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レノボ Legion Pro 7i Gen 10(16型 Intel)の実機レビュー - 驚愕の性能

CPU | Core Ultra 9 275HX |
---|---|
GPU | RTX 5090 Laptop RTX 5080 Laptop RTX 5070 Ti Laptop |
メモリ | 32GB DDR5-6400 |
ストレージ | 1TB SSD |
画面サイズ | 16.0型 16:10 |
画面種類 | 2560x1600 OLED 240Hz |
質量 | 約2.72kg |
バッテリー | 80Wh |
価格 | 49万円台~ |
Legion Pro 7i Gen 10は、Core Ultra 9 275HXに最大でGeForce RTX 5090 Laptopを搭載することができる驚愕の性能のゲーミングノートです。
ディスプレイには16型の有機EL(OLED)ディスプレイを採用し、2560x1600と高解像度で、DCI-P3カバー率も100%と広色域です。240Hzの超高リフレッシュレートにも対応しており、映像が綺麗なだけでなく、応答速度も速いです。
今回、GeForce RTX 5080 Laptop搭載モデルをレビューしましたが、ハイエンドモデルの中でも一際性能が高く、RTX 5090 Laptopに迫るパフォーマンスでした。
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Core Ultra 9 275HX、GeForce RTX 5080 Laptop、32GBメモリ
目次
お忙しい方は、「Legion Pro 7i Gen 10の特徴」のみお読みください。
Legion Pro 7i Gen 10の特徴
最大でCore Ultra 9 275HX+RTX 5090を搭載できる
Legion Pro 7i Gen 10は、Core Ultra 9 275HXに最大でGeForce RTX 5090 Laptopを搭載することができるハイエンドゲーミングノートです。
今回レビューしたのはRTX 5080 Laptop搭載モデルですが、同CPUとGPUを搭載する他社製品よりも高いスコアを出していました。負荷が重いモンスターハンターワイルズでは、2560x1600解像度、最高設定、フレーム生成なしでも快適にプレイができる性能です。負荷が軽いeスポーツタイトルでは高いフレームレートで優位にプレイができ、クリエイティブワークも快適です。

高解像度・広色域・240Hzの有機EL(OLED)ディスプレイを搭載
Legion Pro 7i Gen 10は、16型、2560x1600解像度の有機EL(OLED)ディスプレイを採用しています。黒が映える高コントラストなディスプレイで、色域もDCI-P3 100%クラスと高色域なので、鮮やかな映像でゲームを楽しむことができます。また、240Hzの超高リフレッシュレートにも対応しているので、シューティングにおいては、滑らかで残像感の少ない映像でゲームがしやすいです。クリエイティブワークにも適しています。


美しいRGBイルミネーション
Legion Pro 7i Gen 10のRGBイルミネーションは、キーボード、本体正面、背面の排気口、天板のロゴが光るようになっており、幻想的でかっこいいです。点灯パターンも多く、ゾーンごとにも設定できるので、カスタマイズで好みの配色にすることもできます。


4つのスピーカー内蔵で立体的なサウンド
Legion Pro 7i Gen 10は、キーボード上部に2箇所、背面左右に2箇所、計4つのスピーカーを内蔵しています。音質は一般的なゲーミングノートとしては普通の音質ですが、4つのスピーカーを内蔵することにより、立体的なサウンドでゲームを楽しむことができます。


空きのM.2 SSDスロットあり
Legion Pro 7i Gen 10の底面カバーを開けてみると、空のM.2スロットが1つあります。ここにSSDを増設することも可能だと思います。ただし、パーツの増設・交換については、メーカーも当サイトも保証はできませんのでご了承下さい。

