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レノボ Legion 550Pi / Legion 550i 15の違いと実機レビュー
CPU | Core i7-10750H Core i5-10300H |
---|---|
GPU | RTX 2060 / GTX 1660Ti / GTX 1650Ti / 1650 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | PCIe SSD |
液晶サイズ | 15.6型 FHD |
液晶種類 | IPS
非光沢 144Hz IPS 非光沢 60Hz |
質量 | 約2.3kg |
バッテリー | 約8.5時間 / 11.8時間 |
価格[税込] | 9万円台~ |
Legion 550Piと Legion 550i 15は、モデルによってやや特徴が変わります。
RTX 2060搭載モデルなら、144Hzの高リフレッシュレート液晶も搭載し、ミドルレンジのスペック。ワンランク上の性能のノートPCでゲームをしたい方におすすめです。
GTX 1650搭載モデルなら、9万円台からと最安クラスのゲーミングノートです。液晶は60Hzですが、安いのに比較的広い色域である点も特徴です。
Legion 550Pi と Legion 550i 15 の違いは、前者がオンライン販売モデル、後者が量販店モデルとなります。また、選べるパーツおよびボディカラーなども若干異なります。
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は以下の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Legion 550Pi Core i7-10750H、GeForce GTX 1650、16GBメモリ NEW!
Legion 550i 15 Core i7-10750H、GeForce RTX 2060、16GBメモリ
目次
お忙しい方は、「Legion 550Pi / 550i 15の特徴」のみお読みください。
Legion 550Pi / 550i 15の特徴
RTX 2060モデルならバランスのいいミドルスペック機
Legion 550Pi および Legion 550i 15は、最大でGeForce RTX 2060を搭載できます。GeForce RTX 2060を搭載したモデルは、液晶が144Hzに対応し、敵などの動く物体が見やすく、流行りのバトルロワイヤルゲームなどを有利に進められます。価格もLegion 550Piなら15万円台からと手ごろです。
また、RTX 2060搭載モデルの液晶は144Hzの高リフレッシュレートに対応し、当サイトの計測ではsRGBカバー率:100%と色域も広めでした。ゲーマーだけでなくクリエイターも満足できる液晶ではないかと思います。
RTX 2060搭載モデルなら、性能と価格のバランスのとれたミドルスペック・ゲーミングPCとなっています。
GTX 1650モデルなら9万円台の低価格エントリー機
Legion 550Piのみになりますが、GeForce GTX 1650を搭載したモデルがラインナップされており、このモデルなら9万円台(税別)という安さです。
CPUはCore i5-10300H、液晶は60Hzと、スペックはグレードダウンしますが、カジュアルにゲームを楽しみたい層や、予算がなくて初めてゲーミングノートを買うような方におすすめです。
ライバル機種と比較してみても、少し前まではDell G3 15のほうが安かったのですが、現在(6月14日)は、クーポンの割引率などの関係で、Legion 550Piのほうが安くなっています。また、Legion 550PiはDell G3 15よりも液晶色域が高いというメリットもあり、画像編集・動画編集用途でも使えると思います。
レノボ Legion 550Pi |
デル Dell G3 15 |
ドスパラ GCR1650GF7 |
GeForce GTX 1650 | ||
Core i5-10300H | Core i7-9750H | |
512GB SSD | 500GB SSD | |
8GBメモリ | ||
92,796円 | 93,483円 | 99,980円 |
Legion 550Piと550i 15の違い
Legion 550Piはオンライン販売モデル、550i 15は量販店モデルという違いがありますが、それ以外にもやや異なる点があります。
まず、デザイン面では、Legion 550Piはアイアングレーというカラーであるのに対し、Legion 550i 15はファントムブラックというカラーです。また、天板のアイコンも異なっています。Legion 550Piのほうが、指紋などは目立ちにくいです。
スペックの面では次のような違いがあります。Legion 550i 15は比較的性能が高めの構成であるのに対し、Legion 550Piはローエンドからミドルレンジまで幅広いパーツを選択することが出来ます。上で紹介したRTX 2060やGTX 1650以外のグラフィックスを搭載したモデルもあります。
価格は、Legion 550Piのほうが安いです。
Legion 550Pi | Legion 550i 15 |
Core i7-10750H Core i5-10300H |
Core i7-10750H |
RTX 2060 GTX 1660Ti GTX 1650 |
RTX 2060 GTX 1650Ti |
FHD 144Hz FHD 60Hz |
FHD 144Hz |
冷却性能が改善
安いゲーミングノートだと、背面からのみ、もしくは側面からのみ排気しているケースもありますが、Legion 550Pi / 550i 15は背面および左右の側面からも排気を行っています。さらに、CPU冷却ファンの厚みを増やし、ヒートパイプを直線的なデザインにしたことで、冷却性能がアップしています。
実際にRTX 2060搭載モデルで、ゲーム中のCPU温度、GPU温度を計測してみても、70℃台に収まっていました。安心して長時間ゲームができると思います。
各用途の快適度
