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レノボ IdeaPad Slim 5i Gen 8 14型の購入レビュー

更新日:
CPU Core i5-12450H
Core i5-13500H
Core i7-13620H
メモリ 16GB
ストレージ 512GB ~ 1TB SSD
画面サイズ 14インチ 16:10
画面種類 1920x1200 IPS 非光沢
1920x1200 OLED 光沢
質量 約1.46kg
バッテリー 最大約15.0時間 (56.6Wh)
価格[税込] 7万円台~
コスパの高いインテルCPU搭載パソコン

IdeaPad Slim 5i Gen 8 14型 は、コストパフォーマンスが高いノートPCです。

HシリーズのインテルCoreのプロセッサーに、16GBのメモリを搭載し、高めの性能でありながら7万円台という安さです(価格は時期にもよります)。

また、画面比が16:10で、作業がしやすいです。

OLEDディスプレイのモデルも選択できます。画像や映像を綺麗に表示したいなら、このディスプレイも良いでしょう。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、当サイトの購入品です。今回は以下の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i5-12450H、16GBメモリ、512GB PCIe SSD、IPS液晶 NEW!

Core i5-13500H、16GBメモリ、512GB PCIe SSD、OLED

 

AMDモデルのレビュー記事はこちら

兄弟機種のAMDモデルのレビュー記事はこちらをご覧ください。

 

セール情報

以下のページで、レノボのパソコンのセールを実施中です。

 

法人はこちら

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目次

お忙しい方は、「IdeaPad Slim 5i Gen 8 14型 の特徴」のみお読みください。

 

IdeaPad Slim 5i Gen 8 14型の特徴

高めの性能のCPUを搭載

IdeaPad Slim 5i Gen 8 14型は、本来は、ゲーミングノートPCのような製品に使われる、プロセッサー・ベース・パワー(PBP)が45WのCoreプロセッサーを搭載しています。一般ユーザー向けのノートPCに搭載されているCPUは、15Wまたは28Wのものが多いため、本製品のCPU性能は高いです。

ただし、本製品はゲーミングノートPCよりも小型のボディで放熱性が劣っているため、ベンチマークスコアがゲーミングノートPCで計測したものより劣っています(下表参照)。

CINEBENCH R23(マルチコア)
Core i5-13500H 15302 [ゲーミングノートPCで計測]
11610 [本製品で計測]
Core i5-12450H 10260 [ゲーミングノートPCで計測]
8363 [本製品で計測]

 

それでも、Core i5-13500Hに関しては、一般的なノートPCによく採用されているPBP:28WのCore i7-1360Pや、15WのRyzen 5 7530Uよりも高いベンチマークスコアです。思ったほどの性能ではないものの、一般的なノートPCよりはやや高めのCPU性能だと思います。

Core i5-12450Hについては、Core i7-1360Pよりも低いスコアです。ただ、Ryzen 5 7530Uと比較した場合は、マルチコア性能についてはほとんど変わりませんが、シングルコア性能については勝っています。一般向けノートPCとして、標準的またはそれ以上の性能はあります。

CINEBENCH R23(マルチコア)
Core i5-13500H 11610
Core i7-1360P 9720
Ryzen 5 7530U 8403
Core i5-12450H 8363
CINEBENCH R23(シングルコア)
Core i7-1360P 1826
Core i5-13500H 1698
Core i5-12450H 1621
Ryzen 5 7530U 1439

 

HシリーズのCoreプロセッサー搭載PCとしては安い

HシリーズのインテルCoreプロセッサーを搭載したノートパソコンは一般的に価格が高いですが、本製品は7万円台から購入することができ、コストパフォーマンスが非常に高いです。Core i5-13500Hを搭載したモデルでも9万円台です。

7万円台~

高いコストパフォーマンス
※価格は2023年11月12日現在(価格は変動します)

 

画面比16:10になったディスプレイ/OLEDも選択可能

従来モデルのIdeaPad Slim 550シリーズは、ディスプレイの画面比が16:9でしたが、新モデルの本製品は、最近主流の16:10の画面比となりました。解像度が1920x1080から1920x1200となったことで、縦方向の表示領域が増え、アプリが使いやすくなっています。