各用途の快適度
Legion Pro 7i Gen 10の各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。
用途 | 快適度 | コメント |
Web閲覧 Office作業 |
◎ | 大きな画面で、スペックも高く、快適に作業可能です。 |
---|---|---|
動画鑑賞 | ◎ | 大きく、色鮮やかなディスプレイで、動画鑑賞も快適です。 |
RAW現像 画像編集 |
◎ | 色域の広いディスプレイで、スペックも高いので、画像編集系の作業も快適です。 |
動画編集 | ◎ | CPU、GPUともに性能が高く、ディスプレイもDCI-P3カバー率100%と広色域なので、動画編集にも適しています。 |
ゲーム | ◎ | 非常に高いグラフィック性能で、CPU性能も高く、高リフレッシュレートに対応し、ゲームも快適です。 |
ディスプレイのチェック
Lenovo Legion Pro 7i Gen 10のディスプレイのチェックです。
16型、WQXGA(2560x1600)、240Hzの有機EL(OLED)ディスプレイを搭載しています。
DCI-P3カバー率が100%と広色域で、ゲームもクリエイティブワークも快適な、高品質のディスプレイです。
その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。
- 色域
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき
当サイトで計測した色域は、下表の通りでとても広いです。最大輝度は、当サイトの計測では485cd/m2と高めです。
カバー率 | |
sRGBカバー率 | 100% |
---|---|
DCI-P3カバー率 | 100% |
Adobe RGBカバー率 | 94.5% |

ガンマ補正曲線を確認すると、どの色も揃って1:1の直線になっており、自然な発色であることが分かります。

視野角は広いです。

光沢ディスプレイなので、映り込みはあります。

残像
「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを十分速い1/2000のシャッタースピードで撮影したところ、ほとんど残像が映らなかったので、シューティングゲームのような競技性の高いゲームにも向いてます。

キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードとタッチパッドのチェックです。
実測で、キーピッチは横:約19mm、縦:約18.5mm、キーストロークは約1.5mmでした。キートップは湾曲しています。「\」が小さいのと、Enterとテンキーの隙間が広く取られていない点はデメリットです。
キーボードは普通の打ちやすさですが、ゲームをガチプレイするには少し物足りないと思います。
タッチパッドの操作性およびクリックボタンの押しやすさは普通です。

※画像をクリックすると拡大できます

ゲーミングノートとしては珍しく、交換用のキーキャップも付属しており、WASDキーの色を替えたりすることもできます。


キーボードのRGBイルミネーションは写真の通り明るくて鮮明です。色の切り替わりもスムーズです。細かい輝度設定、14種類の発光パターンの他、ゾーンでも色を設定することができます。



パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
本製品は、管理ツールの「Legion Space」から下図のように動作モードを変更することができます。[Fn]+[Q]キーでも動作モードを変更することができます。
ここでは、デフォルトの「バランス」モードと、最も高いパフォーマンスが出る「パフォーマンス」モードで計測したベンチマークの結果を掲載します。
また、動作モードに応じて電源ランプの色が変わるので、現在の動作モードが一目で分かって便利です。


CPU
Legion Pro 7i Gen 10は、CPUにCore Ultra 9 275HXを搭載しています。
CINEBENCH 2024のスコアは以下の通りで、マルチコア、シングルコアともに、非常に高いスコアが出ています。ゲームもクリエイターソフトも快適に動作する性能です。
~ CPU性能の評価 ~

なお、高負荷時のCPU電力、CPUクロック、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。
グラフィックス
グラフィックスには、最新世代のGeForce RTX 5080 Laptopを搭載しています。メーカーにより設定される最大グラフィックスパワーは175Wでした。なお、「Legion Space」からGPUのオーバークロックが可能ですが、今回は試していません。


GPU-Zで確認した情報は次の通りです。「パフォーマンス」モードにすることで、GPUクロック数が上がっています。VRAMは16GBでした。

Lenovo Legion Pro 7i Gen 10では、同じ RTX 5080 Laptopを搭載する他社ノートよりも数段高いスコアが出ていました。また、前世代最高性能であるRTX 4090 Laptopよりも高いスコアが出ています。ハイエンド製品の中でも高めの性能だと思います。ただし、「バランス」モードになると数段性能が落ちます。
~ グラフィックス性能の評価 ~

GeForce RTX 5080 Laptop GPU
W(ワット):最大グラフィックスパワー
~ グラフィックス性能の評価 ~

GeForce RTX 5080 Laptop GPU
W(ワット):最大グラフィックスパワー
続いてDLSSの機能を3DMarkのソフトを使ってテストします。DLSSをオフにしたときと、DLSS(超解像技術およびフレーム生成)をオンにしたときのフレームレートを掲載します。こちらは「パフォーマンス」モードで計測しています。
GeForce RTX 5080 Laptopは、マルチフレーム生成(4x)に対応しているので、フレーム生成前と比べると、大幅にフレームレートが向上しているのが分かると思います。
~ DLSSの機能テスト(3840×2160) ~
※ FG:Frame Generation
ストレージ
ストレージには、1TBのSSDを搭載しており、非常に高速です。カスタマイズでは、1TBの2nd SSDを追加することができます。
~ ストレージ性能の評価 ~

