HP OMEN 25L DESKTOP(インテルモデル)の実機レビュー

更新日:

【PR】【貸出機材提供:株式会社日本HP】

サイズ ミニタワー
CPU Core i7-12700F
GPU GeForce RTX 3060 Ti
GeForce RTX 3060
メモリ 16GB DDR4-3200MHz
電源 500W 80PLUS Bronze
OS Windows 11 Pro
価格 17万円台~ ※1

※1 クーポン適用時の価格

クールな見た目でコスパも高い

HP OMEN 25L DESKTOP(インテルモデル)は、内部の見える強化ガラスサイドパネルと、ヘアライン加工が施された深い黒のフロントパネルが特徴的なミドルクラスのゲーミングPCです。

デザインがいい割には、価格が抑えられており、当サイト向けの7%クーポンを利用することで、17万円台から購入することができます。

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レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューしています。

レビュー機の構成

パフォーマンスモデル

Core i7-12700F、GeForce RTX 3060、メモリ16GB、500W電源

 

兄弟機種となるAMDモデルのレビュー記事はこちら。

 

 

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目次

お忙しい方は、「HP OMEN 25L DESKTOPの特徴」のみお読みください。

 

HP OMEN 25L DESKTOP の特徴

黒い箱の中にネオン街

HP OMEN 25L DESKTOP(インテルモデル)は、真っ黒な筐体にLEDライティングと内部の見えるシースルー構造で、ミニタワーケースにしてはかっこいい外観です。

黒い筐体に內部の見えるシースルー構造
LEDライティングで雰囲気もばっちり

 

ワンタッチで開くサイドパネル

HP OMEN 25L DESKTOPのサイドパネルは、背面にある「アクセスドアボタン」を押すだけで開く設計となっており、簡単に外すことができます。PC内部を掃除するときに、ドライバーを用意する必要がありません。

ボタンを押すだけでパネルが開く

 

デスク上にも設置できるミニタワー

HP OMEN 25L DESKTOPのサイズは、幅165mm、奥行き396mm、高さ448mmで、横幅と奥行きが割と短くなっており、ミニタワーとしてはそこまで大きくありません。デスクの上にも設置できるサイズ感です。Wi-Fi 6対応の無線LANも内蔵しているので、有線LANを引けないような場所でも設置することができます。

デスクの上にも置けるサイズ感

 

拡張性は少ない

昔のタワー型PCは、ドライブベイの数がたくさんありましたが、最近はM.2 SSDが主流になってきたことから、ドライブベイの数が少ない機種が増えてきました。本製品は特にドライブベイの数が少なく、2.5インチ/3.5インチ兼用ドライブベイが1つしかありません。2.5インチSSD等をいくつも搭載し、データの種類によってドライブを分けているような方には適さない製品なのでご注意下さい。

2.5インチ/3.5インチ兼用ドライブベイが1つのみ

 

兄弟機種にAMDモデルもあり

HP OMEN 25L DESKTOPには、インテルモデルの兄弟機種として、白い筐体のAMDモデルも用意されています。

価格が同じ2つのモデルを比較してみると、CPU性能に関してはインテルモデルのほうが高いです(下表参照)。CPU負荷の高いクリエイター向けソフト等を使う場合は、インテルモデルのほうがいいでしょう。

グラフィックス性能に関しては、AMDモデルのほうが高く、ゲームのフレームレートは、AMDモデルのほうが高く出ます。

AMDモデルとインテルモデルの比較
  AMDモデル インテルモデル
CPU Ryzen 5 5600X Core i7-12700F
グラフィックス Radeon RX 6700XT GeForce RTX 3060
メモリ 16GB
ストレージ 1TB SSD
価格[税込]  189,000円
CPU比較(CINEBENCH R23 マルチコア)
Core i7-12700F 15454
Ryzen 5 5600X 10182
グラフィックス比較(3DMark Time Spy グラフィックススコア)
RTX 3070 13393
Radeon RX 6700XT 12445
RTX 3060 Ti 10945
RTX 3060 8564