画面比16:10になったディスプレイ

 

さらに、発売後しばらく経ってから、OLEDディスプレイモデルも追加されました。色鮮やかで、黒の表現力も高く、画像や映像が非常に綺麗です。

OLED(有機EL)ディスプレイを搭載したモデルも登場

 

ただし、ペンタイル配列であるため、スケーリング(テキストなどの大きさ)を100%にすると、文字に赤や青が混じったように見えます。OLEDディスプレイのモデルと、IPS液晶のモデルを比較した画像を下に掲載しているのでご確認下さい(少し画面から離れて見るといいと思います)。

2560x1600など、もっと高い解像度で、スケーリングを150%などにすれば、そんなに気になりませんが、1920x1200で100%だと、筆者はやや気になります。ただ、ほとんど気にならない方も多いとは思います。

個人的には、写真や動画を観る機会が多い方はOLED、仕事用に使うならIPS液晶のモデルを選ぶといいと思います。

OLED(有機EL)ディスプレイ
IPS液晶

 

ちょっとした移動に便利

IdeaPad Slim 5i Gen 8 14型は、持ち出し用に特化したモバイルノートPCではないので、1kgを切るような軽さではありませんが、それでも約1.46kgと重くもありません。リビングから自分の部屋へパソコンを移動したり、自席から会議室へ移動したりするときに便利です。バッテリー容量も十分あるので、5時間前後であれば、バッテリー状態で十分使えるでしょう。

ちょっとした移動が楽

 

ライバル機種との比較

IdeaPad Slim 5i Gen 8 14型のライバル機種としては、デルのInspiron 14 5430が挙げられます。この機種も14型液晶を搭載し、本製品と性能や価格帯が似ています。

IdeaPad Slim 5i Gen 8 14型は、CPUに45Wのプロセッサーを選択できる点が優れています。

一方、Inspiron 14は、USB Type-CポートがThunderbolt4に対応している点が魅力です。また、指紋センサーを搭載しているので、ログイン時に便利です。また、キーボードに関しても、Inspiron 14のほうが打ちやすいと思います。

ライバル機種との比較
  レノボ
IdeaPad Slim 5i Gen 8 14型
デル
Inspiron 14 5430
画像
CPU Core i7-12450H (45W)
Core i5-13500H (45W)
Core i7-13620H (45W)
Core i5-1335U (15W)
Core i7-1355U (15W)
Core i7-1360P (28W)
メモリ 16GB
LPDDR5-4800
LPDDR5-5200
8GB / 16GB
LPDDR5-4800
PCIe SSD 512GB / 1TB 256GB / 512GB / 1TB
ポート USB3.2 Gen1 x2
USB3.2 Gen1 Type-C x2
HDMI
micro SD
USB3.2 Gen1 x2
Thunderbolt4
HDMI
SD
指紋センサー 無し 有り
質量 約1.46kg 約1.531kg~
価格の比較
  レノボ
IdeaPad Slim 5i Gen 8 14型
デル
Inspiron 14 5430
CPU Core i7-13620H Core i7-1360P
メモリ 16GB 
SSD 512GB 
価格 108,262円 113,800円
※価格は、2023年5月16日時点のもの

 

やや残念なポイント

IdeaPad Slim 5i Gen 8 14型のやや残念な点としては、メモリがオンボードである点です。後からメモリを増設することができません。ただ、ほとんどの方は、ノートパソコンのメモリを増設するなんてことはしないと思うので、そういった方にはデメリットではありません。

また、HDMI出力が4K/60Hzに対応していません。

Core i5-12450Hのモデルは、CPU内蔵グラフィックスが、Intel UHD グラフィックスとなり、性能がそこまで高くありません。グラフィックスに負荷のかかる作業をするなら、Intel Xe グラフィックス内蔵のCore i5-13500H以上を搭載したモデルがおすすめです。

 