ゲームベンチマーク&フレームレート
GPU動作モード
本製品は、dGPUモードへ変更することができます。ゲームを起動すると、dGPUモードへ自動で切り替わることが多いので、ここでは全てのゲームをdGPUモードで計測しています。

以下、各ゲームの平均フレームレートを掲載します。なお、「パフォーマンス」モードで計測しています。
本製品はRTX 5080 Laptopを搭載する製品の中でも一際高いパフォーマンスを持ったゲーミングノートPCだと思います。ほとんどのゲームベンチマークにおいて、RTX 5090 Laptopに迫るスコアを出しており、タイトルによってはRTX 5090 Laptopを超えます。 ほとんどのゲームが2560x1600解像度、最高設定で快適に動作する性能です。最新のゲームも怖いものなしでしょう。
「モンスターハンターワイルズ」では、特別重い「緋の森」でも2560x1600解像度、ウルトラ設定、フレーム生成なしで平均フレームレートは60 fpsを超えており、かなり高いパフォーマンスです。
「Oblivion Remastered」などの負荷が重いオープンワールドでも、2560x1600解像度、最高設定で60 fps以上で快適にプレイができ、フレーム生成を有効にすることで、より高いフレームレートで遊ぶことも可能です。
DOOM: The Dark Agesのようなマルチフレーム生成に対応したFPSゲームであれば、2560x1600解像度、最高設定でも240 fps以上の滑らかな映像でプレイすることも可能です。
eスポーツタイトルのような競技性の高いゲームでも、高いフレームレートで優位にプレイができるでしょう。
W(ワット):最大グラフィックスパワー
:レビュー機で計測したスコア
![]() 重い部類のゲーム
モンスターハンターワイルズ ベンチマーク
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解像度 | 品質 | フレーム生成OFF | フレーム生成ON |
1920x1200 | 中 | 111 fps | 196 fps |
ウルトラ | 101 fps | 173 fps | |
2560x1600 | 中 | 105 fps | 181 fps |
ウルトラ | 90 fps | 146 fps |
![]() 重い部類のゲーム
緋の森「タマミツネ」- (実際にプレイ)
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---|---|---|---|
解像度 | 品質 | フレーム生成OFF | フレーム生成ON |
1920x1200 | 中 | 88 fps | 158 fps |
ウルトラ | 77 fps | 126 fps | |
2560x1600 | 中 | 85 fps | 146 fps |
ウルトラ | 67 fps | 109 fps |
![]() 重い部類のゲーム
黒神話:悟空 ベンチマーク
|
|||
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解像度 | 品質 | フレーム生成OFF | フレーム生成ON |
1920x1200 | 高 | 145 fps | 217 fps |
最高 | 73 fps | 125 fps | |
2560x1600 | 高 | 120 fps | 181 fps |
最高 | 64 fps | 106 fps |
![]() 重い部類のゲーム
DOOM: The Dark Ages
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|||
---|---|---|---|
解像度 | 品質 | フレーム生成OFF | フレーム生成 x4 |
1920x1080 | 低 | 130 fps | ー |
ウルトラナイトメア | 108 fps | 348 fps | |
2560x1440 | 低 | 98 fps | ー |
ウルトラナイトメア | 78 fps | 258 fps |
※キャンペーンのカリームで計測
![]() 重い部類のゲーム
Clair Obscur: Expedition 33
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---|---|---|
解像度 | 品質 | |
1920x1200 | 高 | 122 fps |
エピック | 95 fps | |
2560x1600 | 高 | 96 fps |
エピック | 72 fps |
※序盤のルミエールで計測
![]() 重い部類のゲーム
The Elder Scrolls IV: Oblivion Remastered
|
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---|---|---|---|
解像度 | 品質 | フレーム生成OFF | フレーム生成ON |
1920x1200 | 高 | 114 fps | ー |
最高 | 88 fps | 162 fps | |
2560x1600 | 高 | 100 fps | ー |
最高 | 67 fps | 129 fps |
※ブラヴィルで計測
![]() 中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 15
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解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 高品質 | 205 fps |
2560x1440 | 173 fps |
![]() 中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 黄金のレガシー
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---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1200 | 最高品質 | 186 fps |
2560x1600 | 137 fps |
![]() 軽い部類のゲーム
Apex Legends
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||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1200 | 最高設定 | 298 fps |
2560x1600 | 253 fps |
DLSS4対応ゲームを試す
GeForce RTX 5080は、DLSS4 マルチフレーム生成に対応しているのも強みです。
下表は、DLSS4に対応したサイバーパンク2077の平均フレームレートです。マルチフレーム生成「4x」を有効にしたときのフレームレートも掲載します。「4x」にすることで、1つのフレームから3つのフレームが追加で生成されます。フレーム生成をOFFにしたときと比べるとかなりフレームレートが上昇しているのが分かります。
ここでも本製品のスコアは高く、RTX 5090 Laptopを搭載する製品よりも高いスコアが出ていました。
![]() 重い部類のゲーム
サイバーパンク2077
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||||
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解像度 | 品質 | フレーム生成 OFF |
フレーム生成 2x |
フレーム生成 4x |
1920x1200 | ウルトラ | 161 fps | 260 fps | 434 fps |
レイトレ:オーバードライブ | 65 fps | 117 fps | 214 fps | |
2560x1600 | ウルトラ | 118 fps | 178 fps | 299 fps |
レイトレ:オーバードライブ | 55 fps | 98 fps | 176 fps |
クリエイターソフトの処理時間
次に、クリエイターソフトを使って、重い処理を実行したときにかかった時間を掲載します。

