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レノボ ThinkPad L390 の特徴

CPU | Core i7-8565U Core i5-8265U Core i3-8145U |
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メモリ | 最大32GB |
ストレージ | SSD |
液晶サイズ | 13.3型 |
液晶種類 | FHD IPS 非光沢 タッチ FHD IPS 非光沢 HD TN 非光沢 |
質量 | 約1.46kg~ |
バッテリー | 最大約15.4時間 |
価格[税込] | 8万円台~ |
ThinkPad L390は、使いやすくて、価格もリーズナブルなエントリー向けのビジネスモバイルPCです。
ThinkPad L380の後継機種となりますが、CPUに第8世代Coreプロセッサーの中で最新のWhiskey Lake-Uを搭載するようになった点が、主な変化点です。それ以外に大きな変化はありません。
10万円以下から購入可能、ThinkPadの特徴である、堅牢性、打ちやすいキーボードなどに変わりはなく、バッテリー駆動時間も比較的長いため、ビジネスシーンでも安心して使用できるでしょう。
弱点は、モバイルPCとしては、それほどコンパクトではなく、質量も約1.46kgからと重めな点です。
軽量でなくてもいいから、安心してビジネスに使用できる信頼性の高いモバイルPCをリーズナブルに購入したい方におすすめです。
ThinkPad L390 の特徴
旧モデルとの比較
最初に、旧モデルであるThinkPad L380との比較を行いました。
旧モデルと比べて、新モデルは、本体サイズや質量、基本的なインターフェース構成に変化はありません。
主な変化点は、CPUに、最新のWhiskey Lake-Uを搭載するようになったことです。
Celeron搭載モデルがなくなったため最低価格は上がっていますが、同等性能で考えると価格はほぼ据え置きとなっているようです。
現在は、旧モデルのThinkPad L380も購入可能で、第8世代Core i5搭載モデルでスペックを合わせて比較すると、旧モデルが1割ほど安くなっています。Whiskey Lake-U搭載にこだわらなければ、ThinkPad L380は購入のチャンスかもしれません。
[本製品] ThinkPad L390 |
[旧モデル] ThinkPad L380 |
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画像 | ![]() |
![]() |
CPU | Core i7-8565U Core i5-8265U Core i3-8145U |
Core i7-8550U Core i5-8350U Core i5-8250U Core i5-7200U Core i3-8130U Core i3-7130U |
メモリ | 最大32GB | |
ストレージ | SATA SSD / PCIe SSD | |
液晶サイズ | 13.3型 | |
液晶種類 | FHD IPS 非光沢 タッチ FHD IPS 非光沢 HD 非光沢 |
FHD IPS タッチ FHD IPS 非光沢 HD 非光沢 |
インターフェース | HDMI USB 3.1 x2 USB 3.1 Type-C x2 LAN拡張 microSD |
HDMI USB 3.0 x2 USB Type-C x2 LAN拡張 microSD |
質量 | 約1.46kg~ | |
サイズ[mm] | 約322x224.2x18.8 | |
バッテリー | 最大約15.4時間 | 最大約14.7時間 |
価格(税込) | 8万円台~ | 7万円台~ |
[本製品] ThinkPad L390 |
[旧モデル] ThinkPad L380 |
|
CPU | Core i5-8265U |
Core i5-8250U |
メモリ | 8GB | |
ストレージ | 256GB PCIe SSD | |
液晶 | FHD IPS 非光沢 | |
価格(税込) | 124,740円 | 110,754円 |
※価格は変動する可能性があります
CPU性能の比較
ThinkPad Lシリーズの新旧モデルでは、9種類のCPUから選択できます。それで、これらのCPUの性能を把握するために、PassMarkのベンチマークスコアを比較します。
緑色は新モデルのThinkPad L390で搭載できるCPUです。
特別重い作業をするのでなければ、Core i3-8145Uでも比較的快適に使用できるでしょう。予算に余裕があれば、ほとんどの作業を快適にこなせる十分の性能を持ったCore i5-8265U搭載モデルがおすすめです。
CPUに最新のWhiskey Lake-Uプロセッサーを搭載するようになったことで、確実に処理性能が上がっています。ただ、その上がり幅はそれほど大きくないので、第8世代のKaby Lake-Rを搭載したPCを使用している方であれば、買い替えを考える必要はないでしょう。
~ CPU性能の評価 ~
液晶を選択可能
ThinkPad L390は、フルHD IPS タッチ対応 液晶、フルHD IPS 液晶、HD 液晶の3種類からディスプレイを選択することができます。
とはいっても、タッチ対応ディスプレイがよければ、ThinkPad L390 Yogaのようなコンバーチブル型のPCを選択した方が、利用シーンの幅がより広がります。また、せっかく高スペックPCを買うのであれば、解像度が低く、視野角が狭いHD 液晶をあえて選択する必要はないでしょう。
ということで、液晶の選択肢はいくつかあるものの、一番実用的なフルHD IPS 液晶がおすすめです。下の画像のように、ディスプレイは180度開くので、作成した資料を対面する相手に見せるときなどには、視野角の広いIPSが有利です。