各用途の快適度

各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
HシリーズCoreプロセッサーに、画面比16:10のディスプレイを搭載しており、快適に作業ができるでしょう。
オンライン会議 Webカメラ、マイク、スピーカーを搭載しており、すぐにオンライン会議が出来ます。
動画鑑賞 OLEDディスプレイのモデルであれば、色鮮やかな映像で映画を観ることができます。一方、IPS液晶のモデルは色鮮やかさに欠けます。スペック面では、どのモデルも十分です。
RAW現像
画像編集
OLEDディスプレイを搭載したモデルであれば、このような用途にも使用できます。
動画編集 △~○ Intel Xe グラフィクスを搭載したモデルなら、FHD動画のカット編集など、簡易的な編集ならできるでしょう。ただし4K動画の本格的な動画編集をするなら、外部グラフィックスを搭載したPCがおすすめです。
ゲーム Intel Xe グラフィクスを搭載したモデルなら、負荷の低いゲームであれば出来なくもありませんが、ゲームをするなら、GeForce RTX ~といった外部グラフィックスを搭載したノートをおすすめします。

 

ディスプレイのチェック

IdeaPad Slim 5i Gen 8 14型のディスプレイのチェックです。

ここでは、IPS液晶とOLEDディスプレイの2つについての特性を紹介します。

IPS液晶

IPS液晶の場合、搭載していたパネルは「LEN140WUXGA」でした。一般的ユーザーには十分な品質です。ただ、画像編集などを行うには色域が狭いです。最大輝度は、当サイトの計測では297cd/m2と普通です。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

当サイトで計測したsRGBカバー率は、66.3%でした。狭い色域です。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、特定の色が強調されることなく、割と自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶なので、周りの物の映り込みが低減されています。作業がしやすいでしょう。ギラツキはそれほど感じません。

画面への映り込み

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)の有無の確認してみましたが、輝度をいくつにしても、フリッカーは検出されませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

OLEDディスプレイ

OLEDディスプレイモデルに搭載されていたパネルは「LEN140WUXGA」でした。色域が広く、コントラストも高く、画像や映像が綺麗です。最大輝度は、当サイトの計測では371cd/m2とやや高いです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

当サイトで計測した色域は下の表のとおりです。Adobe RGBもほぼ100%カバーするほどの色域です。

  カバー率
sRGBカバー率 100%
DCI-P3カバー率 100%
Adobe RGBカバー率 99%
ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

光沢液晶なので、周囲の物や自分の顔が映り込みます。

画面への映り込み

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)が発生していました。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

IdeaPad Slim 5i Gen 8 14型のキーボードのチェックです。

実測値で、キーピッチは横:約19mm、縦:約18mm、キーストロークは約1.4mmでした。いずれもノートPCとしては標準的な数値です。実際にタイピングしてみましたが、可もなく不可もない、標準的な打ち心地だと思います。

タッチパッドの使いやすさ、クリックボタンの押しやすさも普通です。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

キーボードバックライトを搭載しているので、電気を消して作業をしなければならないときでもキーを確認することが出来ます。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

IdeaPad Slim 5i Gen 8 14型のパフォーマンスをチェックします。

動作モードの変更は、「Lenovo Vantage」というアプリの「電源およびパフォーマンス」で行うことができます。ここでは、デフォルトの「インテリジェント・クーリング」と、最も高いパフォーマンスが出る「エクストリーム・パフォーマンス」で、ベンチマークを計測しました。

「電源およびパフォーマンス」

 

CPU

プロセッサーには、プロセッサー・ベース・パワーが45Wのインテル第13世 or 第12世代Coreプロセッサーが搭載されています。以前は、28WのPシリーズのCoreプロセッサーのモデルもありましたが、現在はありません。

今回、Core i5-12450HとCore i5-13500Hのベンチマークスコアを下表に掲載いたします。

Core i5-12450Hは、「エクストリーム・パフォーマンス」モードでも、40W前後のCPU電力しか出ておらず、Core i7-1360Pよりも低いスコアです。ただ、一般向けノートPCによく採用されるRyzen 5 7530Uとは、マルチコアは同等、シングルコアはより高いスコアで、通常のユーザーであれば、十分な処理性能です。

Core i5-13500Hは、旧世代のCore i5-12500Hより低いスコアで、CPU電力は25W前後して出ていません。Core i5-13500Hとしては、高いスコアではありません。ただ、Core i7-1360Pを大きく超えるスコアは出ており、一般向けノートPCとしては高いスコアです。 

