レノボ ThinkPad E14の特徴レビュー

更新日:2019年11月11日
CPU Core i3-10110U
Core i5-10210U
Core i7-10510U
GPU CPU内蔵 /
Radeon RX 640
メモリ 4GB~16GB
ストレージ HDD / SSD /
HDD + SSD /
HDD + Optane /
SSD + Optane
液晶サイズ 14.0インチ
液晶種類 フルHD TN 非光沢
フルHD IPS 非光沢
質量 約1.73kg
バッテリー 最大 約12.6時間
価格[税別] 6万円台~
タイピングしやすい14型ノートPC

ThinkPad E14は、ThinkPad E490の後継機種となる14型ノートPCです。

タイピングしやすく価格が安いことから、事務職、ライター、大学生、子供などに適していると思います。

価格は、Core i3、8GBメモリ、128GB SSD、IPS液晶の構成であれば、税込6万円台です。

また、細かくカスタマイズできるので、用途に合った構成とすることができます。

14型ノートPCとしては、それほど軽くないため宅内モバイルとしての使い方が向いていますが、外へ持ち運べないこともない質量です。

公式サイトはこちら

ThinkPad E14の特徴

Core i3、SSD、IPS液晶でも税込6万円台から

ThinkPad E14は、ThinkPadシリーズで最も安く購入できる14型のEシリーズノートPCです。

Core i3、8GBメモリ、128GB SSD、IPS液晶の構成で6万円台、ストレージを256GB SSDにしても7万円台と、非常に安いです。

なお、ThinkPad E14は、オフィスワークに適した第10世代Core(U)プロセッサーのComet Lakeを搭載しています。Core i3でも、負荷の高くないオフィスでの事務作業(Officeソフト、Web閲覧、メール等)であれば、十分快適に使用できるでしょう。

CPU以外の構成を揃えると、10,000円程度のアップで、CPUを1ランクアップさせることができるようです。長く快適に使用したい場合はCore i5を、重めの作業の処理時間を短縮したい場合はCore i7を選択することもできます。

CINEBENCH R15 ~ マルチコア ~
Core i7-9750H 1212
Core i7-10710U 1095
Core i7-10510U 771
Core i5-10210U 647
Core i7-8565U 602
Core i5-8265U 542
Core i3-10110U 404
Core i3-8145U 340
※緑色のバーが、ThinkPad E14で選べるCPUです
※ベンチマークスコアは代表的な値です
CPU以外のスペックを揃えた場合の価格比較
  Core i3-10110U Core i5-10210U Core i7-10510U
GPU CPU内蔵
ストレージ 256GB SSD
メモリ 8GB
液晶種類 FHD IPS 非光沢
その他 Intel Wi-Fi 6、バックライト付き日本語キーボード、指紋センサーあり
価格[税込] 78,232円 89,320円 100,408円
※2019年11月10日の価格です

 

打ちやすさに定評のあるキーボード

ThinkPadシリーズに搭載されるキーボードは、キートップが適度に湾曲しており、打ちやすく、人気があります。

ThinkPad E14でも、同じくタイピングしやすそうなキーボードを搭載しています。また、ThinkPad特有のトラックポイントも備えており、キーボードから手を離すことなく、マウス操作を行うことができます。特に、キー入力の多い方には、おすすめです。

テンキーがないため、ホームポジションに手を置いた時に、体が液晶の中心に位置するため、場合によっては、ThinkPad E15のような15.6型液晶搭載モデルよりタイピングがしやすく感じるかもしれません。

日本語キーボードだけでなく、英語キーボードも用意されています。

なお、カスタマイズで指紋センサーを選択すると、右上の電源ボタンに指紋センサーが統合されます。セキュアに、素早くWindowsにログインできるので、おすすめです。

キーボード
キーボードの選択肢
指紋センサーも選択可能

 

グラフィクスはCPU内蔵がおすすめ

ThinkPad E14では、外部グラフィックスとしてRadeon RX 640を選択することができます。

Radeon RX 640は、新しく登場したRadeon RX 600シリーズの最上位モデルではありますが、中身はThinkPad E490でも選択できたRadeon RX 550Xと同じで、リネームされているだけのようです。そのため、グラフィックス性能としてはGeForce MX150に近いエントリークラスの性能となります。

Radeon RX 640は、最大4GBのVRAMを搭載できるため、PC側のメモリを有効に活用できることと、Radeon対応のソフトを使用すると、画像や動画の処理やエンコード作業が多少高速化する、という点がメリットとなります。