各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。
用途 | 快適度 | コメント |
Web閲覧 Office作業 |
◎ | 快適です。 |
---|---|---|
動画鑑賞 | ◎ | ディスプレイの表示が綺麗で見やすいです。音質は普通です。 |
RAW現像 画像編集 |
◎ | 144Hz液晶であればsRGBカバー率100%、60Hz液晶でも97%あり、またスペックも高く、快適に編集できると思います。ただし、SDカードスロットが無いため、カメラから画像データを取り込むときは、別途アダプターが必要です。 |
動画編集 | ◎ | CPUおよびグラフィックスの性能が高く、液晶も見やすく、快適に作業できると思います。 |
ゲーム | ◎ | 144Hzの液晶、RTX 2060を選択でき、放熱性も良く、快適にゲームができると思います。 |
ゲームベンチマーク
ゲームのベンチマークスコアを下の表に掲載します。今回は、GeForce RTX 2060で計測したスコアを掲載します。目安として、おおよそ60 fpsを超えていれば、快適に動作すると思って下さい。
RTX 2060のグラフィクスなら、最高クラスのグラフィック設定にしても平均フレームレートが60fpsを超えることが多いです。また、中程度の重さのゲームなら、高めのグラフィック設定でも、144fp近く出ており、144Hzの液晶を活かせると思います。
GTX 1650のグラフィックスの場合、重いゲームはグラフィック品質を低めに落とす必要があります。それほど重くないゲームなら、高めのグラフィック品質でも60 fps出るでしょう。
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15
|
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RTX 2060 | GTX 1650 | ||
1920x1080 | 軽量品質 | 113 fps | 70 fps |
標準品質 | 86 fps | 53 fps | |
高品質 | 64 fps | 39 fps |
重い部類のゲーム
ボーダーランズ3
|
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---|---|---|---|
RTX 2060 | GTX 1650 | ||
1920x1080 | 低 | 111 fps | 77 fps |
高 | 62 fps | 39 fps | |
バッドアス | 48 fps | 29 fps |
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 漆黒のヴィランズ
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|||
---|---|---|---|
RTX 2060 | GTX 1650 | ||
1920x1080 | 標準(ノート) | 151 fps | 123 fps |
高(ノート) | 124 fps | 97 fps | |
最高品質 | 100 fps | 68 fps |
中程度の重さのゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
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RTX 2060 | GTX 1650 | ||
1920x1080 | 非常に低い | 192 fps | 142 fps |
中 | 145 fps | 96 fps | |
ウルトラ | 108 fps | 69 fps |
軽い部類のゲーム
Apex Legends
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RTX 2060 | GTX 1650 | ||
1920x1080 | 高設定 | 117 fps | 72 fps |
軽い部類のゲーム
フォートナイト
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RTX 2060 | GTX 1650 | ||
1920x1080 | 低設定 | 354 fps | 288 fps |
高設定 | 163 fps | 103 fps | |
最高設定 | 119 fps | 75 fps |
軽い部類のゲーム
ドラゴンクエストX
|
|||
---|---|---|---|
RTX 2060 | GTX 1650 | ||
1920x1080 | 最高品質 | 19815 (すごく快適) |
19283 (すごく快適) |
他のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。
ディスプレイのチェック
ディスプレイのチェックです。
144Hz液晶
高リフレッシュレート対応で、遅延も少なく、色域も広く見やすい液晶です。最大輝度は、当サイトの計測では347cd/m2とやや高めです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。
- 色域
- RGB
発色特性 - 視野角
- 画素・
ギラつき - 映り込み
- フリッカー
色域はsRGBを100%カバーしており広いです。
sRGBカバー率 | 100% |
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DCI-P3カバー率 | 76.4% |
Adobe RGBカバー率 | 76.0% |
遅延(144Hz液晶)
キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約31msでした。計測毎にばらつきがあるので、3回計測した平均値を求めています。他の一般的なノートPCで計測したところ80ms前後が多かったので、本製品の遅延は少ないと思います。
なおこれは、液晶だけでなくPC全体の遅延となります。今回、液晶の遅延が少ないというのもありますが、後述する改善されたキーボードの効果もあると思います。
