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4K大画面のオールインワンPC、HP OmniStudio X 32-cの実機レビュー

更新日:
HP OmniStudio X 32-cの写真

【PR】【貸出機材提供:株式会社日本HP】

CPU Core Ultra 7 155H
Core Ultra 7 258V
GPU RTX 4050 Laptop
CPU内蔵
メモリ 32GB
ストレージ 2TB SSD
液晶サイズ 31.5型 16:10
液晶種類 3840×2160 IPS
質量 約9.5kg
価格[税込] 25万円台~
4K大画面ディスプレイ搭載

HP OmniStudio X 32-cは、31.5型と非常に大きいディスプレイを搭載したオールインワンPCです。

画面が大きいだけでなく、4Kと高い解像度で、100% DCI-P3クラスの色域を持っており、とても見やすいです。画像編集などの用途にも使用することができます。

非常にスタイリッシュな外観で、配線で部屋がごちゃごちゃせず、デザインを重視する方にもいいでしょう。

HDMIおよびUSB-Cの入力ポートを搭載しているのも地味に便利です。

公式サイトはこちら

 

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レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は以下の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core Ultra 7 155H、GeForce RTX 4050 Laptop、32GBメモリ、2TB SSD

 

目次

お忙しい方は、「HP OmniStudio X 32-cの特徴」のみお読みください。

 

HP OmniStudio X 32-cの特徴

4K大画面ディスプレイ搭載

HP OmniStudio X 32-cは、31.5型4Kの大画面・高解像度ディスプレイを搭載しています。たくさんのウィンドウを並べて表示することができて、作業効率がアップします。

また、色域が100% DCI-P3クラスとなっており、画像編集などの用途にも使いやすいです。

大画面・高解像度・広色域ディスプレイ

 

素敵なデザイン

本製品は、ディスプレイのスタンドが非常に細く、設置面積も小さく、配線も電源コード1本だけなので、とてもすっきりとしています。外観にも気を使う方におすすめです。PCを使わないときは、スタンドベースの上にキーボードを置くことで、とても省スペースです。

すっきりとしたデザイン 
細いスタンドアーム
キーボードをスタンドベースの上に置けば省スペース

 

HDMIとUSB-Cの入力ポートあり

HP OmniStudio X 32-cはHDMIとUSB-Cの入力ポートが備わっています。モバイルノートPC画面をこのディスプレイに映したり、Switchなどのゲーム機を繋いで映像を出力したりすることができます。

USB-C INポートは、PowerDeliveryにも対応し、接続したノートPCの充電も行うことが可能です。

HDMIとUSB-Cの入力ポートあり

 

GeForce RTX 4050搭載モデルあり

HP OmniStudio X 32-cは、GeForce RTX 4050 Laptop搭載モデルがあります。

もう1つのモデルは、Core Ultra 7 258Vを搭載しており、内蔵グラフィックスの性能は高めですが、それでも、GeForce RTX 4050 Laptopの性能は及びません。画像編集や動画編集などをしようと思っているなら、GeForce RTX 4050 Laptopのほうがおすすめです。

GeForce RTX 4050搭載モデルあり

 

ディスプレイのチェック

HP OmniStudio X 32-cのディスプレイは、前述の通り、大画面・高解像度です。

当サイトの計測では、色域はDCI-P3カバー率は94%と広く、最大輝度は642cd/m2と高かったです。

HP OmniStudio X 32-cの色域
ガモット図
※ i1 Display PlusでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

ガンマ補正曲線を確認すると、どの色も揃っており、自然な発色であることが分かります。また、視野角が広く、非光沢なので映り込みも低減されています。

HP OmniStudio X 32-cのガンマ補正曲線
ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

HP OmniStudio X 32-cのキーボードは、比較的打ちやすいです。

ただ、「Backspace」キーなど一部小さいキーがあります。ノートPCの横幅に制限があるわけでもないので、このあたりのキーサイズは揃えて欲しかったです。テンキーは打ちやすいです。

HP OmniStudio X 32-cのキーボード写真
キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
HP OmniStudio X 32-cのキーボード拡大写真
キーの拡大図

 