ただし、グラフィックス処理性能の向上度合いを考えると、そこまで劇的な変化はないと思います。

グラフィックス性能の目安
~ 3D Mark Time Spy - Graphics score ~
GTX 1050Ti 2310
GTX 1050 1787
GeForce MX 150 1074
Radeon RX 550X 1003
Radeon RX 550 870
Intel UHD 620 380
Radeon RX 640は、Radeon RX 550Xと同等性能
Radeon RX 640の選択画面

 

宅内モバイル向きのサイズ感

ThinkPad E14のサイズと質量を他の14型ノートPCと比較すると、下記のようになります。

14型のノートPCとしては、やや大きめのサイズですし、質量が重めです。カバンへの出し入れと、持ち運びを考えると、モバイルPCとしての適性は低いです。

同じオフィスや建物内の好きな場所で使用する宅内モバイルとしての使用が適していると思います。その他、卓上をスッキリさせておきたい場合の据え置きメインPCとしてもちょうどよさそうです。

14.0型ノートPCのサイズ比較
  奥行 高さ 質量
ThinkPad E14 325 232 17.9 約1.73kg
ThinkPad X1 Carbon 2019 323 217 14.95 約1.09kg~
ThinkBook 14 326 229.8 17.9 約1.5kg
New Inspiron 14 5000(5490) 321.77 217 17.29 約1.42kg
※ 単位はmm

 

液晶種類のチェックをお忘れなく

ThinkPad E14の液晶には、フルHDのTN液晶と、フルHDのIPS液晶の2種類があります。

IPS液晶の方が、輝度が高く、広視野角であるため見やすいです。後から交換できませんし、それほど金額に大きな差がないため、IPS液晶を強くおすすめします。

Core i3搭載モデルでは、TN液晶が初期構成となっていたため、希望される場合は、IPS液晶に変更することを忘れないようにしてください。

TN液晶とIPS液晶の2種類

 

幅広いストレージ構成が可能

ThinkPad E14は、2.5インチとM.2の2つのストレージを搭載可能です。

容量単価の安い順に記すと、HDD < HDD + Optane < HDD + SSD < SSD < SSD + Optane、という4つの構成から選択できます。

ThinkPad E14を宅内モバイルとして使用する場合、耐振動性と、起動速度の速さ故に、SSD構成がおすすめです。SSD + Optaneの構成も選択できますが、価格に対して体感速度の向上のメリットは低いと思います。

据え置きで使用するのであれば、HDD + Optaneの構成だと、比較的安くて、HDDのみよりも速い読み書き速度が実現できます。

最近はSSDの市場価格が下がって512GBでも10,000円前後で購入可能なのに、カスタマイズではSSDの価格が高いのがデメリットです。自信があれば、自己責任で大容量のSSDへ自分で換装するのも一つの手ではあります。

ストレージ構成の選択肢

 

メモリスロットは1つのみ

ThinkPad E14のメモリスロットは、1つとなっています。オンボードメモリではないようなので、交換できるのかもしれませんが、後からメモリを増やす場合は、増設ではなく、換装になるでしょう。

Core i3搭載モデルでは、4GBメモリがデフォルトになっていますが、快適に使用するためには、最初から8GBに増やしておく方が無難だと思います。

 

光学ドライブ・SDカードリーダーは非搭載

ThinkPad E14は、PCへの給電とVideo-outに対応のUSB Type-C、USB 3.1 x2、USB 2.0、HDMI、LANポートを備えています。

結構厚めのボディで、余裕がありそうにも見えますが、光学ドライブだけでなく、SDカードリーダーも搭載していません。時代の流れなのかもしれませんが、SDカードリーダーぐらいはあったらよかったです。

外部ディスプレイやマウスを接続して、据え置きメインPC兼移動機として使用する場合は、USB Type-Cドックを使用すると便利です。USB Type-Cケーブルを一本外すだけで、すぐに場所を移動して使用することができます。

インターフェイス構成

 

ボディカラーはブラックのみ

ThinkPad E14は、米軍調達基準に準拠した、ハードな使用にも耐える信頼性の高いビジネスPCです。ボディカラーは、ThinkPadらしいブラックです。

下の画像のように、ディスプレイがフラットになるので、対面する相手に見せながら説明する、といった使い方もできます。

ThinkPadらしいたたずまい
ディスプレイはフラットになる

 