インターフェースは充実
ThinkPad L390は、HDMI出力、USB Type-Cポート(Video-out機能付き)を2ポート、通常サイズのUSB 3.1を2ポート備えています。その他、フルサイズのSDカードリーダーでは無い点が残念ですが、microSDカードリーダーも備えています。

十分なバッテリー駆動時間
ThinkPad L390のバッテリー駆動時間は、最大約15.4時間とやや長めです。
また、急速充電に対応しているので、65Wアダプターを使用すると、約1時間で80%まで充電することができます。急速充電を行う可能性がある場合は、購入時に65Wアダプターに変更するとよいです。

モバイルPCとしては重め
ThinkPad L390の質量は約1.46kgで、モバイルPCとしては重めです。ディスプレイのベゼルも狭額ベゼルではないので、本体のサイズもそんなにコンパクトではありません。このあたりが、ThinkPad L390の弱点となっています。
とはいえ、「カバンの総重量が5kg以上あるので、ノートPCが数百g重くなっても大して変わらない」というような方であれば、十分持ち運べるPCです。
LTEには非対応
もう一つのThinkPad L390のウィークポイントは、LTEには対応していない点です。
多くのThinkPadシリーズがLTEに対応している中、ThinkPad L390はLTEに対応していません。
少し重めの筐体でも、この価格帯でLTEに対応したThinkPadということであれば、ビジネスシーンでの活用の幅が広がったと思うので、少し残念です。
ライバル機種との比較
最後に、ライバル機種との比較です。今回比較したのは、デルのInspiron 13 7000と、レノボのideapad S530です。レノボのPCの価格は税別価格に換算して表示しています(2019年1月7日時点の価格)。Core i5、8GB メモリ、256GB SSDという人気の高いスペック構成での比較です。
価格重視であれば、Inspiron 13 7000は同等スペックでも安く、コストパフォーマンスが高いです。一方、モビリティ重視であれば、ideapad S530が軽量かつコンパクトです。ただし、ideapad S530はカスタマイズはできません。
ThinkPad L390は、これらの2機種と比べても、一回り大きく、質量も一番重いです。ただ、バッテリー駆動時間が長めであり、ThinkPad特有の使いやすさや堅牢性に優れている部分を考慮すると、費用対効果は高いです。デザイン的にも、落ち着きがあり、プロフェッショナルな好印象を与えると思います。
[本製品] ThinkPad L390 |
デル Inspiron 13 7000 |
レノボ ideapad S530 |
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画像 | ![]() |
![]() |
![]() |
CPU | Core i5-8265U | ||
メモリ | 8GB | ||
ストレージ | 256GB PCIe SSD | ||
液晶サイズ | 13.3型 | ||
液晶 | FHD IPS 非光沢 | FHD IPS 光沢 | FHD IPS 非光沢 |
インター フェ―ス |
HDMI USB 3.1 x2 USB 3.1 Type-C x2 LAN拡張 microSD |
HDMI USB 3.1 x2 USB 3.1 Type-C SDカード |
HDMI USB 3.0 x2 USB 3.1 Type-C |
質量 | 約1.46kg~ | 約1.33kg | 約1.19kg |
サイズ[mm] | 約322 x224.2 x18.8 |
約309.66 x215.7 x15.19 |
約308.3 x211 x14.8 |
バッテリー | 約15.4時間 | 約9.5時間 | 約11.4時間 |
価格(税別) | 115,500円 | 87,984円 | 95,090円 |
※価格は変動する可能性があります
まとめ
ThinkPad L390は、使いやすく、コストパフォーマンスの高い、ビジネス向けのモバイルPCです。
第8世代のなかで最新のWhiskey Lake-Uプロセッサーを搭載しており、処理能力は十分です。バッテリー駆動時間も長く、ビジネスアワーを十分にカバーできます。堅牢性にも優れていますし、デザイン的にも落ち着きがあり、ビジネス用途に適しています。
ただし、サイズがやや大きめなことと、質量がモバイルPCとしては重いことがデメリットです。また、LTEにも対応していません。
モビリティの高さにこだわることがなければ、大きな不満を感じることはなさそうです。
なお、似た構成でも、旧モデルのThinkPad L380の方が若干安く入手できます。できるだけ安く手に入れたい場合は、こちらも候補にして比較するとよいでしょう。
詳細・購入はこちら
レノボ 公式サイト

1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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