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core i5-12450H
Core i5-13500H
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 7945HX 33229
Core i9-13980HX 28398
Core i9-13950HX 27983
Core i9-13900HX 24314
Core i9-13900H 19299
Core i7-13700HX 18283
Ryzen 7 7840HS 17922
Core i7-13700H 17622
Core i7-13620H 15109
Core i7-12700H 14546
Core i7-12650H 14189
Ryzen 7 7735HS 14068
Ryzen 7 6800H 13999
Core i5-12500H 13213
Core i5-13500H 15302
11610 [エクストリーム・パフォーマンス]
11112 [インテリジェント・クーリング]
Ryzen 7 6800U 10830
Ryzen 5 6600H 10470
Ryzen 5 7535HS 10356
Ryzen 7 7735U 10122
Ryzen 7 7730U 10051
Core i7-1360P 9720
Core i5-1340P 9688
Ryzen 5 7535U 8757
Ryzen 5 7530U 8403
Core i5-12450H 10260
8363 [エクストリーム・パフォーマンス]
8055 [インテリジェント・クーリング]
Core i7-1255U 8300
Core i5-1335U 8249
Core i5-1235U 7589
Core i3-1215U 4969
Core i7-1165G7 4720
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-13950HX 2097
Core i9-13980HX 2061
Core i9-13900H 2016
Core i9-13900HX 1968
Ryzen 9 7945HX 1951
Core i7-13700H 1898
Core i7-1360P 1826
Core i7-12700H 1823
Core i7-12650H 1787
Core i7-1255U 1776
Ryzen 7 7840HS 1764
Core i5-12500H 1727
Core i5-1335U 1723
Core i5-1340P 1722
Core i7-13620H 1718
Core i5-13500H 1785
1698 [エクストリーム・パフォーマンス]
1692 [インテリジェント・クーリング]
Core i5-1235U 1675
Core i5-12450H 1663
1621 [エクストリーム・パフォーマンス]
1617 [インテリジェント・クーリング]
Core i3-1215U 1592
Ryzen 7 7735HS 1538
Ryzen 7 6800H 1522
Ryzen 7 6800U 1504
Ryzen 7 7735U 1476
Ryzen 5 6600H 1476
Ryzen 5 7535U 1471
Ryzen 5 7535HS 1463
Core i7-1165G7 1447
Ryzen 7 7730U 1440
Ryzen 5 7530U 1439
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

メモリ

メモリは、Core i5-12450搭載モデルがLPDDR5-4800、それ以外のモデルがLPDDR5-5200です。思ったほどの帯域は出ていませんでしたが、DDR4-3200よりは広いです。どのモデルでも16GBのメモリを搭載しています。ただし、オンボードなので自分で交換することは出来ません。

SiSoftware Sandra 2021
~メモリ性能の評価 ~
LPDDR5-4800 16GBメモリ
LPDDR5-5200 16GBメモリ
他のメモリとの比較(帯域のベンチマーク)
LPDDR5-6000
デュアルチャネル
64.52GB/s
DDR5-5200
デュアルチャネル
62.38GB/s
LPDDR5-5200
デュアルチャネル
55.46GB/s
49GB/s
DDR5-4800
デュアルチャネル
52.25GB/s
LPDDR5-4800
デュアルチャネル
51.68GB/s
40.54GB/s
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
51.65GB/s
DDR4-3200
デュアルチャネル
30.66GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※実際のノートPCで計測した実測値で、理論的な最大値ではありません

 

グラフィックス

本製品は、外部グラフィックスは搭載されておらず、CPUに内蔵されたグラフィックスを用います。

Core i5-12450Hは、Intel UHD グラフィックスで、あまり高いスコアではありません。ただ、動画編集などグラフィックに負荷がかかる作業をしない一般的なユーザーであれば、このCPUでも問題ありません。

Core i5-13500Hについては、Intel Xe グラフィックスで、CPU内蔵グラフィックスとしてはやや高めの性能です。グラフィックスに負荷のかかる作業をするなら、こちらのCPUのほうがおすすめです。