 

パフォーマンスのチェック

続いて、HP OMEN 25L DESKTOPのベンチマークスコアを見ていきます。なお、本製品は、付属の管理ツール「OMEN Gaming Hub」から電源モードを変更することができます。デフォルトは「最適」で、「パフォーマンス」にすると、その名の通りパフォーマンスが上がります。

インテルモデルではCore i7-12700Fを搭載しており、各電源モードでのPL1の値を確認すると、「最適」モードは65W、「パフォーマンス」モードでは99Wに設定されていました。

デフォルトでは電源モードは「最適」、温度コントロールは「標準」
電源モード「最適」でのPL1の値は65W
電源モード「パフォーマンス」でのPL1の値は99W

 

CPU

Core i7-12700FのCINEBENCH R23のスコアは下記の通りです。Core i7-12700Fとしては、やや低めのスコアでしたが、AMDモデルのRyzen 5 5600Xよりは大分高いスコアが出ています。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
最適モード(PL1=65W)
パフォーマンスモード(PL1=99W)
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-12900K 26530 [PL1:241W]
23108 [PL1:125W]
Ryzen 9 5950X 25000
Core i7-12700K 22792 [PL1:190W]
20420 [PL1:125W]
Ryzen 9 5900X 20251
Core i7-12700F 17781 [PL1:99W]
15454 [PL1:65W]
Ryzen 7 5800X 15646
Core i9-11900K 15513
Core i7-11700K 12958
Core i5-12500 12670 [PL1:100W]
11608 [PL1:65W]
Ryzen 7 3700X 12273
Core i5-12400 12164 [PL1:100W]
11505 [PL1:65W]
Core i5-11600K 11277
Ryzen 5 5600X 10182 [AMDモデル]
Ryzen 5 3600 9412
Core i5-11400 8025
Ryzen 5 3500 6421
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-12900K 2022 [PL1:241W]
2003 [PL1:125W]
Core i7-12700K 1947 [PL1:190W]
1820 [PL1:125W]
Core i5-12500 1803 [PL1:100W]
1800 [PL1:65W]
Core i7-12700F 1798 [PL1:99W]
1757 [PL1:65W]
Core i5-12400 1715 [PL1:100W]
1715 [PL1:65W]
Core i9-11900K 1672
Ryzen 9 5950X 1650
Ryzen 9 5900X 1611
Ryzen 7 5800X 1604
Core i7-11700K 1564
Core i5-11600K 1564
Ryzen 5 5600X 1533 [AMDモデル]
Core i5-11400 1398
Ryzen 7 3700X 1276
Ryzen 5 3600 1253
Ryzen 5 3500 1183
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

グラフィックス

インテルモデルではGeForce RTX 3060 またはRTX 3060 Tiを搭載できます。ミドルクラスでは上位のスコアで、フルHD~WQHD解像度なら、ほとんどのゲームが快適に動作します。

グラフィックス性能だけで言えば、AMDモデルのRadeon RX 6700XTの方が性能が上になります。なので、ゲームだけをプレイするならAMDモデルの方がコスパが高いです。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス(ゲーム向け)性能の評価 ~
GeForce RTX 3060
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
RTX 3090 19568
RTX 3080 Ti 18607
RTX 3080 17064
RTX 3070 Ti 14323
RTX 3070 13393
Radeon RX 6700XT 12445
RTX 3060 Ti 10945
RTX 3060 8564
RTX 3050 6140
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

メモリ

メモリはDDR4-3200を搭載しています。「OMEN Gaming Hub」からオーバークロックすることも可能ですが、そこまで速くなるわけではないので、デフォルトのままでいいと思います。下のSiSoftware Sandra 2020のベンチマークは、デフォルトで計測しています。速度は普通です。