パフォーマンスのチェック

HP OmniStudio X 32-cのパフォーマンスのチェックです。

ここではデフォルトの「バランス」と、高い性能が出る「パフォーマンス」でベンチマークを計測します。

HP OmniStudio X 32-cのモードの画像
パフォーマンスコントロール画面

 

CPU

今回、CPUにはCore Ultra 7 155Hを搭載しています。デスクトップ用CPUではなく、ノートPC用CPUです。CINEBENCHのスコアは下図の通りで、ノートPC用CPUとしては、比較的高めです。

CINEBENCH 2024
HP OmniStudio X 32-cのCINEBENCH 2024のスコア画像
Core Ultra 7 155H
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-14900HX 1748
Ryzen AI Max+ 395 1565
Core i7-14700HX 1313
Ryzen AI 9 HX 370 1226
Snapdragon X Elite X1E-78-100 1104
Ryzen AI 9 365 1074
Ryzen 9 8945HS 919
Ryzen 7 8845HS 919
Core i5-13450HX 886
Core Ultra 7 155H 825
798 [パフォーマンス]
759 [バランス]
Ryzen 7 8840HS 785
Core Ultra 5 125H 669
Core i7-1360P 664
Ryzen 7 8840U 618
Snapdragon X Plus X1P-42-100 605
Core Ultra 7 258V 603
Ryzen 7 7730U 575
Core Ultra 5 125U 572
Core 5 120U 558
Ryzen 5 8540U 500
Ryzen 5 7530U 477
Core i5-1335U 435
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-14900HX 128
Core i7-14700HX 126
Core Ultra 7 258V 121
Ryzen AI Max+ 395 116
Ryzen AI 9 HX 370 115
Ryzen AI 9 365 113
Core 5 120U 110
Core i5-1335U 109
Snapdragon X Plus X1P-42-100 108
Snapdragon X Elite X1E-78-100 107
Ryzen 9 8945HS 106
Ryzen 7 8840U 104
Core Ultra 7 155H 103
101 [バランス]
96 [パフォーマンス]
Core i5-13450HX 101
Ryzen 7 8845HS 101
Core Ultra 5 125H 101
Ryzen 5 8540U 100
Ryzen 7 7730U 99
Core i7-1360P 99
Ryzen 7 8840HS 98
Core Ultra 5 125U 94
Ryzen 5 7530U 84
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。

 

グラフィックス

グラフィックスについては、GeForce RTX 4050 Laptop GPUを搭載しています。デスクトップのパーツではなく、ノート用のパーツです。最大グラフィックスパワーは60Wとそこまで高くないので、エントリークラスの性能です。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス性能の評価 ~
3DMark Time Spyのスコア画像
GeForce RTX 4050 Laptop
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
RTX 4090 Laptop 175W 21897
RTX 4080 Laptop 175W 18822
RTX 4070 Laptop 140W 12254
RTX 4060 Laptop 140W 10665
Ryzen AI Max+ 395
Radeon 8060S
9723
RTX 4060 Laptop 65W 8829
RTX 4050 Laptop 105W 8469
RTX 3060 Laptop 130W 8302
RTX 4050 Laptop 60W 7389
5949
RTX 3050 Ti Laptop 95W 6063
RTX 3050 Laptop 75W 5102
Intel Arc 140V
(Core Ultra 7 258V)
  3804
Intel Arc Graphics
(Core Ultra 7 155H)
  3600
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー

 

NPU

Core Ultra 7 155Hの場合、NPU性能は低めです。Core Ultra 7 258Vであれば、高めのNPU性能です。

AI TOPS
~ NPU性能の評価 ~
GeForce RTX 4050 Laptop 194 TOPS
Ryzen AI 9 HX 375 55 TOPS
Ryzen AI 9 HX 370 50 TOPS
Ryzen AI 9 365 50 TOPS
Core Ultra 7 258V 47 TOPS
Snapdragon X Elite X1E-78-100 45 TOPS
Snapdragon X Plus X1P-42-100 45 TOPS
Apple M3 18 TOPS
Core Ultra 7 155H 11 TOPS
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機のTOPS

 

ストレージ

ストレージは高速です。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
HP OmniStudio X 32-cのSSDのCrystalDiskMarkの画像
2TB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7300
6383
PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