3DMark Night Raid
~ グラフィックス性能の評価 ~
Core i5-12450H
Core i5-13500H
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
GeForce RTX 3050 52196
GeForce RTX 2050 48410
GeForce GTX 1650 45149
GeForce MX550 35717
GeForce MX450 30425
Ryzen 7 6800U
Radeon 680M
30319
Ryzen 7 7735U
メモリLPDDR5-6400
28714
Core i7-1260P
メモリLPDDR5-5200
23149
Core i7-1360P
メモリLPDDR5-4800
21897
Core i7-1260P
メモリDDR5-4800
20478
Core i5-13500H
メモリLPDDR5-5200
18658 [インテリジェント・クーリング]
18652 [エクストリーム・パフォーマンス]
Core i7-1355U
メモリDDR4-3200
18235
Core i5-1340P
メモリLPDDR5-4800
17774
Ryzen 7 7730U
メモリLPDDR4X-4266
17524
Core i5-1240P
メモリLPDDR5-4800
16524
Ryzen 5 7530U
メモリLPDDR4X-4266
16389
Core i7-1255U
メモリDDR4-3200
16093
Ryzen 7 5825U
メモリDDR4-3200
15728
Core i5-1235U
メモリDDR4-3200
13877
Core i5-12450H
メモリLPDDR5-4800
12534 [インテリジェント・クーリング]
12521 [エクストリーム・パフォーマンス]
Ryzen 3 5300U
メモリDDR4-3200
11321
 :本製品で選択できるグラフィックス(Core i5-13500Hは不明)
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ストレージ

ストレージには、PCIe Gen4 SSDを搭載しており、高速です。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
512GB PCIe SSD(Core i5-12450Hモデル)
512GB PCIe SSD(Core i5-13500Hモデル)
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
5043
3865
 PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

microSDカードリーダーを搭載しています。カード挿入後の出っ張りがややあるため、このままカバンに入れると押されて出てくる可能性もありますが、カードが折れることは無いでしょう。アクセス速度は普通です。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

クリエイターソフトの処理時間

次に、クリエイターソフトを使って、重い処理を実行したときにかかった時間を掲載します。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

Core i5-13500Hの場合、このプロセッサーにしては遅いですが、実用上は十分な速度が出ていると思います。

Core i5-12450Hの場合はやや遅いですが、一般ユーザー向けノートPCによく採用されるRyzen 5 7530UやCore i5-1335Uよりは速かったです。

Core i9-13900H
RTX 4090 (150W)
38秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
39秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-12900HX
RTX 4080 (175W)
47秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-13900H
57秒
Core i7-13700H
RTX 4070 (140W)
60秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13700H
RTX 4060 (140W)
63秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Ryzen 9 7940HS
RTX 4060 (60W)
66秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13700H 68秒
Core i7-12650H
RTX 4050 (45W)
76秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i5-13500H 80秒
Ryzen 7 6800H 82秒
Core i7-1360P 88秒
Ryzen 7 6800U 89秒
Core i5-12450H 110秒
Ryzen 5 7530U 115秒
Core i5-1335U 128秒
※2022年6月より、GPUを使用した書き出しも出来るようになったので、この機能が使えるPCは、機能をONにしたときの書き出し時間も掲載しています。
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Photoshop CCによる各種処理時間

Core i5-13500Hは比較的速いです。

Core i5-12450Hは、Intel UHD グラフィックスなので、スーパーズームのような処理は遅くなるかなと思ったのですが、Core i7-1360Pと同等の速度は出ていました。

  Core i5-12450H Core i5-13500H 参考
Core i7-1360P
ニューラルフィルター
(肌をスムーズに)
約3秒 約2秒 約3秒
ニューラルフィルター
(スーパーズーム(x2))
約4分4秒 約3分23秒 約4分16秒
ニューラルフィルター
(JPEGのノイズを削除)
約2分44秒  約2分17秒 約2分41秒
※ 6000x4000のRAWデータを編集
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

Core i5-13500Hの場合、FHD動画の書き出し速度は、比較的速かったです。カット編集程度なら問題なく使えると思います。ただし、複数の動画を並べたり、4K動画を編集したりする場合は、外部グラフィックスを搭載した他のPCのほうがおすすめです。