オーバークロックすることで3467MHzで動作
SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~
16GB DDR4-3200MHz
他のメモリとの比較(帯域のベンチマーク)
DDR5-5200
デュアルチャネル
59.71GB/s
DDR5-4800
デュアルチャネル
56.13GB/s
DDR4-3200
デュアルチャネル
38.10GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※実際のデスクトップPCで計測した実測値で、理論的な最大値ではありません

 

ストレージ

ストレージでは1TBのPCIe Gen4 SSDを搭載していますが、レビュー機での速度はかなり遅いスコアでした。AMDモデルでは問題ないスコアが出ていたので、おそらく不具合だと思います。

なお、購入時にカスタマイズ画面から、SSDの容量を増やしたり、SSDを追加したりすることはできません。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
WD Black NVMe 1TB Gen4 SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
6909 [AMDモデル]
2546 [インテルモデル]
PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
HDD 170
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ゲームベンチマーク

ゲームに付属のベンチマーク機能のスコア、または実際にゲームをプレイしAfterburnerで計測したフレームレートを掲載します。

ここでは、Core i7-12700F+GeForce RTX 3060搭載モデルで、デフォルトの「最適」モードで計測した結果を掲載します。

ミドルクラスの性能で、負荷の重いゲームも、フルHD解像度なら60 fps以上で快適にプレイが可能です。中程度の重さのゲームならWQHD解像度でも快適に動作します。eスポーツタイトルなどの軽いゲームでは、高いフレームレートで優位にプレイできるでしょう。

