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レノボ ThinkPad L390 Yoga の特徴

更新日:2019年1月5日
CPU Core i7-8565U
Core i5-8265U
Core i3-8145U
メモリ 最大32GB
ストレージ SSD
液晶サイズ 13.3型
液晶種類 フルHD IPS 非光沢
質量 約1.56kg~
バッテリー 最大約12.1時間
価格[税込] 10万円台~
マイナーチェンジして安くなった 2 in 1 PC

ThinkPad L390 Yogaは、ThinkPadシリーズのエントリー向けの2 in 1 PCです。ThinkPad L380 Yogaの後継機種となりますが、大きな変化はなく、マイナーチェンジといった感じです。

CPUには第8世代Coreプロセッサーの中でも最新のWhiskey Lake-Uを搭載し、わずかに処理性能は上がっているはずです。

ThinkPad特有の打ちやすいキーボード、アクティブペンの対応、2 in 1 PCという特徴は受け継がれています。

ただし、モバイルPCの割には質量が重めな部分がデメリットです。

旧モデルよりも販売開始価格が結構安くなり、入手しやすくなりました。ThinkPadシリーズのコンバーチブル型PCが欲しいけど、予算は抑えたいという方におすすめのビジネス向けノートPCです。

レノボ 公式サイト

ThinkPad L390 Yogaの特徴

旧モデルとの比較

まず、旧モデルであるThinkPad L380 Yogaとの比較を行います。

筐体のサイズや質量には変化はありません。同じケースが使用されているのかもしれません。

一番大きな変化は、CPUです。旧モデルでは、第7世代Coreプロセッサー、または第8世代プロセッサー(Kaby Lake-R)を搭載していましたが、新モデルでは同じ第8世代プロセッサーながら最新のWhiskey Lake-Uを搭載しています。わずかながら、処理性能の向上が見込まれます。CPUの性能については、次の項目をご覧ください。

価格も比較的リーズナブルな価格になりました。旧モデルは販売当初14万円台からだったのですが、新モデルは10万円台から購入可能です。それに伴い、引き続き販売されている旧モデルの価格も下がっているので、どちらを選ぶとしても、ユーザーにとっては嬉しい変化となっています。

また、旧モデルでは光沢液晶でしたが、新モデルでは非光沢液晶となっています。細かい点かもしれませんが、長時間使用しても目が疲れにくく見やすいので、ビジネスでは使いやすくなったと思います。

このように、ThinkPad L390 Yogaは、性能や機能に飛躍的な変化はないものの、新しいCPUに合わせてマイナーチェンジしたモデルとなっています。

旧モデルとの比較
  [本製品]
ThinkPad L390 Yoga
[旧モデル]
ThinkPad L380 Yoga
画像
CPU Core i7-8565U
Core i5-8265U
Core i3-8145U
Core i7-8550U
Core i5-8350U
Core i5-8250U
Core i5-7200U
Core i3-8130U
Core i3-7130U
メモリ 最大32GB
ストレージ SSD(SATA) / SSD(PCIe)
液晶 13.3型 フルHD
IPS 非光沢
13.3型 フルHD
IPS 光沢
インターフェイス HDMI
USB x2
USB Type-C x2
LAN拡張
HDMI
USB x2
USB Type-C x2
LAN拡張
質量 約1.56kg~
サイズ[mm] 約322x224.2x18.8
バッテリー 最大約12.1時間 最大約12.8時間
価格(税込) 10万円台~ 9万円台~

 

CPU性能の比較

ThinkPad LシリーズYogaの新旧モデルを合わせると、実に9種類のCPUを選択できます。ここでは、これらのCPUの性能を把握するために、PassMarkのベンチマークスコアを比較します。

緑色は新モデルのThinkPad L390 Yogaに搭載できるCPUです。ThinkPad L390 Yogaに搭載可能なCPUは3つに減りましたが、性能がバランスよく分かれています。

特別重い作業をするのでなければ、Core i3-8145Uでも十分快適に使用できるでしょう。おすすめは、ほとんどの作業を快適にこなせるだけの性能を持ったCore i5-8265U搭載モデルです。

旧モデルと比較しても、わずかにCPUの処理性能は底上げされています。とはいえ、旧モデルを使用している方であれば、買い替えを考える必要は全くないでしょう。

PassMark Performance Test 9.0 CPU MARK
~ CPU性能の評価 ~
Core i7-8565U 9214
Core i7-8550U 8323
Core i5-8265U 8300
Core i5-8350U 8252
Core i5-8250U 7668
Core i3-8145U 5610
Core i3-8130U 5068
Core i5-7200U 4615
Core i3-7130U 4032
※スコアはPassMark社のサイトを参照

 

フルHDのIPS液晶搭載

ThinkPad L390 Yogaは、フルHDのIPS液晶を搭載しています。効率よく作業を行える環境です。

下の写真からも分かるように、ディスプレイのベゼルは意外と広めです。そのため、本体のサイズは13型の割にそれほどコンパクトではありません。

フルHDのIPSディスプレイ

 

状況に合わせて変形できる2 in 1 PC

ThinkPad L390 Yogaは、コンバーチブル型の2 in 1 PCです。

通常のラップトップ形状はもとより、状況に合わせてタブレット形状などにも変形可能です。ただし、そこそこ厚みもあり、そんなに軽量ではないので、片手で持って長時間使用するのは厳しそうです。その他に、テントモード、スタンドモード、フラットモードなど自由に変形できます。

おすすめは、写真のようにドックに接続して、外部ディスプレイやキーボード、マウスをつなげ、通常はメインPCとして使用し、外出するときは取り外して持ち出すという使い方です。作った資料などを移し替える必要もなく、シームレスに活用できます。

2 in 1 PCの活用例

 