Core i5-12450Hの場合も、そこまで遅くはなく、Ryzen 5 7530Uよりも大分速かったです。

FHD動画の書き出し
Core i7-1185G7
GTX 1650 Max-Q
2分10秒
Core i7-1185G7
MX450
2分28秒
Core i7-1360P
Intel Iris Xe
2分50秒
Core i7-1280P
Intel Iris Xe
3分00秒
Core i5-13500H
Intel Iris Xe
3分02秒
Ryzen 7 6800U
Radeon 680M
3分05秒
Core i5-12450H
Intel UHD
3分20秒
Core i7-1185G7
Intel Iris Xe
3分33秒
Core i7-1260P
Intel Iris Xe
3分38秒
Core i5-1240P
Intel Iris Xe
4分01秒
Core i7-1165G7
Intel Iris Xe
4分06秒
Ryzen 5 7530U
Radeon Graphics
4分31秒
Core i5-1135G7
Intel Iris Xe
4分41秒
Ryzen 7 5825U
Radeon Graphics
4分42秒
Ryzen 5 5625U
Radeon Graphics
4分48秒
Ryzen 7 4700U
Radeon Graphics
5分05秒
※ FHD/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

USB Type-C接続の周辺機器を試した結果が次です。Thunderboltに対応していないので、Thunderbolt機器は使えません。ただし、映像出力およびPowerDeliveryには対応しています。

USB-Cアダプターでの給電では、18W / 30Wのものだと、警告が表示されて煩わしいです。45W以上のPD充電器の使用がおすすめです。

USB Type-Cの動作チェック
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック × ×
PD充電器
※1
61W RAVPower GaN充電器
45W Lenovoウルトラポータブル
30W RAVPower GaN充電器 △ ※3
18W cheero充電器 △ ※3
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター
※3 低速ケーブルであるとの警告が表示されるものの充電は可能

 

HDMIの動作チェック

HDMIポートはHDMI1.4bとなっています。4KテレビへHDMIで接続したときの詳細は下図の通りです。4Kでは表示できずFHDで表示されてしまいました。

4Kモニター(BenQ EX3210U)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

IdeaPad Slim 5i Gen 8 14型の質量は、メーカーの仕様表では「約1.46kg」となっており、当サイトの計測でもほぼ同じ結果でした。IdeaPad Slim 5 Light Gen 8ほど軽くはありませんが、ちょっとした移動には便利でしょう。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  Core i5-13500H
モデル
PC本体 1.469kg
ACアダプター+電源ケーブル 316g

 

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリー容量は56.6Whでした。やや大きめの容量です。

バッテリー容量

 

当サイトにて計測したバッテリー駆動時間は下表の通りです。動画再生のような軽い負荷であればかなりバッテリー状態で動きます。Officeソフトを起動し、常にタイピングをしている場合など、やや負荷のかかる作業をしながら使った場合、(3)に近いバッテリー駆動時間になると思います。

バッテリー駆動時間
  Core i5-13500H
モデル
(1) JEITA2.0 約14.0時間
(2) 動画再生時 14時間19分
(3) CPU16%、GPU7%の負荷 4時間49分
※画面輝度は約120cd/m2
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生(リピート)させたとき

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

Webカメラは、1080p FHDカメラが搭載されています。露出がやや高めの映像ですが、細部まで綺麗に映し出されています。

また、レバーでカメラを物理的に隠す「プライバシーシャッター」機能が付いています。使わないときは、意図せずに情報が漏れないようにするため、カメラを隠しておくことができます。

Webカメラ
本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影

 

スピーカー

スピーカーは、キーボードの左と右の隣に2.0W x2のステレオスピーカーが配置されています。音質はやや良く、ノートPC基準で10点満点で6点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

スピーカー

 

パーツの温度のチェック

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。

Core i5-12450Hモデル

プロセッサー・ベース・パワー(PBP)が45WのCPUですが、「インテリジェント・クーリング」時で約35W、「エクストリーム・パフォーマンス」時でも約40Wと低めです。CPU本来のパフォーマンスが出ていません。

その代わり、どちらのモードもCPU温度は、問題ない範囲に収まっていると思います。

  • インテリジェント・クーリング時
  • エクストリーム・パフォーマンス時

 

