができますが、そこまで放熱性が高くなく、PBP:15WのCore i7-1365Uですら、本来のパフォーマンスを引き出せていませんでした。Core i7-1370P搭載モデルを試したことはありませんが、このプロセッサーを搭載してもそこまで高い性能は出ないでしょう。それに、CINEBENCH R23の結果でも、T14sのRyzen 7 PRO 7840Uのほうが、(他の機種での計測結果ですが)Core i7-1370Pよりも高いスコアが出ていました。

また、価格もT14sのほうが安いです。

T14sとX1 Carbonの比較
  T14s X1 Carbon
CPU Ryzen 5 PRO 7540U
Ryzen 7 PRO 7840U
Core i5-1335U
Core i7-1355U
Core i7-1365U
Core i7-1370P
など
質量 約1.26kg~ 約 1.12kg~
価格 15万円台~ 18万円台~

 

各用途の快適度

各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
スペックが高めで、ディスプレイも見やすく、作業が快適です。
オンライン会議 最大で500万画素のWebカメラに、マイク、スピーカーを搭載しており、オンライン会議がすぐにできます。
動画鑑賞 快適です。映像の綺麗さを求めるなら、100%sRGBまたは100%DCI-P3と書かれたディスプレイを選択するといいでしょう。
RAW現像
画像編集
100%sRGBまたは100%DCI-P3と書かれたディスプレイを選択することで、画像編集などにも対応できます。
動画編集 △~○ FHD動画の動画編集程度ならできます。ただし、重いエフェクトをたくさんかけたり、4Kなどの高解像度の動画を編集したりするなら、もっと高い性能のノートPCをおすすめします。
ゲーム CPU内蔵グラフィックスにしては性能が高いので、軽めのゲームならできますが、ゲームメインでやるなら別の製品がいいです。

 

ディスプレイのチェック

ThinkPad T14s Gen 4では、以下のようなディスプレイが選択できます。

(2)と(4)はタッチパネルが搭載されており、指で触って操作することが可能ですが、消費電力がやや高くなり(バッテリー駆動時間が短くなり)、また電極線がやや気になります。

(3)~(4)は100% sRGBの色域で比較的色鮮やかな液晶です。(5)はDCI-P3の色域でさらに色鮮やかです。

(4)はPrivacy Gurad付きで、横から液晶を覗き込むと画面が見にくくなります。ただ、正面からも割と見にくいです。

(5)のOLEDは、色鮮やかで、黒の表現力も高く、画像や映像が綺麗ですが、フリッカーがあったり、焼き付きのケアをしなければならなかったりします。

個人的には、以上のメリット・デメリットも踏まえると(3)が無難かなと思います。

ThinkPad T14s Gen 4で選択できるディスプレイ

(1) WUXGA (1920x1200), IPS, 非光沢, 300nit, 45% NTSC

(2) WUXGA (1920x1200), IPS, 非光沢, 300nit, 45% NTSC, タッチ

(3) WUXGA (1920x1200), IPS, 非光沢, 400nit, 100% sRGB, 省電力

(4) WUXGA (1920x1200), IPS, 非光沢, 500nit, 100% sRGB, タッチ, Privacy Guard

(5) 2.8K (2880x1800), OLED, 400nit, 100% DCI-P3

※他に2.2K液晶もあったのですが、今は選択できないようです

 

今回は、(3)のディスプレイの特性を下に掲載します。色域が広めで、フリッカーなどもなく、多用途で使える見やすいディスプレイです。

  • 色域・輝度
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

色域は比較的広いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は97.8%でした。最大輝度は、当サイトの計測では384cd/m2とやや高めです。

ガモット図
※ i1 Display PlusでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、どの色もほぼ補正されていないことが分かります。自然な発色です。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶であるため、画面への映り込みが低減されており、作業がしやすいです。

画面への映り込み

フリッカー(ちらつき)はありませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

ThinkPad T14s Gen 4のキーボードのチェックです。

実測値で、キーピッチは横:約19mm、縦:約19mm、キーストロークは約1.5mmでした。Enterキーの左隣のキーがやや小さくなっている点が気にはなりますが、「半角/全角」キー、「Backspace」キーなどのよく使うキーは大きく、キートップは適度の湾曲しており、比較的打ちやすいキーボードです。