さらに、対応しているゲームなら、DLSSを有効にすることで、フレームレートを向上させることができます。ただし、レイトレーシングを楽しむにはやや性能不足です。

また、フレームレートは、AMDモデルよりも、20~30%低くなっています。

以下のゲームのフレームレートについて
表示しているのは平均フレームレートです
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアはCore i9-12900K搭載PCで計測した代表値)
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)
品質 解像度 平均 fps
ウルトラ 1920x1080 67 fps(81 fps)
2560x1440 40 fps(61 fps)
3840x2160 18 fps(36 fps)
※カッコ内は「DLSS」を有効化
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、ウルトラ)
RTX 3090 134 fps
RTX 3080 Ti 134 fps
RTX 3080 120 fps
RTX 3070 Ti 105 fps
RTX 3070 96 fps
Radeon RX 6700XT 89 fps [AMDモデル]
RTX 3060 Ti 83 fps
RTX 3060 67 fps [インテルモデル]
重い部類のゲーム
Forza Horizon 5(DX12)
品質 解像度 平均 fps
エクストリーム 1920x1080 75 fps
2560x1440 62 fps
3840x2160 43 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、エクストリーム)
RTX 3090 131 fps
RTX 3080 Ti 128 fps
RTX 3080 122 fps
RTX 3070 Ti 109 fps
Radeon RX 6700XT 108 fps [AMDモデル]
RTX 3070 107 fps
RTX 3060 Ti 96 fps
RTX 3060 75 fps [インテルモデル]
重い部類のゲーム
ウォッチドッグス レギオン(DX12)
品質 解像度 平均 fps
品質:最大 1920x1080 60 fps(78 fps)
2560x1440 46 fps(67 fps)
3840x2160 26 fps(48 fps)
※カッコ内は「DLSS」を自動設定
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、最大)
RTX 3090 122 fps
RTX 3080 Ti 120 fps
RTX 3080 115 fps
RTX 3070 Ti 100 fps
RTX 3070 95 fps
Radeon RX 6700XT 83 fps [AMDモデル]
RTX 3060 Ti 82 fps
RTX 3060 60 fps [インテルモデル]
重い部類のゲーム
ワンダーランズ ~タイニー・ティナと魔法の世界(DX12)
品質 解像度 平均 fps
ウルトラ 1920x1080 82 fps
2560x1440 57 fps
3840x2160 31 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、ウルトラ)
RTX 3090 165 fps
RTX 3080 Ti 161 fps
RTX 3080 152 fps
RTX 3070 Ti 126 fps
RTX 3070 121 fps
RTX 3060 Ti 103 fps
Radeon RX 6700XT 98 fps [AMDモデル]
RTX 3060 82 fps [インテルモデル]
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
品質 解像度 平均 fps
高品質 1920x1080 90 fps
2560x1440 65 fps
3840x2160 37 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、高品質)
RTX 3090 170 fps
RTX 3080 Ti 170 fps
RTX 3080 161 fps
RTX 3070 Ti 136 fps
RTX 3070 131 fps
RTX 3060 Ti 115 fps
Radeon RX 6700XT 113 fps [AMDモデル]
RTX 3060 90 fps [インテルモデル]
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
品質 解像度 平均 fps
最高 1920x1080 122 fps
2560x1440 81 fps
3840x2160 42 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、最高)
RTX 3090 204 fps
RTX 3080 Ti 203 fps
RTX 3080 201 fps
RTX 3070 Ti 178 fps
RTX 3070 172 fps
Radeon RX 6700XT 154 fps [AMDモデル]
RTX 3060 Ti 152 fps
RTX 3060 122 fps [インテルモデル]
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ(DX11)
品質 解像度 平均 fps
最高 1920x1080 146 fps
2560x1440 98 fps
3840x2160 47 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、最高)
RTX 3090 210 fps
RTX 3080 Ti 210 fps
RTX 3080 207 fps
RTX 3070 Ti 195 fps
RTX 3070 185 fps
RTX 3060 Ti 174 fps
Radeon RX 6700XT 154 fps [AMDモデル]
RTX 3060 146 fps [インテルモデル]
中程度の重さのゲーム
フォートナイト(Ver.19)
品質 解像度 平均 fps
最高設定 1920x1080 93 fps
2560x1440 65 fps
3840x2160 33 fps
※バトルラボで計測
軽い部類のゲーム
Apex Legends(DX11)
品質 解像度 平均 fps
高設定 1920x1080 230 fps
2560x1440 165 fps
3840x2160 94 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
PUBG: BATTLEGROUNDS
品質 解像度 平均 fps
ウルトラ 1920x1080 342 fps
2560x1440 288 fps
3840x2160 178 fps
※トレーニングモードで計測

 

その他のゲームのベンチマーク

上に掲載した以外のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

クリエイターソフトの処理時間

各クリエイターソフトの処理速度を計測したときの結果を掲載します。ここもデフォルトの「最適」モードで計測しています。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

GPU書き出しが使えるようになったことで、外部GPUを搭載したPCは、書き出しが非常に速くなりました。本製品も非常に書き出しが速く、現像作業自体も快適です。

Core i7-12700KF
RTX 3070 Ti
22秒
Core i7-12700F
RTX 3060
22秒 [インテルモデル]
Core i9-12900K 30秒
Ryzen 9 5900X 32秒
Core i5-12400
RTX 3060 Ti
32秒
Core i7-12700K 42秒
Ryzen 5 5600X
Radeon RX 6700XT
42秒 [AMDモデル]
Ryzen 7 5800X 44秒
Core i5-12500 46秒
Core i5-12400F 46秒
Core i7-11700K 65秒
Ryzen 5 3500 85秒
Core i5-11400 90秒
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
※ 2020年6月から、GPU書き出しが使えるようになりました。また、8GB以上のGPU RAMがある場合は、書き出しの GPU アクセラレーションがデフォルトで有効になります。
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

Premiere Proの書き出しについては、今回、CPU性能が思ったほど出なかったためか、あまり速くありませんでした。PCの貸出期間が短く試せませんでしたが、「最適」モードではなく「パフォーマンス」モードで計測していれば、もう少し高速だったかもしれません。