Core i5-13500Hモデル

どちらのモードも、プロセッサー・ベース・パワー(PBP)が45WのCPUであるにも関わらず、25W程度でしか動作していません。CPU温度にやや余裕があるので、もう少し高めのCPU電力で動作しても良かったかなと思います。その代わり、CPU温度は70℃台と問題ないので、安心して使えると思います。

  • インテリジェント・クーリング時
  • エクストリーム・パフォーマンス時

 

静音性のチェック

IdeaPad Slim 5i Gen 8 14型の動作音(静音性)のチェック結果です。ここでは、Core i5-13500H搭載モデルで計測した結果を掲載します。以下の表面温度、消費電力についても同様です。

アイドル時はほぼ無音です。エンコードのような高めの負荷をかけると、やや騒音値は上がりますが、それでもそこまで気にはなりません。なお、前述の通りPBPが低めであるため、エンコード処理を実行しても、CPU使用率は100%にはならず、50%程度で推移していました。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
※約10分経過後に計測しています
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:Filmora 9 の動画編集ソフトでプレビュー再生
左から3番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手の平を置くパームレストの温度変化は重要です。

高めの負荷をかけると、パームレストの温度が上がりますが、そこまで気にはなりません。底面は熱くなる部分があるので、膝の上に置いて作業をするときは、火傷に気を付けましょう。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。

低めの消費電力です。ゲーミングノートPCではないので、消費電力は高くありません。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後から確認できた中で最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

IdeaPad Slim 5i Gen 8 14型の外観をチェックします。

従来モデルは、パームレスト部分がやや安っぽかったですが、今回の新モデルは天板と底面はアルミを採用しており、安っぽく見えません。

ボディカラーもシルバーなので、指紋などが目立たず実用的です。

 

天板もシンプルで、場所を選ばず使うことができるでしょう。

 

ボディは薄型で、見た目がいいです。

 

側面のインターフェースはご覧の通りです。USB3.2 Gen1 Type-A x2、USB3.2 Gen1 Type-C(Power Delivery、DisplayPort対応)x2、HDMI1.4b、microSDカードリーダー、ヘッドホン/マイク端子を備えています。

 

底面はシンプルなデザインです。

 

底面を外した時の画像が以下となります。ファンは1つのみですが、非常に大きな冷却ファンで、ヒートパイプも2つあります。ただ、HシリーズのCoreプロセッサーを冷却するには、やや物足りない冷却性能です。

 

Type 2242のM.2 SSDが搭載されていましたが、Type 2280のSSDへも換装できそうです。

 

ACアダプターは65Wです。サイズは普通ですが、電顕ケーブルが太いので、持ち運ぶときはかさばります。

 

まとめ

以上が、IdeaPad Slim 5i Gen 8 14型のレビューです。

HシリーズのCoreプロセッサーを搭載しながら、「7万円台~」と安く、コストパフォーマンスに優れており、 家庭用ノートパソコンとしておすすめの製品です。

HシリーズのCoreプロセッサーの割には、思ったほどベンチマークスコアは伸びませんでしたが、それでも一般的なノートPCと同等、またはそれ以上の性能はあります。

従来モデルと比べて、ディスプレイの画面比が16:10になり、使いやすくなりました。ボディもアルミ素材を用いており、安っぽさが無くなりました。

どのモデルも、16GBのメモリを搭載している点も嬉しいです。アプリを多めに立ち上げても、メモリ不足になって動作が遅くなることは少ないでしょう。

IPS液晶搭載モデルは色域が狭いですが、OLEDディスプレイ搭載モデルは色域が非常に広く、画像編集などの用途にも適していると思います。ただし、OLEDディスプレイ搭載モデルは、「特徴」で説明した通り、文字がやや見にくくなります。気にならない方も多いとは思いますが、仕事で長時間使うなら、普通のIPS液晶搭載モデルのほうがいいかもしれません。

また、HDMI経由で4K出力ができない点、メモリがオンボードなので後から換装出来ない点はご注意下さい。

 

コスパの高いインテルCPU搭載パソコン

IdeaPad Slim 5i Gen 8 14型

特徴

  • HシリーズのインテルCoreを搭載
  • 高い処理性能でも安い
  • 16:10の画面比

こんなあなたに

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