トラックポイントおよび、それ用のクリックボタンも使いやすいです。

トラックボタンが苦手な方のためにタッチパッドも付いていますが、こちらも普通に使えます。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

キーボードバックライトも搭載しています。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

ThinkPad T14s Gen 4のパフォーマンスをチェックします。

ここでは、Windowsの設定の「電源モード」から、デフォルトの「バランス」にしたときと、「最適なパフォーマンス」にしたときとで、各種ベンチマークを掲載します。なお、なにも記載がないときは「バランス」モードで計測しています。

「電源スマート設定」

 

CPU

ThinkPad T14s Gen 4は、Zen4世代のRyzenプロセッサーを搭載しています。

今回は、Ryzen 7 PRO 7840Uを搭載していますが、マルチコアとシングルコアの両方とも、比較的高いスコアでした。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Ryzen 7 PRO 7840U
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 7945HX 33229
Core i9-13980HX 28398
Core i9-13950HX 27983
Core i9-13900HX 24314
Core i9-13900H 19299
Core i7-13700HX 18283
Ryzen 7 7840HS 17922
Core i7-13700H 17622
Core i5-13500H 15302
Core i7-12700H 14546
Core Ultra 7 155H 14073
Ryzen 7 7735HS 14068
Ryzen 7 6800H 13999
Core i5-12500H 13213
Ryzen 7 PRO 7840U 11520 [最適なパフォーマンス]
10112 [バランス]
Ryzen 7 6800U 10830
Ryzen 5 6600H 10470
Core i7-1370P 10449
Ryzen 5 7535HS 10356
Ryzen 7 7735U 10122
Ryzen 7 7730U 10051
Core i7-1360P 9720
Core i5-1340P 9688
Ryzen 5 7535U 8757
Ryzen 5 7530U 8403
Core i5-1335U 8249
Ryzen 3 7330U 5141
Core i7-1165G7 4720
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-13950HX 2097
Core i9-13980HX 2061
Core i9-13900H 2016
Core i9-13900HX 1968
Ryzen 9 7945HX 1951
Core i7-13700H 1898
Core i7-1360P 1826
Core i7-12700H 1823
Core Ultra 7 155H 1810
Core i5-13500H 1785
Ryzen 7 7840HS 1764
Ryzen 7 PRO 7840U 1729 [バランス]
1722 [最適なパフォーマンス]
Core i5-12500H 1727
Core i5-1335U 1723
Core i5-1340P 1722
Core i7-1370P 1707
Ryzen 7 7735HS 1538
Ryzen 7 6800H 1522
Ryzen 7 6800U 1504
Ryzen 7 7735U 1476
Ryzen 5 6600H 1476
Ryzen 5 7535U 1471
Ryzen 5 7535HS 1463
Core i7-1165G7 1447
Ryzen 7 7730U 1440
Ryzen 5 7530U 1439
Ryzen 3 7330U 1358
 :本製品で選択できるプロセッサー(Ryzen 5 PRO 7540Uの性能は不明)
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

メモリ

搭載されていたメモリはLPDDR5X-6400で、帯域は広いです。SiSoftware Sandra 2020でメモリの帯域を計測しようとしましたが、正常に計測できなかったので割愛します。また、オンボードなので、メモリの増設・換装はできません。

 

グラフィックス

Ryzen 7 PRO 7840Uは、Radeon 780Mのグラフィックスを内蔵しており、3DMark Night Raidのベンチマークは以下の通りです。

Intel Arc GPUを内蔵したCore Ultra 7 155Hほどのスコアは出ていませんでしたが、CPU内蔵グラフィックスとしては高いスコアが出ています。

3DMark Night Raid
~ グラフィックス性能の評価 ~
Ryzen 7 PRO 7840U(AMD Radeon 780M グラフィックス)
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
GeForce RTX 3050 52196
GeForce RTX 2050 48410
GeForce GTX 1650 45149
Core Ultra 7 155H
Intel Arc GPU
35888
GeForce MX550 35717
Ryzen 7 PRO 7840U
Radeon 780M

