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レノボ Legion Y740(17.3型、15.6型)の実機レビュー
CPU | Core i7-9750H |
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GPU | RTX 2060 RTX 2070 Max-Q RTX 2080 Max-Q |
メモリ | 8~32GB |
ストレージ | HDD + PCIe SSD |
液晶サイズ | 15.6型 / 17.3型 |
液晶種類 | FHD IPS 非光沢 144Hz G-Sync |
質量 | 約2.2kg / 約2.9kg |
バッテリー | 15.6型:約3.0時間 17.3型:約4.0時間 |
価格[税別] | 16万円台~ (15型) 18万円台~ (17型) |
手が届きそうなハイスペックゲーミングノート
Legion Y740は、最大で「GeForce RTX 2080 Max-Q」を選択できる、レノボのゲーミングノートPCの中で、最もハイスペックなモデルです。
他社の競合製品と比較して、価格が安い点も特徴の1つで、憧れのハイスペックゲーミングノートが、手に届きそうな価格設定となっています。
ほぼ同じ構成で、15.6型と17.3型の2種類の液晶サイズがあり、どちらも144Hz、G-Sync対応です。
外観も、サイドの排気口内部のLEDイルミネーションが特徴的で、ゲーミングPCらしくかっこいいです。
ただし、搭載OSとキーボードは英語版なので、ご注意ください。
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Core i7-9750H 、32GBメモリ、GeForce RTX2080 Max-Q、1TB SSD+1TB HDD
目次
お忙しい方は、「Legion Y740の特徴」のみお読みください。
Legion Y740の特徴
ハイスペックなのにリーズナブルな価格
Legion Y740は、以下のような特徴を持った、ハイスペックなゲーミングノートPCです。
(1) 最大で、第9世代Core i7-9750H
(2) 最大で、GeForce RTX 2080 Max-Q搭載
(3) 最大で、144Hz駆動、Dolby Vision、G-SYNC対応のIPS液晶
しかも、ハイスペック構成なのに、価格もリーズナブルです。下の表では、RTX 2080 Max-Qを搭載した、同等レベルのゲーミングPCと価格を比較していますが、Legion Y740(17)が最も安い価格となっています。
ハイスペックゲーミングノートPCを探しているのであれば、チェックしておきたい1台です。
[本製品] Legion Y740(17) |
デル ALIENWARE m17 |
MSI GS75 Stealth 9SG |
|
CPU | Core i7-9750H | ||
GPU | RTX 2080 Max-Q | ||
メモリ | 16GB | ||
ストレージ | 512GB SSD | ||
液晶 | 17.3型 FHD 144Hz | ||
価格[税込] | 271,674円 | 312,285円 | 358,344円 |
GeForce RTX 2070と2080はMax-Qデザイン
ノートPCのRTX20シリーズは、デスクトップ用のそれよりもスペックが落ちます。さらに本製品のRTX 2070とRTX 2080は電圧効率を最大するため、ややパフォーマンスを抑えて動作する「Max-Q Design」仕様なので、Max-Q無しのノート用グラフィックスよりも性能が落ちます(下表参照)。
どのくらい性能が違うかというと、本機に搭載されていたノート用GeForce RTX 2080 Max-Qは、デスクトップ用GeForce RTX 2080の7割程度の性能でした。また、ノート用RTX 2070よりやや低い性能です。
~ 3DMark Time Spy - Graphics score ~
リアルタイムレイトレーシングとDLSSに対応
Legion Y740は、GeForce RTXシリーズを搭載し、「リアルタイムレイトレーシング」と「DLSS」に対応している点も特徴です。
ここでは、RTX 2080 Max-Q搭載機で、実際に「バトルフィールドV」をプレイしてみましたが、リアルタイムレイトレーシング(DXR)を有効にしても高いフレームレートが出ていました。ただし、「DLSS」は有効にしてもさほどフレームレートは向上しませんでした。
中程度の重さのゲーム
バトルフィールドV
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|||
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1920x1080 | DXR オフ |
低 | 172 fps |
高 | 120 fps | ||
最高 | 110 fps | ||
DXR オン | 低 | 109 fps | |
高 | 62 fps (62 fps) | ||
最高 | 57 fps (60 fps) |
※ 括弧内はDLSS有効時のフレームレートです
144Hz + G-SYNC液晶でゲームが快適
Legion Y740は、144Hz駆動の高リフレッシュレート液晶を搭載しているため、映像が滑らかに動きます。特に動きの激しいアクションゲームやシューティングゲームでは、大きく効果を発揮します。
また、G-SYNCに対応することで、ティアリング(横に線が入り上下の映像が少しズレる現象)やスタッター(映像がカク付く現象)を抑えることができ、映像が安定します。
実際にバトルフィールドVのマルチプレイである「コンクエスト」をプレイしてみましたが、画面がヌルヌル動き、素早い照準の動きも滑らかでとても見やすく、快適な環境でプレイが可能です。また、上の表の通り、平均フレームレートは低設定なら平均172 fps出るので、144Hz駆動の効果を最大限発揮した映像でゲームができます。