現像時間はかなり速いです。
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

Premiere Proでの4K動画の書き出し速度も速いです。動画編集自体も快適に行えます。
※ グラフィックスは全てノートPC用
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

CPUのみで実行するx264エンコードでは、Ryzen 9 9955HX3Dと同じ書き出し時間です。
NVENCを使ったハードウェアエンコードについても、従来のGeForce RTX 4090 Laptopよりかなり速くなっています。
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)


質量のチェック
質量のチェックです。
メーカーサイトには「2.72kg」と記載されており、実測値はそれより軽く、2.57kgでした。
ゲーミングノートPCとして重さは普通ですが、ACアダプターが大きくて重いので、持ち運びには向きません。
質量 | |
PC本体 | 2.57kg |
ACアダプター | 1240g |
パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。
Prime95実行時のCPU温度
Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときの、CPUの温度を確認しました。
「バランス」モードでは、CPU電力は最初130W付近まで上昇してからすぐに下がり、90W前後で推移しています、CPU温度は最初94℃まで上昇してからすぐに下り、75℃付近で推移しており、問題ない温度です。
「パフォーマンス」モードでは、CPU電力は最初200W付近まで上昇してからすぐに下がり、150W前後で推移しています、CPU温度は最初104℃まで上昇してからすぐに下るものの、それでも95℃前後と高いCPU温度で推移しています。
Core Ultra 9 275HXのプロセッサー・ベース・パワー(PBP)は55Wなので、かなり高いCPU電力で動作させて、パフォーマンスを引き出していることが分かります。ただ、「パフォーマンス」モードだとCPU温度は90℃を超えており、心配になる温度です。CPUエンコードなどを行うときは、長い時間、「パフォーマンス」モードでは動かさないほうがいいと思います。
- パフォーマンス時
- Turbo時


ゲーム時のCPU温度、GPU温度
ファイナルファンタジー15のゲームベンチマーク実行中の大まかなCPU温度と、GPU温度の推移を下に示します。
「バランス」モードでは、CPU温度は70℃台、GPU温度は70℃前後とこちらは問題ない温度です。
「パフォーマンス」モードでは、CPU温度は90℃台前後とやや高めですが、ギリギリ大丈夫かなと思います。GPU温度は80℃台前半とこちらは問題ない温度です。
- パフォーマンス時
- Turbo時