残像(144Hz液晶)
本製品の液晶パネル(144Hz)について「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを1/2000のシャッタースピードで撮影し、普通のノートPCの液晶パネル(60Hz)と比較しました。普通のノートPCは2フレーム前くらいまで残像が表示されていましたのに対し、本製品は、表示されるフレームが2倍以上多いにも関わらず、2フレーム前までの残像しか表示されていませんでした。残像感は少ないと思います。
60Hz液晶
GeForce GTX 1650を搭載したLegion 550Piのみ、60Hz液晶が搭載されます。144Hz液晶よりも全体的にスペックダウンしますが、色域が比較的広めの液晶でクリエイターでも使えるのではないかと思います。最大輝度は、当サイトの計測では319cd/m2とやや高めです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。
- 色域
- RGB
発色特性 - 視野角
- 画素・
ギラつき - 映り込み
- フリッカー
色域は比較的広いです。
sRGBカバー率 | 97.0% |
---|---|
DCI-P3カバー率 | 75.8% |
Adobe RGBカバー率 | 75.1% |
遅延(60Hz液晶)
キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約68msでした。計測毎にばらつきがあるので、3回計測した平均値を求めています。144Hz液晶よりも遅いですが、一般的なノートPCと比べるとやや速いと思います。
残像(60Hz液晶)
本製品の液晶パネル(144Hz)について「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを1/2000のシャッタースピードで撮影してみましたが、一般的なノートPCの液晶と同じくらいの残像でした。
キーボードおよびタッチパッドのチェック
Legion 550Pi / 550i 15のキーボードのチェックです。
レノボが独自に開発した「Legion TrueStrikeソフトランディングスイッチ」というものを採用しており、よりスムーズで応答性能の高いキーボードになっています。
実測で、キーピッチは横:約19mm、縦:約18.5mmです。キーストロークは約1.8mmです。キートップは湾曲しており、割と押しやすいキーです。また、矢印キーがかなり大きく、見なくても探しやすいです。
ただし、EnterキーやBackspaceキー周りは、1つの枠に2つのキーが入っているなど、見た目が悪いうえに、やや小さくなっているキーもあります。特に、「Backspace」キーを押すときに、誤って「\」も押してしまいやすいです。
タッチパッドの操作性は普通です。
キーボードバックライトも搭載しています。
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
本製品は、下図のようにサーマル・モードが設定できるようになっています。ここでは、「パフォーマンス・モード」と「バランス・モード」で計測したベンチマークスコアを掲載します。
CPU
今回、Core i7-10750Hを搭載していますが、他のノートPCで計測したときよりも高いフレームレートが出ています。特にパフォーマンス・モードのときのスコアがかなり高かったです。
~ CPU性能の評価 ~
※[パフォーマンス・モード]、[バランス・モード]と書かれていないCPUは、他のPCで計測した代表値です
グラフィックス
グラフィックスについては、GTX 1650からRTX 2060まで選択できます。目的に応じて選びましょう。
~ グラフィックス性能の評価 ~
※[パフォーマンス・モード]、[バランス・モード]と書かれていないグラフィックスは、他のPCで計測した代表値です
GPU-Zで確認した各グラフィックスの情報は次の通りです。
- RTX 2060
- GTX 1650
ストレージ
ストレージは、PCIe-NVMe SSDが搭載されており非常に速いです。
~ ストレージ性能の評価 ~
※[レビュー機で計測]と書かれたストレージ以外は、他のPCで計測した代表値です
その他のベンチマークスコア
以下、その他のベンチマーク結果を掲載します。
クリエイターソフトの処理時間
以下、実際のソフトウェアで計測した各種処理時間です。なお、ここでは、いずれも[パフォーマンス・モード]で計測しています。
※[レビュー機で計測]と書かれていないものは、他のPCで計測した代表値です
※「Lightroomにおすすめノートパソコン」の記事も興味があればご覧ください
GeForce GTX 1650でも比較的速いです。GeForce RTX 2060ならかなり速いです。
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
※[レビュー機で計測]と書かれていないものは、他のPCで計測した代表値です
時間がかかるエンコードの時間も、他のPCより速かったです。
Core i7-10750H RTX 2060 |
Core i7-10750H GTX 1650 |
|
x265でエンコード (※1) | 12分39秒 | 13分35秒 |
QSVでエンコード (※2) | 2分51秒 | 2分56秒 |
NVENCでエンコード (※3) | 58秒 | 58秒 |
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
※3 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
高めのクロックで推移しています。
質量のチェック
質量のチェックです。
メーカー仕様値は約2.3kgとなっており、当サイトの計測値は下表の通りでした。ゲーミングノートPCとしては普通の質量だと思います。
Core i7-10750H RTX 2060 |
Core i7-10750H GTX 1650 |
|
PC本体 | 2.321kg | 2.369kg |
ACアダプター+電源ケーブル | 910g | 525g |