Core i9-12900K/32GB
GeForce RTX 3070 Ti
3分00秒
Core i9-11900K/16GB
GeForce RTX 3090
3分12秒
Core i9-11900K/16GB
GeForce RTX 3080
3分15秒
Core i7-12700K/16GB
GeForce RTX 3060
3分19秒
Core i7-12700K/16GB
GeForce RTX 3070 Ti
3分23秒
Core i9-11900K/16GB
GeForce RTX 3070 Ti
3分23秒
Core i5-12500/16GB
GeForce RTX 3070 Ti
3分26秒
Core i7-11700K/16GB
GeForce RTX 3070 Ti
3分33秒
Ryzen 7 5800X/16GB
GeForce RTX 3070 Ti
3分34秒
Core i9-11900K/16GB
GeForce RTX 3070
3分34秒
Core i9-11900K/16GB
GeForce RTX 3060
3分45秒
Core i5-12400F/16GB
GeForce RTX 3070 Ti
3分48秒
Ryzen 5 5600X/16GB
Radeon RX 6700XT
4分12秒 [AMDモデル]
Ryzen 5 5600X/16GB
GeForce RTX 3060 Ti
4分19秒
Core i7-12700F/16GB
GeForce RTX 3060
4分47秒 [インテルモデル]
Ryzen 7 3700X/16GB
Radeon RX 6700XT
5分03秒
Core i9-10900K/16GB
GeForce GTX 1660
5分32秒
Ryzen 5 3500/16GB
GeForce GTX 1660
6分05秒
Core i9-11900K/16GB
GeForce GTX 1650
6分22秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てデスクトップPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるエンコード時間

ソフトウェアエンコードについても、Core i7-12700Fにしてはそこまで速くありませんでした。こちらも「パフォーマンス」モードにしていれば、もう少し速かったと思います。

x265でのエンコード時間
Core i9-12900K 4分25秒 [PL1=241W]
5分03秒 [PL1=125W]
Ryzen 9 5900X 5分20秒
Core i7-12700K 5分36秒
Core i9-11900K 7分00秒
Ryzen 7 5800X 7分08秒
Core i7-12700F 7分09秒 [インテルモデル]
Core i7-11700K 8分40秒
Ryzen 7 3700X 8分56秒
Core i5-12500 9分18秒 [PL1:65W]
Core i5-12400F 9分31秒 [PL1:65W]
Ryzen 5 5600X 10分00秒 [AMD モデル]
Core i5-11400 11分00秒 [PL1:100W]
13分00秒 [PL1:65W]
Ryzen 5 3500 13分58秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Blender Benchmark
OptiXで実行した時のスコア

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。本製品は管理ツール「OMEN Gaming Hub」から、温度コントロールの設定ができ、ここでは「標準」と「パフォーマンス」で計測しています。

なお、電源モードは、「最適」にしたときのみ計測しています。電源モードを「パフォーマンス」にしたときは、今回は計測していません。

温度コントロール画面

 

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU電力およびCPU温度の推移を確認します。

CPU電力は65Wで推移し、CPU温度は「標準」では63℃前後、「パフォーマンス」では58℃前後と、どちらも低めの温度です。「パフォーマンス」にすることでファンが高速に回るのでCPU温度が低くなっています。

なお、電源モードを「パフォーマンス」にすると、CPU電力が上がるため、CPU温度ももっと高くなると思います。

  • 標準
  • パフォーマンス
CPU電力
CPU温度
CPU電力
CPU温度

 

ゲーム時のCPU、GPU温度

ファイナルファンタジー15のゲームベンチマーク実行中のCPUおよびGPU温度は下図の通りです。

「標準」ではCPU温度は70℃前後、GPU温度は80℃前後と、問題ない温度です。

「パフォーマンス」ではCPU温度は60℃台後半、GPU温度は80℃前後とこちらも問題ない温度です。

  • 標準
  • パフォーマンス
CPU温度
GPU温度
CPU温度
GPU温度

 