パーツの温度のチェック

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。なお、今回テストしたCore Ultra 7 155HのProcessor Base Powerは28Wです。

CPU電力は、28W以上のやや高めの数値で推移しています。

CPU温度は、どちらのモードも問題ありません。

  • バランス時
  • パフォーマンス時
CPU電力&CPU温度
CPU電力およびCPU温度のグラフ
CPU電力&CPU温度
高いパフォーマンス設定時のCPU電力およびCPU温度のグラフ

 

静音性のチェック

HP OmniStudio X 32-cの動作音(静音性)のチェック結果です。

普通の動作音です。特別静かなわけではありません。

騒音値
アイドル時 中負荷時
[動画編集]
高負荷時
[エンコード]
約33dB 約33dB 約41dB
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
【PCの状態】
アイドル時:アイドル時
中負荷時:Premiere Proで、編集中の1080pの動画をプレビュー再生した時
高負荷時:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコード(x265)した時

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。

ディスプレイが大きく、独立GPUを搭載しているので、普通のノートPCよりは高めの消費電力です。ただし、デスクトップPCよりは低めです。

消費電力
アイドル時 中負荷時
[動画編集]
高負荷時
[エンコード]
27W  57W 91W
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

HP OmniStudio X 32-cの外観のチェックです。

スタンドが細く、ベゼルも狭く、かっこいい見た目です。

HP OmniStudio X 32-cの正面写真

 

背面もスッキリとしています。

HP OmniStudio X 32-cの天板写

 

背面の端に、電源ボタンと、ディスプレイの設定を変更するOSDボタンがあります。

背面のポート1

 

背面には、USB-C、USB-A、HDMIポートなどがあります。INポートも背面側にあります。

背面のポート1

 

電源、LAN、ヘッドホン/マイク端子もあります。ヘッドホン/マイク端子は、側面などのもう少し挿しやすい場所にあったら良かったです。

背面のポート2

 

スタンドのアームにも、USB-CとUSB-Aポートがあります。

スタンドのポート

 

ノートPCと違い、スピーカーの音質は良いです。ただ、好みの問題もありますが、重低音がやや強すぎるかなとも思います。

HP OmniStudio X 32-cのスピーカー写真

 

5MPのポップアップカメラも搭載しています。

HP OmniStudio X 32-cのWebカメラの写真HP OmniStudio X 32-cのWebカメラの写真2

 

ディスプレイは高さ調整が可能です。

HP OmniStudio X 32-cのヒンジを最大まで開いたときの写真HP OmniStudio X 32-cのヒンジを最大まで開いたときの写真

 

スタンドは回転しませんが、フェルト素材のような物が巻き付いているので滑りが良く、テーブルの上に置いていても、本体ごと簡単に回すことができます。

HP OmniStudio X 32-cの底面写真

 

ACアダプターはありません。電源は内蔵しているので、電源ケーブルのみ接続すればOKです。

HP OmniStudio X 32-cの電源ケーブルの写真

 

まとめ

以上が、HP OmniStudio X 32-cのレビューでした。

31.5型4Kの大画面・高解像度ディスプレイを搭載したオールインワンPCです。ウィンドウを並べて作業をすることができ、作業効率がアップするでしょう。

100% DCI-P3クラスの色域なので、画像編集などの用途にも使用することができます。GeForce RTX 4050搭載モデルなら、動画編集も快適です。

ディスプレイと本体が一体となっており、キーボードとマウスも無線なので、配線の必要がほとんどなくスッキリとしています。部屋をごちゃごちゃさせたくない方にもいいでしょう。

HDMI INとUSB-C INポートがあるので、ノートPCやゲーム機を接続して、画面を表示させることもできます。

ただし、価格は35万円台からと高めです。

 

4K大画面ディスプレイ搭載

HP OmniStudio X 32-c

HP OmniStudio X 32-cの小さい写真

特徴

  • 31.5型の大画面、4Kの高解像度
  • 100% DCI-P3クラスの広色域
  • スタイリッシュなデザイン

こんなあなたに

  • 大画面で作業をしたい方
  • 部屋をスッキリと見せたい方
公式販売サイトはこちら

 

 

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