32792 [最適なパフォーマンス]
31052 [バランス]
GeForce MX450 30425
Ryzen 7 6800U
Radeon 680M
30319
Ryzen 7 7735U
Radeon 680M
28714
Core i7-1360P
メモリLPDDR5-4800
21897
Core i7-1260P
メモリDDR5-4800
20478
Core i7-1355U
メモリDDR4-3200
18235
Core i5-1340P
メモリLPDDR5-4800
17774
Ryzen 7 7730U
メモリLPDDR4X-4266
17524
Core i5-1240P
メモリLPDDR5-4800
16524
Ryzen 5 7530U
メモリLPDDR4X-4266
16389
Core i7-1255U
メモリDDR4-3200
16093
Core i5-1235U
メモリDDR4-3200
13877
Ryzen 3 5300U
メモリDDR4-3200
11321
 :本製品で選択できるグラフィックス(Ryzen 5 PRO 7540Uの性能は不明)
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ストレージ

ストレージには、PCIe Gen4 SSDを搭載しており、非常に高速です。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
512GB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7158
 PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

クリエイターソフトの処理時間

ThinkPad T14s Gen 4で計測した各クリエイターソフトの処理時間を掲載します。ここでは、「最適なパフォーマンス」モードで計測しました。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

書き出し速度は思ったほど速くはありませんが、十分実用範囲内の速度です。現像処理自体もストレスなく出来ます。ただ、他のPhotoshopなどのソフトも同時に使うなら、メモリは32GBにしたほうがいいでしょう。

Core i9-13900H
RTX 4090 (150W)
38秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
39秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-12900HX
RTX 4080 (175W)
47秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-13900H
57秒
Core i7-13700H
RTX 4070 (140W)
60秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13700H
RTX 4060 (140W)
63秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Ryzen 9 7940HS
RTX 4060 (60W)
66秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13700H 68秒
Core Ultra 7 155H 72秒
Core i7-12650H
RTX 4050 (45W)
76秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i5-13500H 80秒
Ryzen 7 6800H 82秒
Core i7-1360P 88秒
Ryzen 7 6800U 89秒
Ryzen 7 PRO 7840U 90秒
Core i7-1365U 114秒
Ryzen 5 7530U 115秒
Core i5-1335U 128秒
※2022年6月より、GPUを使用した書き出しも出来るようになったので、この機能が使えるPCは、機能をONにしたときの書き出し時間も掲載しています。
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

FHD/30p動画であれば、書き出し速度は比較的速いですし、重いエフェクトを使ったり、画面分割して複数の動画を並べたりしなければ、編集作業自体もなんとかできます。

FHD動画の書き出し
Core i7-12650H
GeForce MX550
2分01秒
Core i7-1185G7
GTX 1650 Max-Q
2分10秒
Core i7-1185G7
MX450
2分28秒
Core Ultra 7 155H
Intel Arc
2分29秒
Ryzen 7 PRO 7840U
Radeon 780M
2分32秒
Core i7-1360P
Intel Iris Xe
2分49秒
Core i5-1340P
Intel Iris Xe
3分03秒
Ryzen 7 6800U
Radeon 680M
3分05秒
Ryzen 7 7735U
Radeon 680M
3分51秒
Ryzen 5 7530U
Radeon Graphics
4分31秒
※ FHD/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

以下、比較的軽めのゲームを選んで、どのくらいフレームレートが出るのかチェックしました。

なお、PCの画面比が16:10だったので、1920x1080ではなく1920x1200の解像度で計測しています。また、CPU内蔵グラフィックスでゲームをする場合、数分経つとフレームレートが大きく落ちるケースがあります。そのため、10分くらい普通にゲームをしたり、ベンチマークソフトを回したりした後、実際にフレームレートを計測しています。

 

ファイナルファンタジー 14 暁月の終焉

「ファイナルファンタジー 14 暁月の終焉」のベンチマークのスコアを掲載します。標準品質なら52 fpsと、RPGゲームならなんとか出来なくもないフレームレートでした。ただ、個人的にはもう少し高いスペックのPCのほうがおすすめです。