旧モデルとの比較

ThinkPad E14は、ThinkPad E490の後継機種となります。そこで、新旧機種の比較を行いました。

CPUの世代が第8世代から第10世代へとアップグレードされています。ストレージでは、SSD + Optaneが選択できるようになり、アプリなどの起動時間がピュアSSDより速くなるケースもありますが、無理をして選択するほどでもないです。

その他、ボディが薄くなり、全体的にボディサイズのコンパクト化が図られています。質量も、わずかながら軽くなっています。

妥当なアップグレードを遂げていますが、驚くほどの変化はありません。ThinkPad E490も同時に販売されていて、大きなこだわりがなければ、ThinkPad E490をチェックすると、意外とリーズナブルなモデルに出会えるかもしれません。

旧モデルとの比較
  [本製品]
ThinkPad E14
[旧モデル]
ThinkPad E490
画像
CPU Core i3-10110U
Core i5-10210U
Core i7-10510U
Core i3-8145U
Core i5-8265U
Core i7-8565U
GPU Intel UHD /
Radeon RX640
Intel UHD 620 /
Radeon RX 550X
ストレージ HDD / SSD /
HDD + SSD /
HDD + Optane /
SSD + Optane
HDD / SSD /
HDD + SSD /
HDD + Optane
液晶サイズ 14.0インチ
液晶種類 FHD TN 非光沢
FHD IPS 非光沢
HD TN 非光沢
FHD IPS 非光沢
バッテリー 最大 約12.6時間(45Whr) 最大 約15.6時間(45Whr)
サイズ [幅]325
[奥行]232
[高さ]17.9
[幅]329.3
[奥行]242.8
[高さ]21.9
質量 約1.73kg~ 約1.75kg~
価格[税別] 6万円台~ 5万円台~

 

ライバル機種との比較

最後に、ライバル機種として、レノボのThinkBook 14と、デルのNew Inspiron 14 5000(5490)との比較を行います。

いずれも、CPUとしてCome Lakeを搭載し、FHD IPS液晶を選択可能です。質量はThinkBook 14やNew Inspiron 14 5000が軽いのです。また、同じような構成での価格を比較してみると、ThinkBook 14とNew Inspiron 14 5000の方が、かなり安いです。

ThinkPad E14は、タイピングしやすいキーボードと、細かくカスタマイズできる部分がメリットとなります。

ライバル機種との比較
  [本製品]
ThinkPad E14
レノボ
ThinkBook 14
デル
New Inspiron 14 5000
画像
CPU Comet Lake
GPU CPU内蔵 /
Radeon RX 640
CPU内蔵 CPU内蔵 /
GeForce MX230
液晶種類 FHD IPS 非光沢 /
FHD TN 非光沢
FHD IPS 非光沢 FHD 広視野角 非光沢
質量 約1.73kg 約1.5kg 約1.42kg
ライバル機種との価格比較
  [本製品]
ThinkPad E14
レノボ
ThinkBook 14
デル
New Inspiron 14 5000
CPU Core i5-10210U
GPU CPU内蔵
メモリ 8GB
ストレージ 256GB SSD
液晶種類 FHD IPS(または広視野角) 非光沢
価格[税込] 89,320円 62,700円 68,622円
価格は2019年11月10日のものです。価格は変動します。

 

まとめ

ThinkPad E14は、ThinkPadにおいて最もリーズナブルな価格設定のEシリーズ 14型のノートPCです。

Comet Lakeを搭載し、ビジネス用途に快適に使用できる処理性能を備えています。

打ちやすいキーボードを搭載している点も、他のノートPCより優れた特徴です。

必要に応じて、細かくカスタマイズできるのもメリットとなっています。

Core i3、128GB SSD、8GBメモリ、IPS液晶の構成でも税込6万円台で購入できるので、ビジネスPCとしては安いです。

14型ノートPCとしては質量がやや重いことが、やや気になる部分ですが、外出先へ持ち運べないこともないです。

タイピングをよくする事務職、ライター、大学生、これからタイピングを覚える子供などにおすすめしたいです。

タイピングしやすい14型ノートPC

ThinkPad E14

特徴

  • 打ちやすいThinkPadキーボード
  • 比較的安価
  • カスタマイズが可能

こんなあなたに

  • タイピングする機会が多い方
  • 宅内モバイルとして使う方
  • 価格6万円台[税別]~
  • 一言旧モデルからあまり進化なし
公式サイトはこちら

 

後日、実機レビュー予定

後日、実機でのレビューを予定しています。記事公開後、通知しますので、よろしければブックマークや、twitterfacebookでのフォローをしていただけると、嬉しいです。

 

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