インタフェースは十分

ThinkPad L390 Yogaには、HDMI出力に加えて、Video-out機能付きのUSB Type-Cポートを2ポート備えています。その他、USB 3.1 ポートを2ポート、microSDカードリーダーを備えており、標準的なインターフェイス構成なので、使用していて特に不足を感じることは少なそうです。

インターフェイス構成

 

アクティブペンが付属

ThinkPad L390 Yogaには、ThinkPad Pen Proが付属します。

このアクティブペンは、上の写真の赤枠で囲った部分に収納することができ、自動的に充電されます。本体右側の手前なので、右利きの人であれば、必要な時にすぐに取り出しやすい場所に位置しています。ビジネスシーンで、カバンの中をゴソゴソとアクティブペンを探す必要がなく、スマートに取り出し、メモやスケッチができるでしょう。

ThinkPad Pen Proの性能は記されていませんが、ThinkPad L380 Yogaに付属しているThinkPad Pen Pro(4,069段階の筆圧感知性能)と同等のものを備えているのではないかと考えています。

細めのペンで絵を描いたりはしにくいですが、ビジネス向けのPCとしての十分な性能を備えたペンだと思います。

 

標準的なバッテリー駆動時間

ThinkPad L390 Yogaのバッテリー駆動時間は、最大約12.1時間です。モバイルPCとしては特別長いわけではありませんが、ビジネス用途として、十分な時間使用できそうです。

また、急速充電に対応しているので、約1時間で80%まで充電することができます。ただし、急速充電は65Wアダプター使用時に利用可能となります。デフォルトでは45Wアダプターが選択されています。急速充電を行う可能性があれば、カスタマイズで65Wアダプターに変更することをおすすめいたします。

電源アダプターの選択画面

 

 

質量は軽くない

ThinkPad L390 Yogaは、モバイル性に優れたビジネス用のPCという位置づけですが、質量は約1.56kgからと、それほど軽量ではありません。個人的には、モバイルPCは1kg前後、重くても1.5kgぐらいと考えているので、ギリギリのレベルだと思います。

13型のモバイルPCであれば、軽いPCは他にもあるので、モバイルに特化したPCを探しているのであれば、もっと軽いものがよいでしょう。

ただ、ThinkPad L390 Yogaには、堅牢性や耐久性に優れ、使い勝手がいいというメリットがあります。重さにこだわらなければ、買って損は無いと思います。

 

ライバル機種との比較

最後に、ライバル機種との比較を行いました。今回比較したのは、デルのNew Inspiron 13 7000 2-in-1と、レノボのThinkPad X1 Yogaです。レノボのPCの価格は税別価格に換算して表示しています。(2018年12月30日時点の価格)

Core i5、256GB SSDの王道のスペック構成で比較しています。

比較すると、Inspiron 13 7000 2-in-1は性能も高く、サイズも一回り小さいうえに、価格も安いです。価格重視でこのサイズの2 in 1 PCを選ぶなら、Inspiron 13 7000 2-in-1は有利です。

一方、ThinkPad X1 Yogaはフラグシップ機だけあって、本体サイズはあまり変わらずに、14型液晶を搭載し、質量はやや軽く、バッテリー駆動時間も長いです。ただ、価格もそれなりに高くなってしまいます。

ThinkPad L390 Yogaは、ThinkPad X1 Yogaは高くて躊躇するけど、やっぱりビジネスPCは使い心地の良いThinkPadを選択したいという方への最適解となりそうです。スペックだけを見るとThinkPad X1 Yogaに及ばない部分がいくつかありますが、使用に対する満足度はそんなに違いはないのかなと思います。

ライバル機種との比較
  [本製品]
ThinkPad L390 Yoga
デル
Inspiron 13
7000 2-in-1
レノボ
ThinkPad X1 Yoga
画像
CPU Core i5-8265U Core i5-8250U
メモリ 8GB
ストレージ 256GB SSD
(SATA)
256GB SSD
(PCIe)
256GB SSD
(PCIe)
液晶 13.3型 フルHD
IPS 非光沢
13.3型 フルHD
IPS 光沢
14.0型 フルHD
インターフェイス HDMI
USB 3.1 x2
USB 3.1 Type-C x2
LAN拡張
microSD
HDMI
USB 3.1
USB 3.1 Type-C
microSD
HDMI
USB 3.0 x2
USB Type-C x2
LAN拡張
microSD
アクティブペン 付属 別売 付属
質量 約1.56kg~ 約1.45kg 約1.42kg
サイズ[mm] 約322
x224.2
x18.8
約307.7
x212.45
x13.68
約333
x229
x17.05
バッテリー 最大約12.1時間 38Wh 最大約16.3時間
価格(税別) 124,600円 99,583円 170,424円
※パーツをできるだけ揃えて価格を掲載しています。他のパーツも選択できます
※価格は変動する可能性があります

 

まとめ

ThinkPad L390 Yogaは、最新のWhiskey Lake-Uのプロセッサーを搭載し、マイナーチェンジが施されたThinkPad Lシリーズのコンバーチブル型PCです。

ThinkPad特有の使いやすさと堅牢性を備えています。アクティブペンも付属しており、特にビジネスシーンで快適に使用できるでしょう。

旧モデルよりも開始価格が安くなっており、入手しやすくなったのも嬉しいポイントです。ThinkPadが好き、コンバーチブル型がいい、予算に制限ありという方の希望を満たしてくれる機種です。

なお、旧モデルからの大きなスペックの変化はありませんが、新モデルが発売されたことで旧モデルのThinkPad L380 Yogaの価格がかなり下がりました。こちらもお得なモデルです。

詳細・購入はこちら

【公式サイトはこちら】
レノボ 公式サイト

 

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