他にも、競技性の高いフォートナイトやAPEX、PUBGなどの軽いゲームなら、高リフレッシュレートで快適にプレイが可能です。
LEDイルミネーション
Legion Y740の本体イルミネーションは、キーボードだけでなく、排気口もLEDが点灯するのが特徴です。本体周りがギラギラ光らず、内部が点灯するので、気がそがれず、ゲームへ集中しやすいです。
また背面のインターフェース部分は、文字が白く点灯するので、暗いところでも、ケーブルの抜き差しが可能です。
搭載OSは英語版Windows 10
注意点として、Legion Y740の搭載するOSは、英語版のWindows 10です。
ただし、Windowsの設定画面から、言語とリージョン地域を日本にすることで、日本語表示で問題なく使用できます。
Lenovoのサイトには、「Legion 英語OSモデル セットアップ・日本語化設定マニュアル」(Legion Y530用)があるので、Legion Y740も、同じ手順での日本語化が可能です。
ひと手間必要にはなりますが、英語版のWindows 10でも大きな問題はありません。
搭載キーボードは英語版のみ
Legion Y740のキーボードはUS配列の英語キーボードのみとなっています。日本語キーボードは選べないためご注意下さい。
日本語キーボードと違って、[Enter]キーが小さかったり、特殊キーの位置が異なっていたりします。キー入力に関しては、慣れるまで時間がかかると思います。
ただ、PCゲームはUS配列キーボードを想定して作られているので、ゲームをプレイする上では問題なく、むしろプレイしやすいでしょう。
各用途の快適度
Legion Y740の各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。
用途 | 快適度 | コメント |
Web閲覧 Office作業 |
◎ | 十分なスペックでサクサク動くでしょう。液晶は非光沢の広視野角液晶で見やすいです。ただし、キーボードはUS配列です。 |
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動画鑑賞 | ◎ | 見やすい画面で、スピーカーの音質も比較的良く、快適に動画を視聴できると思います。 |
RAW現像 画像編集 |
○ | CPU性能は十分です。液晶の色域は、当サイトの計測ではsRGBカバー率94.4%となっており、Web用の画像編集にはなんとか使えそうです。DTP用には色域が足りません。 |
動画編集 | ○ | 高性能CPU&グラフィックスを搭載し編集作業は快適です。ただし、書き出しは、Optimusに非対応であることからiGPUが使えないため、それほど速くありません(書き出しはiGPUとdGPUの両方で処理しているため)。 |
ゲーム | ◎ | 高性能なグラフィックスに、144Hz液晶を搭載しているので、ゲームは快適です。 |
ゲームベンチマーク
ゲームのベンチマークスコアを下の表に掲載します。目安として、おおよそ60 fpsを超えていれば、快適に動作すると思って下さい。
高性能なグラフィックスGeForce RTX 2080 Max-Qを搭載しているので、重い部類のゲームでも、FHD解像度なら最高設定で60 fpsをほぼ超えています。
また、本製品は144Hz液晶を搭載しています。PUBGやAPEXやなどの比較的軽いゲームなら、FHD解像度&高設定でも、144fps前後のフレームレートを出すことができます。
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15
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1920x1080 | 軽量品質 | 13041 / 130 fps |
標準品質 | 10229 / 102 fps | |
高品質 | 7820 / 78 fps |
重い部類のゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー
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1920x1080 | 最低 | 128 fps |
中 | 103 fps | |
最高 | 89 fps |
重い部類のゲーム
ゴーストリコン ワイルドランズ
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---|---|---|
1920x1080 | 低 | 133 fps |
高 | 96 fps | |
ウルトラ | 56 fps |
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 漆黒のヴィランズ
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1920x1080 | 標準(ノート) | 18992 / 163 fps |
高(ノート) | 16229 / 123 fps | |
最高品質 | 15999 / 116 fps |
中程度の重さのゲーム
ファークライ ニュードーン
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---|---|---|
1920x1080 | 低品質 | 118 fps |
高品質 | 103 fps | |
最高品質 | 92 fps |
中程度の重さのゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
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1920x1080 | 低い | 208 fps |