ファイナルファンタジー 14 暁月のフィナーレ
解像度 品質 平均 fps
1920x1200 標準品質 52 fps / 7312
高品質 43 fps / 6155
最高品質 34 fps / 5007
他のGPUとの比較(1920x1200 or 1920×1080、標準品質)
Georce GTX 1650
(1920x1080)
115 fps ※
GeForce MX550
(1920x1080)
104 fps ※
Core Ultra 7 155H
(1920x1200)
81 fps
Ryzen 7 PRO 7840U
(1920x1200)
52 fps
※ GTX 1650とMX550は、1920x1080での計測結果なので注意

 

PSO2 ニュージェネシス

PSO2 ニュージェネシスは、「最低」のグラフィック品質であれば、こちらも十分なフレームレートが出ていました。

こちらは最低画質であれば、85 fpsと十分なフレームレートが出ていました。

PSO2 ニュージェネシス
解像度 品質 平均 fps
1920x1200 最低 85 fps / 13988
45 fps / 4006
ウルトラ 21 fps / 949
他のGPUとの比較(1920x1200 or 1920×1080、最低品質)
Georce GTX 1650
(1920x1080)
139 fps ※
GeForce MX550
(1920x1080)
117 fps ※
Core Ultra 7 155H
(1920x1200)
92 fps
Ryzen 7 PRO 7840U
(1920x1200)
85 fps
※ GTX 1650とMX550は、1920x1080での計測結果なので注意

 

原神

原神は、最低設定または中設定であれば、十分なフレームレートが出ており、実施にプレイしても特にカクつきを感じることはありませんでした。

原神
解像度 グラフィック品質 平均fps
1920x1200 最低 60 fps(最大)
58 fps
43 fps

 

VALORANT

VALORANTについては、低設定であれば、高い平均フレームレートが出ていました。

VALORANT
解像度 品質 平均fps
1920x1200 低設定 207 fps
高設定 93 fps
※プラクティスモードで計測

 

Apex

Apexは、設定をできるだけ下げれば60fps以上は出ていましたが、FPSゲームをするには物足りないフレームレートです。もう少し性能の高いPCをおすすめします。

Apex Legends(DX11)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 低設定 72 fps
高設定 58 fps
※トレーニングモードで計測

 

ドラゴンクエストX

ドラゴンクエストXについては、高いスコアでした。こちらは問題なくできるでしょう。

ドラゴンクエストX
解像度 品質 スコア
1920x1080 最高品質 11856(すごく快適)

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

USB Type-C接続の周辺機器を試した結果です。

USB4を2つ搭載しており、ほとんどの周辺機器が使用可能です。

PD充電器での給電では、18W / 30Wと出力が低いものでも、充電はできましたが、警告が表示されます。PD充電器を使う場合は、45W以上の出力があるPD充電器がおすすめです。

USB Type-Cの動作チェック
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック
PD充電器
※1
61W RAVPower GaN充電器
45W Lenovoウルトラポータブル
30W RAVPower GaN充電器 △ ※3
18W cheero充電器 △ ※3
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター
※3 低速ケーブルであるとの警告が表示されるものの充電は可能

 

HDMIの動作チェック

4KテレビへHDMIで接続したときの詳細は下図の通りです。4K、60Hz、8ビット、YCbCr444での表示ができていました。

4Kモニター(BenQ EX3210U)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

ThinkPad T14s Gen 4の質量は、仕様値で「約1.26kg~」となっています。

今回のモデルは、仕様値よりもやや重く、1.314kgとなっていました。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 1.314kg

 

ACアダプターは、下の(1)~(3)を選択することが出来ます。65WのACアダプターのほうが充電が速いです。(3)は本体もスリムで小さいので、持ち運びに便利です。

ACアダプター+電源ケーブルの質量(当サイトによる実測値)
  質量
(1) 45W 243g
(2) 65W 290g
(3) 65W スリム 260g

 

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー駆動時間のチェックです。

まず、バッテリー容量ですが、57Whと大きめの容量です。

バッテリー容量

 

当サイトにて計測したバッテリー駆動時間は下表の通りです。他のモバイルノートPCと比べて、比較的長めのバッテリー駆動時間です。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA2.0 最大 約23.1時間
(2) 動画再生時 16時間18分
(3) CPU7%、GPU4%の負荷 4時間20分
※画面輝度は約120cd/m2
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生(リピート)させたとき

 