静音性のチェック
動作音(静音性)のチェック結果です。
「バランス」モードなら、ゲーム時も動作音がそれほど気にならずに使えると思います。「パフォーマンス」モードの場合は、それなりの動作音がしますが、ゲーミングノートPCとしては、普通の動作音です。
アイドル時 | FF15ベンチ時 (バランス) |
FF15ベンチ時 (パフォーマンス) |
約27dB | 約46dB | 約53dB |
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
アイドル時:アイドル時
FF15ベンチ時:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ)
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。
ゲームをすると、キーボードの中央部分が熱くなってきますが、パームレスト部分やWASDキー周りはそれほど熱くなりません。実際にゲームをしても、ほとんど気になりませんでした。

※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。確認できた最も高い数値を掲載していますが、数値は変動するため参考程度にご確認下さい。
高性能なパーツを搭載しているので高い消費電力です。
アイドル時 | FF15ベンチ時 (バランス) |
FF15ベンチ時 (パフォーマンス) |
約27W | 約220W | 約347W |
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています
外観のチェック
Legion Pro 7i Gen 10の外観のチェックです。
ボディは、エクリプスブラックというカラーです。サンドブラスト加工のアルミボディとRGBライティングが高級感があってかっこいいデザインです。


天板には「LEGION」のロゴがあり、こちらもRGBライティングに対応しています。背面の排気口は宇宙船のような、独特なデザインをしています。


ボディは、Core Ultra 9 275HXにRTX 5080 Laptopというハイエンドパーツを搭載している割には薄い方です。


ディスプレイ上部に約500万画素の内側カメラとマイクを搭載しています。

側面のポート類は下図の通りです。右側面にUSB3.2 Type-Aが2ポート、LANポート、左側面には電源、HDMI、USB Type-C、Thunderbolt 4があります。USB-AとUSB-Cがそれぞれ2ポートずつ備わっており、コントローラーや周辺機器が接続しやすいです。


ヒンジが開く角度はご覧の通りです。デスクにPCを置いてゲームをする分には十分な角度です。

底面はシンプルな構造ですが、吸気しやすいようゴム足は高めです。


底面カバーを開けたときの画像は下の通りです。SSDとメモリにアクセスするにはさらにネジを外してカバーを開ける必要があります。


内部はこのようになっています。3つの冷却ファンに、ベイパーチャンバーで冷却しており、冷却性は高いです。

メモリスロットは2つで、交換可能です。

M.2 SSDです。

空のM.2スロットもあります。

ACアダプターの容量はなんと400Wと大容量で、サイズが大きいので、手提げカバンに入れての持ち運びには向きません。ただ、割と薄いので、キャリーバック等へ入れるなら、問題ないでしょう。


まとめ
以上が、Legion Pro 7i Gen 10のレビューです。
Core Ultra 9 275HXに、最大でGeForce RTX 5090 Laptopを搭載することができるハイエンドゲーミングノートです。今回、GeForce RTX 5080 Laptop搭載モデルでテストしてみましたが、同CPUとGPUを搭載する他社製品よりもスコアが高く、RTX 5090 Laptopにも迫るほど、性能を引き出していました。
ディスプレイも有機EL(OLED)を採用し、広色域で応答速度も速いので、ゲームだけでなくクリエイティブワークにも適しています。
RGBイルミネーションも幻想的でかっこよく、ボディも高級感があります。
ガチゲーマーの方やプロのクリエイターの方で、ノートPCが欲しいという方におすすめです。
驚愕の性能のゲーミングノート
Lenovo Legion Pro 7i Gen 10(16型 Intel)

特徴
- Core Ultra 9 275HXの高性能CPU搭載
- 最大でGeForce RTX 5090 Laptopを搭載可能
- WQXGA、240Hz、広色域の16型OLEDディスプレイ
こんなあなたに
- 高い性能のゲーミングPCが欲しい方
- ガチゲーマーやプロのクリエイターの方
- 価格49万円台~

三度の飯よりゲームが好き。 面白ければどんなゲームもプレイするが、中でも好きなジャンルは2D格闘ゲーム。2009年からSteamでPCゲーム漁りを始めてからゲーミングPCに興味を持ち、ライター業を経てレビュアーへ。これまで300台以上のゲーミングPCを実機でテストし、レビュー記事を執筆。おじいちゃんになってもPCゲーマーでありたい。

1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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