高い | 188 fps | |
ウルトラ | 137 fps |
軽い部類のゲーム
Apex Legends
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1920x1080 | 高設定 | 145 fps |
軽い部類のゲーム
ドラゴンクエストX
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1920x1080 | 最高品質 | 21662(すごく快適) |
他のゲームのベンチマークスコアを確認したい方は、こちらをご覧ください。
液晶ディスプレイのチェック
液晶ディスプレイの詳細なチェックです。17.3型のLegion Y740の特性のみ掲載します。
Legion Y740(17)
144Hzの高リフレッシュレートで、表示遅延や残像も少なく高品質です。最大輝度は、当サイトの計測では278cd/m2と普通です。その他の特性については以下のタブをご覧ください。
- 色域
- RGB
発色特性 - 視野角
- 画素・
ギラつき - 映り込み
- フリッカー
表示遅延
キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約60msでした。他の一般的なノートPCで計測したところ80ms前後が多かったので、遅延は少ないほうだと思います。なおこれは、液晶だけでなくPC全体の遅延となります。
残像
メーカー仕様値では応答速度は1msとなっており、残像も少ないです。
「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを1/2000のシャッタースピードで撮影したところ、普通のノートPCは2フレーム前くらいまで残像が表示されているのに対し、本製品の液晶は1フレーム前の残像がうっすら見える程度でした。
キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードは、前述の通り、本機のキーボードはUS配列の英語キーボードのみとなっています。
キーボードの性能としては、100%アンチゴーストに対応しており、同時に複数キーを押したときの誤入力を防いでくれます。その他、FPS系のゲームで便利なWASDハイライト、1ms以下の応答速度、耐水こぼし性といった特徴も備えており、快適なプレイをサポートしてくれます。
タッチパッドはややコンパクトで、独立したクリックボタンを備えています。クリックボタンは比較的押しやすいです。
17.3型のモデルにはテンキーが搭載されており、通常は数字の8や9の上に配置されている「/」や「*」が、本機では右側に配置されています。また、矢印キーが下側にあるせいで、テンキーが全体的に上側に配置されているためやや使いにくいです。
15.6型は左側にマクロキーなどが配置されています。
RGBバックライトキーボードを搭載しています。発光パターンは4種類あり、下の動画のようにキーから波のように発色させることも可能です。
プリインストールされている「Lenovo Vantage」からは、システム管理のほか、ファンモードの変更などが行なえます。中でも便利なのが、タッチパッド・ロック機能で、ゲームが実行されると、自動でタッチパッドが無効になる機能です。
普段ゲームをする際はマウスを使用すると思うので、ゲームが起動されると、自動でタッチパッドを無効にしてくれ、キーボード入力時による誤操作を防いでくれます。
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。17.3型のLegion Y740で計測しています。
CPU
CPUには、最新の第9世代Coreプロセッサー「Core i7-9750H」を搭載しています。ゲーミングノートとして十分な性能です。
~ CINEBENCH R20 マルチコア ~
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です
グラフィックス
グラフィックスは、次のようなものが選択可能です。
~ 3D Mark Time Spy - Graphics score ~
※[レビュー機で計測]と書かれたグラフィックス以外は、他のPCで計測した代表値です
本製品のGeForce RTX2080 Max-Qのスペックは次の通りです。無印のGeForce RTX 2080よりも、GPU ClockやBoost Clockがやや低めになっています。
ストレージ
ストレージには、PCIe-NVMe SSDやHDDを選択できます。
~ CrystalDiskMark Seq Q32T1 Read [MB/s] ~
※[レビュー機で計測]と書かれたストレージ以外は、他のPCで計測した代表値です
その他のベンチマークスコア
以下、その他のベンチマーク結果を掲載します。
- SPECviewperf 13
- Passmark
- その他 3D Mark
実際のソフトで計測した処理時間
速い現像時間です。特に今回、メモリを32GBも搭載していたため高速でした。
※「Lightroomにおすすめノートパソコン」の記事も興味があればご覧ください。
Premiere Proは書き出しの際、iGPUとdGPUの両方を同時に使いますが、本製品はOptimusに対応していないため、iGPUが使えません。そのためiGPUで行う処理をCPUが肩代わりしているような感じになっており、処理時間はあまり速くありませんでした。
※ グラフィックスは全てノートPC用
速いエンコード速度です。
エンコード時間 | |
x265でエンコード (※1) | 14分29秒 |
NVENCでエンコード (※2) | 59秒 |
QSVでエンコード (※3) | ー |
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
バッテリー駆動時間のチェック