今回、45WのACアダプターの充電速度を計測してみましたが、比較的速いです。

1時間あたりの充電容量
純正ACアダプター
アイドル時
61%(約34Wh)
※PCの充電残量が10%から充電を開始し、1時間でどのくらい充電残量が増えたかを計測

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

Webカメラには、「1080p FHDカメラ」と「500万画素カメラ+IRカメラ」の2種類があります。今回、後者のカメラですが、高精細で色合いも良かったです。ただ、貸出機のためカメラが故障していたのか、ややピントが合わないような霧がかかったようなボヤっとした映像でした。

なお、どちらもプライバシーシャッターが搭載されており、レバーをスライドすることで、カメラを物理的に隠すことが出来ます。

FHD 1080p RGB+IR Hybrid Webカメラ
Webカメラ
本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影
※2つのカメラを比べるため、初稿時の画像を差し替えています
 

スピーカー

スピーカーは、キーボードの上に配置されています。音質は普通で、ノートPC基準で10点満点で5~6点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

スピーカー

 

パーツの温度のチェック

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。

「バランス」モードの場合、安定動作時のCPU電力は19W前後ですが、「最適なパフォーマンス」モードにすると、24W前後まで上がります。

どちらのモードでも、60~70℃とCPU温度は低めでした。TDPが15-30Wのプロセッサーなので、「最適なパフォーマンス」モードのときは、もう少し高めのCPU電力で動作するようにしても良かったかなと思います。

  • バランス時
  • 最適なパフォーマンス時
CPU電力&CPU温度
CPU電力&CPU温度

 

静音性のチェック

ThinkPad T14s Gen 4の動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時はほぼ無音です。負荷をかけても、他のノートPCと比べると、低めの動作音だと思います。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
※約10分経過後に計測しています
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:Premiere Proでプレビュー再生(320pの低画質動画)
左から3番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手の平を置くパームレストの温度変化は重要です。

アイドル時や低負荷時のときは、温度はそれほど高くないので、快適に作業ができます。高負荷時も、パームレスト部分の温度は上がりませんし、キーボード部分も一部しか高温にならないので、割と快適に使えます。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。

消費電力は低めです。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後から確認できた中で最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

ThinkPad T14s Gen 4の外観をチェックします。

ThinkPadらしいブラックを基調として、赤のアクセントを取り入れたデザインです。

また、電源ボタンは指紋認証装置と一体になっています。

 

天板です。

 

本体の高さは、約16.9mmと薄いです。

 

側面のインターフェースはご覧の通りです。SDカードスロット、LANポートは無いのでご注意下さい。

 

液晶面は約180度開きます。

 

底面です。

 

底面を外すと、内部はこのようになっています。大きめの冷却ファンが1つ搭載されています。

 

ストレージには、Type 2280のM.2 SSDが搭載されていました。隣には、LTEモジュールを装着することができるスロットがあります。

 

標準のACアダプターは45Wです。購入時に他のACアダプターを選ぶこともできます。

 

まとめ

以上が、ThinkPad T14s Gen 4のレビューです。

プロセッサーには、Zen4世代のRyzen 7 PRO 7840Uなどを搭載し、CPU性能も内蔵グラフィック性能も高いです。消費電力も低めで、低負荷時のバッテリー駆動時間も長かったです。

また、ディスプレイも多くの中から選択することができますし、タイピングも比較的しやすく、作業がしやすいです。仕事で使うことが多い方は、作業がはかどるでしょう。

LTEモジュールも選択可能で、SIMカードを挿せば、どこにいてもインターネットに接続することができます。外で作業をすることが多い方には便利です。

ThinkPad X1 Carbonよりは重いですが、パフォーマンスは高く、価格も安い製品です。「約1.26kg~(実測値は1.314kg)」という質量が問題なければ、おすすめの製品です。


Zen4世代のRyzenプロセッサー搭載

ThinkPad T14s Gen 4

特徴

  • Zen4世代のRyzenプロセッサーを搭載
  • ディスプレイが見やすく、キーボードも打ちやすい
  • LTEモジュールを追加可能

こんなあなたに

  • パフォーマンスの高いモバイルノートが欲しい方
  • 作業がしやすいPCが欲しい方
公式サイトはこちら

 

 

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