静音性のチェック

本機の動作音(静音性)のチェックです。もし動作音が大きいと、作業に集中しづらいです。ここでは電源モードを「最適」、温度コントロールを「標準」にしてテストしています。

ゲーミングデスクトップPCとしては低めの騒音値です。なお、温度コントロールを「パフォーマンス」すると、ファンの回転数が上がる分、騒音値もやや大きくなりますが、それほど気になりません。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※約10分経過後に計測しています
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2~3番目:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

高性能パーツを搭載しているので、消費電力はそれなりに高いです。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

外観のチェックです。 筐体カラーはシャドウブラックです。

 

電源を入れると、フロントパネルのダイヤ型マークが点灯します。 フロントパネル表面はヘアライン状になっており、高級感があります。

 

フロントパネルの横には隙間があり、ここから吸気します。

 

天面には、マイク端子、ヘッドホン端子、SuperSpeed USB Type-A 5Gbps(USB3.2 Gen1) ×2、電源ボタンが配置されています。

 

天面はメッシュ状になっており、水冷のラジエーターを搭載出来そうですが、そういったオプションはありません。

 

右サイドパネルには「OMEN」の文字が刻印されています。

 

左サイドパネルは強化ガラスで、内部が見えるようになっています。

 

正面と背面はご覧のようになっています。背面には、USB 2.0 Type-A ×4、USB Type-C 5Gbps ×1、USB Type-C 10Gbps ×1、1GB対応有線LANポートがあります。USB3.2が背面にないのは残念です。

 

底面です。メッシュフィルターはケース内部にあります。

 

インシュレーターは高めになっており、底面から吸気しやすくなっています。

 

ケース内部のチェック

ケース内部はご覧のようになっています。ケーブル類は裏面でまとめられており、比較的綺麗です。

 

CPUクーラーはサイドフロー式です。光らせることもできます。

 

メモリにはHyperX DDR-3200MHzが搭載されています。こちらも光らせることが可能です。

 

GeForce RTX 3060搭載モデルのグラフィックカードについては型番などは不明です。サポートで補強されているので安心です。「GEFORCE RTX」ロゴは白く点灯しますが、RGBライティングには未対応です。

 

M.2 SSDにはWestern Digital製のWD_Black 1TB M.2 SSD (PCIe Gen4 SSD)が搭載されていました。ヒートシンクは装着されていなかったので、気になったら自分で装着してみましょう。

 

電源ユニットはCooler Master製の500W(80PLUS Bronze)電源を搭載しています。他の区画には、分離されていません。

 

ケース内上部は割とスペースが空いていますが、ケースファンやラジエーターファンを取り付けられるオプションはありません。

 

斜めから見た画像

斜めから見た画像はご覧のようになっています。フロントの下側に120mmファンが1基搭載されています。

 

まとめ

以上が、HP OMEN 25L DESKTOP(インテルモデル)のレビューです。

スペックの割に価格は安いPCですが、内部が見える強化ガラスのサイドパネルや、ヘアライン加工が施された深めのブラックのフロントパネルがかっこ良く、安っぽく見えません。素敵なデザインだと思います。

内部を見ても、電源ユニットは別区画にはなっていないものの、裏面配線されていて通気性が良く、CPUクーラーも、リテールクーラーではなくサイドフロー式のクーラーを採用し、冷却性や内部の見た目も悪くないと思います。

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ただ、本製品は、AMDモデルと比較するとグラフィック性能が低く、ゲームを中心に行うならAMDモデルのほうがおすすめです。CPU負荷の高いクリエイター向けソフトも使うなら、本製品のほうがいいでしょう。

 

クールな見た目でコスパも高い

HP OMEN 25L DESKTOP(インテルモデル)

特徴

  • 黒い筐体とガラスサイドパネル
  • ワンタッチで開くサイドパネル
  • ミドルクラスで価格も安い

こんなあなたに

  • ミドルクラスのゲーミングPCが欲しい方
  • 安くてもデザインもいい製品が欲しい 
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