バッテリー駆動時間のチェックです。
本機のバッテリー容量は76Whです。ゲーミングノートとしてはやや多めの容量です。
高性能パーツを使用しているため、長い駆動時間ではありません。
15.6型 | 17.3型 | |
(1) JEITA2.0測定方法 | 約3時間 | 約4時間 |
(2) 動画再生時 | ー | 2時間40分 |
(3) PCMark 8 Work テスト | ー | ー |
(4) PCMark 10 Battery (Gaming) | ー | 56分 |
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(3) ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行
(4) PCMark 10 Battery内のゲームを実行。NVIDIAの設定で最大30fpsに制限
以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。なお、以下、17.3型のLegion Y740で計測しています。
静音性のチェック
動作音(静音性)のチェック結果です。
Optimusに対応しておらず、常にRTX 2080 Max-Qが有効になっているため、アイドル時でも動作音がややします。ただ、ゲーム中は普通の動作音です。ゲーム中ヘッドホンは必要ないと思います。
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。
パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。
CPU温度はエンコード時がやや高めです。GPU温度は低めです。
エンコード時の温度の詳細
下図は、CPU使用率がほぼ100%になるエンコード時のCPU温度の詳細です。70~80℃台で推移しておりやや高めの温度です。
FF XIVベンチ(fps制限なし)実行時の温度の詳細
下図は、FF XIVベンチマーク(fps制限なし)実行時のGPU温度の詳細です。70℃位で推移しており、問題ないです。
表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。
パームレスト部分の温度は低いです。WASDキーもそれほど高くなく、不快感はありません。
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。
アイドル時は、Optimusに対応していないため、それなりの消費電力があります。その他も、高性能のGeForce RTX 2080 Max-Qを搭載していることにより、ノートPCにしては消費電力は高いです。
外観のチェック
Legion Y740の外観のチェックです。
Legion Y740(17)
本体はややメタリックに近いブラックカラーで、シンプルで重厚感のあるデザインです。排気口内部のLEDイルミネーションが、他のゲーミングPCと一線を画します。
天板です。「LEGION」のロゴの「O」の文字が光るようになっています。
また、ヒンジの位置をずらし、背面を出っ張らせることで、排熱を良くしています。また、ケーブル類も抜き差ししやすいです。
スピーカーは底面にあり、サブウーファーも搭載されています。ややこもった感じがしますが、最大音量も大きく、「Dolby Atmos」にも対応しており、重厚なサウンドが楽しめます。音質はノートPC基準で、10点満点で採点すると7点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。
ポート類は背面に集中しており、Mini-DP、HDMI、LAN、電源などがあります。
液晶が開く最大の角度です。
底面です。吸気口部分はやや段差があります。
底面カバーを開けたときの画像です。2つのファンでCPUとGPUを冷却しています。排気は合計4方向からおこなっています。
冷却ファンです。隣にはサブウーファーがあります。
今回搭載されていたM.2 SSDです。
2.5インチハードディスクのスペースです。
ACアダプターは薄型ですが大きいです。ACアダプターの容量は230Wです。
Legion Y740(15)
15.6型のLegion Y740は、テンキーが無い代わりに、左側に一列マクロキーなどが配置されています。また、液晶のベゼルが17.3型より狭くなっており、よりコンパクトになっています。
天板です。白文字で「LEGION」と描かれていますが、これは展示用に後から貼ったシールであるため、実際の製品には付いていません。
天板を閉じたときの画像です。
ポートの構成は17.3型のモデルと一緒です。
底面です。メッシュ部分が17.3型のモデルとやや異なります。
まとめ
以上が、Legion Y740のレビューです。
最大で、第9世代Core i7-9750H、GeForce RTX 2080 Max-Q、144Hz駆動液晶を搭載可能な、ハイスペックなゲーミングノートPCです。
最大の特徴は、ハイスペック構成を、グッと抑えた価格で入手しやすくなっていることです。
キーボードおよび、排気口のLEDイルミネーションも綺麗です。
スペックはほとんど同じで、15型と17型の2サイズ展開となっています。
ただし、OSおよびキーボードが英語となっているためご注意下さい。
手が届きそうなハイスペックゲーミングPC
レノボ Legion Y740
特徴
- ハイスペックでもリーズナブルな価格帯
- 144Hz駆動液晶で滑らかな映像
- OSとキーボードは英語版のみ
こんなあなたに
- ハイスペックPCで本格的にゲームがしたい
- 英語キーボードが好き
- 価格16万円台[税別]~
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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