バッテリー駆動時間のチェック
バッテリー駆動時間のチェックです。
バッテリー容量をフリーソフトで確認すると、今回レビューしているどちらのモデルも約80Whでした。比較的多いバッテリー容量です。
バッテリー駆動時間は下の通りモデルによって異なります。ゲーミングノートとしては、比較的長いバッテリー駆動時間だと思います。
Core i7-10750H RTX 2060 |
Core i7-10750H GTX 1650 |
|
(1) JEITA2.0測定方法 | 約 11.8時間 | 約 10.8時間 |
(2) 動画再生時 | 7時間29分 | 6時間43分 |
(3) PCMark 8 Work テスト | ー | ー |
(4) PCMark 10 Battery (Gaming) | 1時間35分 | ー |
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(3) ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行
(4) PCMark 10 Battery内のゲームを実行。NVIDIAの設定で最大30fpsに制限
以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。なお、これらのテストはRTX 2060搭載モデルで、「パフォーマンス・モード」で計測しています。
静音性のチェック
動作音(静音性)のチェック結果です。
アイドル時はほぼ無音です。ゲーム中の騒音値は、他の製品と同等程度です。
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。
パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。ここでは、エンコード時とFF XIVベンチマーク(fps制限なし)実行時のときのみ掲載します。
エンコード時のCPU温度の詳細
下図は、CPU使用率がほぼ100%になるエンコード時のCPU温度の詳細です。約1分間はターボブーストが働いて80℃台に達しますが、それ以降は70℃台で推移しており、問題ない温度だと思います。
FF XIVベンチ(fps制限なし)実行時のGPU温度の詳細
下図は、FF XIVベンチマーク(fps制限なし)実行時のGPU温度の詳細です。こちらも70℃台で収まっており、問題ない温度だと思います。
表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。
キーボード面は熱くなりますが、パームレスト部分はそんなに熱くはなりません。
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。
一般向けのノートPCと比較すると、高い消費電力です。
外観のチェック
Legion 550i 15
Legion 550i 15の外観のチェックです。
ゲーミングノートPCにありがちな派手なデザインではないため、仕事用のパソコンとしても使えると思います。
天板には、LEGIONのロゴが入っています。
スピーカーは側面と底面の間の斜めになっているところに配置されています。音質は、10点満点で5点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。
背面の排気口を出っ張らせることで、放熱性を高めています。
インターフェースは次のようになっています。主要なポートは揃っていますが、SDカードスロットはありません。
液晶はほぼ180度まで開くので、使い勝手がいいです。
底面の吸気口の写真です。
ACアダプターは、RTX2060モデルは230Wと大容量です。
Legion 550Pi
前述した通り、Legion 550Piは、ボディカラーと天板のロゴがやや異なります。
カラーはアイアングレーで、Legion 550i 15よりも明るいカラーです。
天板には、LEGIONのアイコンのみが入っています。星のような部分は電源を入れると、ゆっくりと点滅します。
底面はLegion 550i 15と同じです。
GeForce GTX 1650搭載モデルの場合、170WのACアダプターでした。
まとめ
以上が、Legion 550Pi / Legion 550i 15のレビューです。
Legion 550Piはオンライン販売モデルで、Legion 550i 15は量販店モデルです。この2機種はボディーからや天板のロゴ、選べるパーツがやや異なります。
GeForce RTX 2060搭載モデルなら、ほとんどのゲームが"最高"のグラフィック設定でも60fps以上出すことができ、中程度の重さのゲームなら144fps近くまで出すことができます。144Hzの高リフレッシュレートに対応し、キーボードや液晶を含めた遅延も少なく、流行りのバトルロワイヤル系のゲームを有利にすすめることができるでしょう。ゲーム中のCPU温度、GPU温度も問題ありませんでした。また、液晶の色域も当サイトの計測では、sRGBカバー率100%となっており、クリエイターも満足できるスペックだと思います。
GeForce GTX 1650搭載モデルなら、9万円台(税別)と最安レベルです。液晶が60Hzとなってしまいますが、他の格安ゲーミングノートと違い、sRGBカバー率:約97%と液晶の色域が比較的広いので、動画編集用途などにも使えると思います。
エントリーユーザーからミドルユーザーまでおすすめ
Legion 550Pi / 550i 15
特徴
- 最大GeForce RTX 2060を搭載
- 比較的広い色域
- 低遅延・高い放熱性
- Legion 550Piなら価格も安い
こんなあなたに
- ワンランク上の性能でゲームをしたい
- Web系コンテンツを制作するクリエイター
- 価格9万円台[税込]~
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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約15年間にわたり、年間100機種以上、パソコンを細かくチェックしている筆者がおすすめするノートパソコン。